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2011年10月29日土曜日

Golden Circle vol.16@日本武道館

Golden Circle vol.16
ジュンスカ×ユニコーン
2011年10月26日(水) 日本武道館
JUN SKY WALKER(S)/UNICORN
Guest:子供ばんど
Opening Act:OKAMOTO'S
開場17:30 / 開演18:30
指定席¥7,800 サイド・バックスタンド指定席¥7,300




えーっと、まず最初に言っときますが、
私、ジュンスカもユンコーンもまったく通ってないのですよ。
世代的には、バンドブームの申し子でもおかしくない筈なのに、
私のバンドブームはブルーハーツとパーソンズの2ndアルバムくらいで
ブッツリと終焉しとるんだなぁ。

そんなわけで、このゴールデン・サークルのお目当てはもちろん、
子供ばんど!
次いで、OAのオカモトくん達。
そして一人参戦。
つまり、どう考えても客席で浮きまくるであろうこと必至!
・・・と、そんなこと考えてたら、行くのが億劫になってきて、
足取りも重く、武道館へと向かったのである。

席は、2階東スタンドの後ろの方。
席についたら、まずロケーションを確認。
ステージをほぼ真横から見下ろす、超俯瞰。
そして・・・アンプちっちぇー!ドラムセットちっちぇー!
アリーナの人達が豆粒・・・よりはちょっと大きいかどうか。
この距離でトーベンさんを見ることになるとは・・・。
なんか、せつないなぁ。



最初に主催者の呼人が出てきて、
ゴールデン・サークルの趣旨を説明。
ベテランと中堅と若手、各世代を繋ぐ催しにしたいということらしい。
なかなかいいと思う。
過去のラインナップを見ても、チャボやら友部さんという
ステキな名前があがってて、センスいいな~と思った。



OKAMOTO'S
超俯瞰なので、ドラムのレイジがよく見えて(豆粒だけど)嬉しいな。
予想どおりではあるが、アウェイだよね~。
少なくとも、私の周りで私以上に盛り上がって踊ってる人はいなかった。
このアウェイ感が、私に火を点けるのだ。
始まるまで、あんなに気が重かったのがウソみたいに吹っ切れて、
浮きまくろうがなんだろうが、周りなんか気にせずに、
好き勝手に楽しんでやるわい、と開き直ってしまった。

彼らは若いわりにアウェイ慣れしてるっぽいし、
たぶん、いつもと変わらず熱いパフォーマンスを見せたと思う。

あまりにステージが遠くて、全体をボーっと眺めてると、
何がなんだかわからなくなる。
見たいところに気持ちを集中させて、じぃーっと見つめないとダメなのよ。
というわけで、フロントのショウにはなかなか目がいかない。
ま、いつものことなんだけど。

レイジは白目むいたり(ステージ上の大型ビジョンで確認)
足上げたりしながら、バカスカと暴れ太鼓を叩き、
ハマくんは不動で、とびっきりのグルーヴを弾き出している。
このリズム隊のバランスがいいんだよな~。
ここから生まれるグルーヴは、本当に気持ちいい。

武道館の端っこ、というと音響的にはかなり厳しいはずなんだけど、
思ったほど酷くはなかった。
若干ギターの音が低かったような気はするが。


笑って笑って
恋をしようよ
欲望を叫べ!!!


セットリストは3曲!
OAだから、仕方ないとはいえ、あっちゅう間でしたわ。



JUN SKY WALKER(S)
本当に申し訳ないくらいに、ジュンスカって興味がなくて、
曲もまったく知らないのだよ。

初めて観たジュンスカは・・・いかにも、な、バンドブームのサウンド。
ビート・パンクっていうの?
なんていうか・・・苦手なタイプだ。
PAのせいなのかもしれないけど、音も薄く感じた。
でも、過去のヒット曲(私は知らないけど)を並べたセットリストの中、
ただ1曲だけ演った新曲が、一番輝いていたなぁ。
『シンフォニー』だったっけ?
昔のジュンスカには、全然惹かれなかったけど、
完全復活を宣言して、未来に向かって踏み出した彼らには心を動かされた。
そういうことなんだろう。

ただ、宮田さんのMCはムダに長い。
そのせいで初日はかなり押したらしく、今日は短めに、なんて言ってたけど、
それでも充分、長かったな。
案の定15分押したらしい。



UNICORN
去年、フェスで何度か観てるし、
そのときに気合入れて、少しばかり予習なんてしちゃったものだから、
ジュンスカよりも知ってるのだ。ははは。

ユニコーンは、好き嫌いは置いといて、変態エンタメ・バンドなので面白い。
何が変態かっていうと、フォーメーションがコロコロ変わるところ。
それが、このバンドの魅力なんだろう。
いつの間にか川西さんがステージの前に出てきて
ラップのマイクパフォーマンスをやってのけてて、
あれ?ドラムは?と見ると、OTが叩いてた。
そーいや、余分にドラムセット組んであったっけ。

ユニコーンはみなさん芸達者。
とにかく、盛り上げ上手。
途中、ジュンスカメンバーも出てきて、
「スカイのMC、長くな~い?」で大盛り上がり。
私には上手く説明できないので、詳しくはナタリーあたりのレポをどうぞ。

この日の武道館でも、一番ユニファンが多かったと思われる。
びっくりしたのは、手旗。
あれはユニコーンのツアー・グッズなのか?
会場中の人があれを持ち出して振り初めたので、WAO!でしたわ。

あっ、川西さんのドラムは凄かった!



子供ばんど
呼人と純太の「We Love 子供ばんど!」という呼び込みで、
ゆうさん、タニヘイさん、トーベンさんがステージへ。
あああっ!い、い、衣装がっ!!

