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2015年6月27日土曜日

フラワーカンパニーズワンマンツアー「Stayin’ Alive」@LOOK

<25周年ツアー第四弾>
フラワーカンパニーズワンマンツアー「Stayin’ Alive」
6月25日(木) 千葉 LOOK
開場18:30 開演19:00
前売¥3,600(Drink別) 当日¥4,100【Sold Out!】



すっかり圭介にヤラれた郡山から4日間、
ずーっと、あのステージに立ってた圭介のことばっかり考えてて、
もしや恋わずらいか?と錯覚しそうになったよ。
いやいや、まぁ、錯覚に過ぎないから。
ダイジョブ、ダイジョブ。

本番直前にトイレへ行く圭介がすぐそばを通ったけど、
別にときめかなかったし・・・。
ステージの上以外では、本当にただの小さいオッサンなのだ。
見事にオーラを消しているからね。


天井が低く、ステージも低いことで有名なLOOK。
けれど、熱く盛り上がること必至のハコでもある。
案の定、メンバーが出てくると、後ろからムギューっと押された。
心地よい程度のモッシュ、いいな~。

3曲目の『short hopes』で、驚くほど艶やかなギターソロの音が
耳に飛び込んできて、しばし陶酔。
そうか、LOOKは音が良いことでも有名なのであった。
グレートがライブのたびに「音がいい」と褒めてるもんねぇ。
しかし、これほど音の良さを実感したことはなかったなぁ。
不覚でしたわ~。

ツアーのセミファイナル。
ニューアルバムの曲を全部演るというツアーも、あと沖縄を残すだけ。
「やっと慣れてきたのに」なんて言ってたから、
次のツアーでは、またセトリが大きく変わるのかな?
9月に発売するミニアルバムの曲も入ってくるんだろうな。

G曰く、LOOKの客は「コア層」なんだとか。
うん、まぁ、顔ぶれを見るとわかるな。
東京都内でのワンマンはリキッドルーム級の大きいハコで、
お客さんも多いけど、千葉くんだりまで足を運ぶファンというのは、
フルイにかけられて純度が高くなった気がするもん。
そのコア層に向かってなら
「武道館、絶対来てよ!」と、大きな声で言えるよね。
そう言ったときのGが、とても清々しい顔をしてたのが印象的。

このツアー、中盤のミドルナンバーのセトリがたまらん。
新曲だらけ。
なのに、フラカンらしさに溢れていて、愛しくてたまらない。
この日もやはり、圭介は神々しく、
ここに集ったはぐれ者たち(=コア層)を包み込むような
優しく慈愛に満ちた瞳をしていた。

あと、郡山のときに「ん?」と、少しばかり気になった点が
あったんだけれど、そこはきちんと修正してきてたのが
はっきりとわかった。
さすが、プロですな。

聴かせ曲のセットが秀逸なのは認めるが、ここは「コア層」の集うLOOK。
終盤は、押せ押せのアツアツで燃え盛る。
前日のUstで、ちらりと宣言したとおり『捨て鉢~』がかかり、
いい具合にフロアが沸きあがる。
『マイ・スウィート・ソウル』は、なんてフラカンらしい名曲だろうか。
こんなに弾んでるのに、なんてせつないんだ。
いや、リズムが跳ねれば跳ねるほどに、歌の中にあるせつなさが
より露わになっていくような気がして、ぴょんぴょんと跳ぶ。
跳びながら、溢れる涙を早く乾かそうとするのだが、
涙よりはやく走れない・・・。
どんどん追いつかれてしまう・・・。


千葉ヴァイブレーションは
  ハルさん トモさん 千葉ルック
  谷沢 長嶋 プリティ長嶋

言いやすい!
若い人は知らないと思うけど、谷沢は元ドラゴンズの名選手だよ。
長嶋は、当然、長嶋茂雄のこと。
「一茂じゃないよ!」って、わかってるっつーの。

その後、なんと!なんと!!新曲投入!!!
圭介がナントカってタイトルをコールしたんだけど、よく聞き取れず。
三年寝太郎・・・って聞こえたんだけど・・・?
「夢から醒めない!醒めない!醒めない!」というコール(?)が威勢よく、
めっちゃパンク!
あっという間に終わっちゃう短い曲だった。
俄然、ミニアルバムが楽しみになってきたよ。



