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2014年12月31日水曜日

大晦日に蔵出し

今年ももうすぐ終わってしまいますが、
今年は参加したライブの本数が、異常に多くて、本当に異常事態。
なかなか記事を仕上げることができなくて、
下書きのままで残ってしまったものが多かったな~。
もう、今更書き上げることはないでしょうから、
思い切って下書きのまま、まとめてアップすることにしました。

読む価値などないですが、一応、私個人の記録として、
残しておこうかと思ったのですよ。

それでは、みなさま、よいお年を。



2014年12月30日火曜日

THE PRIVATES/夜のストレンジャーズ@レッドクロス

さよなら2014年~
TOP GEAR SHOW!! Year End Party!!
THE PRIVATES / 夜のストレンジャーズ
12月28日(日)新宿 レッドクロス
op18:30 / st19:00
前2,500円(D別) / 当3,000円(D別)



今更ながらプライベーツにハマってしまった今年。
夜ストとの対バンで1年が締めくくれるなんて、
と幸せをかみ締めつつ、ちょっぴり緊張しつつ、紅布へ。
この楽しみすぎて緊張する感覚って、なんなんだろうね?

ついでに言うと、私がはじめてプライベーツのライブを観たのが、
まったく同じシチュエーション。
紅布で夜ストとの2マン、もう5年も前のことなんだなぁ。
プライベーツのカッコよさに気づくまで、5年もかかったのか・・・?
長すぎるわな~。



フロアの前方は女子率が高く、いつもの夜ストのライブとは
少し雰囲気が違っていた。
私も、めずらしく下手側へ。
マキ子さんをそばで見るのは久しぶりだった。

『遠い帰り道』は大好きな曲なんだけれど、
いつもに増して、なんだか気持ちいいなぁ~と、
マキ子さんの方を見ると、すごく楽しそうな表情でベースを弾いていた。
その時、マキ子さんが夜ストに入ってくれて良かったなぁ、と、
これまた今更なんだけど、シミジミと思ったわけ。
うーん、上手く言えてない。
バンドという塊を感じたというか、見えたような気がして、
とても愛しくなったのですよ。マキ子さんが。夜ストが。

三浦さんはあいかわらず禁酒してるようだけれど、
そのせいか、顔というか、表情がスッキリして見えたなぁ。
大好きな先輩とのツーマンなので、テンションも高い。
テンション上がりすぎたのか、歌詞をとばしちゃったりしてたけど。

告知MCはマキ子さんの担当で定着したのかな?
自分たちのスケジュールの最後に、
プライベーツのワンマンも告知して、
「私の所にもチケットが届きました」と、にっこり笑ってた。
マキ子さん、素敵ですわ。

『SPIKE DRIVER BLUES』のカヴァーから『プライベート~』の
流れは、燃えたなぁ。
お腹がよじれたわ~。


BACK TO THE ROCK'n'ROLL WORLD
ソウルフリーター
レッツツイストアゲイン
BOOGIE WALK
WALKING BLUES
Rollin' Stone
遠い帰り道
テレサ
あなたとシャララ
水晶の夜
SPIKE DRIVER BLUES
プライベートな話をしよう
泥の川
I LOVE ROCK'N'ROLL
サムクックで踊ろう
ヤング&ヒッピー



ひょっとしてそうかな?と思ってたのだけど、
今回もキーボードのガッコーさんの入った5人プライベーツだった。
前半のセトリはニューアルバム押し。
当然か、まだレコ発ツアーは完結してないんだった。

プライベーツのライブの淀み無さは凄い。
途中で、延原さんがMCもするし、ギターチェンジだってする。
ちゃんとインターヴァルをとっているのに、
まったく途切れた感じがしないのが不思議。
本当の意味で、ライブ巧者なロックンロールバンドなんだよ。

夜ストがカヴァーを演ってしまったから、本家の方は
聴けないかと諦めていた『SPIKE DRIVER BLUES』を
演ってくれたのが、めっちゃ嬉しかったー!
夜ストのカヴァーについては「舌のまわってないとこがいいよね」
と、からかうような軽口。
延原さんらしい。

延原さんって、こんなにしゃべる人だったのか!
その口調は軽いし、子供っぽいし、酷いこと言ってたりするけど、
なぜか憎めない魅力あるんだよなぁ。
「来年はどんな年になるかな?」
「どうせロクなもんじゃないだろうけど・・・」
「みんなは大丈夫!・・・俺がついてるから!」
そう言い放って、たまらなくチャーミングな笑顔をフロアに向ける。

なんなのーーーっ!?
その根拠なんてまるでないのに、めっちゃ頼もしい言葉は。
コワい。キュン死するわ。
こういう男にだけは近づいてはいけません!って、
私の防衛本能がピーピーと警報を発しておりますよ。



エレベーター№9
ONE MORE TIME
あいつはさかさま
I'M READY
GAKKO STOMP
キッスを、もう一度
リメンバー
CAT FISH
BOOGIE GO GO
DRIVE ALL NIGHT
SPIKE DRIVER BLUES
I NEED YOUR LOVE

MEMPHIS TRAIN
WASTIN' TIME Part Ⅱ
DANCE



ロックンロール万歳!


2014年12月28日日曜日

FAIRY BRENDA / hotspring / BAZRA@レッドクロス

さよなら2014年~
アフタークリスマスパーティー
FAIRY BRENDA / hotspring / BAZRA
12月26日(金) 新宿 レッドクロス
op18:30 / st19:00
前2,000円(D別) / 当2,500円(D別)


ほんまにアホやなぁ、と自分でもわかっているのだけれど、
また来てしまったよ。
けど、こんなアホなことができるのも、今のうちだから。
その情熱と体力があるうちだけだから。



トップバッターのFAIRY BRENDAは、最後の4曲だけ聴けた。
黒猫の澤くんのバンド。
いつもメイクして、サイケな衣装をつけてるイメージの澤くんだけど、
このバンドでは、ナチュラルな佇まいで、
意外にもフォークロックっぽい歌を歌っていたのが新鮮。
ビジュアル的には、断然、こっちの方がカワイイわ。
と、おばちゃん目線で言わせていただきます。


お待ちかねのホットスプリング。
ステージに立つだけで絵になる4人を惚れ惚れと眺めた。

『ハロルド』と『銀行強盗』は、やっとライブで聴けた。
とくに『銀行強盗』大好きなのだ。
イノクチくんの歌の譜割りが走っていて、楽器の音を
どんどん引き離していくところがいいの。
その疾走感がたまらんし、その離れていったリズムと再び出会って
揺らぐ感じがバンドのグルーヴになっているし、
メロディーにのっかるアメリカンニューシネマなリリックが
ピタリとはまっててカッコいいのだ。

新曲の『田舎のカーボーイ』は、なんだかせつない。
テーマとしては『永遠の田舎者』なんだけど、
まだまだその傷跡が生々しいのだ。
彼らの若さのせいなんだろうなぁ。

『シュガーK』もc/wとして、収録されるようだけれど、
こちらは、ぶっ飛ばした爽快なナンバー。
イノクチくんと伊藤くんが、一本のマイクに向かって歌うところが
カッコいいったらありゃしない!

