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2014年9月29日月曜日

【下書き】てらとくてるだいべんした@Terra

てらとくてるだいべんした
~湯川トーベン Birthday Live!~
中野督夫(Vo/Gr)、寺田 一仁 (G/Vo)、湯川トーベン(Bs)、
岡井大二(Dr)、松本照夫(Dr)、坂下秀実 (Key.Vo)
9/24(水) 西荻窪 Terra
開場/開演: 19:00/20:00
チャージ3,000円(Drink別)




トーベンさんのお誕生日パーティーに
闖入させていたいだいたような雰囲気でしたね。

一緒にお祝いさせてもらえて嬉しかった。





2014年9月26日金曜日

GO! GO! MANNISH BOYS!!! 2014 ワンマンライブツアー!!!@赤坂BLITZ

GO! GO! MANNISH BOYS!!! 2014 ワンマンライブツアー!!!
9月22日(月) 赤坂BLITZ
開場 18:30 / 開演 19:30
前売5,400円(税込・ドリンク代別途)



ツアー初日のせいなのか、開場が15分くらい押し。

今回は、結構な良番チケットを譲っていただいたので、
ドラム前の2列目に入れて、視界はかなり良好。
マニッシュと言えば、なんといっても達也さんを見るべき!
というが私の持論です。

客電が落ちて、ムギューッと後ろから押されつつ、
ステージを見上げると、ドラムセットにスタンバイする人影が・・・
・・・せっちゃん!?
なんと、初っ端からドラム叩いちゃいますか。
その奥の方、キーボード弾いてたのは、堀江さん。
今回も、堀江さんのサポートなのね。
曲は『本を捨てるなら雨降りの日に』
達也さんは、曲が始まってもまだ姿を現さない。

ある意味、ニューアルバムの中で核となっているのが
この曲だと思うのだが、そこからスタートするとは意表をつかれた。

こうもり傘をさした達也さんが、スタンドマイクの前に立つ。
そしてモノローグ・・・というか、ポエトリーリーディングだね。
好きなんだよねぇ、達也さんの語り。
イカツいルックスに似合わぬ朴訥とした話し方で。
途中で傘を投げ出し、ベースを弾き出した。
これは珍しいフォーメーション、面白かった。

出だしは、ニューアルバムの曲を立て続けに。
クロマニヨンズのパクリとして(?)お馴染みの
『GO! GO! Cherry Boy!』は、ホント楽しいな~。
達也さんの「オイ!」に合わせて、手を振り上げるのだが、
フロア前方は、案外、手が上がってなくってビックリ。
あれ?みなさん、こういうのお好きではないですか?
なんだか、ちょっと残念。
もっと盛り上がっていい曲なんだけどな~。
どちらかというと『週末のファンファーレ』のノリ方が
私は苦手なのなんだけどな~。

堀江さんも含めて3人はお揃いの衣装。
豹柄が地紋のように入ったダークスーツで、
せっちゃんはツバが大きめの中折れ帽。
このシルエットが完璧すぎて、何度も見惚れてしまった。
達也さんも最初は帽子をかぶってたはずなんだけど、
すぐに脱いでて、ドレッドヘアーが素敵だった。

『The time has come』が良かったんだな~。
真正面だったせいもあって、ずっと達也さんばっかり見てた。
そしたら、なぜか感極まってしまって涙がこぼれた。
今となっては、自分から溢れ出てしまった
あの感情は説明不能なんだけれど、
言葉にし難い何かで胸がいっぱいになったのだけは確か。

ドラムセットのすぐ横に、スネアが床に直置きしてあったのは、
スペアだろうと思っていたのだが、『カーニヴァル』のとき、
達也さんが、直置きされてるスネアを何度も叩いていて、
えっ、そういう使い方するのかー、とビックリしてしまった。
今日の『カーニヴァル』もキレキレで、カッコよかったー。

『I am Dandy』の前にJKを脱いでしまって、
せ「あっ、次の曲まで着といた方がよかったかな」って。
いえいえ、ジャケット脱いでもダンディですがな、お二人とも。

