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2014年7月30日水曜日

不買運動

毎日、Twitterを見るのが辛い。
ガザの悲惨で凄惨な状況で、TLが埋め尽くされることが多い。
それなのにテレビでの報道は少ないし、
ニュースで取り上げても、あくまでイスラエル擁護のスタンス。
世界中で起こっている、イスラエルを非難するデモについても
ほとんど取り上げられることはないようだ。
・・・何かおかしい。

無知は罪だ、と猛省する毎日。
パレスチナのこと、隔離政策のこと、紛争のこと、
幾度となく私の目の前をよぎったはずなのに、何も知ろうとしなかった。
ネットで検索してみるだけで、膨大な量の情報を簡単に得られるのに、
今までは、そうしてこなかったのだ。

国家とか人種とか宗教とか、複雑な問題は多々あって、
それぞれの立場で言い分はあるだろうし、立っている場所によって
見える事実も違うということはわかる。
それでも、知れば知るほど、イスラエルのやり方は非道で、
現在のガザの状況は、内戦とか戦争というより、
虐殺、ジェノサイドと表現するべきものだと感じる。
悲しくて、腹立たしくて、涙が出る。

自分にできることを探した結果、
ささやかながら不買運動をすることにした。
その対象は、マクドナルドとスターバックスコーヒー。
身近すぎて、避けるのに苦労しそうだわ。

もちろん、他にも多くの有名なグローバル企業が、
イスラエルを経済的に支援しているので、
興味のある人は、検索してみるといいだろう。

なのに、マックの下請けの中国工場があの体たらくで、
売上げが15%減だとかニュースになってて、
イスラエルに対する抗議の不買運動のはずが、
まったく霞んでしまっておるのが残念だよ。

そして、新たな懸案事項が一つ。
秋には、ブーツを買うつもりだったティンバーランドの名前が
これらの企業群の中にあって、本当にガッカリした。
どなたか、アウトドア用のブーツでいいのがあったら
情報を教えて下さい。
よろしくお願いします。







後日追記

ネットで出回っている不買運動の対象である「イスラエル支援企業のリスト」が、
どうも胡散臭い・・・らしい。
なので、どんな情報も鵜呑みにしないでいただきたい。
自分でよく調べて、自分の責任で判断することが、
情報の溢れるこの社会では必要なのだなぁ。

ただ、私個人としては、やっぱりスタバだけは敬遠したい気分。
現実的にお金が流れてるのかどうかはよくわからないのだが、
「ナベ〇ネが気に入らないから、読売は買わない」といった類の
非常に感情的なレベルの話であるとご理解下さい。


2014年7月23日水曜日

湯川トーベン@lete (2014/07/20)

湯川トーベン ソロLIVE
7月20日(日) 下北沢 lete
Open 19:00 / Start 20:00
予約 ¥2,500 + drink / 当日 ¥2,800 + drink



leteに来るのは久しぶり。
この前の大雪のときは、インフルにやられて欠席してしまったからね。

leteでの生音ライブに対するトーベンさんの特別な思いは、
よくブログなどにも書かれているものだから、
聴く側としては、それなりに幾許かの緊張感を持って
臨んでいるつもりなんだけれど、
結局のところ、そんな堅苦しい雰囲気など微塵もない
じわーっと温かいライブなので、
締りのないニヤけ顔を晒してしまうことになるのだ。いつも。

今日のギターはギブソンJ-50と12弦。
トーベンさんは12弦ギターが好きなんだろうな。
半分以上の曲を12弦ギターで弾いていたなぁ。
テンションが高いから、押さえるのに力が要るはずなんだけど、
やっぱりベーシストは、グリップが鍛えられてるのかな?

ハープを吹きながらのイントロを聴きながら、
あっ、これは『風小僧』かな?と思ってたんだけど、
少し長めのイントロの後、歌い出したのが
神無月の『まぶしい朝よ』だった。

それが後のMCで、実は『風小僧』を演るつもりが
最初の歌詞が出てこなくて、イントロを長めに引っぱりながら
思い出そうとしてたことが明かされた。
それでも出てこなかったので同じGキーの『まぶしい朝よ』を
歌うことにしたらしい。

トーベンさんの曲のキーは「だいたいGかE」だそうですよ。

過去にアニメの為に書いた曲が何曲かあるようだが、
その中から、今回は『お願い☆サンタクロース』という曲が披露された。
「いつだってMyサンタ!」というアニメのイメージソングらしい。
※ここに歌詞のリンク貼っておきます。※

季節はずれもいいとこなんだけど、かわいいので許します。
ご本人も『ストロベリーガール』の路線、とおっしゃってたけど、
本当にキュートで、私メロメロでしたわ。
私の脳内大興奮状態で、息が荒くなってしまったよ。

そして、大大大好きな『ミュージック』!
leteの空間によく似合う、優しく涼しげな音。
なんてことない歌詞なのに、トーベンさんの歌を聴くと、
そこに音楽に向き合う姿勢とか、哲学を感じてしまう。
哲学なんていうと大仰かもしれないけれど。
暮らしの中にあって、どこの街角にもあふれていて、
道端に咲くありふれた花のように身近で可憐な音楽を愛でるような目線。
そんな音楽に対する優しい目線と同時に、
決然とした覚悟を持って音楽に対峙する凛々しさも伝わってきて、
泣きたくなってしまうのだ。

