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2011年12月30日金曜日

COUNTDOWN JAPAN 11/12@幕張メッセ(12/29)

COUNTDOWN JAPAN 11/12
2011年12月29日(木)
幕張メッセ国際展示場1~8ホール、イベントホール
前売10,000円/当日11,000円(1日券)



というわけで、行っちゃったよ、幕張!
ええ、馬鹿ですわ。
自分でも呆れるほどの、フラカン馬鹿ですわ。

それにしても、ゲンナマの威力は絶大。
自分の予想より多く戻ってきた還付金を手にすると、
途端に気が大きくなる。
これって、お金持ちになれない人の典型だろうな?

「定時までに仕事が全部済んだら、CDJへ行く!」
と周りの人達に宣言してからは、早かったな~。
いつものような無駄口を一切きかず、黙々と入力→出力→照合。
なんだ、私ってば、やれば出来る子だったんだ!
定時の20分前までにデスクの上もキレイに片付けて、
他フロアのお偉い方々に年末のご挨拶をしにいき、
定時ピッタリに退社。

ニンジンの代りにフラカンを目の前にぶら下げられたときの
自分のモチベーションの高さはなんなのだろう。
フラカン愛なのか。

そんなことを考えながら、とにかく幕張へGO!

あれ?私、幕張メッセって来たことあったっけ?
あー、仕事関連の展示会で一度だけ来たことあるわ。
あの時は車に乗せてもらったんだよなぁ。
そうか、駅から歩いて幕張メッセに行くのは初めてか。
なんか人がほとんど歩いてなくて、不安。
どうやら少し遠回りしたらしいけど、なんとか入場できた。

今日、ライブに行くなんて、朝出かけるときには
まったく考えてなかったから、何も準備できてなかったので、
まずは、物販でTシャツを買って着替えなくては。
だって、ババシャツの上にハイネックのヒートテック、
その上にセーターという、底冷え対策バッチリの重装備だったんだよ。
セーターは脱げても、ババシャツ&ヒートテックで
ライブ参戦なんて無理!

脇目もふらず、フラカンのブースへ直行してTシャツを買い、
トイレで着替え、ロッカーに荷物を全部ぶち込んで、
EARTH STAGEへ急ぐ。

ありゃりゃ~。
ステージ前スカスカ、人が少ない。
そのおかげで、あっさりサフィレットさんと合流できた。
竹安側の端の最前列を確保していてくれた。
ありがとうございます。
サフィレットさんは、クロマニヨンズから参戦してたので、
『コロッケ定食』をやったよ~、とか、
小ヒロトが出たよ~とか、いろいろ教えてもらった。
そして、クロマニヨンズのときも案外人少なかったよ、と。

サウンドチェック。
竹安、またもや厚着。
圭介の厚着は、いつものことなので気にならないんだけど、
バックステージは寒いのだろうか?
ちょっと心配になるなぁ。

スタート時間が迫り、少しずつ人が集まってきた。
なんとか圭介の心が折れない程度には、埋まったんじゃないかな。

ステージに出てきた4人は、
少し照れたような、嬉しそうな笑みを浮かべていた。
もちろん、目は燃えている。

まるで、今の私の気持ちを察したかのような一曲目。
『馬鹿の最高』
あー、やっぱり来て良かった。
馬鹿の最高でいいじゃないか、と言われれる気がした。

圭介がブログで書いてたけど、
2曲目までは喉がまだあったまってなかったとか。
確かに、ちょっと圭介の声が聴こえにくかった。
PAの関係かな~とも思ってたのだが。
あと、圭介だけじゃなくて、全体的にちょっと硬かったかな。
ちょっと気負いが大きすぎたのかもしれない。

『ラララ~』が終わって、MC。

知ってると思いますが、本日、代打でーす!
この忙しい時期に、急に言われてさ~。
本当は今頃「お笑いダイナマイト」を録りながら
「いきなり黄金伝説」を見てるはずだったんだけど。
両方とも録画してきたよ!

でも、体調崩した人とかいたら、いつでも声かけて。
フラワーカンパニーズは3時間前までOKです!

と、自虐ネタで沸かせる。
圭介、テンションが上がりすぎてんのか、喋ってる言葉が
たまに意味不明。
勢いだけで発声してる感じ。
異常に興奮してしまった幼児みたいで、カワイイけど。

そうそう、今日の4人の衣装。
CDJの公式レポに写真が載ってるけど、
圭介は白シャツにネクタイ。
冠婚葬祭以外でネクタイ締める機会がほとんど無くて
勿体ないから、これからはライブのときに着用するとか。
竹安もシャツ。
柄は細かいチェックなのかな~?
グレートとミスコニは、お約束どおりで。

このMCから後、最初の硬さがとれたのか、ぐっと良くなった。

『切符』の竹安ギター、冴えていた。
もちろん、他の曲でも随所に竹安渾身のギターが炸裂してた。

あー、『深夜高速』のギターソロも凄かった。
吠えまくってたし、私もゾクゾクしたわ。
大サビのところで、圭介以外の3人が向き合って演奏してる姿が
感動的なまでにカッコよかった。
ステージ前方で真っ赤な顔して歌ってる圭介を
3人が支えてる感じがね、ステキだなぁって。

その後に『東京タワー』だもん、ずるいわ。
竹安の弾くイントロを聴いただけで、泣きそうになる。
この幕張の大きなステージの上に立つ圭介の姿が
東京タワーみたいに堂々としていて、
やけに逞しく、キュンとなる。

『チェスト』からの終盤では、
グレートも私達の前まで飛んできてくれたので、
今日も来たよー!とアピールしといた。
絶対、出席取られてるに違いないから。(妄想?)

そんで『盆踊り』は長かった~。
広いフロアで大勢のオーディエンスがヨサホってて
ステージから見る光景は壮観だったろうなぁ。
ヨッサホイ→ヨッサホホイホーイ→飛べーっ!
となる流れが、上手くいかなくて、
再び、ヨッサホイに戻ってやり直したから、
余計に長くなったんだよな~。



馬鹿の最高
ラララで続け!
切符
深夜高速
東京タワー
チェスト
恋をしましょう
真冬の盆踊り




というわけで、すでにライブ納め終わったはずだったんだけど、
急遽、本当のライブ納めとなりました。
あー、フラカンで納められて、幸せ。
これで、心置きなく年が越せる。


みなさま、よいお年を!


2011年12月29日木曜日

納まらないZE

本日、仕事納め。
って、本当に納まるのか?大丈夫か?
えーい、なんとか納めてやるさ!
・・・と、気合を入れて、かなり空いてる通勤電車で会社に到着したものの。

気になる。
今日のCDJ。
あー、気になる、気になる!

竹安のブログを読んで、その闘志にグッときた。
あぁ、竹安のメラメラ燃えてるギターが聴きたい。
どうしよう・・・定時で上がって、幕張へ飛んでいくか?
フラカンだけの為に!
当日券(11000円)あるらしいし。

こんな無謀な私の気持ちを後押しするのは、
フトコロの現金。

うちの会社、年末調整の還付金を最終日の今日、
現金で支給するのだよ。
だから、お小遣いというか、餅代を貰ったような錯覚に陥る。
自分の払った税金の過払い分が戻ってきてるだけなのに。

あー、揺れる~!
っていうか、まず仕事か。
納まらなきゃ話にならないもんなぁ。




どちらにしても、クロマニヨンズのファンの皆さん!
フラカンを、フラワーカンパニーズを盛り立ててやって下さい!
お願いいたします~!!!

2011年12月26日月曜日

ちょっと遅いけど、めりくり

クリスマスの連休。
久しぶりに夫の実家へ行き“嫁”をしてきた。
何にもしない、できない、出来損ないの嫁。
孫を連れて帰るわけでもないのに、いつも歓迎される。
年老いた義父と義母二人の暮らしが味気なく、寂しいのだろう。
ということもあるのだが、
こんなダメ嫁の私が優しく扱われるのには、もう一つ理由がある。

結婚して15年以上になるが、
まぁ、それなりに色々、紆余曲折があったわけだ。
調子のいいときも悪いときも、人間だからあるよねぇ。
で、夫が調子の悪かったとき、私が支えた・・・と、
そういう評価になってるいるらしい。
ここ10年くらいは私の方が管理されちゃってるんだけど、
未だに「nemuriさんがしっかりやっててくれるから」
うまくいってる、と思われているらしい。

普段の生活ぶりを見られるくらい近くに住んでたら、
お説教の一つや二つ頂戴しても仕方のない、
出来の悪い嫁だとすぐにバレてしまうところなのだが、
遠くに住んでるから、いつまでも幻想が壊れないんだよね。
・・・本当に申し訳ありません。
来年こそは、立派な嫁に・・・というのは無理なので、
ゆるゆると精進したいと思います。

夫婦そろって元気でいることが、一番の親孝行ですよね?


2011年12月20日火曜日

うつみようこ&YOKOLOCO BAND /片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ@CLUB Que

<121Q大安売り出し中!>
12月19日(月)下北沢CLUB Que
うつみようこ&YOKOLOCO BAND
/片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ
open18:30/start19:00
adv.2,500yen/door.3,000yen(drink別)



さあ。
ついに今年最後のライブとなってしまった。
ライブジャンキーとしては、
いろんなライブを堪能できた幸せな1年だった。
現実世界では、酷いことばかりが今も続いているが、
決して目を逸らさないで生きていくしかないと思っている。
これは、また別の機会に。



いつもいつも、私に良番チケットを提供して下さる
りーさんに感謝。
本当にありがとうございます。
今回も見晴らしよくライブに臨めましたよ。
来年もよろしくお願い致します。



先月も対バンで観たばかりの片山ブレイカーズ(以下省略)。

ヨコロコと対バンしたのは2年前?3年前?
Queでやったとき、観たなぁ。
あれ以来、ヨコロコが磔磔でライブするときは
ビールを差し入れしているとか。
今日の対バンもすごく楽しみにしていたみたい。
「今年の最高のライブにしたい!」と
意気込んでいたものね。

今日はパーカッションのサポートもあり、という布陣。
そんでもって、ちょうど正面だったもので、
パーカッションの山崎さんばっかり見ちゃった。
もちろん、ルックスが私の好みだからというのもあるが、
演奏してるときの彼の表情がステキだったのだ。
ニッコニコの笑顔で、楽しそうに叩いてるの。
そして、いろんな種類の小さな鳴り物を
次々、取っ替えひっ替え出してくるのも面白かったんだ。
ドラムとの掛け合いもカッコ良かったし。
打楽器が派手だとアガるよな~。

いやー、楽しかった。
いかしたファンキーグルーヴで、踊らされたわ~。
予習のおかげで、例のダンスも一緒に合わせて踊れたしね。



転換中、セッティングで出てきた竹安が、なぜか厚着。
外から戻ってきたばかりなのかな?
そういう頓着なさが、らしくて可笑しい。



YOKOLOCO BAND、今日の男性陣はボルドーのシャツ。
あぁ、キュウちゃんはオシャレだなぁ。
開けた胸元のシルバーのペンダントがカッコイイ。
ようこさんは、相変わらずのステキな古着風ワンピ。
眼鏡が個性的なデザインだった。
もちろんステージ用なのだろうけど、
あんなのようこさんじゃなきゃ似合わないわ。

『Shoot Ready』から始まったことだけは確か。
あとのセトリは、いい加減なのでシクヨロ。

いつものように竹安側だったので、
ギターの音ばっかり聴いていた。
たまには、バランスのとれた音でライブを楽しみたい
と思うんだけど、間近で見たい気持ちの方が勝ってしまう。
根がミーハーなんだろうな。

『Rockin'』は、3月の緊急ナイト以来か。
ようこさんが歌う日本語は沁みるなぁ。
さらりさらりと・・・本当に、そう願いたいです、何もかも。

「久しぶりにやります」と『待つわ』byあみん
初めて聴いたけど・・・ナンジャコリャ!?ってくらい、
めちゃめちゃROCK!
カッコいいったらありゃしない。
うわー、鳥肌たつわー。
歌い終わったようこさんが一言「すごい歌詞やな!」って。

今日のようこさんの名言は「絶倫!」
40才を過ぎてラクになったという話から、
50代になったら、もっとええんちゃうか。
えっ、どのくらいええの?
「もう、絶倫や!」
・・・オモロ過ぎ。

結成10周年のヨコロコ。
みんな、髪型が変わったよね~。
あれ?竹安は変わってないんじゃ・・・?
「昔は天使の輪があったよね」と奥野さんが指摘。
そうだねぇ、最近、パサついてるもんねぇ。
まあ、あるだけいいけど。

そんな髪にツヤがなくなってしまった竹安だけれど、
ギターの方はツヤがありますよ、エエ感じ。
「新曲やります」と言って始まった曲。
竹安が、いつもの肘からブンブンと振るストロークで
スカのリズムを刻む。
もちろん、ようこさんに向かって!
これもエエ感じやったな。
うまく言えないけど、この“肘からブンブン”を見ると、
あぁ竹安やなぁ、とほのぼのした気持ちになるのだ。

『Boy&Girl』は久しぶりに聴いた気がする。
ううー、ベースが、カッコいい、痺れるわ~。
逆サイドにいるにもかかわらず、グレートとは目が合うなぁ。
たぶん、気のせいとか妄想ではなく、
お客の顔を一人一人、ちゃんと見てるんだろうな。
そこでライブの手応えをはかってるのかな。
とにかく、うきゃあああ、となってる私の能天気な面を
見られまくりで、ちょっと恥ずかしくなる。

終盤、奥野さんはキーボードを持ち上げ、担いで弾こうとして、
落っことして・・・てんやわんやの大騒ぎ。
Q太郎さんも慌てて飛び出してきたもんね。
結局、ステージ床に置いて、奥野さんがフロアに下りて弾いてた。
壊れてはいないようなので良かった。

今日の奥野さんのMC、結構おもしろかったのに、忘れたなぁ。
あー。
片山くんが、幼稚園(小学校だっけ?)のとき好きやった
マユミちゃんという女の子と似てるって言うてたなー。
片山くん、カワイイ顔してるもんなー、納得。

そんなこんなで、終盤はアゲアゲのセットリストで、
腹筋がギュウ、ギュウ、ギュウ。
腰が砕けるかと思うほど、踊りまくり。
やっぱり、ヨコロコはハズレなしだ。

そういえば、
誰かさんが好きだと言ってたキュウちゃんの叩きグセって、
アレのこと?
あの、スネアをスタタタタ・・・と連打するとき、
タメをつくって入る、アレのことかな?
なんか、わかったよ。
気持ち良かったもの。
・・・とか言って、全然違ってたりして。



Shoot Ready
I DON'T KNOW
アダルトノイズ
Fun!
TODAY
La イライラ
(新曲)
Boy&Girl
待つわ
My Art
Rockin'
Punk'n Roll
Ooh Baby
Happi
Shotgun
Bareakaway
Revolt

2011年12月18日日曜日

TOSHINOSE BLUES SHOW 2011@ROCK JOINT GB

THE GROOVERS
ワンマン@吉祥寺 "TOSHINOSE BLUES SHOW 2011"
12月17日(土)吉祥寺 ROCK JOINT GB
18:30開場/19:00開演
前売り3,500円/当日4,000円(ドリンク別)



うちの会社では毎年、この時期の土曜日に大掃除を行う。
あー、かったるい!
たいしてキレイになってる気がしないが、
とりあえず、一年分の要らなくなった資料やら書類やらの紙類を
バッサバッサと捨てていくのだけは、ちょっと爽快かな。
普段のデスクワークに比べれば重労働なので、
午後になると異常な眠気に襲われるのも、毎年恒例だ。

そんなわけで、電車で爆睡しながら吉祥寺へ。

こちらも毎年恒例となっているグルーヴァーズの年の瀬ワンマン。
といっても、去年はせっちゃんのZEPPが先に決まってて、
泣く泣く諦めたので、初めての“年の瀬ブルースショー”なのだ。
わくわく。