前日のツイートとか見て、上下赤のパターンだと知って、
じゃあ、今日は白Tバージョンかなぁ・・・と予想してたのに。
みなさん、オサレ(!?)でカラフルな30年前の子供ばんどファッション!?
トーベンさん、帽子にピンクの花(?)つけてる。きゃーーー!
そして、右の肩辺りにに黄色いフサフサした羽みたいなの付けてる?
きゃーーー!!!
す、す、す、素敵すぎる。
だけど、遠すぎてよく見えない。
誰かっ、私に双眼鏡、プリーズ!もっと近くで見せて~!(心の叫び)

ひとり興奮しまくりで、隣のお兄さん(たぶんユニファン)、
ちょっと引いてたと思うわ。

そうこうしてるうちに、JICKがアリーナ席の後方から、
ヘルメット・アンプをかぶって駆けてきた。
まったく、やってくれるぜ。
着ているのは赤白ボーダーT。
JICKほど、このボーダーが似合うヤツはいないだろうなぁ。
センスがどう、とか、そんなのカンケーなく、それがJICKだもん。

そうか。
中止になってしまった11月3日のライブの為に
用意されてた衣装だったのかもしれないなぁ。

ミニギター&ヘルメット・アンプのパフォーマンスをひとしきりやって、
さぁ、1曲目は・・・とはじまったのは『I'M SO HAPPY』
なんか意外。


I'M SO HAPPY
頑張れ子供ばんど
マンモスの唄
ロックンロール・トゥナイト
踊ろじゃないか


おわかりかと思いますが、
“nemuri EYE”はトーベンさんにロックオンなので、
JICKがあっちへこっちへ動いてるのはわかってたけど、
ちゃんと見てなかったりする。
すいません。
だってね、こんなに遠目で、豆粒くらいの大きさにしか見えなくても、
ベースを弾くトーベンさんの姿は、めちゃくちゃカッコイイのよ。
ネックの方に顔を向けて胸をぐっと反らす、あの立ち姿。
あー、もー、惚れ惚れする~。
そういえば「トーベン!!」という声援(すべて野郎の声)が、
あちこちから上がってたわ。

それにしても、私の向かい側の西スタンドが羨ましかったな。
ずっと西向きにアピールしてたもんなぁ。いいなぁ。
・・・はっ!!
ひょっとして、東向きは、タニヘイさん担当?
ひょっとして、私、タニヘイさんのアピールに気付かなかった?
ひょっとして、無視してしまった?
・・・だとしたら、本当にごめんなさい。(反省)

『マンモスの唄』
いやー、トーベンさん、よく声出てましたわ。

純太と民生も入って『ロックンロール・トゥナイト』
子供ばんど大好き!な二人が、すっごく楽しそうにギター弾いてた。
ええ、視界の端っこだったけど、わかるくらいにね。

『踊ろじゃないか』は、ジュンスカ&ユニコーンはほぼ全員と
ショウが出てきて、若干グダグダ気味に盛り上がる。
途中、JICKがギター弾きながら、
「できた後輩を持ったおかげで、武道館のステージに戻ってこれた」
と、感謝の気持ちを語った。
なんか、いいなぁ。



アンコールは、
この日の為に呼人が書いた曲『R&R TRAIN』
ゆうさん、川西さん、小林さんのトリプル・ドラムに、
ベースはトーベンさんと呼人、ギターは・・・大勢で。
いい曲だったなぁ。
子供ばんどに対するリスペクトの気持ちとか、
ロックンロールに対する思いがこもってて、グッときた。

JICKがピカピカ照明付きのフライングVを持って出てきて、
『サマータイム・ブルース』
ショウや宮田さんまでギターを持ってて(繋がってないけど)、
おや、川西さんまで?
気付いたら、レイジと交代してた。
ベースはトーベンさん、EBIくん、ハマくんというフォーメーション。
そのベース軍団(ってJICKが言ってた)の中で、
トーベンさん楽しそうだったなぁ。
たぶん、ハマくんのこととか可愛くって仕方ないんだと思う。

ギターソロを全員で回していって、
ついにベース軍団のところにも順番が回ってきたんだけど、
EBIくんのベースは繋がってなかったので、
JICKのヘルメットアンプに繋いで、
みんながマイクを差し出して音を拾いつつ、ソロ。
次は、なぜか、ちゃんと繋がってたはずのハマくんのベースも
そのヘルメットアンプに繋ぎ変えて、ベースソロ。
もう、なんだかわけがわからん。

最後には、ドラム以外の全員がステージ前にずらりと並んで、
かなり壮観なことになった。
しかも、みんな笑顔、笑顔、笑顔。
楽しそうだわ~、いや、こっちも楽しいのだが、
それでも、ステージ上の人達には敵わないわ。

テンション低く足を運んだ武道館だったけど、
なんだかんだと、結局、始めから最後まで通して楽しんでしまった。
全く、主催者の思惑通り、見事にはめられたので、
締めの挨拶の後、深く頭を下げた呼人には、心からの拍手を送った。

2011年10月25日火曜日

SA/フラワーカンパニーズ@SHELTER

下北沢SHELTER 20th ANNIVERSARY
~SA VS フラワーカンパニーズ~
2011/10/24 下北沢SHELTER
開場19:00/開演19:30
前売り ¥3,000 《SOLD OUT》



またまた下北沢ですわ。
いったい、今月何回、下北へ来たことやら。
もう、下北に住んだ方がいいんじゃない?ってくらいだね。
しかし、未だにライブハウス以外の店には、
ほとんど入ったことなかったりするのだ。



実は、SAってよく知らなくて、
うっすらと「パンクっぽいような・・・」
なんて考えながらシェルターに着いたら、
「ああ、やっぱりパンクだよね」といういでたちの方々がいて、納得。



予想どおり、フラカンが先攻。
大好きな『チェスト』からスタートで、あがるわ~。

2曲目のイントロ、竹安(今日は黒のVネックシャツ)のギターが
ジャカジャカと鳴って・・・。
あれー?この曲、なんだっけ??
・・・うわーっ!『捨て鉢』じゃないか!
超・超・超久しぶり~ってことで、さらにあがる。

そしたら、次に『トラッシュ』だって。
どうなってんだ?今日のセトリ。
なんか意表を突かれまくって、翻弄されてる気がする。
いや、それがいいんだけどさ。
そして圭介の目。
うーー、いい目しとる、キレキレの目だぜ。
あーダメだ、その目を見ちゃったら、もう虜だもの。
というわけで、今日は(いつもだろう、とか言わないで)
圭介に釘付けだったのである。

MCでは、初めて行ったパンクのライブでの、
“SA兄さん”との出会いのエピソードが語られた。
圭介、本当に好きなんだろうなぁ、話がムダに長いよ。
ちょっと久しぶりのライブ(といっても、3週間ぶりか?)
ということもあって、どうも、ライブ勘を失ってるようでもある。
Gも苦笑い。

