ページ

2021年8月27日金曜日

メンタリスト シーズン1 ep20~ep23

今更ですが、YouTubeでトレーラーを見つけたので
貼っておきます。
テキストばっかだと見栄えがよくないですからねぇ。



さあ、ついにシーズン1のクライマックスへ突入です。




<EPISODE 20>
レッド・ソース Red Sauce

ジェーンとCBIのメンバーたちは、あるギャングの殺害事件について調査を始めるが、 殺されたギャングが 証人保護プログラムの下にいたことから、事態は思わぬ方向に展開する。ジェーンは、何とかしてギャングのボスから話を聞き出そうとするが…。

リズボンの誕生日。
CBI内で和気藹々とプレゼント大会だなんて、
なかなか見られないほどの平和な光景です。
チームのメンバーがそれぞれ用意したプレゼントは、
・ヴァンペルト…ヨガマット
・リグスビー…スパのクーポン券
・チョウ…シャンパン
ジェーンは一言「取り寄せ中」と。
この言葉は本当なのでしょうか?
リズボンは "I don't give a damn about your gift."
「あなたのプレゼントなんてどうでもいいわ」と言いますが、
やっぱりちょっと不機嫌にです。
"A little grumpy 'cause I didn't buy you a pony?"
「僕がポニーを買ってあげなかったから怒ってるの?」
とジェーン。
さて、プレゼントは届くのでしょうか?


まずは、事件です。 被害者はゲームセンターで働いていたという
ジェーンの推理を頼りにゲームセンターに向かいます。
ジェーンがその無双っぷりをピンボールで発揮してます。
ピンボールの玉の動きに集中させて、不良少年に
催眠術をかけるというスゴ技も見せてくれました。
なんでもできる男ですな。
しかし、やったことのないゴルフのコーチングまでこなすとは
恐れ入りました。

今回もまた、大物悪党のところに単身乗り込んでいきましたね。
(ep13でも、ロシアの石油王(?)の屋敷に行ってましたよね)
腕っぷしが強いわけでもないのに、
こういう大胆なことができるのは、メンタリストとしての
自分の実力に自信があるからなんでしょうか。
警戒心を抱かせない軟弱そうなルックスですしね。
だから"BLONDIE"「金髪坊や」なんて呼ばれてしまうんですね。

まさかここでジェーンのエプロン姿が見られるとは。
お料理もできるんですね・・・無敵!
一流のお料理を食べてきてるから、味覚は肥えてるのでしょう。
そのわりに、普段は適当に作ったサンドイッチとか、
事件解決後のデリバリーピザくらいしか食べてなさそう。

そして事件解決(case closed)
機嫌よさそうなジェーンがリズボンの部屋の扉にリボンをペタリ。
開けてみると部屋の中に、ポニーが!
ちゃんとHPPY BIRTHDAYと書かれたラグがかかってます。
「ポニーを買ってあげなかったから怒ってるの?」という台詞、
比喩じゃなかったんですね。
リズボンがどんな家に住んでるか知らないけど、
連れて帰って飼えるほどの豪邸には住んでないですよね?
気持ちは嬉しいけど、このプレゼントは困りますよ。
リズボン、どうするんだろう?




<EPISODE 21>
ミス・レッド Miss Red

一人の資産家が自分のヨットで殺される。彼はソフトウエア会社のCEOで、ガールフレンドは 精神分析医だ。ジェーンは、事件の真相を導き出すために、容疑者同士を戦わせようとするが、そこで驚くべき事実に直面する。

冒頭のマリーナのシーンがいいですね。
リズボンとジェーンがボートの上と下、
並んで船首に向かって歩いていくところです。
そして、同時にあることに気付き、行方不明だった被害者の
遺体を発見することになります。
二人の息が合った動きを見ると、いいコンビだわ~と
惚れ惚れしてしまうのです。

さて、今回は魅力的な女性が登場しますよ。
Dr.ハーパーという名で登場しますが、実はこれは偽名。
彼女は詐欺師(professional conwoman)だったのです。
ジェーンの見立てによると、お金持ちの男性を狙う
結婚詐欺の常習犯とのこと。
彼女(本名はリンゼイ)がCBIから脱出するとき、
呼び止めた制服警官に対して、いかにも上官といった態度で
制服の汚れを叱って切り抜ける手口が最高にクールでしたね。
その様子を窺ってたジェーンも「たいしたもんだ」という表情でした。
(もちろん、全てジェーンのお膳立て)

セレブ御用達の会員制社交クラブ(THE BACKGAMMON CLUB)で
張り込み中、どこかの国(中東か?)のプリンスと
バックギャモンで対戦するジェーン。
もちろん賭けてます。
まぁ、プリンスにとっては小銭程度のレートなのでしょうが、
ジェーン相手では負けが込んでしまいますよねぇ。
その額20,000ドル。
お目付け役のチョウが、受け取ることを許してくれませんでしたね。
最後、正直に告白してましたけど、意図的に賽の目を
操れるそうですよ。
そりゃ負けなしですわ、ジェーンさん。

リンゼイさんがお別れに言った言葉は
"See you around, Patric."
おっ、これは再び相まみえるときがあるということですか?
それは面白そう・・・。
ですが、残念ながらリンゼイさんは2度とドラマの中には
登場しませんでした。
脚本的には、次があることを匂わせてるので、
制作サイドでは再登場の計画があったんじゃないかと思うのですが、
スケジュール的なこととか、クリアできない問題があったんでしょうか。
いいキャラクターなので、勿体ないですわ。




