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2013年12月31日火曜日

&SCENE 手創り市@養源寺

&SCENE 手創り市
12月22日(日)  東京・駒込 養源寺
養源寺 本堂LIVE
出演:かみぬまゆうたろう/沢田ナオヤ
[時間]open/start 13:00/13:30
[料金]入場無料(投げ銭制)



なんとか年内に、かみぬまくんの生歌が聴きたくて、
お寺でのフリーライブへ。

場所はお寺の本堂。
ご本尊様の真ん前がステージ。

ライブはかみぬまくんから。
セッティングの関係なのか、珍しくエレアコで。
やっぱりいいなぁ、かみぬまくんの歌声。
で、ちょいちょい色っぽい(エロい?)歌詞があって、
それがお寺の本堂に響き渡るのが、不謹慎だけれども
爽快な気分がした。

なぜか、今度発売されるアルバムに入らなかった
『欲張りな男』が聴けたのが嬉しかったなぁ。
好きなのですよ、この曲。
やっぱり、ちょっとエロかったりするのだが。


シルエット
あかい町
おまえの汚い顔
あなたが眠っているうちに
欲張りな男
ぼくのたからもの
天気予報
私の恋人



そして、初めて観る沢田ナオヤさんが素敵だった。
『いかれたベイビー』とか『生活の柄』なんていう名曲の
カヴァーがカッコよかった。
でも、その歌い方はなんとなく、友部さんに似ている気がしたなぁ。
言葉を放り投げるような歌い方が。



寒い中を出かけていって大正解。

2013年12月30日月曜日

斎藤誠のクリスマスパラダイス!!@横浜THUMBS UP

「斎藤誠のクリスマスパラダイス!!」
12月21日(土) 横浜THUMBS UP
斎藤誠 with 角田俊介、柳沢二三男
OPEN 17:00 / START 18:00
ADV ¥4500 《SOLD OUT》



すっかり勘違いしていて、今回のライブ、
ふーみんさんと2人の編成だと思い込んでいたのだけれど、
角田さんもご一緒だったみたい。
勘違いとはいえ、なんだか得した気分になった。

この三人なので、息はバッチリ。
誠さんも、気を遣わずに、思う存分やりたいようにできるからか、
かなりリラックスしていたんじゃないだろうか。

『思い出の宝物』では、コーラスワークでも大活躍のお二人に、
「コーラスが得意ではない二人が、よく頑張ってくれてます」
という、誠さんからのお言葉もあった。

なんといっても今日のハイライトは『音楽友達』だったなぁ。
1989年にライブレコーディングしたアルバム「MAH MAH MAH」に
収録されたこの曲。
角田さんとふーみんさんももちろん参加されている。
編成はまったく違うけれども、このライブでは
そのアレンジをほぼ忠実に再現したという。
その言葉だけでも、なんだか感慨深い。
誠さんの歩いてきた年月を思って、じーんとしてしまった。
そういう歌だしね。

後半はアコギに歪み系のエフェクターをかけまくって、
ロックギターが炸裂しとった。
「こんなマーティンの使い方は間違ってる!」と
ご自分で言いながら、とっても楽しげだったよね。




ステキなロスタイム
PARIS STYLE
I NEED YOU ~永遠のブギー~
Paradise Soul
思い出の宝物
明日の空に
I sing my SONG FOR YOU
He is a DEMO.TAPE SONGWRITER
音楽友達

Don't Give It Up!
赤鼻のトナカイ ~ クリスマスの恋人達
Delicate
Change The World ~ Roll Over Beethoven
飛ばせドライバー
幸せの準備

How Long
リアルミー

Waltz In Blue


ちょっと早めだけれど、素敵なクリスマスをありがとう、誠さん。
アンコールの『リアルミー』が、私にとっては、
クリスマス・プレゼントだったなぁ。

2013年12月29日日曜日

湯川トーベン 4060ツアー千秋楽『勝手にベスト』発売記念ライブ@B.Y.G

湯川トーベン
★4060ツアー千秋楽『勝手にベスト』発売記念ライブ
2013年12月20日(金) 渋谷 B.Y.G
出演: 湯川トーベンvo.g/ おおはた雄一g/ 田嶋ともすけdr/ 岩見継吾b
開場:18:30/開演:19:30
前売:3,000円/当日:3,500円(ドリンク代別途要)



トーベンさんの弾き語りでスタート。
BYGという歴史のある場所でのライブ、感慨深そうであった。
若い頃、重たい機材を階段から苦労して、搬入、搬出して
バンドの練習をしてたらしい。

途中でおおはたくんとマヒトさんを呼び込む。
藤原マヒトさんは、飛び入り参加。
おおはたくんが潮音ちゃんに提供した曲『にじみ』は
前に、トーベンさんがカヴァーしたのを聴いて、
とてもいい曲だと思っていたのだけれど、それを今回、
本家の歌が聴けて大感激。
やっぱり、いいな~。おおはた節。

休憩後、バンドセットで。
ドラムのともすけくんは、最近結婚されたそうで、
トーベンさんに「新婚、新婚さん」と、ずいぶんと弄られていた。

このバンドが素晴らしかった。
軽快で朗らかで、最高にハッピーなサウンド。
お馴染みの曲が、新しい息吹を吹き込まれ瑞々しく響き、
私の心もウキウキと踊った。踊らされた。

おおはたくんとトーベンさんという組み合わせは、最強だなぁと思う。
自由自在で、最強のバンドマン魂を見せてもらった。
音楽を奏でることの悦びに満ち溢れたパフォーマンスだったもの。
ウッドベースの岩見さんも、ともすけくんも、ずっと笑顔だったし。

トーベンさんのいるところは、いつも温かいなぁ。


フォークロック
ぼんやり
風邪
秋の日に
パナヌファ
にじみ
いつもの珈琲
珈琲

僕はカラス
太陽の光
ドライヴ
お月さんが笑ってる
食パンとミルク
おはよう今日一日君は何してるの
アルマジロ
天国行きのバス
バンドマン・ブルース

ヨッパライの唄


2013年12月28日土曜日

師走のキチムで奇妙な夜@吉祥寺キチム

師走のキチムで奇妙な夜
2013年12月07日(土)吉祥寺 キチム
出演:奇妙礼太郎
開場 18:30 / 開演 19:30
前売¥3,000 / 当日¥3,500



ソールドアウトのキチムは、ギュウギュウっだった。
丸イスがぎっちりと詰めて並べられているので、
上着や手荷物を置き場にも困ってしまうほどであった。
しかし、この距離感がいいのだから、仕方ないなぁ。

一番、ひゅーっとなったのは『恋のダンシングシューズ』
アニメーションズのロックンロールナンバー。
まさか、弾き語りでやってくれるとは。
これが素晴らしかった。
天才バンドでやっているという『DANCE MUSIC FOR ME』も。
バラードもいいのだけれど、こういうバンドっぽいナンバーが
奇妙くんには合っているんじゃないかな。

カヴァー曲もたくさん。
『愛の讃歌』よかった…んだけど、キーが合わなかったようで。
最初からやり直したものの、途中でムニャムニャして
終わってしまったのが残念だったわ。
できれば、もう一度ちゃんと聴いてみたいなぁ。


MCでは、永ちゃんのライブ観にいくのを楽しみにしてると言ってた。
バックメンバー募集・・・発表のときとかドキドキする。
応募してないけど、って。

最後は諸々の事情があり、
「差し押さえ」でコール&レスポンスで盛り上がった。



天王寺ガール
吾輩は猫である
恋のマジック
黒い瞳
アイスクリーム
恋のダンシングシューズ
夜をつかまえて
MAKE IT BETTER
あなたただひとり
眠れないなあ
DANCE MUSIC FOR ME
愛の讃歌
Love Me Tender
お嫁においで
MOON RIVER
赤いスイートピー
SWEET MEMORIES
45回転
君が誰かの彼女になりくさっても
オー・シャンゼリゼ

I Will


2013年12月27日金曜日

子供ばんど 祝!結成40周年!ナヌッ、還暦?!ツアー2013@新宿BLAZE

『子供ばんど 祝!結成40周年!ナヌッ、還暦?!ツアー2013』
な~んと!25年ぶりに子供ばんどが全国ツアーやっちゃいます!
12/6(金)新宿 BLAZE
開場18:30 / 開演19:00
前売¥4,000 / 当日¥4,500 ※別途ドリンク代




とにかく楽しかった。
まるで夢を見ているような、フワフワと現実味のない感じが
家に帰ってもずっと続いていた。

いろいろと盛りだくさんのライブだったので、時間も長かった。
それでも、ぜんぜん飽きることはなくて、
むしろ「まだまだ足りない!もっと演ってくれ~!」と言いたかったくらい。



なぜか、あまちゃんのテーマ曲をSEにして、メンバー4人が登場。
今日の衣装は、モノクロプリントのシャツとブラックウォッチのパンツ。
カワイイなぁ。
アウトドアブランドのCHUMSのもののようだ。
今回のツアーGOODSでもコラボしていて、
確かにカワイイのだけれど、お値段の方はぜんぜんカワイくないので
貧乏性の私には手が出せなかったのである。

ニューアルバムからの曲を中心に数曲演った後、
あんまり聴いた覚えのないイントロが始まり、
ひょっとして・・・これは、もしや・・・!?と思っていると、予想通り、
サビのところで「ちゃんちゃんばらばら」という歌詞が!
これがウワサの『ちゃんばらロックンロール』かっ!!!

CD化もされていないので、タイトルは知ってたけれど、
聴いたのは初めてだったのである。
ライブで演奏するのも、2、3回目くらい(再始動後は初!)で、
メンバーも緊張していたらしい。
そりゃ、貴重なもんを聴かせていただき、感激ですわ。

トーベンさんのベース、メインは使い込んだ味のあるプレベで、
途中、新しい水色のベースに持ち替えた。
でっかいボディ(というかネックがでかいのか)のキュートなルックス。
しかし、ライブ後半のブイブイいわせる場面は、やっぱりプレベだよね。
うんうん。

『生タマゴ』と『声をきかせて』で、ニューアルバムの収録曲は
コンプリートだったのかな。
(『サムライダマシー』は・・・前にオープニングのSEに使ってた)

ゆうさんが作った『声をきかせて』は、
このアルバム唯一のアコースティック曲。
というわけで、ゆうさんが前へ出てきて、12弦ギターを担当。
ふっくらした指で押弦する様が可愛らしかったですわ。(←指フェチ目線)
タニヘイさんもアコギで、トーベンさんはハープ+タンバリン。
ここ、私的に眼福なところ。
だって、トーベンさんのハープ姿、超かっこいい&色っぽいの!
やや被り気味のJICKをスルーしてガン見してしまった。
JICK、ごめんなさい。

で、タニヘイさんがギターソロで、ありゃりゃ・・・。
と、ちょっぴりトチってしまったところで、JICKが演奏を止め、
もう一回、ド頭からやり直すという事態が・・・。
オーディエンスとしては、2回聴けるのはおトク感がありますな。

ライブ中盤、子供ばんどのライブは一休みして、
タニヘイさんとゆうさんのバンド、GRANITE HOUSEがステージへ。
たしか、ボーカルのピーさんはタニヘイさんの弟さんだったはず。
正統派のハードロックといった感じで、カッコいい。
最後の曲は、トーベンさんに捧げる曲をタニヘイさんが書き、
ピーさんが歌詞を付けたんだとか。

そして、トーベンさんのソロ・コーナー。
ギターは、シグネイチャーmodelの茶太郎くん。
おおっ、ここでトーベンさんのソロが聴けてしまうなんて、素敵!
ツアーのタイトル「ナヌッ!?」のところは「オレのことだからね」とのこと。
「何を歌うかぜんぜん考えてないんだよ」・・・というのは、
いつもの調子。
『天国行きのバス』と『おはよう今日一日 君は何してるの』の
2曲を披露。
『おはよう~』では、コーラスのところで、
JICKと(なぜか)口笛太郎さん(!)も登場。
フロアもなかなか頑張って声出せてたはず。
子供ばんどファンの皆さんに、トーベンさんのソロ活動を
知ってもらえたのは、とてもいいことだよなぁ。

ついにお待ちかねのスペシャル・ゲスト、CHABOの登場。
CHABOは、出てくるだけで、その場の空気がCHABOの色になってしまう。
とても軽やかで温かい。不思議だ。

JICKが選曲したというセトリは、

チャンスは今夜
打破
いい事ばかりはありゃしない


フロントの3人は、本当に嬉しそう。
(ゆうさんの顔は、よく見えなかったのでね)
CHABOに懐いている子犬のようで、
尻尾をブンブン振って大喜びしてるように見えてしまったよ。

『いい事ばかり~』は、いつ聴いても泣けてしまう名曲だ。
CHABOが歌うと、さらに格別。

子供ばんどライブ、後半戦。
JICKが電飾ギターを持って出てきたのは、
『ターザンの逆襲』のときだったっけ?
うんうん、らしくていい!
子供ばんどはこうじゃなくっちゃ、ね。

そうそう。
トーベンさんの『バンドマン・ブルース』を演ったのだよ。
すっかり、子供ばんどアレンジになってて、すごくよかった。

『踊ろじゃないか』では、フロアの後ろが大量の風船が飛んできた。
最前の柵前に風船が溜まる、溜まる。
でね、これがステージの床に留まっちゃうと、
演奏する側は、かなり邪魔になると思うのよ。
こういうとき、トーベンさんがSっぷりを発揮して、
邪魔な風船を蹴飛ばす感じが、たまらなく好きなのだ。
これ、伝わりにくいかな。
使い終わったハープが邪魔になって、舞台袖にポイっと放り投げたりとか、
とにかく、今、目の前のプレイの障害になるものを
冷酷なまでに排除しようとする態度が、しびれるほどクールなのだよ。
あー・・・。


55
Na.Na.Na.
頑張れ子供ばんど
のら猫
生タマゴ
ちゃんばらロックンロール
月下酔人
だからそばにいておくれ
ロックンロール・トゥナイト
DREAMIN'
声をきかせて
バンドマン・ブルース
風来坊
ターザンの逆襲
アル中ロックンローラー
踊ろじゃないか

マネー
サマータイム・ブルース

カモン!絶好調!


最後に大事なことをひとつだけ。
子供ばんどのグルーヴは、最高!

早くも次のツアーが待ち遠しいなぁ。


2013年12月11日水曜日

Rockland VS880-KS vol.18@CLUB251

"CLUB251 20th ANNIVERSARY"
~Rockland VS880-KS vol.18
杉本恭一/フラワーカンパニーズ
2012/11/27(Wed) 下北沢 CLUB251
OPEN18:30 / START19:00 
adv¥3,500(+1D) 【SOLD OUT!!】



“SOLD OUT”ですって。
週中の平日だというのに、フラカンやるじゃん!
・・・と思っていたのだけれど、あれれ?
フラカンの人気でSOLD OUTというわけではなかったようで・・・。

当然、フラカンが先攻。
フロアの後方の状況がどうだったのかは、よくわからないけど、
前から5列目辺りまでに限って言えば、かなりのアウェイ。

開演待ちのときから、なんとなくは感じていたけど、
その予想を上回るアウェイ感。
一曲目の『チェスト』で、手があんまり上がってなくて、
ひぇ~~~っ!!と、内心焦ってしまった。
こりゃ、頑張らねば!っと、ちょっと燃えたわ。
というわけで、通常の2割増し、いや3割増しで大きく動いた。

こういうアウェイなフロアを見渡すときの竹安の顔が好き。
眼鏡の奥がキラーンと光り、お客の顔を睥睨している。
「目にものみせてやる!」と、燃えているのが伝わってくる。
いいぞ、いいぞ。

圭介は、MCで恭一さんに対する敬語が、くどい。
そこまでへりくだらなくてもいいでしょ、というくらいに。
Gも「そこまで気を遣わなくても、恭一さんは、そんなことで
怒るような人じゃないだろ」と指摘したのだけれど、
圭介は「恭一さんは怖くないけど、お客さんが怖い」
「それも面と向かって言うんじゃなく、ネットに書き込んだりするでしょ?」
そういうのが怖いんだそうですよ。
温室育ちで(と自分で言ってた)打たれ弱いからって。

前日の夜1時頃から『火垂るの墓』を見始めて、
ずっと号泣しながら最後まで見た為、今日は目が腫れている。
いつもはもっと、くっきりとした二重なんですよ。
と、初めてのお客さんにアピールする圭介。
けど、いつもそんなもんじゃなかったっけ・・・?

「恭一さんがやってる“ユニット”のほぼ全部と
対バンしてるよね~」と圭介が言っていたのだけれど、
「それ“バンド”だろ?」とGに訂正された。
しかし、その後も「ユニット、ユニット」と言ってしまう圭介。
後に、恭一さんのMCでも、この「ユニット」発言が弄られていよ。


チェスト
アンテな
SO LIFE
冬のにおい
ロックンロール
ロスタイム
この胸の中だけ
エンドロール
あったかいコーヒー
夜空の太陽
NUDO CORE ROCK'N'ROLL
恋をしましょう


今季初の『冬のにおい』と『あったかいコーヒー』で
冬の到来を実感した。
季節感のあるいいセトリだったな~。




恭一さんのバンドは4ピース。
他のメンバーはよく知らないけれど、ベースはMOON・BEAMの有江さん!
やっぱり、有江さんのグルーヴは凄かった。
ブンブンと気持ちよく踊らされてしまう音だ。
チラッと見えたベースは、ジャズベだったかな。
たしかに、私が聴き馴染んでるプレベとは違う響きだったもんなぁ。

もちろん、恭一さんのギターもカッコよかった。
テレキャスをギャンギャンと掻き鳴らし、
フロアを煽るステージングが、憎らしいほど様になってる。
力強くて迫力のある歌声も素敵。

こういうギターロックは、大好物だ。
曲なんて全然知らなくても、飽きることなく
最後まで魅せられっぱなし。

ふと気付くと、圭介と竹安が、フロア横の通路まで出てきて、
恭一さんのステージを観ていた。
そうだよね、カッコいいし、勉強になるよね。
うんうん。
いい対バンだったな~。




まさかのこの数日後に、あんなことになるとは思いもしなかったよ・・・。
圭介の声、ちゃんと出てたのになぁ。


2013年12月10日火曜日

水中、それは苦しい「カニと選んだ百人一首ベスト60」@スナック藤

水中、それは苦しい「カニと選んだ百人一首ベスト60」
11/23(土・祝) スナック藤
18:00スタート
チケット4000円(先着20名)
★飲み放題、ママの特製カレーとおつまみ付き
★ライブ後は水中メンバーとカラオケあり



「スタンディングのライブだなんて野蛮なものは卒業して、
大人の女性にふさわしく、エレガントなディナーショーに
行きましょうよ」とセレブなご婦人にお誘いいただいて、
初のディナーショー(食事付きリサイタル)へ
行ってまいりましたのよ。
オホホホ・・・・・・・・。

というは、もちろんウソだが。

水中、それは苦しいのライブは初めて。
スナックでのライブも初めて。
カレー食べながらのライブも初めて。(※フェスは除く)
という、初めて尽くしの経験をさせてもらったのである。



荒木町というディープな場所に店を構えるスナック藤。
これだけでも、ドキドキだ。

リハが押したので、6時を少し過ぎてから入店。
そこは、イメージどおりの“スナック”であった。
妙に懐かしい。

実は、私の母がその昔、スナックをやってた時期がある。
しかし、店をきっちり経営をする才覚に恵まれていなかったので、
あっという間に閉めてしまったのだけれど。
当時は、母親が水商売をやってることで、周囲に対して
引け目を感じたりする年頃だったので、その懐かしさには、
ちょっとした嫌悪感も含まれていたりするのだが・・・。
まぁ、そういうこと全部ひっくるめて、懐かしく思った。

枝豆とチョリソーが出てきて、
それをつまみにビールをガブガブ飲んじゃったので、
メインのカレーが入らなくなるかと思った。
でも、美味しかったので詰め込んじゃった。



さて、ライブ。
お店の真ん中にメンバー3人が立つ。
ボーカルのジョニー大蔵大臣氏は、5月のパンダ音楽祭以来。
甘いマスクのセクシーパスタ林三氏(ヴァイオリン)と、
サイボーグちっくなアナーキー吉田氏(ドラム)は
今回初めてお顔を拝見いたしましたよ。

ドラムセットが小さくて、スティックも菜箸のような細さ。
休憩中にちょこっと吉田氏に尋ねると、子供用のドラムなのだとか。
スペースの関係のようだけれど、スティックが細くて
叩きにくいと言っておられた。
基本、ポーカーフェイスの吉田氏は左利きなのか、
セットの組み方が左右反対になっていたのだけれど、
ドラムの腕は凄腕であった。

音源を聴いていると、ジョニー氏の歌と、
林三氏の華麗なヴァオリンの音色に耳を奪われてしまってたので、
吉田氏がこれほどの凄腕ドラマーだとは気付かなかったのよ。
なんだか・・・申し訳ない。

林三氏のヴァイオリンは、
いわゆるエレキ・ヴァイオリンというモノなのでしょうか?
ボディが枠だけのスケルトンになってるやつでしたよ。

スナックなので、ボーカルのマイクは、カラオケ用のもの。
ヴァイオリンやギターはラインで録っていたから、
簡単なミキサーくらいは入れてたとは思うけれど、
それにしても、最終的な出音は、カラオケセットのスピーカー。
いやー、こんなんでちゃんとライブできるもんなんだねぇ。
凄いわ~。

セットリストは、ファンの方がツイートしておられたのを
コピペさせてもらいました。(無断ですいません)


1.小鳥酒
2.読者モデルに、俺はなる!
3.安めぐみのテーマ
4.マジで恋する5億年前
5.農業、校長、そして手品
6.おっと!オトタケ
7.新谷さん、犬つれて
8.暮らしと安全
9.ロシアの女
10.ブブカ
11.人物伝
12.まじんのおのようこ
13.カミングアウトの撤回
14.サイボーグ
15.セックス悲しいとき~(カバー?w)
16.JAM(イエモン替え歌)
17.あばれチンパンジーゲーム
18.めんた君のテーマ
19.魚卵の唄
20.どこかの折れたエンジェル
21.乙女の祈り
22.クフ王
23.悲しみサンバカーニバル
24.アゲインアゲイン
25.芸人の墓
26.ドラゴンボーイ


まぁ、盛りだくさん。
いきなり『小鳥酒』だし。
(これは、スナックの雰囲気にはピッタリだもんな)
まさか『クフ王』が生で聴けるとは!ちょっと感激。
個人的には、今年の流行語だから「く、ふ、ふ、ふ・・・」が!

