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2012年2月29日水曜日

とーべん祭りに願いを

秋頃に開催予定といわれている《とーべん祭り》に向けて。

呼んで欲しい人がいたら言って、とおっしゃっていたけれど、
トーベンさんに直接お願いするなんて畏れ多いので、
ここから叫ぶぞ-!

藤井一彦を呼んで-!
斎藤誠を呼んでー!
鈴木圭介を呼んで-!
(以上、敬称略・・・あ、圭介は普段から略しっぱなしだった!)

どうです?いいと思いません?
せっちゃんとか、CHABOとか、エンケンとか、
そんな無茶なことは思ってても言いませんから。←言ってる!
かなり、現実的な路線ですよ。
もちろん、Gのミック・ジャガーでもいいですけど。
あっ、潮音ちゃんとの親子ユニット「湯川家」も見てみたいな。


最近、圭介は弾き語りやってないから、見たいんだよなー。
純也との《兄弟船》演ってほしいなー。

なんか《とーべん祭り》とは関係なくなってきたけど、
ついでだから、あっちの方面にもお願いしちゃうぞー!


グレートマエカワ様
エンケン&カレーライスでライブやってー!
ってか、対バンしましょうよ、遠藤賢司バンドと。
そうだ。
人間の爆発シリーズで対バンしましょうよ、子供ばんどと。
どうです?いいと思いません?
あー、いいわー、それ。


夜スト 三浦様
都内でT字路sとのツーマンやって下さい。
タエコさんは、珍しく私が好きな女性ボーカリストなんですよ。
夜ストとの対バンで観たいです。



関係者の皆様、ぜひ前向きにご検討下さいませ。

2012年2月26日日曜日

バタバタゴー

あーーー、疲れたーーー。

仕事、というか会社関係で突発的事象が発生したため、
この一週間は、もう、てんやわんや。
ドタバタ、ジタバタ、右往左往。
と、そんな感じだった。
ま、とりあえずは、これで一段落なんだろうなぁ。
しかし、呑気なことは言ってられない。
月曜日からは、先週積み残した通常業務のお仕事が
山になって待ってるんだよー。
げっ。

しかし、幸運にも、ライブの予定のない期間だったから、
うきーーっ!と、悔し涙を流すことにはならなかった。
それだけは良かったなぁ。

あっ、チケットありがとうございました。(←私信)


それにしても、忙しいと心が荒ぶね~。
そんな私の為に。

グーでバッチリ・・・といきたいもんだ。


なんて愉しげなオジサマ達。
元気もらったけど、ライブに行きたくてウズウズするぜ。

2012年2月21日火曜日

石橋凌スペシャルライブ@タワーレコード渋谷店

石橋凌 スペシャルライブ
2012年02月19日(日) 18:00~
タワーレコード渋谷店 B1「STAGE ONE」



タワーレコードのこの地下のスペース、すごいね。
初めて来たけど、まるっきりライブハウスの造りだ。
フロアの広さもあるし、
キャパで言うと300人以上は入りそう。
某サイトによると、この日集まったファンは160人とか。

ステージ前にパイプ椅子が3,4列並んでいた。
なんてったて今回、奇跡の整理番号一桁を引き当てたワタクシ。
遠慮なく、凌さん前カブリツキに行かせていただいた。
うー、近いぞ。

それにしても男子率高し。
しかも40~50代と思しき、いわゆるオジサンがたくさん。
れっきとしたオバサンの私が言うのもナンですが。
みなさん熱かったよねぇ。

凌さんと魂署の面々が登場。
ビシッとシャツにベストというスタイル。
50年代アメリカのギャング映画みたいな雰囲気。
こうやって並ぶと、絵になる男達だなぁ、と感心する。
ほんと、みなさんカッコいいわ。
凌さんも、ずいぶんと、そのぉ、恰幅が良くなられて、ド迫力である。

音楽の舞台に戻ってきました。ただいま!
という凌さんの言葉に「おかえりー!」という歓声が上がる。
とても嬉しそうな表情で「その言葉が一番聴きたかった」と凌さん。
すると、更に多くの「おかえりー!」の声が飛び交う。
「その言葉を全身に浴びたい。『おかえり』で頭を洗いたい。」
なんとも可愛らしい発言だが、胸にグッとくるよなぁ。

メンバーを一人ずつ紹介して、最後にもう一人、
「前から、ソロをやるなら、絶対一緒にやろうと思っていた」
という梅津さんを呼び込んで、演奏が始まった。


一彦さんのグレッチは、いつもどおりのキレキレの音色がして、
この馴染みのあるギターの音を聴いたら、
テンション上がるのは当たり前として、
なんだか妙な力みのようなものが抜けた。
閉じていた扉がパーッと開いたような、そんな気がした。
自分でも気付かないうちに、身構えていたみたいだ。
どうにも“考え過ぎ病”に罹っているようで、最近。

目の前で魂こがすように歌う凌さんが、すごく大きく見えた。
力強い歌声は、若い頃よりも艶っぽい響きがする。
そして、客席に向ける眼差しが愛しげで、とびっきり優しい。
その優しい眼差しは、ステージの上のメンバーにも向けられていて、
愛を感じたなぁ。

音源で聴いてるときより、一彦ギターの冴えが一際目立っていた。
歌わない分、グルーヴァーズのときよりも
ギタリストの顔で、クールだったわ。

ミキオさんは終始ニコニコ笑顔で、可愛かったなー。
一彦さんとアイコンタクトを交わしながら、
楽しそうに弾いてたのが印象的。

『乾いた花』のとき、明らかに私に向かって歌ってくれたのだ。
まぁ、妄想かもしれないが。
キャーーー!!
あれ?ちょっと待てよ。
それって、私が“乾いた花”だってことなのか?
「夢も見栄もしぼんだ花」って・・・、その通りかもしれないが。
ふふん、それでもいいや。
私の目を見て歌ってくれたんだもんっ!凄いじゃん。(←妄想!)

『形見のフォト』で、凌さんが
「シートベルトの着用サインは消えました」と言ってくれて、
立ち上がることができたので、ステージ前のバーのとこまで詰め寄る。
ますます近くなる。
サビのとこで、ラララララ~とフロアで大合唱がおきて、
その間に、ミキオさんはアコーディオン、一彦さんはマンドリン、
圭一さんはアコギに持ち替えて、ステージの前方へ。
池畑さんの持ってたバスドラを皮だけにしたみたいな楽器は何?
即席ジャグバンドになって盛り上がる。
楽しい!

