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2013年10月28日月曜日

『秋はやっぱり、湯川トーベン!』 @下北沢LOFT

『秋はやっぱり、湯川トーベン!』
10月18(金) 下北沢LOFT
19:00open / 19:30start  
予約3000円 / 当日3500円
ゲスト:藤原マヒト(Piano) 


 
下北沢でのソロライブというと、leteの方がお馴染みだけれど、
1年に1、2度、このロフトでも演っている。
leteは全体のスペースが狭いせいもあって、
PA等は通さない生音でのアットホームなライブになるが、
当然、ロフトではPAを通すので、ライブハウスらしい
ステージが観られるのだ。
アップライトのピアノが置いてあるので、
なかなか見られないトーベンさんのピアノの弾き語りも
ここでは何度か見せてもらった。

前回、5月のロフトでのライブは、まさにニューアルバムの発売日で、
その収録曲をじゃんじゃん演っちゃう、
さながら、実演販売のようなライブだったんだよなぁ。
つまり、レコ発ライブ、ということなんだけれど、
見本市のように、目新しい曲たち(といっても、
ライブではお馴染みのものも多かったが)が並んだセットリストは
新鮮で面白かったなぁ・・・。

で、今回は鍵盤弾きのマヒトさんがゲスト。
これは、楽しいことにるぞーという予感がビシバシ。
非常に楽しみだったのである。



最初は、トーベンさん一人のステージ。
今日も12弦ギターが活躍している。
そのトーベンさんの後ろには、エピフォンのエレキが置かれていて、
出番を待っていた。
トーベンさんのエレキギター、最近聴いてないもんなぁ、と
私もその出番を焦がれるように待っていた。
・・・はずなんだけど、どの曲でエレキ使ったのか、忘れた!
なんという脆弱な記憶力。情けない。

ステップワゴンの歌で、古典的なロックンロールのフレーズを
弾くときの指が好き。
6弦の上で小指をグイっと伸ばしてるとこ。
少し負担のかかる動きというのは、色っぽく見えるものなのだ。
そういう意味に於いて、バレエ・ダンサーの美しさと似ているかもしれない。

『しょーもない僕~』は、本当にカッコいい曲だなぁ。
私は腹筋をむぎゅーっと捩らしていた。
あぁ、6弦のベンドが・・・、なんてメロメロになりながら。
アウトロもまた、凄まじいギターを掻き鳴らしつつ、マヒトさんを呼び込む。
マヒトさんのピアノが、ギターの音色の隙間に潜り込むように
じわりと入ってくる。
長い長いアウトロ。
こういう探り合いながらのセッションはエキサイティングで、
観ててドキドキさせられる感じがたまらない。

マヒトさんがソロ曲を一曲披露。
正式なタイトルはわからないけど、
サビが「ギャラ落とした~♪」という、せつない歌だった。
もちろん、実話である。
メロディーとマヒトさんの声とで、このせつなさが
何倍にも増幅されて、涙流しながら笑ってしまったわ。
マヒトさん、面白い~!

前回のleteで初披露された新曲『風邪のうた』を
マヒトさんが弾く12弦ギターとのアンサンブルで。
ちなみに、12弦ギターは「気合い」で弾くものなんだそうですよ。
テンションが高いから、押さえるのに力がいるみたい。
「ほら!こんなに(指先に)跡がついちゃったよ!」と、
マヒトさんが手をこちらに向けるので、どれどれ、と、
その指先をマジマジと拝見させていただきましたよ。
(そう、マヒトさんの真正面に座ってたのですよ!)

後はずっと、マヒトさんはピアノで参加。
ピアノの前に座ると、トーベンさんに背を向ける格好になるので、
ときどき、チラッと後ろを振り返りながら、
タイミングをはかってるマヒトさん見てたら、
ああ、この人もバンドマンだなぁ、としみじみさせられてしまった。
誰かと一緒に音を鳴らすことを心から楽しんでいる。
その表情でわかる。
いい顔なんだよねー。

潮音嬢のニューアルバムにも参加しているマヒトさん。
リリースは11月だそうだ。
そのアルバムに、おおはたくんが提供した『にじみ』という曲が
入っているそうなのだが、これをリリース前にカヴァーするお父さん。
いいのでしょうか?
一応、おおはたくんには了解を得たそうだけれど、
「はやっ!」と驚かれたらしい。
・・・だよね。
「いい曲だよね、おおはた節だよ」とトーベンさんが言うとおり、
とても、おおはたくんらしい素敵な曲だった。
優しさで包まれているけれど、とてもヒリヒリした歌。
ちょっぴり涙が出ちゃった。

潮音ちゃんの歌も聴いてみたいし、
おおはたくんが歌うのも聴いてみたいな。
それでもトーベンさんの歌が一番好きだ、と
思っちゃったりするかもしれないが・・・。

そういえば、12月のB.Y.G.でのトーベンさんのライブは、
おおはたくんを含めたフレッシュなバンド構成になっていて、
個人的にとても楽しみにしているのだが、
この日に間に合うようにベスト盤を作るらしい。
還暦&40周年の記念すべきアニバーサリー・イヤーの勢いにのって、
やっちゃおうということなのかな?
ますます、12月20日が待ち遠しくなりましたよ。


アンコールの『Like a Rolling Stone』が、素晴らしかった。
これもまた、ヒリヒリする歌。
ディランの曲だから当然といば当然なんだけど。
トーベンさんが喉を絞って、がなるように歌うときの声は、
凄い迫力で、キリキリと突き刺さってくる。
(おまけにセクシーだ)
これに、やられてしまうんだよなぁ・・・。


