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2013年1月28日月曜日

フラワーカンパニーズ premium live “ビューティフルドリーマー”@渋谷WWW

フラワーカンパニーズ premium live “ビューティフルドリーマー”
2013年1月23日(水) 渋谷WWW
開場19:00 /開演 19:30 (21:00頃終演予定)
完全招待制 ※ドリンク代別途要



フラカンのFC“ヤングフラワーズ”を略して“ヤンフラ”という。

今日ほど「ヤンフラに入ってて良かった」と思ったことはない。
このプレミアムライブの現場に居られたことは、
本当に、幸せなことだと思うのだ。
スペシャの募集では、5000人(!!!)の応募があったというから、
ヤンフラの優先枠じゃなかったら、到底、ムリだっただろう。
だから、ヤンフラに感謝!
年会費の値上げも許す!



WWWは、元映画館なだけあって、どこからでも見やすい。
無理して前の方に行かなくても大丈夫だね…、
なんて話をしていたクセに、
やっぱり、いつもどおりの竹安サイドに行ってしまった。
後ろの段上で“オトナ見”しようか迷ったんだけれど、
結局、いつもの場所が落ち着くんだよね~。

なんとなく、いつものライブ会場と違った雰囲気の中、
セッティングに余念のない、Q太郎の仕事振りを
ぼけーっと眺めていると、おや?
見たことのない、赤のストラトをチューニングしてる!?
と、よくよくステージを見てみると、
鍵盤があったり、なんやかんやと機材がたくさんあって、
確かに、これはプレミアムっぽいわ、と。

開演前にはブザー音が鳴り、場内アナウンスもあって、
プレミアム感を更に盛り上げてくれる。

いつものSEは無く、ステージに出てきたメンバーは、
4人以外に、ギターの中森さん、鍵盤の渡辺シュンスケくん、
パーカッション他いろいろ・・・のスパム春日井さん。
竹安とマエさんはジャケットで、いつもよりフォーマルな装い。
圭介とミスコニは、いつもどおり。
(ミスコニは黒・・・だったよね?)



このライブ音源でCDを出すということは、最後の最後、
アンコールの『深夜高速』の後に、マエさんから発表された。
3/20発売ですって。
というわけで、まずはセトリから。


春の手前
あったかいコーヒー
日々のあぶく
ビューティフルドリーマー
エンドロール
たましいによろしく
落ち葉
真赤な太陽
感情七号線
春色の道

深夜高速
サヨナラBABY



本編は『春の手前』ではじまって、『春色の道』で終わるという、
冬だけど、春の暖かさを感じるハートフルな流れ。
とにかく、セトリが秀逸。
贅沢をいえばキリがないのだが、
『心の氷』もストリングス入りで、聴いてみたかったなぁ~。
個人的に旬なので。


序盤は、圭介が緊張してるのが、ひしひしと伝わってきて、
フロアも堅くなっていた。
スタンドマイクの前から動かずに歌う圭介の顔が、
すごく真剣だったわ~。
マイクとの距離を確認する為なのか、歌いながらときどき
寄り目になってたんだけれど、それがなんだか、素敵だったのだ。
緊張感の中の愛らしさってヤツかなぁ?

鍵盤とギターがサポートしてくれていると、
竹安ギターの自由度が増すのが嬉しい。
ジャケット姿も凛々しく吠えまくっていたよ。
主に圭介に向かってだけれど、圭介は、ほぼ見てないし。
この辺は、いつもと変わってないか。

『日々のあぶく』はピアノが効いてたなぁ。
イケメンのシュンスケくんは、元春のライブでも会えるから、
楽しみだわー。

『ビューティフルドリーマー』からは、コーラスに
見目麗しいお二人のレディーが参加。
天使枠だそうですわ。
『エンドロール』→『たまよろ』は、
演奏はもちろん、圭介の歌が素晴らしかった。
今日はよく声が出ているので、安心してみていられる。

更に、綺麗どころのストリングスチームが加わって、
目のやり場に困る圭介が、かわいかったね~。

今日一番のヤマ場は、ココだった。
『真赤な太陽』
ストリングスが入って、音が広がり、
すごい音圧が前から迫ってくるのではなくて、
全身がグワーッと包み込まれる感覚。
ただ、圭介の歌だけが、まっすぐに胸に飛び込んでくる。
こんなフラカンのライブは初めてだ。
あー、プレミアムだ。


アンコールの『深夜高速』は、演奏をサポートチームに
全面的に任せて、フラカンの4人は歌のみ。
アレンジが素晴らしくて、映画音楽のようにドラマチック。
こんなにいい曲だったなんて知らなかったよ。

ドラムセットの前に座ってるミスコニはいいとして、
楽器を持たないで、マイク前に立っているGと竹安が
落ち着かない感じに、ドキドキしてしまった。
さすがにグレートは、真剣な表情でじっと立って、
雰囲気を壊さないようにしていたんだけれど、
竹安は、落ち着きがなく、斜め上を見つめて、
ブラブラと手持ち無沙汰感を前面に出していて、
可笑しかったなぁ。
もちろん、彼なりに緊張していたことは、わかっているよ。
けど、歌うときはもっとマイクに近づかないと、ね。



圭介が緊張してたものの、MCはいつも以上に面白かったなぁ。
なんだか、Gがはじけていたんじゃないの?
あぁ、圭介が緊張して、すがるようにGを見るものだから、
がんばってたのかもしれないなぁ。
とても、頼もしかったもんなぁ。

まぁ、Ust中継を見てた方も多いだろうから、
MCの内容をダラダラと書くのはやめた。
以下、要点のメモだけ。

  • サラシにジャケッツ
  • 一万円のオーバーオール
  • ベーコン前川!
  • オーバーオールをなめんなよ
  • 尺八(おい、シモネタか!?)
  • 天使枠、顔は地獄
  • ソフトタッチ→顔はハードだけど、「ハト?」
  • 学芸会は波の役
  • 台詞はザブーン、シーッ
※詳しい状況が知りたい方は、個人的にお尋ね下さい。