スローナンバーの『JUKE BOX』もよかった。
長いアウトロで、メンバーが向かい合って演奏する姿というのは、
普遍的にバンドの美しさを象徴する場面だ。
見ていて、心を震わさずにはいられない瞬間。



45回転
ハロルド
銀行強盗
BABY KILL LOVE
田舎のカーボーイ
シュガーK
2053
JUKE BOX
FADE AWAY
ゴールド
夜の魚



こういう対バンのライブで、お目当てしか観ないというのは、
あまり褒められたことじゃないのはわかってるんだけど、
年末のこの時期にムリムリ時間をこじあけて
やって来たわけなので、許していただきたい。


2014年12月26日金曜日

年末ワンマン!!うつみようこ & YOKOLOCO BAND@Zher the Zoo

年末ワンマン!!うつみようこ & YOKOLOCO BAND
12月24日(水)代々木 Zher the Zoo
時間:OPEN 18:30/START 19:00
料金:ADV.¥3,500/DOOR.¥4,000



明日12月24日のライブでありますが、グレートマエカワが体調不良の為、出演できなくなりました。
名古屋同様ライブは4人で行います。



という衝撃的なお知らせが・・・。

Gの体調が心配ではあるが、たとえ4人でもライブをやってくれるなら、
喜んで行きますとも。
鈴木淳氏がサポートしてくれるという嬉しいニュースも入ったし。


ようこさんは真っ赤なワンピースに猫柄のキュートなタイツ。
いいなぁ、ようこさんのセンス。
けど、けっして普通のおばさんでは真似できないですわ。
残念ですが・・・。

前半はベースレスの4人編成で。
『I don't know』とか『Today』とか。
聴きなじんだヨコロコのサウンドとは、まるっきり違って聴こえた。
ヨコロコといえば、どっしりと足腰のしっかりしたしたサウンドが
魅力なわけで、その大事な部分が抜け落ちてしまった頼りなさといったら・・・。

普段ベースを意識して聴いてたわけじゃないし、ギター前で
ギターの轟音ばっかり浴びていたから気付かなかったけど、
ベース音がないと、当然だけど、安定感の無さに愕然とする。
G不在の存在感に圧倒されて、ちょっと涙すら出た。

『Somtimes I feel like a Motherless child』では、
ベースに替わって竹安ギターがリズムを刻んでいて、
そういう一つ一つのカヴァーするプレイに、胸がきゅっとなる。
ああ、バンドっていいなぁって。

後半から淳くんが入って、サウンド的には落ち着いた。
というか、私が平常心を取り戻せたと言った方がいいかな。

24時間前に、キュウちゃんからメールで、出演依頼を受けたらしい。
「明日ひま?」って。
普通はクリスマス・パーティーのお誘いかと思うよね?
それでも時間のない中、引き受けてくれるなんてありがたいね。

MCで奥野さんが、あれこれ淳くんに話を振ろうとするんだけど、
「これ以上しゃべると忘れちゃうんで」ってことで、次の曲へ。

ということで、後半はいつものように、怒涛の盛り上がり。
ホント、踊りっぱなし。

アンコールでは、なんとフラカンの『真赤な太陽』を。
フラカンのトリビュート盤のメンバーが揃ってたからね。
ギターはコータローさんじゃなく、本家なのが不思議な感じ。
けど、ようこさんの歌う『真赤な太陽』はスケールがでかい。
なんという力強さだろうか。
歌う人が違うだけで、こんなにも印象が変わってしまうんだなぁ、
と改めて思う。

と、しみじみとした後は、ようこさんのハイキック、
『Kick Out The Jams』で最後の大爆発。
やっぱりこれがないと、ヨコロコのライブは終われないわ。




2014年12月22日月曜日

やちべん@STORMY MONDAY (2014/12/20)

やちべん
湯川トーベン(v.b.)田中"ヤッチ"裕千(v.g)
12月20日(sat) 横浜 STORMY MONDAY
open18:00/start19:00~/2ステージ
予約¥2500/当日¥3000(消費税別、+2オーダー)



当初、天月で演る予定だったのだが、オトナの事情により
やちべんのライブとなったのだ。
オトナの事情って・・・
どう考えても、テツさんのスケジュール・・・だよね?

爆音の天月のサウンドが恋しいところだが、
しっとりとヤッチさんの歌が聴けるのは嬉しい。

ヤッチさんがアコギを持ったところ、初めて観られたからね。
いつもエレキばっかり弾いてるせいか、
アコギだと指が痛いとおっしゃっておりましたよ。
そしたら、トーベンさんが「ベースに比べたらこんなの
ぜんぜん軽いよ」と言ってたけど、ヤッチさんは、
この前、余興のセッションでベースを弾いたら指先が
水ぶくれになったとか・・・。
ギタリストの指先は繊細ですからね~。

ヤッチさんのアコギは、エピフォン。
相当使い込んでる風格のやつ。
トーベンさんはギブソンのアコギと、今日もSGベースが登場。

前半は、はっぴいえんどや、GSや、ビートルズのカヴァー。
やっちさんの歌う『神様お願い』が、歌声とよく合っていて
よかったなー。
トーベンさんも、GSになると俄然はりきっちゃうから、
ベースが気持ちよーく跳ねてて、すごく楽しそう。

後半は、天月のナンバーをドラムレスのアコースティック編成で。
お馴染みの爆音ナンバーが、いかにスカスカになるかを確かめて、
というのがトーベンさんのお言葉。
確かに、テツさんのパワフルなドラムがないと爆音にはならないけど、
やっぱりカッコいいものは、カッコいいのだ。
で、やっぱり歌がクリアに聴こえると、いいよねぇ。
お二人の声、大好きなんよねぇ。

天月のときよりも、お客さんが多いんじゃない?
だったら、次から二人でいいんじゃない?
スケジュールも合わせやすいしさぁ、とトーベンさん。
いやいやー。
そりゃ、やちべんもいいんだけど、
天月も忘れずにお願いしますよ!
あの爆音でお腹ギュウギュウ捩れる感じが堪らなく好きなのですよ!



