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2012年5月31日木曜日

「指弾きベースが色っぽい」説

この前のライブ後、「指弾きのベースは色っぽい」
という話をしながら、駅に向かって歩いていた。

そう、その日見た調さんが色っぽかったから。
ピックを使う曲もあるけれど、指で弾いてる方が断然エロいの。

で、私にとってベーシストと言えば、トーベンさんなワケだけど、
やっぱり、指弾きの方がエロいと思う。
そりゃ、まあ、トーベンさんに限って言えば、
ベースを持って立ってるだけで、そのカッコ良さにうっとりしてしまうワケで、
ピックで弾こうが、靴べらで弾こうが、シイタケで弾こうが
そんなことカンケーないっちゃ、カンケーないのだが。
いや、それでも断トツに指がナンバー1だ。

あと、『多摩川ビール』のときのコビーも最高にエロかったよ~。
なんてことを力説していたんだけれど、
あれ?グレートも指弾きだよね。
・・・・・・エロくないじゃん!!!
あんなに裸に近い格好で弾いてるのに!
そういえば、さっき見たばかりのボブさんも指で弾いてるけど。
・・・やっぱり、エロくない。

なんだぁ、「指弾きベースが色っぽい」説は例外が多過ぎて
法則としては不成立か。

けど、他にも指弾きが色っぽいベーシストを知ってるような気がするんだけど。
誰だっけー?
あっ、角田さんだ!
そうだ、そうだ。




そんな角田さんも出演しているカースケさんのドラムの教則DVDが
発売になったようで、そのダイジェストがYOUTUBEでも見られるよ。
今やJ-POPを支えておられる方だからねー。



キーボードの片山さんもご出演ということで、
ぜんっぜん、ドラムとか関係ない私が見ても、なかなか面白い。
できれば本編も全部見たいけど・・・。
買えないよなぁ。

そういえば、誠さん+このメンバーで、TOKYO GUITAR SHOWに出るんだね。
エレキを弾きまくる誠さんが見られるようなので、
すっごい楽しみにしてるのだ。
いっぱいギターを見られるのも嬉しいし。

って、TOKYO GUITAR SHOWのHPを見たら、
誠さんと同じ日に加藤さんとコータローさんも出るらしい。
うわー、それも見たいわ。
どうせなら、その日の最初のステージの完熟トリオから
一日通しで見たい気もするなぁ。
そうなると一日仕事だよ。もうフェス状態じゃん。
どうしよーかなー。




あっ!もう一人、エロい指弾きベーシスト思いついた。
TOKIEさん!オンナだけど。
音がエロいもんなー。

2012年5月29日火曜日

THE GROOVERS/うつみようこGROUP@紅布

"共振~風雲ライオット"
5月26日(土)新宿レッドクロス
出演:THE GROOVERS、うつみようこGROUP
開場18:30/開演19:00
前売り3000円/当日3500円(共にd別)




この対バンは、とぉっっっても楽しみにしていたのである。
ホント、ブッキング担当者さん、グッジョブ!


なのに、レッドクロスに向かって颯爽と駆けている時に
(ええ、時間ギリギリで行動するのがモットーですからね)
急にお腹が痛くなり、途中でコンビニのトイレに駆け込み、
せっかくの良番チケットが、水の泡・・・。
ああぁ、時間に余裕を持って行動しないから、
こういうことになってしまうんだなぁ・・・反省。

しかし、私の心強い味方のおかげで、
スルッと最前列に滑りこむことができたのだ。
いつもお世話になりっぱなしで申し訳ないですね。

と、さっき腹痛で泣いたことなんてケロッと忘れて、
エビスをクイーっと、美味しくいただいたのでした。
んー、体調がいいってのは最高の気分だね~。




うつみようこGROUP
今年のようこちゃん祭りには行けなかったから、
もう1年以上ぶりってことか。

ようこさんはダボッとしたデニムにアジアンちっくなシャツ。
ヨコロコでのフェミニンな衣装と違ってラフな着こなしなんだけど、
すごく可愛らしい。
ワカメちゃんのようなショートボブもステキ。
私は、すごくようこさんのセンスが好きなんだよな~。
見習いたい着こなし・・・なんだけど、
おばちゃんには、ちと難易度が高いかしら。

いつ見てもグループは、硬派なギターロックで、
グイグイと力強いグルーヴで押し寄せてくる感じが気持ちいい。

純也のギターが渋かった。
中高音が伸びやかでブルージーな音色。
もちろん指を見ていたわけだが、
純也は左利きなので、なんかいつもと勝手が違うんだよね。
見ていると、不思議な気持ちになってしまう。

純也はグルーヴァーズが好きで、
今日の対バンに緊張しているらしい。
ようこさんは、同年代だから楽屋も楽しい、と言ってるのに、
純也は楽屋でも緊張していたらしい。
でも「今は解放されてる」って。
本番のステージで、緊張が解けるって・・・。
「でも、この出番が終わって楽屋に引っ込んだら、
また緊張が始まるんやろ?」・・・ということは?
・・・ふーん、そういうことね。
最後のお楽しみってやつを期待してていいのね?

「女子がこんなこと言ってはいけないと思うけど・・・」という
ようこさんの前フリで、ルースターズの『恋をしようよ』
OKAMOTO'Sバリの高速バージョンで。
セットリストは知らない曲が多いので勘弁してもらうとして、
終盤に向けて、ぐわーっと上げていく構成が素晴らしかった。

で、調さん。
好きなんだよね~、ルックスが。
ブンブン頭を振りながらベースを弾いてるのが格好いいし、色っぽい。
とくに指で弾いてるときは、一段と艶かしい。
その調さんのベースが、ちょうど指が当りそうなボディーの部分が、
えぐれてるというか、削れていたのだけれど、
あれは自然にそうなってしまったのか、敢えて削ったのか、
どっちなんだろう?

最後の曲だったかな。
音をジャーーーンと伸ばしているときに、
調さんが天を仰いで、腕を高く突き上げていた。
その姿が、やたらと感動的で目を奪われてしまう。
あー、ノドボトケのシルエットまでが美しく見えたのだ。

などと、ミーハーなことばっか書いてしまったけれど、
グループの極上のグルーヴ(なんかダジャレみたいな響きだな)は、
もっくんの魂が火を吹くようなパワフルなドラムと
調さんの唸るベースで生み出しているんだよね。
チョー気持ちいい!

