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2012年4月29日日曜日

春はやっぱり湯川トーベン!@下北沢ロフト

『春はやっぱり湯川トーベン!』
出演:湯川トーベン  O.A:ネロ
4月27日(金) 下北沢ロフト
Open 18:30 / Start 19:00   
前売3000円 / 当日3500円




開演時間の間際に滑り込んだので、
今日は後ろから見れればいいや、と思っていたのだが、
なぜか一番前の席が空いていたので、スルッと入ってしまった。
基本的に控えめな性格だと自分では思っているのだが、
どうもライブ絡みになると、図々しくなれるみたい。
間近で見たい!という欲求が強いんだろうなぁ。


本日のオープニング・アクトはネロくん。
十三ファンダンゴで「湯川トーベンがやって来る!ヤァヤァヤァ」
というライブを主催している若者。

ギターはハミングバード。
ひょろりた痩せた彼が、猫背で訥々と言葉を置くように歌う姿は
どこか友部正人の雰囲気だ。
声なんかは全然似ていないんだけれど。

そんなフォークの匂いを振りまきながら2曲を演奏。
「家で歌ってるときは、もっと上手いんですよ」
「今度、家に聴きに来てください」だそうです。

最後の曲は、以外にもロックなテイスト。
これは、私だけの勝手なイメージなんだけれど、
ヒロトが作りそうな曲だなぁ~、と思った。

ネロくん、歌もギターも決して上手いとは言えないし、
少しオドオドしているような不器用な感じもする。
だけど、これが彼の持ち味なんだなぁ。
素朴で、どこか振り切れない、煮え切らない、そういう雰囲気を
飾ったり取り繕ったりせず、そのままステージに持ち込むのって、
実はすごいことなんじゃないかな~、なんて思うのである。
すごく良かった。
(上から目線でゴメンなさい)




さて、いよいよトーベンさん。
赤のフォークロックスTシャツをお召しでしたね。

「本日はお足元の悪い中、どうもありがとうございます」
というわけで、雨の歌を、と『雨の日と金曜日は』
ハープを吹きながら、スリーフィンガーで。

歌い終わってから、
「“なんちゃってフォークシンガー”みたいでいいでしょ」と。

今日のギターは、お馴染みの“茶太郎”くん。
トーベンさんのシグネチャーモデルのアコギ。
ちょっと気になったのは、ピックアップが変わってたこと。
いかにも仮付けというような取り付け方だったんだけれど、
何かトラブルでもあったのかなー。

「このギターが、いい音になってきたんだよ~」
と嬉しそうに話すトーベンさん。
もう、あちこちキズだらけなんだけれど、
それをまた愛おしげに思っているようで、
キズができたら、場所と日にちを書いておくそうなのだが、
「弾いてるうちに消えちゃうんんだよね~」

『太陽の光』で
ベースラインが半音ずつ下がっていくとこが大好き。
音の響きが好きなのは、当然ながら、
指フェチ的に、見どころなのだよ。
あの人差し指に合わせて、左手がグイーっと広がっていくところが。
私じゃ、絶対そこまで届かないもんなー、と
思わせてくれるところが、たまらんのですよ。

トーベンロックバンド(ロジャーさん、レイブンさんとのバンド)で
よく演ってたという曲、たぶん『日出ずる国』と言ったと思うのだが、
これが、まあ、のけぞっちゃうほどカッコよかった。
ゴリゴリのロック。
なんで、こんなのアコギ一本で演っちゃえるのかなぁ。
もうカッコよすぎて、痺れまくったー。

下北沢ロフトのステージにはピアノがある。
前回も一曲弾いてくれたので、
今日もトーベンさんのピアノが聴けるんじゃないかと
密かに期待していたのだ。
その期待どおり、トーベンさんがピアノの前へ。
「慶一さんの曲『月夜のドライブ』を演ります」

私からは、ピアノを弾くトーベンさんの背中が見える。
照明が落ちて、スポットライトが当たって、
ステージ後ろのスクリーンに影絵のトーベンさんが現れる。
そして、アップライトピアノが鏡面のように、
トーベンさんの顔を映していて、
延べ3人のトーベンさんが、一つの音を奏でている光景が
曲の世界観とピタリとハマっていて、幻想的で素晴らしかった。

続けてピアノでもう一曲。
前にも聴いたことあったな、と思いながら聴いていたのだが、
生まれた町に帰れずにさまよう人々・・・
というような歌詞がのっていて、あれ?と思った。
これは、ひょっとして、震災後に書かれた曲なのではないのか?
確かめたわけではないけれど、たぶん。

最初にネロくんと出会ったとき、
トーベンさんのライブを一番前の席の至近距離で
キラキラした少年の目で見ていたんだとか。
私だって、いつも負けないぐらいに目を輝かして
トーベンさんのライブ見てるんだけどね。
悲しいかな、オバサンの邪な瞳では“キラキラ”は無理か。

今日、ついさっき作った曲を演ってしまうというコーナー。
披露されたのは『一週間』という曲。
さらりとポップで聴きやす曲でしたよ。
「月曜日、火曜日・・・」という歌詞は、
どうしてもギターパンダの『金曜日』が頭をよぎってしまうけど。

ところで。
私が前からタイトルを知りたい~と言っていた曲、
あの曲の仮タイトルが『青春パンク』って本当ですか??

最後、ダブルアンコールで登場したトーベンさんが
再びピアノの前に座って弾き始めた。
前にも聴いたことがある。
確か、斉藤哲夫さんの曲だったはず。
(後で調べたところ『頭の中一ぱいに続く長い道』とわかった)
もちろん、ピアノで聴くのは初めてのはず。
とてもドラマチックな曲で、鳥肌モノの歌と演奏だった。
ピアノに映るトーベンさんの表情も美しくて、
最後の最後まで、夢見心地でうっとりしてしまったのだった。

2012年4月28日土曜日

フラワーカンパニーズ~春チェスト初夏チェスト2012(仮)~@千葉LOOK

フラワーカンパニーズ全国ワンマンツアー 
~春チェスト初夏チェスト2012(仮)~
2012年4月23日(月) 千葉LOOK
開場18:30/開演19:00
前売¥3,300/当日¥3,800 ※drink別



あかんっ!
煮込み過ぎて、煮詰った。
みなさんが読みたいようなレポではないと思うよ、これ。
そして、無駄に長い!



