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2013年7月28日日曜日

THE GROOVERS/Keita The Newest@CLUB251

『251presents~MIX? PHONEMICS!』
7月19日(金)下北沢 CLUB251
出演:THE GROOVERS / Keita The Newest
18:30開場 / 19:00開演
前売3,000円 / 当日3,500円(ドリンク別)



ライブはKeitaさんが先攻。
もちろん、初見ですよ。
にもかかわらず、良番のチケットで入場したものだから、
いい場所に陣取ってしまった。
なるべく、Keitaファンのみなさまのお邪魔にならないよう、
気を遣ったつもりだけれど、大丈夫だったかな。

ブログ記事更新の後がつかえてまして、
詳しいことは書いてるヒマがありませんので、
Keitaさんについては、一言だけ。
オトコマエでございました~~。
・・・以上。




そして、グルーヴァーズ登場。

一彦さんのギターは、あのTRUTHの新しいやつ。
TRUTHのホームページに写真が載ってましたわ。
(ステージ写真は、この前のGBのライブだね)
最後まで、これ一本しか使わなかった。

まったく私の個人的嗜好の問題なのだが、
このボディーの形、あんまり好みじゃないんよね。
グラマラスな女性を彷彿とさせるような、
丸みを帯びたカタチの方が好きだなぁ。
その方が、ギタリストが色っぽく見えると思うのだよ。
飽くまでルックスだけの話だけれど、
グレッチを弾く一彦さんの方が、断然、エロいぞ!と思っている。
が、しかし。
音はいいし、リアにシングルPU、フロントにハムPUという
オールマイティに活躍できそうなセッティングだし、
ヴィンテージのグレッチよりは使い勝手いいんだろうなぁ。

・・・と、グレッチを持つ一彦さんが見られなくて、
なんだか残念な気持ちだったのですよ。

しかし、まあ、ライブの方はいつもどおりイカしてて、
グルーヴが最高に気持ちよくて、文句のつけようなし。
どこを切り取っても、グルーヴァーズらしさ全開。

セトリがいい。
定番曲の中に、ちょこっと珍しい曲が入ってたりするのが、
ファンとしてはたまらんよね。
なんのことを言ってるかというと・・・『情炎』なのだ。
『情炎』だよ『情炎』!!!
おそらく、ライブで聴いたの初めて。
なんと色っぽいことか。

「大人の恋」をイメージさせるリリック。
静謐な情景の中に身を置きながら、
心の中で烈しく求め合う二人。
・・・と、勝手に解釈して聴いているのだが、
それは、この歌の旋律が(というか、一彦さんの歌そのものが)
エロいからなんだろうなぁ。
冷静に歌詞を文字を追ってみると「二人」は恋人同士でも男女でもなく、
男二人という可能性だって、考えられる。
でも、この曲のリリックとしては、絶対、男女なのだ。
初めてライブで聴いて、確信したのである。
・・・つまり、生で聴いても、エロかったということなのですがね。

ところで、私、ベスト盤がリリースされた後、こんなことを呟いていた。

なんと『情炎』をリクエストしてるじゃないか!
ってことは、えっ!?
つまり、このリクエストに応えてくれたってことなのかっ!?
うぉぉーーーっ!!!(←妄想注意報発令中)

ライブ後半、トップギアでぶっ飛ばすナンバーが続き、
理性も意識も剥がれ落ちていく。
この瞬間がたまらなく好きだ。
頭の中を空っぽにすると、理屈抜きで“生きている”と実感できるから。

ラスト前のバラード曲は『遥かなる』
これも、ちょっと久しぶりだったんじゃないかな。
グルーヴァーズのスローナンバーに外れなし、だもん。
この曲も、当然ながらの名曲。
Aメロの語尾で「~をぉぉ」と、一彦さんが歌うところが、たまらん。