『狂おしきこの世界』でスタートで、テンション上がりまくり。
で、『欠けた月~』『無敵の日々』と次々と
私の大好きな曲が・・・!
イントロが始まるたびに、
きゃあー、私の好きな曲だぁぁぁ!と、
心を震わせていたのだが、よくよく考えてみると、
グルーヴァーズの曲、ほとんど好きなんだわ、私。

グルーヴァーズの曲は全部、イントロがいいのだ。
カッコいいギターリフからドラムのフィルイン。
だから、どの曲でもイントロが始まった途端に、
もう心を鷲掴みにされてるんだよな~。

その中でも、一彦さんの16分のカッティングが冴えてる
『無敵の日々』と『ロザリー』はとくに好き。
あの音を聴くと、キュンキュンしちゃうのだよ。
萌え~。

『12月だけのクリスチャン』は、
オリジナルアルバムに入っていないので、初めて聴いた。
一彦さん独特の世界観の歌詞で、深く重たい。
「カッコいい」と言ってしまうには重たすぎる。
いい曲だし、この重たさを人々が浮き足立ってる12月に
敢えて、ぶつけることには意味があるんだろう。
今年はとくに。

新曲は3曲。
『無条件シンパシー』というタイトルが付けられた曲は
初めて聴いたけれど、キレのあるカッコいい曲だった。
とくに、ギターソロが素晴らしかった。
切れ味の良い刃物のような鋭さで、
ギュワーンと斬り込んでいて、痺れたなぁ。

『独断』は、最初にガツーンとやられた曲なので、
ちょっと思い入れが強いかも。
とにかく、めちゃくちゃカッコいいもの。
こんなグルーヴを聴き流すなんて出来るわけがない。

そういえば、MCで、
一彦さんがヤスチカさんの家に入り浸っていた
高校生の頃のことを話していたのだが、
このとき、ヤスチカさんもちょいちょい説明を挟んだりして、
なんか、仲良さげな姿にキュンとしたね~。
男の友情にオンナは弱いのだよ。


今日は、ギターチェンジしないのかなぁ、と思っていた終盤、
ストラトにチェンジ。
これが、福岡まで飛行機で飛んで行ったんだね。
曲は『遙かなる』
憂いを帯びたギターソロの旋律が
ストラトらしい甘やかさを含んでいて、グッとくる。


『狂おしきこの世界』で始まって
『最後の煙草に火を点ける』で本編終了という、
個人的に思うライブのキラーチューン2曲が最初と最後。
つまり、このセトリ、圧巻でしたわ。
1曲1曲のクオリティの高さを見せつけられた。



1回目のアンコール。
『ONE FOR THE ROAD』のときの
一彦さんのパフォーマンスがカッコよかったな~。
なんか、スーパーギタリストのオーラを纏っていたよ。

そういえば、一彦さんのダメージジーンズが
めちゃくちゃカッコ良くて、とても似合っていたなぁ。
腰を落としてグレッチを弾いてるときに、
ちょうどカッタウェイの部分のRが脚の丸みに沿って
ピタリとはまっていて、そのジーンズとグレッチが
とても絵になっていたのだよ。
こういう偶然の美しい瞬間を見つけると、
なんだか得した気分になるなぁ。


2度目のアンコール。
1曲目の終わりに、
ステージ上で一彦さんが二人に耳打ちしてたから、
もともとは演る予定ではなかったのかもしれない。
『SWEETHEART OF MY SOUL』
最後の最後に上げてくれるな~。


今年の締めくくりにふさわしい、見事なワンマンショー。
あー、いいもん見たなぁ~。



狂おしきこの世界
欠けた月が出ていた
無敵の日々
BOOGIE STAR
惜別の空
12月だけのクリスチャン
ロザリー
ロゼッタの石
無条件シンパシー(新曲)
(新曲)
(新曲)
コスモス
ミスター・デザイア
放浪の運命
独断
RIDE ON,BABE
遙かなる
最後の煙草に火を点ける

鉄の旗
ONE FOR THE ROAD

(What's so funny 'bout) PEACE,LOVE AND UNDERSTANDING
SWEETHEART OF MY SOUL




さて、終演後、ドリンクの引き換えするのに並んでいると、
なんか見覚えのあるメガネ男子を発見。
あっ、キュウちゃん!

フラカンのライブ終わりでは結構な確率で見かけるのだが、
まさか、グルーヴァーズのライブで会うとは。

せっかくなので「ヨコロコ行きます!楽しみにしてます!」
と声をかけさせていただいた。
いやー、りーさんが居てくれたおかげ。
私ひとりだったら、遠巻きに眺めてることしか出来ないわ。

ドリンク飲みながら、物販をのぞいたりフラフラしていると、
一彦さんがフロアに出てきてるではないか!
ファンの人がサインを貰ったり、握手してもらったりしてたので、
りーさんに「私たちも行こうよ」と言うと、
いつもイケイケ発言で頼りになるネエさんが、
「無理、無理、無理!」と腰が引けてる。
なんか可愛いなー、もー。

今度は私が頑張るべきところだな、と思ったので、
りーさんを引っぱって行き、
「一彦さん、握手してもらえますか?」と声をかけた。
すげー!私!
普段なら、自分からアーティストに声かけるなんて
そんな畏れ多いこと、ビビってできやしないのに。
少女のように照れて怖じけづいてるりーさん見てたら、
可愛くて、一肌脱がなきゃって気になってしまったのよ。
ほんと自分でもビックリ!すげー!

と、もちろん一彦さんは、快く握手に応じてくれて、
ステキでしたよ。
これで、ギターが少しは上手くなると嬉しいのだが。

2011年12月15日木曜日

師走ってなんだっけ?

あー、年末だぁ。
また、1年が終わっちゃうぞ~。
何していいんだかわかんないけど、やたらと気忙しいぞ~。




CDJ!!!
Cocco の代打でフラカン!
メインステージ、大丈夫なのか?埋まるのか?
すごく心配だし、
クロマニヨンズ→フラカンという流れ、味わってみたいけど、
29日はまだ働いてますからっ!
しかも、チケット、いちまんえんって・・・。
どう足掻いても夜しか行けないのに、いちまんえんって・・・。
やっぱりムリだ!

そうなると、来年の2月までフラカンに会えないのかー。
さびしいなぁ。




そう、トーベンさんも、フォークロックスまで会えない。
さびしい。
・・・と、動画漁りなどしていたら、見つけた。



これいいわ。
なんの打ち合わせもなく
地元ミュージシャンの方々を呼び込んでのライブ。
いかにもトーベンさんらしい。
こうやって、各地を回ってるんだなぁ。
いいなぁ。

いつか、地方のツアーについて回りたいな。
と、思っているのだが、面割れだから恥ずかしくてイヤだな~。
ハリー・ポッター君に、あの透明マントを借りようかな。

2011年12月13日火曜日

リクオ&ピアノ~完全弾き語りソロ・ライブ~@B.Y.G.

「リクオ&ピアノ~完全弾き語りソロ・ライブ~」
2011年12月11日(日) 渋谷 BYG
開場18:00 開演19:00
前売¥3500 当日¥4000(ドリンク別)



西の方から勧められて行ってきた、リクオさんのライブ。
同じく西の方にお借りしたライブ音源が素晴らしくて、
そうなると、やっぱりライブ行かなきゃねって。

お借りしたライブ盤は、
ドラムに坂田学さん、ベースにTOKIEさんという編成で、
リクオさんは、もちろん素晴らしいのだが、
TOKIEさんのベースが激エロで、スーパーかっちょいい。
そういう音源だったので、
今回の、完全弾語りライブはどんな感じなのか、
少々心配だったりもしたのだが、ぜんぜん楽しめたのだ。
(日本語がオカシイ?)



BYGって、ちょっとイカガワシイ界隈にあるので、
お年頃のお嬢さんなんかだと行きにくいかもね。
外観も中も、すごく歴史を感じる、雰囲気のある造り。
中に入ると、一階は普通に飲食できるスペースで、
地下がライブスペースになっている。
ステージには段差がなく、演奏スペースを取り囲むように
テーブルが置かれていて、さらに中二階のようになったところに
バーカウンターとテーブル席があって、
ライブ演奏を見下ろすように眺めることができる。
私達はこの中二階のテーブルについて、観ることにした。
なかなか面白いアングルである。



リクオさんは飄々とした佇まいで、
茶目っ気たっぷりの瞳を輝かせた、ステキなピアノマン。
(マレー熊にも似ているが・・・)
今日は歌いたい歌がたくさんあるんで、あんまり喋らずにやります。
と、序盤はどんどん曲が演奏される。

他人の曲をまるで自分の曲のように歌います。
と言って、ユーミンの『やさしさに包まれたなら』をカヴァー。
本当に自分の曲みたいに歌うんだよな〜。

この他にも曽我部さんの『BABY BLUE』や、
私は知らなかったけどりーさんが好きだという
下田逸郎さんの『セクシィ』という曲もカヴァーしたのだが、
どれもこれも見事にリクオ節になっていたし、
その選曲のセンスも素晴らしい。
初めて聴いた『セクシィ』の色っぽさにはまいった。

自分の曲も、どんどんカヴァーしてもらいたい。
というリクオさん。
『雨上がり』を関ジャニに歌って欲しいとか。
あー、それアリ!
関ジャニなら、なかなか合うんじゃない?
関係者の方、どうでしょうか?



ピアノとリクオさんの声だけで完成されている世界。
シンプルだけど、これ以上は何も要らないと思えるほどの完成度。
ピアノがブレイクして、歌だけになったときでさえ
鳴らないリズムが感じられる。
すごいな~、と聴き惚れていると、
その完璧な歌とピアノのアンサンブルにすき間をこじ開けて、
フロアを巻き込み、Singin' & Clapin'。
客席もボーッとしちゃいられないのだ。

『ソウル』のイントロで、たまらず目を閉じた。
うっかりすると、崩れ落ちてしまう気がしたから。
本当に優しい歌だ。
孤独や哀しみの闇の中に立つ者にそっと寄り添い、
暗闇の中でしか捉えることができない微かな光を指し示す。
そう、闇の中にあるから光なのだと。
そんな歌。


『同じ月を見ている』
リクオさんの話す関西弁がステキだ。
私が関西出身で、関西弁には慣れ親しんでいるせいか
リクオさんの京都訛りのイントネーションでのリーディング。
その温もりにジーンと胸が熱くなる。
青白くキリリと輝く月が心の中に浮かんでいた。

後半になって、だんだんとお喋りが増えてきて、
ステージドリンクもお水からビールに変わり、
「ナイス、プリン!」とプリン体を賞賛。
はい、プリン体は美味しいですよね。

ピアノだけでロックンロールバンドの音を鳴らす
『ミラクルマン』
すっごいロールしてるもんなぁ。
腰がうずうずするわ。
やっぱりピアノは打楽器だよね。

アンコールで、ケーヤンとの共作『夢じゃない』
これも、バンドの音が聴こえるようだった。
リクオさんも、やりきった感じだったし、
これで終わりかなと思ったら、何やらまだ歌い足りない様子で、
歌詞のファイルを繰っていて、
「しまった・・・これで終わりにしとけば良かった」
とつぶやいておられた。
というわけで、長い長いアンコールとなった。



リクオさんは自由を求めさすらう旅人だ。
旅人-Rambling Man-であるが故に、
孤独というものをよく知っている人なのだろう。
凍える夜の月のように光り輝く美しい孤独を恐れず、
なだめすかして、少しずつ手なづけるために歌っているのだ。
そして、ピアノの音色が旅の伴奏者なのだな。


自由で孤独な魂を今夜も月明かりが照らしている。
そんな光景が目に浮かぶようなライブだった。

2011年12月8日木曜日

タワレコ特典とか歌謡祭とか

迷っていたんだけれど、
いろいろ逡巡した挙句、特典に惹かれて買ってしまったよ。

「表現者」石橋凌

タワレコの特典で、特別ライブへの応募ハガキがもらえると知り、
1月のキネマのチケットを取り損ねてしまったので、
こりゃ、応募するしかないわなぁ、と。



買って帰って、早速聴きたかったのだが、
夫が風呂に入るまでは一緒に居間で過ごす、という
あまり納得のいかない我が家の不文律にしたがって、
「FNS歌謡祭」を見ながら、iTunesへ取り込んだり、
iPodを同期させたり、ギターを爪弾いたり。
どういう焦らしプレイなのだ?

こういう音楽番組を見てても、夫と趣味がまったく合わないので、
喰いつく場面が違いすぎて、オカシイ。

夫は音楽には興味なく、
若いオンナノコが踊っているのが好きらしい。
えーけーびー、とか、から、とか。
まぁ、若くてカワイイ娘はいいよね、私も嫌いじゃない。
なんか一生懸命だしね。
ただ、その娘らの後ろで、利権に群がってるオトナが
透けて見えてしまって、不憫に感じてしまうんだよなぁ。

吉川晃司×大沢誉志幸、とか
和田アキコ×押尾コーターロー、とか
松崎しげる×布施明、とか、
私が、おおっ!と思って見ようとすると、
話しかけてきて、ちゃんと見せてもらえないし。
私ら夫婦間のチャンネル権は、完全に私の隷属状態なのだ。
・・・ていうか、私の喰いつきが「昭和」すぎる?

この、吉川晃司×大沢誉志幸なんて、
みんな、うひょーーーってなるでしょ?そんなことない?
きっと、Ⅰちゃん(高校の同級生)は、テレビ見ながら
涙してることだろう。
両方のファンだったからね~。
おかげで、私も大沢誉志幸はけっこう聴かされましたわ。
Ⅰちゃんの好きな音楽には、相当影響を受けたからねぇ。
PINKとか、CDで買いなおして、いまだによく聴いてるもん。



やっと、夫が寝た後。
こそこそとiPodを取り出して、聴いてみた。

そして、心の準備ができていなかったことに気付く。
またやっちまった。

無意識にARBの音を求めていたのだ。
いかん!
そんな聴き方しちゃったら、絶対幸せになれない。
あー、あー、あー・・・。
と、狼狽しながら・・・寝オチ。
半分も聴けてないし。

気持ちを切り替えて、朝の通勤中に再チャレンジしてみた。
そんな器用なことできるのか、自分でも心配だったけれど、
わりと上手くいったんじゃないだろうか?
一彦さんの署名入りのようなリフに、思わずニヤリとしてしまう。
遼さんのソロ名義ではあるけれど、
バンド(魂署?)の匂いがプンプンしていて良いね。

まだまだ“ちゃんと”聴けていないのだが。
とりあえず、ライブの応募ハガキは出さなきゃな。

2011年12月5日月曜日

Martin Club Rebirth Tour 2011@恵比寿ガーデンホール

Martin Club Japan Presents
Rebirth Tour 2011 東京公演
2011/12/4(sun)恵比寿ガーデンホール
16:30 開場  17:30 開演
斎藤誠 / 渡辺香津美 / おおはた雄一 / BanBanBazar /
吉川忠英 / 中川イサト / 小倉博和 / 藤原ヒロシ
前売り:マーティンクラブ会員ジャパン¥2,800 
一般¥3,800 全席指定


毎回、バラエティに富んだラインナップで、
新鮮な感動を与えてくれるこのイベント。
私は今回が6回目くらい?かな?
今回はまた、特別に豪華な顔ぶれだったんだけど、
誠さん、たいへんだっただろうなぁ。
何度もステージに出たり、引っ込んだりして、
それぞれのアーティストとセッションして、仕切って。
いやー、本当に。
A型で気配り屋さんの誠さんじゃなきゃ、なかなかできないよね~。

とにかくインプットした情報が多すぎて
頭の中がパンク状態になってるのだが、とりあえず
サラサラっと軽く書き留めときます。


おおはたくんは、いつもの感じ。
どんな舞台でもブレない、媚ない。
そういうところが、彼の魅力なんだよなぁ。
『Don't Think Twice It's All Right』のときの
流れるようなフィンガーピッキングが好きだ。
軽やかでリズミカルに動く指先の動きを見ているだけで、
気持ちよくなってしまう。