ロックンロール・スターダスト
NUDE CORE ROCK'N'ROLL
short hopes
地下室
この世は好物だらけだぜ
死に際のメロディー
人生 GOES ON
ライトを消して走れ
孤高の英雄
夜空の太陽
感じてくれ
祭壇
未明のサンバ
東京の朝
チェスト
捨鉢野郎のお通りだ
星に見離された男
マイ・スウィート・ソウル

元少年の歌
はぐれ者讃歌
俺たちハタチ族

ファンキーヴァイブレーション
新曲

サヨナラBABY



フィジカル面も、メンタル面も、頗る好調そうな圭介。
このままどこまで突き抜けていくんだろうか?
すっごく楽しみだ。




2015年6月26日金曜日

フラワーカンパニーズワンマンツアー「Stayin’ Alive」@HIP SHOT JAPAN

<25周年ツアー第四弾>
フラワーカンパニーズワンマンツアー「Stayin’ Alive」
6月21日(日) 郡山 HIP SHOT JAPAN
開場18:00 開演18:30。
前売¥3,600 当日¥4,100(Drink別)



フラカンのライブは、日比谷野音以来の2ヵ月ぶり。
ライブハウスで観たの(FCイベントは除く)は、2月の高崎が最後だし。
それ相応の飢餓感はあった。


『人生GOES ON』が始まった途端に、心の何処かに綻びができて、
抱えていた想いがボロボロと零れ落ちていった。
郡山に来て、まだ何も終わってないということ
を思い知らされた後だっただけに・・・。


ミドルパートが素晴らしかった。
『感じてくれ』の圭介の色っぽさにどきどきした。
そして『吐きたく~』
竹安がじゃらーんとコードを鳴らした瞬間から、
えっ?ひょっとして・・・ええっ!? と、動揺してしまった。
今の私のテンションで、これ聴いたら、崩れ落ちてしまうかもしれない。
どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・。

いつもなら、圭介が一線を越えて、あちら側へ
踏み出してしまうんじゃないかという恐怖で震えてしまう
「みんな攫われていけ、バイバイ~♪」を聴いても、怖ろしくはなかった。
間違いなく、こちら側に立ち続けていることが確信できるほどの
強い生命力が圭介の目に宿っていたから。
おかげで、私は崩れ落ちることなく、その逞しい瞳に魅入っていた。

『祭壇』→『未明~』→『東京の朝』という新曲続きの流れ。
祭壇も未明も、圭介はほとんど目を開けず、閉じたままで歌っていた。
一転、東京の朝では、絶えず力強い視線をフロアに向けて歌う圭介。
いつからこんな表情をするようになったんだ、圭介は?

どれだけ世界が傾いていたとしても、それでも「生きている」ことを
肯定し、受容し、慈しんでいる・・・そんな表情。
そこには当然、他者への眼差しも含まれていて、
小さなオッサンの大きな慈愛につつみこまれた私は、
ホロホロと涙を流すしかなかった。
いつの間に圭介はこんなに大きくなったんだろう、という感涙でもある。

なんだか、圭介のことばっかり書いてしまったなぁ。
Gファン、竹安ファン、ミスコニファンのみなさん、本当にゴメンなさい。
けど、今の圭介は、本当に凄いんだよ。
コワイくらいにキレッキレだ。

でも、MCになると、いつものまんま。
ちょっと器の小さい、背も小さい、ただのオッサンなのである。
ある意味、ここが“実家”感の源なのかもしれないなぁ、なんて
思ったのだが、話の内容はさっぱり覚えておりません。
あしからず。



ロックンロール・スターダスト
人生 GOES ON
short hopes
地下室
この世は好物だらけだぜ
死に際のメロディー
切符
永遠の田舎者
夜空の太陽
感じてくれ
吐きたくなるほど愛されたい
祭壇
未明のサンバ
東京の朝
チェスト
脳内百景
星に見離された男
マイ・スウィート・ソウル

元少年の歌
深夜高速
はぐれ者讃歌

ファンキーヴァイブレーション
サヨナラBABY



郡山ヴァイブレーションは
「薄皮饅頭 ままどおる 梨 ゆべし 西田敏行」
食べ物の並びの最後に西田敏行って・・・と、クスっとなる。
まぁ覚えやすいし、歌いやすいので、助かったよ。