この一夜限りの編成のライブは、
グレートが言ったように、学芸会みたいなワクワク感があって、
演者側をそれを楽しんでいたのが、よく伝わってきた。
観ている側も、そのドキドキを十分味わえた。

この空気がうまく記録されているといいなぁ。

2013年1月22日火曜日

THE GROOVERS "TOSHIAKE BLUES SHOW 2013"@ROCK JOINT GB

THE GROOVERS
"TOSHIAKE BLUES SHOW 2013"
2013年1月20日(日)吉祥寺 ROCK JOINT GB
OPEN:18:30 / START:19:00
前売 3,500円 / 当日 4,000円(ドリンク別)



意気揚々と吉祥寺へとGO・・・のはずが、
途中で電車が止まってしまい、開場にはなんとか間に合ったものの、
やや精神的に疲弊した状態でGBに到着。
こういうことにならないように、余裕を持って家を出たはずなのに。
JRの人身事故の多さには閉口である。


さ、気を取り直して、ライブ、ライブ。

本日も、ボブさんサイドへIN。
一彦さんサイドは、なんていうか、壁が高くて、層が厚いから、
ついつい、ボブさん前へ行ってしまうのだよ~。
ただ、ヤスチカさんの顔は、シンバルに隠れてしまって
あんまりよく見えなかったんだよなぁ。
残念。

毎年、年の暮れの12月に恒例となっているワンマンなのだけれど、
今回は諸事情により、年明けの1月になってしまったので、
すっごく待たされたー、という飢餓感がハンパない。
フロアからも「待ってたよー!」という声があがっていた。

ヤスチカさんのカッコいいフィルインから
『狂おしきこの世界』・・・!!!
初っ端から!!!
嬉し過ぎて、なんだかフワフワした気分になってしまった。
まるで現実の世界を離れて、夢の中へ入った気分。
きっと、ひどくだらしない
ニヘラニヘラと締まりのない顔をしてたんだろうなぁ。

だって、グルーヴァーズの音に飢えていたのだよ~。
仕方ないよね~。

『車輪の上』も嬉しかった。
グルーヴァーズらしい、あのクイのリズムが気持ち良くて、
どこまでも進んで行きたくなる、旅に出たくなる。
転がり続けるような疾走感が堪らない、名曲だ。

ステージの上は、照明のせいか、相当暑そう。
珍しく序盤から、一彦さんが顔を紅潮させていて、
それがまた、なんともセクシーでしたわ。

現在の3人体制での最初のアルバム「TOP OF THE PARADE」が
発売されたのが1983年なので、今年で20周年。
何か楽しいことが、企画されてるようなことをMCで言ってた。
「アルバムの方も、着々と制作してます」とも言っていたから、
NEWアルバム以外の企画のようだ。
バンドの企画といったら、音源かライブしか思い付かない。
豪華な対バンライブでもあるのでしょうか?
楽しみにしていよう。

一彦さんがギターをテレキャスに持ち替えた。
たしか2曲演ったはずなんだけど、『BEAUTIFUL MOMENT』と、
あと1曲。
なんだったっけなぁ?

とにかく、テレキャスを持つ一彦さんの姿が新鮮なこと!
私の中では、“藤井一彦=グレッチ”と刷り込まれているので、
なんだか絵面的に落ち着かないなぁ、なんて見ていたら、
ネックをフロアに向けて、一彦さんがマシンガン・ギターを撃った。
あぁ、これは・・・。
今まで、こんなアクションを見たことないよなぁ・・・。

これは想像だけれど、きっと、あの人へのオマージュに違いない。
あの人・・・、今度が最後になるだろうといわれる来日を果たした、
指弾きでマシンガンギターをぶっ放す、親日家のあの人。
東京でのライブの日、リハスタに入っているとTweetしてたし、
観に行けなくて、残念だったんだろうなぁ。
だから、こうやって、テレキャスでマシンガンを撃って、
彼への想いと、そして祈りを込めたんじゃないだろうか。
・・・なんてこと考えて、ちょっとウルッとしてしまったのだけれど、
考えすぎだろうか?

「短いから、しっかり聴いておいて」というコメント付きで
(たぶん)初披露の新曲を。
うん、グルーヴァーズらしく、ガツンとカッコいい曲だ。
タイトルは、あいかわらず「募集中です」とのこと。

『ロザリー』のリフで、キャーーー!とアガる。
指フェチの私は、どうしても手元にクローズアップして
見てしまうことが多いのだけれど、
少し退いて、一彦さんの全体像を見てみたら、
何もかもが完璧だった。
ギターを持つ位置も、そのときの足のスタンスの取り方も、
ピックを持つ手の形も、ストロークする腕の振りも、
非の打ちどころがないカッコよさで、思わず見惚れてしまう。

アレンジが変わって、最初何の曲かわからなかったけど、
『フリージア』なんて、ライブで聴くの初めてかもしれない。
こういうの嬉しいよなぁ。

『ミスター・デザイヤ』は、超ハイテンポで、
ボブさんとか笑っちゃってたけど、高揚したライブの終盤では、
あれくらいで、気持ちいいんだよね。

ヤスチカさんのドラムは、手数が多くて、
その若干こぼれ気味になるギリギリのところで、
せめぎ合ってるようなグルーヴが、グルーヴァーズの肝なのだ。
今日のライブは、このギリギリ感のスリリングさと
バンドの熱量とのバランスが素晴らしかった。

舞台の袖でローディーさんが、
2カポのグレッチをセッティングしてるのを見て、
今夜の宴も、そろそろ幕引きの時間なのだと知る。
ラストはやっぱり『最後の煙草~』だ。

バンドという奇跡が生み出す、儚く美しい一瞬の輝きを
見つけたくて、私はライブハウスに通っているけれど、
純粋に、その輝きを見つけるのは、本当に稀なことなのだ。
しかし、間違いなく、この日のステージで私は見た。
キラキラとしたバンドの奇跡を。