2ヶ月ぶりの“実家”への里帰り。
場所は、約2年前の「被りなし2days」以来の千葉LOOK。
あのときもフロアが熱かったんだよなぁー。
今回もやっぱり、オーディエンスが熱くて、圧がすごい!
都内のライブと客層が違うんだろうか?

ちょい押しでメンバー登場。
竹安は今日もパリッとしたシャツ。
今後はこの路線でいくのか?
もうデレーっと首周りの伸びたTシャツは着ないのだろうか?
だとしたら、ちょっと寂しい。
あのトビウオTシャツとか、もう一度見てみたいなぁ。
ミスコニは黒のツナギ、圭介はフレッドペリーのチェックのシャツ。
グレートの裸オーバーオール姿に春を感じたぜ。

さーて、今日はどんな曲から挑んでくるのか。
かかって来い!と身構えて待つ数秒間。
圭介がタイトルを言ったのだが、よく聞き取れない。
んん?聞き覚えのあるイントロ。
『フェイク~』だ!
おやまぁ、珍しいとこから攻めてくるなぁ。
この後、切符→チェスト(ここは鉄板)からの『スマイル』。

んん?スマイル~!?
そうか。
今日はフラカン結成の日。
つまり、フラカンの23歳のお誕生日ってぇことで、
古い曲もじゃんじゃんセトリに入れてきてるのか。

私のの位置取りは、ほぼセンター2列目あたり。
圭介が柵に足をかけて身を乗り出すと、手の届く距離。
あまりの近さに、圭介以外を見るなんて絶対無理。
ひょいっと顔を斜め上に向けると、
目の前30センチの所に圭介の顔があるんだもの。
手を上げたときに当らないように気を遣ったよ~。
よそ見したら、圭介の顔にパンチ入っちゃいそうだから。
竹安のギターがなかなか見られない、ううぅ・・・なんて思ったのは束の間。
飽きることなく、圭介を堪能しましたよ。
歯の検診かっ、てくらいに奥歯の詰め物までキレイに見えたし。
というわけで、今日は指フェチ封印か。

4曲1セットが終わって、MC。
グレート曰く「ルックは音がいい。全国でも3本の指に入るくらい。」
ただステージが低いので、圭介が・・・。
天井も低いので、
「布袋さんだったら、頭ぶつかるんじゃない!?」
「ずっと、こうやって(と頭を斜めに傾げる)歌うんじゃない」
と、ルックに来たら必ず布袋ネタになってしまう圭介&グレート。
「一回、本当に来てもらおうよ!」

で、2セット目。
脳内→ヌードコア→センチメンタルエンジン(!!!)
なにーーー、この流れ!
やばい。
こりゃ壊れるしかない。
かなりの圧がかかる中、それでも目一杯飛び上がる。
だって、圭介と一緒に飛びたいんだもん。

今日は、Gのベースの音がよく聴こえるな~。
これって、ベースアンプの音が直に聴こえてるんじゃないのか?
グレートの「ルックは音がいい」発言に納得しつつ、
とびっきりグルーヴの効いたベースラインに踊らされた。

再びMC。
『センチメンタルエンジン』の入っているアルバム「怒りのBONGO」と
「Prunes & Custard」は、迷ってる頃に作った。
「どっちに行くのかわかんなくなってた頃だね~」
「でも、今聴いてみるとカッコいいんだよ。」
「なんか色気があるよね。オレ(圭介)のヴォーカルが(!)」

今日が、ちょうど結成23年の記念日ということで、
「ありがとう!」と竹安やミスコニに向かって感謝する圭介。
いやー、こんなの普段は言えないからさ~。
ず~っと言えなかった言葉がある~♪・・・と、歌うたいのバラッド。

そういえば『人にやさしく』のサビもちらりと歌ってたな。

フラワーカンパニーズの結成23年の記念日ということで、
今までの全てのアルバムの中から最低1曲は選んでいる。
と、圭介が喋ると、
G「えっ!?もう、言っちゃうのー?早いよ!」
どうやら、打ち合わせでは、終盤でネタを明かすはずだったらしい。
G「鈴木は、すぐに喋っちゃうから」と、
一昨年の400万ボルトのときの「松本さん事件」を持ち出していた。
(※こちらの詳細は、当ブログのアーカイブでどうぞ!)

新曲『煮込んでロック』は、かなりカッコいいロックチューン。
途中、ベースオンリーになるところがあって、
そこからギター→ドラム、さらには圭介のハープと、
それぞれに聴かせどころが繋がってたように思ったけど。
早く、もう一度聴いてみたい。

新作のTシャツも「STEW ROCK」
しばらくは「煮込んでロック」というがキャッチフレーズになるらしい。
「フラカンってどんな感じ?」と訊かれたら
「んー、煮込んでるみたいよ」と答えるとか。
圭介が「23年間、火を絶やしてません!」とドヤ顔をキメる。
にもかかわらず、次のアルバムに入るかどうかはわからないとか。
それくらい、いい曲が量産されているということなのか。


『ロックンロール』は聴くの2回目かな。
こちらは、感動的なナンバー。
心臓の音を模して、ドラムのキックだけが響くところとか、
ベタと言われりゃそうなんだけど、かなりグッとくる。
人生のバックグラウンドにいつもロックンロールが流れている、
というような歌詞なんだけど、本当にそうだな~って。
最後に「ロックンロール!ロックンロール!・・・」と
コーラス(というか、オーディエンスに歌わせる感じ)が入って、
そもそもロックンロールって何ぞや?となる。

音楽のジャンルだとか、ファッションだとか、
そういうことではなく、“ロックンロール”という言葉の響きから、
私が感じるのは「今を生きている」ということ。
生きていることを実感すること、確かめ合うこと。
だから、音楽だけに限らず、
力強く今を生きる人を見ると「ロックやなぁ」と思ったりする。

話が逸れたけど、
フラカンの新曲『ロックンロール』を聴いて、
そういうことを想起させられたわけだ。
で、目の前で真っ直ぐな目をして歌ってる圭介を見て、
「ロックやなぁ」と思って、ちょびっと涙が出たりなんかして。