15曲目は、いつもここからのネタのパクり・・・いや、オマージュで、
ジョニー氏と吉田氏がファイティングポーズで並んで立ち、
ジ「セックス悲しいとき~」→吉「セックス悲しいとき~」
というリフレイン芸なわけだけれど、
吉田氏に無理矢理下ネタを言わせる為の
羞恥プレイのような趣きで、なんとも楽しかったわ~。
(ええ、私はSですよ!)

リハと本番で、立ち位置を変更した為に、
ジョニー氏の足元にヴァイオリンのエフェクターが置いてあって、
ジョニー氏が次の曲へ行こうとする度に、
林三氏が制し、弓で(エフェクターのスイッチ!)と指示を出すのが
可笑しかった。

とにかく、笑った、笑った。
さすがですわ。ジョニー大蔵大臣。
歌もMCも、最高!
でも、面白いだけじゃなくて、どこかキュンとなるところが魅力。
ヴァイオリンの旋律が泣かせるのよね~。
『芸人の墓』なんて、泣けて泣けてしょうがない。

笑ったり、泣いたり、笑ったり、笑ったり・・・。
めちゃめちゃ濃密な時間を過ごせましたよ。
誘って下さったマダム、本当にありがとう。



考えてみれば、スナックで、水中さんのライブを観ている・・・
カレーを食べながら・・・って、かなりシュールだよな。

2013年11月29日金曜日

ヒロナリむちゃブリSession Vol.31@JIROKICHI

「ヒロナリむちゃブリSession Vol.31」
11月21日(木) 高円寺 JIROKICHI
出演:ヒロナリg/白崎映美(上々颱風)vo/伊東ミキオp/
サンコンJr.(ウルフルズ)dr/湯川トーベンb
OPEN 18:30 / START 19:30
CHARGE ¥2,700(ドリンク別)



高円寺のJIROKICHIといえば、老舗のライブハウスですわ。
いい雰囲気で、お酒が美味しく飲めるところ。
すっっっごく久しぶり(10年以上はご無沙汰してた)で
足を踏み入れたのだけれど、ぜんぜん変わってなかった。
妙に小奇麗になってなくて、安心したわ。

今回の異色の顔合わせについて。
ギターのヒロナリさん主催のセッションLIVEなので、
それぞれ個別には面識のある方々に集まってもらって・・・、
ということなのだろうと思っていたのだが、違ってた。
なんと、面識のない人にも声をかけていた!
ミッキーやサンコンは、今日が初対面なんだと!
それって凄くない!?




最初、白崎さん以外の4人が登場して、
まずはミッキーがメイン・ボーカルをとり、
その後、トーベンさんが『Like a Rolling Stone』を歌った。

トーベンさんはセンター。
本日の得物(ウェポン)は、新しい方のプレベ。
うーん、いい見晴らし!と、うっとりしてたのも束の間。
譜面台の罠にはまったことを知った。
キィィィーー!なんと憎らしい譜面台め!

今日は、トーベンさんが歌う場面はないかもしれない、と
思っていたので、とにかく歌が聴けて嬉しかった。
なにしろ、トーベンさんの声が恋しくて恋しくて仕方なく、
そろそろ禁断症状が出てきたし、歌は聴けなくても、
そのベースプレイだけでも観られればいいかな・・・と思って
JIROKICHIまでやって来たのだから。

そういえば、ベース弾きながらの『Like a Rolling Stone』は
初めて観たなぁ。

で、私、うっかりグランドピアノの真横の席に着いてしまい、
「ミッキーひとり占め!」みたいな感じになってしまって、
かなり恥ずかしかったのよ。
ミッキーがソロをとってお客さんが注目するようなシーンでは
邪魔にならないように、背中を丸めて小さくなってたのだけれど、
大丈夫だったかな?
私のせいで、ミッキーの姿が全然見えなかった
・・・という方がいらっしゃったかもしれないなぁ。
本当に申し訳ありません。

ボーカルの白崎映美さんが登場。
なんと形容すればいいだろうか・・・ナマハゲをモチーフにしたような
布の端切れを全身にぶら下げたような、奇抜な衣装とメイク。
あー、言葉では伝えきれない。
というわけで、画像を探したのだけれど、無断転載するのは
ためらわれるので、リンクだけ貼っときます。
http://www.marshallblog.jp/images/2013/11/11/120_2.jpg
http://www.marshallblog.jp/images/2013/11/11/80v.jpg

お客さんも、メンバーも、度胆を抜かれましたわ。

白崎さんも、ヒロナリさん以外の人とは初対面だったようで、
トーベンさんとサンコンには、その名前の由来を尋ねたらしい。
「どうして『トーベンさん』なんですか?」って。
「どうして『サンコンさん』なんですか?」って。
まぁ、その答えを知ってる人は知ってるだろうし、
たいして面白い話でもない(!)ので、ここでは割愛。

そして、
「ミキオさんはニックネームとか、呼び名はないんですか?」
と尋ねると、当然「ミッキー」と答えますわ。
「自分のこと『ミッキー』って…恥ずかしげもなく言えるわね」
と、ちょっと弄られてましたわ。

女性ボーカルが苦手なことは、ここでも散々言ってた。
なので、ちょっと心配だったのよねー。
上々颱風は、もちろん知っているけど、白崎さんのことは
よく知らなかったし。
しかし、大丈夫だった。
オリジナルの歌とか、洋楽のカヴァーとか、
とにかく歌詞(訳詞)が面白いし、パフォーマンスが
楽しいったらありゃしない。
さすがはベテラン、と思わせる堂々とした魅せ方で。

で、これまた私、白崎さんのカブリツキのような場所でして、
何度も私の目を見て歌ってくれたりなんかして、
白崎ファンの皆様に申し訳なかったですわ。

なんといっても、楽譜を確認するトーベンさんが新鮮で、
白崎さんの目を盗むようにして、チラチラと見ていた。
こういうセッション、あまり馴染みのない顔合わせの人達と
いっしょに音を出すこと、トーベンさんは大好きなんだよね。
ドラムのサンコンに視線をおくって、タイミング計ったりするときの
その表情の楽しそうなこと。
観ていて、キュンキュンしちゃいましたわ。

もちろん、他の皆さんのプレイも、ちゃんと堪能したのよ。

ヒロナリさんのギターはブルージー。
キレイなクリーントーン。
これが・・・ちょっと・・・私には綺麗すぎた。
もっと、ガツンと歪ませた音が欲しい場面が幾つかあったのよ。
あー、でも、こればっかりは好みだからなぁ・・・。
ギターソロはカッコ良かったけどなぁ・・・。

ミッキーのロックンロールなピアノは大好き。
ただ、近すぎて緊張してしまったけれど。

サンコンのドラム、意外と・・・なんていうと失礼かもしれないけど、
シャッフル系のリズムが得意なのかな?という気がした。
叩きはじめると、素のときより3段階くらい男前度が上がるよね。



この一夜限りのセッション、なかなか乙なもんでございました。
ミュージシャン達自身が、楽しんでいて、
その興奮がフロア全体に伝播していく感じが、いいのですよ。


2013年11月26日火曜日

うつみようこ&YOKOLOCO BAND@Zher the ZOO YOYOGI

<うつみようこ&YOKOLOCO BAND ワンマン!>
11月20日(水)Zher the ZOO YOYOGI
うつみようこ&YOKOLOCO BAND
OPEN/START:19:00/19:30
料金:adv ¥3,500+D/ day ¥4,000+D



今まで、いろいろなバンドのライブを観てきた。
けど、まぁ、ヨコロコほど、
毎回毎回ハズすことなく楽しませてくれるバンドは、
なかなか居ないんじゃないかと思うなぁ。
驚異の安定感!

で、この安定感の源は、やっぱり、ようこさんなんやろうね。
例えば風邪ひいて「調子悪いわ~」と言ってるときでも、
めっちゃめちゃ声出てるからね。

あっ、セットリスト、思い出すのは放棄しましたよ。
新曲もけっこうやってたしね~。
未だに、曲とタイトルが一致しないことが多いし。
横文字に激弱な私の脳。


『Sometimes I Feel Like a Motherless Child』は、
いつ聴いてもカッコよくて痺れる。
竹安は、私の欲する間を熟知しているのではないか、
と思ってしまうようなギターソロを聴かせてくれるから。
あー、好きだ・・・竹安。(いや、ギターのことですよ)

『Rockin'』が沁みたなぁ。
これ聴くと、純也のことを思い出す。
確か前に、名曲だといって絶賛してた記憶があるのだけれど、
本当にいい曲だ。


この前のライブでレコーディングの話が出てたけれど、
ついにリリースするらしい、来年の3月頃に。
でもって、その時期に下北辺りでライブをするらしい。
いわゆる、レコ発ライブってことでしょうね。
これは、本当に嬉しいぜっ!

で、今回のミックスは奥野さんが担当したらしい。
エンジニア・デビューですと。
そういえば、オクノミクス・・・なんてダジャレを前に言ってたね~。
ギャラは「30・・・くらいで」と奥野さんが言うと、
「えっ!?30円でええの?」「チロルくらいしか買われへん」
なんてやり取りもあったっけ。
あっ、本日のオープニングSEも奥野さんが作ったんだって。


下手側、奥野さん見放題の場所にいたのだが、
Gと目が合いすぎる。
そんなに私のこと見てくれなくても、いーよー。

終盤はこの下手ボーイズ(と名付けてみました)の二人が
はっちゃけまくるわけだ。いつものことだけど。
奥野さんは、キーボードの上に載りたがるよねぇ。
危ないっつーのに。
すぐにQ太郎さんが駆け寄ってくれるので、安心だけれど。

あとは、竹安の曖昧な貼りつけたような笑顔がいっぱい見られたな。
ようこさんに弄られるの大好きなんだろうなぁ。
っていうか、ようこさんのこと好き好き光線出しすぎ。
ギターソロのときも、ガオーって向かって行ってるもんね。
肝心のようこさんは、反対側向いてて気付いてなくて、
なぜか見てる私が、あぁぁ・・・と胸を痛めてみたり。
「ようこさ~ん、竹安を見てあげてぇ~!」


あまりの安定感ゆえに、あんまり書くことがないわ。

気持ちのよいグルーヴに踊らされた。
ただそれだけのこと、なのだ。




***************************


追記。
大事なこと書くのを忘れてた。
初めて聴いた新曲の中で、竹安が!竹安一人が!
「オーオーオー♪」と低い声で、コーラスしていたのだよ。
ちゃんと声聴こえたし!

・・・あー、ビックリした。
ビックリしすぎて、記憶から消し去るところだったわ。


2013年11月21日木曜日

"BACK TO THE ROCK'n'ROLL WORLD"発売記念 夜のストレンジャーズ ワンマンショー!@レッドクロス

8th アルバム"BACK TO THE ROCK'n'ROLL WORLD"発売記念
夜のストレンジャーズ ワンマンショー!
11/16(土)新宿 レッドクロス
OPEN 18:30 / START 19:00
前売り2,500円(D別) / 当日2,800円(D別)



夜ストのワンマン、久しぶりだ。
みなさん、衣装が新しくなっていた。
ミウラさんのスーツはゴールド!?なのかなぁ。
キラキラ眩いほどではないものの、さりげない光沢がゴージャス。

マキ子さんのベースもフェンダーのものになっていた。
前のより重いらしいけど、最期まで持ち堪えておられた。



かなりテキトーではあるけど、セットリストを思い出せるかぎり
書き出してみると、本編だけで30曲超えで、
新譜の曲は、もちろん全曲演った。
いつもながら、ワンマンでは、出し惜しみなく
たっぷりと聴かせてもらえるのが嬉しいね~。

そして、今回はなんと、録音にも参加したミュージシャンが、
ライブにも出演してくれるという豪華版。


まだまだライブの序盤というところで、
オイスカのヨシオさん登場。
実は、今日、ロフトでオイスカのライブがあるというのに、
その出番前に来てくれたそうだ。
本当なら、もっと盛り上がった後に出てもらうべきなんだろうけど、
そういう事情で、早々の登場ということになったらしい。

ヨシオさんのサックス、綺麗な模様が刻まれていてカッコいい。
曲は『アクション』と『あの夏のワルツ』
ソロ部分になると、自分でマイクスタンドを持って、
前の方に出てきてくれたりして、気が利いてますわ。

『アクション』は、レコーディングの前からライブで聴いていたが、
サックスが入ると一段といいわ。
ソウルな匂いが立ち込めるようなのだ。

今日の『砂浜』良かったなぁ。
マキ子さんのベースが弾んでて、とても気持ち良かった。
そういえば、今日のマキ子さん、全体的ににこやかだったなぁ。
なんかノリにノッてるという雰囲気だったよね~。

中盤で、JUNIORのGOさんとKATZEさんの二人が登場。
JUNIORのことは全然知らなくて、今回の音源を聴いて、
アイリッシュっぽい音楽を演る人たちだということは
薄っすらと理解していたのだが、お二人のいでたちを見て、
正真正銘のアイリッシュだと確信。
タータンチェックのスカートにハイソックスという
正装だったから、うおー!となったわ。(←意味不明)

GOさんの楽器はティン・ホイッスルというものらしい。
フルートとリコーダーを混ぜたみたいな音がする。
KATZEさんは、アコーディオン。

アルバムのラストを飾る『I LOVE ROCK'N'ROLL』は、
お二人の名演もあって、とっても軽快でピースフルな
音に仕上がっている。
それをライブで聴ける幸せといったら、もう・・・。
最後の「アイラブロックンロール!」のコールが
バシッと決まった瞬間の爽快感は、なんなのだろう。
まるで何かをやり遂げたかのような達成感まで、
ほんのり味わってしまった気がする。
あー、気持ちいい。

『夜汽車のシャララ』のときだったか、
ミウラさんの左手が“バネ指”になってしまうという
アクシデントも発生したけれど、それでもミウラさんは
「調子がいい」「いい感じだ」「最高だ」というのを
連発しまくるくらいにご機嫌だった。

個人的に嬉しかったのは『TWIST FOR DROP OUT』
最近、全然演ってなくて、もうライブでは聴けない曲に
なってしまったと思ってたので、すごく嬉しかったな。
ライブで演ると、絶対盛り上がるんだよ~!
これからも、じゃんじゃんライブで演っていって欲しい曲。

フロアを煽るような台詞、
例えば「盛り上がっていくぜー!」みたいなことを
ミウラさんは言えないらしい。
きっと照れくさいのだろう。
そんなミウラさんの精一杯の煽り文句は、
「みなさん、ご自由に楽しんで下さい」

ライブも終盤、フロアの熱気も最高潮。
気付けば私の周り、野郎どもばかりが暴れていて、
一瞬気圧されて怯んでしまったけれど、
こっちだって、負けず劣らず熱くなっちゃってたので、
気にせず、やりたい放題踊りまくてやったわ。



WET FINGERS
Boogaloo Joe
ウィークエンドシャッフル
Lil' Christina
コンバースロック
最終バス
アクション
あの夏のワルツ
Still Crazy
Rollin' Stone
そばにいて
ソウルバーニングラブ
砂浜
HOLE IN MY HEART
ホームタウンボーイ
あなたとシャララ
夜汽車のシャララ
I LOVE ROCK'N'ROLL
遠い帰り道
愛する貴方の夢
陽の当たる場所
I Woke Up Crying
テレサ
NEW DAYS
ブギ大臣
プライベートな話をしよう
泥の川
サムクックで踊ろう
TWIST FOR DROP OUT
ヤング&ヒッピー
BACK TO THE ROCK'n'ROLL WORLD

It's A Beautiful Life
Big Fat Saturday Night

俺が便所に行ってる間に俺のビール飲んだのどいつだ



やっぱり、ブギを弾いてるときのミウラさんのドヤ顔が好きだわ。


2013年11月19日火曜日

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 ワンマンライブツアー2013@LIQUIDROOM

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
ワンマンライブツアー2013(仮)東京公演
11/15(金) 恵比寿LIQUIDROOM
開場 18:00 開演19:00
前売 ¥3,500-(税込・ドリンク代別途要)



イープラスの先行でチケット取ったら、200番台も後半。
まぁ、ゆるゆると後ろで観ればいっかぁ、ってことで、
開演の15分前くらいにスルッとフロアへIN。
後方の壇上へ。

タイトルにはなってないけれど、
新譜出したし、レコ発ツアーってことでよろしいかしら?



フロアの照明が落ちて、オープニング。
「奇妙礼太郎トラベルスイング楽団」というレトロな文字が
映し出され、ニュー・アルバムの最初のトラック
『DEBAYASHI ALL NIGHT』の音源がかかる。
観客の歓声が大きくなってきたところで、
SEから生演奏へ、さっと切り替わる。
わおーー!こういう演出、たまらんなぁ。
一気にテンションあがるーーー!