2014年12月17日水曜日

エレクトリック忘年会'14 @ Zher the Zoo

ザ・ビートモーターズ NEW ALBUM「3」Release Tour Final
"エレクトリック忘年会'14"
ザ・ビートモーターズ/hotspring
/BUGY CRAXONE/マーガレットズロース
12月14日(日) 代々木 Zher the Zoo
OPEN 17:30/START 18:00 
ADV.¥2,800/DOOR.¥3,300



衆院選の投票日。
自分はもう期日前に済ませてあったし、
外は冷えこんでいるようだし、外出するきっかけを見失っていた。
でも、このまま家にひきこもってると、夜の選挙特番を見て、
ドヨーンとした失望感を抱えて眠りに就くことになる。
あぁ、そんなのイヤだわ。

同じ悪いニュースを聞くなら、夜じゃなく朝がいい。
夜の闇は、心の闇を増幅させてしまうからね。
というわけで、ライブじゃライブじゃ~、と代々木へGO!
(こうして、いちいち理由付けしてしまう自分が
可愛くもあり、情けなくもあり)


ホトスプさんはトップバッター。
お客さんの入りがイマイチだったせいもあり、
またもや、どんどん前に詰めてしまったよ。
でも、今回はいつもと違って下手寄りの位置へ。
音源を聴き込むほどに、伊藤くんのベースが気になってしまって。
なんか耳に残るベースラインなんだよねぇ。
華があるというか、なんというか・・・。
だから、今日は下手なのだ。

1曲目は『コールタール』
やったー!
初めてライブを観た時、まだ音源は持っていなかったけど、
これ好きだ!っと、ビビビっときた曲なのだ。
メロディーがいいし、リリックも覚えやすくて、すごくキャッチー。
バンドの演奏は跳ねててノリがいいから、
最初のナンバーにはピッタリなんじゃないかな???
(ステージに夢中になってて、
他の観客の反応を確かめる余裕はなかったけど・・・)

『ゴールド』は、もうすでに名曲の風格を感じる。
情熱を封じ込めた言葉たちに痛々しいほど共振するメロディー。
  音楽を超える何かをくれ
  そして 何かを超える音楽をくれ

なんという果てしなき渇望。
その狂おしさの渦に飲み込まれて、一瞬棒立ちになる。
このまま、爆音の底に横たわる静寂の果てまで
沈み込んでしまうのも悪くないと思いながらも、
意識は再び浮き上がる、爆音の嵐の中へ。

なんか、もう、あっという間。
ロックンロールの嵐が駆け抜けていった。


コールタール
ロケット大人サンダー
(?)
ゴールド
田舎のカウボーイ
BABY KILL LOVE
45回転
夜の魚



マガズロさんと、ブージーさんは初見。
どちらもいいバンドでしたよ。
楽しかった。
(時間の都合により詳細は割愛)



一週間ぶりのビートモさん。
セトリは、宇都宮とほとんど一緒だったんじゃないかなー?
全曲知ってるわけじゃないので、はっきりとわからないけど、
『ジェット先生』から始まったし、
全部、聴き覚えのある曲だったから。

今日は下手側なので、木村くんのギタープレイを堪能。
ソロ弾くときの、怪しいほどのイってる目つきが
エロくていいね!

『恋する二人』では、竹安先生が「胸がキュンとする」と
言ってたの(と、そのときのキュンとした表情)を思い出して、
フフフっと顔がにやけてしまったよ。
たしかに、キュンキュンしちゃう曲だけどね。

MCでは、秋葉くんが今日のゲストに感謝しつつ、
一言ずつコメントを言っていたのだが、hotspringについては、
「シンプルなロックンロールなんだけど、メロディーがいい」
と言っていたっけ。

先週は、フラカンに可愛がられてる弟分として扱われていたけど、
今日はhotspringの頼れる先輩として、逞しくみえたなぁ。

アンコールの『ばら色の世界』で、秋葉くん大暴れ。
やたらと高い所に登っておられました。
その姿にキュンとなりましたわ。




買うぞー!と、はりきって向かった物販コーナー。
正面に知ってる顔がいたので、笑顔で近付いていったら・・・
秋葉くんだった。
危うく「あのー、これー・・・」とホトスプさんのグッズを指差しながら、
話しかけるところだったわ。
その寸前で気付いて、行き場を失った笑みを顔に貼り付けたまま、
オドオドしてるところへ、ゴエさんとイノクチくんが登場。
水色のTシャツを買おうとしたんだけれど、Sサイズは品切れ。
白は持ってるし、Mじゃ大きいし・・・うーん。
かわいい男子2人に、キラキラと目を輝かして見つめられたら、
買わずに退散するなんてことできないよねぇ。
というわけで、トートバッグを買っってしまったわ。



2014年12月14日日曜日

「ともすけと音楽をVol.6」@homeri

Per田嶋友輔企画「ともすけと音楽をVol.6」
12/12(金)小さな喫茶店homeri
OPEN 19:00 / START19:30
CHARGE 2,000円 + オーダー
田嶋友輔:パーカッション
湯川トーベン:ベース・ギター・うた



初ホメリ。
かみぬまくんやパンダ師匠がライブをしてたので、
その存在は知っておりましたよ。
小さいお店だとはきいていたが、こんなに細長いとは!
細長い長方形の短辺の一端がステージで、もう一端が厨房。
長編の両壁に沿うように椅子が一つずつ並べられていて、
これでギリギリ、人が一人通れる幅が真ん中にできている。

ともすけくん主催で、2ヵ月に一度の定期ライブを
今年一年続けてきたらしく、今回は今年最後の回。
その締めに相応しく、トーベンさんをゲストに招いたそうだ。
というわけで、トーベンさんはあまり喋らず、
ともすけくんがMCをして、進行していくのに対して、
適当に合の手(というか、チャチャ)を入れる感じで。

今回はマイクを使わず、全て生音でのライブ。
この提案はともすけくんの方からだったみたいだけど、
セットリストについても、全部ともすけくんが
考えたものらしい。

ともすけくんが、トーベンさんとの出会いについて話しはじめた。
そのときのライブ、私も観ていたよ。
仰木さんのバンドでドラム叩いてたのが、ともすけくんだったんよね。
このとき、突然トーベンさんに振られて、ちゃんとできなくて、
グダグダになっちゃったことが悔しかったみたい。
でも、その後、Irish Modern projectで、とーべん祭りに誘われて
すごく嬉しかったようだ。