『Dear my soulmate』は、アルバムの中では一番好きな曲。
魂署のバンドとしての完成度の高さが
非常にわかり易く表れてる一曲だと思うのだよ。
ライブで聴くと、更にいいな。
と、ノリノリで盛り上がったところに、キタ!!
『ダディーズ・シューズ』!!!
アルバムにも収録されてなかったARBのナンバー。
まさか、ここで聴けるとは思ってなかったな。
すっっっごい嬉しくて、飛び上がってしまった。

CD聴いて「あー、ARBじゃないんだなぁ」なんて
感傷に浸っていた自分が、ARBのナンバーがかかって
飛び跳ねて喜ぶなんて呆れちゃうよね。
しかし、そうなんだもん、しょーがない。

やっぱりライブじゃなきゃダメなんだよ。
目の前に転がってる生の音を感じなきゃダメ。
余計な邪念の入り込む余地なんてないくらいに
ギュウっと密度の高い、熱い爆音に曝されてみなきゃわからない。
私って、やっぱりボンクラだな~。

アンコールは『Route66』から始まった。
おおっ、カヴァーか。
こういう定番ロックンロールナンバーを
さらりと決めるところが、まったく憎らしいほどカッコイイ。

凌さんは、ステージの端から端まで移動して、
端の方にいるファンの声援も受け止めて、握手してたりして。
あのー、真ん中の方にいる私は?握手は?
なんてチラッと思ったりもしたけど、まあいっか。



終わってみると、1時間ほどしかたってなくて驚いた。
なんか濃かったなー。



最果て
乾いた花
Respect the night
形見のフォト
ベサメムーチョ
Dear my soulmate
Daddy’s shoes
喝!
我がプレッジ

Route 66
R&R AIR MAIL
Tokyo Shuffle

2012年2月19日日曜日

湯川トーベン@ lete (2012/02/17)

湯川トーベン ソロ
2月17日(金)下北沢 lete
Open 19:30 / Start 20:30
予約 ¥2,500 + drink / 当日 ¥2,800 + drink


2度目のレテ。

壁際に座ったら、隙間風が入ってきて寒かった。
雪が降ってたもんね~。
そういえば、先月のフォークロックスも雪の日じゃなかったか?
10月にレテ来たときも傘さしてた気がするし、
ひょっとしてトーベンさん、あなたも・・・ですか!?

今回、バレンタインデーの3日後ということで、
チョコレート大作戦を決行。
トーベンさん、チョコ好きらしいし。
いや、大作戦てほどのもんではなく、
ただ、ライブ前にお店の人に事づけただけなんだけどね。
あんな物持ったままじゃ、緊張して、楽しめる気がしないもの。

よく知らない人から貰った食べ物って、
なんだか気持ち悪いだろうと思うので、
一応、怪しい者じゃないことが伝わるようにメッセージを付けた。
あんまり熱く書いても、却って怪しい感じになっちゃうから、
その辺は、さらりと、ね。

今回も二十人ほど入ってたかな。
この前いた小学生の男の子もいたね。



トーベンさんが出てきて、チューニングを始める。
ギターはJ50と12弦。
もちろん、今日のライブは生音。

一曲目は『600ボルトの男』(実話シリーズ)
演奏中に感電したという話は知っていたけれど、
『エンケン対武道館』のDVDにその辺りのことが収録されてるらしい。
それは知らなかったな。
いつか、見てみます。
(音源は躊躇なく買うけど、映像モノはなかなか手が出ないのだ)

12弦ギターの鳴りがすごくて、
まだ喉があたたまってないのか、歌が少し聴こえにくい。

前回のレテでは、ほとんど出番のなかった12弦だけど、
今日は大活躍だったのだ。
本当によく鳴っていた。
ただ、チューニングはたいへんそうだったね。
6弦の倍だもんね、当り前だけど。

この曲をレコーディングするときは、天月でやるそうだ。
ただ・・・、今年も無理かなぁ、って。
そ、そうなのか。
それじゃ、来年のお誕生日に狙いを定めて、
還暦記念に新譜発売でいいんじゃないかなぁ。
エンケンみたいに。

明日、明後日と子供ばんどのライブで神戸、京都へ。
お客さんの中にも行くという方が何人かおられた。
う、う、羨ましい。

しかし、ご本人は「明日早いんだよなー」と
少し面倒臭そうで「ここで熱出して倒れちゃおうかな」なんて。
もちろん、冗談ですがね。

今日いちばん嬉しかったのは『ミュージック』が聴けたこと。
これも12弦ギターで。
この曲大好きだけど、ライブで聴いたことなかったのよ。
そして、密かにコピーしようとしてるとこなのですわ。
もちろん、採譜するのはイケメン先生なのだが。
しかし、惜しい。
できれば、6弦の指弾きで見たかったな。

あっ『ストロベリー・ガール』も嬉しかったんだ。
この曲、めちゃくちゃポップでキュート。
この歌詞に出てくる「あのコ」にジェラシーメラメラですよ。
こんな風に誰かに想われるような
可愛らしい少女だったことがないものでね。
ちょっと僻みモードに入ってしまうけど、曲は好きなんだな。

秋頃440で、とーべん祭りをやるらしい。
いろいろ企画を考えておられるようだったが、
「呼んで欲しい人とか、呼んで欲しくない人がいれば言って」と。

とーべん祭りの歴史は古い(らしい)。
昔は荻窪の方でやっていた(らしい)。
いろんな人がゲストで来ている(らしい)。
おそらく十数年前のことだろうけど、
「フラカンのグレートマエカワに電話して、
ロッテ戦の観戦してたところを呼び出したこともあったな」
そして、
「上半身裸にしてミック・ジャガーの真似をさせた」
そうですわ。
えー、まー、裸は得意だから大丈夫でしょう。
どーも、オイシイ話をありがとうございます。
もしGと話す機会があったら、そのこと訊いてみたいと思います。

トイレ休憩。
でも、トーベンさんは引っ込まないで、
何やら熱心にギターを爪弾きながら確認しておられた。
で、ここのトイレって、ステージの横にあるので、
トーベンさんの前を通らなきゃいけないわけですよ。
あー、無理。
切羽詰まってるわけじゃないので、ガマン。
なんでビール頼んじゃったんだろ、こんな寒いのに。
と反省。