で、『どばどばどかん』のイントロで、奇妙礼太郎氏登場。
ビッグバンドを従えてるカリスマボーカリストという絵面に、
まるで映画を観ているような気分にさせられる。
違う。
映画じゃない、ショーだね。
これから、とびっきりのショーが始まるのだ。

セトリは、もはやトラベル・スタンダードとも言える
お馴染みのナンバーに、新曲たちが上手い具合に色を添えるような、
いいバランス。
っていうか、新曲たちの完成度が高いんだろうな。

ホーン隊・・・というか、主にトロンボーンの二人なんだろうけど、
上手くなってて、ビックリ。
ホーン・セクションの存在感が際立っていたもの。
あと、UJね。
彼のバンド内での存在感が大きくなったわー。
動丸くん(本名!)のトランペットも馴染んできた。

なんやかんやと入れ替わりの多い(というか出入り自由な)
バンドにも関わらず、すごくバンドらしくなった。
やっぱりレコーディングを経て、ギュッと固まってきたのかな。

『ヘイミスターソウルメン』は、
どうしてもキヨシローがダブってしまうなぁ。
グッとくる、いい曲。

大好きな曲だけれど、焦らしプレイのように
なかなかライブで聴けなかった『スイートソウルミュージック』
やっと聴けた・・・と思ったら、アレンジが変わってた。
台詞を言うように、こぼれ気味に歌う奇妙くんに
ゾワゾワっと鳥肌が立つ。

ちょっとショックなことがあった。
奇妙くんは、ちゃんと決められた歌詞どおりには歌わない。
それには慣れっこで、その場で溢れてくる言葉を載せて歌う
その即興性をライブでは楽しんでいるのだが、
『あの娘に会いにゆこう』の中で、
ヘタクソなジャズを歌う「あの娘」と「もう二度と会えない」
という筋書きなっていたのだ。
ええっ!そんなぁ・・・。
どこにでもいるような、ありふれた二人は、
お似合いのカップルだったんじゃないのか?
それは、現在進行形の話ではなくて、過去の思い出話だったのか?
ああぁ・・・。

・・・と、人知れずショックを受けてガーンとなってるところへ、
アクシデントに巻き込まれてしまった。
まぁ、詳細は書きませんが、かなりパニクってしまって、
次の曲も、その次の曲も、全然身が入りませんでしたわ。
そういうこともある。仕方ないね。

『オー・シャンゼリゼ』では、トミーが歌って、
奇妙くんがトロンボーンを鳴らす(一応、音は出てた)
というレアなシーンもあった。

アンコールは、「ビールをもう一杯~♪」という曲。
前のラママのときにも聴いたんだけれど、新曲?
前に聴いたときは、まるっきり奇妙くんが即興で
歌ってるのかと思ってたんだけど、
一応、ちゃんとした形の出来てる曲だったのね。



DEBAYASHI ALL NIGHT
どはどばどかん
タンバリア
機嫌なおしておくれよ
わるいひと
カトリーヌ
桜富士山
夏の匂い
ツイストで踊り明かそう
サン・トワ・マミー
ヘイミスターソウルメン
SWEET MEMORIES
スイートソウルミュージック
あの娘に会いにゆこう
仁義なき恋愛
赤いスイートピー
オンリーユー
星に願いを
銀色ピアス
オー・シャンゼリゼ

ビールをもう一杯(・・・?)


 
ライブは楽しい。
グダグダのユルユルMCとか、UJいじりとかも含めて。
奇妙くんによる松山千春のものまねまで見られたし。

しかし、ふっと見えてしまうのだ。
例えば「来い、来い、来い」とフロアを煽っているとき。
例えば、何度も同じフレーズをリフレインして歌うとき。
奇妙くんの中に、渇ききった荒野が果てしなく広がっているのが
チラリと見えてしまうことがあるのだ。
その瞬間、心が冷やっとして、宴の最中だというのに
泣き出したいような気持ちになる。

あれは何なのだろう?

それが知りたくて、またライブハウスへ行くんだろうな。
あの、冷え冷えととする感触はクセになる。
それは、ステージやフロアが熱くなればなるほど、
研ぎ澄まされた冷ややかさで、ぐさりと胸に突き刺さる。
陳腐な言い方をすれば、それが「感動」ってやつなのかもね。



2013年11月18日月曜日

TOWER RECORDS presents Otonano/Oto@O-EAST

"TOWER RECORDS presents Otonano/Oto"
11月14日(木)渋谷 O-EAST
出演:THE GROOVERS、武藤昭平 with ウエノコウジ、SCOOBIE DO
開場18時 / 開演19時
前売 3,200円(税込/ドリンク代別)



SCOOBIE DO
今日の若手№.1はスクービー。

今回の企画が「大人の音」ということなので、
いつものスクービーじゃない、オトナっぽい感じのライブを
依頼されたらしい。
つまり、普段どおりでは“大人”じゃなくて、今のところ
“暫定・大人”という位置づけになるらしい。

・・・というMCを聞くまでは、
「スクービーさん、路線変わったなぁ・・・」と本気で思ってた。
スクービーのコアなファンの方には、たまらん
レアなセトリだったのではないだろうか。

こんな渋くて、シックなスクービーも悪くない。
・・・けど、たまにしか彼らのライブを観ない私としては、
あのアゲアゲで熱いライブが、ちょっと恋しくなってしまったわ。
いや、これはこれでカッコいいんだけどね・・・。

大人といえばブルース。
冬のブルースといえば『スニーカーぶる~す』ということで、
めっちゃシャレオツなアレンジの『スニーカーぶる~す』を
聴かせてくれた。
ブルージーというより、ジャジーだったけどね。

松木リーダー、前よりカッコよくなったんじゃない?



武藤昭平 with ウエノコウジ
ウエノくん、よう喋るなぁ。
こんなに面白い男だったなんて、この武藤ウエノを見るまでは
ぜんぜん知らなかったよ。
みんなもそうでしょ?

自分の誕生日(来年の3月)に、熱海の温泉宿でのライブを
計画しているらしく、呑み放題食事付き一泊で29,000円だとか。
「どう?こういうの、みんな来る?」って。
その問いに対する反応がイマイチだったのを感じ取って、
「・・・考え直そうかな」って。

呑んだくれて、グダグダ喋ってるのは面白いのだけれど、
一旦、プレイが始まると、別人のように輝くんだなぁ。
ただの酔っ払いではない!
ただのアコースティック・ユニットでもない!
なんせ、二人ともリズム隊だから、
とことんパーカッシブに、ラテンのリズムを叩き出す。
ウエノくんが頭を振り乱しながら、
アコベをカッティングで刻むところが、たまらなくセクシィ。

武藤さんは、愛しげにガットギターを抱きしめ、
まるでダンスを踊るようにして、その愛器から
小気味のよいリズムを響かせる。

『スイート・タウン』の「この町にまた立ち寄りたい~♪」の
歌詞を変えて「この渋谷O-EASTに~~~♪」と
気持ち良さそうに武藤さんが歌ってるところに
「いやー、俺らにこの場所は大きすぎるでしょー」と
水をさすウエノくん。で、言いたいことだけ言い終えると、
「ハイ、どうぞ!」と、武藤さんにふっちゃうっていう自由さ。
いいコンビネーションですわ。

ウエノくんが、ずっと「一彦に怒られる」と言いながらも、
きっちりMCで喋りまくる感じが楽しげでよかった。



THE GROOVERS
グルーヴァーズは、いつもどおり。
いつもどおりが“オトナ”ってことなんだね~。

いつもより大きいステージが、よく似合っていた。
3ピースだから、小さいステージでも問題なく収まってしまうけど、
音のスケールからいくと、これくらいのステージが
実はちょうどいいのかもしれないなぁ。

オッサンばかりで、楽屋が臭い。
とくに、武藤ウエノは酒臭いし。
いい匂いがするのは、ナガイケくんだけです。
・・・だそうです。

一彦さんは、福原美穂ちゃんのサポートを一緒にやってるので、
ナガイケくんとは、かなり仲良しさんなんだよね~。

『スマイル』が良かったなぁ。
グレッチの音よりも、今のギターの音色が合ってる気がする。
磐石のリズム隊の上で、遊ばせてもらってるようなギターの音。
こういうのにゾクゾクしちゃうんだよー。

今日のバラードは『奇跡のバラッド』
これもたまらん。
乙女モードに入って、一彦さんを見つめる。
・・・その指を。(←所詮、変態です。)

お馴染みのグレッチが出てきて、ラスト・ナンバーは
『最後の煙草~』
えええぇ~っ、もう終わり!!?
あっという間だったわ。



放浪の運命
今を行け
スマイル
存在理由
無条件シンパシー
ロザリー
グッド・モーニング・シャングリラ
奇跡のバラッド
最後の煙草に火を点ける


 
アンコールは、松木リーダーと武藤さんも出てきて、
『SWEET JANE』が、ルー・リードに捧げられた。
一彦さんとリーダーのギターソロのかけ合いに痺れた。
やっぱりリーダー、前より男っぷりが上がってるよー。
見ててキュンキュンしちゃうじゃないかっ!

そうそう、もう一人、キュンキュンさせてくれる男がいた。
酔いどれステップで、タンバリンを華麗に叩く武藤さん!
ちゃんと歌うのかと思ったら、サビしか歌ってなかった。
一彦が歌う訳詞の歌詞カードを、熱心に覗き込んで、
フムフム・・・と納得したように頷いたりしてたのが、
可笑しいんだけど、可愛かった。

もー、酔っ払いのオッサンのくせに、なんてキュートなんだ!

・・・と、すっかり、武藤さんに心奪われてしまった次第。


2013年11月14日木曜日

【不完全版】フラワーカンパニーズ「上京20才まえ」@熊本 Django

フラワーカンパニーズ・ワンマンツアー
「上京20才まえ」
11月10日(日) 熊本 Django
OPEN / START 17:30 / 18:00
ADV / DOOR ¥3,500 / ¥4,000 (ドリンクチャージ別)  



いいサイズ感のハコだなぁ、Django。
ステージに直に柵があって、アーティストとフロアの距離ゼロ。
私の好きな、Queとかレッドクロスみたいな感じ。
ステージのサイズも同じくらいだな。
だからね、開演を待っているときからわかっていたのよ。
この日のライブが、すっごく熱いものになるだろうってことは。


はぐれ者讃歌
夜空の太陽
アンテな
ライトを消して走れ
上京19才
煮込んでロック
人生GOES ON
ビューティフルドリーマー
孤高の英雄
むき出しの赤い俺
日々のあぶく
この胸の中だけ
エンドロール
たましいによろしく
チェスト
NODE CORE ROCK'N'ROLL
脳内百景
YES,FUTURE
365歩のマーチ

ロスタイム
ロックンロール
恋をしましょう

深夜高速
真冬の盆踊り

サヨナラBABY



ご当地ネタってことで、
とにかく、くまモンが熱いライブだった。

圭介がプレゼントされたくまモンのぬいぐるみが、
腹話術で喋らされたり、ライブハウス中を飛び回ったり、
ゴミ箱に突っ込まれたり、ステージのセンターにいたり・・・。

キメの台詞まで「5人揃ってフラワーカンパニーズ!」ってなことに。
・・・くまモン、いつの間にかフラカンのメンバーになってた。
いつか、フラカングッズに、さりげなくくまモンのイラストが入るかも。

『日々のあぶく』のイントロのギターを弾くとき、
圭介の方へぐいっと近付いて、覗き込むようにしているのを見ると、
なんだかキュンと、胸がときめいてしまう。
ただ単に、自分のモニターにヴォーカルマイクを返してなくて
歌が聴こえにくいから、そうなってしまうんだろうけど。

そう、こういうギターから入るミドルテンポの曲、
実はちょっとドキドキしながら観ていることが多い。
ギターが走りそうな気がして、落ち着かないのだ。
(いつもギターが走ってる、とか、そういうわけではないのに、
なぜか、そういう妄想が湧いてくるのよ。竹安、ごめん)
でも、グレートのベースが入った途端に、そんなことは忘れてしまう。
ベースの音が、安定のグルーヴを供給してくれるから。
言い換えれば、その瞬間が気持ちいいったらないんだよね。

「新・フラカン入門」は、『日々のあぶく』と『たましいによろしく』に
もう一度スポットを当てたくて作ったんだとか。
いい曲だからもっと聴いてもらいたい、とグレート。
いや、ホント。私も名曲だと思いますよ。


今回のツアーの隠れテーマは「ワイヤレスマイクの可能性の追求」
なのではないだろうか?
というわけで、今日もヨサホりながらフロアへ下りる圭介。
真ん中よりやや後ろの辺りで、踏み台になるものがあったのか、
誰か屈強なファンが持ち上げてくれたのか、顔が見える高さにあった。
圭「こちらのフロアは、たいへん盛り上がってます。聴こえますか?」
グ「ハイ。なんでしょう?よく、聴こえません。鈴木さん?」
と、中継ごっこしたりして。


本日のアンコールはトリプルまで。
熱いライブの最後には『サヨナラBABY』がよく似合う。
ミスコニだけ残して一旦ステージを掃けるという
例の演出もやっとりました。
これまた、くまモン腹話術バージョンで。



【不完全版】フラワーカンパニーズ「上京20才まえ」@福岡BEAT STATION

フラワーカンパニーズ・ワンマンツアー
「上京20才まえ」
11月9日(土) 福岡 BEAT STATION
OPEN / START 17:30 / 18:00
ADV / DOOR ¥3,500 / ¥4,000 (ドリンクチャージ別)  



はるばる来たぜ、福岡。
九州というと、中学校の修学旅行で長崎へ行って以来、
この歳になるまで、足を踏み入れることがなかった。
コツコツと血の滲むような努力で、ANAのマイルを貯めて、
やっとここまで来ることができたのである。

本日のハコ、ビーステまでは、天神からバスで移動。
tokageさんがいるので、何にも考えず、ついて行くだけ。
楽ちん、楽ちん。

高架下のライブハウスということで、天井が高い。
フロア後方に2Fがあって、関係者席のような感じなのかな?
全体のキャパの割りにはステージ高があって、
最前列の柵からも距離がある。遠いな~。



馬鹿の最高
夜空の太陽
アンテな
フェイクでいこう
上京19才
煮込んでロック
なれのはて
ビューティフルドリーマー
はぐれ者
宙ぶらりんの君と僕
日々のあぶく
大人の子守唄
エンドロール
たましいによろしく
チェスト
恋をしましょう
脳内百景
YES,FUTURE
365歩のマーチ

ロスタイム
ロックンロール
終わらないツアー

深夜高速
真冬の盆踊り



まず気になったのが、お馴染みのフラカンのバックドロップが
シワシワだったこと。
ホリゾント照明に照らされると、目立つのよねー。

それと、竹安のズボン。
素材がよくわからないんだけど、とにかくセンタープレス!
色はライトグレーかな。
ライブ中、突然、ハッとこみ上げるように可笑しくなってきて、
一人笑いを噛み殺すことが度々。
ごめん、竹安。

あっ、Gは先日の恵比寿から冬服、Noオーバーオール。

今日もやっぱり、ワイヤレスマイクの圭介。
『盆踊り』でフロアに下りてきた。
けど、というか、やっぱり、埋もれてしまって見えない!
どこにいるんだ!?



MCは・・・
圭介の歯の話。
インプラントだと高い、40万くらいかかる・・・という話を延々と。

今年の流行語大賞は「じぇじぇじぇっ」「倍返し」「今でしょ」
「おもてなし」のうち、どれか?
4人で賭けよう!お金じゃなく、オーバーオールを!

福岡までのロングドライビング中、竹安が運転するとき
ひたすらオフコースを爆音でかけていた。
(しかも、ブレイクする前のヒット曲が一曲も入ってないやつ)
「ボリュームあげないと、自分が歌ってるのが聴こえちゃうから」

Gが『アンテな』の浸透率が低いというようなことを言ってボヤく。
(ええっ!私の周りはみんな、すっごい盛り上がってたのにぃ!)
久しぶりに自分が作った曲だから、かなり気にしているみたい。

竹安は、ウエストで一人もつ鍋で焼酎を飲むのが好き。
一人で鍋、が好き。



恵比寿のセトリと、だいたい同じだったせいもあるし、
ところどころ、ヴォーカルが聴こえにくかったせいもあるかな。
(私の位置取りの問題なんだろうけれど・・・)
楽しかったことには間違いないんだけど、あっさりとしてたというか、
なんとなく予定調和のような、当り障りのない印象だったかな。
うーん・・・。


2013年11月13日水曜日

フラワーカンパニーズ「上京20才まえ」@LIQUIDROOM

フラワーカンパニーズ・ワンマンツアー
「上京20才まえ」
10月30日(水) 恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN / START 18:00 / 19:00
ADV / DOOR ¥3,500 / ¥4,000 (ドリンクチャージ別)  



前日に謎の高熱を出して、ぶっ倒れてしまった。
謎・・・というほどのことではなく、ピアスホールの引っかき傷から
細菌が入ってしまったのが原因だということに、後から気づいた。
朝からリンパ腺が腫れていて、熱が出る前に医者で
抗生剤を出してもらってたので助かったな~。

当時の朝には、すっかり平熱になったけれど、
まだ体力には自信が持てなかったので、フロアの後方、
カウンターがある壇上で、まったりと参戦。

開演までの間、フロアが少しずつ埋まっていくのを見てるのは、
なかなか楽しかった。新鮮な光景。
そして、思いの外、ファン層が広いことを確認。
オッサンもいれば、若い娘もいるし、
結構バラエティに富んでいた。



まず最初に、おや?と思ったのは、圭介のマイク。
ワイヤレスだ!
これで、ステージを自由に動き回れるってこと、かな?

ちなみに、このワイヤレスマイクは借り物なので、
落としたりできないらしい。
・・・が!(これ以上は言いませんが、お察し下さい)

セトリは「新・フラカン入門」からの曲を中心に、
定番曲と古い曲を取り入れた感じかな?
当然『上京19才』は演るよね。ツアーのタイトルがあれなんだから。



夜空の太陽
アンテな
ライトを消して走れ
上京19才
煮込んでロック
なれのはて
ビューティフルドリーマー
はぐれ者讃歌
宙ぶらりんの君と僕
日々のあぶく
元少年の歌
大人の子守唄
エンドロール
たましいによろしく
くるったバナナ
脳内百景
チェスト
YES,FUTUER
365歩のマーチ

ロスタイム
ロックンロール
終わらないツアー

深夜高速
サヨナラBABY



今日のチケットは、若干枚数の当日券が出たものの、
ほぼSOLD OUTだったらしい。

グレートが、SOLD OUTという言葉への憧憬を語り出すと、
「そんなの簡単だよ。小さいハコばっかりで演ればSOLD OUTするよ」
と圭介。・・・たしかに。
  でも、そういうことじゃない。
  ライブハウスの前をたまたま通りかかったような人でも、
  いつでも誰もが思い立ったときに、ライブに来られる方がいい。
  ずっと、そういう状態にしておきたいんだよ。俺は。
  だから、SOLD OUTはイヤなんだよ。

というような、いい話を熱く圭介が話すと、
Gも「そうだな、俺がまちがえとった。鈴木の言うとおりだ」と
あっさりと賛同。
うん、うん、私もそう思う。
いつでも思い立ったときに行ける方が、ファンとしてもありがたいし、
フラッと行っても、楽しめるようなライブをして欲しいもの。

竹安が能年ちゃんにギターを貸し出したという、例の話。
圭介とGが盛り上げて話してるのに対して、
本人は「そっとしておいて欲しかった。楽屋で話せばいい」と言いつつも、
能年トークの間中、ニコニコとすっごい嬉しそうな顔してたよ。
圭介の話をちゃんと聞こうとして、耳に手を当てて
「ナンデスカ?」ポーズになってたもんなぁ。

名古屋の実家に帰ったとき、父親の元気がなくて心配した圭介。
「どうしたの?」と訊くと「あまロスだよ」と言われたとか。
さすが、圭介の父だ。
ちなみに、父はユイちゃん派らしい。

メンバー紹介で、竹安が「ミドル&スローな曲が続いたけど、
大丈夫ですか」と言ってしまうくらいの、中盤のセトリ。
ミストーンが目立つから緊張するらしいが、
私的には、ギターが裏の主役のような曲群は大好物。
とくに『たまよろ』が大好きだ。
今日も沁みたなぁ・・・。
最後にGが「ルー・リードに届いたような気がする」と
言ったのが印象的だった。

「新・フラカン入門」に入っている新曲のうち『ロスタイム』を
アンコールで。
正直、音源は3回くらいしか聴いていないし、
あんまりピンとこないな~、なんて思っていたのだけれど、
やっぱり生で聴くと、伝わってくるものが違う。
フラカンに関して言えば、新曲は音源よりもライブ先行で聴きたい。
その方が、断然いい。

今回、NOヨサホイ。
ラスト・ナンバーは『サヨナラBABY』
最後の最後、圭介が「どうもありがとう!フラワーカンパニーズでした!」
という〆の台詞をキメて、メンバーがステージから捌ける。
・・・とミスコニだけ、まだドラムの前に座っていて、
「まだ足りないよね?」(客、歓声&拍手)
「もうちょっと歌いたいよね?」(客、さらに大きい歓声)
「じゃ、もうちょっと演りましょう!」と、竹安、G、圭介が、
一人ずつステージに戻ってくるという・・・。
何、これ?打ち合わせしてたの?と思ったけど、
「これ、ヤラセじゃないからね」とミスコニ。
ええーーーっ!?そうなの?仕込みじゃないの?本当かなぁ。

まぁ、どっちでもいいか・・・と、大フィナーレの「らーららー♪」を
どっぷりと味わう。

メンバーがステージを去っていった後、
一言、圭介の声が聴こえたんだけど、なんて言ってたっけなぁ?
存分にワイヤレスマイクを堪能しているらしい。


2013年11月7日木曜日

THE GROOVERS/THE TON-UP MORTORS@ROCK JOINT GB

"69 Paradise"
THE GROOVERS/THE TON-UP MORTORS
10月27日(日)吉祥寺 ROCK JOINT GB
18:30開場/19:00開演
前売り3000円/当日3300円(ドリンク別)



まずはトンアップ。
前に観たときよりも、熱かったんじゃないか?
上杉くん曰く、GBは都内のライブハウスの中でも1、2を争う
ソウルステップが踏みやすいハコなんだとか。
ステージの床の滑りがいいので、ホントにステップがキレッキレ。
超カッコイー!!