だから、ボブさんがモニター・スピーカーに乗っかったときに
バランスを崩して、モニターを引っくり返してしまったことも
ご愛嬌なのである。
私はその目の前にいたので、一瞬、かなり焦ったけどね。
咄嗟に「助けなきゃ」と思って手を伸ばしていたよ。


アンコールでは、
「せっかくのワンマンなんで、あんまり演らない曲を」と、
『プリテンダー』
レア曲が聴けて嬉しい。

『ONE FOR THE ROAD』の合唱も、感動的だった。
フロアを嬉しそうに眺める一彦さんの顔が、とても幸せそうだ。
ステージの上から見る光景は、どんななんだろう?
できることなら、もっと感動的な光景を見せてあげたいなぁ。



狂おしきこの世界
BOOGIE STAR
車輪の上
Savanna
BEAUTIFUL MOMENT
暗闇の中で
(新曲)
存在理由
今を行け
ロザリー
放浪の運命
BLOODSHOT!
フリージア
惜別の空
RIDE ON,BABE!
ミスター・デザイア
奇跡のバラッド
最後の煙草に火を点ける

プリテンダー
(What's so funny 'bout) PEACE,LOVE AND UNDERSTNDING

ONE FOR THE ROAD


全然自信のないセトリ。
どうしても思い出せないのだけれど、あと1、2曲演ったはず。
アー・・・、脳の老化が、想像以上に早く進んでいる気がする。

2013年1月20日日曜日

SCOOBIE DO/フラワーカンパニーズ@club FLEEZ

フラワーカンパニーズpresents「シリーズ・人間の爆発」
ゲスト: SCOOBIE DO
2013.01.13(日) 高崎club FLEEZ
17:00 OPEN / 17:30 START
前売:¥3500 / 当日:¥4000 (1D別)



なぜか、高崎とは冬に縁があるようだ。
今回で3度目の高崎日帰り遠征なのだが、全部、1月とか2月とか。
寒いの苦手なのに~。
と、こ、ろ、が、思ったほど寒くない。
いいお天気でポカポカしてる。
・・・フラカンのライブだというのに、不思議なこともあるものだ。
きっと、スクービーが、晴れバンドなんだろう。


フラカン×スクービーのコラボTシャツは、
まさに、今日の対バンの為にあるようなものなのに、
うっかりしてて、オトダマTシャツ着てきちゃった。
もちろん、これだって全然間違ってないのだけれど・・・。
少しばかりTシャツ増えすぎで、把握しきれないのだよ。
写真を撮って、データベース化するべきかもしれないな。


開場15分前にフリーズに着くと、
すでに地下のロッカースペースまでは入れるようになっていた。
さっそく荷物と上着をロッカーに放り込んで、
入口前でギュウギュウ詰めになって呼び出しを待つ。
フリーズに来るたびに、この入場待ちのシステムが変わってるので、
少々戸惑う。
集客の具合によって、やり方を変えてるんだろうか?



SCOOBIE DO
OTODAMA以来のスクービー。
スーツ・バンドは、やっぱり野外のステージよりも
ライブハウスの照明がよく似合う。

ビシッとしたファンキー・グルーヴが、超キモチいい。
歯切れのよいギターの音色に痺れた~。
んー、もうちょっと視界がよければいいのにぃ、と悶絶していると、
ソロ弾くときは、前に出てきてバーに足かけて、
じっくりと手元をみせてくれるので、ありがたかった。

フリーズはステージが低くて、かなり見難いと思っていたけれど、
ステージの手前の部分、最前列のバーのすぐ向こう側に
20~30センチくらい高くなってるところがあって、
その上に立ってくれると、良く見えたわぁ。
うん、これで、圭介も大丈夫だな、と安心した。

何年か前に、初めてスクービーを観たときは、
モビーのドラムのグルーヴがずば抜けてて、
スゲェー!と思ったんだけれど、
それをほとんど感じなくなったってことは、バンド全体の
グルーヴの一体感が増したということなんだろうな、きっと。
あっ、上から目線でゴメンなさい。

ちゃんと音源を聴き込んでるわけではないので、
知ってる曲は『夕焼けのメロディー』と
『BACK ON』くらいだったけど、ライブを楽しむのに、
曲を知ってる、知らないは、あんまり関係ないなぁ。
なんといっても、シュウくんはノせ上手だから。
あの熱いMCに、胸が熱くなる瞬間がたびたびあった。
いい。
理屈なんてない。
それが、ロックンロール。
気づいたら、人間やめてましたわ。



フラワーカンパニーズ
いつものようにメンバー登場。

ミスコニのツナギの色は、赤だったそうですよ。
ちゃんと見てるはずなんだけど・・・、
私の記憶に残らない男、それがミスター小西!
(いい意味で!)

おっ、Gがオーバーオール!冬なのに!

さっき、シュウくんがMCで、フラカンとの対バンで、
楽屋入りしたときに、ハンガーにかかったオーバーオールを見ると
「なんだかホッとするんだよね~」と言ったもんだから、
着ないわけにはいかなくなった、とのこと。

ちなみに、この話はシュウくんの作り話で、
本当はオーバーオールを吊るしたりはしてないらしい。
いつも、鞄の中にくしゃくしゃに突っ込んであるんだって。
ワザとしわくちゃの衣装に着替えるところが
カッコいいんだとか。
そういう美学があるんだなぁ。

いきなり『チェスト』でスタートからの
ちょっと久しぶりの『ロッキュンロール』のイントロが聴こえて、
さらにヒートアップ。
先攻のスクービーで、すでにガンガン温まってるから、
自分の年のことなんて完全に忘れて、飛びまくってたわ。
この我を忘れて熱狂できる瞬間が、たまらないのだ。

高崎でのライブは5年ぶりらしい。
前回来たのは、えーっと・・・と、グレートも思い出せないでいると、
珍しく竹安が「2008年の〇月〇日!」と、キリッと発言。
19周年の“ツアー19”のとき以来らしい。

『なれのはて』は、ライブで聴くと凄くいいだよなぁ。
フラカンの得意なリズムだし、自信があるからなんだろうけど、
軽快なノリの中に、ドシッと腰の座った安定感があって、
気持ちよくノれるんだよね~。