『食パンとミルク』もキュートで大好き。
途中のジャムっぽくなる展開も、なんだか可愛いんだよなぁ。
ギターのヘッドを押さえるようにして、音を揺らすとことか、
カッコいいな~。
歌詞を替えて「コレステロールが高いから、ミルクじゃなくて豆乳」
「どうして下がらないのか、チョコの食べ過ぎか」
と歌っていて、
あー、ごめんなさい、それなのにチョコを差し上げてしまって。
と、少し申し訳ない気持ちになった。

今日は左手がよく見える場所だったので、
また、指ばっかり見てしまった。
指フェチ以前に、人の顔を見るのが苦手なんだな、私。

B♭系のハイコードがいいですわ。
薬指の横で所在なげにしてる小指が愛しいですわ。
なんて、アホなことばっかり考えてるうちに、
あっという間に時間は過ぎていく。

アンコールの最後は、
後ろの席におられた男の人からのリクエストで
『天国行きのバス』で〆。



終演後、やはりチョコ(だろうと思う)を渡そうと
待ち構えている方々が何人もいた。
良かった、先に渡しておいて。
じゃなきゃ、こういう空気苦手だから、
待ちきれずに自分で持ち帰ることになっただろう。

2012年2月17日金曜日

ザ・クロマニヨンズTOUR ACE ROCKER 2012@SHIBUYA-AX

ザ・クロマニヨンズTOUR ACE ROCKER 2012
2012/2/15 Wed. SHIBUYA-AX
OPNE 18:15 / START 19:00
1F立見¥4800 / 2F指定¥4800(税込) SOLD OUT



なんて言えばいいのだろう。
あいつらは、まるでハリケーンみたいに
疾風怒濤のごとくやって来ては、ひらりと通り過ぎて行った。
そんなライブだった。




※セットリストとか知りたくない方は、ここから先は読まないでね。




会場に入ると、ステージ上にクロマニヨンサインが大きく書かれた
幕が下りていて、その前にマイクスタンドが3本立っていた。
なんかちょっと不思議なセッティング。

お馴染みの前説のお兄さんが登場。
手に持ってるマイクが、50年代、60年代の歌手がよく使っていたような
四角くて大きい、アンティークな感じのやつ。
なかなか格好いいな。

なんて言ってたかなぁ・・・。
たしか「~と闘う戦士“ACE ROCKER”」とか言ってたような。
そうか、エースロッカーって戦士だったんだぁ、ふむふむ。
そして「ザ・クロマニヨンズ!」という紹介で、例の幕が切って落とされ、
ステージ後方に巨大な角の生えた頭がニョキニョキとせり上がってきた。

「ACE ROCKER!」という掛け声のSEが流れ、メンバーが登場。
4人おそろいのツアーTシャツ。

1曲目『他には何も』で始まったから、
こりゃまた、ニューアルバムをそのままなぞるセトリか、と思った。
まだ曲順覚えるほど、聴きこんでなかったから、しばらくそう思ってたけど、
途中で、順番どおりではないということに気付いた。

とにかく「ACE ROCKER」からの曲で押してくるので、
少し居心地が悪いような思いを抱えながらも、
目の前で転がり続けるロックンロールの波に身を任せていた。
まだ、私の耳に、体に馴染んでいない曲たちも、
気持ちよく駆け抜けていく。

『ライオンとサンシャイン』は音源を聴いたときから、
この曲はマーシーを見る、と決めていた。
ヒロトのヴォーカルと掛け合うように歌うギター。
私はいつものようにコビー側の端の方にいたんだけど、
この曲が始まった途端に、スコーンとマーシーへの視界が抜けて、
ちょっとオカシな動きをしながらギターを弾いているマーシーがよく見えた。
あの動き、なんだかコミカルで、表情も笑いを噛み殺してるみたいで、
ちっともカッコいいわけないのだが、美しいんだよな、横顔が。

それにしても、MCらしいMCはほとんどなかった。
ただ、たたみかけるようにロックンロールを鳴らし続けてた。
ヒロトは曲の合間に、何度も「ロックンロール!」と言っていたっけ。

新曲以外のセトリが新鮮だった。
『連結器~』なんて!
「アソコーー!」って、いかがわしい言葉を大声で歌うバカバカしさが堪らん。
歌ってるうちにどんどん楽しくなってくる。

「マニュファクチャー!!!」というカツジの雄叫びで、テンション急上昇。
『自転車リンリンリン』ですと?
自分がこんなにこの曲が好きだったとは知らなかったわ。
というくらいに弾けたなぁ。

シングル曲連打のパートに突入して『スピードとナイフ』
あー、このリズムが好きだ。
ゴロゴロと勢いよく転がっていくような
カツジの8ビートは大好きなのだが、
クロマニヨンズというバンドには、こういうビートの方が似合っている。
と思うのは私だけだろうか。

これもカツジのドラムが光る『紙飛行機』
人の頭の間から、なんとかカツジの姿をチラ見。
少し苦しそうな表情で、歌いながら叩く姿に萌えるんだなぁ。

そして『エイトビート』で最高に盛り上がる。
ただ生きる、生きてやる。

スモークがもくもくと焚かれて、カツジの姿が見えなくなりそう。
おーい!そりゃないぜー!

・・・と『雷雨決行』が始まる。
最初、ギターと歌だけのところで、カツジとコビーが両手を上げて
何やら楽しそうにはしゃいでいたのが可愛いかったな。

あー、しかしなー。
『エイトビート』で沸騰した心が少し冷えていく。

嵐の中を漕ぎ出してみたものの、みんなから離れて漂流し始める。
そんな私を見張っててくれるような夢なんてどこにあるのか。
わからない。
やることもわかってない。
立ち上がれない。

なぜか『雷雨決行』や『ナンバーワン野郎!』を聴くと、
心が急に内向きになっていくのだ。
嬉々として拳を突き上げて、飛び跳ねてる観衆の中で、
力強く歌うヒロトの前で、
遭難しそうな心細さに涙が出そうになる。

彼らが作る歌にどんな意図を込めているのかなんてわからない。
ただ、そんな風にしか受け取れない捻くれ者の自分がいるだけ。
そういうこと。

突然おそいかかってきた内省の嵐に吹き飛ばされないように、
コビーとカツジが作り出すビートにしがみつく。
目を瞑って、しっかりと。
遠くにハープの音が聴こえて、少しだけ視界が開ける。

気が付いたら、彼らは颯爽とステージを去っていった。

まるで、ジェットコースター・ムービーだ。
激しいアップダウンを一気に駆け抜けていた。



他には何も
欲望ジャック
バニシング・ポイント
ゴー ゲバ ゴー
シャイニング
ハル
ライオンとサンシャイン
連結器よ永遠に
ムーンベイビー
自転車リンリンリン
あったかい
ひらきっぱなし
スピードとナイフ
底なしブルー
グリセリン・クイーン
オートバイと皮ジャンパーとカレー
紙飛行機
エイトビート
雷雨決行
ナンバーワン野郎!