ダブル・アンコールは、マヒトさんの選曲で
『風小僧』

ここで、なぜかこの日2個目のハープホルダーが登場。
友部さんからエンケン経由でトーベンさんの元へきたものだとか。
あっ!
それじゃ、圭介とお揃いじゃん。
圭介が「これニューヨーク製なんだよ」と自慢げに
友部さんから貰ったことをMCで喋ってたもんなぁ・・・。
というどうでもいいことを思い出して、ちょっとニヤつきながら、
この日最後の曲を楽しませていただいたのである。



お月さんが笑ってる
ひねもす
ステップワゴン
歩いてる
秋の日に
しょーもない僕 しょーもない君
ギャラ落とした
風邪のうた
にじみ
天ぷらと月見
朝からゴキゲン

ヨッパライの唄
おはよう今日一日 君は何しているの
はやぶさ

Like a Rolling Stone

風小僧


2013年10月22日火曜日

第二回 福島クダラナ庄助祭り

第二回 福島クダラナ庄助祭り
2013.10.5 SAT 開場12時/開演13時(終演20時予定)
会場:なまず亭、Re-Acoustic、ホテル大亀大宴会場、As soon as、
MATCHBOX、Agato、C-moon
料金:共通パス 1500円(1ドリンクまたはフード+庄助お楽しみグッズ付き)


タイムテーブル





行ってきましたよ~、福島!
「クダラナ庄助祭り」だよ!

去年の夏、第一回のときは、ちょっと気になるなぁ・・・、
行ってみようかなぁ・・・、なんて躊躇しているうちに、
同じ職場の同僚が先にお休みを取ってしまい、結局諦めた。
でも、行けないとなると、ますます行きたくなってきて、
その当日は、職場でギギィと歯ぎしりしながら働いたものだ。

はっきり言って、知る人ぞ知る、といった類いの
地味なイベントである。
でもって、今回の第二回は、第一回に比べても、
さらに地味に、規模を小さくしての開催だったようだ。
なんといっても、チケットが1500円というお値打ち価格!
出演者はノーギャラなので投げ銭をよろしく、という告知があったので、
気に入ったら、じゃんじゃん音源を買っちゃうぞ~、
という意気込みで、生憎の雨の中、福島へ。

駅前では、悪天候にも負けず、梅津さん達がチンドンしながら、
告知のビラを配っていたので、
「今から行きますよ~!」と手を振ってアピール。
んー、ワクワクしてきた!

軽く腹ごしらえを済ませた後、会場となっているお店の場所を
確認しながら歩いていると、
ザ・たこさんの安藤さんと山口さんに遭遇。
少しばかりお話したのだが、安藤さんは既にトレードマークの
ひょうきんな髭を装着した状態で、真面目に話してるのが
なんだか可笑しくてしょうがなかったな。

さらにフラフラと歩いていると、タイジと哲くん、寺岡さん、
・・・とミュージシャンとの遭遇率の高さといったらありゃしない。

っていうか・・・。
福島の駅前の閑散っぷりに、胸が痛くなった。
いくら天気が悪いとはいえ、土曜日の昼間だよ。
いくらなんでも寂し過ぎやしないか?
もう、歩いてる人のほとんどが、出演者じゃないかという勢いだった。
(何しろ、出演者の総勢が150名ほどになるそうだからね)



ぐるっとひと回りしてから、なまず亭へ。
まずは、ザ・たこさんを観なくては。

ステージ前の素敵な席を陣取って、ビールをいただく。
で、そのステージの狭さに驚いた。
4人この上に載るのかな?
安藤さんのパフォーマンスに支障があるんじゃないか?
オカウチさんの頭が天井にぶつかってしまうんじゃない?
と、色々心配していたのだが、なんとか載ってましたね。
オカウチさんもギリギリで頭当たってなかったし。

ステージ近いし、安藤さんが近いのなんの。
あのマントをばっさ~とやるときなんて、当たるかと思ったわ。
もう迫力満点のパフォーマンスで、超楽しかった。
当り前だが、演奏は安定の巧さだし。
山口さんのファンク・ギターがカッコよくて痺れたな~。

ライブの終盤、安藤さんが一気飲みをするパフォーマンスで、
私のビール(ラガーの中瓶)が、生贄として捧げられた。
まだコップ一杯しか空けてなかったのに!
でも、いいよ・・・面白かったから許す!
何度もステージを捌けては、安藤コールで呼び戻される姿を見てたら、
どんどん安藤さんが愛しく思えてきた。
お腹抱えて笑ってしまうんだけど、
エンターテイナーとしてのひたむきさに胸を打たれてしまうのだ。

終演後、新譜の「タコスペース」を買って、
安藤さんにサインをいただいた。
「ビール、ごめんね。今度会ったときビール一杯奢るから」
というお言葉をいただいのだが、さて、いつご馳走になれるかしら?



パンダ食堂にて、良元優作さん。
ミウラさんが、やたらとツイッターで賞賛してたので、
お名前は知っていたのだが・・・。
一瞬にして、やられてしまった!