圭介のモズライトが出てきたので、身構える。
鳴り始めたイントロのギターで、すでに涙目。
どこか安定を欠いた響きのリフが胸に突き刺さる。
『また明日』

ところが、歌い出した圭介の声の調子がおかしい。
なんとか歌い続けているけれど、喉が苦しそうだ。
大丈夫か、圭介・・・と、心配しながら観ていたら、
今度は、あれ?ギターの音がときどき途切れてるみたい。
接触不良か?
今度は、竹安のギターが心配で凝視。
ライブではよくあるトラブルだから、仕方ないのだけれど、
ここで、すぅっと熱が冷めてしまった。

そりゃ、トラブルなんて無いにこしたことはないのだが、
生なんだから、毎回完璧なんてことはない。
そういう日もあるよね。

『エンドロール』前に、竹安が動いた。
急いで予備のギターに持ち替えてセッティング。
ギターの入りに間に合うのか・・・というタイミングだったので、
ドキドキしてしまった。
こっちのギターは、ちゃんと鳴ってたみたいなので、
さっきのはギター本体の不良なのかも。

・・・というわけで、泣きの2曲セットは、
喉やらギターを心配しているうちに終わってしまった。

圭介の喉は結局、最後まで調子悪そうだった。
『ハタチ族』のサビも、下げて歌ってたし。
それでも、その圭介をカバーするように、Gや竹安までもが、
コーラスを頑張る姿にグッときたよ。
あー、それこそが、バンドの美しさよ。

それに、結局、最後はそんな心配なんて忘れて、
ピースマーク振りかざしながら、飛び上がってたしね、私。


アンコールは一曲だけだったけど、
思いを込めてヨサホらせてもらいましたわ。


ダブル・アンコールを求める拍手が、ずっと鳴り止まなかった。
でも、私としては、圭介の喉を思うと、
それ以上を求める気にはなれなかったなぁ。
しょっちゅうライブを観られる環境にいる私のエゴで、
もう、無理しないで!と思ってしまったのだ。
この日を待ちわびてた地元のファンの気持ちを考えれば、
もっと観たい!というのも当然なんだろうけど。



チェスト
It's Only Roc'kyun'Roll
SO LIFE
煮込んでロック
なれのはて
はぐれ者讃歌
ビューティフルドリーマー
ロックンロール
また明日
エンドロール
俺たちハタチ族
脳内百景
YES,FUTURE

真冬の盆踊り



この後、高崎線が止まってしまい、
家に帰り着くまで、ハラハラどきどきの旅が待っていたのだが、
それは、また、別の話。

2013年1月17日木曜日

斎藤誠「Best Songs!!」@duo MUSIC EXCHANGE

斎藤誠30周年記念企画 Vol.1 「Best Songs!!」
成田昭彦(Percussion) / 深町栄(Keyboard) / 片山敦夫(Keyboard)
/ 角田俊介(Bass) / 河村カースケ智康(Drums) / 柳沢二三男(Guitar)
2013年1月3日(木) 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
16:30開場 17:00開演
Adv.¥6,000/Door¥6,500 ※1ドリンク別



これを読んでる方には、ぜんぜん関係ないであろう、
どうでもいい話なんですが・・・。
今書いてるこの記事、書くの2回目なんです。
一度、7~8割くらいまで書き上げていた記事を
誤って、すっぱりと消してしまったのですよ。とほほ・・・。

というわけで、めちゃめちゃテンション低く、
簡略バージョンで書いてしましますが、よろしくお願いします。



誠さん、今年はデビュー30周年ということで、
いろいろ企画があるようだが、その第一弾が、これ。
毎年恒例になった、誠さんの誕生日ライブの映像を収録して、
DVDとして発売されるそうだ。
まことに嬉しい企画だ。
スタジオ録音の音源もいいけれど、誠さんとこのバンドの音は、
ライブでこそ、その真価が発揮されると思っているので、
ライブDVDというのは、凄く価値がある。
3月発売だそうですよ、みなさん奮って購入しましょう!

ひとつだけ気懸かりなのは、自分が映りこんでしまうこと。
これはね~、見てて興ざめしてしまうからね~。
どうか、映っていませんように!!!


開演前のSEは、誠さんがデビューした1980年代の洋楽集。
ふふふ、懐かしいぜ。


最初に誠さんが一人でステージに現れ、
アコギでお馴染みのイントロをを奏で始める。
『天気雨』だ。
曲の途中で、片山さん、柳沢さん、カースケさん・・・と、
次々にメンバーが出てきて演奏に加わっていく。
最後に全員揃って鳴らされた音を聴いて、グッときた。
ステキな演出だなぁ。

例えるなら、RPGの主人公がたった一人で旅を始め、
その道中で、仲間を増やしながら、最後の大ボスへと挑んでいく・・・
というような膨大な時間の流れが、たったワンコーラスほどの
短い時間にギュッと詰め込まれていたのですよ。
(んーーー、却ってわかりにくいか?)

今日のライブも二部構成で、前半は、誠さんはアコギ。
つまり、前半は、どちらかというと聴かせるタイプの曲が多く、
この出だしの演出で、キュンキュンさせたれたものだから、
若干、涙腺がゆるみ気味。
『音楽友達』とか『SOMEDAY~』とか個人的にツボな曲では、
視界が滲んでしまって、ちゃんと見れなかった。
ここは、ぜひとも、DVDでもう一度じっくり味わいたいなぁ。

柳沢さんのギター聴くの久しぶりだなぁ。
このバンドでは、なにげにコーラス要員としても重宝されているが、
本日はレスポールで、ギューーーンと深い音を響かせている。
胸に染み入るわ~。
『今僕~』のスライドも、よかった~。
で、ソロを弾いてるとき、軽く目を瞑った横顔が、
某バンドのメガネギタリストと似ていて、ドキッとした。
そうだよ、私はギタリストのあの表情がたまらなく好きなのよ。
萌えるぅぅぅ。