ようこさんの周りに、カッコいいバンドマンが集まるのは、
それだけの魅力があるからだということは理解しているが、
それにしても羨ましい限りだわ。




THE GROOVERS
そして、待ちわびたグルーヴァーズ。
えーっと2月に観たのが最後だったかな?
長かったよ。グルーヴァーズの音が恋しかったよ。
と、胸をときめかせて、音を受け止めようと待ち構えていたのだが。
・・・ここから、どう書けばいいのか、悩んでしまう。
うーん、困った。

当たり障りなく、
「グルーヴァーズ、今日も最高でした!」
とサラリと書いてしまえば済んでしまうし、
誰もイヤな気持ちにならないだろうけど、
やっぱり、自分の気持ちを正直に書き残しておきたい。
だって、ここはネット上に存在する私の砦でもあるのだから。

ええ、そうなの。
グッとこなかったのよ。
こんな悲しいことがあるだろうか?
目の前で大好きなバンドが、大好きな曲を演奏し歌っているのに、
ぜんぜん入り込めないのだよ。

いや、ぜんぜん、ていうことはないか。
何度もその入り口を通って、奥の方が覗けるくらいのところまでは
到達するのだが、そこでつまづいてしまって、
何かの罠にかかったように、気付くと入り口に逆戻りしているという、
まるで性質の悪い夢を見ているような感覚だった。

私はただのドシロートだから、何がどう、と的確に言えないのだが、
何かが噛み合っていないような、バランスを欠いているような
そんな居心地の悪さを感じてしまったのだ。

要所要所では、一彦さんのキレキレカッティングを味わい、
グルーヴの波にさらわれる高揚感もあったんだけれど。
何かが足りなくて、その足りない何かを見つけようと
右往左往してるうちに終わってしまったといった印象。

そんなわけで、セットリストはまったく自信がない。
こんなに曲、少なかったっけ?



Groovaholic
Savanna
放浪の運命
ロザリー
迷うくらいなら
存在理由
BUDDY
グッド・モーニング・シャングリラ
SPEED QUEEN
Lonesome in a crowd
最後の煙草に火を点ける



アンコールは、「ドナルド・ダック・ダンに捧げます!」と、
Booker T. & the M.G.'sの『Green Onions』を演奏。
この瞬間に、次はあの曲を演るんだろうなー、と予想できた。
一彦さんのギターはTruthのテレキャス。

「鈴木純也!」と呼び込まれて、緊張顔の純也が出てきた。
ギターのセッティングに時間がかかってる間、
一彦さんは「純也待ちブルース!」とか言いながら、
3人でブルースをセッションしてて、これがカッコよかった。
力の抜けたいい塩梅のルーズさが、心地いい。

純也のセッティングがOKになったところで、ようこさんも
呼び込まれて、予想通りのあの曲。
The Bandの『The Weight』だ。
ようこさんの歌が素晴らしい。
英詞を歌うようこさんは、本当にかっこいいね~。
発音がネイティブだから・・・という次元を超えて
英語の発音に情感を持たせるのが上手いのだと思う。

そして、ヤスチカさん→一彦さんとボーカル回し。
こちらは日本語の訳詞バージョンで。

まだ緊張していたのかどうか、その表情からはわからないけれど、
純也は後ろに下がらずに、前に出てギターソロ弾いていた。
よく頑張った!(すごい上から目線!)



グルーヴァーズに関しては、本編よりもこのアンコールの方が
気持ちよく聴けたなぁ。



ちょっぴりせつないけれど、
次回、7月のワンマンに期待するぜ!

2012年5月25日金曜日

ウルフルケイスケ MAGICAL CHAIN ひとりCARAVAN@440

MAGICAL CHAIN ひとりCARAVAN
5月20日(日) 下北沢 440
OPEN 18:30 / START 19:00
出演:ウルフルケイスケ
GUEST:安孫子義一(Theピーズ) 竹安堅一(フラワーカンパニーズ) 
前売¥3,500 / 当日¥4,000 (税込・2オーダー別)



熱いケーヤンファンのお友達に誘われまして、
行ってきましたよ。

おかげさまで、わりと前の方の席を陣取ることができたんだけど、
またもや例の邪魔者が・・・。
譜面台がドーン!!!
私など足元にも及ばないくらいの“指フェチ界の巨匠”も、
かなりの苦戦を強いられていたね~。
腰曲げて下から覗き込んだり、
椅子からお尻を半分落としながら横にずれたり。

本日は二部構成。
で、前半はケーヤンのソロをたっぷりと。

いつの間にやら、ケーヤンの曲も耳に馴染んだものが増えたなぁ。
基本的にシンプルなロックンロールナンバーだから、
すぐに覚えられちゃうんだよ。

それにしても、テレキャス一本で弾き語りとは、
なかなか肝が据わってるなぁ、と思う。
アコースティックとかなら、ギター一本というのもよく見るけど、
エレキだとなかなか珍しいのじゃないだろうか。
パンダ師匠ですら、グレッチだけじゃなく、ハイハット鳴らしてるし。
何より、あちらは脱皮とか野球拳とか、盛り沢山だしな。

テレキャス一本と歌だけで1ステージやるのって、
結構、しんどいと思うんだよ。
一応、エフェクターは使ってたけど、極端に歪ませたりもせず、
ストレートで無骨な音色だったしね。
あの優しそうなスマイルとは裏腹に、実は剛毅な人なのかも・・・。


ひと月前にHOBO CONNECTIONで観たときよりも、声が出ていたなぁ。
私の勝手な妄想かもしれないけれど、
ヴォーカリストとしての覚悟のようなものを感じたりもした。

あー、つまりそういうことか。
ギタリストとしては、極限までシンプルになりつつ、
歌というものと向き合っていこうということなのかもしれない。

ゴキゲンなロックンロールに浮かれながらも、
そんなことを考えてしまうステージだった。

なんて油断してたら、ケーヤンがギターソロを掻き鳴らしながら、
ステージを下りて私のすぐそばへやって来た。
ひえーーー。
あーっ、今日Ustream中継が入ってるんだよね。
間違いなく私、映ってるじゃん!
ま、どうせ私のことなんか誰も見とりゃせんよね。



もちろんセットリストなんて、さっぱりわかりませんので、
後でケーヤンのHPにアップされたら、追記しときます。



さて、第二部。
ついに竹安登場!
キャーー!なんていう黄色い歓声が上がる・・・
・・・なんてことがあるワケもなく、SG抱えてニヤけた表情で出てきた。
それ見ただけで、可笑しくてしょうがない。

竹安って、そばにいるミュージシャンに好き好き光線出すのよね。
もちろんフラカンのメンバー以外だけど。
とくに、ギタリスト大好きだよね。
今日もケーヤンに呼ばれて嬉しかったんだろうな。

竹安のこと知ってる人ならわかると思うけど、
彼はいつも、圭介やようこさんに「見て見てー!」とオーラを出して
野鳥の求愛ダンスのようにギターを弾いてるのだ。
で、今日もその調子で、ケーヤンに向けて弾きまくる。
その迫りくる竹安にビビるケーヤン、という構図が面白かった。
途中から、ケーヤンもそれに負けじと竹安に体向けて、
二人で向かい合って弾いていたけれど、
竹安の客席無視っぷりには、さすがのケーヤンも適わんよね。

ケーヤンからは「1曲歌いに来い」とライブに誘われたらしい。
えっ?竹安が!?・・・歌うの?
と、始まったイントロは、なんか聴き覚えのあるムーディーな・・・
ん?ムーディーな??
『泣かないで』(by館ひろし)!!!!