この後のセトリも『恋しま』『切符』『はぐれ者』と、
定番なんだけど、この流れがたまらんなぁ。
歪んだSGの音が、
妙に懐かしく、愛しく聴こえたのはなんでだろ?
「歌えーー!」と何度も何度も叫んだ後の一瞬の静寂。
竹安とミスコニが目を合わせた瞬間、この曲だな、とわかった。

『深夜高速』
個人的には、それほど好きな曲ではなかったりする。
けど、この曲に入っていく瞬間のステージ上の緊張感には、
いつも息をのんでしまう。
独特の張りつめた感じ、空気がピリっと引き締まる感じがいい。

新曲『246』では圭介のモズライトが登場。
なぜか、最近、圭介の手をよく見てしまう。
繊細で柔らかそうで、全然、成人男性の手らしくない。
ブログに「間違えまくった」と書いていたけれど、
そういえば、何度か、「あっ!」というような表情をしてたっけ。
圭介の歌は、前に聴いたときより、断然、心に入ってきた。
竹安のギターも。

ラストスパートに突入して、
またまた意表を突かれて『くるったバナナ』
これは、たまらん。
この曲、元の音源より、ライブで聴く方が数倍カッコいいのだ。
緩急のつけ方がポイントなのだな。
うまーく、のせられてしまうわ。

これは、最後に『YES,FUTURE』なパターンだろう・・・と、
構えてたら、アレっ!?
と、ここでも裏切られて(いい意味で!)
『TEENAGE DREAM』ときたぜ。
オッサン!を連呼すると、なかなかスカッとするね。

うーん、やっぱりSAが対バンだから、気合が入ってたのか。
圭介に動きにキレがあったし、目がイってたのがよかった。
おかげで、他のメンバーほとんど見てない。
ごめんよー。
とにかく、セトリが見事。
まいりました。


チェスト
捨て鉢野郎のお通りだ
トラッシュ
恋をしましょう
切符
はぐれ者賛歌
深夜高速
246
ラララで続け!
終わらないツアー
くるったバナナ
TEENAGE DREAM



転換中にドリンク交換に行き、
端っこのトイレ前あたり、安全な場所へ移動。
よくわかんないけど、ファンのお兄さん方を見ると、
絶対にモッシュ、ダイブ、あるよな~という雰囲気だったからね。
体力のないオバサンは避難しとかないと、迷惑かけちゃうからさ。


後攻のSAは4ピース。
由緒正しいパンクバンドの佇まいがステキ。
奏でる音も正統派のパンクロック。
もちろん、フロアも熱いモッシュの波がうねり、ダイバーがとぶ。
うん、そうそう、正しきパンクスの集い、間違いない。
なのに、不思議と殺伐とした感じがまったくないんだよね。

圭介がMCで言ってたとおり、
ボーカルのタイセイさんは、あったかい人なんだな。
優しい目でフロアにいる一人一人を正面から見つめて、
よし、よし、というように頷いていた。
口は悪いけどね。
「かかってこいやーーー!」と煽る台詞に愛が溢れすぎてて、
胸がキュー-ンとなるくらい。

タイセイさんだけじゃなく、ギターの方もベースの方も、
フロアにいるファンを、本当に愛おしげに見つめていて、
もう、グッときまくり。
なんて、ナイスガイなんだ。

もちろん、曲は知らないけれど、
小難しいことなんて何もないパンクロックだもん。
拳を振り上げて弾むだけさ。
あと20才若かったら、あのモッシュのど真ん中へ
飛びこんでいっただろうなぁ。

「隣のヤツと肩を組めーー!」なんて煽られて、思わず、
ぜんっぜん知らない可愛いお嬢さんの肩に手をかけてしまった。
そしたらニッコリ微笑んで肩組んでくれて、一緒に跳ねてた。
そのくらいピースフルな空間ができてたんだよ。
あーーー、楽しー!
SA、最高!

と、予想外にSAで盛り上がってしまったのだった。
だから、対バンのライブっていいんだよなぁ。



そして、いまだにタイセイさんの「かかってこいやーー!」を
思い出しては、なんだかホッコリしてしまうのだ。
いやー、本当にステキだったわー。

2011年10月24日月曜日

足蹴り一発 ズレてる感覚

ちょっと更新を怠りました。
その間に考えてたこと、いろいろ。
ちゃんとまとめられないので、思考の断片の垂れ流し。



せっちゃんが出るというのでA-Studioを見た。
まぁ、トークはあんなもんか。
それにしても、鶴瓶とトークしてるの見ると、芸能人って感じがするなぁ。
いや、せっちゃんはいつものユルキャラのまんまだから、
私の目が偏見で曇ってるんだろう。

例の『ずっとウソだった』のことを持ち出したりして、
「男気のあるヤツなんです」と褒めてくれるのは嬉しいのだが、
なんか違和感を感じてしまうのは、なんなんでしょ。

音楽で表現されてるものを
言葉や文章で説明しようとするときの歯がゆさと同じ。
どう言い繕っても、本質に届かないあの感じだ。

どんどん本質からズレていくあの感覚。

ライブは良かったな・・・。
バンドの編成は、
小田原さん、奥野さん、タケちゃん、隅倉さん。

せっちゃんの曲って、必要以上にPOP。
いや、曲がPOPなんじゃなくなく、受け取られ方が、ということ。
私は流行に疎いので、間違ってるかもしれないけど、
テレビでよく流れてるJ-POPなんかと同列で、
大衆受けしてるのが不思議なんだよなぁ。
みんなが思ってるほど、わかりやすい歌ではないと思うのだよ。

ここ最近のせっちゃんのアルバムは、
全部レンタルで済ませてきたのだが、今回は“買い”かな。




「ヨサホイ・フォーエバー」を見た。
まぁ、楽しそうなこと。
これは、ファンじゃない人には決してオススメしないが、
ファンなら、それなりに楽しめるんじゃないでしょうか?
かなりレアなサービス・ショットも収められてるしね。

音も画質も海賊版並みだし、ライブシーンも中途半端で物足りないし、
まぁ、言いたいことは沢山あるが、
それでも許せてしまうくらいに、楽しそうなのが伝わってきて、
見てて顔がニヤけてしまう。

これを見て、笑ってられるうちは、大丈夫なんじゃないかな。
そんな気がした。

あと・・・エンディングがヤバいな、これ。




情報は情報の集まっているところに集まる習性があるらしい。
チラッと立ち読みした本に、そう書いてあった。

情報を集めるには、情報を発信しなければならない。
で、情報を発信するということは思考するということ。
何かについて考えるということが、情報発信なのだとか。

そうか。
このブログでもレポまがいの文章を書いているけれど、
もっと、思考して書かなければならないなぁ。

でも・・・。
そもそも、私は情報を集めたいと思っているのだろうか?