ラスト・ナンバーは『最後の煙草~』じゃなく、
『狂おしきこの世界』
ああ、本当に。
狂おしき世界に生きていることと痛感する近頃。
グッときましたよ。



Groovaholic
放浪の運命
Savanna
存在理由
情炎
(新曲)
現在地
BUDDY
ミスター・デザイア
遥かなる
狂おしきこの世界

(What's so funny 'bout) PEACE,LOVE AND UNDERSTANDING


終わってみると、かなり「SETZNA」率の高いセトリだったんだなぁ。

2013年7月25日木曜日

おおはた雄一の 3days in 下北沢@440

おおはた雄一の 3days in 下北沢
2013 / 7 / 18(thu)下北沢・440
出演:おおはた雄一、芳垣安洋(ds)、伊賀航(B)
opening act: 酒井杏
開場19:00/開演19:30
前売 3500円+1drink 500円 【Sold Out!】



おおはたくんのライブ、すごく久しぶり。
なんで、足が遠のいてしまったのか、考えてみた。

ちょっと大きめのハコ(といってもduoだけれど)での
ライブを何度が続けて観ていたんだが、
どうにも、もどかしい感じがしてしょうがなかったのだ。
単純に、客席とステージとの距離が遠いということだけじゃなく、
そこで生まれているはずの熱量が、私のところまで
うまく伝播してきていないといった種類のもどかしさ。
たぶん、そういうおおはたくんしか知らなければ、
それはそれで、満足できるクオリティのライブだったけれど、
それ以上、もっと心を掻き乱されるような
瞬発力のあるプレイを私は体感したことがあったから。
だから、もどかしかった。

次は、もっと小さいBARのようなところ、
音も、熱も、何もかもがドカンとダイレクトに伝わる距離で観たい。
そう思いながら、ずるずるずるずる・・・と、今日まで。

と、長い前置きは終わり。
今回は440での3days、その最終日に行ってきた。
芳垣さんと伊賀さんとの
ガッツリとしたバンドサウンドを楽しみにやってきた。



おおはたくんのギターはギブソンのフルアコ。
エレキだ~!

一曲目『Don't Think Twice It's All Right』
おおはたくんの喋るような、囁くような歌い方が心地いい。
ちゃんと訳詞をつけてるところがいいんだよな。
まるで、自分の歌のように歌うからね。
ライブ会場限定で販売されている
「おおはた雄一、ボブ・ディランを訳して歌う」のCDを
やっと買うことができて、ホッとした。
きっと、完売したら再プレスはしないだろうからね。

とにかく、おおはたくんの自由っぷりから目が離せない。
セットリストなんてものは用意されてないみたいだし、
かなり即興に近い感じでの進行。
おおはたくんが適当なコードとストロークで
ギターを弾き始めると、リズム隊がそれについてくる。
しかも、このときまだ、何の曲を演るのか決めてなくて、
思いついて歌い始めたものの「やっぱり、コレじゃないな」
と、違う曲を歌いだすという・・・。

この、おおはたくんのやりたい放題を支える
芳垣さんと伊賀さんのリズムが、とにかくグルーヴィー。
何をやり出すかわからないおおはたくんを挟んで、
アイコンタクトが頻繁に交わされていた。

芳垣さんのドラムは、ロック・ドラマーとは
一線を画するテイスト、スウィンギンな感じ・・・なのかな?

伊賀さんのベースはプレベ。
エロいですわ。
目を瞑って聴いてても、エロい音なんだけれど、
伊賀さんのベースを弾くときの腰つきが、本当に艶かしい。
ルックスも、以前見たときよりもワイルドになってたのは、
不精髭のせいでしょうか?
とにかく、エロいオーラ出しまくってて、
ついつい見惚れてしまう。

そんな伊賀さんを弄って楽しむおおはたくん。
歌の中で、ベーシストは地味で目立たないフリして、
実は一番モテる・・・というような内容を歌ったりしてたけど、
あれは、即興なのだろうか?

フリーセッションの合間に、歌ってるといった感じで、
どこまでが一曲なのかわからないくらい、
長々と続いていったり・・・。
音頭的な手拍子をオーディエンスに強要し(!)
わけのわからん馬鹿馬鹿しい、コール&レスポンスを要求したり、
ホント自由だ、おおはたくん。
その自由奔放な中にある、音を愉しむということに対する
貪欲さ、熱さで、オーディエンスを魅了していく。

一人きりの弾き語りのときも、思いついた曲を歌ってみたり、
延々とギターを引き倒したりして、
かなり自由度の高いライブをしているおおはたくん曰く、
「弾き語りしてるのと同じように、
バンドでライブがしたいと思っていたけれど、
このバンドは、一人でやってるときよりも自由!」
なんだとか。

アンコールでは、
「(楽しいから)朝まででも演れる!」と言っていた。
ライブが終わってしまうことを一番惜しんでいたのは、
彼自身なんだろうなぁ。

というわけで、最後は大盛り上がり。
ステージの上の人みんなでジャンプ。
なんと、ドラムの芳垣さんまで!