圭介がモズライトをセッティングして、
「年をとるってことは~♪」とフロアの奥を見ながら、
「後ろの壁に寄っかかること~♪」
そして、右の壁、左の壁、と続けた後、
「柵に肘をついてつまらなそうにしてること~♪」と言うべきところ、
“ヒジ”を“ヒザ”と言い間違えてしまった。
そこですかさず、グレートが「年をとるってことは~♪」
「ヒジとヒザを間違えること~♪」とうまいこと拾った。

地味曲マニアな私は『年をとるってこと』が大好き。
何がいいかって、ギターの音がたまらなくいい。
このギターソロが歌ってるのよね~。
さすがにここは、頑張って竹安の方をのぞきこんで見てしまったよ。

『深夜高速』については前から言ってるけど、
私はこの曲が、みんなが言うほどの名曲だとは思っていなくて、
こればっかりが取り上げられたりすることに違和感を感じているのよ。
だって、他にもいい曲いっぱいあるじゃん!って。
それでも、この曲の注目度が高くて、
フラカンの代表曲であることには間違いないのだろう。
メンバーの気持ちが入っているのはもちろんのこと、
見せ場というか、聴かせどころを心得た素晴らしい演奏で、
ライブを重ねて大切に育ててきたんだな~、というのがわかって、
そこのところに感動させられてしまうんだよなぁ。

メンバー紹介。

竹安は、23才で大学を辞めた。(一浪)
けど、バンド界も学歴社会だよ~、と圭介に言われてた。
早稲田卒業した人がバンドやるなんてあり得ない、とも言ってたけど。

ミスコニ「23年もバンドで楽しくやれてて、幸せです」
いいよなー小西は。
俺なんて曲作ってるし、こっち(G)は金数えてるし、大変なんだよ。
小西なんて、骨折ってるだけじゃない。
G「いや、小西も大変だよ。折ったの治さなきゃいけないから」

グレートはウィレム・デフォー似。(ほうれい線が)

そして、怒涛の終盤戦。
押されながらも、圭介の顔を見上げながら頑張った。
やりきった。



アンコール。
勘のいい人なら気付いてると思うけど、
まだ一曲も演ってないアルバムがあります、と言われても、
えーっと何だろう?勘が悪いし、疲れてきてるので、思いつかない。
デビューシングルです!と、圭介がハープを鳴らし始めた。
『孤高の英雄』
精一杯の大きい声で「がんばれー!けいすけー!」と叫ぶと、
なんかスーッと爽快な気分になれるんだなぁ。



本日のヨサホイコールは、なんとミスコニも担当。
さすがに竹安はやらなかったけど。
一番のヒットは、グレートの
「俺LOOK、鈴木LOOK、竹安LOOK、小西LOOK」かな。
オーディンエンスも、なかなか頑張ってついていってたね。



2回目のアンコールの後も、
アンコールを求める拍手は鳴り止まず、トリプルアンコールで
『サヨナラBABY』
大団円に相応しい、ピースフルなナンバー。
ラーララーというオーディエンスのコーラスに乗せて、圭介が叫ぶ。
「これから先、20年、30年、40年、ずっと続けていく!」
「俺たちは死なないから、死ぬなよー!」
「長生きしよー、お互いに!」
やっぱりそうだ。
生きることがロックンロールなんだよね?
真上を見上げるようにして、圭介の顔を見つめながら、泣いていた。
この瞬間が私のロックンロールだ。




フェイクでいこう
切符
チェスト
スマイル
脳内百景
NODE CORE ROCK'N'ROLL
センチメンタルエンジン
煮込んでロック
ロックンロール
この胸の中だけ
涙よりはやく走れ
年をとるってこと
はじまりのシーン
深夜高速
YES,FUTURE
捨鉢野郎のお通りだ
ラララで続け!
終わらないツアー

孤高の英雄
恋をしましょう

はぐれ者賛歌
真冬の盆踊り

サヨナラBABY



・・・とセトリを書いてて気付いてしまった。
全部のアルバムから選曲してると公言していたけれど、
「俺たちハタチ族」から一曲も演ってないじゃないか!
おーい!社長!
こりゃ、重大なミスじゃないのか?

2012年4月24日火曜日

煮込んでブログ

もしかして、
この世界中にたった一人でも、いるかもしれない。

私のフラカンレポを待ちわびてる人が。

という妄想に駆られてしまったので、
とりあえず、セトリ。

フェイク/切符/チェスト/スマイル/脳内/ヌードコア
/センチメンタルエンジン/煮込んでロック/ロックンロール
/この胸/涙よりはやく/年をとる/はじまりのシーン
/深夜高速/Yes/捨て鉢/ラララ/終わらない
EN.1)孤高の/恋をしましょう
EN.2)はぐれ者/盆踊り
EN.3)サヨナラBABY

フラカン23歳のお誕生日ということで、
各アルバムからの選曲だということ。

内容もすごく良かった。LOOK熱かった。

というわけで、予告編的ご報告でした。
本編の方は、ただいま煮込んでおりますので、もう少々お待ちください。

2012年4月22日日曜日

蛙のようにわめき散らして

雨、降ってます。
明日も雨の予報。
はい、はい、わかってますとも。
久しぶりのフラカンのライブだからね~。
見事に低気圧を連れてきてくれるわ。
でも、どしゃぶり地獄だけは勘弁して欲しいなぁ。

でもって、あまりにも久しぶりの“実家”なので、少々緊張気味。
なんだか勝手がわからなくて、ドキドキする~。

ちょっと予習しとこ。

「お金もガイドも必要ないし~」
Answer:越境、辺境、桃源郷!

「相手がいるなら犬でもいい 形がそろえば~」
Answer:OK!

「ヨサホイ ヨサホイ~」
Answer:ヨッサホイのホイ!

こんなもんで大丈夫だっけ?