2015年6月25日木曜日

湯川トーベン「東北ツアー Jun.2015」@OLDSHEP

湯川トーベン 「東北ツアー Jun.2015」
6月20日(土) 郡山 OLDSHEP
Open 19:00 / Start 19:30
Charge 2500円(ドリンク付)



ライブツアーというのは、
まずは地元のお客さんが一番に楽しむべきものだから、
遠征したときは、がっつかずにひっそりと楽しもうと思ってたはずが
・・・最前列のがっつきまくった席に座ってしまったのである。
すいません。
でも、ちょっと言い訳させて。

今回は福島県に住む友人を誘っていたのよ。
もちろん、トーベンさんのライブは初めてだけど、
なかなかの音楽通である彼女なら、きっと楽しめるだろうと思ったの。
そんなわけで、彼女の為に良い席に陣取ったのである。
ほ、ほ、本当だよ。自分の為じゃないからね。
・・・以上、言い訳終わり。

ギターはピックアップなしのVG-45。
マイク収音である。
今回の旅は、このギターが相棒に選ばれたんだなぁ。

トーベンさんのソロライブ。
都内ならば、ほとんどが常連のお客さんなので、カヴァー曲だとか
ちょっぴりレアな曲を多めに挟んだセトリになることが多いのだが、
ツアーになると、王道路線のセトリになる。
私にしてみると、それが却って新鮮に感じる。

で、お客の心を掴むのが上手い。
MCは楽しく、歌は温かく伸びやかで、ギターソロでは
魅せる演り方を心得ていて、観客の視線をかっ攫う。
気が付くと小さなハコの空気が、
いつの間にかトーベンさんの色に塗り変わっていくのだ。
まったく鮮やかなお手並みだわ。

郡山といえば・・・1974年のワンステップフェスティバル
トーベンさんは神無月で、トップバッターを飾ったという話を始めると、
「私、行ってた!」という言葉が隣のNさんの口から。
ええっ!!?マジで?
そしたら、他にもう一人「行きました」という方がいらっしゃって、
トーベンさんもちょっと驚いてたよ。

十日間くらいも続いた野外ロックコンサートだったらしいのだが、
(話をきいてると、まるでウッドストックみたい)
その全部を観たという強者が自分の友人であることが
なんだか誇らしかったですわ。
Nさんも「まさか、ワンステップフェスティバルの話が出るとは!」
とびっくりしたみたいだけど、とても喜んでおられた。

スターパインズカフェの吉祥寺祭りとか、諸々のライブ告知など。
「遠いのはわかってるけど、今回はオレの方から来たんだから、
次は、みんなに来てもらう番でしょ」という、
新しいシステムを提唱しておられた。
あやうく「なるほど~」と、納得しそうだったわ。

本編のラストナンバーは『天国行きのバス』
マイクの前から少し体をずらして、ほとんどをオフマイクで歌った。
ギターもマイク収音だから、こういうときに便利だな。
生のアコギの音に生の声。
“生(ナマ)”の方が、より多くのものを伝えてくれる気がするのは
なぜなんだろうか。


一旦さがったものの、アンコールは早々と登場。
トーベンさんに「何やろうか?」と問われたので、
ビビリながら「ライクアローリングストーン・・・」と言ってみた・・・。
うわーっ!!!初めてリクエストしちゃった!!!
わりとすんなりと曲名が出てきたのは、日々の妄想の賜物よ。
いつもリクエスト曲とか妄想してるからね、誰にも訊かれないのに。

「ええっ、ちょっと待って」なんて言うから、
却下されるか、サワリをちょっとだけ歌っておしまいにするとか、
そんなもんかなぁと思ったら、フルコーラスでしっかりと
歌い上げてくれましたよ。・・・感動。
トーベンさんの歌う『Like A Rolling Stone』大好きなのよ。

ありがとうございました!