2011年10月16日日曜日

湯川トーベン@ lete (2011/10/14)

湯川トーベン ソロLIVE
10月14日(金) 下北沢 lete
Open 19:30 / Start 20:30
予約 ¥2,500 + drink / 当日 ¥2,800 + drink


初めてのお店“lete”は、本当に小さくて山小屋のよう。
事前に場所を確認しておいてよかった。
じゃないと、見逃して辿り着けなくなってただろうなぁ。
雨降ってたし。

その狭い店内にギュウギュウのお客さん。
20人を少し超えるくらいかな?
満員御礼。

このサイズのハコなので、ライブはもちろん“生音”。
ギブソンJ-50と12弦(ヤマハかな?)とウクレレが並べてある。
トーベンさん、めちゃくちゃ近い。
この距離感、緊張する。

一番前の席に小学生(四年生?)の男の子が座っていて、
当然ながら、イジられまくる。
素直でかわいいお坊ちゃんでしたわ。
そして後々、彼が爆弾発言をして、会場を沸かすのである。

2曲目の『フォークロック』で12弦が登場。
12弦のキラキラしたようなギラギラしたような、
独特の響きが気持ち良いなぁ。
しかし、これっきり12弦の出番はなかったんだよな。
ちょっと残念。

「今日は普段あんまり演らないような曲を・・・」というわけで、
私も聴いたことない曲が多かった。
カヴァー曲もたくさん。

斉藤哲夫さんの曲も2曲ほど演って、
毎回「斉藤哲夫~!」と呼びかけるように名前を言っていた。
このとき私は知らなかったのだが、
斉藤哲夫さん、今、入院されてるらしい。
詳しいことはわからないけど、
予定されてたライブがすべて延期されてるようなので、
ちょっと心配です。
・・・ということを後で知ったわけだけど、
これって、トーベンさんの斉藤哲夫さんに対するエールだったのかな?
と思った。
このことに触れた話はしなかったけど、
トーベンさんが知らなかったわけがないもんなぁ。

私の席からは、トーベンさんの左手が隠れてしまって見えないので、
右手のストロークをずっと見ていた。
一定の振り幅でストロークを繰り返しているようにしか見えないのに、
ちゃんとアクセントがついていて、不思議。
これ、ギター超初心者の感想。
あぁ、こんな風に弾けるようになりたい。

MCでは、トーベンさん周辺の
いろんなミュージシャンの話が多く、面白かった。
とくに不穏な発言があったわけではないけれど、
あの狭い空間の中で話されたことなので、
詳しいことは、割愛。
ただ、エンケンは相撲の稽古を取り入れて、体を鍛えてるという話は
すごく納得した。
来年65才だというのに、元気だし、スタイルがいいもんなぁ。
トーベンさんは再来年、還暦だけど、
「還暦記念ライブ」とかそういうのは「やりません!」
でも、患ってる五十肩が治ったら、
「五十肩完治記念ツアー」をやるんだって。

あと、今後のライブの告知。
エンケンバンド、子供ばんど、ソロ、とくべん・・・。
私、それ全部行くかも・・・と思うと、ちょっと恥ずかしくなった。
私って・・・。
そうそう、来年1月にフォークロックスのライブが決まったそうです。
それも行かなくては!

客席を見ながら、
なんか今日初めての人が結構いるよね、とトーベンさん。
その視線の先は、もちろん私ではなく、
あー、やっぱり私の面は割れてるのか~、と思ったりして。
そりゃ、これくらいのキャパだもん、当然なんだけど、
嬉しいような恥ずかしいような・・・。

最前列のお坊ちゃんからのリクエストということで
『ねぇドクター』
通な選曲だわ。
いやー、ポップで楽しい名曲なんだけど、
やっぱりこれは、フォークロックスで聴きたくなるなぁ。

休憩を挟んで、再びトーベンさんが出てきたとき、
「今日は皆さんにプレゼントがあります」
「新しいピックを作ったので、1枚ずつね」
と、黄色に緑の文字で“とーべん”と入った
ピック(ブラジルVer.と言ってた)を頂いた。
しかも、トーベンさんから直接手渡しで。
後ろの方の席には「じゃ、まわしていって」ということになったのだが、
わりと前方にいた私は、ラッキーなことに、直接手渡されたのだ。
幸せな瞬間。

そして、遂にウクレレが出てきた。
この間、天月のライブで言ってた『天ぷらと月見』という曲を
作ってきたらしい。
「今日作った」と言ってた。
ちょっと笑ってしまうけど、超キュートな曲。
これでお蔵入りになってしまうかもしれないと言ってたけど、
それは少し勿体無いな〜。
もう一度聴いてみたいもの。

再び、少年からのリクエストで
『食パンとミルク』
やっぱり、通だわ。
こういう、ほのぼの可愛らしい曲が、
なぜかトーベンさんの歌声によく合うんだな。
もちろん、みんなで掛け合いのコーラス。
「ローソンで買ってかえろ〜♪」

「家で、お父さんとお母さんは、こんな曲聴いてるの?」
「ヘンな家だね。お父さんとお母さん、うまくいってないでしょ?」
と、お子様にどうかと思う質問をしてイジっていると、
「しょっちゅう、キスしてるよ!」と元気な声で答える少年。
顔は見えないけど、隣にいるお父さんが焦っているのをよそに、
会場中がヒューヒューと盛り上がる。
もちろんトーベンさんも、放っとくわけがない。
「夜は二人は何をしてる?」とか
「朝はどんな感じ?」とか
更に突っ込んだ質問を浴びせていく。
お父さんが堪らず、「もう勘弁して下さい」と音を上げた。
いやー、ご夫婦仲がよろしくて羨ましいですなぁ。

あー、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。

アンコールは、
バンドマンにだけはなるなよ!
という少年に対するメッセージを込めて
『バンドマン・ブルース』



トーベンさんのライブは、本当にあったかいな。
ふんわりと毛布をかけてもらったような、
そんな優しい気持ち良さで、心がフル充電されたみたいだ。

2011年10月15日土曜日

うっきーーー‼

か、か、か、家宝にいたします!