ボッチ
ギリギリガガンガン
弾丸ロック




アンコールでマーシーは、例のあのちゃんちゃんこ・・・いや、
ボ・ジャケットを着て登場。
どうみても、炬燵でみかん食べてるおじいちゃんにしか見えない。
もちろん、持つのもボ・ギター。
たぶん、本人はお気に入りなんだろうなぁ。
ヒロトに笑いながら指さされて「あんな人、いたっけ?」と言われてた。

『ボッチ』
演奏が終わってから「今日初めてやりました」と。
出来は85点だそうですわ。

『ギリガン』で、再び上昇気流にのる。
カツジと一緒に腕を振り上げるのが、最高に嬉しいのさ。

ラストナンバーは『弾丸ロック』だ。
いい。すごく、いい。
1時間半の間にいろいろあった脳内劇場だけれど、
素晴らしい幕切れだったと思う。
ジタバタ、ドタバタ、何一つ解決しなくても、
無理矢理ねじ込むようにエンドロールが流れていく感じが爽快だ。



あー『メキシコの星』やらなかったじゃん!

2012年2月15日水曜日

今夜アレーナに銀貨の雨が降る

500万ボルト!
あるだろうと思っていたけれど、
4月27日って、あろうことか月末ですよ。
しかもゴールデンウィーク前だし、休めるわけがない。
というわけで、ここは潔く諦めることにする。
それに、FC優先があるとはいえ、チケット争奪戦が大変そう。

そして、第1弾出演者発表で雄叫びあげて興奮したARABAKIも、
冷静に考えて、断念することに決めた。

確かに、出演アーティストは、ことごとくストライクゾーンで、
行けば楽しいことは間違いないんだろうけど、
なんだか、気が乗らない。

大型フェスに幻想を抱けなくなってるのかもな。

あーいうのって「誰それが出るから行く」というのじゃなく、
フェス自体のムードやお祭り気分を楽しむべきもの
だという気がしてね。

なんて言いながら、
「やっぱり行く!」と言い出す可能性もあるけどね。




なんか気が乗らない・・・というと、
今現在も、まさにそういった気分。
今日これから、クロマニヨンズ@AXだというのにね。

「ACE ROCKER」あんまり聴いてないのだ。

ここ最近のシングルがねぇ、しっくりこなかったんだよねぇ。
『ナンバーワン野郎!』も。『雷雨決行』も。
ただ、カップリングの『アングラ番長』や『コロッケ定食』は好きだ。
ストレート過ぎるのがダメなのかなぁ。
聴いててなんかしんどくなるのだ。

だから、ちょっと気が重い。
それでも、ライブには期待している。
『メキシコの星』が聴きたい。

2012年2月12日日曜日

フラワーカンパニーズ/東祥吾SwEG!&サンコンJr.@CLUB251

"251presents~Yah! Yah! Yah!"
フラワーカンパニーズ/東祥吾SwEG!&サンコンJr.
2012年2月9日(木) 下北沢 CLUB251
OPEN18:30/START19:00 
adv¥3,000/door¥3,500(+D)




東祥吾SwEG!&サンコンJr.
サンコンは、ミスコニ骨折時にお世話になったし、
ウルフルズだし、よく知っているといえば知ってる。
このユニットの名前は知っていたけれど、
東くんのことはよく知らなかった。

ドラムとギターだけの編成ってことで、
弾語りにドラムが入ったような、おとなしい感じ?
それとも、プログレっぽく前衛的で難解な音を鳴らしてたりして?
なんて、勝手に想像していた。

ところが、出てきた二人が鳴らし始めたのは、
軽快でゴキゲンなロックンロールだった。
ちっとも難解じゃなかった。
いたってシンプル、わかりやすいわ。

ご両人ともMCが得意ではないらしく、曲をたくさん演ります、と。

この後の曲も、ハードロックやパンクのテイストもありながら、
やっぱり、ロックンロールだったなぁ。

東くんのギターの弾き方、というかパフォーマンスがカッコいい。
レスポールを抱えて、ハイキックしたり、
のけぞったり、動きがロックスター。
歌声はちょっとメタルの匂いのするハイトーン・ヴォイスで
ツヤっぽいのにパワフル。

お互いの動き、気配、息づかいを確かめ合いながら
音を転がしていくのが感じられる。

ステージに二人しかいないことが不思議なくらいに
音が熱い、いや、厚い・・・いや、そのどっちも。
二人しかいない、じゃなくて、二人だからこそ、なんだな。
シンプルであるが故の潔さがあるのに、コッテリと濃密な音。
その結びつきの濃さに、ほんのりと淫靡な香りまで漂う。

最近、対バンで初めて見るアーティストに感動してばかりで、
自分で自分の感受性に疑問を抱いているものだから、
あんまり大きな声で言いたくはないのだけれど、
私、ちょっぴり涙ぐんでしまった。
なんでだろ?
サンコンと東くん、二人の姿が本当に美しいと思ったんだよ。

ユニット・・・という響きがあまり好きじゃないから、
二人のこと、イカしたロックンロールバンドだ。
と、敢えて言わせていただく。

サンコンのブログにあったのでセトリ。


コウモリ傘
Mr. バスジャック犯
かもめ
抵抗の星
I am Rock'n'Roll
ちいさなわるいこ
月の光
振り子が止まるとき
恋はくるしいだけ!
Yeah!!!!