なんだかよくわかんないけど、曲の途中で、上杉くんに指さされて
「オマエを泣かすぜ~!」って言われた・・・!!!
どうやら、そういう曲らしい・・・。
そこそこノリのよさそうな見かけない顔(対バン相手のファン)を
チョイスしているのだと思われる。
そこは、フロントマンとしての営業センスなんだろうな。
上杉くんの熱い視線を受け止めきれず、笑って下向いてしまったわ。
あー、ドキドキさせられた!

熱くて沸騰しまくりのステージ。
オバサンは感動して、ウルウルしっぱなしでしたわよ。
若い(私の中では40才未満という定義)バンドマンが汗まみれで
演ってる姿に弱いのですよ。
もちろん、その熱さが独りよがりのものであったり、
私には理解不能の彼方をを向いてるようなものだったら、
感動なんてせんよ。
その熱量が、しっかりと私の肌まで伝わってこないとね。

いいバンドだなぁ、と改めて認識した。




すっかり温まったフロアに、グルーヴァーズが登場。
打って変わって、クールな佇まいの3人。
貫禄を感じるなぁ。
そりゃ、トンアップくん達と比べたら、貫禄あって当然なんだけれど、
キャリアとかそういうことじゃなくて、ここ最近のライブでは
ドシッと構えた安定感を感じることが多くなった。

安定感というと“守り”のような響きだけれど、そうじゃない。
それとは正反対の、攻めの姿勢を感じるから不思議だ。

飛んでくるサーブを容赦なく打ち返すために、
スッと腰を落とすテニスプレイヤー。
或いは、間違いなく獲物を仕留めるために、
飛び掛る間合いを計っている肉食獣。
一気に攻めに転じる手前のギュッとエネルギーを溜め込んでいる気配。
そういった種類の張り詰めた安定感なのである。

つまり、クールに見せて中身は熱いってこと。
カッコいいぜ!

聴いたことないイントロのリフ。
「ここで新曲投下か!?」と、ひとり色めきたったのだが、
『フリージア』だった。
めちゃくちゃカッコいいアレンジだった。
まさに“攻めてる”って感じ。
でもって『ARROW』だし。
うわっ、めちゃめちゃ攻め込まれてる~!
私の腹筋が、ムギューっとなりっぱなし。

ラストの前に1曲、バラードを放り込んでくるのが
グルーヴァーズの流儀。
今回は久しぶりの『Lonsome~』
一彦さんの指弾きがたまらん。痺れる。

ラストナンバーは『狂おしき~』
あぁ、せつない・・・。



アンコールで、上杉くんを呼び入れてのセッション。
あの、眩いギンギラの衣装ではなく
黒のロング丈のジャケットを羽織り、シックな装いの上杉くん。
やっぱり、私服はオシャレさんなのね~。

曲は、サム・クックの『Bring It On Home To Me』
なんか最近、やたらとあちこちのライブで、この曲聴いてるなぁ。
ずっと、「Yeah~!」「Yeah~!」の掛け合いやってる気がするわ。

先輩の前で緊張気味の上杉くんだったけど、
やっぱり歌い始めると、堂々としたもんで、
あっついソウルフルな歌声をたっぷり聴かせてくれた。



Savanna
乱気流ガール
SPEED QUEEN
欠けた月が出ていた
存在理由
無条件シンパシー
今を行け
現在地
フリージア
ARROW
Lonsome in a crowd
狂おしきこの世界

無敵の日々
Bring It On Home To Me(w/上杉くん)

 
アンコールのセッション前のMCで、一彦さんが
「その日しか観られないセッションを、これからのライブでも
どんどん演っていこうと思ってます」
と言っていたのが、とても印象に残っている。

それは、最近のグルーヴァーズを見てて、
私が感じていたことを象徴するような言葉だと思った。
やはり“攻め”の体勢をとっているということだよね、バンドとして。
直裁に言うと「ライブの動員増やしていくぜー」てことだもんね。
そういう姿勢を示してくれたことが、
ファンとして、とても嬉しかったなぁ。

グルーヴァーズには、もっとガンガン突き進んでって欲しいのだ。

♪辿り着けない場所はない 目指せ~ 目指せ~♪



2013年11月6日水曜日

斎藤誠ライブ「PARADISE SOUL 30」@duo MUSIC EXCHANGE

斎藤誠ライブ「PARADISE SOUL 30」
斎藤誠(Vocal/Guitar)、成田昭彦(Percussion)、深町栄(Keyboard)、
片山敦夫(Keyboard)、角田俊介(Bass)、河村カースケ智康(Drums)、
柳沢二三男(Guitar)
10月20日(日) 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
16:30開場 18:30開演
6,000円(税込 整理番号付全自由 ドリンク別)
(17:00から「DOCOMO Presents THE SESSION」の生放送有り)



すっかり開場時刻を勘違いしていた為、
座席ゲットできず、立ち見となってしまった。
この日は、bayFMの誠さんのレギュラー番組「THE SESSION」の
公開生放送をライブ前のステージからお送りするという企画もあって、
オープンが早かったのだ。
17時からのオンエアだからね。

というわけで、長丁場を立ちっぱなしでのりきることになった。
しかし、まぁ、下手なとこ座るよりは
よっぽど見晴らしの良いポジションを確保できたので、
ライブ中はストレスフリーだった。

まずは、公開生放送がスタート。
今日のライブを観に来てくれた、Kくん、馬場俊英さんという
誠さんのニューアルバムにも参加されたお二人を
急遽ゲストに招いて、そのレコーディング秘話等のトーク。
とても短い時間だったので、
Kくんは、まだまだ喋り足りない様子だったなぁ。

生演奏は、ニューアルバムから、
パーカッションの成田さんと二人で『教えてパパ』
深町さんとは、マイク・カーブ・コングリゲーションの
『Sweet Gingerbread Man』のカヴァー。

エンディングは、フルメンバーで『幸せの準備』
ぐわーっと、テンションが上がったところで、放送は終了。
ニューアルバムの中でも一番ハッピーな曲を
あともう一回聴けるのかと思うと、トイレに並んでいる間も
ニヤニヤが止まらなかった。



誠さんのギターは、朱色のテレキャスが大活躍。
今回のアルバムでは、メインに使われているみたい。
ちなみに、ふーみんさんは水色のストラト。

ラジオのゲストのお二人は、当然、ライブにもゲスト出演。
そして、もう一人。
レコーディングに参加している山根麻以さんも、キターー!
きゃーー!
これはサプライズだし、嬉しかった!
なんて、かっこいいハスキーボイスなんだろう。
しびれるーー!
「きみとぼくのエンジェル」1曲だけで、
ステージを去っていってしまったのが残念。
せっかくだから、「OUR LOVE」での二人のデュエットを
ガッツリと聴いてみたかったわ。


Paradise Soul
I NEED YOU~永遠のブギー
明日の空に
ララル
B.L.T.
アメリカよいよい
思い出の宝物
バースデー
別に奇跡じゃないから
愛してるって言って
HOLDING ON
愛すべきCRAZY
幸せの準備
天気雨
Don't Give It Up!
きみとぼくのエンジェル
飛ばせドライバー
沸点

Oh! キャティー

moonshine



あれ?
セトリ、こんなもんだったっけ?
なんだか、もっと盛り沢山の内容だったような気がしてたんだけど、
ただの思い過ごしだろうか?
ラジオの公開生放送もあったからねー。



個人的な好みでいうと、今回のアルバムは好きだ。
永年のファンである私がいうのもアレなんだけれど、
これって稀なことなのである。
時間をかけて、馴染んでいって良さがわかってきて、
少しずつ好きになっていく・・・というのが、
ここ最近のアルバムのパターンだったんだけれど、
今度のは、最初に聴いたときから、
目の前がパーンと拓けるような明るさと爽快感に、すっかり虜になった。

誠さんのインタヴューを読んで、ちょっと納得。
3.11を越えたところから生まれたからこそ、
誠さんの描く“ハッピー”な景色が上滑りすることなく、
心の真ん中に着地したのだろう。



とにかく『PARADISE SOUL』は名盤。
そのことを確信したライブだったのである。



2013年11月1日金曜日

今だライドオン 何に乗るのか全然わからねーけど

初心に帰って、ここは自己満足の為のブログだということを
思い出してみようよ!
・・・もちろん、自分自身へ言っているのである。

「きちんとした起承転結のある文章を書きたい」だとか、
「多くの人に読んでもらいたい」だとか、
「誰かに何かを伝えたい」だなんて、傲慢なことを考えてしまうから、
どんどん書くのが億劫になっていくんじゃないか。
どんなに頭を捻ったって、そんなことできるわけないんだから、
もっと気楽に書き散らかせばいいんじゃないか?
自己満足なんだから。

というわけで、たった一人の絶対に裏切らない読者
「未来の私」のことだけを想定してブログを書く。
そのスタンスでいこうじゃないか。




※本日のタイトルと中身は、まったく関係なし。
私が圭介の天才っぷりに、一番ハッとした歌詞が、それ。



2013年10月28日月曜日

『秋はやっぱり、湯川トーベン!』 @下北沢LOFT

『秋はやっぱり、湯川トーベン!』
10月18(金) 下北沢LOFT
19:00open / 19:30start  
予約3000円 / 当日3500円
ゲスト:藤原マヒト(Piano) 


 
下北沢でのソロライブというと、leteの方がお馴染みだけれど、
1年に1、2度、このロフトでも演っている。
leteは全体のスペースが狭いせいもあって、
PA等は通さない生音でのアットホームなライブになるが、
当然、ロフトではPAを通すので、ライブハウスらしい
ステージが観られるのだ。
アップライトのピアノが置いてあるので、
なかなか見られないトーベンさんのピアノの弾き語りも
ここでは何度か見せてもらった。

前回、5月のロフトでのライブは、まさにニューアルバムの発売日で、
その収録曲をじゃんじゃん演っちゃう、
さながら、実演販売のようなライブだったんだよなぁ。
つまり、レコ発ライブ、ということなんだけれど、
見本市のように、目新しい曲たち(といっても、
ライブではお馴染みのものも多かったが)が並んだセットリストは
新鮮で面白かったなぁ・・・。

で、今回は鍵盤弾きのマヒトさんがゲスト。
これは、楽しいことにるぞーという予感がビシバシ。
非常に楽しみだったのである。



最初は、トーベンさん一人のステージ。
今日も12弦ギターが活躍している。
そのトーベンさんの後ろには、エピフォンのエレキが置かれていて、
出番を待っていた。
トーベンさんのエレキギター、最近聴いてないもんなぁ、と
私もその出番を焦がれるように待っていた。
・・・はずなんだけど、どの曲でエレキ使ったのか、忘れた!
なんという脆弱な記憶力。情けない。

ステップワゴンの歌で、古典的なロックンロールのフレーズを
弾くときの指が好き。
6弦の上で小指をグイっと伸ばしてるとこ。
少し負担のかかる動きというのは、色っぽく見えるものなのだ。
そういう意味に於いて、バレエ・ダンサーの美しさと似ているかもしれない。

『しょーもない僕~』は、本当にカッコいい曲だなぁ。
私は腹筋をむぎゅーっと捩らしていた。
あぁ、6弦のベンドが・・・、なんてメロメロになりながら。
アウトロもまた、凄まじいギターを掻き鳴らしつつ、マヒトさんを呼び込む。
マヒトさんのピアノが、ギターの音色の隙間に潜り込むように
じわりと入ってくる。
長い長いアウトロ。
こういう探り合いながらのセッションはエキサイティングで、
観ててドキドキさせられる感じがたまらない。

マヒトさんがソロ曲を一曲披露。
正式なタイトルはわからないけど、
サビが「ギャラ落とした~♪」という、せつない歌だった。
もちろん、実話である。
メロディーとマヒトさんの声とで、このせつなさが
何倍にも増幅されて、涙流しながら笑ってしまったわ。
マヒトさん、面白い~!

前回のleteで初披露された新曲『風邪のうた』を
マヒトさんが弾く12弦ギターとのアンサンブルで。
ちなみに、12弦ギターは「気合い」で弾くものなんだそうですよ。
テンションが高いから、押さえるのに力がいるみたい。
「ほら!こんなに(指先に)跡がついちゃったよ!」と、
マヒトさんが手をこちらに向けるので、どれどれ、と、
その指先をマジマジと拝見させていただきましたよ。
(そう、マヒトさんの真正面に座ってたのですよ!)

後はずっと、マヒトさんはピアノで参加。
ピアノの前に座ると、トーベンさんに背を向ける格好になるので、
ときどき、チラッと後ろを振り返りながら、
タイミングをはかってるマヒトさん見てたら、
ああ、この人もバンドマンだなぁ、としみじみさせられてしまった。
誰かと一緒に音を鳴らすことを心から楽しんでいる。
その表情でわかる。
いい顔なんだよねー。

潮音嬢のニューアルバムにも参加しているマヒトさん。
リリースは11月だそうだ。
そのアルバムに、おおはたくんが提供した『にじみ』という曲が
入っているそうなのだが、これをリリース前にカヴァーするお父さん。
いいのでしょうか?
一応、おおはたくんには了解を得たそうだけれど、
「はやっ!」と驚かれたらしい。
・・・だよね。
「いい曲だよね、おおはた節だよ」とトーベンさんが言うとおり、
とても、おおはたくんらしい素敵な曲だった。
優しさで包まれているけれど、とてもヒリヒリした歌。
ちょっぴり涙が出ちゃった。

潮音ちゃんの歌も聴いてみたいし、
おおはたくんが歌うのも聴いてみたいな。
それでもトーベンさんの歌が一番好きだ、と
思っちゃったりするかもしれないが・・・。

そういえば、12月のB.Y.G.でのトーベンさんのライブは、
おおはたくんを含めたフレッシュなバンド構成になっていて、
個人的にとても楽しみにしているのだが、
この日に間に合うようにベスト盤を作るらしい。
還暦&40周年の記念すべきアニバーサリー・イヤーの勢いにのって、
やっちゃおうということなのかな?
ますます、12月20日が待ち遠しくなりましたよ。


アンコールの『Like a Rolling Stone』が、素晴らしかった。
これもまた、ヒリヒリする歌。
ディランの曲だから当然といば当然なんだけど。
トーベンさんが喉を絞って、がなるように歌うときの声は、
凄い迫力で、キリキリと突き刺さってくる。
(おまけにセクシーだ)
これに、やられてしまうんだよなぁ・・・。


ダブル・アンコールは、マヒトさんの選曲で
『風小僧』

ここで、なぜかこの日2個目のハープホルダーが登場。
友部さんからエンケン経由でトーベンさんの元へきたものだとか。
あっ!
それじゃ、圭介とお揃いじゃん。
圭介が「これニューヨーク製なんだよ」と自慢げに
友部さんから貰ったことをMCで喋ってたもんなぁ・・・。
というどうでもいいことを思い出して、ちょっとニヤつきながら、
この日最後の曲を楽しませていただいたのである。



お月さんが笑ってる
ひねもす
ステップワゴン
歩いてる
秋の日に
しょーもない僕 しょーもない君
ギャラ落とした
風邪のうた
にじみ
天ぷらと月見
朝からゴキゲン

ヨッパライの唄
おはよう今日一日 君は何しているの
はやぶさ

Like a Rolling Stone

風小僧


2013年10月22日火曜日

第二回 福島クダラナ庄助祭り

第二回 福島クダラナ庄助祭り
2013.10.5 SAT 開場12時/開演13時(終演20時予定)
会場:なまず亭、Re-Acoustic、ホテル大亀大宴会場、As soon as、
MATCHBOX、Agato、C-moon
料金:共通パス 1500円(1ドリンクまたはフード+庄助お楽しみグッズ付き)


タイムテーブル





行ってきましたよ~、福島!
「クダラナ庄助祭り」だよ!

去年の夏、第一回のときは、ちょっと気になるなぁ・・・、
行ってみようかなぁ・・・、なんて躊躇しているうちに、
同じ職場の同僚が先にお休みを取ってしまい、結局諦めた。
でも、行けないとなると、ますます行きたくなってきて、
その当日は、職場でギギィと歯ぎしりしながら働いたものだ。

はっきり言って、知る人ぞ知る、といった類いの
地味なイベントである。
でもって、今回の第二回は、第一回に比べても、
さらに地味に、規模を小さくしての開催だったようだ。
なんといっても、チケットが1500円というお値打ち価格!
出演者はノーギャラなので投げ銭をよろしく、という告知があったので、
気に入ったら、じゃんじゃん音源を買っちゃうぞ~、
という意気込みで、生憎の雨の中、福島へ。

駅前では、悪天候にも負けず、梅津さん達がチンドンしながら、
告知のビラを配っていたので、
「今から行きますよ~!」と手を振ってアピール。
んー、ワクワクしてきた!

軽く腹ごしらえを済ませた後、会場となっているお店の場所を
確認しながら歩いていると、
ザ・たこさんの安藤さんと山口さんに遭遇。
少しばかりお話したのだが、安藤さんは既にトレードマークの
ひょうきんな髭を装着した状態で、真面目に話してるのが
なんだか可笑しくてしょうがなかったな。

さらにフラフラと歩いていると、タイジと哲くん、寺岡さん、
・・・とミュージシャンとの遭遇率の高さといったらありゃしない。

っていうか・・・。
福島の駅前の閑散っぷりに、胸が痛くなった。
いくら天気が悪いとはいえ、土曜日の昼間だよ。
いくらなんでも寂し過ぎやしないか?
もう、歩いてる人のほとんどが、出演者じゃないかという勢いだった。
(何しろ、出演者の総勢が150名ほどになるそうだからね)



ぐるっとひと回りしてから、なまず亭へ。
まずは、ザ・たこさんを観なくては。

ステージ前の素敵な席を陣取って、ビールをいただく。
で、そのステージの狭さに驚いた。
4人この上に載るのかな?
安藤さんのパフォーマンスに支障があるんじゃないか?
オカウチさんの頭が天井にぶつかってしまうんじゃない?
と、色々心配していたのだが、なんとか載ってましたね。
オカウチさんもギリギリで頭当たってなかったし。

ステージ近いし、安藤さんが近いのなんの。
あのマントをばっさ~とやるときなんて、当たるかと思ったわ。
もう迫力満点のパフォーマンスで、超楽しかった。
当り前だが、演奏は安定の巧さだし。
山口さんのファンク・ギターがカッコよくて痺れたな~。

ライブの終盤、安藤さんが一気飲みをするパフォーマンスで、
私のビール(ラガーの中瓶)が、生贄として捧げられた。
まだコップ一杯しか空けてなかったのに!
でも、いいよ・・・面白かったから許す!
何度もステージを捌けては、安藤コールで呼び戻される姿を見てたら、
どんどん安藤さんが愛しく思えてきた。
お腹抱えて笑ってしまうんだけど、
エンターテイナーとしてのひたむきさに胸を打たれてしまうのだ。

終演後、新譜の「タコスペース」を買って、
安藤さんにサインをいただいた。
「ビール、ごめんね。今度会ったときビール一杯奢るから」
というお言葉をいただいのだが、さて、いつご馳走になれるかしら?



パンダ食堂にて、良元優作さん。
ミウラさんが、やたらとツイッターで賞賛してたので、
お名前は知っていたのだが・・・。
一瞬にして、やられてしまった!