2011年10月12日水曜日

乾いた喉に からっ風がへばりつく

ついに禁断の“埋め込み”に挑戦ですわ。



これ、私が観に行ったときの映像ですわ。
あー、トーベンさん、めちゃカッコいい!
ギターも上手い!カッコいい!
こういうホロウボディのギターが似合うな~。

そして、何度も恋をする・・・せいなのか、
胸がいっぱいで何も喉を通らないのだ。
食欲減退中。

というのは、冗談だけど、
ずーっと、喉の奥で痰がからまっていて気持ち悪い。
食欲が失せてる。
まだ、風邪がぐずついてるのかな~。

2011年10月11日火曜日

夜のストレンジャーズ/VIOLETS/Soulcrap@Daisy Bar

<DaisyBar Autumn Fes 2011~LOOKING GOOD!!!~>
2011/10/10(祝) 下北沢DaisyBar
夜のストレンジャーズ/VIOLETS/Soulcrap
O.A:高 哲典 / DJ:K¥O-$UKE
OPEN18:00 START 18:30
前売り2500円(D別) 当日2800円(D別)


高 哲典
一彦さんがプロデュースしたと聞いていたいたので、
ちょっと楽しみにしていたのだ。
若きブルースマン、なかなかカッコ良かったよ。
ちゃんと言葉を伝えようとしている姿勢がいい。
最後の曲が特に良かった。
お母さんネタに、ホロリとさせられたぜ。


VIOLETS
パッチさんのバンドということで、
間違いなくゴキゲンなロックンロールだろうと思っていた。
その予想どおり。
ギターの子のハチャメチャなイカれたパフォーマンスが素敵。
勢いがあっていい。
あー、楽しかったわ。


Soulcrap
2度目ですね。
落ち着いた雰囲気のバンド。
ジャンル分けとか苦手なんだけど、R&Bになるんでしょうか?
おしゃれなBARのハコバンとかが似合いそうな感じ。
ヴォーカルさんの声がいいんだよね、しゃがれてて。
うーん、気持ちよく踊らされた。


夜のストレンジャーズ
新生となって、一発目のライブ。
これは絶対見逃せない!と思って、
無理やりスケジュールに入れてしまった。
新ベーシストは、モクメのベース・ヴォーカルの南マキコさん。
そう、女性ですよ!
しかも、美人で、セクシー超ミニワンピですよ!
なんか、ステージ上が華やかだわ~。

「夜のストレンジャーズ、もう終わった・・・って思ってた人もいるだろうけど、
まだまだ、ずっと続けていくぜ!」
という頼もしい言葉がミウラさんの口から出た。
私としては、終わった、なんて思ってなかったけど、
再スタートまでにはもっと時間がかかるんじゃないか、とは思ってた。
それが、思ったよりも早く、夜ストのライブが観られて嬉しいな。

セトリは、新曲押し。
やはり、新生、という決意表明みたいなものなのか。


新曲のタイトルわかんないので、サビのところの歌詞を表記。


Down On The Road
ブギウギ・カントリーボーイ
新曲1(グッドラックと言おう・・・)
新曲2(ツイスト・アゲイン・・・)
テレサ
ホームタウン・ボーイ
I Woke Up Crying
ブギ大臣Part2
サムクックで踊ろう
ソウルフリーター
ヤング&ヒッピー
Big Fat Saturday Night


マキコさん、最初は緊張してたと思う。
だって、観てる方は、みんなマキコさんに興味津々だしね。
視線が痛いくらいだったと思うよ。(美人だし・・・)

でも、途中から笑顔が見られるようになってきて、
少し緊張が解けたようで、安心。
やっぱり、その頃から、音のノリも良くなってきたように思う。
『サムクック~』あたりからは、すごく気持ちよくなってきた。
踊りやすいビートだったなぁ。

そうそう、歌心のわかるベースっていいんよね~、と
最近思っていたとこだったし。
今回は控えめに弾いておられたけれど、
慣れてきたら、もっと前に出ちゃってもいいかもね。

これからの夜ストが、ますます楽しみだなぁ。
期待してますよ。

2011年10月10日月曜日

仲井戸麗市 ONE NITE BLUES 61(3日目)@PLEASURE PLEASURE

仲井戸麗市 ONE NITE BLUES 61
at:Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
【仲井戸麗市BAND FULL LIVE】
(B:湯川トーベン/Dr:河村”カースケ”智康/Key:Dr.kyOn)
2011.10.8(SAT)OPEN 17:15/START 18:00
指定席・スタンディング 前売 ¥6,500(税込)



この年になるまで、
RCもキヨシローもチャボも、ほとんど通ってこなかった私。
なぜ、突然、チャボのライブへ行くことになったのか。
もちろん、トーベンさんがベースを弾くからというのが
一番の動機だけど、それだけでもないんだなぁ。

せっちゃんのUstreamライブのとき、チャボとセッションしたのを見て、
なんてカッコいいんだろう、と感動したのよ。
何を今更って感じだけど、その時初めてそう思ったの。

その後、ARABAKIで観て、ますますやられて、
それ以来、少しずつチャボのソロアルバムを聴いている。
ガツンとくるわけじゃないけど、渋くて深い。
繰り返し聴くうちに脳に沁み込んでいくような、中毒性のある音。
いいなぁ。

そのタイミングで、このライブの情報が入ってきたのだ。
何?このバンドの編成は?私のためか?
というほどの豪華メンバー。
速攻でチケットを取ってしまった、というわけ。



今回、一番後ろの席、立見ゾーンの前だったので、
なんだかプレッシャーで、申し訳ない気持ちになってしまった。
立見の人達はすっごいチャボのファンなんだろうなぁ、と思うと、
私みたいな新参者が前で座っててゴメンナサイ、な気持ちになる。
でも、5DAYSのうちの今日1日だけだから、許して。

当然ながら、曲は半分もわからないから、
セットリストはなし。
というか、セットリストわかる方、教えて下さい!