私がわかった曲だけですが、セトリっぽいもの↓


Don't Think Twice It's All Right
決別の旗
親指ボムの最後の夢
ゴロワーズを吸ったことがあるかい
ストレンジ・フルーツ
やっかいぶし
我們是朋友
時がたてば
密漁
おだやかな暮らし


『密漁』がやたらとカッコよかったなぁ・・・。


2013年7月21日日曜日

「CHABOとカースケと誠」@Thumbs Up

【斎藤誠30周年記念企画ライブ】
~コラボレーション・ツアー第2弾~
「CHABOとカースケと誠」
共演:仲井戸"CHABO"麗市、河村"カースケ"智康
7月15日(月/祝) 横浜 Thumbs Up
18:00 開場  19:00 開演
前売:¥5000 【SOLD OUT!】



本当に、誠さんとCHABOとの共演というのは、意外や意外。
なんていうのか、誠さんとCHABOでは、同じ音楽業界の中にいても、
その活動しているフィールドは、ほとんど重なっていないように
感じていたから。
誠さんも自身のHPに「CHABOさんと僕はまったく違うアプローチで
音楽をやって来たので、まさかこういう日が来るとは
思ってもみなかった」と、書いているくらいだから、
私の感じ方は、間違いではないのだろう。

今回、CHABOバンドのドラマーであり、誠さんの盟友である
カースケさんが、その二人を取り持ってくれて、
一緒にライブをすることになったらしい。
ドラムをセンターにして、上手側に誠さん、
下手にCHABOというステージセッティングには、
そういった意味合いもあったのだろう。

想像どおり、客層がいつもと少し違った雰囲気。
CHABOファンのみなさん、たぶん誠さんを初めて見るという方が
たくさんいたんだろうなぁ。

最初に3人が登場して、2曲ほど演った後、
CHABOがステージを下りて、誠さんのソロセット。
ここだけは、全曲わかるので、セットリスト。


Dlicate
BE MY BE MY BE MY
黄色いダイヤモンド
DIRTY THIRTY MAN
バースデー
あなたに逢いたい
DOWN DOWN DOWN


だいたい、こんな感じだったんではないかと・・・。

誠さんが事前に「男くさいライブになりそう」と言っていたのだが、
このセトリ見ると、納得だ。
なんとも硬派な選曲じゃないか。

『BE MY BE MY BE MY』は、いつ聴いても痺れるなぁ。

カースケさんと二人という構成は、関東圏では初らしい。
誠さんは、ずっとアコギだったんだけれど、
カースケさんのドラムのお陰で、めちゃロックな音になっていた。
当然ながら、誠さんとはバッチリ息が合っていて、
二人なのに、バンド感満載といったところ。



続いて、CHABOのソロ。
曲は全部はわからないんだけど、
『ブルームーン』とか『お墓』とか。

ずいぶん早い時期から、ライブの選曲や段取りをメールで送ってくる
几帳面な誠さんのことを「あんな奴は見たことがない」
「勉強ができたに違いない」
「ちっともロックじゃない」
と、愛のある言葉で褒めて(?)くれてましたわ。
山羊座のA型男だからね~、几帳面なんだよね~。
たぶん、CHABOとの共演が嬉しくって、わくわくしながら
選曲してたんだと思うわ~。

で、途中から誠さんもCHABOのセットに参加して
『ティーンエイジャー』とか『ギブソン』とか。
カースケさんと誠さんもヴォーカルとってた。
『ギブソン』のとき、誠さんは「マーティンでAOR~」と歌詞変えてて、
クスっとなる。