じゃ、明日の準備して、風呂入って寝よ。
チケット忘れないようにしなきゃ。

2012年4月17日火曜日

夜のストレンジャーズ@Red Cloth

夜のストレンジャーズ ワンマンショー!!
4/14(土)新宿 紅布
OPEN 18:30 / START 19:00
前売り ¥2,500 / 当日 ¥2,800 (税込・1ドリンク別)



雨の土曜日。
桜ももう終わりだというのに、ちょっと寒い。
しかし、昨日のライブの興奮で、体の芯はまだ熱を持っている。
はりきってパンダTを着ていくのだ。



お客さんの入りは、キャパの6~7割といったところか。
もっと入ればいいのにな~、とは思うけれど、
ギュウギュウで動きがとれないほどになるのは嫌だ。
そうなったら、つまらないだろうな~。
ごめんなさい、利己的発言ですね。
まあ、今日のところは、自由に踊れるスペースがあって、いい感じ。

下手よりに立っていたせいか、ベースの音がよく聴こえた。
マキ子さんは、スナップをきかせてピッキングをするんだな。
まるで、ギターのストロークプレイのようだ。
それが、スラップベースのように響くときがあって、
面白いなぁ、と思ってみていた。


最初の3、4曲目くらいで、なぜだか不意に
「夜ストを好きで良かったなぁ」と、
泣きたいような感傷的な感情が溢れてきた。
理由なんかないのかもしれないけれど、
自分なりにその理由を探ってみると、
テツオさんとマキ子さんのリズム隊の息が、
素晴らしく合っていたことに、感動してしまったような気がする。

マキ子さんが加入して、最初のステージが半年ほど前か。
その時も、息が合ってない、なんて思わなかかったし、
演奏に違和感を感じることもなかった。
でも、今日のプレイを観ていると
「仕上げてきたな~」と感じずにはいられない。
レコーディングをしたということも大きいのかもしれないな。
とにかく、密に、細かいところまでピタリとはまっていて
とても気持ち良かったのだ。

こうやって書くと、ライブ中にひどく頭を使っていたように
思われるかもしれないけれど、すべて後付けで考えたこと。
実際、その場ではむき出しの感情に支配されてる獣だから。
体で感じたことを、後から無理矢理、言葉にしてるだけ。

ただ、この時の「好きで良かったなぁ」という感情は本物。
理屈抜きの本物だ。


『おまえを離さない』はブルースだなぁ。
好きだなぁ。
こういう渋~い曲、もっともっとやって欲しいなぁ。
ミウラさんの声によく合うんだよ。

その他の新しい曲も、ラブソングばかりで、
「このご時世じゃ、ラブソング以外作れませんよ」
というミウラさんの言葉には頷くしかなかったな。


途中でギターアンプのトラブル。
一瞬、音が出て、直ったか・・・と思われたのだが、やっぱり駄目で、
結局、お店のアンプを使うことになった。
「こっちの方がいい音だね!」と言ってたけど、
翌日のライブはどうするか、気にしていた。
ミウラさんは、心配性だから。
山羊座のA型(あー、聴き馴染んだ響き!)だから。
そういうギタリスト、他にもいらっしゃいますよ。

小声でテツオさんに「明日どうしようか?」と相談したら、
「後にして」と言われたとか。
そりゃそうだ。


「カポ使ってラクしようかなぁ」とミウラさん。
珍しい!と思ったら、
「マキ子が歌います」って!!
おおぉーー!マキ子さんがメインヴォーカル!
そうか、ミウラさんが作った曲を、
マキ子さんのキーに合わせるためのカポね。
で、新曲の『あなたとシャララ』
マキ子さんは、歌うときキラキラしてるなー。
寡黙にベースを弾いてるときとは、表情が全然違うのよ。

「あなたと似かよった夢をみる」というような歌詞があったのだが、
この「似かよった」というところ、
「同じ」ではないところに、グっときた。

二人の人間がまったく同じ夢をみることは難しい。
というか、厳密に言えばあり得ない。
同じものを見ているつもりでもいても、それは幻想であって、
結局のところ、似かよった別々のものを見ているのに過ぎない。
それをわかっていても、自分以外の他者と、
似かよった夢を共有したいという願望を抱くのが人間の性なのだ。
だから、恋なんてものは、どれもせつないのだ。

あ、これも後付けの感想。
実際は、ただ、キラキラしながら歌うマキ子さんに見惚れてただけ。


ファクトリーガール→ホームタウンボーイ→新しい町
この流れ、完璧に私を泣かしにかかってるよね。
そうとしか思えん。
ええ、もちろん、見事に泣かされましたよ。

『新しい町』は泣きながらも一緒に歌って、
希望の光は、そう簡単に見えてこないけど、
その先を曲がったところにそれはあるのかもしれない、
という気配を感じた。
だから、それが嬉しくて、涙が出るんだよ。


そんな涙を乾かしながらの『泥の川』
テツオさんのドラムが力強い。
そうだな、私たちは泥の川へ漕ぎ出してしまったんだな。
先へ進むしかないのだ。

・・・なんてことも、後付けだな。
ここから先は、もう、思考停止。頭は空っぽ。
音に身をまかせていただけだ。
踊ったり弾んだりしながら、ときどき獣の咆哮のように声を上げ、
今この瞬間、汗臭く生きてることを楽しむだけ。
みんな好き勝手に踊って、ぶつかり合ったりしながらも笑顔。
楽しくてしょうがないって感じ。
周りのすべてが愛しく思える、この感じ。
夜ストのライブに何度も足を運んでしまうのは、
この瞬間のためなんだ。



アンコールの最後『俺が便所に~』は、
「俺が便所に行ってる間に 再稼動したのはどいつだ!」
と歌詞を替えて歌っていたよね。
そういうの、じゃんじゃん言っていいと思うよ。



Down On The Road
トラブルボーイズ
(I Set My)Soul On Fire
お前を離さない
ソウルバーニングラブ
砂浜
テレサ
そばにいて
Woke Up Crying
Rollin' Stone
ブギ大臣
Gimme Gimme
Still Crazy
OH!Rain
小さな恋人
あなたとシャララ
ブギウギカントリーボーイ
グッドラックと言おう
最終バス
ファクトリーガール
ホームタウンボーイ
新しい町
泥の川
Let's Twist Again
サムクックで踊ろう
ソウルフリーター