いやー!ダメー!
去年のフォー爆を見た人なら、漏れなくミスコニの、いや、
ムーディー小西のグラサンが目に浮かんで、
笑いのツボに入ること間違いなしの『泣かないで』って。
そんな選曲、ダメー!
もう、笑いをこらえるのが大変なんだから。
声を殺してガマンしてたけど、お腹痛い~。
ケーヤンファンのみなさん、ごめんなさい。
異常なリアクションで不審だったよね~。
本当にごめんなさい!

それにしても、案外、堂々と歌ってたなー、竹安。
途中でギター弾くことは放棄してたけど。
この前の恵比寿のライブで、
「今日は竹安、コーラスの声よく出てるな~」なんて思ったのだが、
ひょっとして、この日のためのヴォイトレだったのか?



竹安の次は、アビさんが登場。
きゃーー!アビさーん!
(これは、実際に私が声出しましたよ)
アビさんは白のストラトにTEISCOのアンプ。
渋いね~。

しかし、今日のアビさんは控えめだったような。
先に出てきた竹安が、空気を読まず、ギターを弾き倒してるを見て
何か思うところがあったのかもしれない。
もちろん、これも私の妄想だけれどね。

そんなわけで、アビさんのセクシービームも控えめ。
同い年で仲良しのケーヤンと、ほのぼのとした雰囲気で演っていた。
なんだか、いつもより優しい顔のアビさんだったな。
それも悪くないんだけど、
やっぱり、汗だくになって熱く弾きまくるアビさんが好きだな。



アンコールは3人に加えて、イナ戦のタケオくんも
アコギを抱えて出てきた。
実は、ライブが始まる前、ドリンクカウンターに並んでいるときに
タケオくんが話してるのが聞こえてしまって、
「アンコールに出る」というの知っていたのだけれど。
いやー、タケオくん、相変わらずニコニコ笑顔で可愛いかったわ~。

ギタリスト4人、なんかいいね。

『まいどハッピー』で、出演者も、お客さんも、スタッフさんも、
全員をハッピーにして、盛り上がる。

この曲の終盤で、ケーヤンのギターの弦が切れてしまったので、
アビさんのストラトを借りて『君にささげよう』

本日のローディーは浜くんが頑張っていたのだが、
髪が短くなってたから、気付くのに時間がかかったわ。
この歌が、お店やお客さんにささげられたのは当然ながら、
ちゃんと浜くんにもささげられてましたよ。



けど、結局のところ、いちばん私の印象に残ってるのは
嬉しそうな顔して歌う竹安だったりする。
アイツおいしいとこ持ってったよな~。



※ケーヤンのHPよりコピペしたセトリ


一部
1.ミュージック
2.マジカル・チェイン・ツアー
3.ロックンロールの真っ最中
4.ぬすっと
5.R&R
6.流行歌
7.クレイジー
8.スウィート・リトル・ロックンローラー

二部
1.赤い風船
2.Hippy Hippy Shake (with 竹安堅一)
3.泣かないで (with 竹安堅一)
4.アイ・ラブ・ユー (with 竹安堅一)
5.Bye Bye Johnny(with 安孫子義一)
6.I Wish I Knew (with 安孫子義一)
7.大きな川のそば(with 安孫子義一)
8.ずっと歩こう
9.スウィートホーム大阪
10.夢じゃない
11.君にささげよう

-AN1-
1.ルージュの伝言(with 安孫子義一&竹安堅一)
2.まいどハッピー(with 安孫子義一&竹安堅一&山田武郎)
3.そのままの君

-AN2-
1.危険なふたり

2012年5月21日月曜日

フラワーカンパニーズ~春チェスト初夏チェスト2012(仮)~@リキッドルーム

フラワーカンパニーズ全国ワンマンツアー 
~春チェスト初夏チェスト2012(仮)~
2012年5月17日(木) 恵比寿 リキッドルーム
開場18:00/開演19:00
前売¥3,500/当日¥4,000 ※drink別




会社を退社して恵比寿へ向かうはずが、なぜか渋谷へ向かっていた。
頭の中のネジが数本ゆるんでいるらしい。
どうしようもないポンコツ頭を抱え、
遠回りしながら、リキッドルームへ到着。

すでに開場時間は過ぎてるし、今なら空いてるし、ということで
物販で“STEW ROCK”Tシャツを購入。

フロアはまだ半分くらいしか埋まってない。
平日のせいか、お客さんの出足が遅くてヒヤヒヤしたわ。
こんなガラガラのフロアを見たら、ガラスのハートのボーカリストが
傷つくんじゃないかと。母心です。
開演時間が近づく頃には、ほぼ埋まったので安心した。

いつもより、やや下がりめの位置からステージを臨む。

あれ?ベーアンが2発置いてあるのは、なんでだろう?
おー、Q太郎がチューニングしてるのは335だ、久しぶり。
こうやってセッティングを見ながら、
今日はどんなライブをみせてくれるのだろうと思いを巡らす。
この時間が楽しい。ドキドキする。

やや押しでメンバー登場。
さぁ、今日は何からスタートだ?
えっ?前さんの口が動いてるけど「ヤング、ヤング」って。
ま、ま、まさかの『ホップステップヤング』初っ端から。
そりゃ、ぶったまげたさぁ!
あまりに意表を突かれたものだから、しばらく固まってしまった後、
慌てて「ヤング、ヤング」のコールと手拍子に追いつく。
もう、この時点でガッチリとフラカンのペースにはめられていた。
このときの前さん、シテヤッタリというご満悦な表情してたもんな。

その前さんのドヤ顔が可愛かった(?)せいなのか、
センター分けの圭介が目をキラキラと輝かせていたからなのか、
4人を同時に視野に入れることが出来るアングルで見るのが
久しぶりだったせいなのか、歌い出した途端に泣きそうだった。
そう、自分でも呆れるほど、私はフラカンが好きなんだ。

『切符』のジャッジャッという竹安のストロークと
小気味のよい合いの手のようなベースラインが、
私の耳にステレオで入ってくるのが(当たり前のことだが)
たまらなく気持ち良かったな~。
で、間髪入れず、ドラムのフィルインで『チェスト』
この2曲を1セットで聴けるのは、ひとまず今回のツアーが最後かな。
そんなこと思いながら、跳ねまくって、チョップしまくる。

「今日暑いね~。リキッドルームってこんな暑かったっけ?」
私も思ってた。今日のリキッドはやけに暑い。
Gはこれ以上暑くなったら「オレ、短パンにするわ!」とのこと。
ますます露出が増えるってことね~。

圭介は「春チェスト初夏チェスト」が言えない。噛みまくり。
初夏がいちばん、いい!
春は花粉症でたいへんでしょ?夏、暑い。秋、寂しい。冬、寒い。
ほら、初夏だけだよ、いい季節は。

竹安のリフでロッキュン~。
このとき、Gが鼻をつまんで水中に潜るフリ(THE 60年代)で
踊ってたんだけど、あんなの前からやってたっけ?
個人的にはメチャうけだった。

ヌードコア、このツアーでは定番メニューか。
圭介が跳ぶ、Gも跳ぶ。
さっきのダラダラMCのおっさん達が、別人のようなキレのよいジャンプ。
ちょっと、ちょっと、かっこいいじゃないのよー!