『波間にて』の曲途中で、どこかのお子様が
「痛い~!」と泣く声が・・・。
おおはたくんは、苦笑しながらも「泣かないで~」と
歌詞を変えて歌ったよ。
こういう拾い方をサラッとできるなんて、
ライブ巧者の強みだよな~。

誠さんとのセッションは『ゴロワーズ~』
カッコいいのはいつものことなんだけど、
おおはたくんが楽しそうに、少年のような無邪気さで
ギターを弾いていたのが印象的。
誠さん一緒にギターを鳴らすのが、とても嬉しそう。


小倉さんは、マーティンのトラベル用のギター
“バックパッカー”を抱えて登場。
しゃもじみたいな形をしてて、音色も独特。
単純に容積が小さいと、サスティーンが減るのかな。

コンピュータを使って、カッコいいサウンドでしたね。
誠さんとのセッションはクラプトンのインストで
『Reptile』
仲良しのお二人のなので、息はピッタリ。


藤原ヒロシさんは、いまだに何者なのか、
私には理解できていない。
いったい何屋さんなんですかね~?
それにしても、髪型がワンレンのボブになっててビックリ。
見た目の雰囲気がガラリと変わっていた。

誠さんと二人で『Daydream Believer』
清志郎バージョンでしたね。
そのあと、おおはたくんも加わってもう一曲。
なんの曲だったか忘れてしまったけど、
おおはたくんのスライドが見られたので満足。


そして、大御所お二人、吉川忠英さんと中川イサトさん。
ええ、お名前だけは知っていましたよ。
それぞれ、1曲ずつ演ったあと、
二人で『500マイル』を、それぞれの訳詞で。
ギターの音色も歌も、まったくカラーの違うお二人だけど、
ゆーったりとした合わせるのが難しそうなテンポを
合わせているのが凄かったね。
誠さんも「一緒に演らなくてよかった、合わせられない」
と言ってたもんな。

ところで、イサトさんのあのベンドするギターは
どうなっとるんですか?
チョーキングもスライドもせず、音がベンドしてたから、
頭の中を「?」だらけにしながら、身を乗り出して見てた。

どうやら、ネックをぐいっと下へ引き下げる動作をして、
ベンドさせているみたいだ。
で、調べてみて、
ストリングベンダーなるものの存在を初めて知った。
へえー。
私には上手く説明できないので、
興味のある方は、自分で調べてみて下さいね。
いやー、ギターって奥が深いな~。


J-MELOの公録以来の香津美さん。
ギター上手いよな~。
と、馬鹿みたいに当たり前のことを言ってしまいますよ。
もう、ため息しか出ないわ。
うっとりと、流麗な左手の運指を拝見。
ギターとか楽器にに限らず、何かを極めてる人は美しいな。

誠さんとは、ベンチャーズのメドレーをセッション。
『CARABAN』とか。
今度は、誠さんが楽しそうにはしゃぐように弾いてたな。


バンバンバザール。
この面子でトリを仰せつかってしまったことに大恐縮の福島さん。
クラプトンと骨格が似ているとかで、
声が似てるとよく言われるらしい。
というわけで、クラプトンの『Layla』を。
最初に、デレク&ザ・ドミノスのヴァージョンと、
アンプラグドのヴァージョンをそれぞれさわりの部分だけ演って、
確かに、福島さんの声はクラプトンに似ているな~。
で、バンバンは、これをカントリーヴァージョンで!
邦題でいうと『いとしのレイラ』というより『愉快なレイラ』
といった感じだ。
いいなぁ、楽しいなぁ。

その後の誠さんとのセッションは『君といつまでも』
あの有名な台詞は、全員で!

ちなみに、福島さんは、
誠さんの教則ビデオでギター入門したんだって言ってたよ。


最後に、誠さん一人で。
クラプトン大好きだからね~、来日記念!ということで、
いっぱいクラプトンの曲をメドレーで。
あ、『Don't Give It Up!』の間奏部分の話ですよ。
喉の調子があまり良くなかったようで、
高音の裏声になるところが、出にくそうだったな。
ギターの方はたっぷりと堪能させてもらったけど。

新曲の『明日の空に』も披露。
心に響く優しい曲。
やっぱり声がしんどそうだったけど、
私の心にはしっかりと届きましたからね。


アンコールはもちろん、全員で大セッション。
藤原さんだけは、お仕事のため残念そうに帰っていかれたとか。
ステージいっぱいにズラリとギタリストが並んでて、
みながマーティンギターを抱えてて、
なんだかまぁ、豪華な構図ですわ。

誠さんは、気を遣って、それぞれに一言ずつ話をふってて、
素晴らしい仕切りっぷりだったね。
ちゃんと、立てるとこは立ててたし。

1曲目は『Lay Down Sally』
もう、今日はクラプトン祭りだわ。
これだけ盛り上げてるんだから、本人も来い!と思ったね。
噂によると、舞浜方面に行ってるとかいう話だったけど。

本日最後の曲は『明日があるさ』
大団円に相応しい名曲ね。


あー、お腹いっぱい!

2011年12月3日土曜日

とくべん@パピーズ

『とくべん ライブ』
オーニング・アクト:相模の風THEめをと
12月2日(金) Live House PAPPY`S
開場18:30 開演19:00
予約3000円(当日3500円)+1ドリンク500円



前にトーベンさんのソロライブでこのパピーズに初めて来た。
そのとき、オープンと同時に店に入ると、誰もいなくて
すっごい寂しく、いたたまれない気持ちになったので、
もうちょっと遅く行こう、と開演の15分くらい前に入店。
なのに、やっぱり誰も居なかった。
ショックだ。

平日だからなのかな~。

というわけで、どこでも席は選び放題。
ちょっと迷ったんだけど、一番前の端の席に座った。
あんまり目立ちたくないから、壁に際にはり付く感じで。


O.Aは、相模の風THEめをと
名前の通り、ご夫婦のギターデュオ。
今回は、斉藤哲夫さんのサポートでピアノを弾いてる
さがみ湘さんが、ベースで参加。

最初の曲は斉藤哲夫さんのカバーで『甘いワイン』
トーベンさんが歌ったのを聴いたことがあるな。
あれは、10月のleteのライブだったかな。
いい曲だよね~。

1曲終わるたびに、向い合って一礼する姿が、
たいへん微笑ましい。

奥さんのギターの弾きっぷりが、オトコマエで
カッコ良かったな~。
私も同世代として、励みになりますわ。
あー、もっと頑張って練習しなきゃ。


さて、とくべん。

揃えたわけではないのに、二人とも赤いTシャツ。
トーベンさんはジミヘンの。
トクオさんはハーレーダビッドソンの。

あっ、とくべんについて説明しといた方がいいのかな。
トーベンさんとセンチメンタル・シティ・ロマンスの
中野督夫さんの二人のユニットなのです。
お二人は、フォークロックスのメンバーでもあります。

O.Aの相模の風THEめをとの
“ザ”が気に入ったらしいトクオさんが、
「ザ・とくべんです!」と勝手に“ザ”付けて
とくべんのテーマにのせて、自己紹介。
二人合わせて115ですと。

で、トクオさんが、天然キャラっていうのか、
とりとめなくお喋りになるのですわ。
それが、ほんとオカシくて仕方ないの。
歌うと、いい声してて渋い感じなのにねぇ。

トクオさんの曲、トーベンさんの曲、
フォークロックスの曲、センチの曲、
とくべんのオリジナル曲もある。
そんな感じのセットリスト。

トーベンさんは、アコギとベースを持ち替えながら。
ベースは、プレベの形の青味がかったグリーンのヤツ。
フェンダー製ではなかった。
初めて見ました。

私はもちろん、トーベンさん側の端っこに座ってたんだけど、
(つまり、トーベンさんのほぼ真正面ってこと)
MCの時、トーベンさんの方を向いて話すトクオさんと
目が合ってしまうのよ。
ちょうど、視界に入るところなんだろうね。
そして、ついにイジられてしまうのである。
「あっ、湯川組なの?そうなの?」と訊かれ、
「だって、彼女、一番に来とったよ~」と暴露され、
もう、穴があったら入りたい・・・。
た す け て く れ。

せっかく目立たないように、端っこにへばりついてたのに、
ぜんぜん意味ないじゃん。

この後も、何かの折りにつけ、私に話を振ってくるし。
トクオさん、勘弁して下さい!
というわけで、MCのときは極力そちらを見ないようにして、
目が合わないように気を付けたよ。
けど、面白いこと言うから、見ちゃうんだよな~。

トクオさんが書いたセンチの曲で、
歌詞がボツになったという曲を演った。
結局、増田俊郎さんが詞をつけたそうで、
なかなか暗い感じに仕上がっていたのだが、
そのボツになったバージョンのタイトルが
『笑顔のマジシャン』だったとか。
なんか、ちょっとシュール?
だけど、そんなご陽気なメロディーじゃなかったよな~。
トーベンさんも『笑顔のマジシャン』ていうのを気に入って、
「じゃ、とくべんでやるときはそっちのバージョンで演ろうよ」
と言ってた。
まだ、途中までしか出来てないらしいけど。

あいかわらず、真正面に座ってしまったので、
ついつい手元ばっか見てしまうことになって、
トーベンさんの爪の形がいいなーって。
そんな部位に対して、自分に好き嫌いがあるだなんて
考えたこともなかったのに、トーベンさんの爪を見たら、
あー、これ、私の好きな形だわ~、と思ったのだよ。

なんなんだ?
私、パーツフェチなのか?
いや、そうじゃない。
自分の好ましい部分ばかりが目に入ってきて
気に入らない部分は脳が勝手にスルーしてしまう。
名付けて「恋は盲目現象」というやつだな。

と、そんなくだらないことばかり覚えていて、
肝心の演奏のこと、曲のこと、ぼんやりとしか
思い出せない。

『夕暮れのうた』
好きな曲なので、聴けて嬉しかったなぁ。

2回目のアンコールは予定してなかったようだけど、
『バンドマン・ブルース』で〆。

とにかく、楽しかったことはだけは確か。


そして終演後、本日の一大ミッションをクリアすべく、
トーベンさんが出てくるのを待つ。
そのミッションとは、
フォークロックスのチケットとCDを購入すること。

いや、もうたいへん。
緊張しちゃって、右手と右足が一緒に出る勢い。
そこはオトナですから冷静を装ってはみたけれど、
気の利いた言葉ひとつ出てくることもなく、
CDにサインをしてくれているトーベンさんを
アホ面さげて、見つめることしかできなかったわ。
あー、情けない。

でも、トーベンさんは優しくて素敵だった。
サイン、ありがとうございました。

2011年12月1日木曜日

藤井一彦×八熊慎一@440

「晩秋 HIKIGATARI BUDDY 2011」
藤井一彦(THE GROOVERS) × 八熊慎一(SPARKS GO GO)
11月29日(火)下北沢 440
19:00開場/19:30開演
3,300円(+1drink 500円) 《SOLD OUT》



ついに、一彦さんのソロを初めて観た。
基本的にグルーヴァーズというバンドが大好きなので、
一彦さんのソロ活動には、ちょいと微妙な思いもあったりして、
今まで観ることがなかったのだ。
でも、西の方にお住まいのあの方が、
一彦ソロを絶賛されてたので、私の重い腰が上がったわけだ。
この前の251でのライブが震えるほど良くて、
その勢いでチケットを買ってしまったというのもあるが。

で、チケットを手に入れてしまったら、
そりゃもう、楽しみで仕方なかったわけですよ。
ソロ音源聴きながら「ここの所はどんな風に弾いてるんだろう」
と、その姿を想像しながら、ニヤニヤしてたわけですよ。

そして当日、440の前で一彦ラヴァーのりーさんと合流。
すでに大勢の人で店の前はごった返していたけれど、
うーん・・・。
どうやら、スパゴーファンが大部分だなぁ。
どこが違うのか上手く言えないけれど、
グルーヴァーズのファンとは雰囲気が違いますな~。
まぁ、私もスパゴーファンだと思われてたかも、だけど。
アウェイな予感、プンプン。


最初に出てきたのは、ヤックさん。
年功序列の法則により、一彦さんが先だと思ったんだけど、
ハズレたなぁ。

あっ、私、もちろんスパゴー的知識は皆無。
曲もまったく知りません。(キリッ)
ヤックさんのお顔も、ちゃんと認識したのは初めてなくらいで。
ヤックさんは、ベースボーカルらしい。
ギターの弾き語りでライブやるのは、2回目らしい。
へえ~。

そんなわけで、弾き語りでは後輩になるので、
先に演ることにしたんですと。

初めて聴くヤックさんの歌声は・・・というか、
MCの雰囲気も含めて、なんだかOTと似ているなぁ。
その場で曲を選んで、弾き始めてから「やめたっ!」
と違う曲始めちゃったりする感じとかが。

席は、5,6列目くらいの中央だったのだが、
どうしても、前の人の頭が被るんだよね~。
座ってるヤックさんの姿はほとんど見えなかった。
必死になって覗き込む気もないから、
音声だけで楽しませていただきましたよ。

で、この日のジョイントについて、
私は、それぞれのソロをたっぷり演って、
最後に3曲くらい二人でセッションして終了~、
という流れかと思っていたんだけど、違った。
二人で一緒にやるのがメインだった。
なので、
ヤックさんソロ→ヤック&一彦(ユニット名は「藤熊一一」)→
一彦さんソロ→ヤック&一彦(「藤熊一一」の読みは
「ふじくまーあー」)
という進行。

一彦さん登場で、藤熊一一の第一部。
「こんばんは、橘あつやです!」と、とり合えず掴みにかかる。
こうやって先輩(といっても1歳違いだっけ?)と
対峙してる一彦さんって始めて見るなぁ。
その敬語ちっくな感じが新鮮だ。
一彦さんはスタンディングだったし、
なぜか、私の視界は一彦さん前がすこーんと開けていて
手元までよく見えたのだ。
嬉しいなっ。

初っ端は、直球勝負な選曲で
ディランの『風に吹かれて』とルースターズの『ガールフレンド』
あと、スパゴーの曲とグルーヴァーズ曲は『美しき人よ』
ヤックさん、グダグダした感じながらも、
グルーヴァーズの曲を褒めてくれたので、好感度アップだわ。

一彦さんのソロは、
『LAZY FELLOW』『確信犯的ストレイシープ』
あと、まだ音源になっていない新曲。
そのうちの1曲が『ジェミニ』というタイトルで、
りーさんが「私たちのための歌だね(妄想)」とのたまわった。
そう、私たち双子座コンビですものね。

それにしても『確信犯的ストレイシープ』は、痺れるわ~。
あのカッコよさは、反則!
カッティング、っつうか完全ミュートしてるからブラッシングか、
あの、ザキザキザキザキという音。
そんなもん、ミュートしてて音程なんてないのに、
いい音なんだよな~。
お腹がギュウっとなるんだよ。

一彦さんのアコギは、マーチンのカッタウェイのエレアコ仕様。
・・・だったと思う。
なんか、マーチンのイメージってさぁ、
繊細に爪弾くのが似合う感じだと思ってたんだよね。
まさか、こんなにガンガン、
ストロークプレイで鳴らしちゃうなんて、うひょーーって感じ。
そういうのってギブソンのイメージだからね~。

想像以上にロックだな~。
アコギを激しく掻き鳴らしてる姿がセクシーダイナマイト!
あー、そのギターが羨ましい!
私がギターになりたいわ。
そして、そんな風に激しく鳴らして欲しいわ。
キャーーー!!
・・・と、やや温度低めのスパゴーファンを置き去りに、
エキサイトしまくりの我々。
実は、隣にいる人のことなんて目に入ってないのだけれど、
りーさんが盛り上がってないわけがないからね!