どこのメーカーかわからないクリーム色のセミアコで、
何をどう弾いたのかわからないけど、
奏でられる音符のひとつひとつが、とにかくブルースだったのだ。
憂歌団の木村さんのように、音節を短く切るというか、
詰まらせるような歌い方は、情感たっぷりなのに、
ベタつかないクールさも合わせ持って、深く胸に染み入っていく。
うっわー、すっげー。
鳥肌が立てながら、ウルウルと潤んだ瞳が釘付けになってしまった。

ええ、そうですよ。
お察しのとおり、またもや恋に落ちましたとさ。

4、5曲演ったのかな。
もう終わっちゃうの?と、せつなくて泣きそうになったけど、
この後、ミウラさんと一緒にセッションする
という情報を聞きつけていたので、それを楽しみにしつつ、移動。



ほんのちょっとだけ、インディーズ電力をチラ見して、
Re-Acousticへ。
小ぢんまりとした店内へ入った瞬間、既視感を覚えたのだが…、
そうか、トーベンさんもここでライブしてたんだ。
そのステージの写真か動画を見たことがあるんだわ。
そのせいもあってか、アットホームなお店の佇まいが
とても気持ちよく、ビールがぐいぐいとすすんだね。

ミウラさんと良元さんのステージは、あっという間。
3曲だけしか演らなかった。
でも、お互いにリスペクトしあってる空気が心地よくて、
いいステージだったなぁ。
良元さんがミウラさんに向ける人懐っこそうな笑顔に
胸キュンでしたわ。

その入れ替わりでステージに上がったのは、
ようこさんとヒロナリさん。
これは、タイムテーブルにも載ってない展開。
昨夜、電話で突然頼まれたんだとか。
しかも驚くべきことに、ようこさんとヒロナリさん、
今日が初対面なんだって!!!
それで、いきなりのセッション。
凄いよな~。

ようこさんの歌は、力強く、凛としてて、
聴いてるこちらも襟を正さなきゃって思っちゃう。
大好きだー。

ヒロナリさんのギターも、超ブルージーで、
気持ちよく堪能させてもらいましたよ。



ここで、集合写真タイム。どーん!!




もちろん、私もどこかに写っている。
(自分でも確信もてないけど・・・)

あっ、説明してなかったけど、このお面が、
今回のイベントの入場フリーパス券になっていたのである。
このクダラナさこそが、このイベントの持ち味、というか、
むしろメインテーマと言うべきか。



そして、再びRe-Acousticへ戻り、
ある意味、今回のメインイベントである夢野カブさんのライブへ。
被りまくってたので、泣きながら(←大げさ)夜ストも
ギターパンダも諦めて、満を持しての夢野カブさんなのである。

あー、一人ロックンローラーだわ。
いい声だし、カッコいいわ。(本当にオトコマエなのだよ)
旅を続けながら、毎夜、どこかでロックを鳴らす、
こういう由緒正しきバンドマンが、私は大好きなのだ。
彼らが背負っている旅の荷物、人生の荷物が
そのまま音になって響いてくるような気がして、
胸が熱くなってしまうのである。

また一人、愛すべきバンドマンを見つけることができた。
嬉しいことだわ。



さて、ついに大トリ。
ここも迷ったんだけれど、カンザスシティバンドをチョイス。

こちらも、さすが。
お客の掴み方を心得てらっしゃるわ~。
オトナの色気と茶目っ気に魅了されたね~。
今日一日を締めくくるには、ピッタリの
ゆる~く楽しい盛り上がり方だったもんねぇ。



あー、楽しかった。
楽しかった、楽しかった!!!

変わり映えしない顔ぶれが並ぶ商業嗜好の濃いフェスなんかより、
ずっとずっと、今の私にはしっくりとくるイベントだった。
できれば来年も、このユルさのまま開催されるといいなぁ。

きっと、また行くぜ!福島!!


2013年10月18日金曜日

"ゾロ目グレート44" フラワーカンパニーズ/ザ・ビートモーターズ@CLUB Que

"Anniversary of 19th CLUB Que Shimokitazawa
ゾロ目グレート44"
フラワーカンパニーズ/ザ・ビートモーターズ
開場DJ>グレートマエカワ
OPEN/18:18 START/19:19
ADV ¥3,300[1D別]



ゾロ目好きなグレートのお誕生日なので、
開場と開演の時間まで、細かく設定されているという芸の細かさ。
おかげでフロアで1時間も開演待ちすることになったのだが、
ステージ上で、GがDJをしてて、ピーズ、スピッツ、エレカシ、
ニューエスト、ようこさん・・・等々お馴染みの曲をかけてくれたから、
あまり手持ち無沙汰な感じにならなくて助かった。
あっ、あと「燃えよドラゴンズ」もね。



ザ・ビートモーターズ
なんだか、ついこの間、見たばっかりという気がしたけど、
もう半年くらいはたつんだね。

秋葉くんと圭介は「ジョナ会」なる活動(?)をしているらしい。
ジョナサンでドリンクバイキングだけで
5時間、6時間と長居して喋ってるらしい、二人だけで。

今日グレートが着てるドラゴンズのレプリカシャツ(っていうのかな?)は、
ベースのジョニー君が代表して買いに行ってプレゼントしたものだそうな。
ベース飲み会でいうところの「グレート派」なんでしょうね。

ビートモは、泥臭いロックがカッコいい。
変に洗練されてなくて、不器用な感じがするところがいい。
前はもっと不器用な印象のステージングだったけれど、
MCはかなり小慣れた感が出てきたよね。
でも、あんまり器用にならないで欲しいなぁ。
その不器用さが、熱を発して
エモーショナルな音に転化されてるような気がするのよ。

『いつかのサマータイム』という曲が好きだ。
ちょっと古臭い感じの曲調なのだが、彼らがプレイすると、
ギラギラしてて凄くカッコいいんだよなぁ。




フラワーカンパニーズ
そして、フラカン。
グレート社長、お誕生日おめでとう!
・・・というようなコールが起こるわけでもなく、フツーにスタート。

ん?普通?
いやいや、普通じゃなかった。
だって、いきなり『JUMP』のイントロが始まったんだもの。
いきなり変化球で攻めてきやがったぜ。
こっちも負けてられん!とばかりに、ヒートアップするフロア。
しかし、2球目も変化球・・・というか、
ファンの驚愕っぷりからすると、大回転魔球か分身魔球に匹敵するような
番場蛮もびっくりの超魔球が投げ込まれた。

聞き覚えのあるドラム&ベースが鳴り出して、
ん?んん?これは・・・
あぁ、あの曲のイントロによく似てるなぁ、けど、まさかな。
いやいや、そんなわけないわ。と、頭の中で自問自答してると、
「すーごい久しぶりの曲をやります」って、圭介。
なんと!『父さん、ケッタを貸してくれん?』!!!
ええーーーっ!!?マジで!!?

びっくりして、変な声が漏れてしまったような気がする。
よく覚えてないけど、動物的な・・・。

ある意味、初期フラカンを象徴するような名曲だと
個人的には思っていて、それだからこそ、
現在進行形のフラカンのライブでは演らない、
或いは演れない、或いは演りたくないのだろうと納得していた。
な、の、に!
演られた~~~っ!!!

はっはっはっ、なんかもう笑いが止まらん。
こっちの予想(特に予想してるわけじゃないけど)を裏切る手口が
鮮やかで、実に爽快な気分になる。
「幸せぇ降って来い、来~い!」と圭介と一緒に歌えるなんて
これこそ私にとっては、降って湧いたような幸せな瞬間だよな。
うーん、楽しいっ。

というわけで、のっけから超魔球をお見舞いしてくれたセトリが、
これ↓↓


JUMP
父さん、ケッタを貸してくれん?
夜空の太陽
アンテな
丑三のライダー
NUDE CORE ROCK'N'ROLL
ビューティフルドリーマー
246
たらちね
煮込んでロック
トラッシュ
YES,FUTURE

はぐれ者讃歌


どう?どう?どう?
なんか、凄いでしょ?
ちゃんと新曲は演つつ、脱・ハッピーエンド的な曲の並び。
『たらちね』も、超久々に聴いたな~。
あのギターのリフレインがギュッと胸を締めつける。

『ケッタ~』を聴けた、ということが、
このライブでの一番大きなトピックだったな、私個人的には。
なので、後はサラッと簡単にメモ書きで。

竹安・・・「逃げても逃げても~♪」は一応、口動かしてた。
もちろん、声は識別できていないが。
今日の衣装は、ピンクのVネックのカットソー。
相変らず、圭介には「肌着?サーモンピンク!?」と突っ込まれてた。
でも、私は竹安のVネック、嫌いじゃないよ。
ストラップでビヨ~ンと引っぱられる感じが、竹安のセクシーモード。

圭介・・・ジョナ会について。
まじめに、バンドや音楽について、語り合っているらしい。
前回のジョナ会には、“大物”トータス松本氏も参加。
さすがに、ジョナサンではなく、もうちょっと高級なお店だったとか。
しかし、圭介はビールを飲む二人を尻目に
お茶をチビチビと飲み続けてたらしい。

そうそう、バンド車にモズライトを積み込み忘れたらしく、
圭介は秋葉くんのギターを借りていた。
(白のテレキャス・・・だったと思う)

ミスコニはあの鬱陶しい髪を結わいていたなぁ。

主役のグレートは、なんと紅白幕のようなオーバーオールだった。
おニューではないらしいが、初めて見たな。

・・・ごめんなさい。
ここらへんが私の記憶が限界。




今日のスペシャル感あふれるセトリは、グレートのお誕生日だから?
たしかに、そういう面もあるかもれないが、
来年は25周年という節目で、バンドのこれまでを総括するような
イベントを考えているような気がするし、
もうすぐ始まるツアーは、レコ発ではないツアーになるわけだし、
その予告というか、小手調べだったのではないだろうか?
そんな気がしている。

というわけで、今度のツアーへの期待がぐんと高まったのである。
わくわく・・・。



2013年10月13日日曜日

中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013 (9月22日)

中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013
中津川公園内特設ステージ
2013年9月22日(日)
開場10:00 / 開演11:00 / 終演21:30(予定)
※雨天決行(荒天の場合は中止)
二日通し入場券¥11,690
21日入場券¥5,500 / 22日入場券¥7,900



私は、22日の二日目だけ参加。

ドラデラの翌朝を名古屋で迎え、
ちょっと贅沢して、特急しなので中津川へ。
50分くらいだったかな、あっという間に着いた。
開場行きのシャトルバスの列も、それほど長くはなかったし、
すでに開場していたせいもあって、かなりスムーズに会場入り。
あまりにもスムーズ過ぎて、集客のことが心配になるほど。

最初に総括してしまうと、
とても気持ちのいいフェスだったな~、と思う。
主催者側からすると、もっとお客を入れたかったのかもしれないが、
参加者側にとっては、ちょうどいいくらいの集客数だった。
フードもトイレも、さほど並ぶこともなく、ストレスフリー。
でも、ステージの熱さを受け止めるには十分なオーディエンスがいて、
規模と運営が、絶妙ないいバランスだったような気がする。
もちろん、ロケーションも良かった。

では、さんざん引っ張ってしまったので、
細かいことは抜きにして、印象に残ったことだけメモしときます。
覚え書き程度ですが。



22日のタイムテーブルはこちら ↓




















最初は、オカモトズ→黒猫チェルシー。
私の中では「2大若手バンド」ということになっている。
オカモトズは何度もライブを観ているので、その実力はよく知っている。
はずなのだが、また更に成長してたかも。
ステージ・パフォーマンスが上手くなってたよ。
ハマくんのルックスが、遠目に見るとジョニー・デップみたいだったなぁ。

チェルシーさんは、実は初見。
初期のアルバムはけっこう気に入ってよく聴いていたのだよ。
大知くんが派手な色合いのジャケットを着てたのだが、
よく見ると、学ランにカラフルなペイントがしてあるのだった。
そうそう、大知くんは学ランがトレードマークだったもんね。
沢くんのギターが、ハードロックっぽくてカッコいいなぁ。

すごく乱暴だけど、この2バンドの個人的感想をまとめちゃうと、
古典的なギターロックのサウンドを鳴らしてくれるところがいいのだ。
セットリストの中には、ポップだったり、タテノリだったり、
いかにも若い世代の好きそうな曲も入っていて、
会場も沸いていたけれど、オカモトズならブギー、
チェルシーならガレージっぽいブルースロック、といった
彼らの得意とするルーツの要素が濃い楽曲こそ、輝いて見えたんだよね。
単に私の趣味の問題ですが。

この後ビール飲みながら、SOIL、OBANDOS、ボンネットなどを鑑賞。

で、凌さん+一彦、ミッキー。
三つのステージの中では、一番ゆる~い雰囲気のロケーション。
基本的にオーディエンスは座って、のんびり鑑賞する感じなんだけれど、
凌さんが出てくると、みんな立ち上がってステージのそばへと寄っていく。
うん、気持ちはわかる!
私は人ごみを嫌って、やや後方から。

白シャツにベストでバシっと決めてる一彦さん、素敵だわ。
ギターはヤイリ君。
凌さんは、あいかわらず客席に投げる視線が優しい。
アコースティックセットでも、『ルート66』とか、
ロックンロールナンバーでは、一彦さんのカッティングのリズムが
小気味よくて、大いに盛り上がる。
ミッキーのロックンロールピアノも、気持ちよくて大好きだ。
ゆる~い会場の雰囲気が、すっかりスタンディングのライブ会場での
それに変えてしまったのは、さすが。

だけど『アフター45』は、どこで聴いても涙が出てしまうのだ。
こればっかりは条件反射みたいなもんですね。

で、そのまま居残って、山口さん。
初めて観たのだけれど、想像してたより柔らかい雰囲気の
お茶目なナイス・ガイだった。
落ち着いた中にも朗らかなな雰囲気がにじみ出てて、カッコよかったなぁ。

そこから、泉谷。
やっと生で観られた。
ハチャメチャで、あったかくて、カッコよかった。
うん、これは、想像どおりのカッコよさ。

次は、チャボを諦めて、武藤ウエノへ。
これまた初めて。
やっと、やっと、観られたよ。
こりゃ飲みながら観るべきだと思ったので、ビールを片手に鑑賞。
ちゃんと「サルー!」できて、楽しかった。
この二人だと、ウエノくんが仕切る感じになるのね。
武藤さんが愛しそうにギターを抱いて、
パーカッションのように叩いて鳴らす姿が、鳥肌モノのカッコよさ。
なんなの、そのエロチシズムは!?
痺れたわ~。

そして、今日一番のお目当てである、子供ばんどへ。
フェスの30~40分のセット、この短いライブが本当に上手いんだよなぁ。
2時間のワンマン・ライブの熱量を、そのままギュッと濃縮して
ドカーンと爆発させてるような印象。

基本はニュー・アルバムからの曲。
これだけ押すってことは、相当な自信作だということだよね。
前を向いている、そういう姿勢がファンにとっては嬉しい。
それと同時に、古い曲も大事にしてくれてるからね。
絶対に欠かさず『アル中~』演ってくれるんだもんなぁ。
トーベンさんのファンにはたまらんわ!
そうそう、今日もAKIくんのペイントが入ってるベースだったね。

最後は『サマタイ』で。
あの“竿フリ”の光景は、見てると幸せになるなぁ。
いい汗かいたわ~。

一応、子供ばんどだけは、セトリをメモしていたので。


Can Drive 55
Na.Na.Na.
カモン!絶好調!
風来坊
月下酔人
アル中ロックンローラー
サマータイム・ブルース


メインステージでマニッシュ。
ステージ前はすでに人に埋め尽くされていた。
すごい人気者だな、と感心してしまう。
前へ前へ、というようなガッツは既になかったので、PA卓あたりの後方で。

テーマから始まって、安定のパフォーマンス。
達也さんのやんちゃっぷりが可愛いなぁ。
二人が楽器を交換するところで、おおぉ!!!という
大きなどよめきがあったのは、フェスならでは、といった感じ。
通常のライブでは、もう定番だものね。

トリのシアターは、まったりとラーメン食べたりしながら拝聴。
なんか聞き覚えのある声が聴こえるなぁ、と思ったら
ようこさんとレヨナちゃんがコーラス隊で参加していた。

山口さんやJICKがMCでタイジのことを
「あのモジャモジャ」呼ばわりしながらも、
愛のある言葉で褒め称えていたことを思い出しながら、シアターを観た。
本当にソーラーだけでフェスやっちゃうなんて凄いよ!
なんて、ジワジワと感動モードに突入していたのに、
最前列でお客さんと並んでライブを観ているウエノくんが発見されて、
ステージ上のタイジと会話してるし、なんだか笑っちゃったよ。

というわけで、駆け足になってしまったが、私の夏フェスは終了。
読み応えがなくてすいませんでした。



最後に一つ。
この会場で、初めてお会いしたkiyoさんに、
この場を借りて、お礼とお詫びを言わせていただきます。
人見知りが炸裂してしまって、ちゃんと会話ができなくてごめんなさい。
お土産までいただいてしまって...ありがとうございました。

気を悪くされてないといいのですが・・・。


2013年10月8日火曜日

DRAGON DELUXE 2013@DIAMOND HALL

フラワーカンパニーズpresents“DRAGON DELUXE 2013”
2013年09月21日(土)  名古屋 DIAMOND HALL
出演:フラワーカンパニーズ、Theピーズ、クリープハイプ
open17:00 / start18:00
前売¥3800 / 当日¥4300(tax in)ドリンク代別途必要



はるばる行って来たぜ、名古屋。

三連休の初日ということで、高速は渋滞してて、
移動手段にバスをチョイスしたことを果てしなく後悔しながらも、
なんとか無事に名古屋に到着。
ある程度は覚悟してたし、余裕を持ってスケジュールを
組立ててたからよかったけど、精神衛生上よろしくないね。
今後は、連休初日の高速バスは避けた方がいいかもね。

1年ぶりのダイヤモンドホール。
ちょっぴり“劇場”の香りのする佇まいが好きだわ。
しかし、階段での開場待ちの暑さは、たまらんなぁ。




開演時間になり、イベント主催のフラカン4人が登場。
意外なことに、マイクを握って前に進み出たのは、
竹安とミスコニの二人。
このマイクを持つ二人の安定感の無さといったら、もう・・・。
ハラハラしちゃって、授業参観の父兄のような心境だったのだけれど、
ふと、竹安の背後に立ってる圭介を見ると、
やっぱり、父兄の顔になってた。
あの表情が忘れられない。

しかし、そんなことはお構いなく、前の二人は、
それぞれマイペースに頑張っていて、クリープハイプのことは
「新進気鋭の若手」、ピーズのことは「芳醇なベテラン」という
ロック臭のまるでない表現で紹介していた。
後ろの二人は苦笑い。

「では恒例の・・・」っていつから恒例になったのか知らないが、
竹安「ドラゴーン!!」
客「デラックスーー!!」
で、スタート。

まずは、芳醇なベテランバンド、Theピーズから。

アビさんの髪が短くなっていたこと以外は、
いつもと変わらない、フツーのピーズだったよ。
この“フツー”がいいんだよなぁ。

ライブは『生きのばし』から、スタート。
何度も何度も言ってるけど、大好きなのだよ、私はこの曲が!
フロアの押しも、ぎゅーーーっときたけど、
私の頭も、ぱーーーっとハジけたから、全然平気だったぜ。

珍しくハルさん前だったので、かわいいハルさんの
えげつなく動くベースラインを弾きながら歌う姿を堪能。
いやー、ホント、あれを弾きながら歌えるのって凄いことだよ。
オマケに天然っぷりがキュート。
オッサンなのに、キュート!
なぜか、ベースのチューニングが狂いやすくなってたみたいで
苦労していたけど、「オレのせいじゃないからな!」と、
可愛らしく言い放っていた。

で、「クリープくん達は、どこの出身?」と、フロアのお客さんに
尋ねるというシャイっぷりを披露。
いやいや、楽屋で本人達に訊いて下さいよー。
自分の方が大先輩だというのに、話しかけられないんだねぇ。

「このイベントは、いつも竹安と小西が司会することになってるの?」
と、アビさん。
「あの司会じゃ、出にくいよなぁ。イジメか?」
本当に申し訳ございません・・・。


生きのばし
底なし
赤羽ドリーミン
ドロ舟
でいーね
実験4号
3度目のキネマ
耳鳴り
焼めし
バカになったのに
トドメをハデにくれ


2、3列目で、ぎゅうぎゅうに揉まれていたのだが、
ピーズ終わりで多少は引くだろうと高をくくっていた。
しかし、この予想に反して、全然押しは弱まらず。
こりゃダメだってことで、一旦離脱。