僕はカラス
雨の日と金曜日は
君こそスターだ
富士山
朝からゴキゲン
珈琲
にじみ
しょーもない僕 しょーもない君
食パンとミルク
甘いワイン(ワンコーラスのみ)
お月さんが笑ってる
パナヌファ
おはよう今日一日 君は何しているの
ドライヴ
バンドマン・ブルース
天国行きのバス

ヨッパライの唄
Like A Rolling Stone





2015年6月19日金曜日

キノコホテル/イギリス人/hotspring@SHELTER

Loft Presents Emergency Live AID FOR NEPAL
2015年6月11日(木)@ 下北沢SHELTER
出演:キノコホテル/イギリス人/hotspring
DJ:天野ジョージ(撃鉄)
※出演者、関係者によるネパール大震災救援私物チャリティバザー有り
Open 19:00/Start 19:30
前売¥2,800/当日¥3,300(+D代)



来月までおあずけかと思っていたhotspringのライブが
急遽、告知されたので、嬉々として下北へ。

はりきり過ぎて、最前列センターに入ってしまった。
ごめんなさい・・・つい、出来心で・・・。
おばさんのクセに図に乗って・・・ホント、すいません。

事前のアナウンスどおり、トップバッターでhotspringが登場。
出囃子SEの『Maybe』が流れてくると、胸がキュンっとときめく。
三浦くん、ゴエさん、伊藤くんがセッティング。
少し遅れてイノクチくんが出てきて、あのリードⅡを抱えてマイクの前に立つと、
ホントに近くてクラクラしてきた。
ど、ど、ど、どうしよう・・・と、いい年をして情けないほどの
まごつき方をしている私を余所に、荒々しいストロークで
ギターを掻き鳴らしながら、イノクチくんが声を放った。
『コールタール』
おそらくエフェクターなんて通してない、アンプ直結の
むき出しのギターの音と、イノクチくんの声に惹きつけられて、
しばしの間、固まってしまう。
ドンっとバンドの音が鳴り出した瞬間、はっと我に返り、
今夜のロックンロールショーが始まったことに気が付いた。

こうやってライブが始まってしまえば、
狂おしいほど待ち遠しくて仕方なかった昨日までの時間なんて
まるで存在しなかったかのように、見事に塗り潰されていく。
今日だけ、今だけ、確かに生きていることを確認するための儀式として、
爆音の海に身を沈め、それと同化していくのだ。

カッコいい男の子たちを見てるのは楽しい。
ついつい夢中になって見てしまう。
けれど、その視覚情報が多すぎると、爆音の海から気持ちが
すーっと浮き上がってしまうことがある。
そんな時は、ぎゅっと目を閉じて、肺にいっぱい酸素を溜めて
再び潜っていかなくてはならない。
私が不器用なせいなのかもしれないけれど、
視覚と聴覚を同時にフル稼働させるのは、とても難しいよね。

イノクチくんのカウントから入ったイントロは『車輪の中』・・・かな?
でも、なんか違う・・・と思ったら、ベースの音がない。
誰のミスかは定かじゃないけど、入りをトチってしまったようだ。
この時の伊藤くんの「間違ったのはオレじゃない」と言いたげな
クールな佇まいがカッコよくて、可愛かったのだよ。

『ケンタッキー・ジェントルマン』なんて、レアな選曲。
ライブで聴くの初めてだわ。

『FADE AWAY』のときだったかな、三浦くん前のマイクスタンドが倒れたのは。
すっごく近くにいたのに、その瞬間は見てなくて、
気が付いたら、もう倒れていたのだ。
イノクチくんが床に座り込んで、倒れてるマイクに向かって、
「フェイドアウェー♪」と歌う姿が可愛かったなぁ。

で、そのスタンドを急いで起こして、次の『BABY KILL LOVE』へ。
ところが、スタンドのくの字に曲げる部分が、まっすぐ伸びてて、
三浦くんが歌おうとすると、マイクのポジションが遠い&高い。
すごく歌い難そうだったのだ。
・・・・・・あーっ!
そうなのだ、この時初めて、三浦くんが「べいびきるらぶっ♪」って
コーラスしてたことに気が付いたのだ。
今まで、三浦くんの前に立ってるマイクの存在が(必要なのか?)
不思議でしょうがなかったんだけれど、やっとわかった。
そして、今までずっと気付かなくて、ごめんなさい。