とにかく、トーベンさんに対するリスペクトの気持ちが
ボタボタと溢れ出てて、聴いてるご本人はとても照れくさそうで、
すぐ話の腰を折るようなチャチャを入れていた。

考えてみれば、トーベンさんの弾き語りを聴くのは8月以来。
なんということだ!
あれこれ被ったり、被ったり、被ったり・・・だったからね。
ということもあり、トーベンさんの歌に痺れまくった。
ともすけくんとのアンサンブルが素晴らしかったので、
その魅力がさらに増幅されたのだろう。

実は、いまだによくわからないのだ。
なぜ、こんなにトーベンさんの鳴らす音楽に感動してしまうのか。
いい曲だから?
演奏が上手いから?
声が好きだから?
フレーズがカッコいいから?
すべて“YES”ではあるけれど、それだけではないのだ。
もっと大事な“何か”がトーベンさんのライブにはあるのだ。

ぼんやりと私が感じるその“何か”を言葉にしようとすると
「優しさ」ということになってしまうのだが、それも違う。
それより、もっと力強く、もっと凛としてて、
もっとふんわりと柔らかく繊細な“何か”を表す言葉を
誰か私に教えてくれ。


今日のアコギは、ギブソン。
そして、2部の最初の2曲は、SGベースが登場。
(MCでもジャック・ブルースに触れてたけど、
追悼的な意味を込めての楽器選択だったのだろうか?)
ドラムとベースで歌ものを演るというのは異色な感じだが、
ともすけくんから、ベースを弾いて欲しいという
リクエストがあったようだ。

先週、子供ばんどで見たときには、(SGベースの)
ルックスがイマイチだなんてことを思ってしまったけれど、
トーベンさんが座りで抱えている姿は、
たいへん良い眺めであった。
VOXの小さいアンプで鳴らしていたけれど、
低音も十分、なかなか迫力のある音が出ていた。

トーベンさんのベースが、いかに凄いかということを
ともすけくんが、一生懸命、説明しようとしていたのだけれど、
すぐに話を脱線させるように持っていかれてしまったので、
最後はなんだかよくわからなくなっちゃったな~。
まぁ、実際に聴けばわかることなんだけど、
一緒にステージに立って、その背中を見ながら一緒に演奏すると、
その感じ方も、もっと圧倒的なんだろうなぁ・・・と。

なんと、ビートルズの『Day Tripper』は、
ともすけくんがボーカルを!!!
しかも今日は、生音、マイク無しだし。
思わず「がんばれ!」と、応援したくなっちゃった。
年下の男の子に激弱な私なのである。
・・・って、男の子なんて失礼な言い方しちゃったけど、
間もなくお父さんになるんですと!
おめでとうございます!!

トーベンさんは、リハとは違うことしたりして、
共演者をちょっと困らせたりするのが大好きな人なの。
これで、若手のみなさんは鍛えられるわけだ。
ともすけくんも、何度もそういう目に合ってきているので、
ずいぶんと強くなったんじゃないだろうか?
トーベンさんのスパルタ方式に、踏ん張って、
喰らいついていくさまが頼もしかったもんね~。
(まるでスポ根みたいな描写だけど、音楽の話だよー)



どこまで行こう
朝からゴキゲン
フォークロック
暗闇坂むささび変化(はっぴいえんど)
~ドラムソロ~
お月さんが笑ってる
天国行きのバス

珈琲
Day Tripper(THE BEATLES)
パナヌファ
夕暮れのうた
ドライヴ
バンドマン・ブルース



2014年12月9日火曜日

hotspring/最終少女ひかさ@Daisy Bar

hotspring・最終少女ひかさ2マンライブ!!!
12月7日(日)@下北沢Daisy Bar
Open 18:00/Start 18:30
前売¥2,000/当日¥2,300(+D代)



昨日、宇都宮で圭介の目を見て、
「これと同じ目をした若者に、もう一度逢いたい」と思い立ち、
下北沢へ行く決心を固めたのだった。
どちらかというと、行くための理由を探していたという方が
正解かもしれないけれど。

ライブの直前まで予約を受け付けているというツイートを見たが、
ただただ、ひっそり、こっそり、見届けたかったので、
当日券で入場。
ツイッターでリプライなんてしたら、この小っ恥ずかしいブログを
読まれちゃうかもしれないなんてこと考えると・・・。
(自意識過剰でスイマセン)


最終少女ひかさは途中から。
ボーカルの但野くんは、パッと見、
ドレスコーズの志摩くんっぽい雰囲気。
音の方は、得意な分野ではないので、どう表現していいのか
わからないけど、所謂オルタナってやつなのか?
わりとサイケな音をさせていたように思う。

とにかく、但野くんというのが熱い男で、とくにMCが熱い。
ホットスプリングと一緒にツアーをまわってきて、
仲良くなりつつも、闘志を燃やして切磋琢磨してきたことが
よーく伝わってきて、グッとくるものがあった。

ひかさのライブもほぼ終盤というときに、
イノクチくんが、楽屋入口の横、ドリンクカウンターのところから
その但野くんの熱いMCを見ていたところ、
「オマエはもう、楽屋で準備してろよー」と注意されていた。
その言い方に、なんとも言えない男の熱い友情を感じて、
オバさんはウルウルしてしまったよ。

個人的には好きなタイプの音楽ではないけれど、
応援してあげたくなっちゃうバンドだった。


で、hotspring
今日は2マンだし、たっぷり聴けるな~とわくわくしてた。
わくわくしながら、いつもの悪いクセで、
つい前へ前へ(上手へ上手へ)と行ってしまう。
誰だよ、「ひっそりこっそり見守る」なんて言ってたのは!

そんな私のすぐそばで、若くて小柄なお嬢さん達が、
「前に行くの恥ずかしい!」なんて言いながら、
前のポジションを譲り合っていて、なんて可愛いんだ!!!
と、目から鱗の落ちる思いであった。
そんな恥じらいの心を、私はどこに置いてきてしまったんだろう?


4人が出てきて、最初の音が鳴った瞬間、
重力から解放されたように、ふわっと体と意識が浮きあがる。
たった一週間前に始めて触れたその音に恋焦がれ、
もう何十年も待ってたような気がした。

狭いステージの上で、革ジャンを着たフロントの3人が
思い思いに動き回るさまは、とても絵になる。
カッコいい!
その後ろに控えているゴエくんは、モヒカンで
いかついサングラスをかけているくせに、ニコニコと嬉しそうに、
ときに歌いながら、ドラムを叩いている。
カワイイ!