クリープさんは、後ろで2曲ほど聴いてからフロアに出た。
ピーズでかなり消耗したので、フラカンに備えて
体力を温存することにしたのだ。



そして、本日のホスト、フラカン。

前へ行く人の流れに押されて、Gサイドの3、4列目へ。
(Gサイドという響きが、シーサイドみたいで気に入っている私)

『夜空の太陽』→『アンテな』という新曲おしのスタート。
いいわ~。
ライブの初っ端にもってこられるシングル曲なんて、
今までなかったもんな~。
やっぱり、今回のシングル曲は、いいわ~。
とはいっても、カップリング曲の方が好きなのはいつもどおりだが。

そういえば、今年は、ゲスト・アーティストとのコラボってないなぁ。
去年は、ポリのときも怒髪のときも、圭介が出てきて
一緒に歌ったりしてたのになぁ。
と思っていたら、クリープの尾崎くんを呼び込んで、
『落ち葉』(尾崎くんの選曲らしい)
1コーラス目を尾崎くんが歌う。
バンドでは、いつもギターを持ってるから、
ハンドマイクで歌う姿は珍しいみたい。
恥ずかしげに、遠慮がちに、立ってる姿が所在無げだったね~。

圭介は、隣でアコギを弾きながら、尾崎くんを見つめてた。
さっきMCの竹安を後ろから見ていたときの父兄の表情と同じ種類の、
そこに、嬉しさをプラスしたような顔だった。
この歌を選んでくれたことが嬉しかったのかもしれない。
「男が男に惚れる気持ちが、少しわかった気がする」
「もうね、尾崎くんしか見えなかったよ」
と、歌詞にひっかけて、ちょっと巧いこと言ってた。

『発熱の男』
♪ダイヤモンドホールのステージで歌ってる~♪
からイントロへ入っていく。
このギターの音がたまらん。
竹安ギターのこういうところが好きなのだよ。
圭介の歌の裏で、メロディアスに絡んでいくギターの音色の
艶っぽさに痺れるのだ。
これぞ、竹安ギターの真骨頂ではないか!(と勝手に思っている)
今日は逆サイドにいるので、ガン見はできないが、
ギターソロはちゃんと吠えとったよね?
(ちょっと記憶が・・・曖昧)

次は、これまたハンドマイク姿がレアなハルさんと
『ヌードコア~』
特にコメントはなかったけど、これもハルさんの選曲だったのかな?
やっぱり、手ぶらじゃ落ち着かないんだろうなぁ。
わけのわからんハジけっぷりで、せわしなく動いていた。
こんなキュートなオッサン、他にはおらんよね、うん。

そのハルさんを愛おしげに眺めるフラカンのメンバー。
とくに、グレートの楽しそうな顔ったら・・・。


夜空の太陽
アンテな
切符
なれのはて
ロックンロール
深夜高速
落ち葉 (w/尾崎くん)
発熱の男
NUDE CORE ROCK'N'ROLL (w/ハルさん)
はぐれ者讃歌
恋をしましょう

真冬の盆踊り


もちろん、アンコールの『真冬の盆踊り』で、
出演者全員乱入!
・・・いや、乱入っていうほど乱れてないわ。
とくに、クリープ君たちは控えめに並んで立ってて、
うーん・・・た、た、楽しかったかしら?
と心配になってしまうほど、所在無げに見えたんだけど・・・。

そして、翌日仕事が入っていたため、
早々に帰ってしまったアビさんの替わりに、
アビさんのお面を付けた上半身裸の人が、シンちゃんに引き連れられている。
尾崎くん・・・大丈夫?
無理矢理やらされてるんじゃないよね?
楽しんでやっているんだよね?
ピーズ先輩とお近づきになれて、嬉しいんだよ・・・ね?

なんだか、クリープ君たちが不憫でしたわ。




さて、さて。
そんなこんなで(?)今回も成功を収めたドラデラ。
当然、来年度の開催も決定した模様。

そこで、私の大胆予想。
「来年の芳醇ベテラン枠は、ザ・コレクターズ!」
ではなかろうか?
当たったら、誰かビールでもご馳走してくれないかなぁ・・・。


2013年10月4日金曜日

天月@STORMY MONDAY (2013/09/19)

9/19(木) 横浜 STORMY MONDAY
天月
湯川トーベン(Vo.B.)田中"ヤッチ"裕千(Vo.G.)向山テツ(Ds.)
START 20:00~ / 2ステージ
LIVE CHARGE¥3000 飲食代別



この前、レテでトーベンさんが予告した通り、
この日のライブは、なんとシューティング・ライブだったのである。
録音&録画ですよ!
というわけで、いつものライブとは、なんとなーく違っていた。
超ベテラン・バンドマンの皆さんなので、緊張感・・・というほど
ピリピリしたものではないけれど、いつもより気合が入ってる感じ?

ヤッチさんのギターアンプは持ち込みだったよね~。
いつもは、お店の機材を使ってたと思うんだけど、
トーベンさんの機材も持ち込みだったんだろうなぁ。
(見てもわからなかった・・・)

ただ、トーベンさんのベース。
ピックガードのところにカラフルにペイントされていて、
一目見た瞬間に「AKIくんの絵だなぁ」とわかった。
本当は写メりたかったのだが、緊張してて(←なぜオマエが?)
忘れてしまった。
後日、トーベンさんのブログにアップされてたので、
興味のある方は、こちらで確認されたし。

録音されてるということで、カヴァー曲は少なめ。
バンド名の由来でもある『天使の月』から始まって、
序盤は、トーベンさんとヤッチさんが
1曲ずつ交互にメイン・ヴォーカルをとるような進行。
トーベンさん、まだ絶好調ではないものの、
順調に風邪は快復されてるみたいで、よかったぁ。
いつもどおりのいい声でしたよ。

トーベンさん曰く「たぶん、使えないと思うけど、録ってます」
ということで、声には出さずゼスチャーで、お客さんに歓声を要求。
「×3で!(←というゼスチャー)」
1人で3人分くらい盛り上げろってことみたい。
私も微力ながら頑張ったけれど、いつもの5割増くらいが精一杯だな。

ヤッチさんは「すごく丁寧に歌ってるよ」って、
真面目にやってることをアピールしてた。
ギタープレイの方は、あの手首の柔らかいストロークで、
いつもどおりの切れ味。
でもって、ワウが最高にかっけー!!

ちょうど真ん中あたりの位置の席で、
ヤッチさんとトーベンさんの間にいる私は、首振りに忙しい。
ブンブンと迫力のあるトーベンさんのプレイはもちろん見たいし、
でもヤッチさんのエロいワウ・ギターも見たい。
両方見たくて、テニスの審判みたいになってしまうのだ。
あーーー。
(しまいには、途方にくれて、阿呆面でテツさんを見つめてたりて・・・)

「ライブ盤って言ったって、ストーンズだって後で差替えしてるんだよ」
「コーラスが売りのバンドだって、たいていそうだよな」
「3ピースなのに、ギターが2本入ってたりしてさ」
・・・と、さんざんいろんな話を暴露しといて、
「オレたちもそうすればいいんだよな」
「ライブレコーディングじゃなく、公開レコーディングってことで」
オーディエンスの歓声も、スタジアム級になるとか、ならないとか。

もう、何でもいいです!
バンバン差替えちゃっていいので、音源出して下さい!
お願いしますっ!!・・・というのが、私の本音。

トーベンさんのソロアルバムに入っている『歩いてる』
天月バージョンは初めて聴いた。
トーベンさんらしい、ミドルテンポの地味めな曲。
(もちろん、地味曲マニアの私としては褒め言葉ですよ!)
だと思っていたのだが、天月マジックにかかると、
ヘヴィでカッコいい曲になってしまうんだよなぁ。
今日いちばん痺れた瞬間だった。

「おっさん」のコール&レスポンスでは、
どうにも堪えきれず、笑ってしまうトーベンさん。
歌い終わった後に「これは使えないわ」って。
けっこう良かったと思うんだけどなぁ、ライブ感満載で。

終盤は、いつものように怒涛のグルーヴ天国、いや地獄、かも。
腹筋がよじれて息苦しくなってくる。
こんなに苦しいのに、頭は脳内麻薬で溢れかえっていて
もう脳ミソがズブズブだ。
この“ヤクいらず脳内トリップ”感がクセになるのだ。
私は中毒患者だ。
もっと、天月を、私に、天月を、くれ~!
せめて音源を・・・。



着席のライブなのに、なぜか最後には息が上がってたりする。
不思議・・・。



いいかげんなセトリは、こちら↓ (漏れあり、順不同)

天使の月
珈琲
朝がくる
はやぶさ
今どうしてる
しょーもない僕 しょーもない君
歩いてる
日本のおっさん
I'm So Heavy
水無月
ケツに火が点いた
おはよう今日一日 君は何してるの
四畳半のロックスター

モニー・モニー(ザ・カーナビーツ)


帰り道、空を見上げると、ピカピカのお月さんが笑ってた。
中秋の名月か・・・。

2013年10月1日火曜日

田我流 × フラワーカンパニーズ@LIQUIDROOM

LIQUIDROOM 9th ANNIVERSARY presents
“UNDER THE INFLUENCE” 「田我流 × フラワーカンパニーズ」
9/17 (Tue) 恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN / START: 18:30 / 19:30
ADV / DOOR: ¥3,000/ ¥3,500 (ドリンクチャージ別)




現実に追いつくのがタイヘンになってきた。
とっ散らかってるぞ。
でも、まぁ、マイペースでいくしかねぇべ。
んだ、んだ。




さて、リキッドルーム。
もっと開演間近に滑り込む予定だったのが、
スタート時間を勘違いしてて、割と早めに入ってしまった。
薄々そんな予感はしていたのだが、お客さんが少ない!
結局、開演時刻には、ざっとフロアが埋まる程度にはなっていた。
たぶん、ヒップホップ系のオーディエンスって、
ステージ前に貼り付いて観るような人は少ないんだろうね。
始まる頃に行けばいいやって感じみたい。

さんざん言っているけれど、
苦手なのよね、ヒップホップ。
このイベントの対談記事で「先入観持たないで見て欲しい」と、
マエさんと圭介が言っていたから、
ちゃんと見届けるつもりはあったのだよ。
でも、ダメだった。

あの、ズンダンズンダンと内臓を振動させるリズムトラックで
気持ち悪くなってきちゃうのよね~。
体調がいいときなら、まだしも、今は本調子じゃないしなぁ。

というわけで、15分くらいは頑張ったんだけど、
あえなくドロップアウト。
すんません、ロビーで休ませてもらいました。



で、休息がじゅうぶん取れたので、
フラカンのときは、フロア前方へ行った。
結局いつもの竹安前。

リリースしたばかりの新曲からスタートするなんて、
これは、かなりの自信作ってことだよね。
「宇宙兄弟」のエンディング曲になっているけれど、本当は
オープニングのつもりで書いた曲というだけあって、
ギターのリフが清々しく、少しずつアクセルに開けていくような感じ。

せっかくの竹安前なので「逃げても 逃げても」の
コーラスのところをちゃんと見なきゃ、と構えていたのだが、
な ん と !・・・スルーされた。
マイクに近付きもせんかったぞ!

びっくりしたのが『波の下』
竹安が肘から先をブンブンと振って、弾いてる姿にやられた。
ちょっとあり得ないくらい、すっごい力の入った振り。
あれは、鬼安だったわ。
そういうのに痺れちゃうんだぜ。

で、やっぱり対バンのときは『深夜高速』のイントロで
フロアがどよめくんだなぁ。
ひねくれ者の私も、最近は真っ直ぐな気持ちで
聴けるようになってきたかな。
ただ、大サビのところで、圭介の歌詞がこぼれそうなのが
気になって、若干ハラハラしてしまう。
あれ?
それって、全然素直な聴き方じゃないって?
まぁ、そんなもんよ。

私は見逃してしまったのだが、田我流くんの
『やべ~勢いですげー盛り上がる』という曲があって、
サビのところで、はちゃめちゃにハジけて盛り上がるみたいなんだけど、
圭介がそれをすごく気に入ったらしい。
「次の機会があったら、ぜったいステージに出て行く」と言ってた。
その、ダンス?振り?を一生懸命真似てたみたいなんだけど、
私も見てないものだから、その動きが正しいのか、
的外れなのかもよくわからなかったのだが・・・。

動画を検索してみたところ、↓↓↓ こんな感じらしい。




「あの盛り上がるところで、俺も出て行きたかったよ!」
「俺もアレやりたい!」
という話から、どこがどうなったんだか忘れたけれど、
「やべ~竹安すげー盛り上がる」
「竹安が盛り上がったら、こんなんなるぞ!」
と、メガネをビヨーンと前に出す動作、つまり、
ケント・デリカット的ギャグの動きをしとったよ。
竹安本人もね!

とにかく、圭介はノドの調子がいいらしく、とてもご機嫌。
何年かぶりにボイストレーニングを始めたらしい。
それが、たった一回やっただけなのに、この調子の良さ!
と、本当にご満悦の表情だったなぁ。


で、アンコールは、加川良の『教訓Ⅰ』と田我流くんと一緒に。
この曲、元々、田我流くんがカヴァーしていて、
URC好きの圭介が、とても共感したみたい。
これは、なかなかレアなセッション。
なんといっても、圭介が、やべ~勢いですげー楽しそうだった。
圭介がイキイキしてると、こっちも嬉しくなってしまうんだよなぁ。



夜空の太陽
恋をしましょう
波の下
なれのはて
人生GOES ON
アンテな
ロックンロール
深夜高速
エンドロール
煮込んでロック
脳内百景
チェスト

教訓Ⅰ(w/田我流)


2013年9月24日火曜日

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団 vs アナログフィッシュ@La.mama

『道玄坂異種格闘技戦 vol.53』
アナログフィッシュ
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
2013年09月16日(月・祝) 渋谷 La.mama
開場 17:30 開演 18:00 
前売 ¥3,000- 当日 ¥3,500-(ドリンク代別途要)



台風が日本を直撃した日。
朝は暴風の音で目覚めた。
起きてテレビをつけると、京都あたりで大変なことになっていて、
おそろしい映像を目にした。
被害にあわれた方、怖い目にあわれた方に
心よりお見舞い申し上げます。

うちの方を走ってる電車も、強風の為止まっていたが、
バスでちょっと遠回りして渋谷へ行くルートが稼動していることを確認して、
とりあえず、ひと安心する。
台風の動きからすると、夜には暴風圏からは外れそうなので、
たどり着くことさえできれば、なんとかなるだろうと思った。

その予想よりも速く台風が去っていったので、
結局は、いつもの電車、いつものルートで渋谷まで行くことができた。
めでたし、めでたし。

いや、しかし、台風よりも気懸かりなことがあったのだ。
この前、ライブ中に体調を崩してしまって以来の
スタンディングのライブということで、かなり緊張していたのだ。
そう、ビビっていたのよ。
また倒れるんじゃないだろうかって。
なので、フロアの後方、2段くらい高くなってる所から、
ビールを飲みながら、ゆるゆる観るという作戦でいくことにした。
何かあっても、すぐにトイレに駆け込めるように。



先攻は、アナログフィッシュ。

たぶんライブを観るのは、3回目だと思うんだけれど、
今日がいちばん、カッコよかった。響いた。
うまく言えないんだけど、
蒼さ、懐かしさを感じて、直接涙腺を刺激されてしまった。
いいバンドだなぁ・・・。

と、無理矢理短くまとめてしまったけれど、
時間のたつのがあっという間で、自分の体調を
心配する暇なんてなかったことを、彼らに感謝したい。



そして、後攻、トラベル。

いつものように『タンバリア』が始まって、奇妙くん登場。
今日は蝶ネクタイね。
どうせ、すぐに外しちゃうんだけどね。

今日のホーン隊はお二人。
Tpのどうまるくんと、T.Saxのユージェイ。
後で知ったことだが、Saxのますこさんは、
台風の影響で、新幹線に乗れず欠席になってしまったらしい。

他のメンバーも、大阪からの車移動なので、
今日ここに来られるかどうか、心配したよねー。
無事に着てくれて、ライブ観られて、何より。
そんな大阪チームの移動の苦労も知らず、
奇妙くんは「寿司食べてました」ってさ。
この、ドSめ!

そうそう。
奇妙くん、金髪だった髪を切ったら、毛先の方だけ
その名残が残ってて、まだらになっていた。
それが小動物(リスとかアライグマとか)の毛並みと同じ質感に見えて、
なんだかキュートでしたわ。

『タンバリア』~『ツイストで踊りあかそう』の序盤の
飛ばしっぷりが、気持ちよかった。
サム・クックのカヴァーは、すっかり定番になったようで
嬉しいなぁ。

最近、ポルシェを買ったという奇妙くん。
まだ納車前なのに、すでに「ちょっと飽きた」らしい。
いろんな人に「買った」と言ってるうちに、
もう満足してしまったみたいで「取りに行くのが面倒くさい」って。
奇妙くんらしいや。

アンコールで、新曲の『仁義なき恋愛』を初披露。
まだ全然、歌詞を覚えてないから、適当に歌ったみたいで、
CDに入ってるのとは違うらしいけど、
思いついた言葉を紡ぎながら歌うのは、奇妙くんの得意技。
歌詞に詰まるようなこともなく、サラリと歌いのけた。
ほとんどリハもしてなかったらしいので、
「やっぱり、ちょっとカタいな」とコメントしてた。
オールド・ジャズっぽいナンバーでしたわ。

最後の『~なりくさっても』は、
イントロに入ろうとしたところで、突然、奇妙くんが
「レゲエで!」と言い出した。
それに対する反応が、みんな早かったなぁ。
てっし~、安田さんのリズム隊が、即座にレゲエのリズムを
叩き出して、他のみなさんもサッと入っていった。
その反射神経の良さに、惚れ惚れしてしまったわ。

このレゲエVer.が、なかなかイカしてたのよ。
こんなせつないメロディーが、レゲエに合うなんて
意外なんだけれどね。



タンバリア
機嫌なおしておくれよ
わるいひと
ツイストで踊りあかそう
サントワマミー
あの娘に会いにゆこう
SWEET MOMORIES
星に願いを
オー・シャンゼリゼ

仁義なき恋愛
君が誰かの彼女になりくさっても



ゆるーいMCと、熱のこもった歌のアンバランスは、
奇妙礼太郎というシンガーのアンバランスさ、
或いは、危うさと重なる。
何かが決定的に欠けている人なんだろうなぁ。
その欠けてる何かを希求する姿を、私は美しいと感じるのだ。

2013年9月18日水曜日

湯川トーベン@lete (2013/09/13)

湯川トーベン ソロLIVE
9月13日(金) 下北沢 lete
Open 19:30 / Start 20:30
予約 ¥2,500 + drink / 当日 ¥2,800 + drink



ついに還暦を迎えたトーベンさん。
私にとっては、その還暦後初のライブ。

本日の一曲目『雨の日と金曜日は』を歌い出してすぐ、
トーベンさんが咳き込んで中断。
どうやら風邪をひいてしまったらしく、超絶に調子悪そう。
目がウルウルしてたし、長袖着てたので、きっと熱もあったんでしょう。
とっても辛そうで、見ている私の方が泣きたくなってしまった。
無理しないで、ライブなんて切り上げて帰りましょうよ!
そう言ってあげたかった。

しかし、そんなことにはならず、ライブは続くのである。

しばらくは、咳き込まないように注意深く、
抑え気味に歌っていて、それに合わせてギターのトーンも控えめ。
このleteでは、ギターも歌も生音でのライブだから、
ギターの音量を下げるには、優しくピッキングするしかないのだ。

「お気付きでしょうが、風邪をひいてしまいました」
「昨日作った『風邪のうた』を聴いて下さい」
これ、間違えて2番の歌詞から歌い始めてしまったみたいで、
もう一回最初からやり直し。
そして半分以上歌ったところで、何かが気に入らなかったらしく、
「・・・もう一回初めから演ります」と、再度やり直すことに。