えぇ、まぁ、予想どおり、どアウェイでしたよ。
しかし、一彦さんは、そんなのお構いなしだね。
むしろ、却って燃えたのかもしれない。


再びヤックさんと二人で。
二つのバンドには共通点が多い、という話。

もともと4ピースだったのがヴォーカルが抜けて
3ピースになった。
二人とも“仕方なく”歌ってるそうで、
いまだに、いいヴォーカルを探してるんだって。

3人のうち2人の姓が同じ。
・・・って、スパゴーの方は兄弟じゃないか!
ギターとドラムだから「倶知安のヴァンヘイレン」
と呼ばれてたとか(???)
で、「藤井くんは、兄弟じゃないんだよね?」と今更の確認。
ヤックさん、なんとウィキペディアで調べたらしい。
一彦さんの話によると、
広島県福山市には「藤井」という姓が多いのだとか。
同じクラスに4人も「藤井」が居たことがあったって。
へえぇ~。
ちょっとした豆知識ですな。

この辺りから、記憶が曖昧で、
アンコールまで含めて、記憶がごった煮状態。

ヤックさんはベースを弾いたり、ギターを弾いたり。
全然聴いたことないのは、全部スパゴーの曲と思うのだが。
グルーヴァーズの曲は『奇跡のバラッド』と『BUDDY』
『BUDDY』はスパゴーも演っているらしい。
というより、スパゴーの為に一彦さんが書いたのだな。
あと、CCRの『HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN』
(りーさん、思い出してくれてありがとう!)
最後は、BO GUNBOSの『トンネルぬけて』を
ヤックさんが楽器を持たず、情感たっぷりに、というか、
ちょっと抜けたいい感じで、歌い上げた。

ここで、ちょっと話は戻って『奇跡のバラッド』ね。
選曲のとき、ヤックさんが
「絶対にコレ!」と強く推してくれたみたい。
いんやー、いい曲だわ。
今更だけど。
んー、グルーヴァーズのライブでは聴いたことないかも。
なにげに一彦さんの書く歌詞、好きなんだよな。
ニヒルぶってるくせにセンチメンタルで、
男の青臭いロマンが垣間見えて、キュンとなる。

音がシンプルになると、歌の力、言葉の力が
ストレートに響いてきて、
ヴォーカリストとしての一彦さんを再認識させられたわ。
ぶっきらぼうでブルージーな歌声がいいんだよなぁ。
やっぱり、バンドとは別物の良さがある。


また来年も、この「藤熊一一」でやりたい、と言ってけど、
私は一彦さんのワンマンでガッツリ見たいなぁ。
と、やや不完全燃焼気味な気分で思ったのである。

2011年11月28日月曜日

今朝のシャッフルさん

最近、ヘッドフォンを買った。
今までSONYのカナル型、それなりにお高いやつを使っていたのだが、
装着部分のパーツを無くしてしまったのだ。
もちろん、そのパーツを買えば数百円で済むのだが、
それは後回しにして、お手頃価格のゼンハイザーのオーバーヘッド型
を購入してしまった。

音はイマイチかな。
まぁ、しょうがない、お手頃価格だったからね。
しかし、これ、冬はあったかくていいかも。
十分、耳あての役割を果たしくれそう。


毎朝、通勤時はiPodを聴いている。
考えるのが面倒なので、シャッフルで聴くことが多い。

今朝のシャッフルさんのプレイリスト。
『AFTER '45』(ARB)
『吐きたくなるほど愛されたい』(フラワーカンパニーズ)
『BELLEBOTTOM JACK』(フラワーカンパニーズ)
『今を行け』(藤井一彦)
『ソウル』(リクオ)

まるで私の思考を読みとったかのような選曲。

昨日、西の方であったライブに思いを馳せていたら、ARB。
しかも、私の一番好きな曲だし。
フラカンの2曲は、被りなし2DAYSで聴いた曲だし。
昨夜から「ストラト問題」が話題になってる一彦だし。
(これは、解決したみたいね)
リクオは、今、私の泣きのツボ、ナンバー1だし。
中でも『ソウル』は本当に名曲。
大声はりあげて泣きたくなるくらい、優しい。

と、朝から胸いっぱいになりながら、
大ッキライな月曜日を克服中。


あっ、ボウディーズ、iPodに入れてなかった。
昨日の武道館は、熱かったんでしょうね。
(↑ほぼ私信)

2011年11月24日木曜日

秋チェスト冬チェスト~被り曲なしの2日間~@LIQUIDROOM(2日目)

フラワーカンパニーズ ワンマンツアー
「秋チェスト冬チェスト」
~被り曲なしの2日間~
11月23日(水・祝) 恵比寿LIQUIDROOM
開場17:00/開演18:00
前売¥3,500/当日¥4,000(ドリンク代別途)



さて、2日目だ。
今日のチケットは、私よりクジ運の良さそうな方に取ってもらったので、
なかなかの良番。
おかげで、かなり見晴らしのよい位置に行けた。
本当にありがとうございました。


見晴らしが良いので、開演までの間、
ステージのセッティングをなんとなく眺めていた。
おや?
見馴れないギターが置かれている。
あのキュートな白黒のデザインは、ダンエレクトロだ。
おニューなのかな。
いったい、どの場面で出てくるんだろう、と密かに注目。



メンバー登場で、ぎゅーっと押される。
よかった・・・竹安の肩に鳩がのってなくて。

『ハタチ族』『MRI』と、はりきってスタート。
圭介は今日も調子良さそう。
キラキラしてるな~。

『この胸~』は、最近すっかり定着した
カントリーなアレンジで。
・・・???
圭介が歌い出してすぐ、歌詞をとばした。
まー、見事なすっ飛ばしっぷりでしたわ。
Q太郎さんが急いで歌詞のカンペを持ってきてくれたり、
適当に「えびすーー!」などと言って繋いだりして、
台詞に入る前に、なんとか取り戻せたのでセーフか!?

きゃー!『ギャンブル天国』!!
どなたか知りませんが、これをリクエストしてくれた方に感謝します。
リクエストはしなかったけれど、大好きなの、この曲。
地味曲マニアの私の中でも、三本の指に入る名地味曲だ。
あのギターの音がたまらなく好き。
もちろん、竹安を凝視!
あー、いいわ、気持ちいい音色だ。
最後のシャラララララ~、
のとこのウォーキングベースも良いなぁ、気持ちいいわ~。

もう、嬉しくってウットリとしていたのに、
圭介的にはイマイチだった様子。
G「でも、いい曲だよ」
圭「いいけど、地味なんだよな~」
その地味なとことがいいのにぃ・・・。

そういえば、昨日の『青い春』のときも、
リクエストが多かったわりには盛り上がらない的なことを言ってたなぁ。
ステージからだと、ワァーーと手を振り上げたりという
わかり易いリアクションが見えないと、不安なのだろうか?
飛んだり、跳ねたり、腕を振り上げたり、オイオイ言ったり。
そういうのもいいけど、
フラカンの魅力は、そこだけじゃないんだよ。
地味曲にこそ、フラカンの“らしさ”がギュッと詰まってる、
というのが私の個人的見解なのだが。

ライブで演るのは2回目という、新曲『ロックンロール』
これが、凄かった。
あー、どう言えばいいのか?
昨日から続いてる、私の涙腺決壊警報が鳴りっぱなし。
っていうか、決壊しまくりなんだけど。
心がブルブルと震えた、生まれたての子犬のように。
淡々とした圭介の歌声に
きちんとロックンロールと対峙してる真摯な姿勢というか、
引き受ける覚悟を感じて、にじんだ。


『BELLEBOTTOM JACK』終わりで、あのダンエレクトロが登場。
グレートもフレットレスに持ち替えた。
始まったのは『恍惚のブギ』
たぶん、私のポジション的な問題なんだろうけど、
やたらとギターの音が大きくて、圭介のハープが聴こえにくい。
このハープが色っぽくていいんだけどなー、残念だー。
竹安ーー!

うーっ、それにしてもカッコいいぞ。
この「怒りのBONGO」セットには腹筋がギュウですわ。

ダンエレクトロは、変則チューニングだったのか、
竹安は全開放で、ギャンギャンと鳴らしていたなぁ。

圭介曰く「しんどい曲ばっかりリクエストする」
いやー、申し訳ないが、そういうのが聴きたいものなのだよ。


橘いずみカヴァーの『失格』では、
開き直って譜面台が登場。
歌詞詰めこんでるもんね~。
でも「昨日やった曲と似た感じ」だったので、
わりとすんなり歌えたらしい。
ああ、そう言われれば『ヌードポエム』と似てるかも。
どう聴いてもフラカンだもんなぁ。

実は、最初のオファーは華原朋美の『I'm Proud』だったそうで、
一応練習はしたんだとか。
ただ、40過ぎのオッサンが「ローンリ~♪」と何度も歌うのは
かなりキビシかったらしい。
ちょっと聴いてみたいが。
次のフォー爆でお披露目されるかもね。

と、ここでミラクルが!

おおぉっ!
このイントロは・・・ひょっとして・・・私がリクエストした・・・
『真赤な海』!!!!!
マ ジ で !?
このイマイチ盛り上がりにくい上に、歌うのがしんどそうな曲。
私以外には誰もリクエストしてなさそうな、やや地味な曲。
演ってくれないだろう、と半ば諦めていたのに・・・。
あまりの嬉しさと驚きで動揺しまくり。
前半は曲に集中できなかったけど、それを取り戻すべく、
後半は目を閉じながら、音に身をまかせた。
やっぱり、ベースラインがカッコイイな~。
サビの半音ずつ下がってくメロディーもいい!
あー、やっとライブで聴けたよ。
感無量。

そんな私の個人的な感動を置き去りにして、
『深夜高速』のイントロが鳴ると、フロアから上がる歓声。
あっそう、みなさんはこちらをお望みだったのね。
と、少しシュンとした気分になる。
でも、観てるうちに納得した。
いや、させられた。
今の4人が奏でる『深夜高速』は自信に溢れていて、
これでもか、これでもか、と客席に直球を投げ込んでくる。
これまでに何百回とライブで演奏して、育ててきた曲なんだよなぁ。
それがひしひしと伝わってきて、なんだか悔しくなった。
私が恋焦がれるように待ちわびて、やっと聴けた曲よりも、
あんまり好きではない、と公言している曲の方が、
数段カッコ良かったんだもん。
ちょっぴり凹むわ。
それくらい、今日の『深夜高速』は響いたのだ。

そして『夜明け』
この流れ、たまらんです。
暗い夜の高速を走ってるうちに、空が白んできて・・・。

どうしても、20周年の野音を思い出してしまうよな~。

で、やっぱり同じようにステージの4人のオッサンが
奇跡のように美しくみえて、涙があふれるんだ。
この瞬間を止めておくことはできないけれど、
こんな瞬間が、また訪れることを期待してもいいだろうか。
そう祈らずにはいられない、舞い上がるアウトロ。


そんな感動的な演奏の後のメンバー紹介。
昨日にひき続き、鳩ネタ。
竹安がブログでも鳩撃退情報を募ると、
例のモヒカンドラマーから、すぐにメールがきて
「鳩料理の研究でもしてみたら」と。
あのお方、女子高生並みにメール早打ちできるらしいよ。

圭介のアイデアは「伝書鳩として飼う」
メール送る代わりに鳩を飛ばせばいいって。
G「俺も考えてたんだけどさ・・・」
G「『ピジョン竹安』じゃなくて『鳩安堅一』の方がいい!」
鳩安・・・。
なんか、元首相っぽい響き。
フラカンの鶏マークが鳩に変わる日も近いか・・・。

そして、夏ごろにニューアルバム。
これから曲作りらしい。
「俺も作るから」とグレート。
そいつは楽しみだなー。
すでにライブで聴いた新曲の出来がすごくいいだけに、
本当に楽しみでならない。


ラストスパートは『白目~』からの『ヌードコア』って!
ぎゃーーーっ!
あのギターリフ、とりあえず何かのスイッチが入るんだよな。
そしてメーターは振り切れる。
だって、お祭り騒ぎですから!
豚肉だってくわえちゃうから!!
バカが溶けるほど汗かいちゃってるから!!!
・・・と、最後までいっきに駆け抜けた。
デタラメな魂で踊りまくってやったぜ。


アンコール1回目。
『日々のあぶく』
ギターのアルペジオから始まって、圭介の歌がのる。
竹安が圭介の息遣いを感じようとして近寄る。
圭介もチラリとそれを確認。
この二人の姿が、やけにグッときたなぁ。

『アイム・オールライト』のとき、
今度は圭介が竹安に絡んでいく。
竹安の真後ろに隠れるようにして立って、チラチラ顔を出したり、
竹安の肩に抱きついたり。
当の竹安は、少々迷惑そうだったけど、笑ってたな。


アンコール2回目。
最後は『ホップステップヤング』
とてもハッピーな終わり方、それがフラカンらしい。
何よりも、ステージの上の4人が終始楽しげだったのが印象的。
バンドっていいな。



俺たちハタチ族
M.R.I.
この胸の中だけ
ギャンブル天国
脳内百景
It's Only Roc'kyun' Roll
ロックンロール(新曲)
BELLEBOTTOM JACK
恍惚のブギ
寄鷺橋サンセット
落ち葉
失格
真赤な海
深夜高速
夜明け
白目充血絶叫楽団
NODE CORE ROCK'N'ROLL
終わらないツアー
YES,FUTURE

日々のあぶく
フェイクでいこう
アイム・オールライト

馬鹿の最高
ホップステップヤング




またまた蛇足で、余計なことを書いてしまうけど許してね。

この2daysを通しての感想なのだが、
比較すると、1日目の方が出来がよかったんだよなぁ。
いや、2日目の出来が悪かったわけじゃなくて、構成の問題。

1日目は、少しレアな曲を混ぜ込んであったにしても、
わりと普通のワンマンライブの構成だったと思う。
2日目は、ちょっと頑張り過ぎちゃった感じがするのだ。
みんなのリクエストに応えようと無理したセットリストだった。
だから、曲と曲の繋ぎで楽器のチェンジが多くなって、
どうしても流れが途切れがちになってしまった。
もちろん、そこはきっちりMCで繋いではいたけれど。

このセットリスト組むのに苦労しただろうな、と思う。
こんなの新規のお客さんには難しすぎるもの。
それでも、ファンの声をちゃんと聞いてくれてて、
その声に応えようと頑張ってくれてるのが
痛いほど伝わってきた。
愚直なまでに、一生懸命だったのだ。

私は、そんなフラカンが大好きだーーー!