ヤング&ヒッピー
Big Fat Saturday Night
俺が便所に行ってる間に俺のビール飲んだのどいつだ


セットリストは、ツイッターに写真を上げてくれた人がいたので、
写させてもらいました。
ありがとうございます。




魂列車Tシャツを購入。
さっそく翌日から「NO! NUKES」を胸に掲げて町を歩いている。

ついでに、物販に置いてあった募金箱(高円寺ニャンダラーズ宛)に
少しばかりで申し訳なかたったけれど、チャリーンと入れてきた。
本当はチャリーン、じゃなくて、ふぁっさ~、と入れたいところなんだが。

2012年4月15日日曜日

HOBO CONNECTION 2012@下北沢440

HOBO CONNECTION 2012 at 下北沢
4/13(金) 下北沢 440
出演:MAGICAL CHAIN CLUB BAND
(リクオ/ウルフルケイスケ/寺岡信芳/小宮山純平)
/ギターパンダ/藤井一彦(THE GROOVERS)
/キム ウリョン(元cutman-booche)
前売 ¥4000 当日 ¥4500 (2オーダー1000円別)
開場18:30 開演19:30




下北沢の駅から440へと急ぎ足で向かう途中で、
一彦氏と遭遇!
普通なら遠目に眺めつつ、スルーするところなのだが、
なぜか声をかけてしまった。「一彦さんっ!」
恥じらうでもなく、テンション上げるでもなく、普通に話しかけてしまったので、
一瞬、知り合いの誰か、と思われたかもしれない。
なんとなく気まずい雰囲気だったので、
「今日、行きます。たぶん前の方で観てます。」とだけ伝えて、
再び急いで440へ向かった。



と、その伝言通りに前方でステージの観やすい席をゲット。
チケットを取って下さった方に感謝しております。



2010年11月から12月にかけて、CDデビュー20周年を記念して、
リクオと縁のあるミュージシャン34組を招き、
大阪、東京、福岡、名古屋で開催されたコラボ・ライブイベント「Hobo Connection」。
その東京公演2DAYSのライブが『Hobo Conanection vol.1(HW024AV)』(2CD+DVD)として
4月10日(火)にバンバンバザールが主催するレーベル、ホームワークからリリース。
合わせて、新たにライブイベント『Hobo Connection2012』が始動。

・・・という今回のライブ。
ホストバンドはMCCBで、メンバーは上記のとおり。
リクオさんとケーヤンはお馴染みだけれど、他のお二人は初めて。

まず、メンバーが登場する前から、
ステージに置かれていた、威厳のあるプレベの佇まいに惹かれていた。
ベーシストの寺岡さん、めっちゃ巧いし、いい音。
調べてみたら、アナーキーなのね。
そりゃ、貫禄だわ。納得。

ドラムの小宮山くんは、軽やかで弾むようなドラミング。
若々しいな~。

このバンドから、ライブはスタート。
基本的にノリのいいロックンロール。
何度も公演をこなしてきているので、バンドとしてのまとまりもいいし
お客ののせ方も心得てるよね~。
ただ、私の席からはリクオさんのピアノが少々聴きづらく、
そこだけがちょっと残念だったな~。

そうだ、もうひとつ、指フェチ的に残念だったことが。
譜面台の罠にはまり、ケーヤンの手元がほとんど見えなかったのだ。
ステージのセンターは後のゲストの為にスペースを空けているので、
ケーヤンの立ち位置はかなり端だったしね~。
そんなわけで、寺岡さんのベースを中心に観ていたのだ。
私って、塗装の剥げた使い込まれたプレベにときめくらしい。キューン。



一人目のゲスト、キム ウリョン。
元cutman-boocheというわけで、ドラムの小宮山くんに「久しぶり!」と
ステージ上で挨拶したりして。

ウリョンくんのギターはシンライン。
ライブが始まる前からステージの中央にドーンとセッティングされてて、
えーなー、あれ欲しー!と、羨望の目で眺めていたのだ。

で、ウリョンくんの歌声がいいのだ。
ブルースやわ~。
『陽よ昇れ ~Let it Shine on』が、めちゃくちゃ良かった。
ウリョンくんとケーヤンの(この後ゲストが入れ替わった後も
何度も同じような場面を見ることになるのだが)ギタリスト同士が向い合って、
掛け合うようにギターを弾く姿に、魅せられてしまう。
そして、ケーヤンのギターソロのフレーズを聴いていて、
この人のルーツはブルースなんだなぁ、というのがヒシヒシと伝わってきた。



2番目のゲストは、ギターパンダ。
さて、パンダはどうやって登場するのか?というのが、
今日の私の一番の関心事でもあったのだが、ウリョンくんに手を引かれて、
マイク前まで連れてきてもらってた。
薄々、のりをさんの背が高いということは知っていたのだが、
こうやってバンドを従えてステージに立ってみると、本当にデカい!
まさに、ジャイアントなパンダですわ。

こちらこそイエーイ!と、自己紹介の歌を歌い、
あっという間に観客をパンダーランドに引きずり込んでいくさまは圧巻。
バンドのメンバーも楽しげに笑っている。

2曲目『10円』の途中で、小事件が起こったのです。
(後ろの方に座ってた人は、まったく気付いていかもしれないけど)
パンダがピックを落としてしまったのだ。
一瞬、屈んで拾うような気配だったのだが、
見えなかったのか、屈めなかったのか、あきらめたみたい。
予備の用意はない。曲は続く。
さあ、どうする、どうする?
とハラハラしながらも、アクシデント・フェチ(!)として興味深く見守った。
どうも悪趣味でスイマセン。

グレッチのボリュームツマミをイジって音量を上げて、指弾きですわ。
軽く握った指を伸ばしながら弾く、スパニッシュ風なストローク。
カ、カ、カッコいい!!!(パンダのままだけど!)
ギターソロもそのままこなしてたし、
もう、この時点で私はノックアウトされた。
(パンダのままだけど!)

そして、最初の脱皮。
「足元が散らかっててスイマセン」
「ある意味、これ(脱ぎ捨てた着ぐるみ)がエフェクターですから」
うまいっ!