もちろん、この一曲だけにこれらが詰まってるわけじゃなくて、
トーベンさんのライブ全体を通して、私が感じていることなんだけど、
『ミュージック』を聴くと、その私自身の思いが表層に浮き上がる。
そういうスイッチを、この曲は持っているのだと思う。

神無月の次にトーベンさんが始めた幻のバンド
“ハートオブサタデーナイト”のCDがリリースされるとか。
今、当時の音源を集めているところらしい。
かなりPOPな音らしいのだが、これは楽しみ~。

そして、早くも次のソロ・アルバムの話も出ているらしい。
嬉しいな~。楽しみだな~。



もっと
まぶしい朝よ
風邪
手紙
お願い☆サンタクロース
風小僧
珈琲

フォークロック
君こそスターだ
ミュージック
おはよう今日一日君は何しているの
ステップワゴン
退屈に誘われて

ドライヴ

ハナ




トーベンさんはこの日、ノドの調子が悪そうで、
決してベストコンディションでのライブではなかったのだが、
一番前に座っておられたワントリック・ポニーのお二人の
飛び入りコーラスが気持ちよくて、グッジョブでしたよ。



2014年7月22日火曜日

斎藤誠独唱独演 ~品川教会ネブラスカ2014~@品川キリスト教会

MARTIN CLUB JAPAN Presents
『斎藤誠独唱独演
~品川教会ネブラスカ2014~』
7月18日(金)キリスト品川教会 グローリア・チャペル
OPEN 18:30/START 19:00
前売 5,000円(全席指定)
ゲスト:Tiger、佐藤嘉風
飛び入りゲスト:片山敦夫


2005年、2006年にもここでライブをしたらしい。
その頃、私は人生最大の暗黒時代を過ごしてて、
ぜんぜんライブに行けなかった時期なのであるよ。
だから今回が初めてだったのだ。
教会のチャペルで弾き語りって・・・どんな感じなのー?
と、ドキドキしていた。

ドキドキする理由がもう一つあって・・・。
公式HPの先行抽選で取った席が、なんと「1列1番」!!!
パッと見で、めっちゃ良番!と喜びそうになったけど、
何のことはない。一番端っこですわ。
私の指定席運には、端っこの神様が鎮座しておられるらしい。
それでも、1列目には違いないので、観やすければいいな~と
祈っていたのだが、これが席に着いてみるといい感じ。
真正面の方が、却って譜面台が視覚に入って邪魔だったかもね。

登場のSEは、事前に録音されたアカペラ音源。
これがチャペルの雰囲気と合っていて、期待がぐっと高まる。

えっとー、最初の2曲は立って歌ってたんでしたっけ?
うーん・・・記憶が・・・。
とにかく、ここで一旦ブレイクが入ってご挨拶。
そのときに客席まで下りてきて、最前列を端から端まで
握手してってくれたのよ~!
一番端っこの私のところまで来てくれるのかなぁ、と
ドキドキしながら待ってたのだけど、ちゃんと来てくれた。
きゃーーーっ!
誠さんの手は冷たかった。
すらりと伸びた指に、余分な肉のついてない掌は、
とても繊細そうで、誠さんのイメージどおりの感触だったわ。
このときほど、イープラスに感謝したことはないな。

そうやって誠さんが練り歩いてる間に、ステージ上に、
今日使うギターさん達が、ズラリと並んでいた。
アコースティックギターが6本。
なんか、見てるだけで幸せになる光景だなぁ。

滅多に使わないという12弦ギターで『夢で笑って』
たしかに、誠さんが12弦弾いてるのを見た記憶がないなー。
歌詞の中に「教会」という言葉が出てくるので、
ここに来ると、必ず歌いたくなるというキュートな曲。
誠さんには、なぜかこういうキュートな曲がよく似合う。
渋めの声質なんだけどね、人柄、かな?

指フェチでお馴染みの私ですが、
誠さんの場合は、左手の運指に見蕩れてしまうことが多い。
セーハの人差し指が美しい。
細長く硬質な印象の人差し指が真っ直ぐに伸びている隣で、
小指を3F先までギューンと伸ばしてたりすると、
愛しさのあまり胸をかきむしりたくなる。
この感覚・・・ヘンタイですね。

このチャペル、天井が高く、周囲の壁面がコンクリートや
ガラスブロックになっていて、とても音の響きがいい。
最高のナチュラル・リバーヴ。
今日はPA機材のリバーヴは必要ありませんって。

『思い出の宝物』は、1928年製(だったかな?)のオールド・マーティンで。
そう言われて聴いてみると、確かに深みのあるいい音。

チャペルの厳かな雰囲気をものともせず、
後半に入って、どんどんヒートアップしていくのはいつものこと。

最新の配信でリリースされたカヴァー曲『Take Me To The River』が
硬派なブルーズのアレンジになってて、カッコいかったなぁ。

昭和生まれの私にとって、配信とか、DLとか、
できないわけじゃないけど、ちょっと手を出しにくい。
できれば目に見えるブツを手に取りたいという欲求があって。
・・・古いヤツだとお思いでしょうが・・・。
けど、やっぱり買おうと思ったよ、これを聴いて。

『愛してるって言って』では「黄色い声を聞かせて!」という
無茶なオーダーが飛び出したよ。
そこそこ頑張ってはみるけれど、“黄色く”はないな~。
客席の8割はオーバー40なんだから、
そいつは無理ってもんですよ、誠さん。