どこのメーカーかわからないクリーム色のセミアコで、
何をどう弾いたのかわからないけど、
奏でられる音符のひとつひとつが、とにかくブルースだったのだ。
憂歌団の木村さんのように、音節を短く切るというか、
詰まらせるような歌い方は、情感たっぷりなのに、
ベタつかないクールさも合わせ持って、深く胸に染み入っていく。
うっわー、すっげー。
鳥肌が立てながら、ウルウルと潤んだ瞳が釘付けになってしまった。

ええ、そうですよ。
お察しのとおり、またもや恋に落ちましたとさ。

4、5曲演ったのかな。
もう終わっちゃうの?と、せつなくて泣きそうになったけど、
この後、ミウラさんと一緒にセッションする
という情報を聞きつけていたので、それを楽しみにしつつ、移動。



ほんのちょっとだけ、インディーズ電力をチラ見して、
Re-Acousticへ。
小ぢんまりとした店内へ入った瞬間、既視感を覚えたのだが…、
そうか、トーベンさんもここでライブしてたんだ。
そのステージの写真か動画を見たことがあるんだわ。
そのせいもあってか、アットホームなお店の佇まいが
とても気持ちよく、ビールがぐいぐいとすすんだね。

ミウラさんと良元さんのステージは、あっという間。
3曲だけしか演らなかった。
でも、お互いにリスペクトしあってる空気が心地よくて、
いいステージだったなぁ。
良元さんがミウラさんに向ける人懐っこそうな笑顔に
胸キュンでしたわ。

その入れ替わりでステージに上がったのは、
ようこさんとヒロナリさん。
これは、タイムテーブルにも載ってない展開。
昨夜、電話で突然頼まれたんだとか。
しかも驚くべきことに、ようこさんとヒロナリさん、
今日が初対面なんだって!!!
それで、いきなりのセッション。
凄いよな~。

ようこさんの歌は、力強く、凛としてて、
聴いてるこちらも襟を正さなきゃって思っちゃう。
大好きだー。

ヒロナリさんのギターも、超ブルージーで、
気持ちよく堪能させてもらいましたよ。



ここで、集合写真タイム。どーん!!




もちろん、私もどこかに写っている。
(自分でも確信もてないけど・・・)

あっ、説明してなかったけど、このお面が、
今回のイベントの入場フリーパス券になっていたのである。
このクダラナさこそが、このイベントの持ち味、というか、
むしろメインテーマと言うべきか。



そして、再びRe-Acousticへ戻り、
ある意味、今回のメインイベントである夢野カブさんのライブへ。
被りまくってたので、泣きながら(←大げさ)夜ストも
ギターパンダも諦めて、満を持しての夢野カブさんなのである。

あー、一人ロックンローラーだわ。
いい声だし、カッコいいわ。(本当にオトコマエなのだよ)
旅を続けながら、毎夜、どこかでロックを鳴らす、
こういう由緒正しきバンドマンが、私は大好きなのだ。
彼らが背負っている旅の荷物、人生の荷物が
そのまま音になって響いてくるような気がして、
胸が熱くなってしまうのである。

また一人、愛すべきバンドマンを見つけることができた。
嬉しいことだわ。



さて、ついに大トリ。
ここも迷ったんだけれど、カンザスシティバンドをチョイス。

こちらも、さすが。
お客の掴み方を心得てらっしゃるわ~。
オトナの色気と茶目っ気に魅了されたね~。
今日一日を締めくくるには、ピッタリの
ゆる~く楽しい盛り上がり方だったもんねぇ。



あー、楽しかった。
楽しかった、楽しかった!!!

変わり映えしない顔ぶれが並ぶ商業嗜好の濃いフェスなんかより、
ずっとずっと、今の私にはしっくりとくるイベントだった。
できれば来年も、このユルさのまま開催されるといいなぁ。

きっと、また行くぜ!福島!!


2013年10月18日金曜日

"ゾロ目グレート44" フラワーカンパニーズ/ザ・ビートモーターズ@CLUB Que

"Anniversary of 19th CLUB Que Shimokitazawa
ゾロ目グレート44"
フラワーカンパニーズ/ザ・ビートモーターズ
開場DJ>グレートマエカワ
OPEN/18:18 START/19:19
ADV ¥3,300[1D別]



ゾロ目好きなグレートのお誕生日なので、
開場と開演の時間まで、細かく設定されているという芸の細かさ。
おかげでフロアで1時間も開演待ちすることになったのだが、
ステージ上で、GがDJをしてて、ピーズ、スピッツ、エレカシ、
ニューエスト、ようこさん・・・等々お馴染みの曲をかけてくれたから、
あまり手持ち無沙汰な感じにならなくて助かった。
あっ、あと「燃えよドラゴンズ」もね。



ザ・ビートモーターズ
なんだか、ついこの間、見たばっかりという気がしたけど、
もう半年くらいはたつんだね。

秋葉くんと圭介は「ジョナ会」なる活動(?)をしているらしい。
ジョナサンでドリンクバイキングだけで
5時間、6時間と長居して喋ってるらしい、二人だけで。

今日グレートが着てるドラゴンズのレプリカシャツ(っていうのかな?)は、
ベースのジョニー君が代表して買いに行ってプレゼントしたものだそうな。
ベース飲み会でいうところの「グレート派」なんでしょうね。

ビートモは、泥臭いロックがカッコいい。
変に洗練されてなくて、不器用な感じがするところがいい。
前はもっと不器用な印象のステージングだったけれど、
MCはかなり小慣れた感が出てきたよね。
でも、あんまり器用にならないで欲しいなぁ。
その不器用さが、熱を発して
エモーショナルな音に転化されてるような気がするのよ。

『いつかのサマータイム』という曲が好きだ。
ちょっと古臭い感じの曲調なのだが、彼らがプレイすると、
ギラギラしてて凄くカッコいいんだよなぁ。




フラワーカンパニーズ
そして、フラカン。
グレート社長、お誕生日おめでとう!
・・・というようなコールが起こるわけでもなく、フツーにスタート。

ん?普通?
いやいや、普通じゃなかった。
だって、いきなり『JUMP』のイントロが始まったんだもの。
いきなり変化球で攻めてきやがったぜ。
こっちも負けてられん!とばかりに、ヒートアップするフロア。
しかし、2球目も変化球・・・というか、
ファンの驚愕っぷりからすると、大回転魔球か分身魔球に匹敵するような
番場蛮もびっくりの超魔球が投げ込まれた。

聞き覚えのあるドラム&ベースが鳴り出して、
ん?んん?これは・・・
あぁ、あの曲のイントロによく似てるなぁ、けど、まさかな。
いやいや、そんなわけないわ。と、頭の中で自問自答してると、
「すーごい久しぶりの曲をやります」って、圭介。
なんと!『父さん、ケッタを貸してくれん?』!!!
ええーーーっ!!?マジで!!?