いいバランスのバンドだな~と思った。

イノクチくんのギター(黒のテレキャス)の弦が切れたみたいで、
「但野くん、ギター貸して!」とマイクに向かって言い、
楽屋から但野くんの白のテレキャス(あれ?ストラトだったかな?)
を持って出てきた。
そいつをアンプにつないで、ジャラーンと音を出してみて
「わぁ!さすがUSA!いい音する!」と嬉しそうだったなぁ。

そのイノクチくん。
例のあの狂おしく何かを求める目。
ギラギラとした輝きを放ちながらも濁りのない澄んだ目。
これこそ、私がロックバンドのボーカリストに
求めているものなんじゃないかということに気付かされる。
それはステージの最先端に立ってる人にしか
宿ることのない輝きなのだろう。

『2053』のイントロ。
録音された音源よりも、スローなテンポで始まった。
ライブの持ち時間が長いと、こういう聴かせる系のナンバーも
やってくれるのが嬉しいところ。
ほんの一瞬の静寂(ブレイク)の後、
「いつもと変わらない」のところで、ドカンと楽器が一斉に鳴り、
テンポが上がって、バンドが一気に躍動し始め、
モノクロの世界が色づく。
胸の奥がギューッと締め付けられて、目の前の景色が滲んで、
“その瞬間”を指差しているをイノクチくんを見つめていた。

曲順の記憶があやふやなのだが、
本編ラストは『いかすぜ今夜』だったはず。
このときも、イノクチくんは“この瞬間”だけを
掴みとろうと、必死に腕を伸ばしていた。
この日、彼のその手は何かを掴んだだろうか?





終演後、ゴエくんがすぐに物販へ出てきた。
まだライブの余韻も疲れも抜けていないだろうに・・・。
いい子だな~。

そんなゴエくんから、CDとTシャツを大人買い。
ここが、オバさんの底力の見せ所ですから!
と、意気込んでたわりには、1万円でお釣りをもらう程度に
収まってしまったのが悔やまれる。
タオルとかトートバッグとか買えばよかったなぁ・・・。
もっともっと貢ぎたかったわ。



2014年12月8日月曜日

フラカン結成25周年『シリーズ・人間の爆発スペシャル』@HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2

フラカン結成25周年 ~ほぼ対バンtour~
『シリーズ・人間の爆発スペシャル』
12月6日(土)HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2
w/ザ・ビートモーターズ 
open17:30/start18:00
前売¥3600(税込/ドリンク代別)



家を出た瞬間、「寒いーーー!!!」と首を縮こめたまま駅まで。
と、そのまま電車を何本か乗り継ぎ、宇都宮へ。
やっぱり、めっちゃ寒かったー。
あまりにも寒かったので、ライブ前の餃子タイムに
焼酎のお湯割を一杯いただいちゃった。
どーしても、ビール飲む気にはなれなかったもんなー。

今回の「ほぼ対バンツアー」はその名のとおり、
ツアー全20公演中、3本だけワンマンで後は対バンなのだが、
そのうち、私が行った、又は行く予定にしているのが
ワンマン@徳山、W/ビートモ@宇都宮、ワンマン@高崎、の3本。
対バンは、今回の宇都宮だけということになってしまった。
基本的にワンマンが好きってことなんだよ。
でも、好きなバンドとの対バンっていうのは、嬉しい。
つまり、ビートモさん好きってことで、宇都宮へやってきたのだ。


いつもの辺りにイン。
つまり、ジョニーくん前。
そういえば、振り返ってみると、ビートモさんも
いつも上手側で観てる気がするなぁ。ジョニー前多し。
フラカンとの対バンで観ることが多いからかな?
好みのタイプは断然、ギターの木村くんなのに、おかしいなぁ。
そう、その木村くん、髪が少し短くなったせいか、
また男前度が上がっておったよ。

秋葉くんは安定した厚苦しめのボーカルがいい。
後で竹安先生が「ムダなアレンジが多い(いい意味で!)」と
評していたけれど、あらゆるロックへのオマージュが詰まってる
・・・らしい。
私はほら、ロック偏差値低いから、詳しいことはわからないけど、
70年代のブルース・ロック的な泥臭さは感じるし、
そこがビートモのカッコいいところなんだよね。

これも、後で圭介が言ってたし、ブログにも書いてたことけど、
もっと人気が出てもいいバンドだよなぁ、と。
うーん、売れるって難しい・・・。

秋葉くんの「新曲をやります。すごくカッコいいのを」というMC。
デデデデ、デデデデ・・・というベースから、
「ヤングフラワーーー♪」と、聞き覚えのある曲が・・・。
『ホップ ステップ ヤング』のカヴァーを演ってくれた。
ちゃんと原曲キーで、最後の転調もアリで。
うーん、秋葉くんのボーカルが素晴らしい。

「ツアーに秋葉つれていって、転調した後を歌わせよう」
なんてことを圭介が言うとったな。


さて、フラカン。
対バンだと持ち時間が短いので、早めにエンジンかけなきゃね。
ってことで、ハープが鳴り響き、『ドッチ坊主~』でスタート。
圭介がハープ吹くと、キュッと血管がしまって血圧が上がる。
(基本的に低血圧だから、心配しないでね)

個人的に2回目の『地下室』で、
やっぱり「大事なもの」は「自分の中にはない」ことを再確認。
他の部分の歌詞もちゃんと知りたいんだけど、
音源の発売まで待つしかないね。

転換のときに、ドラムパッドのチェックをしてたから、
『エンドロール』を演ることはわかっていた。
けど、その前に『また明日』のイントロが鳴って、どきり。
~「さよなら」なんて言葉はもう消えてなくなれ
この歌い出しの言葉は、人が生き続けるかぎり、
重みを増していくばかりで、軽くなることはないだろう。
そして、ギターの音色は、聴くたびにせつなさを増していく。
私の涙腺崩壊度は『エンドロール』よりも、圧倒的にこっちなのだ。

この日が特別だったわけではないけれど、
圭介の目の力に、何度も見蕩れてしまったなぁ。
そして、これと同じ目をつい最近見たことが思い出された。
オーディエンスの胸を射抜く、強くて真っ直ぐなまなざしの奥には、
決して満たされない狂おしいほどの渇望がのぞいている。
その狂気に惹きつけられてしまう。
私がバンドのボーカリストに求めてるものは、それなのかもしれない。