『Don't Give It Up!』では、曲の途中であちこち寄り道。
しかも、これがかなりの長旅。
『JUMP』(VAN HALEN)→『雨を見たかい』→『STAND BY ME』
→『恋するフォーチュンクッキー』と、お見事でした。


いつも思うことだけど、誠さんの歌は、
私にとってビタミン剤のようなもの。
摂取すると、心が潤うのですよ。


moonshine
幸福の準備
天気雨
ゆるして
或るグレイな恋の場合
YOUR TIME
夢で笑って
夕陽の交差点
RAIN
思い出の宝物
CALL ME DADDY
Waltz In Blue
Dance!
I NEED YOU ~永遠のブギー~
きみとぼくのエンジェル
Take Me To The River
愛してるって言って
Don't Give It Up!
(JUMP、雨を見たかい、STAND BY ME、恋するフォーチュンクッキー)

飛ばせドライバー
バースデー
あなたに逢いたい

風を抱いて走れ



アンコール。
「友達を呼んじゃいました」とTigerさんと佐藤嘉風さん登場。
さらに、買ったばかりというピアニカを手にした片山さんも!

Tigerさんと佐藤嘉風さん、コーラスがお上手なのは当り前だけど、
何気なくステップ踏んだり、ハンドクラップしたり、
マイクの前での佇まいが絵になるね~。
感動的にヴィジュアルがカッコいいお二人でした。



ダブル・アンコールが『風を抱いて走れ』というのが
すごく意外な感じがした。
そっと幕を下ろすような静かな終わり方を
敢えて避けたのはナゼなんだろう?という答えのない問いが
あれからずっと、心の中で渦巻いている。




<追記>
うっかりして、大事なこと書き忘れてしまった。
誠さん、この夏から早くもレコーディングに入るそうですよ!




2014年7月18日金曜日

athlete's foot

英語では athlete's foot というらしい。
何のことかというと、水虫のことである。

そう。
私、水虫になりました!
誠にもってお恥ずかしいかぎり・・・。

このブログに書くのが相応しいかどうか、わからないのだけれど、
新しく別のブログを始めるガッツはないし、
ツイッターじゃまとめられないので、ここでカミングアウトして、
私の闘病記を残しておこうというわけです。

ひっそりと悩んでる方がいらっしゃったら、
「あなただけじゃないよ!」と肩をたたいてあげたい。
大袈裟ですが、そんな気分なのですよ。



そもそも、最初に異変を感じたのは6月の半ば。
足の小指と薬指の間がムズ痒いので、ポリポリと掻いてみると、
ポロっと皮が小さく剥がれた。
んん?と、少し嫌な予感がしながらも、
風呂上りでふやけてたし、痒みも大したことないし、
そういうこともあるかもなぁ・・・と自分に言いきかせた。

それからは入浴時に念入りに足を洗うようにしつつ、観察する日々。
そうすると、小・薬指の間だけじゃなく、親・人差指の間も、
角質化して皮がむけて赤くなっていることを発見。
更に、もう片方の足の小・薬指の間も。
普段は猛烈に痒くなったりはしないのだけれど、
お風呂上りは血行がよくなるせいか、痒みが増す感じ。

その観察の結果、6月末頃には、
「これって水虫じゃね?」と確信し、
放置していても治るようなもんじゃないということに思い至った。
もちろん、ただの素人判断なのだが。

とりあえず、ググってみる。

水虫というのは俗称で、正しくは足白癬(アシハクセン)という。
白癬菌という真菌の一種が足の皮膚を侵食して
炎症をおこしている状態が、いわゆる水虫なのである。
で、この白癬菌に対して効果のあるのが抗真菌薬で、
市販の医薬品でも完治が期待できるという情報を得た。
つまり、病院へ行かず、水虫なんて恥ずかしいことを誰にも知られず
こっそり治せそうだということ。
おー、ブラボー!

早速、大手ドラッグストアで「ラシミールプラス」
(抗真菌成分はテルビナフィン塩酸塩)を購入。
これが7月6日頃のこと。

その夜から、せっせと(しかしこっそりと)ラシミールを塗り塗り。
ここで大事なことは、炎症のおきてる患部だけに塗るのではなく、
足裏全体に塗るようにしなければいけない。
まだ発症していなくい部分にも白癬菌はいるので、
それらも根こそぎやっつけないと、完治にはいたらないからだ。

ラシミールプラスの使用感は、スーッと爽やかでムヒに似ていた。
しかも尿素が配合されているので、しっとりと保湿もできるし、
いやなベトつきもないので快適な使い心地といっていいだろう。
これを2ヵ月も続ければ、人知れず、水虫とはオサラバさ。
・・・と、このときの私は楽観していたのだが、そうは甘くなかった。



ラシミールプラスを塗り続けて5日ほどたったある日。
右手の人差指の側面にプツプツプツと、小さいぶつぶつが3つくらい。
とくに痒いわけでもなかったけれど、親指が当たる場所なので、
なんとなく気になって触ってしまう。
虫刺されでもなさそうだけど・・・。

その翌日、気付くと、指のぶつぶつが増えていた。
他の指の、やはり側面にぶつぶつぶつ。
反対の手を見ると、そちらにも!
これは、何だーーーっ!!!?