2011年11月23日水曜日

秋チェスト冬チェスト~被り曲なしの2日間~@LIQUIDROOM(1日目)

フラワーカンパニーズ ワンマンツアー
「秋チェスト冬チェスト」
~被り曲なしの2日間~
11月22日(火) 恵比寿LIQUIDROOM
開場18:00/開演19:00
前売¥3,500/当日¥4,000(ドリンク代別途)




急がなければ!
早くしないと、記憶がどんどん抜け落ちていく。
毎度のことだが、フラカンのライブはてんこ盛り。
とくに「大盛り」を頼んだわけじゃないのに、
黙っててもご飯をたくさん盛ってくれる、気のいい定食屋みたい。

もちろん、これから2日目に行かなきゃならんし、
時間がないので、ザーーーっと書き殴りで。


メンバー登場で、まず目についたのが、竹安のシャツ。
チェックのパッチワーク柄の長袖シャツ、おニューらしい。
Q太郎に「秋っぽくていいですね」と言われたらしい。
同じくチェックのシャツを着てる圭介が
自分と被ってて、迷惑そうだった。

1曲目は『冬のにおい』
これ聴くと、そんな季節になったんだなぁとシミジミする。
そんな気持ちとは裏腹に、体は跳ねまくってるけど。

『終身刑』
ボトルネックを指にはめたままで、
普通にストロークする竹安に萌えた。
「ビュンビュン」のときの手の形「なんでもいい」って言われても。
そしたら「フラカンがあと1年続くと思う人は、1本指で」
「2年だと思う人は2本で」
「5年の人は5本、10年以上の人は両手」
なんてこと言われたら、両手上げないわけにはいかないじゃない。

竹安のギターがクレッシェンドしていくイントロ。
あぁ、これは!
『青い春』
それも、アルバムのバージョン。
ひょっとしたら、こっちのバージョンを
ライブで聴くのは初めてだったかもしれないな。
カッコいいぞ!竹安!
ギターが啼いてるわ~。
何よりもグルーヴ感がすごく良くて、
早くも今日のクライマックスか?と思いながら、
ちょっと泣けてしまった。

なんかねぇ、フラカンに響く演奏されると、
私の涙腺は簡単に決壊するということが、最近わかった。
嬉しくて泣けてしまうのだ。
勝手に保護者目線で見ててゴメンナサイ、なんだけど。
それでも、こんだけキャリアがあっても、
まだまだ上積みを期待させてくれるバンドなんて、
そうそうないと思うよ。
スゴイぞ、フラカン。


MCでは、女子バレーの魅力をめいっぱい語る圭介。
そう、とにかく男子のスポーツには興味がない圭介。
それは「男が一生懸命やるのは当たり前でしょ」
「俺だって、負けないくらいに一生懸命やってるもん」
だそうですよ。

リクエスト曲は随時受付中。
このツアーが終わっても、リクエストして欲しいと、
社長が言っとりました。
200曲もあると、忘れてる曲も結構あるみたいなので。
ちなみに、今回、
一番リクエストが多かったのが『青い春』だって。
で、リクエストがあった曲でも、
一度合わせてみて「面白くなかった」のは演らない、と。
あー、私のリクエストしたあの曲は「面白くなかった」のだろうか。

「だいたいこの季節になると演る曲」という圭介に、
「えぇ?この時期は、ちょっと違うんじゃない」と突っ込むG。
圭介はキョトンとした顔で「えっ、違う?」
「まぁ、大きい括りでいえばそうだけど・・・」とフォローするG。
そして『春の手前』・・・すっごい大きく括ったね。
しかし、大好きな曲なので、なんでもいいや、嬉しい。
歌ってる圭介の表情がいいだよなぁ。


さっきの『青い春』で感じたピークを超えたのが、
『東京ヌードポエム』
なんというか、圧倒的、だった。

CDで初めてこの曲を聴いたとき、
胸苦しくなるような鬱屈した思いに息が止まりそうだった。
でも、今日は違った。
うまく言えないが、少し俯瞰で見つめたような、
大きく包みこむような、優しさに似たものが確かにあった。
あの息がつまるような切迫感の代りに
大きなうねりの中で解放されていく快感があった。

ステージの上を見ると、
竹安はギター小僧丸出しで、
弾いてることが楽しくしょうがないという
嬉々とした佇まいで弾いている。
圭介は、バックの演奏に身を委ねて、嬉しそうな表情。
ベースは安定してグルーヴを繰り出し続けるグレート。
そして、ミスコニ。
いつもスルーしてしまうミスコニだけど(ゴメンなさい)
このときのミスコニには惹き付けられた。
上から目線で申し訳ないけど、
大きくなったなぁ、ミスコニ!
とてもカッコ良かった。

フラカンのバンドとしての今現在の頂点をみたような気がする。

とくに、アウトロがたまらなく痺れた。
このまま時が止まってしまえばいいのに、と。


新曲『246』のイントロ、
竹安の殴りつけるようなカッティングにキュンとなる。

『吐きたく~』も久しぶりだったね。
震災以来、控えていたらしいから。


本日のメンバー紹介での最重要トピックは「ピジョン竹安」
要するに竹安の家のベランダに鳩が巣作りをして困っている
という話なのだが、圭介&グレートから、
「竹安と鳩は似ている」「どこ見てるかわからないところが」
と、さんざんイジられ、「ピジョン竹安」と命名。
(韓流っぽくていいじゃん、と圭介)
挙句に「肩に鳩のせて、ギター弾けばいい」
「フラカン?・・・ああ、あの鳩を肩にのせて弾いてるバンドね?」
と覚えてもらいやすくなる、とか、さんざん言われてた。
たしかに、面白いけど。



アンコール一回目。
うわー『発熱の男』がきたっ。
イントロの竹安ギターの音色が素晴らしい。
深いな~。
この曲の上昇感はなんなんでしょうか?
目には見えないけど、上へ上へと立ち昇っていく何かがある。
だから、思わず天井を見上げてしまうんだよな。
すごくカタルシスを感じて、気持よくなる。

『元少年~』のときの圭介のキラキラ感は何?
まぶしいくらいのキラキラしたいい顔してて、
抱きしめたくなるわ。

『孤高の英雄』
もちろん、大きな声で「ガンバレ圭介ーー!」
と叫んできましたよ。


アンコール二回目。
まさかまさかの『東京ワッショイ』
思わず、りーさんと一緒に飛び上がってしまった。
大はしゃぎですわ。
ワッショイ!ワッショイ!
いや、もちろん私以外にも
リクエストした人はいたかもしれないけど、
あれは、私のリクエストした『東京ワッショイ』でした!
社長、ありがとう!



冬のにおい
ラララで続け!
カリフォルニア
終身刑
ロックンロール・スターダスト
永遠の田舎者
はぐれ者賛歌
青い春
春の手前
東京ヌードポエム
吐きたくなるほど愛されたい
246
感情七号線
東京タワー
切符
チェスト
Mr.LOVE DOG
恋をしましょう

発熱の男
元少年の歌
孤高の英雄

東京ワッショイ
真冬の盆踊り


今日のところは、こんなもんで。


追伸。
終演後、ケーヤンとすれ違ったので、手を振って挨拶したら、
ちゃんと振り返してくれたよ。
もちろんケーヤンスマイルで。

2011年11月21日月曜日

ずっとこんな調子 今ここがきっと現在地

ライブジャンキーにはありがちなことだが、
先のスケジュールがどんどん埋まっていって、
気が付けばもう、来年の2月くらいまで。
なんだか、前のめりに生きてるなぁ。
しかし、毎日会社でやってる仕事は、
前月の伝票を入力して集計して・・・と、
すでに片付いてしまった過去との闘いだったりする。
だんだん、今が何月何日なのかが曖昧になっていく。
・・・と、とっさに今日の日付が出てこないのを
ただの老化現象だと認めたくないための、言い訳。




フラカン2daysについて。
めちゃくちゃ楽しみである、当然ながら。
もうねぇ、下手にあれこれセトリ予想なんてせずに、
頭ン中を空っぽにして臨みますよ。
ただただ、どっぷりフラカンに浸りたい。
それだけ。
で、22日は休暇をとった。
仕事でバタバタした後、ライブ会場へダッシュするのが嫌なの。
というわけで、朝から集中して行きまっせ。




そうそう、
マーチンリバースツアーの出演陣が発表されてたけど、
なんじゃこりゃ!?っていう豪華なメンツ。
バンバン、おおはたくん、香津美さん、中川イサトさん・・・。
総勢8組!?多過ぎないか?
開演時間が早めなのは、長丁場になるってことかな?
覚悟して行くので、ガッツリとやって欲しいなぁ。

まだチケットあるみたいなので、
ギター好きの人は見といた方がいいよ。
もちろんギター云々は置いといても、
単純に楽しめるのは間違いないけどね。




そして、私の行けない遠く西の方で、
スペシャルなライブがあるらしい。
なんと、凌さんバンドとCHABOでセッションだってさ。
きゃー!いいなぁ!
きっと、あの方は行くんだろうなぁ。
激しく羨ましいぞ!

2011年11月20日日曜日

MY LIFE WITH A CAT

すっかり寒くなってきたので、
家ではラブラブの私と猫。
毎冬のことではあるが、まさに相思相愛である。

ところが、今年の冬は一味違う。
猫が大好きな居場所である私の膝に先客がのっているから。
そう、ギター。
家で時間があるときは、なるべくギターを触っていたい。
なんか抱えてるだけでも上手くなりそうな気がしてね~。
そんなわけで、かなり不機嫌な猫。
ニャーニャーと文句を言ってばかりいる。
ごめんね~、猫よ。

夜は私の布団の足元で寝ているくせに、
休みの朝に遅くまで、布団でゴロゴロしていると、
ミャー、とやってきて、布団の中に潜り込む。
たいてい、そろそろ起きなきゃなぁというタイミングでやって来るので、
せっかくだし、もうちょっと寝るかぁ、と
結局、昼近くまで寝てしまう。
まったく、贅沢な時間の使い方だな。

16才の老猫なので、体調面が心配なところなのだが、
ご飯を要求するときの、あのギラギラした目の色を見ると、
まだまだ大丈夫だな、とちょっと安心する。
っていうか、じいさんのクセにがっつき過ぎじゃないか?
もうちょっと枯れてもいいんじゃないの?
いやいや、元気で何よりですが。




私の故郷にあるライブハウスがが今年いっぱいで閉店するらしい。
ビルの老朽化によるものなので、仕方ない話なのだが。

もちろん、私が住んでいた頃にはなかったし、
行ったこともない。
でも、田舎のわりに頑張っていて、
フラカンやバースデーも出たことがあって、
タイミングが合えば、行ってみたいと思っていたんだ。
そんなわけで、ちょっぴり寂しい。
移転先が早く見つかるといいね~。

2011年11月14日月曜日

秋はやっぱり湯川トーベン@下北沢LOFT

最初に私信を1件。
フラカンのリクエスト、私はメールで送りましたよ。
アドレスは otegami@flowercompanyz.com です。
リクエスト専用アドレスじゃないので、
リクエストであることがわかるタイトルを付けた方がいいでしょう。
でも、ブログのコメント欄でも大丈夫だと思いますよ。
社長は目を通してるはずですから。
以上、私信終わり。


というわけで、またまたまたまた下北へ。



『秋はやっぱり湯川トーベン』
11月13日(日) 下北沢LOFT
前売・予約3000円 当日3500円(1D付) 
18:00open 18:30start



開演前のステージには、
ギブソンJ50だけがセッティングされていた。

ちょい押しでスタート。
なぜ押したのか?
予約のあった人数が揃わなくて、それを待っていたようなのだが、
結局、来なかったので、そのままスタート。
あと十数名は予約が入っていたらしいのだが、謎。
いったいどこへ消えてしまったんでしょうね?

下北沢ロフトはオープンして36年でしたっけ?
とにかく、歴史のあるハコ。
HPで、当時どんなブッキングされてたのかを見てみると、
その豪華なラインナップに驚く。
トーベンさんは、神無月の後にやってたバンド、
ハート・オブ・サタデイ・ナイトで出ていて、
その時、子供ばんどと出会ったのだとか。
懐かしそうに話してました。

そうそう、
今日のライブはアルバム「そら」を順番通りに演るという、
アルバム・コンプリート・ライブ。
(トーベンさん曰く「村田方式」!)
以前にもここロフトで、「ハナ」「うた」を演ったらしい。

普段のライブではあり得ない曲順、ということで、
少しやりづらそうではあったけど、
ゆるーく楽しいMCを挟みつつ、
「なんで、こんな曲順にしたんだろう」なんて言ってたけど、
聴いてる分には違和感はなかったなぁ。
そりゃ、いつもCDで聴いてる通りだから当たり前か。

というわけで『パナヌファ』から始まり。

印象に残ったのは『空』と『珈琲』だな。
どうやら私は、トーベンさんの力強いストロークが好きらしい。
あと、ハスキーに伸ばす歌声もね。
アタマにドンっと入る、前のめりのリズムがいい感じなのだ。
あー、ハープもカッコいいな。
ハープの一番低音を吹くところに痺れた。
その時、ちょっと顔を紅潮させてるのがセクシーなのですわ。

『バンドマン・ブルース』のイントロでは、
「CDでは、ドラム・・・嶋田吉隆~!」パチパチパチ。
「ギター・・・藤井一彦~!」パチパチパチ。
というメンバー紹介付き。

『退屈に誘われて』では、
客席にいらっしゃったワントリック・ポニー(略して「一鳥」!)
のお二人が美しいコーラスを聴かせてくれましたね。
素晴らしい。

というわけで、「そら」完奏!
さて、ここからどんな選曲でくるのか、と期待してると、
「ピアノ弾いてみます」!!!!
いつか聴いてみたいと思ってたトーベンさんのピアノ。
ううぅ、感激。
曲は未音源化の『お月さんが笑ってる』

ステージの端っこにピアノがひっそりと置かれていて、
客席の端に座ってた私からは非常に見難い場所だったんだけれど、
身を乗り出して、覗き込んで見ましたよ。
ピアノは打楽器的要素の濃いのが好みなので、
トーベンさんのピアノも好きだわ。
左手の低音域、リズム&ベースの部分がくっきりとしてて
素朴な感じのピアノだったなぁ。
この曲の音源化も、早めに実現すると嬉しいなぁ。

MCでエンケンバンドの話になったのだが、
エンケンの対バン(対決)モードは、ニール・ヤングではなく
AC/DCとブラック・サバスが旬らしい。
それも「なるべく若いうちにやりたい」そうですよ。
さすがエンケン!
そんなエンケンに捧げます、と『不滅の男』!!!
きゃーーー!
何それ?私のためですか?(←妄想)

トーベンさんの『不滅の男』も骨太でカッコよかった。
ほぼ脳細胞がバーストしてたので、実はあんまり覚えてないのだが、
最後に名乗りを上げるところも、一応、完コピで。
「湯川トーベンです」「トシです」「エンケンです」と、
一人三役で、エンケンバンドを再現。
あー、あの日の興奮が蘇ってきて、
ちょっと、オカシなスイッチが入ってしまったな。

毎回コーラスをオーディエンスに強要する(!)曲があるのだが、
あれ、なんていうタイトル?
しっとりとしてていい曲なのだが、ソロ音源には入ってない。
うーん、どこで聴けるんでしょうかね?
メロディーはもう覚えてしまってるので、
ちゃんとコーラスには参加しておりますが。
「クジラがイワシに変わっちまった~」っていう歌。
知ってる方、教えて下さい。


アンコールでは、何も考えてない、ということで、
ワントリのお二人からリクエストをしてもらって、
『風小僧』
ワントリのお二人もステージへ上がり、生音で。
ギター弾きながら、トーベンさんあっちへこっちへ大移動。
最後には、なぜか3人でエグザイルな振り付けまで。
すごい笑っちゃったけど、ハーモニーは美しかったな。



と、そんなこんなで、
今日もまた心をあったかくして家路についたのであった。

2011年11月12日土曜日

晴れ時々もやもや

ずっと、もやもやしているのだ。
何が原因かというと、
これ↓
http://hibiya-live-marche.jp/

泉谷とチャボが野音で、というニュースを聞いて、そそられはしたが、
その日はトーベンさんのライブに行くと決めていたので、
行けないことは最初から確定していた。
しかし、続々と発表される出演者がツボで、
なんか悔しい気分になったりもしたのよ。

このイベントの是非を巡って、ややこしい事態となっているようなのだ。

問題は、このイベントの主旨が
「東日本の野菜を食べて復興を応援しよう」というところ。
そして後援が、東京都、農水省、読売新聞であるということも。
私もここにはちょっと、引っかかるものを感じたのは確か。
ここでは、その議論をするつもりはないので、
詳しくはツイッターで検索するか、
泉谷さんのブログを読んでみて欲しい。

必要以上に攻撃的で感情剥き出しなコメントは論外だが、
みな真剣に、切実に、思いを語っていて、読んでいて涙が出た。
どの立場の人の言葉にも、共感するところがあって、
もちろん、泉谷さん本人の熱い思いとその苦悩も、伝わってくる。

いったい、何が正しいのか。
なんで、こんなことになってしまったのか。

あぁ、もやもやする。

結局のところ、ちゃんと責任をとろうとしない東電と、
それを擁護している政府のせいではないのか。
国の言うことが信用できないから、こんなことになっているのだ。
原発についても、TPPについても、
多くの国民の声が政治に反映されないなんて。
なんかオカシイぞ。

2011年11月11日金曜日

リクエストしました

さて、全国のフラカンファンの皆さん、
もうリクエストはされましたでしょうか?