この『I am Dandy』は同期音源を使う為、
達也さんはヘッドフォンを装着。
CDと同じアレンジで聴かせたかったんでしょうね、シングル曲だし。
けど・・・達也さん・・・。
ヘッドフォンのボリュームがちゃんと上がってなかったのか、
ちょいちょい走ってしまっては、再び合せにいったりして、
リズムがよたっておりましたよ。
で、ペロっと舌出してニヤニヤしてましたわ。
自由でよろしい。

ライブも終盤戦、アドレナリンがドバッと出て、
気持ちが昂ってるときに、同期音源とテンポを合わせて
一定のリズムで演奏するのって、すんごい難しいと思うのよ。
そもそもライブなんだから、アレンジ一新して、
ステージの上の人間だけで音を自在に鳴らしてくれる方が
聴き手としては嬉しいんだけどな~。
それがライブの醍醐味なんだけどな~。
・・・なんて、単なる個人的な戯言ですけどね。

ともかく、そのヨレっとしたドラムを叩く達也さんが
なんとも人間らしくて、可愛いな~って思ったのだ。



アンコール。
本編中でも、何度か使っていたせっちゃんのループマシン。
最初に弾いたフレーズをサンプリングして、それをループさせて
バッキングとして鳴らすシーケンサーみたいなやつ。
これがトラブってしまい、作動しない。
録れてないのか、録れてるんだけど鳴らないのか・・・。
「もう一回だけ、やらして」という、最後のトライで
なんとか成功。
これも、ツアー初日ならでは、なのかな。



本を捨てるなら雨降りの日に
GS750
GO! GO! Cherry Boy!
いとしのジェニー
ボンクラゲ
The time has come
カーニヴァル
Oh Amy
天使とサボテン
DIRTY BUNNY
I am Dandy
週末のファンファーレ
LOVE&LOVE
CRAZY NURSE
Dark is easy
Mach Venus
MANNISH BOYSのテーマ

SWEET LITTLE MOON CHILD
ざまみふぁそらしど



良番チケットを譲っていただいたお陰で、
すごく楽しませていただきました。
ありがとうございます!!!


2014年9月16日火曜日

真心ブラザーズ/フラワーカンパニーズ@日本“中”年館

"25×25×25!!!今夜だけ!日本中年館"
真心ブラザーズ / フラワーカンパニーズ
9月13日(土) 日本青年館
OPEN17:00 / START18:00
チケット:全席指定 ¥4,800(税込)



はいっ!今回も端っこの神様降臨ですよっ!
それも、何故かいつもグレート側。
嫌だとかそういうことじゃなくて、あまりにも続くので
本当に不思議で仕方ないんだよねぇ。

で、席に着いて驚いた。
私の席はB列だったのだが、目の前のA列には誰も座っていない。
撮影クルーの為にスペースを確保してあったようだ。
スペシャの25周年イベントですもんねぇ。
というわけで、実質的に最前列。
あらー、素敵。
端っこだけど、視界良好でしたわ。


客電が落ちて、真心のお二人と圭介が登場。
ステージにセッティングされている器材に見覚えはないので、
真心チームのものみたいであった。

YO「あれ?今日は一人なの?」
圭「いえ、みんないますよ!」
YO「おーい、グレート、いるのー?」
Gの声「もうスタンバイしてるよー!(デデデデ…とベースの音)」
なんていうやり取りがあって、圭介以外のメンバーは姿を出さず、
声と音だけが聴こえるという・・・。
(ちなみに、竹安はキングの呼びかけに対してAm9のコードを
せつなげにジャラーンと鳴らして、大ウケされておりました)

すると、フラカンと真心とスペシャのロゴの入った
バックドロップが上に上がって、舞台が回転し始めた。
おおー!まるで「8時だヨ!全員集合!」みたいじゃないか!
と、この会場にいた中年の皆さんはもれなく思ったにちがいない。
(実際、この場所で収録してたんだって!へぇぇぇ~!)
そして、ちゃんと楽器持ってスタンバイしてる3人が姿を現した。