ひょっとして白癬菌が手で繁殖してるのか?
いや、いや、それはないはずだ。
頻繁に手洗いしてるから、例え菌が付いたとしても、
手指で繁殖するとは考えにくい。

薬剤にかぶれたのか?
それだったら、右手じゃなく左手の方がもっと酷くなるはずだ。
(右手でチューブを持って、左手で塗るのがマイスタイル)

そして、またまたググってみた。

そこで、これは「白癬疹(はくせんしん)」というものらしいと判明。
もちろん医者に行ったわけではないので断定はできないが、
症状から考えて、間違いなさそう。

白癬疹とは、白癬菌に対するアレルギー反応で、
手指(まれに体)に蕁麻疹のような水疱ができることがあるらしい。
患部が足なのに、反応が出るのが手。
不思議なもんである。

ひとまず、原因がハッキリしたので、ホッと安心。
アレルギーなら、アレルゲンである白癬菌さえ駆逐してしまえば
治ってしまうということだもんね。
痒みもほとんどないし、発疹も目立つほどじゃないから、
このまま頑張ろう!
これが7月14日のこと。


その二日後。
足白癬の状態は相変らずといったところだったけれど、
手の白癬疹がどんどん酷くなってきた。
指の側面には粟粒のような水疱がみっしりと並び、
更には親指の付け根から手首にかけての
掌側にも発疹の範囲が広がって、痒みも出てきた。
軽く熱を持ってようで、火照っている。

・・・ダメだこりゃ。

降参である。
やるだけのことはやった。
おまえはよくここまで持ち堪えたよ。
でも、もう潮時だ。
後はもう、専門医にまかせるだけさ。
きっとアイツらが上手くやってくれるさ。

と、よくわからん小芝居を心の中でくり広げながら、
皮膚科へ駆け込んだ。
これが7月16日。
ちょいとイケメンの先生に足の水虫を見られ、
素手で皮を剥かれるという羞恥プレイのような診察を受け、
すべては、私の予想どおりの診断が下された。
足は水虫、手は白癬疹。確定!
そこで、そのイケメン医師に
「市販薬を付けはじめてから、手に発疹が出始めたのはなぜか?」
という疑問をぶつけてみた。

白癬菌というのは糸状の細長い菌なのだが、
これが死ぬと、ぶつぶつと千切れるように壊れていく。
そのぶつ切りになった白癬菌の死骸に対して、
アレルギー反応をおこしているのだろう、ということ。
つまり、水虫については市販薬でも十分に効いていたということだ。

私がアレルギー体質でさえなければ、
ひっそりと、水虫は自分の胸だけにしまっておけたのかも・・・。

処方された薬は、
★ルリコンクリーム1%(一日一回、足に塗布)
★アンテベートクリーム0.05%(一日二、三回、手に塗布)
★ザイザル錠5mg(夜、服用)

イケメン医師によると、ルリコンは市販薬の5倍は効くらしい。
単純に今までの5倍も白癬菌の死骸ができるとすると、
アレルギー反応の方も相当なものが予想される。
そりゃたまらん。
なので、初めは抗アレルギー薬の服用もした方がいいだろう
ということで、ザイザル錠という内服薬も投入された。
アンテベートはステロイド剤。

この豪華ラインナップで、ただいま絶賛闘病中でございます。


2014年7月15日火曜日

インディーズ電力/THE 2・3'S @ 440

「インディーズ電力 第三回合同研修会」
インディーズ電力(うつみようこ、佐藤タイジ、高野哲)
/THE 2・3'S(山川のりを、中曽根章友、大島賢治)
2014年7月10日(木)下北沢440(four forty)
OPEN 18:30 / START 19:30
前売 3500円 / 当日 4000円(別途ドリンク代600円)



THE 2・3'S
みなさん、2・3'S(ニーサンズ)ってご存知ですか?
忌野清志郎 & 2・3'S のニーサンズですよ!
なんて、偉そうに言ってみたけれど、
私も活動してた当時は、ぜんぜん知らなかった。
ギターパンダを知ってから聴いたので、完全な後追い。
しかし、まさかこんな風に生で聴けようとは思わなかったな~。

のりをさんは、もちろんパンダの着ぐるみは着ておらず、
カルピスさんの衣装であったが、まぁ、見慣れた姿ですわな。
しかし、ちゃんとしたリズム隊と一緒に演奏するところは
なかなか見られないから、そこは貴重~!

で、ドラムのおーちゃん!!!
私にとっては、ハイロウズ以来だから、およそ10年ぶりくらい。
きゃーーー!懐かしーーー!
・・・っていうか、カッコいいっ!!!
やけに若々しいんですけどっ!
ハイロウズのときの記憶を一生懸命呼び起こしてみたけど、
おーちゃんのこと、ぼんやりとした映像しか浮かんでこない。
仕方ないので、ググって当時の画像を色々見たけど、
断然、今の方がカッコいいやん!
なんて、いい歳のとり方してるんやろと、羨ましくなっちゃった。

そんなわけで、しばし、おーちゃんに釘付けだった。
今日は絶好調だということで、予定になかったらしい曲
『素敵なエンドーさん』というおーちゃんがメインで歌う曲も聴けて、
ほくほく、にやにや。
声の方も、録音当時とぜんぜん変わってなくてビックリ。

MCでは「アッキー!」「のりぴー!」「オオシマちゃん!」と、
お互いのニックネームを突然呼び合ったり、
おーちゃんがのりをさんに謎かけをムチャぶりしたり。
和気藹々と楽しげなおじさん達でしたわ。
(アッキーさんは、寡黙キャラということでよろしいので?)