カースケさんからCHABOへののリクエストということで
『ホーボーへ』
カースケさんは叩かずに、じっと聴いていた。
うん、いい選曲だわ~。

そのカースケさんのヴォーカルで、アニマルズの『悲しき願い』
もちろん、尾藤イサオバージョンで。
みんなオイラが悪いのか~♪って。



とにかく、CHABOと誠さんが同じステージに立ってる光景が
不思議でしょうがなかった。
でも、結局はギター弾き同士ってのは、その音を通して
わかり合える部分が大きいのだろうなぁ。
それぞれ、ソロまわししてるときとか、
子供のように無邪気で、楽しそうな顔してたもん。

いやいや、それにしても今日の功労者はカースケさんだ。
ギターとドラムだけというシンプルな編成にもかかわらず、
分厚いバンドサウンドに仕上がっていたのは、
カースケさんのドラムの存在感が大きかったから。
二人のギターに負けないくらい、メロディアスでしたわ。



アンコールでは、CHABOも参加して、誠さんの曲を!
これには興奮した。
まさか『PLEASE!』って、CHABOがコーラスしてくれたり、
そんな光景を見ることができるなんて!
まぁ、いちばん興奮してたのは誠さんなんだろうけど。
そういえば、誠さん『PLEASE!』の曲紹介で、
僕の曲の中で、もっとも下品な曲、と言ってたな。

最後は『別に奇跡なんかじゃないから』
なんか、いつもにも増してグッときちゃったな。
今日のちょっとした奇跡のようなライブのことを
歌っているんじゃなかという気がしたのだ。



そうそう。
ずっとレコーディングをしていた、誠さんのニューアルバム、
秋ごろに発売されることになったらしい。
やっと、だね。
楽しみにしておりますよ。

2013年7月18日木曜日

HONEY MAKER / MAMORU & The DAViES / うつみようこGROUP@新宿レッドクロス

TOP GEAR SHOW!!
7月2日(火) 新宿レッドクロス
HONEY MAKER / MAMORU & The DAViES / うつみようこGROUP
OPEN19:00 START19:30
前売2,500円 当日3,000円 (D別) 



なんと、もう2週間以上たってしまったのか・・・。
愕然とするわ。



うつみようこGROUP
予想どおり、グループはトップバッター。

おそらく、ようこさんの衣装のコンセプトととして、
ヨコロコはコケティッシュ、グループはボーイッシュ、
というのがあるのではなかろうか。
今日は、ルーズめのおさげ髪がキュートでしたわ。

あっ、男性陣の衣装は、いつものように黒のポロでしたよ。
えーっと、純也サイドで見ていたのだけれど、
ポロシャツがやけにピチっとしてるような・・・。
純也くん、成長期なんですかね。

いつものように骨太グルーヴが、気持ちよーく沁みてくる。

曲の間奏、フロントの竿モノ3人が、思い思いのノリで
体を動かしていて、一見バラバラなんだけど、
ゆる~い一体感を感じるのは、そこからぶっといグルーヴが
紡ぎ出されているからなんだろうな。
すごくカッコ良くて、見惚れてしまう。
ロックバンドが美しい輝きを放つ瞬間だ。

もっくんのドラムが、やたらとパワフルで、
スティックを打ち付ける度に、何か破片のようなものが
飛び散っているように見えたのは、汗だったのかなぁ?

で、うつみようこグループのアルバムが、
8月20日に発売になるという告知が!!!
嬉しいっ!
絶対買いますよ!

できれば、8月15日のライブで先行販売してくれると、
助かるんだけどなぁ・・・。
関係者の皆様、ひとつヨロシクお願いします。



HONEY MAKER
聞いたことあるバンド名だなぁ、と思っていたのだが、
騒音寺のタムさんのバンドだったのか。
ツインギター&ツインヴォーカルの相方はユダさん。
ドラムは、スキマノザラシの人らしい。

もちろん、なんの予備知識もなかったんだけど、
由緒正しきロックンロール・バンドといった佇まいが素敵で、
魅せられてしまった。
力むようなところなんてないのに、
熱いものは、しっかりと伝わってきて、
あー、これがロックンロールなんだよなぁ、なんて
ワケもなく泣きそうになったりした。

ロックンロールを好きでよかった。
単純にそう思わせてくれるバンドだったんだよ。



MAMORU & The DAViES
マモルさん、いつもよりテンション高い?
それとも、いつもこんな感じなんでしたっけ?
うーん、キレキレだわ。

「無駄な動きが多いよー」
「でも、その無駄がロックンロールなんだ」
と、自己申告どおりの無駄な動きが、ステキだ。
いやー、ロックのヴォーカリストから、無駄な動きとっちゃったら
・・・そりゃ、アカンでしょ!
直立不動で歌い上げる、とか、一分の隙もないダンスをきめる、とか、
そんなんロックやないやん。
無駄な動き、万歳!!!