びっくりして、変な声が漏れてしまったような気がする。
よく覚えてないけど、動物的な・・・。

ある意味、初期フラカンを象徴するような名曲だと
個人的には思っていて、それだからこそ、
現在進行形のフラカンのライブでは演らない、
或いは演れない、或いは演りたくないのだろうと納得していた。
な、の、に!
演られた~~~っ!!!

はっはっはっ、なんかもう笑いが止まらん。
こっちの予想(特に予想してるわけじゃないけど)を裏切る手口が
鮮やかで、実に爽快な気分になる。
「幸せぇ降って来い、来~い!」と圭介と一緒に歌えるなんて
これこそ私にとっては、降って湧いたような幸せな瞬間だよな。
うーん、楽しいっ。

というわけで、のっけから超魔球をお見舞いしてくれたセトリが、
これ↓↓


JUMP
父さん、ケッタを貸してくれん?
夜空の太陽
アンテな
丑三のライダー
NUDE CORE ROCK'N'ROLL
ビューティフルドリーマー
246
たらちね
煮込んでロック
トラッシュ
YES,FUTURE

はぐれ者讃歌


どう?どう?どう?
なんか、凄いでしょ?
ちゃんと新曲は演つつ、脱・ハッピーエンド的な曲の並び。
『たらちね』も、超久々に聴いたな~。
あのギターのリフレインがギュッと胸を締めつける。

『ケッタ~』を聴けた、ということが、
このライブでの一番大きなトピックだったな、私個人的には。
なので、後はサラッと簡単にメモ書きで。

竹安・・・「逃げても逃げても~♪」は一応、口動かしてた。
もちろん、声は識別できていないが。
今日の衣装は、ピンクのVネックのカットソー。
相変らず、圭介には「肌着?サーモンピンク!?」と突っ込まれてた。
でも、私は竹安のVネック、嫌いじゃないよ。
ストラップでビヨ~ンと引っぱられる感じが、竹安のセクシーモード。

圭介・・・ジョナ会について。
まじめに、バンドや音楽について、語り合っているらしい。
前回のジョナ会には、“大物”トータス松本氏も参加。
さすがに、ジョナサンではなく、もうちょっと高級なお店だったとか。
しかし、圭介はビールを飲む二人を尻目に
お茶をチビチビと飲み続けてたらしい。

そうそう、バンド車にモズライトを積み込み忘れたらしく、
圭介は秋葉くんのギターを借りていた。
(白のテレキャス・・・だったと思う)

ミスコニはあの鬱陶しい髪を結わいていたなぁ。

主役のグレートは、なんと紅白幕のようなオーバーオールだった。
おニューではないらしいが、初めて見たな。

・・・ごめんなさい。
ここらへんが私の記憶が限界。




今日のスペシャル感あふれるセトリは、グレートのお誕生日だから?
たしかに、そういう面もあるかもれないが、
来年は25周年という節目で、バンドのこれまでを総括するような
イベントを考えているような気がするし、
もうすぐ始まるツアーは、レコ発ではないツアーになるわけだし、
その予告というか、小手調べだったのではないだろうか?
そんな気がしている。

というわけで、今度のツアーへの期待がぐんと高まったのである。
わくわく・・・。



2013年10月13日日曜日

中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013 (9月22日)

中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013
中津川公園内特設ステージ
2013年9月22日(日)
開場10:00 / 開演11:00 / 終演21:30(予定)
※雨天決行(荒天の場合は中止)
二日通し入場券¥11,690
21日入場券¥5,500 / 22日入場券¥7,900



私は、22日の二日目だけ参加。

ドラデラの翌朝を名古屋で迎え、
ちょっと贅沢して、特急しなので中津川へ。
50分くらいだったかな、あっという間に着いた。
開場行きのシャトルバスの列も、それほど長くはなかったし、
すでに開場していたせいもあって、かなりスムーズに会場入り。
あまりにもスムーズ過ぎて、集客のことが心配になるほど。

最初に総括してしまうと、
とても気持ちのいいフェスだったな~、と思う。
主催者側からすると、もっとお客を入れたかったのかもしれないが、
参加者側にとっては、ちょうどいいくらいの集客数だった。
フードもトイレも、さほど並ぶこともなく、ストレスフリー。
でも、ステージの熱さを受け止めるには十分なオーディエンスがいて、
規模と運営が、絶妙ないいバランスだったような気がする。
もちろん、ロケーションも良かった。

では、さんざん引っ張ってしまったので、
細かいことは抜きにして、印象に残ったことだけメモしときます。
覚え書き程度ですが。



22日のタイムテーブルはこちら ↓




















最初は、オカモトズ→黒猫チェルシー。
私の中では「2大若手バンド」ということになっている。
オカモトズは何度もライブを観ているので、その実力はよく知っている。
はずなのだが、また更に成長してたかも。
ステージ・パフォーマンスが上手くなってたよ。
ハマくんのルックスが、遠目に見るとジョニー・デップみたいだったなぁ。

チェルシーさんは、実は初見。
初期のアルバムはけっこう気に入ってよく聴いていたのだよ。
大知くんが派手な色合いのジャケットを着てたのだが、
よく見ると、学ランにカラフルなペイントがしてあるのだった。
そうそう、大知くんは学ランがトレードマークだったもんね。
沢くんのギターが、ハードロックっぽくてカッコいいなぁ。