フラワーカンパニーズ
圭介は、やっぱり今日もポンチョだった。
ミスコニは、今度こそ、間違いなく青のツナギ!
Gは白シャツ、竹安は黒シャツ。

今日は、ポンチョを1曲目が終わる前に脱いでたよ。
果たしてどんな意味があったのかは、謎のまま。
次のライブはもう春だもんねぇ。

それにしても、今日のセトリはなかなかレアだった。
『切符』→『チェスト』でスタートして、
『上京14才』ときたときには、水戸のセトリをなぞるのかと思った。
とかろが、後半、どんどんマニアックになってったわ。

『世田谷~』いいわ~。
ベースが好き。
で、ここから『野暮天~』への流れが、めちゃくちゃカッコよかった。
あー、そうか、アルバム「世田谷夜明け前」か。
具体的に何が似てる、というわけじゃないけど、
曲の温度が同じなんだなぁ。
だから、繋がりがすごく自然なんだなぁ。

圭介が「今日は久しぶりの曲が多い」と言ってたので、
いろいろ期待しながら、聴いていたのだが、
一番驚いたのは『冬の陽』だな。

プルカスとかマンフラとか、その辺のアルバムは
とにかく聴きまくってたので、かなり脳に刷り込まれてるんだな。
だからキーが変わると、なかなか音程がとれなくて、
曲が始まってしばらくは、気持ち悪くてしょうがない。
1コーラス終わる頃には、なんとか追いつくのだが。

それでも『冬の陽』は嬉しかった。
ええ、地味曲マニアですからね~。
圭介には珍しいラブソングだし、胸がキュンとなるんだなぁ。

これも季節感ぴったりの『あったかいコーヒー』
曲の途中で、竹安のギターの弦が切れた。
珍しいなぁ。
メインじゃなくて、トレモロユニットがついてる方のSGだった。

次の『大人の子守唄』も
そっちのSGを使う予定だったんじゃないかと思うんだけど、
メインの方のSGを素早くセッティングして、
あとは、弾きながら細々と微調整してた感じ。

こういうちょっとした機材トラブルに対処してる姿って、
見ていて楽しいんだよなー。
すんません、タチの悪い趣味で。
なんか、職人的なところが男っぽくていいんだよ。

今日が終わると、しばらくライブはお休みして、
レコーディングに入るというフラカン。
2ヶ月もライブがなかったら、体力が落ちるから、
ちゃんと筋トレしとかないと、という圭介。
「筋トレとかやってる?」と竹安にふると、
「するワケないじゃん!!」とキッパリ、力強く言い切った。
竹安、ステキ!

東サンコンかっこいいよねー。
という話から、グレートが少し不安になる、という話へ。
ロックバンドの最小単位は3人だと思ってたけど、
2人でちゃんと成立していて、
「あれ?ベース要らない?」と、みんなに思われるんじゃないかと。
チャットモンチーもメンバーの脱退で、
ベースの子がドラムになって、2人でやってるし。
フラカンだと、圭介とミスコニということかな?

でも圭介は「それは無理」
「音楽的にじゃなく、人間的に無理」なんだって。
お互いB型同士だから、うまくいかないって。
だからフラカンは「4人楽団」で!
というフリから『白目充血絶叫楽団』へ。
そりゃー、ハジけたわ。
圭介が顔を真赤にして叫んでるんだもの。


切符
チェスト
捨鉢野郎のお通りだ
上京14才
世田谷午前三時六分
野暮天ブギ
涙よりはやく走れ
冬の陽
あったかいコーヒー
大人の子守唄
脳内百景
ラララで続け!
俺たちハタチ族

白目充血絶叫楽団
終わらないツアー


アンコールはもう1回あると思ったんだけどな。
Q太郎が出てきて、手でバッテンして、
みんな「ええーっ」って感じだったけど、
案外あっさり諦めてしまってた。
個人的には、しばらくフラカンに会えないことを思うと、
もっと粘りたかったんだけどなぁ。

2012年2月8日水曜日

フラワーカンパニーズワンマンツアー「秋チェスト冬チェスト」@水戸LIGHT HOUSE

フラワーカンパニーズワンマンツアー
「秋チェスト冬チェスト」
2012/02/05 水戸LIGHT HOUSE
開場 17:30 / 開演 18:00
前売り ¥3,300(tax in) ドリンク代別途



前日の失敗があるので、
家を出てからも、何度も確認をした。
「チケット、よし!」

水戸まで鈍行列車で約2時間半の小旅行。
今回が2回目だ。
この前は一昨年の10月だったよね。
ミスコニが骨折してて、サンコンが代打の一発目だったとき。
そういえば、あのときは入り口のとこに、
ミスコニの千羽鶴が飾ってあったんだよな~(しみじみ)

今日もまた、他人様のおこぼれにあずかるような形で、
竹安前のグッドポジションに何食わぬ顔して収まる。
なんか、前回も似たような所で見てたような気がするなぁ。

久しぶりのワンマンだし、今年初フラカンだし、期待が高まる。



ニワトリのSEが鳴り、メンバー登場。
出た!圭介、噂のポンチョ!
なんかソンブレロが似合いそうな感じだな、メキシカン!?

グレートはオーバーオールではなく、白シャツ。
冬服は、脱オーバーオールでいくとか。(寒いから)
ミスコニは青のツナギで、
(※本当は赤のツナギだったそうです。私の勘違い。)
竹安は目がチラチラしそうな細かーいドットのシャツ。
最近、シャツ率が高いな。

『冬のにおい』でスタート。
あのポンチョって、ひょっとして冬の演出ってことなのかな?
なんてことをチラッと考えつつ・・・、
竹安がいきなりキレキレになっているのを見て、
目が釘付けになる。
初っ端からエンジン全開!?
うわぁー、なんだなんだ?ファイナルだから気合が入ってるのか?
この調子だと、今日のライブ、凄いことになるんじゃないの?
さらに期待値が上がっていく。

ジャジャッ、ジャジャッ、ジャジャッ、ジャジャッ
ひゃっほう!久しぶりの『空想無宿』
(それも『脳内百景』からの『空想無宿』!)
楽しーー!
圭介の振りがキュート!
自由はどこにある?「水戸かーー?」

ちょうど昨日が上京して18年の記念日だったってことで、
これも久々の『上京14才』を“18才”で。
地味に、いい曲だよなぁ。
めったに演らない曲だけど、上京記念日の前後では
演る確率が高くなるって。