マモルさんの熱くキュートな無駄な動きを見てたら、
どうしても、圭介を思い出してしまうんだよなぁ。
なんか似てるんだよ・・・サイズ感のせいだろうか?

それから、ハープの音が他の楽器の音に埋もれずに、
クリアに響いていたのは、
ハープ用のマイクに由来するものだろうか?
それともアンプ?
たまたま、私の立ち位置が良かっただけなのかもしれないけど。
うーん、マモルさんのハープ、カッコよかったな。

この前、マモルさんのソロライブも観たけど、
断然、バンドの方がいいなぁ。
マモルさんの弾け具合が、ぜんぜん違うもの。
やっぱり、バンドってのは、1+1+1+・・・=無限大にしてしまうような
ロックンロールの魔法がかかっているんだよな。



とにかく、3バンドとも熱くて、カッコよくて、
これがロックンロールなんだ!と、胸熱にさせられた。
ひときわビールの美味い夜だったな。
幸せ~!

2013年7月10日水曜日

フラワーカンパニーズ@HEAVEN'S ROCK宇都宮VJ-2(DAY-2)

フラワーカンパニーズ・ワンマンツアー
~もういちどハッピーエンド~ 被り曲なしの2日間
2013年6月30日(日 HEAVEN'S ROCK宇都宮VJ-2
17:00開場 17:30開演
前売 3,500円 【Sold Out!】




今日も、まずセトリから、ドン!


It's Only Roc'kyun'Roll
なれのはて
永遠の田舎者
SO LIFE
はぐれ者讃歌
空想無宿
アンテな
トラッシュ
ロックンロール
深夜高速
心の氷
246
エンドロール
東京タワー
脳内百景
Mr.Love Dog
恋をしましょう
YES,FUTURE

俺たちハタチ族
ロックンロール・スターダスト
終わらないツアー

サヨナラBABY



前日とは打って変わって、フロアが暑い!
どうやら、ステージ側の空調を切ったらしい。
そう、昨日は冷房が効き過ぎで、暑さ(=熱さ)が足りなかったもんね。
今日は押しもいい具合。
ライブはこうじゃなきゃ。ソールドアウトなんだから。

暑がりの竹安だけには、専用の扇風機の風が当たっていて、
特殊効果ですか?と言いたくなるくらいに、
ずっと髪がなびいていたのが、なんだか可笑しかったな。

この暑さが功を奏したのかどうか、その関連性は不確かだけれど、
断然、二日目の方が熱かったのだ。
もちろん、一日目も楽しかったし、満足してたはずなのに、
それを大きく上回っていた。

竹安がキレてたんだわ~。
『田舎者』でアルペジオからストロークに切り替えるとき、
フットスイッチを踏むのだけれど、そのときの蹴りの力強いこと!
あんなに下半身を激しく動かす竹安を初めて見たよ~。
うわー、スイッチ入ってる~。
ドキドキするわ。

じゃじゃっ、じゃじゃっ、じゃじゃっ、じゃじゃっ
と、久しぶりの嬉しいイントロ。
『空想無宿』大好きだわ~、踊っちゃうわ~。
もちろん、自由があるのは「う つ の み やーーー!」

この2日間で、ただ1曲だけ被ったのは新曲の『アンテな』
(※アンコールを除く)
「公約違反なんだけど、これだけはやりたかったんだ」って、
マエさんは申し訳なさそうに言ってた。
それほど、この新曲の出来に満足していて、気に入っているらしい。
私も好きだし、いっぱい聴けて嬉しいよ!
ギターのリフがキャッチーでかっちょいいよね。
『夜空の太陽』のC/Wで収録されるらしい。