すごく乱暴だけど、この2バンドの個人的感想をまとめちゃうと、
古典的なギターロックのサウンドを鳴らしてくれるところがいいのだ。
セットリストの中には、ポップだったり、タテノリだったり、
いかにも若い世代の好きそうな曲も入っていて、
会場も沸いていたけれど、オカモトズならブギー、
チェルシーならガレージっぽいブルースロック、といった
彼らの得意とするルーツの要素が濃い楽曲こそ、輝いて見えたんだよね。
単に私の趣味の問題ですが。

この後ビール飲みながら、SOIL、OBANDOS、ボンネットなどを鑑賞。

で、凌さん+一彦、ミッキー。
三つのステージの中では、一番ゆる~い雰囲気のロケーション。
基本的にオーディエンスは座って、のんびり鑑賞する感じなんだけれど、
凌さんが出てくると、みんな立ち上がってステージのそばへと寄っていく。
うん、気持ちはわかる!
私は人ごみを嫌って、やや後方から。

白シャツにベストでバシっと決めてる一彦さん、素敵だわ。
ギターはヤイリ君。
凌さんは、あいかわらず客席に投げる視線が優しい。
アコースティックセットでも、『ルート66』とか、
ロックンロールナンバーでは、一彦さんのカッティングのリズムが
小気味よくて、大いに盛り上がる。
ミッキーのロックンロールピアノも、気持ちよくて大好きだ。
ゆる~い会場の雰囲気が、すっかりスタンディングのライブ会場での
それに変えてしまったのは、さすが。

だけど『アフター45』は、どこで聴いても涙が出てしまうのだ。
こればっかりは条件反射みたいなもんですね。

で、そのまま居残って、山口さん。
初めて観たのだけれど、想像してたより柔らかい雰囲気の
お茶目なナイス・ガイだった。
落ち着いた中にも朗らかなな雰囲気がにじみ出てて、カッコよかったなぁ。

そこから、泉谷。
やっと生で観られた。
ハチャメチャで、あったかくて、カッコよかった。
うん、これは、想像どおりのカッコよさ。

次は、チャボを諦めて、武藤ウエノへ。
これまた初めて。
やっと、やっと、観られたよ。
こりゃ飲みながら観るべきだと思ったので、ビールを片手に鑑賞。
ちゃんと「サルー!」できて、楽しかった。
この二人だと、ウエノくんが仕切る感じになるのね。
武藤さんが愛しそうにギターを抱いて、
パーカッションのように叩いて鳴らす姿が、鳥肌モノのカッコよさ。
なんなの、そのエロチシズムは!?
痺れたわ~。

そして、今日一番のお目当てである、子供ばんどへ。
フェスの30~40分のセット、この短いライブが本当に上手いんだよなぁ。
2時間のワンマン・ライブの熱量を、そのままギュッと濃縮して
ドカーンと爆発させてるような印象。

基本はニュー・アルバムからの曲。
これだけ押すってことは、相当な自信作だということだよね。
前を向いている、そういう姿勢がファンにとっては嬉しい。
それと同時に、古い曲も大事にしてくれてるからね。
絶対に欠かさず『アル中~』演ってくれるんだもんなぁ。
トーベンさんのファンにはたまらんわ!
そうそう、今日もAKIくんのペイントが入ってるベースだったね。

最後は『サマタイ』で。
あの“竿フリ”の光景は、見てると幸せになるなぁ。
いい汗かいたわ~。

一応、子供ばんどだけは、セトリをメモしていたので。


Can Drive 55
Na.Na.Na.
カモン!絶好調!
風来坊
月下酔人
アル中ロックンローラー
サマータイム・ブルース


メインステージでマニッシュ。
ステージ前はすでに人に埋め尽くされていた。
すごい人気者だな、と感心してしまう。
前へ前へ、というようなガッツは既になかったので、PA卓あたりの後方で。

テーマから始まって、安定のパフォーマンス。
達也さんのやんちゃっぷりが可愛いなぁ。
二人が楽器を交換するところで、おおぉ!!!という
大きなどよめきがあったのは、フェスならでは、といった感じ。
通常のライブでは、もう定番だものね。

トリのシアターは、まったりとラーメン食べたりしながら拝聴。
なんか聞き覚えのある声が聴こえるなぁ、と思ったら
ようこさんとレヨナちゃんがコーラス隊で参加していた。

山口さんやJICKがMCでタイジのことを
「あのモジャモジャ」呼ばわりしながらも、
愛のある言葉で褒め称えていたことを思い出しながら、シアターを観た。
本当にソーラーだけでフェスやっちゃうなんて凄いよ!
なんて、ジワジワと感動モードに突入していたのに、
最前列でお客さんと並んでライブを観ているウエノくんが発見されて、
ステージ上のタイジと会話してるし、なんだか笑っちゃったよ。

というわけで、駆け足になってしまったが、私の夏フェスは終了。
読み応えがなくてすいませんでした。



最後に一つ。
この会場で、初めてお会いしたkiyoさんに、
この場を借りて、お礼とお詫びを言わせていただきます。
人見知りが炸裂してしまって、ちゃんと会話ができなくてごめんなさい。
お土産までいただいてしまって...ありがとうございました。

気を悪くされてないといいのですが・・・。


2013年10月8日火曜日

DRAGON DELUXE 2013@DIAMOND HALL

フラワーカンパニーズpresents“DRAGON DELUXE 2013”
2013年09月21日(土)  名古屋 DIAMOND HALL
出演:フラワーカンパニーズ、Theピーズ、クリープハイプ
open17:00 / start18:00
前売¥3800 / 当日¥4300(tax in)ドリンク代別途必要