コールタール
ゴールド
2053
シュガーK
車輪の中
ケンタッキー・ジェントルマン
FADE AWAY
BABY KILL LOVE
夜の魚


あっという間だったけど、
トチったりもしたけど、
いろんなものがギュッと詰まったいいライブだったなー。

あぁ。
でも、次はもっと端っこで観ようと思う。
どセンターは、恥ずかしすぎる。





2015年6月10日水曜日

Rama Amoeba/THE GROOVERS@ROCK JOINT GB

ROCK JOINT GB 7th ANNIVERSARY "69 Paradice"
6月7日(日)吉祥寺 ROCK JOINT GB
【出演】Rama Amoeba/THE GROOVERS
【時間】18:30 開場/19:00 開演
【料金】前売 3500円/当日 4000円(ドリンク別途600円)



個人的に3ヶ月続く、月1グルーヴァーズの第二回目。
私は行けなかったけど、4月も対バンのライブがあったのよね。
グルーヴァーズほどのキャリアのバンドにも関わらず、
なぜか先輩とばかり対バンしてるのが、なんだか凄い。
日本の中堅(ベテラン?)ロックバンドの層の厚さを感じるわ~。
というわけで、本日も先攻。

ワンマンでもお世話になってるGBは、
グルーヴァーズのホームと言ってもいいだろう。
ステージの高さ(80cm)がちょうどいいのだよ。
観ていても落ち着く。しっくりくる。
久しぶりに一彦さん前にすべり込めて、いい眺めだったし、
最高だったなぁ。

『Groovaholic』『境界線のエンジェル』という序盤で、
一気に上昇し、沸き上がる。
一彦さんのシキチクーン(16カッティング)が鳴らされるたびに、
心臓のあたりが、ムギューっとなるんよ。
つまり、これが“胸のトキメキ”ってやつなんだろうけど、
ヘタしたら心筋梗塞でぶっ倒れるんじゃないかってくらい強烈に、
ムギュギュ~っと締め付けられるので、つい顔が歪んでしまう。
すいません・・・最前列でヘンな顔を晒して。

あれっ?なんだっけ、このカッコいいイントロは・・・?
と、すぐに答えが出てこなかったのは『フリージア』
この曲、スタジオ録音のバージョンとライブバージョンが全然違うのだ。
でもって、ライブバージョンのイントロのリフがめっちゃカッコいいのだ。
ギューンとアガる、アガる。

『SPEED QUEEN』とか『放浪の運命』とか、
セカンドラインが得意な(好きな?)バンドなのだなぁと思う。
所謂ファンク色は薄めなんだけれど、サビのところで、
重ためのロックなビートにスパッと切り替わる瞬間の爽快感が、
このバンドの真骨頂なんだよなぁ、なんて偉そうなことを思ってしまった。
とにかく、ボブさんとヤスチカさんのリズム隊が
イキイキと弾んでて、気持ちいいのよ。
ヤスチカさんがまた、表情豊かで、顔で叩いてるって感じで
見てると楽しくなってしまう。

『奇跡のバラッド』で、一彦さんがグレッチに持ち替えた。
(ここまでは、いつものTRUTH製ジャズマスター)
キャーーー!!!と、心の中で叫ぶ。
私、このグレッチくん(黒のROCK JET)のファンなのだよ。
なんといってもルックスがいいんだよなー。(と、ミーハー発言)
このグレッチくんを持つと、一彦さんの男っぷりも上がって見える。
いや、普段から充分カッコいいんだけど、10%増量中って感じで。

そのカッコよい佇まいで必殺『奇跡のバラッド』を繰り出されたら、
そりゃ堪らんよね。

そうそう。このイントロを弾き始めたとき、
ギターのケーブルがアンプ前に立ててあるマイクに引っかかって
動いてしまったのである。
音を拾うのに支障がでてしまうほど大きくズレてしまったので、
演奏を止めてやり直すかなぁ?それとも、ローディーさんが
機敏に動いて位置を直しにくるかなぁ?と見つめていたら、
一彦さんが足でコーンと蹴って、マイクの位置を元に戻した。
もちろんギターを弾きながら。キック一発で、ほぼストライク。
華麗なるファインプレーに、うっとりと見蕩れてしまったぜ。
時間にすると、ほんの4,5秒のことなんだけれど、
ここが今夜のハイライトだったかもしれない。

私が勝手に思っているグルーヴァーズの三大バラードが
『Lonesome in a crowd』『遥かなる』そして『奇跡のバラッド』
中でも、私は『奇跡のバラッド』のサビの部分の歌詞に痺れるのだ。