私は、もう済ませたので、一応ご報告。
とくに“1曲だけ”という縛りは無かったのだけれど、
たくさん挙げてもインパクトに欠けるし、キリがないので
1曲に絞って、『真赤な海』をリクエストした。
ええ、大好きなのよ、この曲。
ベースラインの妖しい感じが痺れるんだよなぁ。

というわけで、もし恵比寿の2daysでこの曲が聴けたなら、
「おー、nemuriのヤツが狂喜乱舞しとるな」と思って下さい。

で、1曲だけ、と言いつつ。
実は『東京ワッショイ』もいいよねぇ・・・なんてコメントを
くっつけてしまったのだ。
なんせ、エンケン熱が冷めやらないもので、つい。
密かに期待しとりますよ。




私の好きなある方がつぶやいておられたのだが、
ハイロウズを聴き始めたのだとか。
おおー、そうですか。
ベスト盤と『Relaxin'』を借りてこられたとか。
そうですか、そりゃいいですな。
ちなみに、私のオススメは『バームクーヘン』ですよ。
私の一番好きなアルバムですよ。
・・・と、このブログを目にするとは思えない人に宛てて、
書いてみました。

ついでなので、他のアーティストについても、
一番好きなアルバムを考えてみた。

フラカンは『脳内百景』
クロマニヨンズは『FIRE AGE』
グルーヴァーズは『CHARGED!』
誠さんは『Dinner』
夜ストは『Soul On Fire』
トーベンさんは『ハナ』
せっちゃんは・・・あれ?難しいなぁ。
フルアルバムじゃないけど『HALF』が好きだなんだけどなぁ。

あくまで、今現在の気分なのですが。




なんか、もやもやする毎日ですが、
それでも好きな音楽を聴けるのは幸せですな。

2011年11月7日月曜日

ROCK'N'ROLL JOINT STRUGGLE SPECIAL@CLUB251

CLUB251 18th ANNIVERSARY
"ROCK'N'ROLL JOINT STRUGGLE SPECIAL"
11月5日(土)下北沢 CLUB251
THE GROOVERS/THE YOUTH/
片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ
18:30開場/19:00開演
前売り3,000円/当日3,500円(ドリンク別)



先週のエンケンバンドの衝撃が大きすぎて、
どんなライブにも心を動かされないんじゃないかという
ちょっとした不安を抱えながら、
またまた下北へと出かけて行ったのである。


THE YOUTH
3ピース、仙台のバンド。
若い、と思ったけど、結成して10年以上たってるらしいから、
そうでもないのか・・・いや、私からすれば、充分若いんだけど。

もともと4ピースのバンドだったのが、
ベースが抜けてしまったために、
ボーカルの中村くんがベースもやることになったらしい。
もちろん今回の震災の被害もあっただろうし、
いろんな困難を乗り越えて、ステージに立つ彼らは
音楽を奏でる喜びが迸るようで、とても生き生きとしてた。

とくに、ギターの音色が私の好み。
ヘッドの部分が上下逆向きになった赤いストラトから
クリアな響きのアルペジオ。
繊細だけどキレのあるリズム感が気持ちいい。
そして、ルックスも!
三井くん、かわいいっ!
・・・でも、どっかて見たことあるような・・・と考えていた。
あっ、思い出した。
LOST IN TIMEのサポートでギター弾いてたよね。


片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ
いつ見ても、楽しい。
片山くんの煽りも、バンドのグルーヴも激熱!
ステージ・パフォーマンスも熱くて、濃いわ~。
なんていうか、やっぱり京都的な濃厚さだなぁ。
全員揃って、ダンスするところがツボ。
キュートですわ。

私の目の前のギター氏の弦が
最初の曲からいきなり切れてたのが、すごく気になったんだけど、
結局、そのまま最後までいっちゃった。

それにしても、すごいセンスの衣装。
前からこんなだったっけ?
まぁ、確かに、インパクトはあるわな。

縁あって、来月もヨコロコとの対バンでお世話になります。
これで、予習はバッチリだな。


THE GROOVERS
片ブレロケパー(by一彦さん)終わりで、
スルスルっと最前列、一彦さん前へスタンバイ。
しかし、グルーバーズファン、みんな大人?
私らみたいにガッツイてる人、ほとんどいない。
すいません、大人気なくて。

『Groovaholic』でスタート。
このイントロで、グッと掴まれて、
グルーヴの渦の中へと連れて行かれてしまった。

この間のシェルターから始まったワンマンプチツアーで
発掘された名曲、『行列の先頭』
これからのライブでもやってってくれると嬉しいなぁ、と
思っていたら、やってくれたね。
これはもう、定番曲にしてもらってもいいなぁ。
グルーヴァーズのカッコよさを濃厚に詰め込んだような曲だから。

目の前に一彦さんの手元があるという素晴らしい眺めで、
一彦さんの手が赤面するんじゃないかってくらい、ガン見。
あの切れ味鋭いカッティングもしっかり拝見。

誰にも理解されないのを承知で書くけれど、
すっごく気持ちのいいグルーヴが入ってくると、
お腹、というか腹筋がギュウってなるんですわ、私。
もちろん、この時も、一彦さんの目の前で、ギュウっとなっていたので、
脇腹を押さえて苦悶の表情を浮かべながら、揺れていたんだが、
ふと、これじゃ具合悪い人みたいだなぁ、と気づいた。
目の前にこんな人いたら、心配しちゃうよね。
いかん、いかん、一彦さんに心配かけたりしたら大変!(←すごい妄想)
大丈夫、べつに具合が悪いわけじゃないからねスマイルをしてみた。
ぜんっぜん、目は合わなかったけどね。

いやー、もう、カッコいいのなんの。
あの16分、なんなの?
ギターのストロークに16分が入るたびに、私の腹筋、ギュウ。
きゃー、もう、やめてー、いやー、やめないでー。(ちょいエロい?)
と、心の中で絶叫してたような次第。
そして、『狂おしきこの世界』では、昇天いたしました。
イントロのヤスチカさんのドラムとか、たまんないもの。
もう、なんなんだよ、このバンドのグルーヴは!
殺人的だよ、私、殺されそうだよ。
と、息も絶え絶えになったところで本編終了。
た、た、助かった。



アンコールは、THE YOUTHの中村くんと三井くんも一緒に、
『車輪の上』
ボーカルもギターソロも彼らにお任せということで、
一彦さん、のびのびと楽しそうに弾いてたなぁ。
ベースを持たずに歌う中村くんものびのびしてたね~。
三井くんは、カワイイ顔して切れ味のいいギター弾いてた。

最後に『SWEET JANE』は、
片山くんとギターの二人も出てきてセッション。
で、片山くんがなんか気の利いた詞をつけて歌ってたんだけど、
よく聴こえなかったのが残念。
あいかわらず、前に突っ込み過ぎてるために、
PAスピーカーの音がちゃんと聴こえてなかったのでね。
ええ、大人気なさの代償ね。


Groovaholic
境界線のエンジェル
放浪の運命
惜別の空
行列の先頭
SPEED QUEEN
狂おしきこの世界

車輪の上
SWEET JANE

※この他に知らない曲が2曲あったので、たぶん新曲だと思う。



グルーヴァーズのライブも、けっこう見てきたけど、
ここまで痺れたのは初めてかもしれない。
なんでだろう?
一彦前で観たからか?

頭の中に渦巻く音の余韻に酔いしれながら歩いているときに、
そういえば、ライブ前の不安は何だったんだろう?と自問。
あれは杞憂だったな。
むしろ、あのエンケンライブ以来、脳細胞の奥の奥、
非常にデリケートで感じやすい部分へ通じる回路が
ひらきっぱなしになっているような気がするなぁ。



最後に余談。
一彦さんの手元を見つめて、
一部女子の間で大人気の、あのセーハの指を待ち焦がれていたら、
あれっ!?オカシイ。
ぜんぜんセーハしないではないか。
なんか見慣れない不思議な形で押弦してた。
そう、6弦は親指使っていたのだ。
それはそれで、セクシーでしたけどね。(←指フェチ)

2011年11月1日火曜日

遠藤賢司「不滅の男」第2弾!@ROCK JOINT GB

遠藤賢司「不滅の男」第2弾!
エンケンバンド
(遠藤賢司Vo.G/湯川トーベンB/石塚俊明Ds)
10月30日(日) 吉祥寺 Rock Joint GB
開場18:30 / 開演19:00  ¥3700 / ¥4200 +1D
大学生・専門学校生¥3000 高校生¥2000



このブログを読んでいただければおわかりでしょうが、
私は、年がら年中、アホみたいにライブばっかり行っとります。
それでも、ライブの前になるとソワソワドキドキして、
仕事が手に付かなくなることも、しょっちゅう。
なかなか慣れるもんじゃないんだな。
しかし、今回はそんなもんじゃなく、ソワソワドキドキの最上級、
それプラス「ひゃあ」とか「あぁああぁ」とか、意味不明の声を発しては、
上がっていく心拍数を抑えるために深呼吸したり。
とにかく、めちゃくちゃ楽しみにしてたのだ。
待ち遠しすぎて、時間の流れがもどかしく感じるほどに。



5時頃吉祥寺に着いて、前売チケットを買うため、GBへ向かう。
そう、12月にグルーヴァーズのワンマンがここであるのだよ。
そしてGBの前まで来て・・・あっ!!!
トーベンさん!
スタッフの方なのかな?座り込んでお話されてる横を
知らん顔して無言で通るわけにもいかず(面割れだから)、
・・・ こ ん に ち は 」と、消え入りそうな声をかけさせていただきましたよ。
聞こえてないかもしれないけど。
とにかく急ぎ足で。
もう、酸欠寸前だもの。
ハァハァハァ・・・。



今回は、エンケンを初めて観るという、りーさん、ニアさんとご一緒。
お二人は初対面だったけれど、すぐに打ち解けたもよう。
よかった。
そして、私がガッツで良番チケットをもぎ取っていたので、
特等席を確保できたぜ。
あー、いい眺めだ。
楽器のセッティングしてあるステージを見ているだけで、ときめく。

エンケンのヤマハのアコギは、古い順から、
一郎、二郎、三郎、と名付けられ、ヘッドのところに番号がふられている。
ステージに並んでその出番を待っていたのは、二郎君と三郎君。
サウンドホールの周りが削れるほどに使い込まれているのが素敵。
飼い主を待つ犬のように、エンケンに掻き鳴らされるのを待っているみたい。
そう、愛猫家のエンケンのギターなのに、犬のような佇まいだった。

世代の違う三人で、好きな音楽の話をキャッキャとしていると、
照明が落とされ、ついにエンケンが登場。

最初に手にしたのは三郎君だったかな?
そのギターをかき鳴らす、ジャラーンという音が響いた瞬間、
場内の空気が一変する。
みんなが、ステージの真ん中に座っているエンケンに意識を集中させて、
どんな小さな音も聴き逃すまいとしている。
たった一振りのストロークで、グイッと聴く者を惹きこんでしまう。
いったいどんな魔法を使ったんだろうか、と考えていると、
それが魔法みたいな薄っぺらなものじゃないことがわかる。
鍛錬され、研ぎ澄まされたエンケンの気迫が波動となって、
観客の心を震わせるのだ。

アコギの弾き語りは4曲くらいだったかな?
『満足できるかな』で始まって、新曲『心の奥まで抱きしめて』
『夜汽車のブルース』など。

この前も思ったけど『夜汽車のブルース』のギターは、
本当に汽車の音に聴こえる。
ただ、走り過ぎて行く汽車を見送る感じではなく、
汽車に乗ってるか、もしくは汽車と同じスピードで並走してるか、
とにかく、一緒に疾走してるような気分になる。
うっかりすると、振り落とされてしまいそうだが。

一曲一曲、尋常ではない熱量を発しながら、
ギターを弾き、ハープを吹き、歌をうたうエンケン。
聴き手も気を抜くとふっ飛ばされてしまうから、
必死になってエンケンに喰らいついていく。

そんな真剣勝負の合間のMCでは、
人が変わったように優しい表情で、生真面目に話すエンケン。
「エンケーン!」と、女性からの声がかかると、
ニッコリ笑って「ハイ」と嬉しそうな表情をする。
すごくチャーミング!

伊豆のレコーディングスタジオの猫“カブキ”の話。
ただ可愛がるだけじゃなく、真剣に猫の気持ちを理解しようとする
エンケンのその心の在り方が、途轍もなく美しかった。




トシさんとトーベンさんを呼び込み、
エンケンは立ち上がって、ギターをグレッチに持ち替えた。
甘ったれるなよ!というエンケンの声で始まる。
『東京ワッショイ』
大好きな曲。
気が遠くなるほど待ち焦がれたエンケンバンド。

すごいすごいすごいすごい・・・・・。

ドラムソロ~ベースソロ、それぞれ10分近くやったんじゃないかな。
このへん、時間の感覚が狂ってるから、はっきりしないな。

トシさんのドラムは、湿度が高いな。
ドロっとした妖しさとプリミティブな力強さが混じり合って
ぬるっと蛇行するように体の中にねじ込んでくるリズム。

トーベンさんが、こんなベースを弾くのを初めて見た。
本気度がハンパないわ。
いつもと目の色が違う。
少し苦しげに、体から何かを吐き出すようにしながら音を紡いでいく。
吐き出し続けて、トーベンさんが空っぽになってしまいそうで恐かった。

それぞれのソロの間、舞台の真ん中で仁王立ちのエンケン。
照明もほとんど当たってなくて、濃い陰の中から、
真正面を睨みつけるように見つめて、じっと立っている。
まるで不動明王のようだった。

再び三人の音が重なると、
何もかもを呑み込んで巨大化していく大蛇のように、
私を、観客を、この空間すべてを呑み込み尽くしていった。
なんという至福、なんという恍惚。

すごいすごいすごいすごい・・・・・。

「ちょっと休まないと、トシとトーベンが倒れちゃうんで」と、
エンケンのMC。
「神無月のCDが・・・」と、突然はじまったので、
ちょっと慌てるトーベンさん。
さっきまで、異形の形相で鬼気迫る演奏をしていた人達が、
仲良さそうにニコニコしながら話してて、不思議な感じ。
いや、こっちの方が素なんだけどね。
エンケンが神無月のことを絶賛してくれるのが、恥ずかしくて
照れ照れのトーベンさん、もういつもの優しい顔に戻ってた。
このエンケンの宣伝のおかげか、この日の物販では
神無月のCDが売り切れていた。
(その最後の一枚をゲットしたのは、りーさんでした。)

来年1月に出る新しいアルバムの中から2曲。
『俺が死んだ時』に、「あいつ頑張ってたよな」と言ってもらえるように、
とか、そういうことをエンケンが言ってたんだけど。
ダメだよ、死んでからじゃ遅い。
早く、日本中の人に気づいて欲しい。
ここに、美しく、気高く生きている日本の宝がいることを。
死んでからじゃ、ダメだよ。

『踊ろよベイビー』のときだったかな。
エンケンが、曲の途中で時々猫招きの手でポーズを決めていた。
これ、エンケンがやると不思議とカッコよく見えるんだよね。
トーベンさんも興に乗ってきたらしく、
同じく猫手で踊りながら、エンケンに絡んでいく。
トーベンさんは犬派だからなのか、
その猫手がちょっと様になってなかったりするのだが、
いつの間にか、二人で向き合って、ニャオニャオダンス(?)してる。
なんだ、コレ?
64歳と58歳が、可愛すぎでしょ?
さっきまでの殺気立った演奏とは、なんたるギャップ。
息が止まるかと思ったわ、愛しすぎて。

それから、二人で一緒にシコ踏んでた。
さすがエンケン、足がきれいに上がってて美しいシコを踏む。
トーベンさんも、よく頑張ってついていってたよ。

『不滅の男』は、まさにエンケンのテーマ曲。
私も一緒に声を出して歌った。
「頑張れよなんて言うんじゃないよ 俺はいつでも最高なのさ!」
そうだ、そうだ、そのとおり。
エンケンは、いつでも最高。
いつでも手加減ナシで、観客に真剣勝負を挑んでくる不滅の男。
最高だ!