『トラッシュ』でゴキブって、
『ロックンロール』の心臓の音(バスドラ)に涙し、
『深夜高速』で全開の素手で圭介の声を受け止め・・・。

音源化されてから初めて、やっと聴けた『心の氷』
ああぁ、竹安。
ライトハンド・・・と、最近は言わないらしいけど、タッピング!
ああいうのって、もっと華々しく、ドヤドヤァとオーラを出して、
オーディエンスに魅せつける為のテクニックだと思っとったんだが、
竹安がタッピングをする姿は、いぶし銀だったなぁ。
熟練工の職人技を見てるような気分だったわ。
・・・にしても、ええ曲やなぁ。

『東京タワー』は、この前の野音以来。
あのときのイカしたブルージーなギターアレンジは
その名残を残していた。
そして、圭介の声がまっすぐに突き刺してきて、
震えたなぁ。
圭介が、東京タワーを体現するように
片手をピンと上に伸ばして堂々と立つ姿は、本当にカッコいい。

迷彩柄のオーバーオールのG。
プラトーンか?ウィレム・デフォーか?と突っ込まれる。

昨夜、特大の餃子を食べたので、今日の昼ごはんは、
各自、思い思いの宇都宮色のない食事になったらしい。
メンバーはそれぞれ違うお店に入るのが流儀で、
偶然一緒になってしまっても、席は別。
今日も圭介は、ベトナム料理屋さんの入り口付近の席に座って、
入ってくるなオーラを出していたんだとか。

竹安=稲庭うどん、圭介=フォー、グレート=黒カレー
そして、ミスコニは「あっさりしたもの」を食べたかったはずが・・・
カツカレーうどん(!!!)byなか卯
おまけに「宇都宮はおいしい食べ物があるからいいですね」的な
発言をするミスコニ。
オイ、なか卯で食ってるクセに!と、総ツッコミ。
だが、そんなことには動じず、
「カツカレーうどん、美味しいですから、ぜひ食べてみて下さい」と
胸を張って言い切るミスコニに痺れたね~。

で、仕上げの4曲は、脳内→ラブドッグ→恋しま→YES
と、これで燃え尽きずにいられようか、というランナップ。
とび跳ねてピースを掲げながら、オバサンは燃え尽きたよ。
気持ちよく完全燃焼。



アンコールは、宇都宮ではお馴染みのちびっ子からのお手紙ネタ。
『俺たちハタチ族』が好きなのに、いつもやってくれないのは、
どうしてですか?40歳だからですか?
と、かわいらしい疑問が書いてあったらしい。
「そんなことない!40過ぎても演るよ!」と『ハタチ族』
きっと、そのちびっ子も大喜びだっただろうなぁ。
私はそのとき、ロックの日のこと、
子供ばんどがカバーしたよなぁ、なんてことを思い出していた。

記憶があやふやなんだが、ドラムの前で圭介がバランスを崩して、
シンバルを倒してしまったのは、このあたりじゃなかったっけ?
一瞬ヒヤッとしたのだが、何事もなくて良かった。
そうそう。この2daysのローディーはQ太郎さんだったのだが、
やっぱり安定感があるわ~。

星型タンバリンが懐かしい『ロックンロール・スターダスト』
なんか、このジャンプの感覚も懐かしい。

『終わらないツアー』も、既にフラカン・スタンダードだ。
(“3回くるヤツ”はなかったから!)
曲のタイトルが、フラカンのテーマみたいなもんだし、
映画のエンドロールのイメージだなぁ。
ライブの最後なのに、
「これで終わりじゃないんだ。まだまだ続いていくんだ」という
強いメッセージを感じて、胸の奥が熱くなる。
♪~はじめて鳴らしたギターの響きを~、と竹安を指差しながら、
私も行こう!
コイツらの終わらないツアーの真っ只中へ、一緒に行くのだ。
と、決意めいたことを考えていた。