奇跡的なおまえの瞳を見つめると、
  どうしようもないこの世界でさえも 正気を取り戻すかもしれないぜ
と、厭世観に満ちたアイロニカルな言葉で賞賛の意を表していたのが、
最後の最後に、
  絶望の淵で眠る友でさえも 今夜は夢を見るかもしれないぜ
と、苦しんでいる友に想いを馳せ、大袈裟ではない小さな優しさを覗かせる。
気障で皮肉屋な男(と思われるような言葉が前段に並んでいるので)が、
最後にポロリとこぼした本音のようで、
何もかもがこの一行に収斂されていくような存在感を放っている。
そして、奇跡的な瞳をもつ“おまえ”が何者なのかなんてことは
どうでもよくなってしまうという結末。
いや、本当はどうでもよくないんだろうだけれど、この曲を最後まで聴くと、
必ずここで思考停止してしまうのだ。
奇跡的な瞳をもつ魅力的な人物である“おまえ”よりも、
絶望の淵にいて、苦しみを抱えた弱っている友の方に
心が吸い寄せてしまうのだ、どうしても。

ラスト・ナンバーは『狂おしきこの世界』
(あぁ、これまた“どうしようもないこの世界”を歌っている!)
と、ここでローディーさんが、再びギターチェンジのセッティングをして
待機していたのだが、一彦さんはそのままグレッチを弾き始めた。
あらら?良かったのかな?
私はニヤニヤしてしまったけどね。



Groovaholic
境界線のエンジェル
SAVANNA
放浪の運命
存在理由
無条件シンパシー
フリージア
SPEED QUEEN
ミスター・デザイア
奇跡のバラッド
狂おしきこの世界


長くなってしまったので、Rama Amoebaさんについては割愛。
楽しませてもらったけどね~。
あっ、ベースが元FURSの方でしたわ。
なんか見たことあると思った。



2015年6月8日月曜日

湯川トーベン@lete (2015/06/08)

湯川トーベン ソロLIVE
6月6日(土) 下北沢 lete
Open 19:00 / Start 20:00
予約 ¥2,500 + drink / 当日 ¥2,800 + drink



今回のレテは、超満員。
といっても、30人弱しか入らないのだけれど。
その狭いスペースだからこそ、ギターも歌も本物の“ナマ”が味わえる。
それがレテでのライブの魅力なのだ。

レテではいつも12弦ギターが大活躍する。
前半は、ほとんど12弦ばっかりを使っていたような気がするなぁ。
で、「疲れたから、替えよう」と言って、J-50に持ち替えていたっけ。

神無月の『梅雨景色』は、季節に合わせた選曲だろう。
個人的に最近は神無月じゃなく、ハート・オブ・サタデーナイトの方の
バージョンばっかり聴いてるせいで、
ポップなサウンドが耳についてしまってるのだが、
弾き語りになると、また一味違ってしっとりとしますな。
北海道ツアーで酷使した喉が、まだ完全には快復されてないようで、
高音部が裏返り気味でしたけど・・・。

『風邪』『君こそスターだ』『ストロベリー・ガール』という、
胸キュンナンバーの連打にやられた。

とくに『君こそスターだ』は、子供ばんどで音源化されたことで、
なんとなくモヤモヤしてしまう心の狭い私なのであるが、
こうやってライブでトーベンさんの歌が聴けることは嬉しい。
JICKの歌が嫌いなワケじゃないのよ。
どうしても最初に聴いた形が自分にとっての一番になってしまうのが
人情というもの。
それこそ、私にとっての『サマータイム・ブルース』が、
エディ・コクランでも、ザ・フーでもなく、子供ばんどだというのと同じこと。
いずれにせよ、原曲がいいからこそだ。

『ストロベリー・ガール』は、村田さんもお気に入りらしい。

斉藤哲夫さんのオールタイムベストが出るそうだ。
そのレコ発ライブの企画もあるらしい・・・たぶん。
何しろ、他にもたくさんの告知をいっぺんに聞かされてしまい、
記憶の回路がパンク状態だったのだ。
他には、フォークロックスの今年の活動予定だとか、
アルバム「そら」の再プレスの話が出ているとか、
なぜか、エンケンのライブ盤のリリースまで、宣伝しておられた。