のりをさんが「残り3曲です」と言うものだから、
思わず「えーーーっ!」と、永六輔のコール&レスポンスとなる。
まぁ、ギターパンダではないので、地味めに3回くらいで終了したのだが。

のりをさんの右手が、私は好きなのだー。
手首のやわらかいストロークが、たまらんのであるよ。
見惚れちゃう。

『プライベート』→『お弁当箱』というラストの2曲は盛り上がった。
のりをさんの歌にキュンキュンしながら、
キヨシローがそこに来てるんじゃないかなー、なんて思ってしまった。



インディーズ電力
ガッツリと観るのは初めて。
前に観たときの印象で、カヴァー曲をいっぱい演るものだと
思ってたんだけど、ほとんどオリジナル曲だったね~。

ボーカリスト×3人のユニットなだけに、
コーラスワークが素晴らしかった。
そして、なんといっても、ようこさん!
ようこ姐さんの歌声のドッシリとした安定感は凄いよね。
今更だけれど、その魅力を再確認しましたよ。

で、なが~~~いMC。
タイジも哲くんも、喋り出したら止まんないね~。

哲くんが「一つだけ言わしてくれる?」と、何を言い出すのかと思ったら、
のりをさんの“永六輔”をやっておられましたわ。
あれは、傍で見てると、やってみたくなるもんなんでしょう。

そんなMCのおちゃらけぶりとは裏腹に、曲の方は硬派。
アコギの音にのせて3人のハーモニーが響いて、
いわゆるプロテストソングとカテゴライズされるであろう歌が
染み入るように、すーっと耳から脳へと伝わっていく。
その感覚が、私のイメージする60~70年代の景色にリンクする。
当時の反戦フォークを聴く若者達の感覚にリンクするというか・・・。
こういう歌を、こんなに真摯に当事者意識を感じながら聴いている自分を
つい数年前までは、露ほども想像しなかったよ。
なんという時代に生きているのだろう。
そんな想いで胸がいっぱいになってしまった。



色々と思うところの多い夜だったのだよ。

2014年7月7日月曜日

THE GROOVERS "EARLY SUMMER BLUES SHOW 2014"@ROCK JOINT GB

THE GROOVERS
"EARLY SUMMER BLUES SHOW 2014"
7月5日(土)吉祥寺 ROCK JOINT GB
18:15開場/19:00開演
前売り 3,500円/当日4,000円(ドリンク別)



フラカンの2daysから続く、私的3daysの最終日は
半年に一度のお楽しみとなっているグルーヴァーズのワンマン。

実は、発売日にハコチケを買いに行ったんだけれど、
手にしたチケットは70番台という微妙な番号。
あぁ、ライブ会場での手売りの方が早かったのか・・・と、
ちょっとガッカリ。
うーむ、奥が深いよねぇ、チケット道。

まぁ、それでも、十分に見晴らしの良いポジションが確保できたので、
良しとしましょう。
いつもは近すぎて、恥ずかしくてなかなか直視できない
一彦さんの顔もよく見られたしね。



登場のSEが流れて、メンバーが出てくるのを
ああ、ボブさんの髪色が好きだなぁ・・・と思いながら見ていた。
私の憧れのグレイッシュなシルバーヘアー。

定番の『Groovaholic』で始まり、『THE MOONSHINER』へ。
ん?ムーンシャイナーって、久しぶりに聴いたような気がするなぁ。
この曲もリフがカッコいいねぇ。
って、グルーヴァーズの曲は99%、リフがカッコいいんだった・・・。
で、大好物の『ロザリー』でお決まりの“シキチクーン”をいただいて、
これも久々の『CHEERFUL GANG STAR』だって。
凄いなぁ、この序盤のアゲアゲな感じ。

ここで一息ついて、ギターチェンジ。
今日のメインのジャズマスター(TRUTH製)からグレッチへ持ち替えて、2曲。
グレッチ見ると、ときめいてしまうな~。
『ウォームハート~』が嬉しかったー。
何日か前にiPodから流れて、ライブで聴きたいと思ってたところだったので。
なんといっても長い長いアウトロが嬉しい。
痺れる~。腹筋がつりそ~。

『無条件シンパシー』から3曲続けて、新曲コーナー。
そろそろ音源になってない曲が貯まってきてるので、
録音して、アルバム出さないとなぁ・・・と一彦さん。
「いつ?」「年内?」「年度内?」とフロアから上がる声に
いつ、なんてオレに約束させるなよ!と。
ただ一つ言えることは、藤井一彦のソロアルバムに負けない
もっといいのを作ります。
・・・ということだそうです。
そこで、ボブさんが突然、
「あれ(『GEMINI』のこと)は、いいアルバムだよな。曲がいい」と発言。
一彦「えっ・・・ずっと何も言わないから、良くなかったのかと思ってた」
ボブ「リハのときに言おうと思って、忘れちゃった・・・音もいいしね」
一彦「・・・(照)」
何?この仲良しっぷり。
こういうの堪んないわ。萌え~!
このときの一彦さんのビックリしたような嬉しそうな顔が忘れられないわ。

16ビートの新曲が、めちゃくちゃカッコ良かった。
ちょっと今までにない、腰のうずく感じの曲。
マジで、早く音源化されることを願っております。

ライブも後半戦に入って、
一彦さんの「ロックンロール!」という合図で始まったのは
『フリージア』前にもライブで聴いたことあるけど、
CDの録音とは、ぜんぜん違ったアレンジになっていて、
それがまたカッコいいんだよね~。
まさに、ロックンロール全開で。