《お手紙コーナー》
こんなコーナーいつできたんだ?
手紙を読んでる間のBGMを竹安にせがむ圭介。
これが、なかなか深夜のFMっぽくて、いい感じだったな。
9才の男の子からのお手紙。
好きな曲は『真冬の盆踊り』で、
背が小さいからステージが見えにくいのが悲しいそうだ。
続いて、7才の弟くんからのお手紙。
好きな曲は『俺たちハタチ族』だって・・・なんか渋いなぁ。
「どうして圭介さんはテレビに出ないんですか?」
あー、子供ってストレート。

今日の『青い春』もカッコ良かった。
イントロのギターの音でゾクゾクする。

『涙よりはやく走れ』も超久々。
原曲キーより落として演っていた。
昔の曲はみんなキー高いから、そのまま演るのは無理なんだろう。
圭介のガラスの喉に負担かけられないもんね。
べつにキー下げてもらって構わないので
こういう、しんどそうな曲もちょいちょい聴きたいなぁ。

『この胸の中だけ』の台詞のところは、
圭介を見たいポイントだったにもかかわらず、
つい、目の前の竹安を見てしまう。
ここって、ギターで芸の細かいことをやってるんだもん。
見ちゃうよな~。

今日の『夜明け』は、一段と素晴らしかった。
珍しくスモーク焚いていて、それが照明に照らされ、
4人の姿を白く染め上げていく夜明けそのものだった。
長い長いアウトロで、いつも「終わらないで」と祈るのだが、
そんなことさえ思いつかないくらい、深く深く惹きこまれる。
轟音が鳴っているのに、静寂の中に立っているような・・・。
神聖な領域に立ち入ってしまったような・・・。
音の海の底へ、深く深く意識が潜り込んでいって、
覚醒しているのに夢を見ているみたいだった。

メンバー紹介。
竹安「今回、久しぶりの曲も多くて、緊張感を持ってやってたので、
やっと解放されます」的な発言。
小西「水戸は久しぶりに来れて良かったです」的な発言。
圭介の「ドラ~ム、ミスター小西~!」という紹介の後、
ズドドドコドン!と自らドラムを叩くミスコニ。
何それ~!?
自分のときだけ~!?
うわぁ。今、すごいカッコイイ顔しとっただろ!?
と、圭介とGに突っ込まれまくってた。
私も見逃したけど、きっとオットコマエな顔してたと思うよ。

グレートからは、次のツアーの追加公演で、
宇都宮といわきが決まったというお知らせ。
そっかー、宇都宮は行かなきゃな。

あと、圭介にシャツのシワが気になると突っ込まれてたな。
俺がアイロンかけてやるよ、と言う圭介に、
G「じゃあ、顔とか体もかけてもらった方がいいかな」
そうだね、一回ピシッとしてみる?って。

・・・と、気付くと、竹安がステージの端っこに
一人離れて立っている。
照明で暑かったから、当たらないところへ避難してたみたい。

「4人揃ってフラワーカンパニーズ!」

終盤、『切符』→『チェスト』の流れは鉄板だね。

圭介もグレートも、何度も目の前まで来てくれる。
グレートには、いつものように出欠確認されたね。
圭介には、手を踏まれた。
いや、私が圭介の動きを察知して避ければよかったものを
近付いてくる圭介の顔に見惚れてたのですよ、可愛くて。
ステージ前のバーに圭介が足をかけてきたんだが、
ちょうど私がバーを握っている所だったのだ。
痛かったわけじゃないけど、びっくりしてしまって
「あっ!あっ!私の手がっ!!」と心の中で叫ぶ。
そんな私の動揺した表情で気が付いたのか、
圭介は「ごめん、ごめん」というジェスチャーで、
歌いながら離れていった。
こちらこそ、ちゃんと避けられなくてごめんね~。

『恋をしましょう』で、ハープを吹く圭介の目が寄り目になってて、
かなりイッてる感じだったので、酸欠でぶっ倒れるんじゃないかと
心配になってしまった。
そのくらい、今日の圭介は運動量が多かったのよ。


アンコールで出てきて、
圭介が竹安に「なんか面白い話してよ」とムチャぶり。
笑顔を顔に貼り付けたまま固まる竹安がオカシイ。
「じゃあさー、最近作って、おいしかった料理は?」
と助け舟を出すと、
「はんぺんの玉子焼き」だそうですよ。
食べてみたいな、竹安の手料理。
酒の肴には合うだろうなぁ。

最近どうにも『深夜高速』が沁みるなぁ。
歌詞なんて聴いちゃいないんだけど、
すごく魂の入った演奏をしてるんだよね~。
とくに、竹安がガオーっと吼えるあたりが。
周回遅れでやっと、ボンクラで天邪鬼の私にも
この曲の凄さがわかってきたのかもしれない。

『盆踊り』では、
水戸駅、水戸市、水戸通り(あるのか?)と、すぐに手詰まりで、
グレートにバトンタッチ。
グレートは相変わらず、変な節つけて、おもしろヨサホイ。
と、なぜか圭介床に這いつくばり、
足元からグレートの体をよじ登っていく。
そして最後は、グレートにおんぶされながら、子供みたいにヨサホイ。
一体なんなんだ、これは?

アンコールはトリプルまで。
『サヨナラBABY』で大団円。
この終わり方が好きだ。
みんなの笑顔に囲まれて、幸せな気持ちになれるから。

ツアーファイナルならではの高揚感満点のライブだった。



冬のにおい
ロックンロール・スターダスト
脳内百景
空想無宿
上京14才
はぐれ者讃歌
青い春
野暮天ブギ
涙よりはやく走れ
246
元少年の歌
この胸の中だけ
感情七号線
夜明け
切符
チェスト
YES,FUTURE
恋をしましょう
TEENAGE DREAM

深夜高速
ラララで続け!
終わらないツアー

虹の雨あがり
真冬の盆踊り

サヨナラBABY




ここから、指フェチの為のオマケ。
《竹安フィンガーのコーナー》←なんじゃ、それ。

今回の竹安は、珍しく、最初っから激しかった。
ストロークの腕の振りが荒々しかったし、
かなり吼えてたなぁ。ガオーーー!