アンコールは、エンケンバンドでアコースティック演奏。
トーベンさんのアコベ、今日は間近で見られた。
エンケンの繊細な歌声に合わせて、
優しく弦を弾いて、深く深く沁み込んでいくような音色を奏でる。
この世のものと思えないほど、低く澄んだ音が体内に響いた。


最後は、エンケン一人で『夢よ叫べ』
ギターの旋律が哀しく美しい名曲。
一人でステージに立つエンケンの姿が美しいのは、
足が長いとか、姿勢がいいとか、そういうことだけじゃなく、
その痩せた体に内包している魂の形が透けて見えるからなんじゃないか?
美しい魂がステージの照明に照らし出されて、
私はただただ見とれてしまうのだ。

いつものように、格好よく見得をきってステージを去るエンケン。
しばし呆然とした後、涙が溢れるのを止められなくなる。

あぁ、エンケンと出会えた私は幸せだな~。



満足できるかな
心の奥まで抱きしめて
ハローグッバイ
夜汽車のブルース
ちゃんとやれ!えんけん! 
東京ワッショイ
男のブルース
外は雨だよ
ブルースに哭く
俺が死んだ時
君にふにゃふにゃ
踊ろよベイビー
不滅の男

猫と僕と君
夢よ叫べ



セットリストは、公式ブログよりいただきました。

2011年10月29日土曜日

Golden Circle vol.16@日本武道館

Golden Circle vol.16
ジュンスカ×ユニコーン
2011年10月26日(水) 日本武道館
JUN SKY WALKER(S)/UNICORN
Guest:子供ばんど
Opening Act:OKAMOTO'S
開場17:30 / 開演18:30
指定席¥7,800 サイド・バックスタンド指定席¥7,300




えーっと、まず最初に言っときますが、
私、ジュンスカもユンコーンもまったく通ってないのですよ。
世代的には、バンドブームの申し子でもおかしくない筈なのに、
私のバンドブームはブルーハーツとパーソンズの2ndアルバムくらいで
ブッツリと終焉しとるんだなぁ。

そんなわけで、このゴールデン・サークルのお目当てはもちろん、
子供ばんど!
次いで、OAのオカモトくん達。
そして一人参戦。
つまり、どう考えても客席で浮きまくるであろうこと必至!
・・・と、そんなこと考えてたら、行くのが億劫になってきて、
足取りも重く、武道館へと向かったのである。

席は、2階東スタンドの後ろの方。
席についたら、まずロケーションを確認。
ステージをほぼ真横から見下ろす、超俯瞰。
そして・・・アンプちっちぇー!ドラムセットちっちぇー!
アリーナの人達が豆粒・・・よりはちょっと大きいかどうか。
この距離でトーベンさんを見ることになるとは・・・。
なんか、せつないなぁ。



最初に主催者の呼人が出てきて、
ゴールデン・サークルの趣旨を説明。
ベテランと中堅と若手、各世代を繋ぐ催しにしたいということらしい。
なかなかいいと思う。
過去のラインナップを見ても、チャボやら友部さんという
ステキな名前があがってて、センスいいな~と思った。



OKAMOTO'S
超俯瞰なので、ドラムのレイジがよく見えて(豆粒だけど)嬉しいな。
予想どおりではあるが、アウェイだよね~。
少なくとも、私の周りで私以上に盛り上がって踊ってる人はいなかった。
このアウェイ感が、私に火を点けるのだ。
始まるまで、あんなに気が重かったのがウソみたいに吹っ切れて、
浮きまくろうがなんだろうが、周りなんか気にせずに、
好き勝手に楽しんでやるわい、と開き直ってしまった。

彼らは若いわりにアウェイ慣れしてるっぽいし、
たぶん、いつもと変わらず熱いパフォーマンスを見せたと思う。

あまりにステージが遠くて、全体をボーっと眺めてると、
何がなんだかわからなくなる。
見たいところに気持ちを集中させて、じぃーっと見つめないとダメなのよ。
というわけで、フロントのショウにはなかなか目がいかない。
ま、いつものことなんだけど。

レイジは白目むいたり(ステージ上の大型ビジョンで確認)
足上げたりしながら、バカスカと暴れ太鼓を叩き、
ハマくんは不動で、とびっきりのグルーヴを弾き出している。
このリズム隊のバランスがいいんだよな~。
ここから生まれるグルーヴは、本当に気持ちいい。

武道館の端っこ、というと音響的にはかなり厳しいはずなんだけど、
思ったほど酷くはなかった。
若干ギターの音が低かったような気はするが。


笑って笑って
恋をしようよ
欲望を叫べ!!!


セットリストは3曲!
OAだから、仕方ないとはいえ、あっちゅう間でしたわ。



JUN SKY WALKER(S)
本当に申し訳ないくらいに、ジュンスカって興味がなくて、
曲もまったく知らないのだよ。

初めて観たジュンスカは・・・いかにも、な、バンドブームのサウンド。
ビート・パンクっていうの?
なんていうか・・・苦手なタイプだ。
PAのせいなのかもしれないけど、音も薄く感じた。
でも、過去のヒット曲(私は知らないけど)を並べたセットリストの中、
ただ1曲だけ演った新曲が、一番輝いていたなぁ。
『シンフォニー』だったっけ?
昔のジュンスカには、全然惹かれなかったけど、
完全復活を宣言して、未来に向かって踏み出した彼らには心を動かされた。
そういうことなんだろう。

ただ、宮田さんのMCはムダに長い。
そのせいで初日はかなり押したらしく、今日は短めに、なんて言ってたけど、
それでも充分、長かったな。
案の定15分押したらしい。



UNICORN
去年、フェスで何度か観てるし、
そのときに気合入れて、少しばかり予習なんてしちゃったものだから、
ジュンスカよりも知ってるのだ。ははは。

ユニコーンは、好き嫌いは置いといて、変態エンタメ・バンドなので面白い。
何が変態かっていうと、フォーメーションがコロコロ変わるところ。
それが、このバンドの魅力なんだろう。
いつの間にか川西さんがステージの前に出てきて
ラップのマイクパフォーマンスをやってのけてて、
あれ?ドラムは?と見ると、OTが叩いてた。
そーいや、余分にドラムセット組んであったっけ。

ユニコーンはみなさん芸達者。
とにかく、盛り上げ上手。
途中、ジュンスカメンバーも出てきて、
「スカイのMC、長くな~い?」で大盛り上がり。
私には上手く説明できないので、詳しくはナタリーあたりのレポをどうぞ。

この日の武道館でも、一番ユニファンが多かったと思われる。
びっくりしたのは、手旗。
あれはユニコーンのツアー・グッズなのか?
会場中の人があれを持ち出して振り初めたので、WAO!でしたわ。

あっ、川西さんのドラムは凄かった!



子供ばんど
呼人と純太の「We Love 子供ばんど!」という呼び込みで、
ゆうさん、タニヘイさん、トーベンさんがステージへ。
あああっ!い、い、衣装がっ!!

前日のツイートとか見て、上下赤のパターンだと知って、
じゃあ、今日は白Tバージョンかなぁ・・・と予想してたのに。
みなさん、オサレ(!?)でカラフルな30年前の子供ばんどファッション!?
トーベンさん、帽子にピンクの花(?)つけてる。きゃーーー!
そして、右の肩辺りにに黄色いフサフサした羽みたいなの付けてる?
きゃーーー!!!
す、す、す、素敵すぎる。
だけど、遠すぎてよく見えない。
誰かっ、私に双眼鏡、プリーズ!もっと近くで見せて~!(心の叫び)

ひとり興奮しまくりで、隣のお兄さん(たぶんユニファン)、
ちょっと引いてたと思うわ。

そうこうしてるうちに、JICKがアリーナ席の後方から、
ヘルメット・アンプをかぶって駆けてきた。
まったく、やってくれるぜ。
着ているのは赤白ボーダーT。
JICKほど、このボーダーが似合うヤツはいないだろうなぁ。
センスがどう、とか、そんなのカンケーなく、それがJICKだもん。

そうか。
中止になってしまった11月3日のライブの為に
用意されてた衣装だったのかもしれないなぁ。

ミニギター&ヘルメット・アンプのパフォーマンスをひとしきりやって、
さぁ、1曲目は・・・とはじまったのは『I'M SO HAPPY』
なんか意外。


I'M SO HAPPY
頑張れ子供ばんど
マンモスの唄
ロックンロール・トゥナイト
踊ろじゃないか


おわかりかと思いますが、
“nemuri EYE”はトーベンさんにロックオンなので、
JICKがあっちへこっちへ動いてるのはわかってたけど、
ちゃんと見てなかったりする。
すいません。
だってね、こんなに遠目で、豆粒くらいの大きさにしか見えなくても、
ベースを弾くトーベンさんの姿は、めちゃくちゃカッコイイのよ。
ネックの方に顔を向けて胸をぐっと反らす、あの立ち姿。
あー、もー、惚れ惚れする~。
そういえば「トーベン!!」という声援(すべて野郎の声)が、
あちこちから上がってたわ。

それにしても、私の向かい側の西スタンドが羨ましかったな。
ずっと西向きにアピールしてたもんなぁ。いいなぁ。
・・・はっ!!
ひょっとして、東向きは、タニヘイさん担当?
ひょっとして、私、タニヘイさんのアピールに気付かなかった?
ひょっとして、無視してしまった?
・・・だとしたら、本当にごめんなさい。(反省)

『マンモスの唄』
いやー、トーベンさん、よく声出てましたわ。

純太と民生も入って『ロックンロール・トゥナイト』
子供ばんど大好き!な二人が、すっごく楽しそうにギター弾いてた。
ええ、視界の端っこだったけど、わかるくらいにね。

『踊ろじゃないか』は、ジュンスカ&ユニコーンはほぼ全員と
ショウが出てきて、若干グダグダ気味に盛り上がる。
途中、JICKがギター弾きながら、
「できた後輩を持ったおかげで、武道館のステージに戻ってこれた」
と、感謝の気持ちを語った。
なんか、いいなぁ。



アンコールは、
この日の為に呼人が書いた曲『R&R TRAIN』
ゆうさん、川西さん、小林さんのトリプル・ドラムに、
ベースはトーベンさんと呼人、ギターは・・・大勢で。
いい曲だったなぁ。
子供ばんどに対するリスペクトの気持ちとか、
ロックンロールに対する思いがこもってて、グッときた。

JICKがピカピカ照明付きのフライングVを持って出てきて、
『サマータイム・ブルース』
ショウや宮田さんまでギターを持ってて(繋がってないけど)、
おや、川西さんまで?
気付いたら、レイジと交代してた。
ベースはトーベンさん、EBIくん、ハマくんというフォーメーション。
そのベース軍団(ってJICKが言ってた)の中で、
トーベンさん楽しそうだったなぁ。
たぶん、ハマくんのこととか可愛くって仕方ないんだと思う。

ギターソロを全員で回していって、
ついにベース軍団のところにも順番が回ってきたんだけど、
EBIくんのベースは繋がってなかったので、
JICKのヘルメットアンプに繋いで、
みんながマイクを差し出して音を拾いつつ、ソロ。
次は、なぜか、ちゃんと繋がってたはずのハマくんのベースも
そのヘルメットアンプに繋ぎ変えて、ベースソロ。
もう、なんだかわけがわからん。

最後には、ドラム以外の全員がステージ前にずらりと並んで、
かなり壮観なことになった。
しかも、みんな笑顔、笑顔、笑顔。
楽しそうだわ~、いや、こっちも楽しいのだが、
それでも、ステージ上の人達には敵わないわ。

テンション低く足を運んだ武道館だったけど、
なんだかんだと、結局、始めから最後まで通して楽しんでしまった。
全く、主催者の思惑通り、見事にはめられたので、
締めの挨拶の後、深く頭を下げた呼人には、心からの拍手を送った。

2011年10月25日火曜日

SA/フラワーカンパニーズ@SHELTER

下北沢SHELTER 20th ANNIVERSARY
~SA VS フラワーカンパニーズ~
2011/10/24 下北沢SHELTER
開場19:00/開演19:30
前売り ¥3,000 《SOLD OUT》



またまた下北沢ですわ。
いったい、今月何回、下北へ来たことやら。
もう、下北に住んだ方がいいんじゃない?ってくらいだね。
しかし、未だにライブハウス以外の店には、
ほとんど入ったことなかったりするのだ。



実は、SAってよく知らなくて、
うっすらと「パンクっぽいような・・・」
なんて考えながらシェルターに着いたら、
「ああ、やっぱりパンクだよね」といういでたちの方々がいて、納得。



予想どおり、フラカンが先攻。
大好きな『チェスト』からスタートで、あがるわ~。

2曲目のイントロ、竹安(今日は黒のVネックシャツ)のギターが
ジャカジャカと鳴って・・・。
あれー?この曲、なんだっけ??
・・・うわーっ!『捨て鉢』じゃないか!
超・超・超久しぶり~ってことで、さらにあがる。

そしたら、次に『トラッシュ』だって。
どうなってんだ?今日のセトリ。
なんか意表を突かれまくって、翻弄されてる気がする。
いや、それがいいんだけどさ。
そして圭介の目。
うーー、いい目しとる、キレキレの目だぜ。
あーダメだ、その目を見ちゃったら、もう虜だもの。
というわけで、今日は(いつもだろう、とか言わないで)
圭介に釘付けだったのである。

MCでは、初めて行ったパンクのライブでの、
“SA兄さん”との出会いのエピソードが語られた。
圭介、本当に好きなんだろうなぁ、話がムダに長いよ。
ちょっと久しぶりのライブ(といっても、3週間ぶりか?)
ということもあって、どうも、ライブ勘を失ってるようでもある。
Gも苦笑い。

この後のセトリも『恋しま』『切符』『はぐれ者』と、
定番なんだけど、この流れがたまらんなぁ。
歪んだSGの音が、
妙に懐かしく、愛しく聴こえたのはなんでだろ?
「歌えーー!」と何度も何度も叫んだ後の一瞬の静寂。
竹安とミスコニが目を合わせた瞬間、この曲だな、とわかった。

『深夜高速』
個人的には、それほど好きな曲ではなかったりする。
けど、この曲に入っていく瞬間のステージ上の緊張感には、
いつも息をのんでしまう。
独特の張りつめた感じ、空気がピリっと引き締まる感じがいい。

新曲『246』では圭介のモズライトが登場。
なぜか、最近、圭介の手をよく見てしまう。
繊細で柔らかそうで、全然、成人男性の手らしくない。
ブログに「間違えまくった」と書いていたけれど、
そういえば、何度か、「あっ!」というような表情をしてたっけ。
圭介の歌は、前に聴いたときより、断然、心に入ってきた。
竹安のギターも。

ラストスパートに突入して、
またまた意表を突かれて『くるったバナナ』
これは、たまらん。
この曲、元の音源より、ライブで聴く方が数倍カッコいいのだ。
緩急のつけ方がポイントなのだな。
うまーく、のせられてしまうわ。

これは、最後に『YES,FUTURE』なパターンだろう・・・と、
構えてたら、アレっ!?
と、ここでも裏切られて(いい意味で!)
『TEENAGE DREAM』ときたぜ。
オッサン!を連呼すると、なかなかスカッとするね。

うーん、やっぱりSAが対バンだから、気合が入ってたのか。
圭介に動きにキレがあったし、目がイってたのがよかった。
おかげで、他のメンバーほとんど見てない。
ごめんよー。
とにかく、セトリが見事。
まいりました。


チェスト
捨て鉢野郎のお通りだ
トラッシュ
恋をしましょう
切符
はぐれ者賛歌
深夜高速
246
ラララで続け!
終わらないツアー
くるったバナナ
TEENAGE DREAM



転換中にドリンク交換に行き、
端っこのトイレ前あたり、安全な場所へ移動。
よくわかんないけど、ファンのお兄さん方を見ると、
絶対にモッシュ、ダイブ、あるよな~という雰囲気だったからね。
体力のないオバサンは避難しとかないと、迷惑かけちゃうからさ。


後攻のSAは4ピース。
由緒正しいパンクバンドの佇まいがステキ。
奏でる音も正統派のパンクロック。
もちろん、フロアも熱いモッシュの波がうねり、ダイバーがとぶ。
うん、そうそう、正しきパンクスの集い、間違いない。
なのに、不思議と殺伐とした感じがまったくないんだよね。

圭介がMCで言ってたとおり、
ボーカルのタイセイさんは、あったかい人なんだな。
優しい目でフロアにいる一人一人を正面から見つめて、
よし、よし、というように頷いていた。
口は悪いけどね。
「かかってこいやーーー!」と煽る台詞に愛が溢れすぎてて、
胸がキュー-ンとなるくらい。

タイセイさんだけじゃなく、ギターの方もベースの方も、
フロアにいるファンを、本当に愛おしげに見つめていて、
もう、グッときまくり。
なんて、ナイスガイなんだ。

もちろん、曲は知らないけれど、
小難しいことなんて何もないパンクロックだもん。
拳を振り上げて弾むだけさ。
あと20才若かったら、あのモッシュのど真ん中へ
飛びこんでいっただろうなぁ。

「隣のヤツと肩を組めーー!」なんて煽られて、思わず、
ぜんっぜん知らない可愛いお嬢さんの肩に手をかけてしまった。
そしたらニッコリ微笑んで肩組んでくれて、一緒に跳ねてた。
そのくらいピースフルな空間ができてたんだよ。
あーーー、楽しー!
SA、最高!