どの曲のことだったか忘れてしまったけれど、誠さんが
「僕のギターソロを完コピしてくれてたの嬉しかった」と。
誠さんからは、そんな指示してないのに、
柳沢さんは、ちゃんと音源の通りのソロを弾いてくれたらしい。
なんて、気遣いのできる方なんでしょう・・・。

フカカッタ(深町さん&片山さん)のお二人が、
ステージの両端という遠く離れた位置関係だったにもかかわらず、
何やら、アイコンタクトをとっていたのを見逃さなかったぞ。

あっ。
角田さん、四十肩なのかな?
ときどき「痛っ!」という顔をしていたので、気になったんだけれど、
ステージの最後で、全員で肩を並べて挨拶してたときも、
腕を上げないようにしていて、辛そうだったなぁ。


ライブ後半、誠さんはギターをシンラインに持ち替え、
『恋のやりとり』(←大好き!)から始まって、
ほぼノンストップで、アッパーなナンバーが続く。

やっと、立ち上がれた!
椅子席は楽ちんなんだけれど、ノッてくると踊りたくなるのに、
立ち上がるタイミングがわからなくて、モゾモゾしてしまう。
私より、前の人が立ち上がったら、迷わず立つことにしてる。
「立たないと、見えないもんね~」と、言い訳できるから。

もう毎年恒例になっているけれど、
『愛してるって言って』では、ハンドマイク!
ステージの端から端まで移動しての大サービス。


アンコールで、
成田さんとカースケさんがドラムをチェンジ。
“日本最古のレアグルーヴ”と、誠さんが言うように、
成田さんの叩き出すグルーヴは、確かに、黒い!
その黒いグルーヴでの『BE MY BE MY BE MY』は、たまらんです。

そして、誠さんのライブはいつでも、笑顔で終わる。
誠さんの笑顔、バンドのみなさんの笑顔、お客さんの笑顔。
私の笑顔。




天気雨
He is a DEMO.TAPE SONGWRITER
ララル
或るグレイな恋の場合
ゆるして
初恋天国
音楽友達
バースデー
今僕を泣かせて
SOMEDAY SOMEWHERE
Waltz In Blue

恋のやりとり
It's Alright
歌えよヒッピー
タヒチ
風を抱いて走れ
オレはディレクター
愛してるって言って
Don't Give It Up!
DIRTY THIRTY MAN

BE MY BE MY BE MY
再会の魔術
SMILE AND SLEEP
あなたに逢いたい

別に奇跡なんかじゃないから


※順番は自信なし!


誠さんの長いキャリアの中から、
厳選されたオリジナル曲で構成されたセットリスト。
カバー曲なしのALLオリジナルというライブは、案外珍しい。

事前に、HPでリクエストを募集していて、
もちろん私も、悩みに悩んだ一曲を選んだのだけれど、
残念ながら、今回は演奏されなかったな~。
それでも、大好きな曲をたくさん聴けたので満足、満足。



そして、そして。
誠さんとBOHEMIANSのコラボTが、あまりにも可愛かったので
買ってしまったぜ。

そして、そして。
そのTシャツにサインをいただくために、
終演後、ドキドキしながら長い列に並んだのだ。
ファン歴28年にして初めての挑戦だったのだよ。
すっごく緊張したけど、誠さんの笑顔の魔法にかかった私は、
ちゃんと目を見て「アルバム楽しみにしてます!(ニコッ)」と
比較的スムーズに言えた。
ふーーーっ。良かったわ~。

2013年1月15日火曜日

20年目の真実

3連休の最終日。
関東地方は昼頃から想定外の大雪が降り、家の前の道も、
あれよあれよ、という間に真っ白になってしまった。
この調子で降り続けば、雪に弱い首都圏の交通網が
麻痺するのは間違いないので、出かける予定をキャンセルして、
家に引き篭もっていることにした。

本を読むか、音楽を聴くか、昼寝をするか。
そのくらいしか、家の中での過ごし方のバリエーションはない。
・・・はずなのに、なぜか、珍しく、テレビを見てしまった。

ヒーローたちの壮絶人生「大人になった君たちへ 尾崎豊20年目の真実」

まったくの偶然で、ザッピング中に目に止まって、
そのまま見入ってしまった。

胸が痛んだ。


とくに、尾崎ファンだったわけではないけれど、
一番多感な年頃、今よりも音楽に興味津々だった頃に
華々しくデビューした彼の存在が、目に入らないわけがない。

ちょうど中学3年生の卒業を控えていたときに、
シングルの『卒業』が発売されて、このPVが
やたらと音楽番組で流されていたのを憶えている。
もう、洗脳されそうな勢いの猛プッシュだった。

とくに私が早熟だったとは思わない。
たいていの14,5歳というのは、精神的に不安定だけれど、
大人が考えているよりはずっと、成熟していて、
世の中の大人たちを冷徹に見下している、ということを知っている。
自分自身を無敵だと感じたり、最低だと感じたりしながら、
己の中にいる猛獣を飼いならそうと必死なっているのだ。

そんな日々の中で聴いた尾崎の歌に、
最初は、少しはシンパシーを感じたりもした。
でも、聴けば聴くほど、苛立たしい気分になっていった。
彼の感じていることは、よくわかる。
でも、それをストレートに言葉にして歌っている彼の姿を見ると、
心がザワザワと波立って、なんとも言えず、腹立たしくなったのだ。

それは、複雑な感情。
強く惹かれるのと同時に、強い嫌悪感を抱いていた。
自分の中にもある、見たくない部分を突きつけてくるような
強引で傲慢なものを感じたのだ。

番組の中で箭内さんが「大好きな日と大嫌いな日がある」
と語っていたけれど、まったくその通りだと思った。

若くして才能を開花させ、成功したアーティストの苦悩が
痛々しく伝わってくる番組の内容で、
いろんな秘話も、ぜんぜん意外ではなく、
私の中の尾崎像そのままの人だったんだなぁ・・・と感じた。