『246』では、4弦をピックで、2弦を薬指で
同時に弾くという凄いことやっていた。
ピックの方はダウンだよ。
親指と薬指の指弾きだったら簡単なことだけどね。
凄いわ。

『感情七号線』では、いつものようにネックの7フレットあたりを
ジャキっと鳴らしてたけど、
いつもよりタイトにジャキっとさせて、
それと同時にドヤ顔になる、という新ワザをやってくれた。
あー、顔で弾いてる。

『夜明け』のハーモニクスは美しい。
ネックを覗き込むように俯くさまが、いいね。

『深夜高速』のF系のバレーコードの進行で、
しゃくとり虫のように規則正しくネックを這う指。
この動きが滑らかで見惚れてしまう。

おなじみ『真冬の盆踊り』のDsus4の小指もいいけど、
一瞬入るGの中指がたまらんポイントですよ。

こんなもんですが、ご満足いただけたでしょうか?

2012年2月7日火曜日

MOON・BEAM/THE GROOVERS@渋谷屋根裏

「SWEET HEART OF OUR SOUL vol.14」
~MOON・BEAM復活祭 2MAN SHOW~
2012.2.4(SAT) 渋谷 屋根裏
MOON・BEAM/THE GROOVERS
OpeningAct:UNDER THE COUNTER
OPEN 18:15/START 18:45
adv.¥3200 door¥3700 (+1ドリンク)



またまた、やっちまったのだ。
あー、どうしてこうも粗忽なのか、自分が恨めしい。
今回も、また・・・チ ケ ッ ト 忘 れ た ぜ !!!

慌てて家に電話かけて確認してみたら、
床にチケットが落ちてたってさ!
あー、そーですか。
仕方なく、当日券で入りましたとさ。トホホ。

しかし、くよくよはしない。(←ちょっとは反省しろ!)
せっかくのライブなんだもの、楽しまなければ。
なにしろ、当日券で入ったにもかかわらず、
見晴らしのよいスペースに入れたんだからね。
(同行の方、ありがとうございました!)




オープニングアクトは、UNDER THE COUNTER
名前だけは知っていたけれど、見るのは初めて。
後で知ったのだが、
正式メンバーはギター&ヴォーカルとギターの二人だけで、
ドラムとベースはサポートメンバーらしい。
バンドって・・・いろいろあるよね~。

グルーヴァーズとムーンビームとも、以前に対バンしてるらしい。
キャリアは10年くらいになるのかな。

なかなか活きのいいロックサウンドだったな。
とくに、シンプルな8ビートのアッパーな曲がいい感じ。
私の立ち位置からだとちょうど反対側になってしまって、
音もちょっと遠かったんだけれど、ギターがすごく良かった。
ヴォーカルさんが精悍な印象の男前で、それに比べると
ギターさんは、すっごく地味なルックス。
けど、ストロークの手首のかえしは、見惚れるほど滑らかで、
切れ味のいい音を出していた。



THE GROOVERS
いつものSEで登場。
一彦さんは、絶対にカタギには見えないであろう
派手な柄のシャツがよくお似合いでしたわ。
あれを着こなせる人は、なかなかおらんだろうな~。
本日もまた、かぶりつきで拝見&拝聴させていただいた。

一曲目は『SAVANNA』・・・だったらしい。
私の位置の問題なんだろうけど、いきなり音のバランスが酷くて、
「わちゃー・・・」と、ショックを受けてるうちに終わっちゃって、
曲の記憶がぜんぜんないのだ。
でも、2曲目以降は気にならなくなったから、
きっと、改善されたんだろう。
もしくは、私が精神力で、脳内PAをフル稼働させたのか。

「スマ~イル・・・」という一彦さんのウィスパーヴォイスで、
うきゃー!っとなる。
好きなんだよ『スマイル』しぶっ!

そして、噂のNEWギターが登場。
木目のキレイな飴色のテレキャス。
やっぱりエッヂが立ってるわ。
カッティングのときの低音弦のゴリってのがイカしてた。

一彦さんがMCで言った「ムーンビームも諦めが悪いよね」
という言葉に、親愛の情が溢れててグッときたね。
あー嬉しいんだろうなぁ、って。
そして、諦めが悪い奴等が、私は好きだよ!って思った。

『Lonsome in a crowd』で、またグレッチに持ち替えたっけ。
ピックを手のひらに包み込んで、指で爪弾くさまがいい。
指で弦をはじくのって、すごくセクシーだと思うんだけど。
そんな風に思う私は・・・オカシイのかも。

『狂おしきこの世界』のイントロで、血が沸き立つ。
ドラムのフィルがたまらん。
一彦さんがモニターに乗っかったとき、
至近距離で、ダメージデニムの穴からナマ膝が見えてドキッとした。
なんか見ちゃ悪いような気がして、目を逸らしてしまったけど。
あとは、いつものように、手元をガン見。
目が合いそうで恥ずかしくて、なかなか顔とか見られないので。
いえ、指フェチなので、それで十分楽しんでおりますが。

しかし、もーちょっと見ていたかった。


SAVANNA
Groovaholic
放浪の運命
(新曲)
スマイル
惜別の空
乱気流ガール
グッド・モーニング・シャングリラ
SPEED QUEEN
Lonsome in a crowd
狂おしきこの世界



本日の主役は MOON・BEAM
10年ぶりの復活ということで、
待ち焦がれていたファンの方たちに前を譲る為、後ろに下がった。
私はまったく存じ上げなかったので。
メンバーが登場したときの歓声が熱くて、
ぜんぜん知らない私まで、興奮してきた。

編成も、立ち位置も、グルーヴァーズと同じ3ピース。
グルーヴィーなリズム隊にストラトのクリアな音がのる。
1曲目がインストだったから、インスト・バンドかと思ったら、
ギターのカッキンさんが歌い始めた。

えーっと、結論から言いますと、
めちゃくちゃカッコいいじゃないかっ!!!
本当、目が点になるくらい驚いた。
こんなにいいバンド、なんで知らなかったんだ?私。
と、序盤ですっかり、心を奪われてしまった。

とにかくドラムとベースが繰り出す音が
もう、エゲツないくらいにファンキー。
ギターも上手いし、歌もいい。
ロックバンドとしての佇まいも文句なし。
福岡弁で「~たい」と、少しとっちらかり気味に話すカッキンさん、
お茶目でカワイイ人だな。

“復活祭”ってことで、ステージ上も、彼らを待ちわびてた観客側も、
歓喜の熱が会場中にムンムンと立ち込めてて、
そりゃ、もう、気持ちのいい空間ができていた。
コール&レスポンスも、ちゃんと参加したよ。
「生まれたときから~!」
「兄弟!!」
ほんっと、楽しい。
(そういえば、ドラムの矢野さんの背中に「KYODAI」と書かれていたな)