ビートモについて。
竹安が「聴いてるとキュンとなる・・・」と、その胸キュンを
反芻するように遠い目をしとったよ。

Gは「苗字の前にカタカナを持ってくる名前のヤツは信用できる」
と、ベースのジョニー柳川くんのことを言ってた。
ジョニーくんは、ベースのストラップエンドのところに
スカーフみたいな布(?)をぶら下げていたんだけれど、
そういうところも「いい!」と。
Gも昔、アメリカ南部の旗を脚に巻いたりしてたらしいから、
親近感がわくみたい。

両サイドの二人が口を揃えて「ああいうバンドをやりたかった」と
言うもんだから、圭介が拗ねちゃって、
「じゃあ、ビートモーターズに入れてもらえばいいじゃないか!」
「ホントは、こんな曲やりたくないな~と思ってるんだろ?」
「俺と小西は元々こういうのが演りたくてフラカンやってるんだ」
「俺たちは夢かなってるもん、なぁ?」と、振られたミスコニは
ドヤ顔で大きくうなづいていたよ。


ドッチ坊主大会
切符
チェスト
空想無宿
なれのはて
モンキー
地下室
また明日
エンドロール
夜空の太陽
NUDE CORE ROCK'N'ROLL
俺たちハタチ族

深夜高速
真冬の盆踊り



フラカンが後輩を可愛がってるのがよく伝わってきて、
いつになく、オトナにみえた対バンだったなー。



2014年12月7日日曜日

子供ばんど年忘れツアー。「来年こそガツンといくぜ!」2014@新宿BLAZE

「ありのままで~♪」いたら… あらっ、もう年末だ…!
子供ばんど年忘れツアー。「来年こそガツンといくぜ!」2014
2014年12月5日 新宿BLAZE 
開場:18:00  開演:19:00
前売5,500円/当日券6,000円(税込)+別途ドリンク代



気付けば前のライブから、もう半年以上たってしまったのね。
年とると、時間の流れる速度が本当に速いんだよねぇ。
おそるべきスピードで老いていくなぁ・・・。
ふぅ・・・。

今回のライブ、楽しみにしていたのは間違いないのだけれど、
個人的諸事情により、心から楽しむことができなかった。
残念・・・。
すぐ心にゆとりが無くなって、思いつめてしまうのが私の悪いクセ。
ダメだなぁ、器が小さいわ~。

そんなわけで、サラリと熱のない文章になってしまうけど、
べつに、若者に心奪われて上の空になってたとか、
そういうことではないからね。誤解なきよう。

セトリも覚えきれなかった。
気持ちがちょっと浮遊していたもんだから、仕方ないな。
まぁ、しばらくしたら、例のセットリスト公開サービスのサイト
アップされるだろうから、いいか。



ライブは『JUMPIN' JACK FLASH』からスタート。
快調にとばしていく。

トーベンさんはいつものプレベだけど、
今回は珍しく、エフェクターかけてたわ。歪み系のやつ。
私の立ち位置のせいも、もちろんあるけど、
やたらとベースの音がでっかくて、タニヘイさんの
ギターの音が遠かったな~。
そこでエフェクトなんてかけられちゃったら、
ますますもって、ベースの音の存在感ったらハンパなかったわ~。
ある意味、私にとっては幸せなことではあるのだが。

今日はベースが3本用意されていて、
ギブソンのSGベースも登場。
けど、これ、スケールがショートなんだね。
ネックが短いと、見た目に何か物足りない。
どうにも色気が足りんのだな~。

あと『朝』は、ライブで初めて聴いたんだけど、
こんなにカッコいい曲でしたっけ?と思ってしまったくらい。
重ためのビートに痺れた。

来年出す予定のアルバム。
今まで「子供ばんどらしさ」を基準に曲を作ってきたけど、
今回は、そういうものは取っ払って臨むそうだ。
さて、どんなのが出来るんでしょうね?ワクワクだね。

その中でタニヘイさんが作ってきた、インスト曲。
クリスマスがテーマの曲らしい。
まるでフュージョン・バンドみたいで、
たしかに、今までの子供ばんどではなかったパターンだ。

トーベンさんがソロでもよく歌っていた『君こそスターだ』
これも、次のアルバムに入れるってことなのかな?
弾き語りでは、結構しっとりと歌い上げる感じの曲だったけど、
ちゃんと(!?)ロックっぽくアレンジされてたので、
JICKが歌い始めても、トーベンさんっぽい曲だと思っただけだった。
サビを聴いて、やっと、おやおやこれは・・・と気付いた次第。
うーん、JICKの歌いこみがまだまだ足りんな~という印象。
っていうか、全体的にJICKの声の調子が悪かったように思うのだが、
風邪でもひいたかな?

ライブ終盤、『アル中~』の曲途中に、
ゆうさんのウクレレ弾き語りで『君といつまでも』が披露された。
ゆうさん、いい声してらっしゃるのよねぇ。
こういう遊びが入るとこが、たいへん子供ばんどらしい。
ステージの上のおじさん達、すごく楽しげ。
演者が楽しんでるのって、すごく大事。
そういうことは観客にすぐに伝わるからね。

アンコールはもちろん『踊ろじゃないか』
恒例の風船の演出もあったけど、個人的にはアレ苦手だわ。
足元に落ちたやつを踏んじゃうみたいで、あちこちで破裂音が・・・。
自分の近くで割れたらイヤだな~と、すごくビビっちゃうのだ。
ドキドキだぜ。(←悪い意味で)
あれがなくても、フロアは十分に盛り上がってると思うんだけどなぁ。
どうなんでしょうか???



まことに申し訳ないが、
不完全燃焼だったライブのことは、これくらいで勘弁してもらおうか。
誰のせいってわけじゃなく、全くの個人的事情なのよ。
ごめんねぇ。
(って、誰に謝ってんだか・・・)




2014年12月4日木曜日

爆音の中で黄金を見たか?

音楽を聴くというのは、純粋に音(サウンド)だけを
耳で拾う行為ではなくて、そこには聴き手の主観が必ず入る。
聴き手が頭の中で勝手にイメージを膨らませ、
音と重ね合わせて、そのイメージまみれになった音を
咀嚼して味わっているのだ。
そもそも、イメージを作り出す聴き手が存在しなければ、
ただの音の羅列、ノイズでしかなく、音楽という概念も存在しないだろう。

すぐれた音楽というのは、聴き手の頭に
どれだけ豊富なイメージを抱かせるかで決まるのだと思う。

・・・・・・・・・。

私のクールなキャラが崩壊しているというご指摘を受けまして、
ちょっと建て直してみましたが、いかがでしょうか?
・・・っていうか、私そんなキャラだったの???
素っ気ない文章を書くせいかな~?