『引き潮』から野球拳へという鉄板の流れで、
カルピス・プレスリーへと華麗に変身。
この衣装に違和感を覚えるどころか、
キャー!今日もステキ!と思ってしまう私は、立派なパンダ中毒だな。

キヨシローとリクオさんの共作『胸が痛いよ』
レコーディングにはのりをさんも参加しているらしい。
まさに、胸が締めつけられるようなせつない歌。
リクオさんの歌は、胸の奥深くへと静かに着地する。
心地いいのにずっしりとした重みを持っていて、ウルッとくるのだ。

「最後の曲になりました~」からの「永六輔」も
軽く5,6回のライトバージョンで。
ケーヤンもめっちゃ笑ってたな。
この二人が同い年ってことでみんな「えええ~っ!」て言ってたけど、
あぁ、そんなもんちゃう?と思った私は少数派なのか?

『とばせロック』大っ好き!
「ギュイーンと伸び続ける」感じが爽快だし、
「俺は最低で最悪の男」なんて言われたら、だめんず好きにはたまらんよ。
そして「ロックギターを弾くとき俺は完成する」という歌詞どおり、
水玉模様でフリンジのついたジャンプスーツという
奇抜な衣装を纏ったのりをさんがギターを弾く姿は、
あり得ないほど、超オトコマエなのだ。
あんなのギター持ってなかったら、サーカス?コント?なのに、不思議だ。

と、ぎゅうっとショートバージョンに濃縮されたパンダーランドを
満喫したのであった。



で、次のゲスト・・・の前に、MCCBで『君にささげよう』
このときのケーヤンの歌が良かったな~。
ケーヤンは、その人柄のせいなのか、歌うときも
少し遠慮がちに声を出してるように感じることが多いのだが、
エンジンがかかってきたのか、パンダさんに刺激を受けたのか、
ガツーンと歌が前に出てきた・・・ような気がしたな。



3番目のゲストは、藤井一彦。
ギターパンダの後はやりにくいだろうなぁ、と心配していたのだが、
本人も「動物の後だけはやめてって言ったのに」と。
実は、前回のライブでもその順番だったらしい。
それはお気の毒だわ。

最初の曲は、ツイッターでの予告どおり『乱気流ガール』
パンダーランドの流れを払拭する為なのか、
一彦さんのテンションが高いなぁ。
パフォーマンスが派手。
アンプの前に跪いて、フィードバックかけたり、
16カッティングをこれでもか~、ていうくらい弾きたおしたり。
なんか、やんちゃ小僧を見てるような心地だったわ。

『軽い後悔』を歌っているリクオさんの裏で、
ケーヤンと一彦さんが、掛け合いでギターを弾いてて、
二人とも楽しげにやってるのだが、ちょっと、ちょっと!
リクオさんの歌より、目立ってるやん!
そこは、ちゃんとバッキングしなさいよ~!と思ったのは、
私だけではないはず。
まぁ、こういうスペシャルなセッションだから、許しちゃうけどね。

という感じで、一彦さんは終始テンション高いパフォーマンスで
一彦ギターの真髄を見せつけるかのようだった。



最後は、またMCCBだけで。
『ミラクルマン』は盛り上がる~!
踊りたいぜ~!とウズウズしてたところで、
リクオさんが「エブリバディ、スタンドアップ!」と言ってくれたので、
何かのスイッチが入ったかってくらいの勢いで立ち上がった。
あー、自由に動けるのっていいわー。

それにしても、リクオさん、中腰になってピアノ弾くの凄いよな~、と
ヘンなことに感心しながら、踊りまくった。

本編ラストの『アイノウタ』のシンガロングは感動的で
ちょっと泣きそうになる。



アンコール。
MCCB+ギターパンダ(カルピス・プレスリー)+藤井一彦で・・・。
あれー?
曲はなんだったかなぁ、全然思い出せない。
覚えてる方いらっしゃいましたら、教えてください。

440の狭いステージにギタリストが3人、しかもみんなタッパある方だよね。
少し窮屈そうではあるけど、確かに迫力はあるなぁ。

一応、私的に今最もHOTなギタリストのお二人が並んでるステージ。
もうメロメロでデレデレでヘロヘロですわ。
というわけで、
ケーヤンの方まで手が、いや、目が回らなかったことをお詫びします。
ごめんなさい。

一彦さんは、あいかわらずテンション高く、
キレキレのカッティングを見せてくれたし、
のりをさんは、右手首をやわらかく使うストロークがいい。
二人ともグレッチのギターなのだが、
並んでるのを見ると、ボディーの大きさも音色も、
弾き手の個性も全然違ってて、その対比が面白いな~。

最後は、ウリョンくんがハープで参加しての
『いい事ばかりはありゃしない』が、やたらと感動的で
しびれた~。



念願のパンダTシャツも購入できて、完璧ないい夜だったな~、
と余韻に浸りながらライブハウスを出ると、雨。
もちろん傘は持っていない。
いい事ばかりはありゃしないってことか・・・。



<追記>
と、追記するほどのことではないかもしれないけど、
リクオさんがMCで「コール&レスポンスを要求するような
ミュージシャンにだけはなりたくない、と思ってた」と言ってたことを
どーしても書いておきたかったのだよ。以上。

2012年4月13日金曜日

Take It Easy

ギタリストが結婚だとか、
社長がズラかぶったとか、圭介がライブ勘失ってたとか、
いろんな情報が飛び交っとりますな~。
でも、サラッと流しちゃうよ。
行けなかったライブを思うと、ギギギーーー!!となっちゃうからね。
あと、もうちょっと。
もうちょっとしたら、実家へ帰らせていただきます!
首を洗って待っとけよー!(誰に言ってんの?)