ダブル・アンコール。
最後の最後は『サヨナラBABY』で大合唱。
この歌のリリックは、実は、そんなにハッピーな内容じゃなくて、
“サヨナラ”と、過去の自分自身との決別を宣言してるように
聴こえるのだが、そのトーンの明るさが希望を感じさせてくれる。
名残惜しいんだけど、ちゃんと前を向かしてくれるような
光を感じるラスト・ナンバー。
ザ・大団円。




素敵な二日間の興奮がようやく冷めて、
被り曲なしの2daysを振り返ってみると、
意外と、意外なナンバーが少なかったなぁ、という気がする。
今の定番曲+2,3年前の定番曲+αといった構成のうち、
「+α」の部分が少なかったなぁ、って。
そして、欲張りでわがままなファンは、こう考えるのです。
こうなったら次は、「被り曲なしの3days」でも
十分やれるんじゃないの!?

どーですか?社長!

2013年7月7日日曜日

フラワーカンパニーズ@HEAVEN'S ROCK宇都宮VJ-2(DAY-1)

フラワーカンパニーズ・ワンマンツアー
~もういちどハッピーエンド~ 被り曲なしの2日間
2013年6月29日(土) HEAVEN'S ROCK宇都宮VJ-2
18:00開場 18:30開演
前売 3,500円 【Sold Out!】



初めての宇都宮2days。
しかも“被り曲なし”という魅惑の冠つき。
これだけで、うっとりしてしまうよね~。
うんうん。
そんな夢見心地の二日間を過ごしたので、
その詳細をお伝えしましょう・・・と言いたいところだけれど、
そんなもん、覚えてられるかぁーー!!!
自分の記憶力の悪さにうんざりして、逆切れしてみた。

とくに、1日目なんて、ぼんやりと楽しかったことしか
覚えてませんわ。

セットリストは、すぐにメモしたので、
だいたい合ってるはず。


煮込んでロック
どっち坊主大会
人生GOES ON
フェイクでいこう
切符
ひとつだけ
ビューティフルドリーマー
アンテな
孤高の英雄
元少年の歌
旅待ち
感情七号線
また明日
この胸の中だけ
真冬の盆踊り
NODE CORE ROCK'N'ROLL
チェスト!
アイム・オールライト

エンドロール
捨て鉢野郎のお通りだ
馬鹿の最高

深夜高速


こんな感じ。

後は、印象に残ったことだけ、つらつらと。



まず、最初の4曲が、素晴らし過ぎた。
最近の定番っぽい3曲の後に『フェイク~』とか。
被り曲なしってことで、こっちは、わくわくしながら、
どんな変化球が飛んでくるのか身構えているわけだが、
そこで『フェイク~』だもんなぁ。
ガッツリと心を持っていかれたわ。

やっぱり、フラカンのライブは出だしの4曲がキモ!

新曲『アンテな』、聴くのは2回目だけど、確信した。
カッコいいーー!大好きだーー!

宇都宮で2days演るアーティストは、ほとんどいないらしい。
ひょっとしてフラカンが初めてなんじゃないか!?って。
で、なぜ、2daysにしたかというと、
ここの店長とゆっくり飲んで話したかったから、とマエさん。
翌日のMCからすると、来年に向けていい話ができたみたいだったので、
私もまた、宇都宮へ来ることになりそうだな。

前に宇都宮に泊まったのは、10年以上前のことらしく、
そのときは、前の店長の家でみんなで雑魚寝したんだとか。
さすがに40過ぎたら、それはできない!って。

このライブハウスの暑さは、全国でもトップクラスらしい
(フラカン調べ)のだが、今日は、すっごく空調が効いていて、
開演待ちの間なんて、めちゃくちゃ寒かったのだ。
圭介は酸素缶まで、用意しているというのに、
その期待を裏切るような涼しさで、ちょっと拍子抜けしていた。

上下共に黒の衣装(靴も黒!)の竹安。
ここのステージ奥には黒い幕が下りているので、保護色のようで、
圭介に突っ込まれていた。
ちなみに、ミスコニも黒のツナギだったけど。

いつも、涙腺を刺激されてしまう『また明日』なのだが、
個人的理由により、落ち着いた気持ちで聴ける気がしてたのだが、
やっぱり駄目だったなぁ。
でも、そのまま『この胸の中だけ』への流れが、
優しくて、ホッとできた。

「4人そろってフラワーカンパニーズ!!!」
からの『真冬の盆踊り』にびっくり!
ほほーっ。
ここでヨサホるのですか、そーですか。

で、ひとしきりヨサホった後、
『ヌードコア~』→『チェスト』これ、たまらん!
頭の中を空っぽにしてくれる瞬間だ。
エクスタシーだ。
わりと、久しぶりだと思うのだが『アイム・オールライト』で〆。
なんかずっと跳んでたなぁ、うん。

やっぱり、フラカンのライブは〆の4曲がキモ!