で、なんと、ヌードコアからの空振り。
この振り幅が、フラカンらしくて楽しいのだ。

と思っていたら、今度は妖しいイントロ。
これは…これは、もしや!!!
「皮をむいて欲しいの~」って。
マジで!?『むきだしの赤い俺』ですか!?
ギャーーー!!!
白眼を剥いて歌う圭介に、興奮MAX、失神するかと思ったわ。
レア曲聴けて嬉しいというのもあるが、
とにかく、ドロっとしたグルーヴがイカした名曲なんだよね。
しかも、今23才になったフラカンならではのグルーヴが
本当に気持ち良くて、しびれたなぁ。
アウトロがとくに素晴らしかった。
圭介の「ご静聴ありがとうございました!」の後、
拍手がなかなか鳴り止まなかったもん。
私も力いっぱいの拍手を贈った。

「ファーストアルバムの1曲目がこの曲って、勇気あったよね~」
「いきなり下ネタだもんね~」

「そんな古い曲の次は一番新しい曲を」
と、煮込んでロック→ロックンロールの2曲を披露。
やっぱり『ロックンロール』でうるっとしてしまう。
ウロ覚えだけど「進歩も成長もしないでロックンロールはそこにある」
という歌詞に、やられたのだ。

毎日腹筋を50回やって痩せた圭介。
いつもベルトの穴が足りなくて、穴を増やすのが、
痩せたので、2つから3つに増えたらしい。
G「子供用のやつを買えばいいじゃん。仮面ライダーのやつとか。」
圭「そんなことして、変身しちゃったらどうすんだよー!」

DeNAの面白くなかったらチケット代を返金する、という制度について。
あんなことしちゃダメだよな~。
ショービジネスが立ち行かなくなる。
今日は30万円くらい用意してあるから、
全額は無理だけど千円ずつなら返せる。

スーパークールブラ(ブラジャーね)というのがあるらしい。
圭介「それ着けてみてよ」
G「えっ!?俺が?男なのに?」
G「しかも、横から見えちゃうよ」
圭介「今、男でも着けるのが流行ってるんだよ」
G「ちょと客席明るくしてくれる?男で着けてる人、手挙げて。
・・・一人もおらんよ。」
圭介「人前で言えるわけないじゃん!」
G「えっ!?そんな恥ずかしいこと、俺にさせようとしてるのか‼」

竹安が335に持ち替えたのは『感情七号線』の前だったかな?
圭介はマーティンのアコギ。
この曲のギターの音色は多彩で、竹安の独壇場だ。
(と思ってるのは私だけかもしれないが)
でも、335で弾くのは初めて見たかも。
いつもより、少し線の太い音になってたかな~?
と、そのままのセッティングで次の曲へ。
あっ、たまよろだ!と、すぐにわかったんだけど、
どうもアレンジが違う。
ドラムのアレンジが変わっていて、ハイハットでエイトを刻まないで、
スネアをロール風に叩いていた(と思う。)
なんか、なんか、なんかいいぞ。ゾクゾクするぞ。
これもまたギター大活躍の曲で、地味曲マニアの私は大好きなのだが、
それとは関係なく、今日の演奏は凄かった。
それほど声をはることもなく、淡々と歌う圭介の歌が
すーっと染み込んでくる。
間奏のギター(あれはギターソロと呼んでもいいのか?)は
広がりと奥行きを感じさせる響き。
そして、何より、バンドの一体感が完璧で
4人のおっさん達が美しく見えた瞬間、魂を揺さぶられた。

メンバー紹介。
竹安「東京は、アレ食べた、とか言えないからしゃべることがない。」
小西「大勢のお客さんが、ぶわーっとワイドに見えて気持ちいいです。」
ベース&リーダーの社長からは、素敵なお知らせが。
その1、アルバムの発売が決定。10月頃。
その2、10月21日渋谷公会堂で真秋の大爆発。
渋公の発表したとき、会場が、おぉー、と盛り上がったんだけど、
これがなんとも温かい歓声で、前さんも若干うるっときてたように見えた。
感激屋さんだからね~。
渋公は13年ぶりで、前回はハッキリ言って失敗だった(圭介談)から、
いつかリベンジしなきゃ、と思ってた。
でも、名前がC.C.レモンホールになってしまって、
それはなんだか違うなぁ、と。
そうだよね、やっぱり“渋谷公会堂”でなきゃね~。

終盤のヤマで『馬鹿の最高』が嬉しかった。
ちょうど聴きたかったところなのだ。

『終わらないツアー』で終わりもいいね~。
最初は、フラカンに、この曲調は似合わないんじゃないの?
なんて思ったりもしたのだが、
すっかり馴染んじゃったな~。
初めて鳴らしたギターの響きを~、と圭介が竹安を指差すとこが好き。
キュンとなるのだ。

アンコール。
“STEW ROCK”Tシャツから煮込んでロックの話へ。
フラカンってどんなバンド?と訊かれたら…。
G「STEW ROCKって言ったら、寒いよね。」
ロッキュンロールも・・・恥ずかしいしな。
そういえば、昨日、小西のライブ(マイクロ集会)観に行ったら、
フラカンがどういうバンドか説明するのに
「流血しながら歌う」って言ってた。
おまえ、あれはないだろ~。
小西「…ごめんなさい」(素直)

その流血事件(!?)で初めて救急車に乗れて嬉しかったらしい圭介。
「乗ったことある?」と自慢げに竹安に訊ねるが、もちろんない。
「ここにも、あるよ。」と竹安の前のモニタースピーカーを指差す。
(圭介と同じようにモニターにぶつけて血を流せってことね)
「なんなら、もう一回深夜高速やろうか?」

と、アンコールで出てきて、いきなり長いMC。
Gの椅子のセッティングで『春色の道』だなー、と
見当はついていたが。
ギタリストに催促されて、やっと曲へ。
いい曲だな~、とシミジミ。

『アイム・オールライト』
足を高く蹴り上げながらベースを弾く前さんに見惚れてしまう。
圭介が竹安に絡みにいくのは、もうこの曲の定番なのか?
「日本、オールライト!」という圭介の叫びは、ずしーんと響く。

ダブルアンコール。
もう一発いきますかー!と、『真冬の盆踊り』
これがね~、カ ッ コ よ か っ た の!
盆踊りがカッコいいって、どーゆーこと!?と思うでしょ?
あのダラダラとした(いい意味で!)間奏のとこが、
ハードロック風のアレンジになってて、めちゃめちゃイカしてるのだ。
コール&レスポンスもギュッと切り詰めて、すっきりタイトな仕上がり。
まだまだ、飽きてなんていられないな~。

最後の最後は、豚肉をくわえて踊りまくったZE。
(あっ、もちろんエアーでね)
このときばっかりは、最前線にうわーって突っ込んでいきたくなった。
ぐっちゃぐっちゃに揉みくちゃにされて、終わりたかったなぁ。
ちょっと残念。