まぁ、どんな風に思われててもいいのよ、私のことなんて。
なんてったて、愛を叫んじゃったからな~。
やらかしちまったな~、と思わなくもないけど、
書いてスッキリした部分もある。
これから長い目で、あの若者たちを(勝手に)応援していこうと
腹が据わりましたよ。

というわけなので、もうちょっとホトスプをネタに書いていい?
私が、彼らの音にどんなイメージを重ねたのかということを。
これを書き始めてる今の時点では、何のオチも
思いついてないので、書きながら考察していく感じだけど。


ライブでは、ただただロックンロールの勢いに飲まれ、
イノクチくんの目に射抜かれ、バンドの佇まいに見蕩れ、
圧倒的な熱量の渦の中に放り込まれてしまったので、
記憶があまりない。

ただ、ライブの後、「THREE MINUTES GOLD」を聴き返してみると、
感情移入の仕方がゴロッと変わってしまったのだ。
イマイチ、ピンとこなかった曲までビシバシと響いてくる。

とにかく、青臭いのだ。

かつて、自分が若かったときに抱えていた傲慢さや、正義感や、
焦燥感や、無力感・・・そういったもの全部をひっくるめて、
私の鼻先につきつけられてるような感覚になる。
その青臭さに対するノスタルジーと、それらを遠い過去に
置き去りにしたまま惰性で生きてることに対する罪悪感で、
胸がチクリチクリと痛むのだ。
生きるということは、これほどに痛みを伴うことだったのか、
ということを思い出させてくれると同時に、
それを忘れていた自分の感性の鈍さに呆れたりもする。

とにかく、揺さぶられるのだ。

このインタビュー記事。
hotspring | INTERVIEW | WHAT's IN? WEB
インタビュアーが、やや上から目線なのが、どうも鼻について
引っかかるんだけど、言ってることは的を得ている。
イノクチくんの中に“ゆらぎ”を見て、そこが魅力だと言うあたり。
まったく、その通りだ。
私もその“ゆらぎ”に魅せられた口だ。

壊れやすいもの、移ろいやすいもの、不安定なものの中にこそ
美しいものを見出して、心惹かれるのは、人の性なのだろう。


ところで、ライブ後の物販で、1stアルバム「Electric Queen」
を買ったのだが、これを「THREE MINUTES GOLD」と
聴き比べてみると、更に見えてくるものがある。

この2枚の間に、ミニアルバム「VOID」を出しているけど、
まだ手に入れていないので、その隔たりがわかり易い。

東京へ出てきて最初に出したアルバムも、
ストレートでかっこいいロックンロールなんだけれど、
どこか無邪気で、人懐こさを感じる。
イノクチくんの声がささくれてはいるものの、
よい意味で能天気な響きもある。

それから、時間にすると2年か3年がたった「THREE MINUTES~」を聴くと、
その間、ぶつかって、足掻いて、もがいて
それでもロックンロールを信じて進んできた彼らの姿が
目に浮かぶようなのだ。

聴く人が聴けば、それは明らか。
それをこと細かに解説するなんて、無粋なことはやめておこう。


・・・で?
オチは?

とにかく、聴けばいいのだ。





私もまだちゃんと見てないのだけれど、
新しい動画がUPされてたので、貼っときます。

ちなみに、ボーカルの萌えポイントは「天国行きのチケット~♪」の
「ケット」の辺り。








2014年12月3日水曜日

ネットの片隅で愛を叫ぶ

察しのいい方はもう、これから私が何について書くか、
勘付いておられることでしょう。
・・・そう、その通り!
あの若者たちについて、語りたいのであるよ。

あー、またかよ・・・と呆れられてることでしょうが、
願わくば、しばしお付き合いいただければありがたい。
前にも言ったことあるけれど、恋の始めは、
誰彼かまわず話をきいてほしいものなのよ。



そもそもの始まりは、夜ストの三浦さんがツイッターで、
hotspringのことを「これがロックンロールだ!」というような
褒め方をしてて、そういえば、福岡のtokageさんが、
以前ブログで絶賛してたなぁ、と思い出したのだった。

このお二人のバンドを見る審美眼(眼じゃなく耳かな?)を
私はかなり信頼しているので、これは要チェックだな、と。
で、tokageさんに最新アルバムをお借りして、
ほうほう、こりゃ活きのいいロックンロールバンドだわ、と
ライブで観られるのを楽しみにしていたのだ。

そのライブでの感動は、前述のとおり。
あれでも、かなり抑え気味に書いたつもりだ。
それが書き足りなかったせいで、この文章を書いてるわけだが。
なので、その書ききれなかった部分を書きつつ、
愛を叫ぶぞー!



開演前、レッドクロスのビール(エビス)をキメながら、
まだ少しガランとしてるフロアを見渡すと、
一人の若者が目に止まった。
事前にビジュアルまでは確認してなかったんだけど、
ジャケ写の他、数枚のアー写だけは見たことがあったので、
それがhotspringのメンバー(たぶんボーカル)だとわかった。
そのときの“たぶんボーカル”の男の子の表情が、
本番前の緊張と放心の間を彷徨っているような顔つきが、
ずっと目に焼きついて、今も忘れられない。
後で思えば、このときすでに恋が始まっていたのかもしれないな。
・・・なんてことを恥ずかしげもなく思ってしまう45才。
イタくてすいません。

その後観たライブに心を打たれたからこそ、
この光景が忘れ難いものとして、心のハードディスクに
保存されたのだということは、説明しなくてもいいよね。
(説明しちゃったけど)

そして、心配になる。
20代の若くてカッコいい男の子が、私なんかが夢中になるような
ある意味古臭いロックンロールバンドなんてやってていいのか。
若い女の子のファンなんてつかないかも・・・。
人気が出なくて苦労するかも・・・。

若くて駆け出しのバンドマンなら、みんな悩むだろう。
自分たちがカッコいいと信じてやってることは、間違ってるのか?
自分たちの鳴らす音楽は、どこかへちゃんと届いているのか?
そんな不安を抱えながら、日々暮らしていることだろう。

だから、いい歳をして、ネットの片隅で叫ぶしかないのだ。
君たちの音は、ちゃんと私の胸に届いたよ、と。
それは45才のオバちゃんが感動して涙するくらいの力は持っていたよ、と。

個人的にメールでも送って伝えればいいのかもしれないけど、
それこそ、いい歳して、そんな恥ずかしいもの書けんわ!
ファンレターなんて、ラブレターと一緒だから!