「フラワーカンパニーズです!」と、始まったイントロは『最高の夏』。
随分と秋らしく、涼しくなってしまったけど、まだ夏なのだよ。
あのギターリフで、NaNaNa~♪って手を振れば、
気候なんて関係なく、無条件で夏なのだーー!
と、かなりヤケクソ気味に自分に言いきかせて、
無理矢理テンション上げていったのは・・・アウェイだったから。
まぁ、薄々そうだろうと、覚悟していたのだけれど・・・。
なので、通常の3割増しでアクション大きめで。

G社長のオーバーオールは、キラキラ眩いスパンコール。
バックはストラップが×にクロスしてるの。
“人間ミラーボール”ですと。
「真心のとき、上からぶら下がって回るから」って。

ステージが大きいと、圭介が端から端まで動き回って、たいへんそう。
でも、ワイヤレスマイクのお蔭で不自由そうな感じはしなかったね。
ちゃんと下手の端まで来てくれて、嬉しかったよ。

あれは『ロックンロール』のときだったかなぁ・・・。
ステージの中央からこちらへ移動してくる圭介の動きは、
いつものように(グッとくるいい歌を歌ってるにもかかわらず)
どこかコミカルなんだけれども、その必死な感じが
たまらなく愛しくて、泣いてしまった。
あれは、運動会で一生懸命お遊戯してる我が子を見て、
感動して涙する親御さんの感覚に近いような気がする。
・・・というのは、圭介に対して失礼だろうか?

メンバー紹介は、パートとなんてもう関係ない、友達だから。
「僕の親友を紹介します。竹安堅一!」という紹介の仕方で、
竹安はなんだかムズ痒そうな照れ笑いだった。


最高の夏
NUDE CORE ROCK'N'ROLL
はぐれ者讃歌
脳内百景
夜空の太陽
ロックンロール
深夜高速
恋をしましょう
チェスト


こうして見ると、かなりアゲアゲなセトリだったことがよくわかるね。




舞台が回転して、真心ブラザーズ。

真心さんは『どか~ん』と『サマーヌード』くらいしか知らないのだけれど、
とてもノリのよい演奏で楽しませていただいた。
一緒にツアーをまわってきたメンツらしく、
バンドとしてのグルーヴが気持ちよく熟成されていたよ。
リズム隊の若いお二人さんが、とてもいい仕事してたね。

ベースはネモトラボルタのハルくん。
彼がベースだという噂はきいていたので、すごく楽しみにしていたのだが、
あまりにもベストポジションで、目はハルくんに釘付け。
ずっとニコニコ笑顔を客席にふりまいてくれて、
それが、まったく嫌味なく爽やかなのよ。
彼を見てるだけで幸せな気持ちになれるわ。
なんて、カワイイのだ!

でもって、ハルくんがアイコンタクトを交わしていたので、
ドラムの方を見ると、なんだか見たことあるような・・・。
あれ、誰だったけなぁ・・・?
このキレのあるドラム叩く男子は・・・?
伊藤大地くんだった。グッドラックヘイワの。
あっ、SAKEROCKの方が一般的に有名なのかな?
でも私にとっては、グッドラックヘイワの大地くんなのだ。
SAKEROCKはちゃんと観たことないからな~。

大地くんのドラムの叩き方は、豊夢くんと似ているような気がする。
弾むような躍動感のあるドラム。

『マイリズム』という曲が、展開がダイナミックでカッコよかったな~。
桜井さんとハル君が向かい合って、タイミング合わせてて、
そういうバンドっぽさが気持ちいいんだよねぇ。

『I'M SO GREAT!』の曲中、YO-KINGが楽屋に向けてアナウンス。
「グレートマエカワさん、すぐにステージへお願いします!」って。
そしたら、ちゃんと飛んできて、「アイムソーグレイト~♪」と
サビのところをしっかり歌って、すーっと引っ込んでったマエさん。
もちろん、打ち合わせなんてなかったらしい。
素晴らしいファイン・プレーですな。お見事。

あー、すいません。
肝心の真心のお二人のことほとんどスルーしてしまった。
・・・ま、いいか。




ここから、アンコールだったかな?