本編最後は『太陽の光』
最初から用意してあったハーモニカは、やっとここで登場。
せっかく忘れずに持ってきたのに(「持ってくるの忘れた」という台詞を
何度もきいたことがあるので)出番ないのかと思ってた。



フォークロック
梅雨景色
風邪
君こそスターだ
ストロベリー・ガール
花いちもんめ
頭の中一ぱいに続く長い道
赤いワイン
富士山
おはよう今日一日 君は何しているの
ぼくのまち
No! 味噌3g
太陽の光

にじみ
グーでバッチリ
バナナ


2015年6月1日月曜日

愛のカタチ(或いはTシャツコレクション)【21】~【30】

びっくりしたことに、まだまだ続きそうなんですよ、
このTシャツシリーズ。
つまり、Tシャツがたくさんあるということですよ。
自分の予想を大きく上回ることが確定したので、笑うしかないって感じ。
はははははは・・・・。




【21】フラワーカンパニーズ “4人で100才 飛びます”T(2014年購入)

“フラワー”の綴り、Oが一個多いのは間違ったんじゃないよ!
100に見立ててワザとそうしてあるのですよ!
・・・ということを断わっておきます。




【22】DRAGON DELUXE 2013 “楽器アウトライン”T(2013年9月購入)

2回目のドラデラで購入。
SGやプレベのディテールがきっちり描かれているのがいい。
やや、バックプリントの主張が強いのが気になるけど。

DRAGON DELUXE 2013




【23】“フラカン×スクービー 表裏コラボ”T(2012年9月購入)

OTODAMA'11-'12の会場での限定販売だったコラボT。
これは、フラカンのブースで購入したバージョン。
スクービーVer.は、表裏が逆になっている。
フラカンがオンボロのクラシックカーなのに対して、
スクービーはキラキラの近未来っぽい車に乗ってるのが笑える。

OTODAMA'11-'12 (2012/09/08)~その1~
OTODAMA'11-'12 (2012/09/08)~その2~
OTODAMA'11-'12 (2012/09/08)~その3~




【24】子供ばんど “STILL ALIVE 55! ”T(2013年6月購入)

子供ばんどの二十数年ぶりのオリジナルアルバム
「CAN DRIVE 55」のジャケットの絵柄。
買ったのは、フラカンと対バンしたときだったと思う。

子供ばんど×フラカン@GARDEN




【25】パンダ音楽祭 “PANDA ONGAKUSAI”T(2014年5月購入)

パンダ音楽祭のシンボルであるパンダの絵柄。
シンプルでカワイイ。
毎年、これを着て上野へ行きたいものだ。
このTシャツは、第3回のときに買ったもの。

パンダ音楽祭
第2回 パンダ音楽祭
【下書き】第3回パンダ音楽祭
第4回 パンダ音楽祭




【26】フラワーカンパニーズ “大阪城野音ヨサホイ”T(2011年7月購入)

行ったねぇ、大阪。真夏の大爆発。
暑かったの覚えてるわ~。
ちなみに、私の夫にはなぜか評判のいいTシャツ。
メンバーが浮かれて踊ってるのが楽しげで、そこが好きみたい。

フラカン・真夏の大爆発2011




【27】中津川THE SOLAR BUDOKAN 2013 “ラインナップ”T(2013年9月購入)

好きなアーティストの名前が並んでいるのを見るだけで、
ときめくのはナゼなんだろう?
でも、ちょっと、アレで・・・なかなか着用する機会がなく、
残念ながら寝間着となってしまっている。

中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013




【28】フラワーカンパニーズ “NODE CORE R&R”T(2009年購入)

私の持ってる中では、最古のフラカンTシャツ。
けっこうお気に入りなので、大事に着ていきたい。




【29】湯川トーベン “新・BANDMAN”T(2015年5月購入)

今の時点で最も新しいTシャツ。
袖のタグがポイント。
デザインはシンプルなんだけど、着ると肌触りがいい。




【30】フラワーカンパニーズ “CHESTO!×3 ボーダー”T(2012年8月購入)

一枚でも様になるので、ボーダーはいいね。
バックプリントが裾の方に小さく入ってるのもシャレオツ。