はるばる行って来たぜ、名古屋。

三連休の初日ということで、高速は渋滞してて、
移動手段にバスをチョイスしたことを果てしなく後悔しながらも、
なんとか無事に名古屋に到着。
ある程度は覚悟してたし、余裕を持ってスケジュールを
組立ててたからよかったけど、精神衛生上よろしくないね。
今後は、連休初日の高速バスは避けた方がいいかもね。

1年ぶりのダイヤモンドホール。
ちょっぴり“劇場”の香りのする佇まいが好きだわ。
しかし、階段での開場待ちの暑さは、たまらんなぁ。




開演時間になり、イベント主催のフラカン4人が登場。
意外なことに、マイクを握って前に進み出たのは、
竹安とミスコニの二人。
このマイクを持つ二人の安定感の無さといったら、もう・・・。
ハラハラしちゃって、授業参観の父兄のような心境だったのだけれど、
ふと、竹安の背後に立ってる圭介を見ると、
やっぱり、父兄の顔になってた。
あの表情が忘れられない。

しかし、そんなことはお構いなく、前の二人は、
それぞれマイペースに頑張っていて、クリープハイプのことは
「新進気鋭の若手」、ピーズのことは「芳醇なベテラン」という
ロック臭のまるでない表現で紹介していた。
後ろの二人は苦笑い。

「では恒例の・・・」っていつから恒例になったのか知らないが、
竹安「ドラゴーン!!」
客「デラックスーー!!」
で、スタート。

まずは、芳醇なベテランバンド、Theピーズから。

アビさんの髪が短くなっていたこと以外は、
いつもと変わらない、フツーのピーズだったよ。
この“フツー”がいいんだよなぁ。

ライブは『生きのばし』から、スタート。
何度も何度も言ってるけど、大好きなのだよ、私はこの曲が!
フロアの押しも、ぎゅーーーっときたけど、
私の頭も、ぱーーーっとハジけたから、全然平気だったぜ。

珍しくハルさん前だったので、かわいいハルさんの
えげつなく動くベースラインを弾きながら歌う姿を堪能。
いやー、ホント、あれを弾きながら歌えるのって凄いことだよ。
オマケに天然っぷりがキュート。
オッサンなのに、キュート!
なぜか、ベースのチューニングが狂いやすくなってたみたいで
苦労していたけど、「オレのせいじゃないからな!」と、
可愛らしく言い放っていた。

で、「クリープくん達は、どこの出身?」と、フロアのお客さんに
尋ねるというシャイっぷりを披露。
いやいや、楽屋で本人達に訊いて下さいよー。
自分の方が大先輩だというのに、話しかけられないんだねぇ。

「このイベントは、いつも竹安と小西が司会することになってるの?」
と、アビさん。
「あの司会じゃ、出にくいよなぁ。イジメか?」
本当に申し訳ございません・・・。


生きのばし
底なし
赤羽ドリーミン
ドロ舟
でいーね
実験4号
3度目のキネマ
耳鳴り
焼めし
バカになったのに
トドメをハデにくれ


2、3列目で、ぎゅうぎゅうに揉まれていたのだが、
ピーズ終わりで多少は引くだろうと高をくくっていた。
しかし、この予想に反して、全然押しは弱まらず。
こりゃダメだってことで、一旦離脱。

クリープさんは、後ろで2曲ほど聴いてからフロアに出た。
ピーズでかなり消耗したので、フラカンに備えて
体力を温存することにしたのだ。



そして、本日のホスト、フラカン。

前へ行く人の流れに押されて、Gサイドの3、4列目へ。
(Gサイドという響きが、シーサイドみたいで気に入っている私)

『夜空の太陽』→『アンテな』という新曲おしのスタート。
いいわ~。
ライブの初っ端にもってこられるシングル曲なんて、
今までなかったもんな~。
やっぱり、今回のシングル曲は、いいわ~。
とはいっても、カップリング曲の方が好きなのはいつもどおりだが。

そういえば、今年は、ゲスト・アーティストとのコラボってないなぁ。
去年は、ポリのときも怒髪のときも、圭介が出てきて
一緒に歌ったりしてたのになぁ。
と思っていたら、クリープの尾崎くんを呼び込んで、
『落ち葉』(尾崎くんの選曲らしい)
1コーラス目を尾崎くんが歌う。
バンドでは、いつもギターを持ってるから、
ハンドマイクで歌う姿は珍しいみたい。
恥ずかしげに、遠慮がちに、立ってる姿が所在無げだったね~。

圭介は、隣でアコギを弾きながら、尾崎くんを見つめてた。
さっきMCの竹安を後ろから見ていたときの父兄の表情と同じ種類の、
そこに、嬉しさをプラスしたような顔だった。
この歌を選んでくれたことが嬉しかったのかもしれない。
「男が男に惚れる気持ちが、少しわかった気がする」
「もうね、尾崎くんしか見えなかったよ」
と、歌詞にひっかけて、ちょっと巧いこと言ってた。

『発熱の男』
♪ダイヤモンドホールのステージで歌ってる~♪
からイントロへ入っていく。
このギターの音がたまらん。
竹安ギターのこういうところが好きなのだよ。
圭介の歌の裏で、メロディアスに絡んでいくギターの音色の
艶っぽさに痺れるのだ。
これぞ、竹安ギターの真骨頂ではないか!(と勝手に思っている)
今日は逆サイドにいるので、ガン見はできないが、
ギターソロはちゃんと吠えとったよね?
(ちょっと記憶が・・・曖昧)

次は、これまたハンドマイク姿がレアなハルさんと
『ヌードコア~』
特にコメントはなかったけど、これもハルさんの選曲だったのかな?
やっぱり、手ぶらじゃ落ち着かないんだろうなぁ。
わけのわからんハジけっぷりで、せわしなく動いていた。
こんなキュートなオッサン、他にはおらんよね、うん。