<EPISODE 22>
血の結束 Blood Brothers

ジェーンは、証人保護プログラムの下にいる問題を抱えた子供たちと打ち解ける。だが、仲間が死んだ時、本当は何が起きていたのかを聞き出そうとすると、彼らは堅く口を閉ざしてしまう。そこでジェーンは、ある物語を話し始める。

子供が一人殺されているわりには、悲愴感がなかったですね。
女生徒の性被害についても、扱い方が軽すぎる気がしますが、
このドラマのトーンとしては仕方ないのかな?
(ただし、レッドジョン回は除く)

今回特筆すべきは、チョウの過去が少し明らかになったことです。
なんと、少年院に入ったことがあるというのです。
リグスビーがその理由を訊ねますが「よくあること」と
はぐらかされてしまいました。
まぁ、この辺は追々明かされることでしょう。(予言)

CBIの認知度の低さについて。
「しーびーあい!」なんて叫ばれても何のことかわからんよ!
という一般市民(ライフル持ってたけど)のおじさんに指摘され、
「確かに認知度は低い」と素直に認めるチョウ。
実際に存在しないフィクションの組織ですけど、
ドラマ世界での設定ではそうなっているのですね。

逃げ出した少年を追って、リグスビーがタックルした拍子に川へ。
それを見守ってたチョウが「NICE WORK」と呟いて
フフっとスマイルを見せてましたが、この表情がいい。
チョウ様、素敵!

ジェーンが森に咲いてる花を摘んで髪飾りを編んでました。
こういう子供じみた遊びを自然体でやってしまうところといい、
(ep.3の砂浜での本気のお城づくりとかも)
髪飾りをつけたキャシーに「beautiful」と笑いかけるところいい、
全てにおいてジェーンらしさ満載のシーケンスでしたね。

そして最後に、被害者のご両親を見つけて一瞬躊躇するジェーン。
感謝されるが苦手なんですね。
子供を亡くした親の気持ちは痛いほどわかっていて、
どんな慰めも役に立たないかもしれないと思いつつも、
「あなたの息子さんは勇敢でした。少女を守ろうとしていたんです」
という言葉をかけていましたね。




<EPISODE 23>
レッド・ジョンの足跡 Red John's Footsteps

少女が殺され、彼女の双子の姉妹が誘拐される。リズボン捜査官は、その事件に連続殺人犯のレッド・ジョンが関わっていること、そして彼がジェーンを罠に陥れようとしていることを知り、あらためて戦慄を覚えるのだった…。

ついにシーズン1の最終回です。
となると、当然レッド・ジョンが絡んできます。
捜査チームが殺人現場に着くと、上空に飛行機が飛んできて、
空にスマイルマークを描きます。 正に宣戦布告です。

なんと、これと同じ現象が数か月前に東京で起こりまして、

と、即座に反応してしまいましたよ。


で、この飛行機の線から、ロザリンドさんに辿り着きます。
ロイ・タリアフェロ(レッド・ジョンの偽名)と
短い間ですが交際していたという彼女。
残念なことに盲目だった為に、レッド・ジョンを
特定する手掛かりはぷっつりと途切れてしまいます。

このロザリンドの女優さん、素晴らしい演技力ですから、
あちこちのドラマでお見かけしますね。
TWDのシーズン6で、敵対する一派のリーダー格として
登場したときは、あまりにもイメージが違っていたので
びっくりしてしまいましたよ。

話は戻って、ロザリンドの部屋の壁にレッド・ジョンの署名を
見つけた(もちろん盲目の彼女は何も気付いていない)瞬間の
ジェーンの悲しげな表情。
ロザリンドが盲目でなければ、レッド・ジョンの被害者と
なっていただろうことは明らかです。
そんなことは露知らず、ロイを心から愛している彼女を慮ってか、
それには触れず、レッド・ジョンがロイの名を
騙っていると告げています。
彼女の弾くバッハの旋律が、最後まで印象的に使われています。

事件解決のカギは、ジェーンとリズボンが意見を対立させ、
仲たがいをしたと装い、犯人を欺く作戦でした。
これに視聴者も騙されてしまいます。
ヴァンペルトからの電話でレッド・ジョンの
アジトの情報を得た直後、すぐ乗り込もうするジェーンを
令状を取るまではダメだとリズボンが止めようとして
ひと悶着起こるわけですが、ここに騙しのポイントがあります。
リズボンとジェーンは事前に打ち合わせているはずなので、
実際に電話を受けたのは、このシーンより前ということになります。
が、そこを上手く編集していて、犯人と同様に私たち視聴者も
あっさり騙されてしまったというわけです。

レッド・ジョンとニアミスったことを激しく後悔するジェーン。
助けに出てくるのが早すぎたとリズボンを責めます。
それではジェーンが殺されてたかもしれないと説明しても、
「死んでも構わない」と躊躇いなく返してきます。
そのときのリズボンの台詞がこちら。
Can't you see there's people who care about you, who need you?
泣かせますよね。
愛の告白めいて聞こえるようにも思うのですが、
今のジェーンには届かないようです。


レンタルオフィスのアジア女性がチョウに
「美人の姪を紹介するわ」と話を持ちかけてきますが、
この顛末はシーズン2へ持ち越しとなりました。
他にも次のシーズンへ向けての伏線がたくさんあります。
①チョウが少年院へ入っていた過去について
②リグスビーとヴァンペルトの恋の行方
③リグスビーの経歴書に書かれていたこととは?
などなど、レッド・ジョン以外にも気になることが盛沢山。
もちろんジェーンとリズボンの関係も気になるところです。