そして、チャボのライブだというのに、私はトーベンさんを観てたのだ。
いや、チャボの方を観たい気持ちもあるし、
カッコいいギターの音がしたら、思わずそっちを向いてしまうけど、
それでも、7割くらいはトーベンさんを観てしまうの。
これは、もう、惚れとるからしょーがない。

トーベンさんの今日のいでたちは、赤のTシャツにデニム。
帽子は黒い中折れのフェルト帽。
今日は、赤のプレベをメインに使っていた。
毎度毎度思うことだけど、ベースを持って立ってるだけで、
カッコいいんだよなぁ。

チャボは、しつこいくらいに何度も「My Old Friend !」と
トーベンさんを紹介してくれて、なんだか嬉しかった。
なんてったって、27(?)年ぶりって言ってたっけ?
イージーズというバンドでライブをしてたらしい。
メンバーが、湯川トーベンvo,b/仲井戸麗市vo,g/小川銀次g/
サントリー坂本vo,key/嶋田吉隆dr という驚愕の豪華さ。
ちなみに、そのライブを見たという方が客席におられた。
「よし、ここからはお前を中心に演る!」とチャボに言われてたけど、
羨ましいわ~。

ちなみにカースケさんは、“ぴかぴか”というバンドで
そのイージーズの前座を演ったことがあるらしい。
“ぴかぴか”って、どこかのコンテストで優勝したバンドなんだよね。
誠さんのバンド(スーパーセーラー服だったっけ?)は
予選で落ちてしまったと言ってたなぁ。
あー、これは余談でしたね。

チャボが「じゃあ、トーベンに1曲歌ってもらうから」と。
そのイージーズで演ってたという『ロコモーション』を。
うぉーーー!
歌う前、トーベンさんはとても恐縮して「すいません!」と
謝っていたけど、その気持ちわかるわ~。
私も、周りのチャボファンの方々に、心の中で、
「ほんと、すいません。私だけ喜んじゃって」と思ったもの。
あっ、でもチャボのファンは温かく受けとめてくれてたみたい。
トーベンさんに対しても声援が贈られてたし。

途中、アコースティックセットがあって、
トーベンさんのアコベ、初めて見ちゃった。
アコベってすっごく大きいんだけど、トーベンさん似合うなぁ。
そんなに背が大きいわけじゃないのに、不思議。

カースケさんもアコギを持って、バスドラを踏みながら弾いてた。
キョンさんは・・・あれ?ミニギターみたいなの弾いてたっけ?
ステージ上手ばっかり見てたから、キョンさんの記憶が曖昧。
ギターとかアコーディオンを持ったときに、弾きながら、
ステージの前の方へ出てきてたのは、なんとなく覚えてる。
素敵なマルチプレイヤーっぷりを発揮されてたんだけど、
私の視線が上手に集中してたので、印象が薄い。
ごめんなさい。

あ、肝心のチャボのこと、書かなくちゃ。
いやー、若い!
明日61才になるんですと?
そんなの信じられないくらいに若々しいというか、
いい意味で軽くて、まるで少年のよう。
ギターはテレキャスと、厚みのないエレアコっぽいヤツだけかな。
テレキャスがいい音してたなぁ。
そして歌がブルースだ。
沁みる、沁みる。

たいてい1曲ごとにMCが入る感じの進行。

「こういうのやろうぜ、ってキヨシローと作った曲」
というように曲の説明をしたりして、なんかあったかいんだよ。
最後の方では、スタッフ一人一人の名前を挙げながら、
「今日はありがとう、あと2日よろしく!」と
お礼を言う姿にグッときた。

本編の最後は
『早く帰りたい』だったっけ?
カッコ良かったな~。

いつものチャボのライブを観てないから、どうにも比較のしようがないけど、
トーベンさんのベースはロックなんだよね。
しかもロックでありながらポップというか、歌っているの。
トーベンさん自身が歌うたいで、歌を大切にしてる人だからなのかな。
今日のライブでは、それを強烈に感じたな。

アンコールで、最初にチャボが出てきて、
弾き語りで1曲歌った後、バンドメンバーを一人ずつ呼び込んでいく。
カースケさんには「すごく売れっ子になっちゃったけど、
離さないからな」と言っていた。
信頼されてるんだなぁ。
トーベンさんのときは、子供ばんども復活して・・・という話から、
娘さんがシンガーの湯川潮音ちゃんだよ、ということまで、
ギュッと詰まった紹介。
そして「My Old Friend 湯川トーベン!」と。
チャボの気遣いがとてもよく伝わってきて、またもやグッときていたので、
キョンさんのとき何て言ってたのか、忘れた・・・。

最後の曲は『Song for you』
初めて聴いたのだが、チャボの言葉に射抜かれたように、
涙が溢れてきた。
例えば、古くからのファンで、この曲に思い入れがあるとか、
RCのファンで、チャボを見るとキヨシローを思い出さずにいられないとか、
そういうのじゃなく、
今聴いてるこの歌に、歌っているチャボに、演奏しているバンドに、
感動したんだよ。

この曲が終わって、バンドのメンバーが楽器を置いて、
ステージ中央へ。
このとき、トーベンさん、ちょっと涙目になってたはず。
一番後ろの席からだけど、視力1.5の私には見えたのよ。
少し鼻が赤くなってたし、それを隠すように後ろ向いてたし。
そのときのトーベンさんの想いは、どういうものだったのか。
チャボの歌が感動的だったのか、
天にいるあの人を思い出していたのか、
このバンドでの演奏が泣けるほど気持ち良かったのか、
私にはわからない。
なのに、私まで泣けてきてしまった。
なんていうか・・・解散ライブを見たあとの気持ちに近いかも。
これでもう、このバンドは観られないんだなぁ、
という寂寥感がドーンと押し寄せてくる。