そして『現在地』→『俺はスピード上げるだけ』というホットな展開へ。
その言葉どおり、かなりテンポ上げてて、
フロアを煽りヒートアップさせていく。
要所要所で入る、ヤスチカさんのスネアの連打が効いてるわ~。

一彦さんって、基本的にクールな人なんだよね。
ステージ前に出てきてソロ弾いてても、フロアを煽ってるときでも、
実は冷静に場の空気を読んでる、クールヘッドなわけ。
それがクライマックスに近付き高揚してくると、その理性が少し綻ぶ。
綻んだその裂け目から、熱狂だとか陶酔だとか呼ばれるものが
あふれ出る瞬間を目にすると、心が震えるのだ。

この8ビートのスピードを上げていく瞬間が、まさにそれ。
沸き上がる血の流れる速さに、
音が追いつかなくてもどかしいとでもいうような表情で、
どんどんぶっ飛ばしていき、ビートを牽引する。
私の閉じた鉄の扉をスクリューで突き破られる瞬間の快感よ。



Groovaholic
THE MOONSHINER
ロザリー
CHEERFUL GANG STAR
何者
ウォームハートとクールヘッド
存在理由
無条件シンパシー
(新曲)
(新曲)
QUIET LOW RIDER
フリージア
今を行け
スマイル
現在地
俺はスピード上げるだけ
遥かなる
SPEED QUEEN
狂おしきこの世界

鉄の旗
ONE FOR THE ROAD

無敵の日々



アンコール。
2カポにセッティングされたテレキャスが出てきて
「一緒に歌おう!」と『ONE FOR THE ROAD』
一彦さんのアクションが、キース・リチャーズになる。
実はこれが、全然カッコよくないのだけれど、微笑ましくて好きなの。

でもって「帰りたくはない~♪」のところは一際大きな声で歌ったよ。
この熱くて楽しい時間が、もうすぐ終わってしまうのかと思うと、
胸がギュッと締め付けられるようにせつない・・・。





で、終演後は、一彦さんのサイン会があったり、
ちょっとした楽しい出会いがあったりしたので、
ライブが終わってしまった後の喪失感をあまり感じることなく、
気分よく家までたどり着けたのであった。

まぁ、その分、翌日がキツかったりもしたんだけれど。


2014年7月6日日曜日

フラカン結成25周年ワンマンツアー「4人で100才」@LIQUIDROOM ~2日目~

フラワーカンパニーズ
フラカン結成25周年ワンマンツアー「4人で100才」
7月5日(金) 恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN 18:00 / START 19:00
前売 3,600円(D別途)



恵比寿2daysの二日目、ついにツアーファイナル。
・・・と言っても、年中ライブしてるから、
ちょっと一区切りという程度に過ぎないのだが。
でも、熱かったわ~。

昨日は昨日で、いいライブだったな~と思ったけれど、
今日のライブは別格の熱さだったというしかない。

とにかくセトリが凄かったね。
「ほぼ被りなし」という宣言どおり、被ったのは
『深夜高速』と『真冬の盆踊り』の2曲だけ。

いつもより後ろの方に居たのと、前の人が竹安ファンだったのとで、
ギターがよく見えなかったんだけれど、
たぶん、ほとんどの曲はオンボロのメインSGを使って、
『ロスタイム』から『エンドロール』までは、トレモロSGを
使ってたと思う。

昨日に引続き、本日もスーツ姿の4人。
洗濯するヒマなんてないので、思いっきりファブリーズをしたらしい。
そしたら「昨日よりいい匂いがする」と嬉しそうな圭介。
マイクもスタッフの方が掃除してくれてたらしく、
ぜんぜん臭わなかったらしい。
へぇ~、マイクって掃除するもんなのか・・・知らなかった。

圭介のシャツは真っ白、H&Mで買ったものらしい。
(圭介は「H&Mズ」と言ってて、Gに「チョコレートか!」とツッコまれた)
安かったせいなのか、生地が薄く、かなり透け透けで、
ジャケットを脱ぐとビーチクが・・・と気にしていた。
が!終盤で、マイクをビーチクにこすり付けるようにして、
却ってアピールするような仕草をしてたのを私は見逃さなかったぞ。
(間違っても、セックスアピールではないと思うけど・・・)


孤高の英雄
煮込んでロック
BELLBOTTOM JACK
深夜高速
人生GOES ON
スマイル
はぐれ者讃歌
世田谷午前三時六分
紅色の雲
ロスタイム
ビューティフルドリーマー
君のこと
246
エンドロール
馬鹿の最高
ラララで続け!
俺たちハタチ族
チェスト

東京タワー
白眼充血絶叫楽団
最高の夏

真冬の盆踊り
サヨナラBABY



圭介のハープが鳴り響き『孤高の英雄』からスタート。
みんなが「がんばれ!圭介!」と言った後、自分を指差しながら
嬉しそうな顔しとったよね。
いい表情だったわ。

『BELLBOTTOM JACK』の8ビートのカッティングが、
銃弾のように聴こえて、鳥肌が立った。
なんという破壊的な音なんだ。
竹安の腕の振り方は、狂気じみて見えるもんなぁ。
もちろん、そういうところが好きなのだ。
私の好きなギタリストの中で、この人が一番、
狂気を抱えているように思うのは気のせいだろうか?