そのハルさんを愛おしげに眺めるフラカンのメンバー。
とくに、グレートの楽しそうな顔ったら・・・。


夜空の太陽
アンテな
切符
なれのはて
ロックンロール
深夜高速
落ち葉 (w/尾崎くん)
発熱の男
NUDE CORE ROCK'N'ROLL (w/ハルさん)
はぐれ者讃歌
恋をしましょう

真冬の盆踊り


もちろん、アンコールの『真冬の盆踊り』で、
出演者全員乱入!
・・・いや、乱入っていうほど乱れてないわ。
とくに、クリープ君たちは控えめに並んで立ってて、
うーん・・・た、た、楽しかったかしら?
と心配になってしまうほど、所在無げに見えたんだけど・・・。

そして、翌日仕事が入っていたため、
早々に帰ってしまったアビさんの替わりに、
アビさんのお面を付けた上半身裸の人が、シンちゃんに引き連れられている。
尾崎くん・・・大丈夫?
無理矢理やらされてるんじゃないよね?
楽しんでやっているんだよね?
ピーズ先輩とお近づきになれて、嬉しいんだよ・・・ね?

なんだか、クリープ君たちが不憫でしたわ。




さて、さて。
そんなこんなで(?)今回も成功を収めたドラデラ。
当然、来年度の開催も決定した模様。

そこで、私の大胆予想。
「来年の芳醇ベテラン枠は、ザ・コレクターズ!」
ではなかろうか?
当たったら、誰かビールでもご馳走してくれないかなぁ・・・。


2013年10月4日金曜日

天月@STORMY MONDAY (2013/09/19)

9/19(木) 横浜 STORMY MONDAY
天月
湯川トーベン(Vo.B.)田中"ヤッチ"裕千(Vo.G.)向山テツ(Ds.)
START 20:00~ / 2ステージ
LIVE CHARGE¥3000 飲食代別



この前、レテでトーベンさんが予告した通り、
この日のライブは、なんとシューティング・ライブだったのである。
録音&録画ですよ!
というわけで、いつものライブとは、なんとなーく違っていた。
超ベテラン・バンドマンの皆さんなので、緊張感・・・というほど
ピリピリしたものではないけれど、いつもより気合が入ってる感じ?

ヤッチさんのギターアンプは持ち込みだったよね~。
いつもは、お店の機材を使ってたと思うんだけど、
トーベンさんの機材も持ち込みだったんだろうなぁ。
(見てもわからなかった・・・)

ただ、トーベンさんのベース。
ピックガードのところにカラフルにペイントされていて、
一目見た瞬間に「AKIくんの絵だなぁ」とわかった。
本当は写メりたかったのだが、緊張してて(←なぜオマエが?)
忘れてしまった。
後日、トーベンさんのブログにアップされてたので、
興味のある方は、こちらで確認されたし。

録音されてるということで、カヴァー曲は少なめ。
バンド名の由来でもある『天使の月』から始まって、
序盤は、トーベンさんとヤッチさんが
1曲ずつ交互にメイン・ヴォーカルをとるような進行。
トーベンさん、まだ絶好調ではないものの、
順調に風邪は快復されてるみたいで、よかったぁ。
いつもどおりのいい声でしたよ。

トーベンさん曰く「たぶん、使えないと思うけど、録ってます」
ということで、声には出さずゼスチャーで、お客さんに歓声を要求。
「×3で!(←というゼスチャー)」
1人で3人分くらい盛り上げろってことみたい。
私も微力ながら頑張ったけれど、いつもの5割増くらいが精一杯だな。

ヤッチさんは「すごく丁寧に歌ってるよ」って、
真面目にやってることをアピールしてた。
ギタープレイの方は、あの手首の柔らかいストロークで、
いつもどおりの切れ味。
でもって、ワウが最高にかっけー!!

ちょうど真ん中あたりの位置の席で、
ヤッチさんとトーベンさんの間にいる私は、首振りに忙しい。
ブンブンと迫力のあるトーベンさんのプレイはもちろん見たいし、
でもヤッチさんのエロいワウ・ギターも見たい。
両方見たくて、テニスの審判みたいになってしまうのだ。
あーーー。
(しまいには、途方にくれて、阿呆面でテツさんを見つめてたりて・・・)

「ライブ盤って言ったって、ストーンズだって後で差替えしてるんだよ」
「コーラスが売りのバンドだって、たいていそうだよな」
「3ピースなのに、ギターが2本入ってたりしてさ」
・・・と、さんざんいろんな話を暴露しといて、
「オレたちもそうすればいいんだよな」
「ライブレコーディングじゃなく、公開レコーディングってことで」
オーディエンスの歓声も、スタジアム級になるとか、ならないとか。

もう、何でもいいです!
バンバン差替えちゃっていいので、音源出して下さい!
お願いしますっ!!・・・というのが、私の本音。

トーベンさんのソロアルバムに入っている『歩いてる』
天月バージョンは初めて聴いた。
トーベンさんらしい、ミドルテンポの地味めな曲。
(もちろん、地味曲マニアの私としては褒め言葉ですよ!)
だと思っていたのだが、天月マジックにかかると、
ヘヴィでカッコいい曲になってしまうんだよなぁ。
今日いちばん痺れた瞬間だった。

「おっさん」のコール&レスポンスでは、
どうにも堪えきれず、笑ってしまうトーベンさん。
歌い終わった後に「これは使えないわ」って。
けっこう良かったと思うんだけどなぁ、ライブ感満載で。