この番組を見ている間中、苦しくて、せつなくて、
やっぱりその青臭さが腹立たしくて、涙が出た。
なんで、私は、こんなに尾崎に感情移入してしまうのだろう?
ファンではないけれど、
あまり認めたくないけれど、
影響を受けていたことは、間違いないんだろうなぁ。


そして、この番組を見終わった今も、
私は尾崎のことが好きにはなれないままである。

2013年1月11日金曜日

遠藤 賢司「2013年!開運厄払い!純音楽歌い初め!」@南青山MANDALA

「2013年!開運厄払い!純音楽歌い初め!」
2013.01.01(祝) 南青山MANDALA
第1部 遠藤 賢司(Vo,G)
第2部 エンケン‘猫舞’バンド
[遠藤 賢司(Vo,G) 湯川トーベン(B) 石塚 俊明(Dr)]
開場16:00 開演17:00 
¥4,500(1ドリンク+お屠蘇+「磯辺焼餅」or「安倍川餅」付)



下北沢でフラカンとカウントダウンをした16時間後、
私は南青山にいたのである。
なんで正月から、こんなハードなスケジュールになってるのか
・・・そこは、深く追及するのはよそう。
自分のお馬鹿加減が浮き彫りになるだけで、虚しくなる。

開場待ちで並んでいると、リハの音が少しだけ漏れ聴こえてきた。
ちょっと押してるみたいだな、こりゃ。
・・・と、ぼけーっとしていると、トーベンさんとトシさんが
みんなに「おめでとうございます!」と挨拶をしながら通っていった。
しばらくすると、エンケンも出てきて、
「遅れちゃってすいません」と謝っていた。


今回のライブは、ドリンクの他にお屠蘇とお餅が付いていて、
まさに、お正月らしい企画が嬉しい。

ちなみに、このお屠蘇でいただいた日本酒が、
おかわりしたいくらいに美味しかったんだよね~。
日本酒飲むのは久しぶりだったから、
お猪口に一杯だけだったけれど、顔が火照ってきて、
いい塩梅の心地よさで、エンケンの登場を待つ。

そこそこ良番だったので、フロアの前の方の席に座ったのだが、
MANDALAでこんなにいい席に座れたの初めてだわ。
見晴らしいい!


エンケンは、いつものように派手な和柄のシャツで
とてもオシャレでお似合いだ。
色合いはお正月っぽくも見えるような・・・。

フィンガーピックを装着して(ギターは三郎くんだったかな?)
弾き始めた一曲目は『猫は眠ってる』
本当に、よく鳴るギターだなぁ。
ストロークが弱いと指摘を受けている私でも、
あのギターを弾いたら、すっごい音が出そうな気がするよ。

エンケンのライブは半年ぶり。
当然といば、当然のことだけれど、
毎回、唯一無二のライブを見せてくれる。

『満足できるかな』の歌詞の詰め込み具合が、
今までに聴いたことない感じだったなぁ。
まるで、歌舞伎の口上のようだった。

MCでは、クドカン監督の「中学生円山」に出演した話。
中村トオル氏の立つ姿がカッコ良くて、さすが役者だな、
と感心したらしいが、
「僕もギターを持ってたら負けないんですけど」とも。
たしかに、エンケンのギターを抱えた立ち姿は、
凄まじくカッコいいと思うよ。

一回休憩を入れるものだと思っていたけれど、
インターバルなしで、トーベンさんとトシさんを呼び込んだ。
エンケンのセッティングも椅子が下げられて、
美しいギター、ホワイトファルコンに持ち替える。

そうなのだ。
このホワイトファルコンを持って立つ姿が、凄まじくカッコいい。
スッと伸びた背筋で、グッと魂を込めた目線を正面に向けて、
背後に青白い炎が燃え盛っているのが見えそうなほど、力強い。
うん、毘沙門天に似ている。

3人揃ったところで『不滅の男』
この曲、大好きなのだ。
無条件でテンションが上がる~!

次の『プンプンプン』だったかな。
エンケンのオレンジのグレッチを久しぶりに見たなぁ。
この曲はとにかく、バンドのグルーヴが気持ちよくて、痺れるわ。

終盤では、曲中に、エンケンがフロアのお客さんに
お酒を注いで回るという大サービスをする場面も。
残念ながら私は、あと一歩のところで届かなかったんだけれど。
後ろの方のお客さんは嬉しかっただろうなぁ。
あの辺の席は、本当に視界が悪くて、涙が出そうになるからねぇ。
続いて、トーベンさんとトシさんも、エンケンに促されて
両サイドのお客さんにお酌のサービス。
いーなー、いーなー、と指をくわえて見てましたよ。

もちろん、ちゃんと、ベースソロ、ドラムソロのパートもあったよ。
トーベンさんのスラップ風なフレーズに、おおっ!となった。
ほんのちょっとだったけどね。
ギターを持ったエンケンが、凄まじくカッコいいように、
プレベを持ったトーベンさんも、凄まじくカッコいい。
彼らに抱かれてる楽器は、幸せだよなぁ。
あー、私も楽器になりたいわ・・・と妄想し始めたところ、
とんでもなく卑猥なことになりそうだったので、慌てて止めた。

珍しくセンターゾーンに座ってたせいもあるけれど、
この日は、トシさんのドラムが凄かった~。
躍動感が漲っていた・・・という言い方だと、とても健全な印象だけど、
そうじゃなくって、もっと妖しい感じ。
くねくねと蛇が這っていくような、不穏な空気を孕みながら、
自由自在に生を謳歌するビート。
ゾクゾクしたな~。
そうかー、巳年だからかー。
いや、かんけーないかー。

『ちゃんとやれ!えんけん!』で、
エンケン渾身のギター&ドラム!
毎回のことだが、この光景には魂が震える。
汗を流して、必死で音と向き合ってるエンケンを見ると、
怠け者の自分が、とても恥ずかしくなる。
ゴメンナサイ、と誰かに謝りたい気持ちにさせられる。