圭介のノドは少し調子悪そう。
痰が絡むのか、まだノドが温まってないのか、
なかなか、すんなりと声が前に出ていかない様子。
いつもなら心配が先に立ってしまって、
せっかくの演奏が耳に入らなくなったりするのだが、今日は違った。
圭介の気迫が凄くて、しゃがれた声が却って凄味を増してた。
とくに『深夜高速』のとき。
ここ最近の中では一番、圭介の歌が胸に響く『深夜高速』だったな。

『世田谷~』からの『紅色の雲』(!!!)
心臓の音がドキンっと跳ね上がるくらいにビックリした。
えっ?ライブで聴いたことあったけ???
いやー、ないんじゃないか?
21世紀になってから3、4回しか演ってないってGも言ってたし。
CDでも「キ〇ガイのふりしてさ~♪」のところは、エフェクトかけて、
はっきり聴こえないように処理してあったして、
もうライブじゃ演らない曲なんだと、思い込んでいたのだよ。
このグルーヴ、今のフラカンだからこそのグルーヴがたまらん。

この後のMCで「キ〇ガイが『キ〇ガイ』って歌ってるんだから~」
という社長の言葉に圭介が、
「!!!・・・まーちゃん、俺のことキ〇ガイだと思ってたのか!?」
と、激しく反応。

人生の半分以上フラカンをやっているので、
これからは履歴書(本当は賃貸契約などの契約書のこと)の職業欄に
「フラワーカンパニーズ」と書くよ、と圭介。
譜面も読めないのに、音楽家とかミュージシャンとは書きにくいし、
バンドマンという言い方も好きだけど、フラカンしかバンドやってないから。
・・・ということらしい。

で、この日、私が一番舞い上がったのは『君のこと』
アコースティックでは聴いたことあったけど、ちゃんとしたバンドで
聴いたのは初めてだわ~・・・と思ってたんだけど、違うかも。
マンフラの再発記念ライブで聴いたような気がしてきた・・・。
いや、でも、いいの。
大好きな曲だってことには変わりないから、いいの。

カントリーテイストの明るい曲調に、初々しい恋の歌詞がのって、
キュンキュンしまくるわ。
この曲の間中、気持ち悪いくらいにずーっとニヤニヤしてたよ。
誰も見てないからいいけどさ。
なんて、可愛らしい曲なんだろう・・・。

という、超ハッピーな気分からの『246』→『エンドロール』は
・・・いつもにも増して、重たかったなぁ。
この前、久慈で聴いたときに、聴く側としての覚悟はできた、はず。
けど、やっぱり真正面から圭介の歌を受け止められずに
ギターの音ばかりを追ってしまう自分がいる。
ごめんね、圭介。

メンバー紹介。
昨日のGのMCを、寝る前に思い出して笑ったという竹安。
ギターを弾いてないときの竹安のオフビート感、いいよね。
ツアー最終日にも関わらず、初めて演る曲もあって、
最後までいい緊張感を持ってやれてます・・・的な優等生な発言も、
いつものように張り付いたような笑顔でね。

ミスコニは・・・すいません、覚えてないです。

グレートからは昨日告知した、日本中年館の話。
YO-KINGは、無類のミスコニ好きだから、きっと何かコラボあるはず、と。
桜井さんと圭介とミスコニでキャンディーズ歌うとか・・・。
圭介が「俺もやるの?」と、少し嫌そうに言うと、
じゃあ、桜井さんとミスコニ、二人でウィンクとか?
・・・とまあ、なんかお楽しみ企画がありそうな気配だったので、
ミスター小西マニアの人(←)は、お見逃しなく!

怒濤の終盤戦。
『ラララ~』なんて、忘れっぽい私は忘れかけてたよ。
なんだ、なんだ?めっちゃ楽しいじゃないか。

続く『~ハタチ族』で、ドドドドドーっと押し上げられた。
自発的に行ったわけではなく、流れに身を任せただけなのよ。
気付けば、前から3列目くらいにおりましたわ。
竹安サイドに居たはずが、かなりグレートに近付いてたよ。
はじき出された人には申し訳ないが、これがライブ。
唐突に起こったモッシュの中で、
熱狂の渦中に飲み込まれることの心地よさを実感する。

アンコールで、今季初の『最高の夏』
あっ、もう夏だったんだ!?って、NANANA~♪と手を振りながら、
今日から夏だーーーっ!て痛烈に悟った。

大ラス、圭介がアコギを構え、Cのコードをポロ~ン♪
そうね、アレよね。
『サヨナラBABY』
初っ端の歌入りでトチったりするのもご愛嬌だね、圭介。
“サヨナラ”なのに、なぜか幸せの薫りを運んでくれる名曲を聴きながら、
今日一日のライブを振り返る。
たった数時間ほどの間に、どれほど心が揺れ動いたことか・・・。
こんな気持ちにさせてくれるのは、フラカンだけだから!
楽しいだけじゃなく、複雑な想いもすべて引っくるめた大きい括りで
やっぱり「楽しかった~!」としみじみ思った。
そしたら、なんだか胸に熱いものがこみ上げてきて、涙が流れた。
本当は、もっと大きい声で「ラーララー♪」と歌いたかったのに、
歌おうとすると、そのまま号泣しそうでできなかったよ。

最高の2daysをありがとう、フラカン!