もちろん、チャボの歌が、ギターが素敵だったんだけど、
このバンドとしての佇まいが素晴らしかった。
あー、勿体ない、これっきりなんて。
ぜひ、また演ってほしい。

「また機会があれば、このメンバーで演るぞ!」
と言ってたチャボの言葉を信じたい。

2011年10月9日日曜日

ザ・クロマニヨンズ@下北沢GARDEN

下北沢GARDEN Re-Boot!! Anniversary event 
ザ・クロマニヨンズ オン ステージ
10月7日(金)open 18:15 / start 19:00
Adv. ¥4,800 / Door ¥5,100 ※ドリンク代別途



まったくクジ運のない私だけれど、
人の縁てぇやつで、このプレミアLIVEに行くことができたのだ。
本当にありがとうございます。

まぁ、相変わらずのカツジ・ウォッチャーなので、
普通にヒロトやマーシーのレポが読みたい方には、
最初に謝っておきます。
たぶん、ご期待にそえるようなことは、ほとんど書いてないです。
ごめんなさい。



今回、GARDENのリニューアルオープンの初日。
結局、改装前には一度も来ることがなかった。
縁がなかったんだね。
HPによると、以前よりステージが10センチくらい高くなったらしく、
そのお陰か、なんとかカツジの姿を見られた。

位置取りは、おなじみのコビー前。
3、4列目あたり。

『クロマニヨン・ストンプ』から始まって、3曲目までは
この前の恵比寿のときと同じ。
ストンプ→キラービーっていう流れ、オープンニングとしては
最高だと思うけど、次に『グレート』がきたときは、
正直、ちょっと、ウーン・・・となってしまったなぁ。
そこへ『伝書鳩』がきたので、おっ!という感じで、
気持ちがぐーんと上向いた。
さすがにワンマンなので、曲数増やすよねぇ。

恵比寿ではやらなかった『流線型』
噂のマーシーのちゃんちゃんこ・・・じゃなかった
ボ・ジャケットが登場。
本当に、この1曲だけのために着こむんだね。
視界不良なので、なかなかその全貌を見るのは難しかったけど、
必死に背伸びして、ちらっと拝見。
あ・・・、本当にちゃんちゃんこだ・・・。
そのままコタツに入ってミカン食べたら似合いそうな・・・。

「この暑いのに、わざわざもう一枚着る人もいるんだね~」
とヒロト。
あのジャケット何?というオーディエンスの気持ちを察したのか
「今、気がついたけど、あれは、ボ・ディドリーだ!」
と説明してくれた。
大丈夫、
マーシーのボ・ディドリーに対する敬意は伝わったから。
(ほとんど、見えてなかったけどね)

スピーカーの位置の関係なのか、
今日は、やたらと、カツジのコーラスがよく聴こえた。
いつもに増して、シャウトしてたな。
激しめの曲で、フロアも激しく揉みあってて、
体力的に、く、く、苦しい、うぅ・・・となってるタイミングでの
カツジのシャウトで気合入れなおして踏ん張る、みたいな。

『草原~』のときのリズム隊が素敵だったなぁ。
ヒロトのハープとマーシーのギターが掛け合いのソロやってるとき、
コビーとカツジが笑い合いながら、
きっちりとバンドの土台を支えてるんだよね~。
カツジがツーバスでドカドカドカと、頑張ったフレーズ踏むと、
コビーが、おぉやるねぇ的な笑顔を向けてた。
うん、今日の『草原~』はカツジのドラムが冴えとったよ。

ちなみに、コビーのベースは『ボニー』のときがカッコよかった。
後半は、もう、ちょっと記憶が曖昧なので、よくわかんない。
とにかく、ほんの少し肩を前に入れるようにして、
重心の低いところで弾く造形が美しいんだよね~。
はい、今日も完璧でした。

『ギリガン』では、カツジと同じとこで手を振り上げた。
ちゃんと見てるよ、というのが伝わるといいなぁと思って。
そうですよ、
みんなとズレた変なタイミングで拳を上げてるのが私だよ。
あー、でも、カツジ正面しか向いてないから、見てないだろうなぁ。
ま、いーけど、自己満足だから。

フロアから「かっちゃーん!」という声援がとんで、
「かっちゃんと呼ばれるのを初めて聞いたよ。
今度、からかう時に使わせてもらおう。食べ過ぎてるときとか。」
と、ヒロトが“かっちゃん”に反応してた。



本編終わりで、私は前線を撤退して後ろへ下がった。
体力的にはまだまだ大丈夫だったんだけど、
アンコールの待ちの時間がちょっと耐えられなかった。
他人の汗まみれの自分が気持ち悪くて。

適度に人口密度が下がった快適空間で待機。

アンコール1曲目は『アングラ番長』きたっ。
下がらずに前で頑張れば良かったかなぁと、かなり後悔。
この曲めっちゃ好き。
これ、絶対ライブで盛り上がるのわかってたもの。
チカチカ言いたーい、ワン!って言いたーい。
で、ちゃんと言えたわけだけど、
フロアの前と後ろじゃ、熱量の差があって、
このバカバカしさに興じるには狂おしいほどの熱さがないとさ、
ダメなんだよな~。
あー、熱が足りんかったぁ。



クロマニヨン・ストンプ
キラービー
グレート
伝書鳩
ひらきっぱなし
流線型
飛び乗れ!!ボニー!!
グリセリン・クイーン
やわらかい
ナンバーワン野郎!
渋滞
土星にやさしく
草原の輝き
底なしブルー
あさくらさんしょ
歩くチブ
ギリギリガガンガン
タリホー

アングラ番長
紙飛行機
エイトビート



クロマニヨンズはライブバンドだよな、やっぱり。

2011年10月5日水曜日

フラワーカンパニーズ/THEイナズマ戦隊@CLUB Que

CLUB Que ANNIVERSARY "SEVENTEEN GRAFFITI !!"
フラワーカンパニーズ / THEイナズマ戦隊
2011/10/03 下北沢CLUB Que
開場18:30 / 開演19:00
前売り ¥3,300 ドリンク代別途




なんとか、風邪の野郎をねじ伏せて復活。
だって、ライブだもの。
負けてなんかいられないわ。



イナ戦は初見。
とくに予習もせず、本当に真っサラな気持ちで初対面。

いやー、楽しかった!
曲のノリがファンキーなところがいい。
誰にも共感してもらえないかもしれないけど、
ザックリいうと、ウルフルズ+怒髪天 といった印象だ。
こういう、誰々みたいな~という例えって失礼だよね。
ごめんなさい・・・でも言っちゃった。
大阪+北海道なわけだから、間違ってはないよね。

そんでもって、ギターのタケオくんがっ・・・超・超・超カワイイ!
もう、私の好み、どストライクじゃないか。
最後の曲以外はレスポール弾いてましたよ。
終始ゴキゲンな感じで、ニコニコ笑顔。
左手がなんだかキュートでね、あのFの形の手が!