ホップ ステップ ヤング
切符
チェスト
M.R.I
It's Only Roc'kyun' Roll
NODE CORE ROCK'N' ROLL
ああ今日も空振り
むきだしの赤い俺
煮込んでロック
ロックンロール
はぐれ者讃歌
深夜高速
元少年の歌
感情七号線
たましいによろしく
脳内百景
馬鹿の最高
ラララで続け!
終わらないツアー

春色の道
アイム・オールライト

真冬の盆踊り
YES,FUTURE




素晴らしいライブだった。
ロックンロールは成長もせず、そこで鳴り続けているけれど、
フラカンは結成23年で、まだ進化中だ。
まだまだ目が離せないぞ。
彼らはもっと遠くへ連れて行ってくれるはず。
そう思うと、胸が熱くなった。

2012年5月15日火曜日

雨の日と火曜日は

ちょっぴり感傷的になり、物思う雨の日。

トーベンさんは信州ツアー中か・・・。
フラカンは、お帰りなさい。
九州から無事に戻ってきたようで、何より。
そういえば、熊本では同じ日にリクオさんもライブだったみたい。
パンダさんも四国へ行かれてたようだし、みなさん旅の空ですな。

で。
マモルさんのライブに行きたい、と思ってスケジュールをチェックしたら、
来月は北海道ツアーらしい。
美瑛とか稚内とか、かなり細かく回られるようで、
その日程を見ただけで、なぜか胸が熱くなる私。
もう、自分でも意味がわからない、この感情。




私という人間は、出不精で、人見知りで、
散策を楽しんだりする風雅な心を持ち合わせておらず、
おまけに、食べることにもさほど興味がなかったりする。
まったく旅には不向きな人間なのに、旅人には憧れるのだ。
不思議なものだ。

視点を変えれば、生きていること自体が旅だとも言える。
私のように根無し草で、ふらふらと生きてると、
どこにいても異邦人だからな。
どこにいても心細いんだな。

だから、旅する人の心細さや寂しさに思いを寄せてしまうのかな。

2012年5月13日日曜日

パンチ de デート SPECIAL チャンネル440 ~湯川家とパンチ~@440

5/8 (火) 下北沢440
下北沢440&パンチの効いたブルース W 10th Anniversary
『パンチ de デート SPECIAL チャンネル440』
~湯川家とパンチ~
パンチの効いたブルース
〔マダムギター長見順(vo,g),GRACE(vo,ds),かわいしのぶ(vo,b)〕
GUEST:湯川家〔湯川潮音(vo,g),湯川トーベン(vo,g,b)〕
OPEN18:30/START19:30 
前売¥3,000/当日¥3,500(1order別)



440とパンチの効いたブルースが共に10周年ということで、
ゲストを招いてのジョイントライブを毎週行うという企画。
今回は、その第2回目。



パンチの効いたブルース
パンチの主催だから、湯川家が先だと思って待ち構えていたんだけど
予想はハズレで、パンチから。

で、パンチの効いたブルース・・・ちょっとふざけた名前だよね。
私も最近知って、とても気になっていたのだ。
メンバーのみなさんのお名前くらいは知っていたのだが。

ドラムのグレースさんは、ジュリーのバンドでお馴染み、
純也のバンドOHIO101で叩いてたこともあったよね。
かわいしのぶさんは、元スーパージャンキーモンキー。
そして、マダムギター長見順さん。
最近は、のりをさんとマダムギターパンダやってますよね。

というメンバーなので、かなり楽しみだったのだ。

最初の曲は、スーパーのレジでバーコードが読み取れなくて、とか
そんな歌だったっけ?
その曲の間ずっと、泣きだす一瞬前のような感覚を感じていた。
どうやら、思いがけず強烈なパンチを浴びてしまったらしい。
だって、そんな泣くような曲じゃない。
陽気なリズムは、ちょっとラテン調だし。

パワフルで華のあるグレースさんのドラムの上に、
しのぶさんのピョンピョン弾むようなベースがのり、
マダムギターの痺れるようなブルースギターと、歌。
この歌がまた、凄い。
いわゆるトーキング・ブルースに近いのかも。
喋っているようで歌っている。
とにかく圧倒的存在感で、私の目は、もう順さんに釘付け。
そう、リズム隊のお二人も凄いんだけど、
初めて観るマダムギターのインパクトは鮮烈だったのだ。

マダムのギターは335っぽい形のフルアコかセミアコか。
これを親指一本で弾いている。
このフォームを見て、驚いた。
あ、私と同じような弾き方してる・・・と、ちょっと嬉しくなった。
ふふふ。

すっごいクオリティの高い演奏とは対照的に、
MCは、ぽやーんとしたオフビートな展開で、笑ってしまう。
なんか面白い。




湯川家
「湯川家の長女です」と潮音ちゃんが一人でギターの弾き語り。
小ぶりのガットギターを爪弾く手が、ちいさくて可愛らしい。
潮音ちゃんは小柄で、体のすべてのパーツが繊細で華奢。
目のくりっとしたお人形さんのようなルックス。かわいい。
こんな娘がいたら、そりゃ~、目に入れても痛くないな。
素晴らしいエンジェル・ボイスを堪能した。

「湯川家の大黒柱、湯川トーベン!」と紹介されて登場。
おおー、親子2ショットだー。
それにしても、似てない!

トーベンさんが持ったのは、ギブソンのアコギ。
この後、アコベと持ち替えながら、潮音ちゃんのボーカルをサポート。
合間に、実に親子らしい素っ気ない会話がかわされていた。
「今、間違えたでしょ?」とか、
「ちょっと、コレ(潮音ちゃんギター)持ってて」とか、
ちょっとぞんざいに扱われているお父さんを見ると、
実際に湯川家にお邪魔してる気分を味わえた。(得意の妄想力発揮!)

グレースさんを交えて一曲のあと、
今度は順さんを呼び込む。
3人は「ドサ回りトリオ」らしい。
順さんがツアーで紋別に行ったとき、寂しくて辛くて、
思わずトーベンさんにメールしてしまったことがあるらしい。
「だって、誰も聴いてくれないんだもーん!」と言う順さんに
「あー、わかる、わかる」とトーベンさん。
やっぱり、ドサ回りって過酷なんだな~。

曲は『食パンとミルク』
途中、トーベンさんが潮音ちゃんに「歌えよ~」と
父親の威厳があるんだか、ないんだか。

トーベンさんとしのぶさんのツインベースで『珈琲』
この、ツインベースのコーナーがめちゃくちゃカッコよかった。
しのぶさんはプレベでブリブリ鳴らすし、
トーベンさんのベースはEG(SG型のベース)で、
私は初めて見たな~。
もう一曲、しのぶさんの不思議なオリジナル曲も
たいへん面白かった。




アンコール。
パンチ+潮音ちゃんで、潮音ちゃんの曲と
パンチの曲(順さんの曲?)を演ったんだけど、
どっちもタイトルはわかりません。
潮音ちゃんが、語りから入ってメロディーにのせていくという、
マダムギターらしい歌に挑戦していた。
これは、新境地ですね。
渋かったよ~。