2014年7月4日金曜日

フラカン結成25周年ワンマンツアー「4人で100才」@LIQUIDROOM ~1日目~

フラワーカンパニーズ
フラカン結成25周年ワンマンツアー「4人で100才」
7月4日(木) 恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN 18:00 / START 19:00
前売 3,600円(D別途)



とりあえず、1日目をザックリとまとめたよ。




ニワトリの声と共に、メンバー登場。
なんと、全員スーツ!

竹安はネクタイまで締めてて、
丸腰だとサラリーマン感がハンパないのだが、
そこはホレ、強力なウェポンを持ってるからねぇ、
あれを抱えるだけで、ギラギラしたオーラが出ちゃうんだなぁ。
無敵のSGマン♪だわ。

で、ミスコニは何ザイル?

さて、かねてよりGが「ほぼ、被りなし」と公言していた
恵比寿2daysの1日目。
セトリは↓↓こんな感じ。


脳内百景
真冬の盆踊り
なれのはて
SHAKE MY LIFE
切符
たまらないZE
赤点ブギ
NUDE CORE ROCK'N'ROLL
青い春
元少年の歌
心の氷
発熱の男
東京ヌードポエム
恋をしましょう
夜空の太陽
プラスチックにしてくれ
YES,FUTURE
365歩のマーチ

元気ですか
ロックンロール
終わらないツアー

深夜高速
ホップステップヤング



本編の構成は、4-5-4-4 のフォーメーション。
竹安ギターは、トレモロ付きのセカンドでスタートして、
セットごとにメインのSGと交互に持ち替え。

『SHAKE MY LIFE』いいね~、シェイクするね~。
目の前で、圭介のキュートな腰振りが見られて幸せ。
うーん、たまらないZE。

『切符』スカのリズムをアップで刻む竹安。
本当に、アップストロークの強さに感心してしまう。
裏拍だからアップで弾くのが自然なんだろうが、
スカのギタリストは、案外ダウンで弾いてることが多いように思う。
それはやっぱり、ダウンで弾く方が安定するからだろう。
そういう意味で、竹安のアップストロークはすごい!

『たまらないZE』このツアーでは
ちょくちょくセトリに入ってるみたいだけど、
私はずっと聴けてなくて、やっと今日。
えーっと、何年ぶりだろうライブで聴くの?
あまりにも久しぶり過ぎて、何処で手を上げるんだっけ?
と、かなりキョドってしまった。

『ヌードコア~』いつものように、リフでスイッチが入ってしまう。
もう、刷込み、パブロフ、条件反射。
あっ、この一連のセットはお馴染みボロボロのメインSGで。
このリフ、いや、竹安のストロークプレイ全部、
言葉が悪いけど、殺人的だなぁと思った。
鋭く切り裂くようでもあり、派手にバッタバッタとなぎ倒すようでもあり。
クールな中にちょっとだけ覗く狂気。
まんまとハートを打ち抜かれてしまうんだよな~。
そして、最後にオマケのリフ。
4人が互いの呼吸を読み取って、せーので合わせる瞬間がいい。

『青い春』のラストあたりで、
竹安がメインSGのネックの20Fあたりを覗き込むようにして
指で押したりしてたのが気になった。
何かトラブル発生か!?と息を詰めて見ていたのだが、
よくわからなかった。
この後も使ってたしな~。

圭介のモズライトを見ると、つい身構えてしまうのだが、
今日は『東京ヌードポエム』だったので、なんとなくホッとする。
このアウトロは本当にカッコいいな。
一旦ブレイクした後、更に高揚していく感じがたまらん。
この長いアウトロの主役は完全に、ギタリスト竹安堅一。
ステージ前へは出てくることはなかったけれど、
他の3人が常に、竹安を注視して、ついて行こうとしてる。
3人に見守れながら、ギタリストは目を閉じ、
ひたすら昇天への階段を駆け上がっていくのだ。ガオーッ!

アンコールで、トレモロのついてないピカピカのSGが登場。
珍しくカポが装着してある。
うーん・・・何の曲だ?
「久しぶりの曲を」というフリで始まったのは『元気ですか』
これは意外だったわ。
曲途中で、圭介のモノローグが入る。
「結成25周年、色々あったような、なかったような・・・」
「売れたような、売れないような・・・」
「でも・・・なんとか喰えてます」
「でも、こんなことで満足してていいのか?オレ?」
「・・・と高校生のオレが言うんです」
と、高校生のオレとの小芝居。
たまらず、グレートが
「それは『この胸の中だけ』の高校編か?」とツッコむ。
圭介も、どうやって曲に戻ればいいのか完全に見失ってたので、
これはいい助け舟だったね。



その他のMC。

ミスコニの方言コーナーは、悩んだ末に「ボンジュール」

Gがトークして、同意を求めようと圭介に振ってるのに、
なぜか気のない受け答え。
実はこれ、圭介の作戦だった。
この前に、メンバー間のことを「精神的ホモで・・・」と
圭介が説明したときに、Gから「わかったから、もうやめろ」と
ストップかけられたので、「ほら、やっぱり寂しいだろ?」って。
G「おまえ!ツンデレか!」

竹安の臙脂色のネクタイは「ギターの色と合わせた」って
めっちゃ笑顔で言ってた。
そしたら、今度は圭介が「オレのシャツは、それに合わせた」
と得意げに。
(圭介のシャツは臙脂色に白のドット)
竹安に対して、好きアピール?