カッコいいPV ↓↓




でも、映像がカッコよすぎて、本当に彼らが伝えたいことや
彼らの音楽の良さが前面に出てないような気がして・・・。

つまり、バンドの真価はライブにあり!ということが言いたいわけで、
ロックンロールなんていう野蛮な音楽が好きな方々には、
是非一度、ライブハウスで、その衝撃を体験していただきたい。
よろしくお願いします!(←勝手に身内気取りで、すんません)





よく「間に合わなかった」って言うでしょ?
「ブルーハーツには間に合わなくて、ライブで見たことはない」とか
「バースデーは好きだけど、ミッシェルには間に合わなかったのが悔しい」
とか、そういうやつ。

バンドが解散しなくても、「あのどしゃ降りの野音」とか
「あの××との対バンのライブ」とか、後々語り継がれるようなライブ。
「間に合わなかったな~」と悔しく思うことってあるよね。

hotspringも、いつかそんな伝説を作るかもしれないよ。
今ならまだ間に合いますよ。




2014年12月2日火曜日

夜のストレンジャーズ/HONEY MAKER/hotspring@新宿レッドクロス

「TOP GEAR SHOW !!」
夜のストレンジャーズ/HONEY MAKER/hotspring
(O.A. ブラックミウラストーン)
11月30日(日) 新宿Red Cloth
Open 18:30/Start 19:00
前売¥2,200/当日¥2,500(+D代)



あれこれ書くとキリがなく、
怒涛の師走に宿題を溜めこむわけにはいかないので、
超カンタン更新とさせていただきます。



オープニングアクトは、
青森県の黒石出身、ブラックミウラストーン氏。
踊ろうマチルダさんみないな、しゃがれた声がブルージー。
アコギはガットギターだったかな?
短い持ち時間だったけど、味のある歌を聴かせてくれた。



hotspring
九州のあの方と夜ストの三浦さんが、絶賛してたので、
気になっていたバンド。
今回、三浦さんからのラブコールで今日の顔合わせが実現したらしい。
私も事前に秘密ルートで手に入れた音源が気に入っていたので、
そりゃもう、この日を楽しみににしていたのだ。

大分出身の4人組。
まだ20代半ばくらい、なのかな?
ステージに立った姿がカッコいい。絵になるな~。
そして、やたらめったっらロックンロール!
ひたむきなロックンロール愛がステージから迸ってる。
青臭く、頑なで、どうしようもなくキラキラしてて、
胸苦しいほどせつなくなって、泣けてきた。

威勢のいいロックンロールを聴きながら、
薄暗いフロアの隅っこで泣いてたアホなオバちゃんは私です。

ボーカルのイノクチくんの、濁りのないまっすぐな瞳が、
それはそれは美しくて、更に泣けた。
その瞳が、いつまでもそのままの色で輝いてくれたらいいなぁ。
思わず、そう祈らずにはいられなかった。



HONEY MAKER
サポートドラムは、元・片山ブレイカーズの大樹くんだったので
ちょっとビックリした。
京都は今、ドラマーの求人が多いみたい・・・。

正直なところ、あまりにもhotspringに心揺さぶられたので、
これで帰ってしまおうか、なんてこと考えたりした。
どんなライブも、色褪せて見えるような気がして。

それが、まぁ、あら不思議。
いや、不思議でも何でもなく、HONEY MAKERさんが
素晴らしいライブをしてくれたからなんだけど、
すごく楽しかったのだ。

前に観たときも、かっこいいロックンロールバンドだと思ったけど、
今回はそれ以上に、熱いなぁ、と感じた。
ステージからの熱量がジリジリと伝わってくる上に、
のせ上手ときたもんだから、もう踊らされるがまま。
いやー、帰らなくてよかったー。



夜のストレンジャーズ
いきなり『BACK TO THE ROCK'n'ROLL WORLD』から
スタートしたことに驚いた。
そういえば、さっきhotspringも
「ウィルコ・ジョンソン、マシンガン・ギター♪」って
歌ってたではないか・・・。
まるで、それに呼応するように、この曲が一曲目とは・・・。
ただでさえ涙腺壊れてるところに、こんなことされたら、
胸熱で息が止まりそうになる。

新曲を交えつつのセトリは、鉄板といえば鉄板なんだけれど、
やっぱり、いつも以上に熱く感じたのは、
私の気のせいだろうか?

「今日は、いい催しですね」と三浦さん。
やっぱり、好きなバンドとの対バンは嬉しいんだろうなぁ。
hospringに関しては「ファンなんです」とのこと。
「三浦雅也の中の乙女がキュンキュンする」んだそうですよ。
うんうん。わかるわ~、その感じ。

ライブ告知などは、マキ子さんの方から。
風邪ですかね、ハスキーヴォイスになっていたんだけれど、
歌うのには問題なかったようで、ひと安心。

アンコールは、まずギターの変則チューニングから。
ということはアレですよ、アレ。

三浦さんは現在断酒しているらしいけれど、
(ご本人曰く)アル中だった頃に作った『俺が便所に~』は、
夜スト初期の大ヒットナンバー。
ブギ大臣の名にふさわしいこの名曲を、この日もキレッキレの
パフォーマンスで魅せてくれた。

終わりそうで終わらない、エンドレス感がたまらん。
最後の最後、珍しくマシンガン・ギターのポーズも
さりげなくやってたよね。
なんか嬉しい。


BACK TO THE ROCK'n'ROLL WORLD
ソウルフリーター
レッツツイストアゲイン
ブギーウォーク(新曲)
水晶の夜
テレサ
あなたとシャララ
遠い帰り道
Rollin' Stone
ウォーキングブルース(新曲)
泥の川
I LOVE ROCK'N'ROLL
サムクックで踊ろう
ヤング&ヒッピー

俺が便所に行ってる間に俺のビール飲んだのどいつだ



飽くまでも私の想像だけれど、hotspringの熱演の火が、
その後に続くバンドにも燃え移ったんじゃないだろうか?
少なくとも私にはそう見えたよ。



<追記>
余りにもhotspringに記述が偏り過ぎとのご指摘を受けまして、
反省いたしました。
そう、私は夜スト目当てでライブに行ったのでした。
さんざん盛り上がっておいて、熱のない書き方になったこと、
たいへん申し訳なく思っております。

なので、ちょこっとだけ本文に加筆して、
hotspring度を薄めてみたのですが、どうでしょうか。
あんまり変わってないか・・・。