アンコールでは、一彦さんとセッション。
カッキンさんも一彦さんも、楽しそうにギター弾いてた。
同じステージに立ってることが嬉しい、そんな風に見えた。

ムーンビームの次のライブ予定は、福岡とか大分とか。
東京では、まだ決まってないみたいだったけど、
6月くらいに・・・やりたいな~、と言っていた。

待ってますよ。
楽しみ、楽しみ。



(nexusにセットリストがあったのでいただいて来ました。)

この道
Free World
Easy Rider Heart
どんがらどんどん
Venus
あと何度
Blow Wind Blow
Land of freedom
太陽から、三番目
兄弟

風の唄
Don’t Cry No Tears(w / 藤井一彦)
Peace Love Understanding(w / 藤井一彦)
今、ここ(弾き語り)
雲の上で逢いましょう

2012年2月3日金曜日

鬼は外!猫は内!

今日は節分。
子供のいない家庭なので豆まきなんてしませんよ。
あの豆、美味しくないし。
でも、のり巻きは食べる。好きだから。

節分というと、我が家ではもう一つ重大なメモリアルデー。
うちの老猫さんの誕生日(暫定)なのである。
出自が野良なので、正確な誕生日なんてものはわからないのだが、
なんとなく、このくらいの時期に生まれたんじゃないかというわけで、
節分の日を暫定誕生日と定めたのだ。
覚えやすいでしょ?

そして、目出度く17歳におなりあそばしました。
某サイトによると、人間でいうと84歳に相当するとか。
そして「そろそろ飼い主の覚悟が必要」と書かれている。
うーん・・・。
わかっちゃいるのだが、覚悟するのって難しいよね。
今のところ至って健康で、食欲も落ちてないしなぁ・・・。




さて。
私の大好きなトーベンさんが、九州へ上陸されるそうです。
年がら年中、ツアーに明け暮れてる方ではありますが、
おそらく九州ツアーは年に一度くらいだと思われます。
遠いもんな~、九州。

九州方面にお住まいの方、ぜひ、この機会をお見逃しなく。


3/3(土) ソロ
宮崎 「SOHO」 0985-31-4133

3/4(日) ソロ
延岡 「TAM」 0982-37-5937

3/5(月) ソロ
博多 「HOME」 092-716-5373

3/6(火) ソロ
小倉 「MR.LEFTY'S」 093-533-5181

3/7(水) ソロ
倉敷「REDBOX (BLACK STAGE)」 086-421-3929

3/8(木) ソロ
岡山「GYPSY ROSE」 090-8710-4382

3/10(土) 紀州みかんツアー
田辺「喫茶 亜瑠絵巣(アルエス)」 0739-78-0050
共演:なつおmeets南風 ほか

3/11(日) 紀州みかんツアー
有田 「みな月 Heaven's kitchen・Bar」 0737-52-7599

3/12(月) 紀州みかんツアー
和歌山 「OLD TIME」 073-428-1950


もちろん、これ以外の地方へも、結構あちこち行かれてます。
このページの左側にブックマークがありますので、
HPでスケジュールを確認してみて下さい。

このブログを読んで
「nemuriさんが夢中になってるトーベンさんってどんな人なんだろう?」
と興味を持たれた人がいらっしゃったら、嬉しいのですが。
ぜひ、ご自身の目と耳で確かめていただきたい!




・・・と、トーベンさんのスケジュールを眺めて物思ふ。
なんとタフなこと!
1週間、2週間と、ツアーに出たらほぼ毎日ライブ。
まさに“<寅さん>演奏旅行”だな。
そして、勝手に思いを馳せてしまうのが、私の悪いクセ。

毎日毎日、楽しいことばかりじゃないだろう。
体調が良くないときだってあるだろう。
イヤなお客に巡り会うこともあるだろう。
お客さんが、全然入らないこともあるだろう。
それでも、また何度でも旅に出て行くのがバンドマンなんだよね。
そういうタフな姿に痺れるんだよなぁ。
(一人で旅する姿を妄想して、勝手に痺れてるわけですがね。)




私は、すべての旅するバンドマン達に憧れていて、
彼らが無事に旅を続けられるような世界が続いていくことを願っている。
なんて、大袈裟ですがね。
ついでに猫が長生きできる世界でもあって欲しいな。
「鬼は外!福は内!(猫も内!)」

2012年2月1日水曜日

魂こがしたい!

当たったのである。
本当にビックリしたなぁ。

帰宅した夫が「なんか来てるよ」と、一枚の紙切れを差し出した。
あっ郵便?どうせ、どっかのショップのDMとか、くだらんやつでしょ。
「なんか・・・“ご招待”ってあるけど」
は???何?何?何?
と、夫の手からそのハガキをもぎ取り確認すると、
「石橋凌タワーレコードスペシャルライブご招待」
という文字が!!!

やったー!当選した!
応募したことすら忘れていたよ。
どうせ、当たりっこないと諦めていたのに。

しかも、ハガキに記載されてる整理番号が、なんと一桁。
自分のツキっぷりに興奮してドキドキしまくり。
ヤバい。
今年1年の運気をここで使い果たしてしまったんじゃないか。
明日とか、明後日とか、何か悪いことが起きるんじゃ・・・。
不安だ~。




そのアルバム「表現者」なのだが。
実は、あんまり聴いていない。
どうしても、聴いててフラストレーションが溜まるのだ。
いったい何が気に食わないのか?自分でもよくわからないのだが、
結局は“ARBじゃない”ところなんだろうと思う。
だからソロのオリジナルナンバーは、気持ちよく聴くことができる。
しかし、ARBのナンバーになると、胸がざわつくのだ。

渋くてカッコよく洗練されたアレンジに、
凌さんの熱を帯びたパンチのあるヴォーカルがのっかって、
そりゃもう、心が震えるような作品だと思う。
そう、理性的に捕らえることだってできなくはないのだけれど、
それでも胸の奥の方でザワザワとしたものを感じるのだ。

しかし、確信してるのだ。
ライブを見れば、大丈夫だと。
自分でも納得のいかない理不尽なざわつきに落とし前をつけるには、
この目と耳で、直に凌さんに対峙するしかないのだと。

そんなことを考えてると、ますますドキドキしてきた。

あーー、このボンクラの魂をこがしたい!