具体的には、何が引っかかって中断してしまったのかは、
よくわからなかったんだけれど、
どんどん、トーベンさんの歌の調子が上向きになってきたのは確か。

ちなみに、この『風邪のうた』は、ちょっぴりキュンとする歌詞だった。
『ストロベリーガール』的な甘酸っぱい香りがしたんだな。

それから、ボブ・ディランのカヴァーで
『Mr. Tambourine Man』がとても良かった。
訳詞はご自分のオリジナルなんでしょうかね?
ディランの曲というのは、とても不思議なんだけれど、
誰がカヴァーしても、その演者の個性が歌に生かされて、
歌ってる人、それぞれ違った歌が出来上がるような気がしている。
この日トーベンさんが歌ったタンブリンマンも、
非常にトーベンさんらしい歌で、グイグイと胸に迫ってきた。
これが、もっとご本人の体調の良いときだったら
どうだったんだろうなぁ・・・。
できれば、もう一度聴いてみたいと思っているのだが。

休憩後の後半は、さらに、さらに、調子が良くなってきて、
私も安心して楽しむことができるようになった。
・・・いやいや、前半も、本当に心配の方が先に立ってたのは、
最初の2曲くらいで、後は、気持ちよ~く聴いていたんだけどね。

さて、次回の天月のライブは、
なんと、ライブ・レコーディングなんですと!
「まぁ、使えるかどうか、わからないけどね」と
おっしゃってましたが、ちょっとくらい音質が悪くても、
天月のあのグルーヴが収まっているのであれば、
いくらでも買いますよ!
ということで、天月でもお馴染みのヤッチさんの曲
『今どうしてる』(←タイトルあってるか?)をカヴァー。
トーベンさんが歌うの新鮮だったわ。

それにしても、今回は12弦ギターが大活躍であった。
カッコいいなぁ。


アンコールは1回だけ。
持ち直したとはいえ、これ以上は無理強いできないもんね。
早く治していただきたいです。お大事に。




雨の日と金曜日は
珈琲
ひねもす
秋の日に
歩いてる
朝からゴキゲン
(はっぴいえんどのカヴァー)
Mr. Tambourine Man(Bob Dylan)
風邪のうた
お月さんが笑ってる
ハワイへ行くなら
今どうしてる
おはよう今日一日君は何してるの
退屈にさそわれて

食パンとミルク
600Vの男



つい先日、還暦祝いのライブにてプレゼントされた素敵な物たちを
お裾分けしていただきました。感激。
「今日はこれで勘弁してよ」ということらしいけれど、
そんな心配しなくても、いいライブだったのに。
さすがはプロ、という懐の深さを見せつけられましたわ。





年末にはベスト盤を出したいとおっしゃっていた。
やっぱり、周年の今年中ということにこだわりがあるのかな。


2013年9月11日水曜日

THE GROOVERS/SAICO@CLUB251

2013年9月8日(SUN) 下北沢 CLUB251
"CLUB251 20th ANNIVERSARY ROCK'N'ROLL JOINT STRUGGLE"
THE GROOVERS
/SAICO[SAICO(vo),野口徹平(g/Hi-5),ナカザワダイスケ(b),比田井修(ds)]
OPEN18:30/START19:00 
adv¥3,000/door¥3,300(+D)



年をとるってことは・・・と圭介じゃないが、
あまり嬉しくはない“初めて”を経験していくということなんだな。
というわけで、このライブ中に突然、気分が悪くなり
フロアから退避するという、初めての経験をした。
本当に、直前まで何の予兆もなく元気だったから、
自分でもびっくりしてしまったわ。


SAICOさんのことは、ぜんぜん知らなかったんだけれど、
川村かおりちゃんの『ZOO』をカヴァーしてて、
あぁ、凛とした雰囲気が似ているなぁ、なんて思っていて、
まだCDになってないSIONさんが書いてくれたという『くれない』
という曲が、すごく響いてくるいい曲だったんだけれど、
この辺りで、突然気持ち悪くなってきちゃって、生アクビが止まらない。
ステージからよく見える場所に立っていたものだから、
気を悪くされちゃったんじゃないか?と心配している。
けど、もうステージに集中する余裕もなく、
少し眩暈もするようで、ただ立っているだけで精一杯だった。
曲終わりで、トイレへ駆け込む。

ちょっとスッキリしたので、フロアへ戻って
後ろの方に立ってたんだけれど、音圧で再び気分が悪くなった。
仕方ないので、フロアを出て、トイレの前のスペースで
しゃがみこんで休息。
なんとしてでも、グルーヴァーズが始まるまでには
復活したかったので、じっと蹲って体力を温存することにした。

そして、見事復活!
図々しく、元いた見晴らしのよいポジションまで辿り着いた。
この時点で7割くらいの快復度だったのが、
ステージ転換中、おしゃべりなどを楽しみ、ほぼ100%のフル充電完了。
本当に「さっきのアレは何だったのか???」といった感じ。



さてさて、体調も万全になったところで、THE GROOVERSの登場。
客電が落ちて、ドラムロールから始まるいつものSEが流れると、
私のボルテージは、一気に120%くらいまで上昇する。
演奏の始まる前のこの瞬間が、一番興奮してて鼻息が荒いかも。

一彦さんのギターは、やっと見慣れてきたTRUTHのジャズマスター。
個人的には丸っこい形のギターが好きだけれど、
ジャズマスターのちょとひねた形は、自己主張が強いなぁ。
持つべき人が持てば、カッコよく見えるということですね、はい。

定番『Groovaholic』でスタートして、
続く『境界線のエンジェル』で、まず最初のノックアウトを喰らう。
ギターのリフ、16のカッティングで悩殺だ。
もう、毎度毎度のことなのに、いつも新鮮。いつも痺れる。
『乱気流ガール』でも同じく。

で、今回、一彦さんの足元がよく見える場所だったので、
そっちにも注目してみたのだ。
基本的に、一彦さんの足元にはエフェクター類はなく、
フットスイッチだけが並んでいる。
『惜別の空』での、文字通りの“フットワーク”がカッコいいのだ。
イントロのリフでのコードストロークから、
歌のバッキングでのアルペジオへ切り替えるとき、
ギターソロへ入るとき、とこのスイッチを踏むわけだけれど、
その動きがステップを踏むように華麗なのですわ。
カッコえええぇぇ!

『スマイル』はジャジーで、ベースとドラム、
リズム隊の切れ味がたまらん。
安定したボトムの上で、好き勝手に暴れるギター。
絶妙のバランス。
これこそがバンドの楽しいところ。

この日一番嬉しかったのは『車輪の上』
大好きな曲なのだーー!アガるーー!!
ライブが後半に入って、グワーッと熱を帯びてきたところで
イントロのギターのリフを弾き始める一彦さん。
かなり、テンポが速い。
ヒートアップしてる空間では、ちょうど気持ちのいい速さなんだけど、
ヤスチカさんの口が「速ぇーなぁ」と動いたのを
私は見逃さなかったぜ。
そう言いながらも、すごく楽しそうな顔だったもんだから、
こっちまで楽しくなっちゃって、ニタニタしてしまったよ。
で、ボブさんを見ると、やっぱりニコニコして一彦さんを見てた。
なんて言えばいいんだろう?
この瞬間、グルーヴァーズというバンドがたまらなく愛しくて、
3人まとめてハグハグしてあげたい、そんな気分。
最高に楽しくて、なのにせつなくて、胸の奥がギュッとなる感じ。
こういうの、なんて言えばいいの?

ラス前のスローバラードは、新曲。
確か『Under The Foggy Moon』というタイトルだったと思うのだが、
違ってるかも。
一彦さんが指弾きとピック弾きを何度も切り替える。
人差し指の根本にピックを収めて、指で弦を弾くフォルムが好きだ。
なんと繊細で色っぽい指先。
それに、ただただ見惚れてしまう私は、ヘンタイなのかもね。

本日のラストは『狂おしきこの世界』
ギターの音色がいつもと違うのが気になった。
なんでだろう?他の曲はぜんぜん気にならなかったのに。
妙に線が太いというか、コシがあるというか・・・。
いや、別にイヤだというわけじゃないんだけど、
耳に馴れたものと違ったので、気になっただけなんだけどね。
それも、ほんの一瞬のこと。


Groovaholic
境界線のエンジェル
乱気流ガール
惜別の空
スマイル
存在理由
(無条件シンパシー)
車輪の上
グッド・モーニング・シャングリラ
(Under The Foggy Moon)
狂おしきこの世界

無敵の日々



次のライブの告知。
なんと、次は、THE TON-UP MOTORSと対バンですと!
楽しみですなぁ。


2013年9月6日金曜日

@WWW 2013.1.23 Premium Live "Beautiful Dreamer"をスクリーンで観た。

「@WWW 2013.1.23 Premium Live "Beautiful Dreamer"」全国上映決定!

ファン待望の、「@WWW 2013.1.23 Premium Live "Beautiful Dreamer"」が、ついに映像化!
一部のファンしか体感できなかった!2013年1月23日渋谷WWWで開催されたフラワーカンパニーズの
完全予約制プレミアム・ライブ映像の全国上映が決定しました。
通常のライブとは趣向を変え、メンバー4人に加えてキーボード、アコースティックギター、パーカッション、
女性コーラス、ストリングスと計9名のサポートミュージシャンを招聘。豊潤なサウンドの下、
聴かせる名曲ばかりをセレクトしたタイトル通りプレミアムなライブです。この機会に、大スクリーンでお楽しみください。

2013年9月2日(月)19:30開映 ※各会場1回限りの上映です。




というわけで、行ってきた。

「全国上映」なんて言ってるけど、
東名阪+横、という全国の中のごく一部での上映だった為、
観られなくて、残念がっておられる方も多かったみたいね。

個人的には、このライブを現場で目撃し、CD音源も繰り返し聴いている。
その後のUstreamの配信も見たし、どうやら今度はDVD化されるらしい。
それをわざわざ映画館へ行って観る価値があるのかどうか・・・
という疑問も頭をよぎらない事もない。
しかし、私は行ったのである。
ちょうど、予定も空いてることだし、フラカンにご祝儀のつもりで。

だいたい、東京では、今回の上映に先駆けて、
先行プレミア上映(トークショー付き)なんてのがあったので、
熱心なファンの方は、ほとんどそっちに行かれたのでしょう。
100人ちょっとのキャパのスクリーンだったのだが、
観客数は20人程だったかなぁ・・・。

全席指定の客席は、ある一角に集中して人が座っていた。
私と同じように、某プレイガイドで購入された人たちなんだろうな。
しかし、空席はたくさんあるわけで、
わざわざそんな窮屈な席に座るのが馬鹿馬鹿しくて、
案内係りのおねえさんにお願いして、席を替えてもらった。
おかげで快適な気分で、ビールを飲みながら、
リラックスして鑑賞することができた。

もともとはこれ、スペシャの企画だったんだっけ?
放送の方は見てないんだけれど、どんな感じの編集だったんだろう?
さすがはプロの手腕、いいアングルの、いい画を押さえてるわ。
Ust映像とは、一味も二味も違いますな。

竹安の1ショットは、必ずといっていいほど下からの手元ナメ。
ス テ キ !!
もしかして、指フェチという人種が一定数存在していることが
世間に認知されているのではなかろうか?
それは勘ぐり過ぎ?

あの長かったMCは、ほとんどがカットされていたけれど、
時間は短いものの、思わずクスっと笑ってしまう箇所が残されていて、
フラカンのライブとしては、自然な仕上がりだね。
おそらく、これがこのままパッケージされてDVDになるんだろう。
保存版としておけるというのは嬉しいね。

そして、やっぱり『春色の道』で泣いてしまった。
なんだろうか・・・もう、条件反射なのかもしれない。
中森さんのギターの音色が好きすぎて、涙が出ちゃうんだよね~。
CD音源でも、この多幸感は十分伝わってくるのだが、
スクリーンで見ると尚更だ。
こんな楽しそうに弾いてたんだ、中森さん!っていう、ね。
スパム氏の笑顔もいいんだよなぁ・・・。


映像は、スクリーンに映し出されることによって、
特殊な魔法がかけられている気がするのだ。
この感覚は私特有のものなのかもしれないけれど、
デジタルになっても、液晶になっても、大きい画面になっても、
家のテレビでは、あまり映画を観る気にはならないの。
私がお金持ちになって、家の地下にミニシアター並みの
鑑賞ルームでも作れるようなら、話は違うだろうが。

暗闇の中に投射される光が、真っ白なスクリーンの上で像を結び、
絵を描き、物語を描く。
そこに魔法のような神秘を感じてしまうのは、陳腐なことだろうか?

ご祝儀のつもり、なんて恩着せがましいことを言ってしまったが、
実は、この魔法を見たかったんだということに、
開始早々気付いてしまった。
プレゼントを貰ったのは私の方だった。



2013年9月3日火曜日

月刊爆弾ジョニー@紅布

「red cloth presents 月刊爆弾ジョニー」
日時:8月27日(火) 新宿 red cloth
open18:30 start19:00
出演:爆弾ジョニー/フラワーカンパニーズ
前売 2,000円 / 当日 2,500円 (D代別)



爆弾ジョニー
メンバーは全員二十歳なんですと。
若いっ!
そりゃ親目線よね。
とにかく可愛くってしょうがない。

メンバーの衣装が、それぞれ個性的なんだけれど、
ばっらばらで統一感はなし。
まぁ、それは、次のバンドも同じようなもんか・・・。

中でもギターのキョウスケくんが、'70年代風の長髪で
めっちゃかわいい。
後で圭介も言っていたが、顔ちっちゃ!
ギターソロのクリーンなトーンも心地よいのだけれど、
バッキングになると、キーボードの音に押されてしまうのか、
ちょっと存在感が薄れる感じがして、勿体なかったなぁ。
(これは、飽くまでもギターフェチとしての感想ですよ)

音は、まぁ、ごった煮。
オーソドックスなロックンロールから、レゲエ、ヒップホップ、
ハードロック。何でもありといった様相。
音楽のジャンルの垣根なんて関係なく、
好きなもの、カッコいいものは、何でも取り込んでしまうのだろう。
ウワバミみたいなもんだな。
とりあえず、丸呑みしてしまってから、
じっくりと時間をかけて消化していくのだ。
若さ故のまだ未消化なところすらも、魅力的な青臭さに感じられる。

その溢れんばかりの若さをエネルギッシュに
爆発させたようなステージは刺激的で、惹きこまれるなぁ。
ただ、曲間のつなぎとかMCがグダグダ気味で、
「今日は、なんかオカシイ。緊張してるってワケじゃないんだけど」
とヴォーカルのりょーめーくんが言っていた。
「昨日はカッチリしたライブしたのに、どうしたんだろう」って。
それ、きっと、意識してないつもりでも、緊張してるせいで
おかしなテンションになってるんじゃない?とオバサンは思ったよ。

いやー、キラキラしてて眩しかったわー。




フラワーカンパニーズ
この夏初めて聴く『最高の夏』でスタート。
やっと、NaNaNa~♪歌えたよー。
やっと夏がきたよー。もう8月も終わりだけど。

ジョニーくん達があまりにもキラキラと若さを輝かせてたものだから、
次に出てくるオッサン達が、どれ程くすんで見えることか・・・。
と、心配だったのだけれど、まったく余計な心配だった。
圭介も、負けず劣らずキラキラしてた。
いつもこんなだったっけ?なんて思いながらも、
テンション上げて圭介の動きを見つめていたら、
あれっ???
マイクがとれた!
マイクスタンドにセットしたはずのマイクが、スタンドから離れている。
よく見ると、マイクにはホルダー部分が装着されたまま。
つまり、パキっとホルダー部分が折れちゃったのだ。
いきなり一曲目に、なんというアクシデント!
MCに入る区切りのところまでには、Q太郎さんがガムテで補修してくれて、
後はなんとか、これで凌いだ。

しかし、まぁ・・・骨が折れるよりは、よっぽどいいわね。

若い子との対バンで燃えちゃったんだろうか、
とにかく、攻めのセトリ。
曲が始まると「うぉーー!」とどよめくことも、たびたび。

ということで、そのセトリがこちら↓↓


最高の夏
夜空の太陽
捨て鉢野郎のお通りだ
ロックンロール・スターダスト
切符
アンテな
また明日
真赤な太陽
くるったバナナ
どしゃぶり地獄
チェスト

真冬の盆踊り


どう?痺れるでしょ?

でもって、この“攻め”の中に新しい2曲がピタリと収まってて、
そのハマリ具合に感動する。
これは、ちょっと凄いことだよ。

フラカンのシングル曲やアルバムのリードトラックって、
いつも「よそ行き」の印象だったんだよね。
普段とはちょっと違う、すまし顔の雰囲気を感じることが多かった。
それはそれで、悪いことじゃないのはわかる。
誰だって、初対面の人にいい印象を持ってもらいたいし、
それが大切な場面であれば、普段よりもドレスアップして、
立ち居振る舞いにも気を遣うだろう。
でも「よそ行き」は、きちんとした印象を与えると同時に、
よそよそしさも感じさせてしまったりする。
それまでのファンにしてみれば、なんだか他人行儀で水臭いわね~、
といった感じ。
これが、今までのシングル曲に対する私の感触。

今回のシングル『夜空の太陽』の凄いところは、
「よそ行き」の衣装を纏ってるのは間違いないのだが、
それをドレスダウンして着こなしているということ。
オシャレな服を着させられるんじゃなくて、
自分らしく着こなせるようになっているのだ。
おお、いつの間にかオシャレ上級者じゃないか!
つまり、バンドのスケールが
ひと回り大きくなったってことなんだろうと思うのだ。

きちんと着こなされた新曲は、ライブにもよく馴染む。

圭介がモズライトを持って、『また明日』
この曲の違和感(いい意味で!)が際立つ。
ここまでの流れを断ち切るような違和感(いい意味で!)だ。
まるで転調みたいな曲だなぁ、と思った。

そこからの『真赤な太陽』という流れは、絶妙、絶品。
これまでの経験上、ここは『エンドロール』でくると思った。
圭介はギター持ったままだったし。
軽くジャランとコードを鳴らしてキーを取り、
「まっかなたいよ~♪」と圭介が歌い出した瞬間、
思わず「うぅ~ん」と唸るような声が漏れてしまった。
そして、この“うぅ~ん”が、私の心の中で漏れ続ける。
“うぅ~ん”が止まらない。
なんだよ、これ。
自分でも理解不能の感動モードに突入してしまったらしく、
“うぅ~ん”と一緒に涙が止まらない。
なんだよ、これ。

・・・ちくしょー!やられたー!!
なんか、ヤツらの術中にはめられたような気がして悔しいなぁ。
(ひねくれ者で、ごめんなさい)
なんて、キィィー!ってなってたら、今度は
『くるったバナナ』ときたもんだから、まいった。
アガるーーーっ!
いったい何年ぶりに聴いただろう?
深いリバーヴのかかった圭介のシャウトが、懐かしく響いた。

MCでは、年とると老眼、難聴、腰痛・・・体がボロボロという話から、
竹安とミスコニの難聴がひどいという話になり、
「人の話は、ほとんど聴こえてない」
「想像で会話してる」と、言われとった。
そんなこと言われてても、ニヤニヤと笑ってる竹安。
ちゃんと聴こえてたんだろうか?



アンコールの盆踊りで、ジョニーくん達もヨサホイ。
やっぱりオッサンと並ぶと、ピチピチのキラキラやね~。

圭介がキョウスケくんのアゴを掴んで「顔、小さっ!」て言うと、
Gが圭介に「鈴木、オマエは背が、小さっ!」って。
というわけで、キョウスケくんの肩を抱き、
自分だけモニタースピカーに乗って底上げしつつ、ヨサホイ。

これがやりたくて、フラカンが後攻だったんじゃないかな、
なんて思ったりしたんだが、どうなんだろうね?