この曲のアウトロ部分で、潮音ちゃんは手持ち無沙汰だったのか、
さっきステージ上でプレゼントされたパンチのタオルを
引っぱりだして、頭上でクルクル回したり、
タオルアピール(クロマニヨンズ的なやつ)したり。
最後はフロアに投げちゃいましたよ。
潮音ちゃん、オモシロすぎる~。

トーベンさんも登場して、全員がステージ上へ。
ここで、なんと、潮音嬢が父のベースを持った。
おそらくリハとかもなく、そのときのノリで持ち出したみたい。
お父様に「これ、どうやって音出すの?」と訊ねていたから。

このベースをもった潮音嬢が、コケティッシュでね~。
ロバート・パーマーの後ろでギターを持ってるお姉さん達を
思い出していた。
って、私と同世代の人なら、きっとわかってくれるよね。

『舟唄』がカッコいい~。
グレースさんが、あの「We Will Rock You」的ドラムを叩くと、
本当にお腹に響くんだよね~。
順さんのツヤのある歌も味わい深い。
あー、カッコい~わ~。

それでも、今日いちばんROCKだったのは、
湯川潮音嬢だったな~。

ちなみに、彼女の好きな食べ物は、とびっこです。

2012年5月9日水曜日

斎藤誠だけ!! 横浜ネブラスカ 2012@横浜Thumbs Up

Thumbs Up 14th Anniversary Special Live
~斎藤誠だけ!! 横浜ネブラスカ 2012~
5月6日(日) 横浜サムズアップ
17:00開場 18:00開演
出演:斎藤誠(全編完全弾き語りです)
前売 4,000円 当日 4,500円(オーダー別)



サムズアップ、なんか雰囲気が変わったな。
女性の店員さんが増えたらしい。
たったそれだけのことで、お店の雰囲気って変わるもんなんだね~。



席に着いて、さっそくステージのセッティングをチェックしてみた。
そしたら、アコギの他にお馴染みのシンラインがあって、ニンマリ。
さらにノート型のPCも置かれている。
これがどのように活躍するのか、期待だわ。



誠さんのライブは、洋楽のカヴァーで始まることが多い。
洋楽オンチなのでタイトルがわかること、まずないのだが、
今日の一曲目も、すごーく知ってる曲なんだけど、
あれー?なんだっけなー?
とサビがくるまで気が付かなかった。
なんと、ヴァン・ヘイレンの『Jump』だった!
そうか~、毎週やってるラジオの生歌コーナーで、
この前『Jump』を演ってたね~。(私は聴けなかったけど)
誠さんがアコギでしっとり歌い上げるもんだから、わからんかったよ。
この曲、Bメロがカッコいいんだね、と今さら認識いたしました。

わりと見やすい席だったので、
あいかわらずの指フェチモードで、がっつりと拝見。
誠さんのセーハの造形は、繊細で美しいな~。
しっかり押さえて鳴らし、ふわっと緩めてミュート。
小刻みに繰り返される一連の動きが、歯切れのよいビートを刻む。

誠さんのガットギターは入院中。
乾燥でやられてしまったらしい。
アコースティックギターは、本当に管理が難しいんだな~。
で、今回使っているのは、クロサワ楽器さんからの借り物だとか。
このガットギターで弾いたのは『ゆるして』だったかな。

お笑い好きの誠さん。
どうやら、かなりスギちゃんが最近のお気に入りらしく、
ずっと「~だぜぃ」を連発しておられましたよ。
それを言ってる自分が楽しくって仕方ないって感じだったなぁ。

まっさらの新曲を2曲披露。
PCで打ち込みの音源を鳴らしつつ、誠さんはシンラインで。
『飛ばせドライバー』は、まだバンドのみなさんにも聴かせてないそうだ。
高校時代のバス通学の20分間について歌ったものだとか。
ちょっと、ファンキーソウルな曲調。
「ワンステップ~♪」というサビのところは、みんなで歌うところらしい。

『思い出の宝物』はやや地味めの曲で、
誠さん本人もHPで「曲順が良くなかったか」と書いておられたが、
確かに、あんまり記憶に残っていない。
かえって、ギター一本の弾き語りにしてくれた方が曲の輪郭がくっきりと
わかりやすいと思うのだが。
とくに、初めて聴く曲だとね。


後半の一曲目もエアロスミスのカヴァー。
これはラジオの生歌も聴いていたから、すぐにわかった。
何を歌っても、誠さんの声は甘い。
ただ甘いのではなく、大人の甘さ、ビター&スウィートだわ。

そして、本日の目玉!リクエストコーナーへ。

初期のネブラスカでは、よくやってたなぁ。
実は、このリクエストで引き当ててもらったことがあるのよ、私。
あれはいつ頃だったかなー?と、
記憶を頼りに調べてみると、1996年か1997年の日清パワーステーション。
そのとき私がリクエストしたのは『恋のやりとり』だったね~。
ステージ前まで呼ばれて、なぜか北海道土産の「白い恋人」を貰ったなぁ。
うわぁ、懐かしい思い出~。

今回は何をリクエストしたかというと『リアル ミー』
昔はよくライブでも演ってたはずだけど、最近は聴いた記憶がない。
私が誠さんを知るきっかけでもあった桑田さんのオールナイト・ニッポン。
よく誠さんが遊びに来て、スタジオで歌ってたのが、この曲。
またまた、懐かしい思い出~。

このリクエストコーナーに備えて、
歌詞とコードをアルバムごとにファイルで用意してきた誠さん。
さすがA型、几帳面。
あ、順番が違う、とファイルを並べなおしたりしてたもんね。

その誠さんが引き当てた一曲目は・・・
なんと『リアル ミー』!!!
いえ、私の書いた紙じゃなかったのよ。
だけど、そんなことは些細なこと。
聴ければいいのだ。
そのリクエストした人、グッジョブ!!
ありがとー!

ホーンセクションのパートをラララと歌いながら、
「全部一人でやらなきゃいけないんだよ~」と、ちょっと大変そうな誠さん。
途中を端折ったショートバージョンだったけど、
『リアル ミー』久しぶりに聴けて嬉しかった~。

この後、引いたのは「サーファー・ガール」とか「会いたかった」とか
誠さんの曲じゃなかったりして。
それでも、サワリだけとか、上手くかわしてたけど。

『ANOTHER GIRL』もワンコーラスだけだったかな。
これは「若気の至り」で作った曲だとか。

PALMS(近藤名奈ちゃんとのユニット)の『恋人じゃない』なんていう
激レアなのも聴けた。
こいつも懐かし~!