また、舞台が回転して、全員がステージに登場。
みんな法被着て。
このとき「全員集合」の転換のときの音楽が流れてたはず。
もう、記憶が・・・あぁ・・・。

当然ながら、Gがいかりや担当である。
「おぃーっす!」「声が小さい!おぃーっす!」という
お決まりの挨拶(とうか、一種のコール&レスポンスだよな)をキメる。
その後、誰が仲本工事だ、高木ブーだ・・・という話になるわけだが、
仲本工事を指名された竹安が、案外嬉しそうで、ノリノリであった。
おそらく体操コーナーでの活躍をイメージしたのだろう、
両腕を肩まで上げて、ムキムキポーズ(?)をキメていたし。
なのにスルーされたし。

真心パートの最後の方、飛び入りで出てきたようこちゃん出てきた。
さすがに、ようこちゃんの分までは用意がなかったみたいだけど、
ハルくんと大地くんはちゃんと法被着て登場。

二組で一緒に演ったのは『空にまいあがれ』と『真冬の盆踊り』

YO-KINGが『真冬の盆踊り』は、よくフェスなんかのときに
途中からステージに出ていったりしてたけど、
最初から最後まで一曲丸々演ると、すっごい疲れるよねぇ、と。
「やっと終わりかと思ったら、もう一回『跳べー!』ってくるしさぁ」
と言われて、圭介が
「マニュアルどおりに演ってるんです。ちゃんと回数も決まってるんです」
と返していたのが、なんとも可笑しかった。

最後はもちろん『いい湯だな』でエンディング。
かなりグダグダ気味ではあったが、まさに大団円。
ババンババンバンバン~♪





ホール内外の至るところにある表示が悉く、
↓↓ このように「日本“中”年館」に直してあったよ。
スタッフさん、ご苦労さまでした。






2014年9月13日土曜日

かみぬまゆうたろう/奇妙礼太郎/沢田ナオヤ@red cloth

菊池毅紅布勤続十周年「SWEET 10 YEARS」
~三者会談~
かみぬまゆうたろう / 奇妙礼太郎 / 沢田ナオヤ
9月9日(火) 新宿 red cloth
open19:00 / start19:30
前売¥2,800 / 当日¥3,300 (+ドリンク代)



なぜか反対方向の電車に乗ってしまう(しかも、かなりの間
気付かずに乗り続ける)という、あいかわらずの
粗忽ぶりを発揮しながら、開演ギリギリにレッドクロスへ到着。



トップバッターはかみぬまくん。
半年ぶりになってしまうのかな。
そんなにご無沙汰するつもりではなかったのだけれど、
なかなかタイミングが合わなかったんよねぇ。
他のライブでレッドクロスへ行って、かみぬまくんの姿を見るたびに
なんだか後ろめたい気持ちになってしまったものよ。
これで、やっと胸を張って生きていけるわ~。よかった~。

白シャツでオトコマエ度が上がるのは、やっぱり清潔感が出るから?
元々、好青年という言葉がピッタリなかみぬまくん、
更に更に、好感度アップですわ。
白シャツ、ラブ。

ギターは『アメリカ生まれのおじいさん』こと、
マーチンのO-18。
ピックアップは付けずに、マイク収音。
本人が「漫才師スタイル」というように、コンデンサーマイクを
ステージの中央に一本立てて、歌とギターを両方の音をフォロー。
いつ見ても、このセッティングの潔さに関心してしまう。

そのマイク必要?って思うくらいの大きな歌声だ。
このくらいのキャパなら、まるっきりの生音でも
十分ライブができると思うよ。

初恋の嵐のカヴァーで『真夏の夜の事』
実はオリジナルは聴いたことないのだけれど、
詞の世界観が、かみぬまくんのオリジナル曲と近くて、
(きっと、かみぬまくんの方が影響を受けているのだろうけど)
すごく良かったんだな~。

『傷口』は・・・おやっ?
最後の歌詞が変わったよね?
こんな風に、どんどん歌が進化(深化)していくのって悪くない。
いいと思います!