そういえば、
セーハの指が堪らん!とか、
Aのハイコードを弾くところが好きっ!とか、
マニアックなフェティッシュの台詞をどこかできいたことがあるなぁ。
うん、その気持ち、よーくわかる。
あの指の形には、
女心をそそる秘密の何かが隠されているに違いない、と確信。

このタケオくんが、ビミョー過ぎて解りにくい竹安のモノマネをして、
ヴォーカルのジョーヤくんが「めっちゃ似てるんですよ!」と褒める。
なんか、カワイイ。

さらに竹安ネタで、
小学校2年生のときに、家にかかってきた電話に出たら、
「あ、ご主人さまですか?」とお父さんだと思われたとか。
あの低音ヴォイスは、小学校2年で完成しとったんやね、って。

よく喋るヴォーカルに
可愛い(←これは私の主観)ギタリスト、
・・・ええバランス、ええバンド。




フラカン。
今日のセトリ、ちょっと凄いわ。
まだまだチェストツアーの最中ではあるけれど、
脱チェスト的な感じだね。

ハープマイクのケーブルなのかコネクタなのか、
どこか接触が悪いらしく、ハープの音が途切れ途切れ。
(前も同じようにトラブってたような・・・)
そのせいで『丑三つのライダー』とか、
何の曲かわかるまでに、かなりの時間を要したよ。
気付いた途端、うわーっ!てなったな。

そして『人間の爆発』
このときの圭介の大きく見開いた、ちょっとイッてる目が好きだ。
ゾクゾクするほどカッコいい。

で、気が付いたら圭介が私の方に倒れてきた。
えっ?えっ!?
ダメだよ、落っこちゃうよ!
と、必死に持ち上げようと頑張ってしまった。
後で、みんながキャーって触りにいってる中で
一人だけ押し戻してたよ、と指摘された。
だってぇ・・・、とっさに「助けなきゃ」って思ったんだもん。
だけど、その後でこっそり、
自分の手についた圭介の汗の匂いをかいでみたことは内緒。
もちろん、どんな匂いがしたのかも内緒。
変態で悪かったね。

予想はしていたが、
圭介の富良野病は相当重症。
MCは、延々とその話ばっかり。
マエさんも、ずっと苦笑しっぱなしだったもんな。

ライブとか関係なくさぁ、みんなで一緒に富良野に行こうよ!
イナ戦とかフラカンとか聴いてるようなヤツはマイノリティ。
クラスに一人しかいない。
ロックのライブに来るようなヤツはどこか病んでる。
そういう病んでるマイノリティが、ライブ以外に行けるのは
富良野なんだよ!


なんだかよくわからん話だけど、マイノリティだということは
痛いほどよくわかっているさ。

初披露の新曲『246』は、国道246号のことではなく、
2時46分ということらしい・・・。
サウンド的には、なんとなく70年代っぽいような。
一発で入ってくるタイプの曲ではなく、ちょっと印象が薄い。
もう一回ちゃんと聴ききたいなぁ。


今日は、なんだか竹安ネタが多かったなぁ。

イナ戦が、
小学校2年で竹安の低音が完成されてたと言ってたけど、
それは、間違い。
本当は、幼稚園のとき既に完成してたらしい。

圭介のMCがダラダラと続いてる間、
黙々とギターを練習してる竹安に
「あれ?もうギターソロ弾いちゃったの?早いね~」
と圭介が絡んでいくと、
「は や く や ら せ ろ」と、竹安が喋った。
しかも、わざわざオンマイクで!
これには、おおぉーー、と会場もどよめいた。
「クララが立った!」的な、驚き。
おおぉーー。

アンコールで『ラララ~』をやって、メンバーが引っ込んでも、
全然鳴り止まないアンコールの拍手。
みんな知ってるんだよ。
フラカンは、そういうファンの期待を裏切らないってことをね。

ダブルアンコールは『サヨナラBABY』
いつも同じことを思うけど、
これを歌ってるときの圭介の楽しそうな顔が大好きだ。
ホント、いい顔してるんだよね。




 馬鹿の最高
 パンクはうまく踊れない
 切符
 はぐれ者賛歌
 丑三つのライダー
 人間の爆発
 心の氷
 246
 日々のあぶく
 チェスト
 終わらないツアー
 YES,FUTURE

 ラララで続け!

 サヨナラBABY



あー。
やっぱり実家はいいね~。

2011年10月4日火曜日

とても言えないこんな夢

弱ってるなぁ~なんて思っていたら、
案の定、発熱して寝込んでしまった。
なんて脆弱なこの肉体。
しっかりしてくれよー、と他人事のように言ってみたくなる。

この前は薬で、無理やり抑えこんでしまったのだが、
結局それが良くなかったんじゃないかという気がして、
今回は、薬はなしで、熱の上がるままに放置。
私の体の中で、私の細胞たちが頑張って戦ってくれてるのなら、
こちらはそれを信じて、ただ祈るのみ。
ひたすら安静にしているしかない。

いやぁ、しんどかった。
子供の頃は、熱出ても元気だったのになぁ。
オバサンの肉体は、重くって起き上がれないんだなぁ。

食欲もないので、水分だけ摂ってひたすら寝る、寝る、寝る。

そしたら、すっごくいい夢を見た。
トキメキMAX、胸キュン120%。
いえいえ、残念ながらエロは無しの、超プラトニックなヤツね。
恥ずかしいし、勿体無いから、詳しくは書かないが、
いやー、トキメいたわ~。
あの方がとてもジェントリーでねぇ、ステキだったんよねぇ・・・。

・・・と、自分の胸のトキメキのドキドキで、ガバッと目が覚めた。
ドキドキドキドキ。

あっ、熱下がった。