というわけで、また明日!


2013年7月2日火曜日

VAN HALEN -Japan Tour2013-@東京ドーム

VAN HALEN -Japan Tour2013-
2013年6月21日(金) 東京ドーム 
17:30 open/19:00 start
S¥12,500 A¥11,000 B¥9,000(指定席)
(※2012年11月27日の振替公演)



今更、私ごときが多くを語るほどのことはない。
私が何言っても、薄っぺらいから。

たしかに、東京ドームは音が悪かった。
音がまわってるのか、うぁんうぁんと耳鳴りみたいなノイズが大きく、
肝心のドラムの音が聴き取れなかったりして。
遠くに小さく見える、生の姿を確認してみても、
音の方が遅れてるから、微妙にズレてるし。
なんか、もう笑っちゃう・・・。
それでも、人間の能力というのは凄いもので、
いつの間にやら、その“うぁんうぁん”いうノイズに
脳がフィルターかけて、ほとんど気にならなくなるんだよね。
それだけ、目の前(といっても、かなり遠いが)の
ステージに夢中になっていたということだろう。

デイヴとエディが、一緒にステージに立ってるのを見ただけで、
なんともいえず感慨深いものがこみ上げてくるのだ。

肉眼で表情まで確認できるはずもなく、
ステージ上のオーロラビジョンのおかげで、
彼らのいい表情が拝めたのだった。

デイヴも、エディも老けたけど、
可愛かったなぁ。
デイヴは、魅せるパフォーマンスが上手だし、
エディは笑うと、30年前の面影が蘇ってくる。
アレックスはサングラスかけてるせいか、
びっくりするくらい印象が変わってなかったな。

そういえば、アレックスのドラムソロのときに
「アニキーーー!!」と声援を飛ばしてる人がいて、
ちょっと可笑しかった。

ヒット曲で盛り上がるのは当然ながら、
VAN HALENの場合は、やっぱりエディのギターソロが熱い。
当時、ギター少年達が憧れた驚異のライトハンド。
か、か、カッコいい!
あの音は、こうやって弾いていたのか!
と、食い入るように見つめた。
たぶん、ほとんどの観客が、同じようにエディの手元を
見ていただろう。
一緒に跳んだり踊ったりしてるわけでもないのに、
会場の空気に一体感を感じたもんなぁ。

デイヴ主演のショート・ムーヴィーが中盤で流れたのだけれど、
日本文化の捉え方はベタなんだけれど、
シュールでしたわ。
「月に代わってお仕置きよ!」の決め台詞が!
そういや、MCでも「石の上にも三年」と言ってたっけ。
本当に、日本大好きなんだね~。

最後の『JUMP』で、特効。
ドカーンと紙ふぶきが舞う。
キラキラしてて綺麗だったなぁ。
普段、小さいハコばかり行ってるので、
こういう大掛かりな仕掛に弱くて、無条件に感動してしまうのだ。
スゲーなぁ・・・って。



セットリストはネットでの拾い物。


1.Unchained
2.Runnin' With The Devil
3.She's The Woman
4.Romeo Delight
5.Tattoo
6.Everybody Wants Some!!
7.Somebody Get Me A Doctor
8.China Town
9.Jamie's Cryin'
10.Hear About It Later
11.Pretty Woman
12.You Really Got Me
13.The Trouble With Never
14.Dance The Night Away
15.I'll Wait
16.And The Cradle Will Rock…
17.Hot For Teacher
18.Women In Love…
19.Atomic Punk
20.Mean Street
21.Beautiful Girls
22.Ice Cream Man
23.Panama
24,guitar solo -eruption-
25.Ain't Talkin' 'Bout Love
26.Jump