猫が眠ってる
カレーライス
雪見酒
満足できるかな
~君にふにゃふにゃ
~満足できるかな

不滅の男
プンプンプン
男のブルース
外は雨だよ
荒野の狼
歯のないうさぎの口
踊ろよベイビー
東京ワッショイ
~ちゃんとやれ!えんけん!
~東京ワッショイ

夢よ叫べ
美しい女



アンコールの『美しい女』は、本当に繊細で美しかった。
エンケンのピアノ音、私にはすすり泣きのように聴こえる。

2013年1月9日水曜日

ヤングナイター'12/'13@下北沢GARDEN

フラワーカンパニーズ
~ヤングナイター'12/'13
2012/12/31 下北沢GARDEN
開場21:30/開演22:30
料金 ¥3500(tax in)ドリンク代別途必要



フラカンのライブで年を越せるなんて、
なんて幸せなことでしょう!
たくさんあったイヤなことも、
すべて帳消しにしてしまうくらいの勢いですわ。

ここ数年、CDJなんかのイベントで年越しというのが多かったフラカン。
ヤングナイターは久しぶりの開催だよね。
私が生まれて初めて遠征した、名古屋の'08-'09以来のこと。
やっぱり、ワンマンのカウントダウンライブは、いいね。
同じ年越しでも、目出度さ倍増といったところ。
そして、もっと目出度いことに、チケットはSOLD OUTらしい。

ヤンフラから届いたチケットの整理番号は、なんと200番台。
ええーっ!?と思ったりもしたけれど、人気が出るのはいいことだ。
結局のところ、いつもと似たような位置(=竹安サイド)に立ってたし。
(かなり押されたからね。)


登場した4人の中で、一番目をひいたのは、グレート。
もっさもっさの薄茶の毛皮のジャケット着てた。
続いて、竹安。
ジャケット着てる!!!
どうやら、先日、メンバーが揃って出席した披露宴のジャケットが
そのままフラカン号に積みっぱなしになってたらしい。
お正月の正装をイメージして、着たんだろうか?
あとの二人はいつもどおり。

その披露宴のとき、靴を持っていくのを忘れた竹安は、
なんと、コンバースを履いて出席したらしい。
貸衣装で料金を尋ねたら、5000円だったからやめたんだって。
「そうだよな、5000円もするんじゃコンバースでいいよな!」
と、圭介が強く同意してたのが可笑しかったな。

グレートは4曲目が終わったところで、脱毛皮。
暑かったようだけど、4曲目の『モンキー』が終わるまでは
頑張ったみたい。
“モンキーが『モンキー』を演る姿”を披露したかったらしい・・・。
ちなみに、毛皮の下はオーバーオールではなかった。
乾燥肌が気になるので、露出したくないそうだ。

竹安は、暑い暑いと言いながらも、最後まで脱がなかったなぁ。
扇風機を3台も稼動させていたけれど。
「ニートビーツを尊敬する」とも言っていたよ。

『プラスチック~』とか『モンキー』なんていう
懐かしいナンバーが飛び出してくるのが嬉しいヤングナイター。
けど、この2曲に挟まれた格好の『SO LIFE』が、
めちゃくちゃ良かったんだよな~。
曲自体の疾走感もライブ向きだしね。
そして、圭介の動きがカワイかったですわ。

いや、本当に。
この序盤のこのセットリストが、
新旧入り混じってるのにバランスが良くて、ノリも良くて、
もはや、貫禄すら感じてしまうほど素晴らしい出来だったのだ。
この時点で、今日のライブの出来の良さは決定付けられた。
(上から目線な言い草でゴメンナサイ!)

新曲の『ビューティフルドリーマー』は、
シングル曲らしく、情緒的なキャッチーさのある曲。
「ハッピーじゃない~ ラッキーじゃない~♪」
あー、圭介節だなぁ。

カウントダウンライブということで、フロアの下手サイドに
大きなデジタル表示の時計が掲げられているので、
それを見ながら、時間配分を考えて進行していく。
すると、途中で「予定になかったけど、時間が余ってるから
一曲増やします!」ということになり、『元少年の歌』が。
ふふふっ、ちょっと得した気分。

そーいや、ギターソロのとき、圭介がギターのリズムと合わせながら、
くっくっくっと、ポットの白湯を飲んでましたわ。

モズライトが出てきたので、ちょっと身構えたけど、
圭介が歌い出したのは「年をとるってことは~♪」
と素敵な地味曲だった。

『また明日』でボロボロと泣いてしまったものだから、
涙腺がバカになってしまい、『エンドロール』の終わりまで、
泣きっぱなし。
だって、気付いてしまったんだもの。
『エンドロール』で圭介の歌に寄り添うように、
低く鳴ってるギターの旋律の途方もない優しさに。
だから、その優しさが沁みて、なおさら泣けてしまうのだ。
「今すぐ君に会いに行く」というラストの歌詞に希望の光を
見出させる為に、このギターの音色は必要不可欠なんだな。

カウントダウンでは、
「5、4、3・・・」という秒読みのリハまで行ったので、
全員、完璧なタイミングで、パーン!とクラッカーを鳴らした。
おめでとーー!2013!

ステージ上では、鏡開き。
フロアはみんなエアーだけど、乾杯!
それにしても、酒が出てきたときの竹安の嬉しそうな顔。
目の輝きがぜんぜん違う。
本当に「お酒大好き」なんだなぁ。

これ以降、Gは頬をポッと紅くして、
ほろ酔いテーストのゴキゲンモード。
より一層、モンキー度が上がって、ちょっぴり可愛かったね。

メンバー紹介では、それぞれ今年の抱負を。
竹安・・・五木ひろしに負けないブルージーなギターを弾く。
(紅白での五木ひろしのギタープレイがとてもイカしてたらしい)
小西・・・鍛えて、腹筋が割れるようになりたい。
(圭介を見てて、羨ましくなったんだってさ)
前川・・・ジャンプ力を強化する。
(トシロウのジャンプを見て「負けた!」と思ったらしい)
鈴木・・・姿勢をよくする。
(「姿勢が悪くて、いい歌が歌えるわけがない!」そうですよ)

新年明けての一曲目は『旅待ち』
ここから『あったかいコーヒー』『虹の雨あがり』と続き、
しみじみと、じんわりと、いい感じのスタートといったところ。
そうだね、トップギアでスタートを切る年でもないし、
時代の雰囲気もそうなってきてるしね。

本編最後は、『ヌードコア~』『イエス~』と
ドバーッといろんな物を大放出して、満足、満足。
竹安がリフ弾いてるときのドヤ顔も見れたしね。
大満足っすよ!