この後、リクエストコーナーじゃなく『夢で笑って』も
久しぶりに聴いた気がする。
誠さんらしいキュートなPOPSで、無条件に笑みがこぼれてしまう。

最後の曲『沸点』
ディスコティックな打ち込み音源に合せて、深町さん登場。
その手にはピアニカ。
『沸点』に深町さん、なんて素敵な取り合わせ。
盛り上がらないわけがない。
いつの間にかミラーボールも回っていた。


アンコールに応えて
再び深町さんと誠さん登場。
最近、昭和の歌謡曲を掘り起こしてるという誠さんが選んだ曲は
マリちゃんの『水色の恋』
タイトルを聞いてもピンとこなかったのだが、
聴いてみると、確かに知っていた。
この頃の歌謡曲は、いい歌が多いんだよね~、と言っていた。
こうやって時代を超えて残るような歌を、自分も作っていきたいな、と。


ダブルアンコール。
『眠らない僕の想い』
この曲が入ってるアルバム「Careless Memories」を最近よく聴いている。
もう10年前になるんだね~。
正直なところ、このアルバム、発売当時は好きになれなかった。
サウンドがシャレオツ過ぎて。
曲そのものが持っているポテンシャルというか、
素材の良さに、やっと最近気付いたところなのだ。(遅いっ)
で、この曲も大好きで、録音もアコースティックサウンドだし、
私のギターの課題曲として取り上げてみようかなぁと目論んでいるところ。
というわけで、2カポですぞ!



Jump (VAN HALEN)
再会の魔術
Delicate
DRIVE
天気雨
悲しみが遠くなってった
許して
HOLDING ON
飛ばせドライバー
思い出の宝物

I Don't Want To Miss A Thing (AEROSMITH)
素敵な最後
***リクエストコーナー***
 リアル ミー
 ANOTHER GIRL
 恋人じゃない
 RAIN
*****************
愛すべきCRAZY
夢で笑って
沸点

水色の恋 (天地真理)
明日の空に

夢のリスト
眠らない僕の想い



6月のTOKYO GUITAR SHOWに出演決定!
カースケさん、角田さん、片山さんという編成ですって。
これは必見!

2012年5月7日月曜日

The ピーズ/MAMORU & The DAViES/石橋勲BAND@THE 3rd STAGE

~THE 3rd STAGE 20th Anniversary~
The ピーズ/MAMORU & The DAViES/石橋勲BAND
2012.5.3(THU) 本八幡 THE 3rd STAGE
open18:00 / start18:30
前売¥2500 / 当日¥3000



たぶん、家から最も近いスタンディングのハコが本八幡サードステージ。
そこにピーズがやって来るというではないか。
そりゃ行くでしょ。
しかも、対バンがマモルさん。
何度もその機会を逃していて、まだ観たことはないけど、
“間違いない”という予感はしていたのだ。



サードステージのキャパは250人とHPにあったけど、
そりゃ、ちょっとキビシイんじゃない?
レッドクロスより狭いと感じたけどなぁ。
物販のスペースを取り払えばもっと広くなるってことなのかな?
ステージは・・・低い。
LOOKもそうだけど、地下で天井が低いから
どうしようもないところなんだろうね。



石橋勲BAND
2マンだと思っていたのだが、もう1バンド増えていた。
よく知らない名前だなぁと思っていたのだが、
なんと、ここサードステージの店長さんのバンドだった。

3ピースのゴキゲンなロックンロール。
とくにリズム隊の音が分厚くて、いい感じ。

ギターの石橋さんとベースの人が向かい合ったまま、
ステージを上手、下手に動くパフォーマンスが
なかなか息が合ってて、社交ダンスを見てるようだった。
そのベースの彼、めんこい顔してるのだが、
威嚇するような険しい表情でフロアを睨みつけてるのが
可愛かったな。(おっかない顔しても可愛いという・・・)

石橋さんのMCは、ウケてるんだか、ウケてないんだか。
でも、笑っちゃったな~。



The ピーズ
久しぶりだ、ピーズ。

予想どおり、メンバーが出てくると、後ろからギュウッと押される。
仕方ないか。
ステージは近くなったけど、視界はかなり塞がれた。
おかげで、ハルさんは、髪が短く可愛くなってたことくらいしか
わからなかった。
いつもと違うベースを持ってたとしても、気付かなかったかもね。

ハルさん曰く「江戸川をこえると落ち着くわ~」だって。
サードステージ20周年おめでとうございます。
・・・でも、俺ら今日が初めてなんだよね、って。

シンちゃんはリハの合間に近くの1000円カットのお店で
散髪してきたんだとか。
(散髪したてには見えなかったけどなぁ)
都内だと10分だけど、こっちだと20分くらい時間をかけてくれて、
それが気に入ったのでポイントカードを作ったらしい。
でも、ここまで来る交通費が高いからな~って。

アビさんは、昔、この辺りの宅配の仕事をしてたことがあるらしく、
いろいろと、ヤバい事務所の場所なんかも知ってるそうだ。

ARABAKIはすごいピーカンだったけど、この日も雨だし。
6月の野音、なんとか晴れてほしい、とハルさんが言うと、
「まぁ、ムリだろうな」って、アビさん!!
かなり、雨バンドとしての自信たっぷりの口ぶりでしたわ。

とりあえず、ハルさんのブログに上がってたセトリ。



とどめをハデにくれ
3連休
3度目のキネマ
線香花火大会
霧の中
しげき的な日々
ミサイル畑で雇われて
道草くん
生きのばし
初夏レゲ
かまわない
サイナラ
ドロ舟
真空管
焼きめし


とにかくアビさんのギターに痺れたわ~。
あの年季の入ったストラト、カッコイー!
『線香花火大会』とか、すっごいいい音色。
で、カッティングをザクザクと弾いてる姿が色っぽいよね~。
職人さんが仕事してる~というような佇まいが、いいんだよなぁ。
今日の衣装は、シワ加工みたいな白シャツで、
ボタンは4つ目くらいまでは開放で、チラ見せ、悩殺。
すっげー、エロい!

『ドロ舟』でフロアはモッシュの嵐へ。
ハルさん「ドロ千葉ーー!」って叫んで、歌い出しが
「のりかかった千葉~♪」だって。
ハルさんの地元への愛を感じたわ。

最近のCD買ってなくて初めて聴く曲もあったんだけど、
もうすぐフルアルバムで発売だよね。
楽しみ、楽しみ。

『生きのばし』と『サイナラ』が聴けただけで今日は満足だな。



MAMORU & The DAViES
3ピースバンドが続いた後のマモル&デイビーズは4ピース。
マモルさんはギターを持たずに、ハープを吹いていた。
(途中で何曲かは、シンラインとギルドのアコギを弾いてた)
ハープ上手いな~、すごくいい音出してるわ。
パブロックど真ん中、といったサウンドに、
マモルさんのぶっきらぼうたけど可愛げのあるヴォーカルがのる。
とても歌詞が聞き取りやすくて、どんどん耳に飛び込んでくる言葉が、
懐かしい匂いを運んでくる。

ステージ上のマモルさんの動きは、ちょぴりヘンテコで、
どこか圭介に似ていて、可愛らしいんだよなぁ。
ひょっとして、サイズ的なものが似てるからなのかも。

ライブ中盤で演った『野球場へ行こう』というミドルナンバーが、
すごく響いたな~。
まだ、プロ野球が誰にとっても極上の娯楽だった頃、
私が田舎の小娘だった頃の空気感が漂っていた。
その、いわゆるノスタルジーってやつにやられて胸がキュンとなった。
昭和の匂いがしたんだよー。

どの曲だったか忘れたけど、
「コール&レスポンスよろしくね」
「ザ・フーの『RUN RUN RUN』みたいな感じだから、すぐにわかるよ」
「パクリじゃないよ、似てるだけ」
なんて言っていた。

その他の曲でも、だいたい一度聴けば覚えられるので、
2コーラス目からはコール&レスポンスはバッチリだったよ。
楽しいっ!