行けなかったライブ、といえば、
そのフラカンさんのリハビリライブ(!?)の前日にも、
バンバンバザールの富永さんの卒業ライブがあったんだよね。
これも行きたかった。

私がバンバンを始めて観たときから
福島さん、富永さん、黒川さんの3人体制だったから、
なんとも寂しい。
去年、勝手にEXNEの完全アンプラグドでのライブで、
3人がお互いの音を確かめ合うように、肩を寄せ合って演奏しているのを見て
なんと絵になる3人なのだろう、と思ったの。
失礼だが、男前でもなんでもないオッサンが3人なのに、
なんだかバランスがいい。
収まりがいいのだ、ちょっと感動的なくらいに。

さて、これから先のバンバンバザールはどうなるのだろう?
と、HPをチェックしてみたら、リニューアルされていた。
今までの雰囲気とガラっと変わってる。
アー写がPOPでキュート!
2人とも、なんか可愛いぞっ。
これを見て、ちょっと安心。
これからも、楽しいことをいっぱいやらかしてくれる気がするわ。




さて、今日もライブへ行ってきます。
下北沢へ。
私的超豪華出演陣をヨダレたらしながら、堪能してこよう。




あっ、関係ないけど、この記事のタイトルは、きいやま商店の曲から。
気に入ってますよ、ハイ。

2012年4月11日水曜日

新しい町とか16ビートとか

カンザスシティバンドの『新しい町』の先行配信が始まったらしい。
こちら↓↓
iTunes / Amazon / mora

なんと1曲150円。
こりゃ、お買得じゃないですか?
私もまだ、KCBのオリジナルはYoutubeでしか見たことないから楽しみ。

T字路sのバージョンも、いつか聴けるといいなぁ。



と こ ろ で、
ぜんぜん出来る気がしなかった例のファンク・ギター。
もちろんまだまだ出来てないのだが・・・楽しいっ!
16ビートを感じながら、ジャカジャカと弾いてるだけで、
なぜか楽しくってしょうがない。

ちゃんと弾けてるわけじゃないので、
近くで聴かされてる人にとっては騒音もいいとこだろうけど。
(基本、家族が留守のときしかピック使ってないけどね)
私の頭の中では音楽がちゃんと鳴っているので、
ノリノリで楽しくなっちゃうんだよな~。

ギター、面白いな~。

2012年4月8日日曜日

AKI新作絵画展@Gallery NOAH

画家AKI新作絵画展 at GINZA
AKIのアトリエ -25th Anniversary-
銀座 Garally NOAH
主催:福祉作業所ライフステージ


今日はライブではなく、絵画の個展へ。

画家のAKIくんのことは、トーベンさんのブログ等を通じて知った。
今回のこの個展のことも。

ちょうど近くへ行く機会ができたものだから、
ぜひAKIくんの絵を生で(という表現が正しいのかどうかわからないが)
この目で見てみようと思ったのだ。

PCの画面上で見て、カラフルな作風で可愛らしいなぁ、と思っていたのだが、
実物のキャンバスを見ると、迫力が違う。
カラフルな色使いでも安っぽくならず、キラキラと輝くようだ。

こういう絵は、写真や印刷がどんなに発達しても、
原画の魅力に追いつくことはできないだろうな~。
だって、まるっきりの二次元じゃなくて、
塗り重ねた絵の具が盛り上がり、そこに出来る陰影は三次元なんだから。

作品はすべて、生き物を取り上げている。
ダイナミックに白虎をカラフルに描いた作品や、
アフリカの動物達(人間の姿もあった)を細かくビッシリと配列した作品など。

どの絵も共通して、生命力が漲っていて力強い。
色彩の豊かさ=生の多様さ、というようなことも頭に浮かんだ。

私には絵の知識なんてほとんどないのだが、
作者の描くこと(=生きること)に対する喜びが迸っているように見えた。
私の生は、こんなに力強いだろうか?

展示してある絵は、すべて購入可能なのだが、
私にそんな財力があるわけもなく、ポストカードで我慢することにした。

最後に、スタッフの方と少しだけお話して、
トーベンさんのブログを見てきたことを伝えると、
この個展の初日にトーベンさんも来られていた、と教えてくれた。
そういえば、ギャラリー内のBGMは潮音ちゃんだった。
ライブペインティングなんかのイベントがあれば、ぜひ行ってみたいのだが、
なかなか都内では、スペースの関係で難しいのだとか。

やっぱり、絵も音楽もナマに限るなぁ。

2012年4月7日土曜日

うつみようこ & YOKOLOCO BAND@Show Boat

うつみようこ & YOKOLOCO BAND
[うつみようこ(vo)奥野真哉(key)竹安堅一(g)
グレートマエカワ(b)クハラカズユキ(ds)]
4月3日(火) 高円寺 Show Boat
open 19:00 / start 19:30
adv.¥3000 / door¥3300 ドリンク代別途(630円)



春の嵐。
台風並みの暴風雨。
なんで、こんな天気の日にライブなんだよ~!
誰だ?嵐を呼ぶ男は?
フラカンチームか???

朝、家を出たときは気持ちのいい青空だったのに、
昼頃から雨が降り出して、交通機関に強風の影響が出始めた。
うちの会社は風に弱い電車の沿線にあって、
早々に帰宅困難者が出る畏れがある。
そのくせ、うちの総務は仕事が遅い。
早めに帰宅命令を出せばいいのに、様子見をしてるのか、
午後になっても何の音沙汰もない。

こういうとき、オバちゃんは強いのだ。
「JRは全線70%で間引き運転してるみたいですよ~」
「◯◯線止まっちゃうと、帰れなくなりますよね~」
「帰宅指示は出さないんですか~?」
と、ストレートに総務に圧力をかける、かける。
(帰る気ないくせに!)

そうやって、無事に3時で退社することに成功。
とにかく電車が動いているうちに、と高円寺を目指す。
もう、帰りのことなんて考えちゃいない。
行ってしまえば、どーにかなるさ!

高円寺に着いて、雑貨屋をのぞいたり、カフェでまったりしながら、
開場時間まで待機。
コーヒーを飲みながら、文庫本を読んでいると、
外が酷い暴風雨だということを忘れてしまいそうになるのだが、
ときどき、店内の灯りがフワッと揺らぐときがあって、
どこかで電線が切れたりしてるのかなぁ、と思ったりした。

カフェを出てショーボートへ向かったときが、
一番ヒドい時間帯だったような気がするな~。
それでも、店の入り口付近に20人以上は居たなぁ。
電車も止まったりしてるようだから、
ここに居る人たちって、すごくガッツのある
熱心なファンのみなさんってことだよね。素敵!