2013年8月30日金曜日

TUESDAY NIGHT LOUNGE Vol.3@duo MUSIC EXCHANGE

斎藤誠30周年記念企画ライブ
「TUESDAY NIGHT LOUNGE Vol.3」
出演: 斎藤誠 / 根本要 / 岩崎宏美 / 片山敦夫
8月20日(火) 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE
18:30開場 19:00開演
前売4,500円、当日5,000円
(税込み、整理番号付全自由、ドリンク別)


既にツイッターにも投稿した事実なのだが、
今回のこのライブの出演者のお三方は、私がローティーンの頃に
聴いていたラジオ番組のパーソナリティーだったのである。

岩崎宏美さんは、MBSヤングタウン火曜日、略して“ヤン火”で
やしきたかじん、オール阪神巨人と一緒にレギュラー出演。
生まれてはじめて毎週欠かさず聴いたラジオ番組が、これなのだ。
宏美さんの番組内での愛称は「ひろりん」
だから今でも私にとって、岩崎宏美=ひろりん、であって、
親近感を持ったスター、という存在なのである。
というわけで、以下「ひろりん」と表記させていただくことを
ご容赦願います。

スターダスト・レビューの根本要さん。
もともとスタレビは好きで、1stから3rdまでは
ちゃんとアルバムを買って愛聴していたのだ。
で、“ヤン金”の二部を要さんと白井貴子さん(=貴ちゃん)が
担当していたときに、よく聴いていた。
もちろん当時からよく喋るし、面白かったのだ。

そして、誠さんに関しては、最初に知ったきっかけが、
デビュー当時、桑田さんのオールナイトニッポンに
ちょくちょく遊びにきては、生歌を歌ったりしてたのを聴いたからだし、
その後、ラジオ大阪の「KISS」という番組の月曜日の担当になり、
これも欠かさずに聴いていたはず。

この番組内に、リスナーが電話で簡単なゲーム(音楽スロット的なもの?)
に挑戦するというコーナーがあったのだが、それに出たんですよ、私。
当時、田舎者の中学三年生だった私は方言丸出しで、
誠さんとお話したのよ、電話で。
それを誠さんは「その『〇〇してまう』って言うの、いいよねぇ」と
しきりと褒めて(?)くれたことを今でも鮮明に覚えてますよ。

・・・と、前置きが長くなってしまったが、つまり
今回の顔合わせには、個人的にかなりなミラクルを感じていた
ということが言いたいわけ。
おわかりいただけたでありましょうか?



ライブの内容については、誠さんご本人が自身のHPに、
熱く長々と書いておられるので、それを読めばいいんじゃない?と
思ってしまったわけです。
で、本来ならリンクを貼る程度にしておきたいのだけれど、
あのページ、ごちゃごちゃしてて読みにくいし、
後で日付を遡って探すのもタイヘンなので、
こっそりコピペしてしまった。(早い話が、手抜き)
もちろん無断転載ですので、関係者様からのご指摘があれば、
即座に削除いたしますので。
とりあえず、見せかけは白文字にして見えないようにしました。

゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚

「TUESDAY NIGHT LOUNGE」が昨日無事終了しました。終わったら22時を回っていてあらビックリ。3時間もやってたのね。楽しすぎて嬉しすぎて気がつきませんでした。今回はワタクシ出ずっぱり。
まずはオープニングに宏美さん、要くん、片山くんとで青い三角定規の「太陽がくれた季節」。コレはもうこの3人(宏美さんセンター)で絶対やりたくて、一番最初に決定した曲。いやーもうなんちゅうハッピーなオープニング!
みんなを見送って一人でまず「愛してるって言って」をやって、そのあとはずっと新曲。10月16日リリースのアルバム「PARADISE SOUL」の曲たちが続きます。「moonshine」を弾き語りした後、片山敦夫を迎えて「思い出の宝物」、「Paradise Soul」を披露。
ここでいよいよ岩崎宏美さんの登場です!ロバータ&ダニーの「Where Is The Love」をデュエットしたあとは、僕のリクエストを2曲、No.1シングルの「ロマンス」と「センチメンタル」です。ここで客席の超ラブリーな"親衛隊"の皆さんが大爆発!「I love 宏美」Tシャツ&鉢巻きの皆さんが“あなたおねがいよー”の後に“ヒロミちゃーん”とシャウト。ああこれを自分のライブで観られるなんて!幸せだなああ。"親衛隊"の皆さんはライブ終演後、その他のお客さんに向けて「お騒がせしましたー!」と頭を下げてくださって、ああなんてステキな方々なんでしょう。流石宏美さんファン!
「いのちの理由」では宏美さんの手話付きの優しい歌に会場全員が静かに聞き入っていました。そしていよいよ最新デュエットソング「抱きしめてよ、ミラクル」の初披露。何とカラオケを使用して、カラオケボックス風に片山くんもタンバリンで参加。丸腰ハンドマイクの斎藤誠はいかがでしたか?ラストは宏美さんによる「別に奇跡なんかじゃないから」。宏美さんのこの歌の理解度がスゴい。一緒に歌っていて涙が出そうだった。宏美さんに歌ってもらってなんていい曲なんだろと思いましたとさ。
宏美さんと片山くんを送り出して根本要登場、いきなり歌いだしたそれは即興の30周年おめでとソングでした。
なんてイキなことしやがるんだコイツは!E.C.の「Bell Bottom Blues」をやって、ホリーズの「Bus Stop」では、ギター間奏部を二人でハモろうということになり世にも珍しいセッションに。だって、二人だけだから伴奏がまったくいないのに二人ともソロ弾いてんだもん。奴のこういうギター小僧的なアイデアがたまらない。今回の一度のセッションを目一杯楽しもうとしているのだ。続いてP.フランプトンの「Baby I Love Your Way」。限られた持ち時間内にカバー曲をコレだけ入れてくる根本要は実にカッコいい。しかしその倍以上を大爆笑トークに費やすのだからとんでもない男だ。客席が波打っている。全員が腹を抱えているのだ。そんな大騒ぎから入る「木蓮の涙」と「今夜だけきっと」の素晴らしさ。とたんにキューンと来ちゃったじゃねーか、チキショー最高だぞ根本!
根本要を送り出して再び迎えた片山と一緒にステージに引っ張り上げたたのは、その日フカカッタのチラシを持って来ていた、けっちゃんこと高橋結子(カホーン)。3人で更に新曲「幸せの準備」と「飛ばせドライバー」。「飛ばせ」のラストコーラスで宏美さんと要くんが愛の乱入。リリース前のこの歌を会場全員で大合唱。"one stepちっちゃな願い 揺られ揺られ膨らんで two steps大志を抱け 何回でも回り道"。
アンコールは5人全員でショッキング・ブルーの「ビーナス」。そして僕の「大切な雨やどり」をやって終了。僕だけ残って「明日の空に」を弾き語り。あたたかい拍手の中ステージを降りました。全21曲。
酷暑の中、観に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。観に来られなかった皆さんの為に全曲解説でお伝えしてたらこんなに長文に!4月から隔月で続いた今回のライブシリーズ、参加してくれたすべてのアーティストに心から感謝しています。それぞれのゲストがいろんな見方で斎藤誠を楽しんでくれているのが分かって、自信にも繋がりました。そしてゲストのファンの方々がみんな"分かってくれる皆さん"ばかりで、安心していつもの自分の歌を歌うことが出来ました。
そして"うちのファン"の皆さん!いよいよ、いよいよ始まります。5年9ヶ月ぶりのリリースとプロモーション、そしてレコ発ライブです。きっと今までの何倍もお世話になってしまうと思いますが、どうかどうか、この秋の斎藤誠にご期待ください。まったく治らないこの音楽バカをよろしくお願いいたします!(8/21)


゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚

ここから、私の個人的な感想を少々。

とにかく、ひろりんの歌が素晴らしかったのだ。
往年のヒット曲には心が躍ったし、『いのちの理由』には涙した。
とくに、誠さんの『別に奇跡~』が凄かったなぁ。
もう鳥肌モノ。
誠さんの曲であるというコアはそのままなんだけれど、
あの艶やかな歌声で、一瞬にして自分の色に染め上げていく。
その凛とした、歌う姿勢が美しくて感動した。
本当にいい声。
とくに中低音のふくよかな女声が私は好きなのだ。
あのふくよかさに、母性を感じて胸が温かくなるの。

誠さんとひろりんのデュエット曲は、
誠さんが歌ってなくても、誠さんの曲だとわかるだろうなぁ。
随所に誠さんらしさが散りばめられていて、
何度もニヤリとしてしまった。

要さんは、あいかわらずお喋りが長い!(←褒め言葉ですよ)
面白すぎる。
本人は「間がコワイから、ずっと喋っちゃうんだよ」と言ってたけど、
そんな気の弱い人だとは思えないんだけどなぁ。

誠さんと要さん、気の合うお二人が作り出す空気が
とにかく心地よくて、いっぱい笑わせてもらったわ。
なんだか、中学生に戻ってしまったような気分になるんだよね。

誠さんのソロパートは、なんと一曲を除いてすべて新曲。
すごい!強気ですな。
たぶん、早く聴かせたくってしょうがないんだろうね。
その待ち遠しいニュー・アルバムは10月16日発売!
ここで聴いた曲がどのように料理されているのか、
楽しみだなぁ。


というわけで、非常に感慨深い3時間を
手抜きしまくりでお伝えしましたでござりまする。



太陽がくれた季節

愛してるって言って
Moon Shinne
思い出の宝物
PARADISE SOUL

Where Is The Love(Roberta Flack & Donny Hatahaway)
ロマンス
センチメンタル
いのちの理由
抱きしめてミラクル
別に奇跡じゃないから

Bell Bottom Blues(Derek and the Dominos)
Bus Stop(The Hollies)
Baby,I Love Your Way(Peter Frampton)
木蓮の涙
今夜だけきっと

幸せの準備
飛ばせドライバー

Venus(The Shocking Blue)
大切な雨宿り

明日の空に



うーん、スタレビが聴きたくなってしまったなぁ。

2013年8月26日月曜日

魂列車Vol.3@紅布

redcloth 10th Anniversary
~夜のストレンジャーズ責任企画 魂列車 Vol.3~
2013年8月17日 新宿レッドクロス
出演: 夜のストレンジャーズ / ザ・たこさん
開場18:30 / 開演19:00
前売2,500円(D別) / 当3,000円(D別)



ザ・たこさん
はじめての、たこさん。
チラホラと噂は聴いていて、ライブが楽しそうなことは知っていた。
だから、とても楽しみにしていたのだよ。

まず、ギター、ベース、ドラムの3人が音を鳴らし始める。
ファンキーだなぁ。
軽くお客を温めてから、ボーカルさんを呼び込むというのは、
ファンク・バンドとしては王道の演出ね。
こういうコテコテなところ、好きだなぁ。
ファンクやソウルという音楽が、妙に大阪という土地に馴染むのは、
そういうコテコテ具合も関係あるのかもしれないなぁ、
なんてことを考えながら見ていた。

ボーカルの安藤さんは、レスラー風の衣装にマントを羽織り、
スキンヘッドにちょび髭・・・これはテープにマジック書き、かな?
とにかく、一度見たら忘れられない強烈な風貌。

他のメンバーの方たちも、なかなかキャラが立ってて個性的。
ギターの山口さんは、ジョン・レノン風。
というか、ヤッチさんに似たファッション・テイスト。
いかにもギタリスト!といった印象。
ベースのオカウチさんは、デ カ い!&超オトコマエ!!!
演奏中に、睨み付けるように投げかける視線にくらくらしちゃった。
あまりにも眩しすぎたので、直視に耐えられず、
チラ見作戦で拝見いたしましたよ。
ドラムのマサさんは、地味で控えめな感じだったけれど、
コテコテのファンクというより、もっと洗練されたグルーヴを
叩き出しておられた気がしたなぁ。

なかなかバランスの良さを感じさせるメンバー構成。

実は、もっとイロモノ的なバンドなのかと思っていたのだ。
確かに、歌詞が面白かったり、
安藤さんの身のこなしが芸人チックだったりしたけれど、
演奏の巧さで聴かせるバンドであった。
『愛の賛歌』なんて、凄くカッコよくて痺れたわ~。

よーし、音源買って帰ろう!と、心に誓ったのであった。



夜のストレンジャーズ
夜ストについては、とくに書くべきことがない。
いやいや、もちろん「いい意味で」ですよ。
いつ観ても、いい。安定して、いい。

前にも聞いた話だけれど、MCでウィルコ・ジョンソンの話。
磔磔でウィルコを観て、憑き物が落ちたようにスッキリして、
ロックンロールと向き合えるようになったという。
何度きいても、いい話だなぁ、と思う。

で、そのライブの帰りに作ったという新曲が
『Back To The Rock'n'Roll World』
これを聴くと、ミウラさんがロックンロールワールドに
戻ってきてくれたことが嬉しくて、嬉しくて、ちょっと泣ける。

ミウラさんがギターを弾きながら、ステージの前の方まで出てきて、
フロアにいるお客の顔を、言葉は良くないけど、
蔑むような目つきをすることがあるのだ。
ドヤ顔というか、ドS顔というか。
あの表情が好きなんだよなぁ。
「ステージの上では、俺様がキングだ!」と言わんばかりの顔つき。
それを見て、なんだか懐かしいような気持ちになった。
ひょっとしたら、あの表情こそが、ミウラさんが
ロックンロールワールドに帰還したという証なのかもしれない。
そんな気がした。

レコーディングは順調にいっているようで、
秋には発売だとか。
ライブで披露されている新曲を聴くかぎり、
相当いいのが録れてるんじゃないかと期待している。
ふふふ。

何日か前にミウラさんとテツオさんが二人揃って、
新しいスーツをオーダーしてきたらしい。
そちらも密かに楽しみにしていよう。


Boogaloo Joe
トラブルボーイズ
砂浜
Down On The Road
I Love Rock'n'Roll
テレサ
I Woke Up Crying
遠い帰り道
あなたとシャララ
夜汽車のシャララ
最終バス
ホームタウンボーイ
Back To The Rock'n'Roll World
プライベートな話をしよう
泥の川
ブギ大臣
サムクックで踊ろう

ヤング&ヒッピー
Big Fat Saturday Night

俺が便所に行ってる間に俺のビール飲んだのどいつだ


今回のTシャツのデザインが、カセットテープの図柄が
なかなか可愛くて欲しかったのだが、
ザ・たこさんのCDを先に買ったため、お財布の中身が空っぽになってしまった。
なくなく諦めて帰宅。
もうちょっとお金入れとけば良かった・・・。

2013年8月21日水曜日

巳年年女うつみようこ祭@440

巳年年女うつみようこ祭
8月15日(木)下北沢440
うつみようこ&YOKOLOCO BAND
[ううみようこ、クハラカズユキ、奥野真哉、グレートマエカワ、竹安堅一]
うつみようこGROUP
[うつみようこ、調先人、鈴木純也、森信行]
前売3500円(1オーダー分500円別) 当日4000円 SOLD OUT!
19:00開場 19:30開演



お馴染みの440だが、まさかここで、
ヨコロコとグループがライブをするとは思わなかったな。
だって、ここは着席のライブハウスなんだもん。
さすがにチケットはソールドアウトしたらしく、
テーブルは最小限に減らして、椅子がぎっちりと並べられていた。

今回のライブ、タイトルに「祭」とあるように、
ようこさんのお誕生日に当てて、ブッキングされたものなのだが、
ご当人としては、声をかけたメンバーから
全員OKをもらえるとは思っていなかったらしい。
だから、440だったのかもしれないなぁ。
もっと控えめにやるつもりだったのかしら、ようこさん。




まずは、うつみようこGROUP。
8月20日に待望の1stアルバム発売なのだが、
当然ながら、本日のライブ会場では先行販売あり。
もちろん、購入いたしましたよ。

当然、こういうときって、バンドが充実してるわけで、
ライブの方もかなりドカーンと打ち上げてくれた。
いいなぁ、グループはハードロックだなぁ。

前にも書いたけど、ようこさんがずっとギターを持っているので、
フロントの竿モノの3人が、それぞれにリズムを刻んで、
グルーヴを感じながら音に入り込んでいる様がカッコいい。

調さん、見るたびにスレンダーな体が、ますます細っていく。
ちなみに、来月のお誕生日で50歳になられるそうですわ。
ひょえ~~~!
いや、まぁ、そうか・・・マーシーも50才だもんなぁ、そうだよなぁ。
と、驚いたり、納得したり。
それにしても、あの虚弱そうなところがたまらん。
MCのときも、全然お腹に力入ってない、か細い声やし。
けど「ライブのときは大丈夫」なんですって、さすが。



そして、ようこさんはお召し替えして、ヨコロコ。
しかし「男」の文字を象ったイヤリングはそのまま。
Dr.KYONさんにもらったキーホルダーを作り変えたんだとか。
いやー、ナイスなセンスですわ。
ようこさんによくお似合いですわ。

ヨコロコのメンバーがステージに揃ったところで、
演奏を始める前に、ようこさんへのお祝いのコメントの
映像が流されることに。
奥野さん曰く「各界の著名人、大物からコメントをもらってきた」と。

まずは遠藤ミチロウさんが登場。
フロアが、おおぉっ、とどよめく。
メンバーとわりと近しいとはいえ、確かに大物だもの。
8/15の終戦記念日、実はミチロウさんのお母さんもお誕生なんですって。
だから、ミチロウさんは「おかあさーん!」て言っていたのだが、
そのまま歌い出すんかと思ったわ、とようこさん。
それにしても、ミチロウさん、歌ってるとき以外は
とても優しそうな顔されてるんだよねー。
あのイカツいメイクをしてても、それでも優しさが滲み出ているのだ。

さて、次の大物は、内田裕也氏・・・たぶん。
「内田裕也」と手書きされたプレートが映ってなきゃ、わからなかっただろう。
えーと、奥野さん似の内田裕也さんでしたね。ロケンロー!

次は、これは・・・大物なのか?
プレートには「ハイジ」の文字、けど、これは誰なんだ?
ホッペを真っ赤にして、斜に構えてて態度悪そうな、
モヒカンの似合いそうな顔した・・・ハイジ?
「ようこちゃんとは、昔、ペーターを奪い合った仲だけど、
今も私は、アルプスでペーターとヨロシクやってるから、
ようこちゃんも幸せになってね」

ハイジが大物なら、この人も大物なんでしょう。
「岩手県出身、じぇじぇじぇの鬼太郎です」頭に巻いた手拭いには、
“北の海女”の文字。
滑舌よく喋っていたのだが、大爆笑していたので、
内容はぜんぜん覚えていない。
ただ、目玉オヤジも出てきて(というか、取り出して)
口元隠しながら、二役をこなそうとしてたことだけは確か。
ようこちゃん曰く「あんな滑舌のいい竹安、初めて見たわ」って。
・・・違います。鬼太郎ですよ!

最後は、鮎川誠氏。こちらも、奥野さん似。
「ようこ&ロケッツやろうよ!」だとか。
いや、もう、お腹いっぱい。
ヒーー、助けて。

ある意味、ここのコーナーが今日のピークなんじゃないのか?
と、思わせときながら、ヨコロコのグルーヴはあっさりとそれを凌駕する。
着席したままで見てるのが辛かったわ。
あーーー、踊りたいーーー!!!

あと、ようこさんの口から「モーレツしごき教室」という単語が発せられて、
そりゃ、昭和50年代を関西地区で過ごした人しかわからんやろ?
と思いながらも、ゲラゲラと受けてしまったなぁ。
わかる人だけわかればいい!ってことか。

ヨコロコの方も、来月からボチボチとレコーディングに入るそうで、
こっちも楽しみだねー。
たぶんレコーディングされるであろう新曲、
『Star Light,Snow Bright』(←って聴こえた)が
すっげーカッコいい曲なんだもんなぁ。



アンコールは、両バンドのメンバーが入れ替わり、立ち代りのセッション。
山口冨士夫さんに哀悼の意を表して、村八分の『夢うつつ』
ヨコロコでもお馴染みのナンバーだけれど、この日のようこさんは
いつもにも増して迫力満点だったなぁ。

何の曲だったかなぁ。
純也と竹安のツインギターが素晴らしかった。
いい感じに酔っ払った純也が、竹安に好き好き光線出しながら、
絡みつくようなフレーズを奏でていて、色っぽかったのだ。

最後は全員がステージへ。
グレートはタンバリン、もっくんはようこさんのギターを持って、
あれは音出してなくて、エアーだったのかなぁ。
派手なアクションを決めながら、カッコよく弾いていた。
この中では最年少、唯一の三十代ということで、
無邪気にはしゃいでるのが可愛かったわ。
お父さんだけど。勝新だけど。


蛇足:
キュウちゃんのモヒカンが、いつもよりビシっと、バリっと
決まってたように見えたのは、床屋効果なんでしょうかね?
(日々もろきゅう より)