『ぼくのたからもの』も、大好きな曲。
中でも大好きな、間奏のところのギターのスライドアップが・・・
なかった・・・。
アルペジオになっていた・・・分散されていた・・・。
いえ、こうやって、どんどんアレンジが変わっていくのはいいと思うし、
いろんな可能性が広がって、聴いていても楽しいのだけれど。
好きな箇所が削られてしまうと、ちょっと寂しい。
でも、いいの。
ライブに通い続ければ、いつかまた聴ける日がくるはず。
それを楽しみにしておきましょう。


汚いお前の顔
天気予報
アメリカ生まれのおじいさん
真夏の夜の事(初恋の嵐)
傷口
ぼくのたからもの
私の恋人
シルエット



二番手は、沢田ナオヤさん。
前に観たときよりも、ぐっとくだけた軽い調子だったけど、
一杯入っていたのだろうか???

もう少しシャキっとキリっと整えたら、男前やし、
カッコよく決まると思うのだが、こういう考え方がオバチャンの証?
オーバーサイズの服をダラーンと着てる感じが
どうにもだらしなく見えてしまうのよねぇ。
そういう個性なんでしょうけど・・・なんか惜しい。

呑み屋さんで知り合った人に、どういうジャンルの歌を歌ってるのか、
と訊かれて、悩んだ末に「フォーク・・・?」と答えたそうだが、
まぁ、それが妥当なんでしょうね。
そしたら、「フォーク=貧乏」だということで
とても不憫に思われたらしい。

そんなMCから、貧乏をテーマにした歌を2曲。
天井に穴が空いていたという歌と、洗濯機が壊れたという歌。
我が家の洗濯機が壊れたばかりだったので、なんとタイムリーな
テーマなのだろうとその偶然に感動しつつ聴いた。
どちらも、短い曲だったけれど、ユニークで可愛い。
思わず、ニヤッとしてしまうような歌だった。

彼のザラついた声と、言葉を置いていくような歌い方は、
やっぱり友部さんと似ている気がする。フォークだし。
言葉が強いな。



で、奇妙くん。
実は奇妙くんも久々だったのだ。
アニメーションズを挟んだものの、ソロはパンダ音楽祭以来。
(あっ、その記事を書いてないことを思い出してしまった・・・)

いつものようにボーダーを着て、メガネをかけてた。
ギターはよく見るフルアコ。

最初に歌い出す前、
サウンドチェックならぬ、ボイスチェックといった感じで、
マイクに背を向けて「あぁ~あ~♪」と一節うなっていて、
その声の艶やかさに心臓の音が跳ね上がった。
できれば、そのままオフマイクでずっと聴いていたかった。
当り前かもしれないけれど、機械を通さない生音(生声?)は、
ダイレクトにハートに響いてくるんだよな~。

しばらくは気付かなかったんだけれど、途中で
奇妙くんの声が微妙に掠れていることに気付く。
ついに、連日のオーバーワークで喉がつぶれたんじゃ・・・?
なんて心配してたんだけれど、どうやら風邪をひいてしまったらしい。
どちらにしても、ファンとしては心配なところ。
体だけは大事にして欲しいものですわ。

『SWEET MEMORIES』のときのハスキーボイスが
たまらなくセクシーだったな~。

一応、カヴァー・アルバムの告知もしていたけど、
本人としては少し不満の残る出来だったのか、
そういうことをポロリとこぼしていた。

そんなわけで、カヴァー曲が多め。
その中では『Love Me Tender』が、一番良かったな~。
グワッと熱量が急上昇するような歌い方で、
ぜんぜんTenderでもSweetでもないところに痺れた。