開場の時間も少し押してたようで、
遅れてきたりーさんも無事に間に合った。
中央線が止まっているらしい。
そのせいで遅れてくるお客さんが多かったようだけれど、
ざっと見たかんじでは、ギュウギュウではないものの、
フロアはほぼ埋まっていた。

でも、残念ながら、来られなかった人には、
チケットの払い戻しをしてくれるそうなので、
ショーボートのHPを見てみるといいよ。
お友達にも教えてあげてね。



ショーボートのステージは低い。
私は3列目あたりにいたのだが、視界は不良。
なぜか奥野さんだけは、遮るものもなく、よく見えたのだが、
他のメンバーは、見えたり、見えなかったり、見えなかったり・・・。
とくに、竹安の手元が殆ど見えなかったのは残念だった。
それでもヨコロコのライブは極上の娯楽だからね。
ガッツリと楽しませてもらったよ。

ようこさんは、黄色系のレトロ花柄ワンピ。
めっちゃカワイイ。

男子チームの衣装は、遠めに見ると単色のグレーに見える
細かいチェックのシャツ。
だけど、竹安一人だけ、ボタンダウンだ。

いつものように前日に写メで、衣装の連絡を取り合ったらしいのだが、
竹安だけ、まちがったらしい。
っていうか、そんな衣装あったっけ?私服じゃないの?
とツッコまれていた。
あー、さすが竹安。

前にも白シャツを忘れて、近くのユニクロで買ってきたと言ってたよね。
それ以外にも、白シャツを忘れたときに、
対バンがニートビーツで、土佐さんが「ありますよ」と言ってくれて、
借りたことがあるらしい。
で、ステージが終わって「汗ビチャのまま返した」って・・・。
竹安、ヒドイ!

そんな竹安、すっきりと散髪して小ぎれいになっていた。
真面目に予備校に通う浪人生風だったよ。
(前は、真面目じゃない浪人生だったからね。)
アラフォー男が浪人生に見えるって・・・十分、ほめ言葉じゃない?

それにしても、同じシャツを着てても、
キュウちゃんの男前度は飛び抜けているなぁ。
胸元をガッと開いて、素敵なシルバーのペンダントしてて、
超セクシー!
さすが、今日の主役!(43才のお誕生日、オメデトー!)

キュウちゃんもね、なかなか見にくい場所だったんだけど、
ドラム叩いてるキュウちゃんは、本当にカッコいいよね。
普段のメガネ男子の可愛い感じとは、別人のよう。
キュウちゃんのドラムは、力強くタイトで、
贅肉のないマッチョな感じがするな~。

『Time Out!』
これ聴くと、いつもハッとさせられる。
なんでもない毎日に感謝~♪
当たり前に暮らしてる今この時間を、もっと慈しんでやらなきゃ。
なかなか難しいことなんだけどね~。

美空ひばりの『真っ赤な太陽』!!!
こういう昭和歌謡のカバー、ヨコロコにはハマるんだよ。
本家よりも、かなりサイケ色が濃くなってて、カッコイー!
ようこさんのパンチのある歌声に合ってるな~。

で、一番痺れたのは、
『Somtimes I feel like a Motherless child』
曲の構成がすばらしい。
緩急というのかメリハリというのか、あるいは静と動?
それが効いてるんだよね。
各パートごとに聴かせどころもあるし。
バンドとしての色気みたいなものが、ムンムンと漂っていた。

あと、タイトルわからないのだが、
ファンキーなナンバーがあって(たぶんカバー曲)、
竹安のワウギターが、カッコよかったんだよなぁ。
しかし、ペダルを踏んでる足元はおろか、手元も見えず、残念。
仕方ないので、吼え顔を凝視しといた。ガオーっ!

今日の竹安は、いつもより頻繁にコーラスに参加してたよ。
しかも、マイクに向かったときだけ、
はっきりと、視線がフロアのお客を見ていて、
「オレ、歌ってるぞー!」というドヤ顔だった。(ように見えた)

MCも、いろいろオモシロかったはずなのに、
あんまり覚えてないや。

キュウちゃんの誕生日ってことで、
奥野さんが、世界中のハッピーバースデーを歌うと言って、
「じゃー、中国語で歌って」とようこさんに振られ
「◯¥×◎※$△・・・~ギョウザ~♪」って!!!
ちなみにフランス語は「ジュビジュボ・・・」てな感じだった。

奥野さんが初めてキュウちゃんと会ったとき
まだこんな(と、手で1mくらいの高さを示して)小さかった。
「こんど、バンドやるんでちゅ!」言うてたもんな!

最近『Revolt』は、途中に『電撃バップ』が入るパターンで
定着してきたみたいだね。
それも、また楽し。

あっ、グレートのこと一言も触れてないけど、ちゃんとベース弾いてたよ。
ほとんど見えなかったけど、Gのグルーヴは受け止めたからね。



私にわかった曲だけリスト。

偶然なブレイム
PUBLIC PRIVACY
あかい糸あそび
Time Out!
真っ赤な太陽
Somtimes I feel like a Motherless child
わるいブルース
Today
I DON'T KNOW
Innocency
Breakaway
Punk'n'Roll
FUN!
Happi
HEY YOU
Revolt




ライブハウスを出ると、風は強かったけど雨はやんでいて、
電車も走っていたので、無事に帰宅できた。

といわけで、本日もたいへん結構なライブでした。
ごちそうさまでした。

2012年4月3日火曜日

妄想タイムテーブル-ARABAKI 2012-

アラバキのタイムテーブルが出たので、
お遊びで、妄想タイムテーブルを考えてみた。

8月28日
8月29日

どうせ妄想なので、かなり無理な移動あり。
そこはもう、瞬時にワープするってことで、いいんじゃない?

実際のところ、せっちゃん→フラカンの移動はキツイだろう。
ありえん!

怒髪天とLOSERとHEATWAVEの三つ巴の丸被りも、ツライところ。
怒髪天は、THE JOE-NETSでは見たことないし、
もちろんLOSERなんて、これを逃したら次の機会なんてないだろうし、
HEATWAVEは、おおはたくんとヤイコと共演だし、
全部、見逃せないレア感満載だもんね~。
こりゃ、悩みますなぁ。

そして29日の子供ばんどとグルーヴァーズが、ちょい被り。
子供ばんどを途中で抜けるなんて、できるわけがないから、
きっと、グルーヴァーズを途中からってことになるんだろうなぁ。
ツライな~。

・・・と、妄想なのにため息が出ちゃいますわ。
はぁーーっ。