最後は『夢の原子力』
原子力 今までありがとう
バイバイ 原子力
という曲。
もちろん、力を込めて「バイバイ」してやったよ。



終演後、ドリンク交換に行って物販をチラチラ見ていたら、
ステージを下りたばかりのマモルさんが物販やってたので
これは買うしかない!
と、財布に相談すると、なんとかギリギリの金額が入っていた。
CDを一枚買ってサインをしてただいた。
もちろん、握手も!
マモルさん、素敵だわ~。
と、すっかりファンになって帰ってきたのだった。

2012年5月5日土曜日

こどもの日の子供ばんど

子供ばんどに飢えていたんだなぁ。
でも自覚はしてなかった。
トーベンさんのライブは、そこそこ行ってたからね。


5月5日GOGO5時5分、子供ばんどチャンネル(KBC)開局!
放送初っ端は、堂々の3時間生中継!

※現在、アーカイヴでその一部分だけ見られるようです。


っつうことだが、ギターのレッスンの日で、
帰ってくるとギリギリ間に合いそうもないし、
家にいると、途中で夫に邪魔されるのはわかっていたので、
電車を途中下車して、ネットカフェへ。

いやー、快適、快適。
思いっきり満喫できたよ、3時間超。



てっきりスタジオライブを演るもんだと思ってたんだけど、
なんと、公開レコーディングだった。
これがなかなか面白かったんだわ。
こういう現場を見られる機会って、そうそうあるもんじゃないからね。

そして3時間で一曲を一応の形にしてしまった。
すごいなぁ。
この新曲がまた、カッコイイ~んだ。
ソーシャルストリームで誰かが「西海岸ロック」と書いてたけど、
明るいキラキラしたサウンドは、まさにそんな感じ。
『マンモスの唄』よりも、子供ばんどらしい曲だと思ったな。


で、その3時間の中で、4/28のいわきでのライブの模様が
ほぼノーカットで流されて、これがまた、すっごく良かったんだよ。
このライブは生で観たかったなぁ。
めちゃくちゃカッコよかったもん。
ネカフェで観てること忘れて、思わず小さい悲鳴を上げてしまった。
(もちろん『アル中ロックンローラー』で!)
ギャーーーー!!
トーベンさん、カッコいいいーーー!!



ちょうどその日、ギターの先生と
「所詮ギターは上物。バンドのグルーヴはドラム&ベースで決まる」
という話をしたところだったんだよね。

で、ゆうさんのドラムもいいには違いないのだが、
やっぱりトーベンさんのベースがねぇ、私は好きなんだなぁ。
なぜにそんな気持ちのいいグルーヴを作れるのか・・・。

まあ、トーベンさんのことは置いといても、
子供ばんどのライブ観たいよ。
もちろん、石巻、盛岡なんて行けませんから!
早く関東圏で演って欲しい、と切に願ってます。

2012年5月3日木曜日

ここは矛盾にあふれた世界

ときどき、やるせない怒りと悲しみに心を占領されてしまうことがある。
それは発作のように突然、襲ってきたりする。



もう半年ほど前のテレビ放送だったろうか。
どうしても忘れられない言葉を聞いてしまった。

これからの原子力政策について語った、ある政治家の発言。
「子供たちの将来の為に、豊かな社会を築きたい」と。
だから、原発を止めて経済を停滞させてしまうわけにはいかない、と。

この人は本気で言ってるのだろうか?
豊かさとは何なのだ?
生命の危機にさらされながら暮らすことが豊かなのか?
今さら、原発の安全神話を信じているのか?
今現在、どれほど多くの人達(とくに若いお母さん達)が、
放射能に怯えながら暮らしていると思ってるのか。

本当に、子供達の将来を考えたら、
あんなモンスターみたいなものを動かせるわけがないと思うのだが。
しかも、どうにも処理できないやっかいな廃棄物を押し付けて。
私には理解できない。



このページの左上に
“さようなら原発1000万人アクション”のバナーが貼ってあります。
まだ署名されてない方がいらっしゃいましたら、
どうぞ、よろしくお願いします。

最終的に「署名をしない」と決断されるのもアリだと思います。
でも、その前によく考えて欲しいのです。
原子力発電について、放射能について、被爆について。
何も考えずに、ただスルーして「署名しなかった」というのは
やめていただきたい。
それが、私の願いです。

この願いが、あなたに届いたなら、
私の心も少しは軽くなるかもしれません。

2012年5月2日水曜日

妄想カレンダー

黄金週間の中日。
でも、暦どおりで出勤しておりますよー。
かったるーい!!!

連休の前半は、特にこれといって出かける予定もなく、
ARABAKIからのツイートなぞを薄目で見て、悶絶したり、
ジャカジャカとギターをかき鳴らしたり、
猫と一緒にシエスタしたりと、優雅な時間を過ごしたのだ。
でも、つまんなーい。
というわけで、後半戦一発目で、ライブの予定を入れてみた。

ピーズとマモルさんの2マンが本八幡(わりと地元)であるというので、
思わず飛びついちゃった。
行き帰りが楽でいいわー。
一応、バスに乗る距離ではあるけれど、
ちょっとそこまでお買い物へ・・・的な感覚の距離感。
いいわー。




勘のいい人は、すでにお気付きかもしれませんが、
「妄想カレンダー」なるものを作って、このページの左上のところから
飛べるようにリンクしておきました。
もしも、私が、暇を持て余した富豪で、
かつ、時空を超える能力を持っていたら。
という妄想のもと、行きたいライブをすべてピックアップしてみました。
時空を超えられるわりには、関東圏のライブが中心だけど。

もっと全国規模の広域を守備範囲とするなら、
私の妄想カレンダーに、フラカンとトーベンさんとギターパンダの
ライブ予定を重ねれば、本当に毎日埋まるんじゃないかな。

こんなことしても実際に行けるのは、ごく一部だけなんだから
空しくなるだけじゃないか、って?
そりゃそうなんだけど・・・。
毎日、どこかでライブをやってると思うと安心できるだ。

例えば(あまりいい例えではないけれど)
どうしようもなく辛くて苦しくて、
生きていくのが困難になるような事態に陥ったときに、
最後に大好きな音楽に触れたいと思ったときに、
それは、そこにある。
いつでも必要なときに、それは手に入るのだ。
まだ、そこには、私の居場所があるじゃないか、と思える。
そう考えると、生きていくのが少しだけ楽になるのだ。


だから、なのかな。
私が旅するバンドマンを好きになるのは。