やっぱり、奇妙くんには圧倒的な何かがあるんだなぁ。


天王寺ガール
あなたただひとり
吾輩は猫である
SWEET MEMORIES
夜をつかまえて
ダンスホール
マンガの歌
Love Me Tender
Moon River
I Will
愛の讃歌
カトリーヌ



最後は3人揃ってステージへ。

奇しくもこの3人、26歳・32歳・38歳と
年齢差が綺麗に等間隔になっていたんだね。

この日の昼間、奇妙くんとかみぬまくんがTwitter上で、
3人で一緒に何か演ろうとやりとりをしてたとき、
「簡単にコード回して、アドリブでやろう」みたいなことを
奇妙くんが言ってたのが印象的だった。
難しいことをサラっと言うよね~、と。

で、何をやったかというと・・・。

「非常識~、非常識~、非常識ブラザ~ズ♪」という
フレーズで始まって、順番に適当な言葉をメロディーに
のせていくという、半ば大喜利的なもの。
本当に即興でやってるようで、かなりのグダグダだったけれど、
そういうのキライじゃない。
すごく面白かったよ。

とにかく、奇妙くんが唐突にお題を出すような感じで、
二人にフっていくんだけれど、その時のかみぬまくんや
沢田さんの表情、目が泳いでしまって焦っているのが見ものであった。
悪趣味ですいません。
可愛らしいなぁ、と思ってね。



2014年9月12日金曜日

異端であれ

集団や組織の中にいると、大群で泳ぐ小魚のように、
知らず知らずのうちに周りの人と同じ方向に泳いでしまってることがある。
下手すると、その群の外にも果てしなく広がる大海があるということすら
考えられなくなっていたりする。
視野が狭くなる。想像力が欠如する。

基本的に人間嫌いだ。
個人としての人間はいいとして、社会的バックボーンを背負い、
複数のコミュニティに属する人間とつき合うこと、関係を構築することが
煩わしいと感じる。

できれば、どこにも所属したくないし、囲われたくない。
拘束されたくない。監視されたくない。
あらゆる利害関係から遠ざかり自由でいたい。
社会の中で生活するには邪魔になるような欲求を抱えながら、
日々、社会生活を営んでいる。

そんな手の内は、なるべく曝さないように暮らしているが、
たまに、ふと牙を剥くときがあって、厄介だ。
少しばかり気を許した親しい間柄の人に対して、
ついポロっとこぼしてしまい、後で後悔する。
たぶん、私のことを「政治的あるいは思想的に極端な人」だと思っただろう。
まあ、いいけど。

たとえばライブハウスで。
同じバンドを好きな人が集まる場所、同じタイミングで声を合わせたり、
跳んだり、手をあげたり、冷静に考えてみればカルト集団とそう変わらない。
気持ち悪いよね。
それでも、その場を離れれば何の利害関係もなく、
バラバラな思想を持った人達の集まりだから、許せるんだろうな。

みんなで一緒にハッピーにやろう!…というようなステージが苦手だ。
「みんなで一緒」なんてクソ食らえだ!と私の中のパンクな心が叫ぶ。
ライブに求めてるのは、抑圧された自由の解放、躍動、爆発。
それを感じさせて欲しいのだ。
馬鹿だったり、卑屈だったり、不幸だったり、マイノリティだったり、
そのギリギリの淵から叫ぶからこそ、心が震えるんじゃないか?

某バンドのFCの集まりに参加しなかったのも、そういうことかも。
気持ち悪いのだ。
普段のライブにも増して、その指向性が同調している集団。
ライブを楽しむだけならそれもいいけど、それ以外に
参加者同士がコミュニケートしなければならない事態になったら、
耐えられないかもしれない。私の神経が。
そこに、人間関係が発生して緩いコミュニティーみたいなものができると、
凄くめんどくさいことになりそうで、気が引ける。

だから、友達がいないんだな。

マジョリティーに飲みこまれて、息を潜めて生きるのはしんどい。
思考停止したまま、条件反射のように生きられれば楽だろうが、
そうはなりたくない。

夢想でもいい、考え続けろ。
孤独を畏れるな。
異端であれ。

自分へのエールだ。