煮込んでロック
プラスチックにしてくれ
SO LIFE
モンキー
脳内百景
なれのはて
切符
ビューティフルドリーマー
夏に生きる
ロックンロール
元少年の歌
年をとるってこと
また明日
エンドロール
~(カウントダウン)~
旅待ち
あったかいコーヒー
虹の雨あがり
はぐれ者讃歌
チェスト
NUDE CORE ROCK'N'ROLL
YES,FUTURE

白目充血絶叫楽団
終わらないツアー

真冬の盆踊り
冬のにおい



あー!
グレートが入浴剤を食べちゃった話、書くの忘れた。

まぁ、何食べてもいいけどさぁ。
体壊さない程度にね。

今年もシクヨロ!

2013年1月6日日曜日

魂列車 vol.2@紅布

魂列車 vol.2
12/29(土) 新宿 レッドクロス
出演:夜のストレンジャーズ / T字路s
OPEN 18:30 / START 19:00
前売り2500円 / 当日2800円(税込・ドリンク別)



すごーく、楽しみにしていたのだよ、この2マン。
というのも、T字路sのタエコさんの声が好きで、
ライブで聴きたいなぁ、とずっと思っていたのだけれど、
音源を持っているわけでもないのに、ワンマンだとか、
馴染みのない対バンだと、なかなか行く気になれなくて。
だから、大好きな夜ストと対バンしてくれるといいな、と。
その願いが叶った今回のライブ。



T字路s
T字路sは、ギター&ボーカルのタエコさんと、
ベースの篠田さんの二人組。

このタエコさんの声が唯一無二のハスキーボイス。
ブルースだ。
決して、耳触りのいい声ではない。
トゲトゲしてて、引っ掻いて爪痕を残しながら、
胸の奥へとグサリと飛び込んでくる。
そのヒリヒリが、ブルースなんだなぁ。

フルアコのギターの音は、飾り気がなく素っ気なく
リズムを刻み、篠田さんのバイオリン・ベースが、
メロディアスに艶っぽく絡んでいく。
ギターとベースの役割を入れ替えてるようで、面白い。

『What a Wonderful World』のカバーが、
迫力あって良かったなぁ。



夜のストレンジャーズ
ライブは『Boogaloo Joe』からスタート。
久しぶりに聴けた、この曲。

3.11をきっかけに、肉食をやめたらしいミウラさんは、
「一番でっかい肉をいただくぜ」という歌詞が引っかかって、
ずっと歌えないでいたらしいが、
“肉”を“豆”に置き換えて、歌うことにしたらしい。
・・・ということを、Twitterで知っていたので、
本当に聴けて嬉しかったなぁ。

新曲を3曲も!
ミニアルバムを作成するという噂もあるようですが、
これは楽しみですよ。

その新曲の中でも、今回が初披露だという『遠い帰り道』が
最高にイカしてた。
今までの夜ストにはなかった曲調じゃないかなぁ。
ファンキーなソウルで、ノリがいいのにキュンとなる。

『ホームタウンボーイ』→『新しい町』の流れに
まだまだだ、と思う。
まだまだ、過去の出来事にはならないし、しちゃいけない。
「逃げ出したいけど ここが俺のホームタウン」という歌詞に
心が震えてしまうのは、私も同じだからだ。
この日本から逃げられないのは、みんな一緒なのだ。
ここで生きていくしかないのだ、どんな酷い国になっても。

珍しく、ミウラさんが私の間近までやってきてくれた。
弦を爪弾く右手の指が、よく見えた。
弦との摩擦で削れてしまうのだろう、爪が短く、
丸い形になっている。
その丸っこい形が可愛らしくて、ときめいてしまうのは、
私の指フェチのせいなんだろうなぁ。

『夜汽車のシャララ』なんていう懐かしいナンバーも。
この曲も、アガるわ~。


アンコール。
最後の『Big Fat Saturday Night』で、
T字路sの二人もステージへ。
と、ここで、マキコさんのベースにトラブル発生。
1、2弦がペシャン、ペシャンと、
まったく低音のカットされた変な音になっていたのだ。
あんなの初めて聴いた。
ピックアップの故障なのかな~?

というわけで、
篠田さんが自分のバイオリン・ベースを持って来て、
ワンコーラスは篠田さんが弾き、その後、
マキコさんにベースをバトン・タッチ。
ストラップが長くて、かなり弾きにくそうだったけど。

なぜか、タエコさんは、何度もでんぐり返ししてた。


Boogaloo Joe
ソウルバーニングラブ
砂浜
ロックンロール(新曲)
テレサ
そばにいて
プライベートな話をしよう
遠い帰り道(新曲)
I Woke Up Crying
あなたとシャララ
夜汽車のシャララ
ホームタウンボーイ
新しい町
ブギ大臣
レッツツイストアゲイン
サムクックで踊ろう

アクション(新曲)
ヤング&ヒッピー
Big Fat Saturday Night



魂列車に揺られて、辿り着いたところは、
ろくでもない世界で、もがき続ける仲間が大勢いる場所だった。

ミウラさんが何度も何度も、
「来年はちょっとずつでも、いい年にしていきましょう」
と言っていたんだよ。

2013年1月5日土曜日

2013 あけました!

あけましておめでとうございます!

ちょっと放置状態になってますが、
ライブの記録は残しておきたいので、
簡単にはなるかもしれませんが、必ずアップいたします。

去年一年を振り返ると、暗澹たる気分になりますが、
今年こそはいい年になることを、切に願っています。