終盤は、いつものように怒涛のグルーヴ天国、いや地獄、かも。
腹筋がよじれて息苦しくなってくる。
こんなに苦しいのに、頭は脳内麻薬で溢れかえっていて
もう脳ミソがズブズブだ。
この“ヤクいらず脳内トリップ”感がクセになるのだ。
私は中毒患者だ。
もっと、天月を、私に、天月を、くれ~!
せめて音源を・・・。



着席のライブなのに、なぜか最後には息が上がってたりする。
不思議・・・。



いいかげんなセトリは、こちら↓ (漏れあり、順不同)

天使の月
珈琲
朝がくる
はやぶさ
今どうしてる
しょーもない僕 しょーもない君
歩いてる
日本のおっさん
I'm So Heavy
水無月
ケツに火が点いた
おはよう今日一日 君は何してるの
四畳半のロックスター

モニー・モニー(ザ・カーナビーツ)


帰り道、空を見上げると、ピカピカのお月さんが笑ってた。
中秋の名月か・・・。

2013年10月1日火曜日

田我流 × フラワーカンパニーズ@LIQUIDROOM

LIQUIDROOM 9th ANNIVERSARY presents
“UNDER THE INFLUENCE” 「田我流 × フラワーカンパニーズ」
9/17 (Tue) 恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN / START: 18:30 / 19:30
ADV / DOOR: ¥3,000/ ¥3,500 (ドリンクチャージ別)




現実に追いつくのがタイヘンになってきた。
とっ散らかってるぞ。
でも、まぁ、マイペースでいくしかねぇべ。
んだ、んだ。




さて、リキッドルーム。
もっと開演間近に滑り込む予定だったのが、
スタート時間を勘違いしてて、割と早めに入ってしまった。
薄々そんな予感はしていたのだが、お客さんが少ない!
結局、開演時刻には、ざっとフロアが埋まる程度にはなっていた。
たぶん、ヒップホップ系のオーディエンスって、
ステージ前に貼り付いて観るような人は少ないんだろうね。
始まる頃に行けばいいやって感じみたい。

さんざん言っているけれど、
苦手なのよね、ヒップホップ。
このイベントの対談記事で「先入観持たないで見て欲しい」と、
マエさんと圭介が言っていたから、
ちゃんと見届けるつもりはあったのだよ。
でも、ダメだった。

あの、ズンダンズンダンと内臓を振動させるリズムトラックで
気持ち悪くなってきちゃうのよね~。
体調がいいときなら、まだしも、今は本調子じゃないしなぁ。

というわけで、15分くらいは頑張ったんだけど、
あえなくドロップアウト。
すんません、ロビーで休ませてもらいました。



で、休息がじゅうぶん取れたので、
フラカンのときは、フロア前方へ行った。
結局いつもの竹安前。

リリースしたばかりの新曲からスタートするなんて、
これは、かなりの自信作ってことだよね。
「宇宙兄弟」のエンディング曲になっているけれど、本当は
オープニングのつもりで書いた曲というだけあって、
ギターのリフが清々しく、少しずつアクセルに開けていくような感じ。

せっかくの竹安前なので「逃げても 逃げても」の
コーラスのところをちゃんと見なきゃ、と構えていたのだが、
な ん と !・・・スルーされた。
マイクに近付きもせんかったぞ!

びっくりしたのが『波の下』
竹安が肘から先をブンブンと振って、弾いてる姿にやられた。
ちょっとあり得ないくらい、すっごい力の入った振り。
あれは、鬼安だったわ。
そういうのに痺れちゃうんだぜ。

で、やっぱり対バンのときは『深夜高速』のイントロで
フロアがどよめくんだなぁ。
ひねくれ者の私も、最近は真っ直ぐな気持ちで
聴けるようになってきたかな。
ただ、大サビのところで、圭介の歌詞がこぼれそうなのが
気になって、若干ハラハラしてしまう。
あれ?
それって、全然素直な聴き方じゃないって?
まぁ、そんなもんよ。

私は見逃してしまったのだが、田我流くんの
『やべ~勢いですげー盛り上がる』という曲があって、
サビのところで、はちゃめちゃにハジけて盛り上がるみたいなんだけど、
圭介がそれをすごく気に入ったらしい。
「次の機会があったら、ぜったいステージに出て行く」と言ってた。
その、ダンス?振り?を一生懸命真似てたみたいなんだけど、
私も見てないものだから、その動きが正しいのか、
的外れなのかもよくわからなかったのだが・・・。

動画を検索してみたところ、↓↓↓ こんな感じらしい。




「あの盛り上がるところで、俺も出て行きたかったよ!」
「俺もアレやりたい!」
という話から、どこがどうなったんだか忘れたけれど、
「やべ~竹安すげー盛り上がる」
「竹安が盛り上がったら、こんなんなるぞ!」
と、メガネをビヨーンと前に出す動作、つまり、
ケント・デリカット的ギャグの動きをしとったよ。
竹安本人もね!

とにかく、圭介はノドの調子がいいらしく、とてもご機嫌。
何年かぶりにボイストレーニングを始めたらしい。
それが、たった一回やっただけなのに、この調子の良さ!
と、本当にご満悦の表情だったなぁ。


で、アンコールは、加川良の『教訓Ⅰ』と田我流くんと一緒に。
この曲、元々、田我流くんがカヴァーしていて、
URC好きの圭介が、とても共感したみたい。
これは、なかなかレアなセッション。
なんといっても、圭介が、やべ~勢いですげー楽しそうだった。
圭介がイキイキしてると、こっちも嬉しくなってしまうんだよなぁ。



夜空の太陽
恋をしましょう
波の下
なれのはて
人生GOES ON
アンテな
ロックンロール
深夜高速
エンドロール
煮込んでロック
脳内百景
チェスト

教訓Ⅰ(w/田我流)