と、予想外にSAで盛り上がってしまったのだった。
だから、対バンのライブっていいんだよなぁ。



そして、いまだにタイセイさんの「かかってこいやーー!」を
思い出しては、なんだかホッコリしてしまうのだ。
いやー、本当にステキだったわー。

2011年10月24日月曜日

足蹴り一発 ズレてる感覚

ちょっと更新を怠りました。
その間に考えてたこと、いろいろ。
ちゃんとまとめられないので、思考の断片の垂れ流し。



せっちゃんが出るというのでA-Studioを見た。
まぁ、トークはあんなもんか。
それにしても、鶴瓶とトークしてるの見ると、芸能人って感じがするなぁ。
いや、せっちゃんはいつものユルキャラのまんまだから、
私の目が偏見で曇ってるんだろう。

例の『ずっとウソだった』のことを持ち出したりして、
「男気のあるヤツなんです」と褒めてくれるのは嬉しいのだが、
なんか違和感を感じてしまうのは、なんなんでしょ。

音楽で表現されてるものを
言葉や文章で説明しようとするときの歯がゆさと同じ。
どう言い繕っても、本質に届かないあの感じだ。

どんどん本質からズレていくあの感覚。

ライブは良かったな・・・。
バンドの編成は、
小田原さん、奥野さん、タケちゃん、隅倉さん。

せっちゃんの曲って、必要以上にPOP。
いや、曲がPOPなんじゃなくなく、受け取られ方が、ということ。
私は流行に疎いので、間違ってるかもしれないけど、
テレビでよく流れてるJ-POPなんかと同列で、
大衆受けしてるのが不思議なんだよなぁ。
みんなが思ってるほど、わかりやすい歌ではないと思うのだよ。

ここ最近のせっちゃんのアルバムは、
全部レンタルで済ませてきたのだが、今回は“買い”かな。




「ヨサホイ・フォーエバー」を見た。
まぁ、楽しそうなこと。
これは、ファンじゃない人には決してオススメしないが、
ファンなら、それなりに楽しめるんじゃないでしょうか?
かなりレアなサービス・ショットも収められてるしね。

音も画質も海賊版並みだし、ライブシーンも中途半端で物足りないし、
まぁ、言いたいことは沢山あるが、
それでも許せてしまうくらいに、楽しそうなのが伝わってきて、
見てて顔がニヤけてしまう。

これを見て、笑ってられるうちは、大丈夫なんじゃないかな。
そんな気がした。

あと・・・エンディングがヤバいな、これ。




情報は情報の集まっているところに集まる習性があるらしい。
チラッと立ち読みした本に、そう書いてあった。

情報を集めるには、情報を発信しなければならない。
で、情報を発信するということは思考するということ。
何かについて考えるということが、情報発信なのだとか。

そうか。
このブログでもレポまがいの文章を書いているけれど、
もっと、思考して書かなければならないなぁ。

でも・・・。
そもそも、私は情報を集めたいと思っているのだろうか?

2011年10月16日日曜日

湯川トーベン@ lete (2011/10/14)

湯川トーベン ソロLIVE
10月14日(金) 下北沢 lete
Open 19:30 / Start 20:30
予約 ¥2,500 + drink / 当日 ¥2,800 + drink


初めてのお店“lete”は、本当に小さくて山小屋のよう。
事前に場所を確認しておいてよかった。
じゃないと、見逃して辿り着けなくなってただろうなぁ。
雨降ってたし。

その狭い店内にギュウギュウのお客さん。
20人を少し超えるくらいかな?
満員御礼。

このサイズのハコなので、ライブはもちろん“生音”。
ギブソンJ-50と12弦(ヤマハかな?)とウクレレが並べてある。
トーベンさん、めちゃくちゃ近い。
この距離感、緊張する。

一番前の席に小学生(四年生?)の男の子が座っていて、
当然ながら、イジられまくる。
素直でかわいいお坊ちゃんでしたわ。
そして後々、彼が爆弾発言をして、会場を沸かすのである。

2曲目の『フォークロック』で12弦が登場。
12弦のキラキラしたようなギラギラしたような、
独特の響きが気持ち良いなぁ。
しかし、これっきり12弦の出番はなかったんだよな。
ちょっと残念。

「今日は普段あんまり演らないような曲を・・・」というわけで、
私も聴いたことない曲が多かった。
カヴァー曲もたくさん。

斉藤哲夫さんの曲も2曲ほど演って、
毎回「斉藤哲夫~!」と呼びかけるように名前を言っていた。
このとき私は知らなかったのだが、
斉藤哲夫さん、今、入院されてるらしい。
詳しいことはわからないけど、
予定されてたライブがすべて延期されてるようなので、
ちょっと心配です。
・・・ということを後で知ったわけだけど、
これって、トーベンさんの斉藤哲夫さんに対するエールだったのかな?
と思った。
このことに触れた話はしなかったけど、
トーベンさんが知らなかったわけがないもんなぁ。

私の席からは、トーベンさんの左手が隠れてしまって見えないので、
右手のストロークをずっと見ていた。
一定の振り幅でストロークを繰り返しているようにしか見えないのに、
ちゃんとアクセントがついていて、不思議。
これ、ギター超初心者の感想。
あぁ、こんな風に弾けるようになりたい。

MCでは、トーベンさん周辺の
いろんなミュージシャンの話が多く、面白かった。
とくに不穏な発言があったわけではないけれど、
あの狭い空間の中で話されたことなので、
詳しいことは、割愛。
ただ、エンケンは相撲の稽古を取り入れて、体を鍛えてるという話は
すごく納得した。
来年65才だというのに、元気だし、スタイルがいいもんなぁ。
トーベンさんは再来年、還暦だけど、
「還暦記念ライブ」とかそういうのは「やりません!」
でも、患ってる五十肩が治ったら、
「五十肩完治記念ツアー」をやるんだって。

あと、今後のライブの告知。
エンケンバンド、子供ばんど、ソロ、とくべん・・・。
私、それ全部行くかも・・・と思うと、ちょっと恥ずかしくなった。
私って・・・。
そうそう、来年1月にフォークロックスのライブが決まったそうです。
それも行かなくては!

客席を見ながら、
なんか今日初めての人が結構いるよね、とトーベンさん。
その視線の先は、もちろん私ではなく、
あー、やっぱり私の面は割れてるのか~、と思ったりして。
そりゃ、これくらいのキャパだもん、当然なんだけど、
嬉しいような恥ずかしいような・・・。

最前列のお坊ちゃんからのリクエストということで
『ねぇドクター』
通な選曲だわ。
いやー、ポップで楽しい名曲なんだけど、
やっぱりこれは、フォークロックスで聴きたくなるなぁ。

休憩を挟んで、再びトーベンさんが出てきたとき、
「今日は皆さんにプレゼントがあります」
「新しいピックを作ったので、1枚ずつね」
と、黄色に緑の文字で“とーべん”と入った
ピック(ブラジルVer.と言ってた)を頂いた。
しかも、トーベンさんから直接手渡しで。
後ろの方の席には「じゃ、まわしていって」ということになったのだが、
わりと前方にいた私は、ラッキーなことに、直接手渡されたのだ。
幸せな瞬間。

そして、遂にウクレレが出てきた。
この間、天月のライブで言ってた『天ぷらと月見』という曲を
作ってきたらしい。
「今日作った」と言ってた。
ちょっと笑ってしまうけど、超キュートな曲。
これでお蔵入りになってしまうかもしれないと言ってたけど、
それは少し勿体無いな〜。
もう一度聴いてみたいもの。

再び、少年からのリクエストで
『食パンとミルク』
やっぱり、通だわ。
こういう、ほのぼの可愛らしい曲が、
なぜかトーベンさんの歌声によく合うんだな。
もちろん、みんなで掛け合いのコーラス。
「ローソンで買ってかえろ〜♪」

「家で、お父さんとお母さんは、こんな曲聴いてるの?」
「ヘンな家だね。お父さんとお母さん、うまくいってないでしょ?」
と、お子様にどうかと思う質問をしてイジっていると、
「しょっちゅう、キスしてるよ!」と元気な声で答える少年。
顔は見えないけど、隣にいるお父さんが焦っているのをよそに、
会場中がヒューヒューと盛り上がる。
もちろんトーベンさんも、放っとくわけがない。
「夜は二人は何をしてる?」とか
「朝はどんな感じ?」とか
更に突っ込んだ質問を浴びせていく。
お父さんが堪らず、「もう勘弁して下さい」と音を上げた。
いやー、ご夫婦仲がよろしくて羨ましいですなぁ。

あー、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。

アンコールは、
バンドマンにだけはなるなよ!
という少年に対するメッセージを込めて
『バンドマン・ブルース』



トーベンさんのライブは、本当にあったかいな。
ふんわりと毛布をかけてもらったような、
そんな優しい気持ち良さで、心がフル充電されたみたいだ。

2011年10月15日土曜日

うっきーーー‼

か、か、か、家宝にいたします!







2011年10月12日水曜日

乾いた喉に からっ風がへばりつく

ついに禁断の“埋め込み”に挑戦ですわ。



これ、私が観に行ったときの映像ですわ。
あー、トーベンさん、めちゃカッコいい!
ギターも上手い!カッコいい!
こういうホロウボディのギターが似合うな~。

そして、何度も恋をする・・・せいなのか、
胸がいっぱいで何も喉を通らないのだ。
食欲減退中。

というのは、冗談だけど、
ずーっと、喉の奥で痰がからまっていて気持ち悪い。
食欲が失せてる。
まだ、風邪がぐずついてるのかな~。

2011年10月11日火曜日

夜のストレンジャーズ/VIOLETS/Soulcrap@Daisy Bar

<DaisyBar Autumn Fes 2011~LOOKING GOOD!!!~>
2011/10/10(祝) 下北沢DaisyBar
夜のストレンジャーズ/VIOLETS/Soulcrap
O.A:高 哲典 / DJ:K¥O-$UKE
OPEN18:00 START 18:30
前売り2500円(D別) 当日2800円(D別)


高 哲典
一彦さんがプロデュースしたと聞いていたいたので、
ちょっと楽しみにしていたのだ。
若きブルースマン、なかなかカッコ良かったよ。
ちゃんと言葉を伝えようとしている姿勢がいい。
最後の曲が特に良かった。
お母さんネタに、ホロリとさせられたぜ。


VIOLETS
パッチさんのバンドということで、
間違いなくゴキゲンなロックンロールだろうと思っていた。
その予想どおり。
ギターの子のハチャメチャなイカれたパフォーマンスが素敵。
勢いがあっていい。
あー、楽しかったわ。


Soulcrap
2度目ですね。
落ち着いた雰囲気のバンド。
ジャンル分けとか苦手なんだけど、R&Bになるんでしょうか?
おしゃれなBARのハコバンとかが似合いそうな感じ。
ヴォーカルさんの声がいいんだよね、しゃがれてて。
うーん、気持ちよく踊らされた。


夜のストレンジャーズ
新生となって、一発目のライブ。
これは絶対見逃せない!と思って、
無理やりスケジュールに入れてしまった。
新ベーシストは、モクメのベース・ヴォーカルの南マキコさん。
そう、女性ですよ!
しかも、美人で、セクシー超ミニワンピですよ!
なんか、ステージ上が華やかだわ~。

「夜のストレンジャーズ、もう終わった・・・って思ってた人もいるだろうけど、
まだまだ、ずっと続けていくぜ!」
という頼もしい言葉がミウラさんの口から出た。
私としては、終わった、なんて思ってなかったけど、
再スタートまでにはもっと時間がかかるんじゃないか、とは思ってた。
それが、思ったよりも早く、夜ストのライブが観られて嬉しいな。

セトリは、新曲押し。
やはり、新生、という決意表明みたいなものなのか。


新曲のタイトルわかんないので、サビのところの歌詞を表記。


Down On The Road
ブギウギ・カントリーボーイ
新曲1(グッドラックと言おう・・・)
新曲2(ツイスト・アゲイン・・・)
テレサ
ホームタウン・ボーイ
I Woke Up Crying
ブギ大臣Part2
サムクックで踊ろう
ソウルフリーター
ヤング&ヒッピー
Big Fat Saturday Night


マキコさん、最初は緊張してたと思う。
だって、観てる方は、みんなマキコさんに興味津々だしね。
視線が痛いくらいだったと思うよ。(美人だし・・・)

でも、途中から笑顔が見られるようになってきて、
少し緊張が解けたようで、安心。
やっぱり、その頃から、音のノリも良くなってきたように思う。
『サムクック~』あたりからは、すごく気持ちよくなってきた。
踊りやすいビートだったなぁ。

そうそう、歌心のわかるベースっていいんよね~、と
最近思っていたとこだったし。
今回は控えめに弾いておられたけれど、
慣れてきたら、もっと前に出ちゃってもいいかもね。

これからの夜ストが、ますます楽しみだなぁ。
期待してますよ。

2011年10月10日月曜日

仲井戸麗市 ONE NITE BLUES 61(3日目)@PLEASURE PLEASURE

仲井戸麗市 ONE NITE BLUES 61
at:Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
【仲井戸麗市BAND FULL LIVE】
(B:湯川トーベン/Dr:河村”カースケ”智康/Key:Dr.kyOn)
2011.10.8(SAT)OPEN 17:15/START 18:00
指定席・スタンディング 前売 ¥6,500(税込)



この年になるまで、
RCもキヨシローもチャボも、ほとんど通ってこなかった私。
なぜ、突然、チャボのライブへ行くことになったのか。
もちろん、トーベンさんがベースを弾くからというのが
一番の動機だけど、それだけでもないんだなぁ。

せっちゃんのUstreamライブのとき、チャボとセッションしたのを見て、
なんてカッコいいんだろう、と感動したのよ。
何を今更って感じだけど、その時初めてそう思ったの。

その後、ARABAKIで観て、ますますやられて、
それ以来、少しずつチャボのソロアルバムを聴いている。
ガツンとくるわけじゃないけど、渋くて深い。
繰り返し聴くうちに脳に沁み込んでいくような、中毒性のある音。
いいなぁ。

そのタイミングで、このライブの情報が入ってきたのだ。
何?このバンドの編成は?私のためか?
というほどの豪華メンバー。
速攻でチケットを取ってしまった、というわけ。



今回、一番後ろの席、立見ゾーンの前だったので、
なんだかプレッシャーで、申し訳ない気持ちになってしまった。
立見の人達はすっごいチャボのファンなんだろうなぁ、と思うと、
私みたいな新参者が前で座っててゴメンナサイ、な気持ちになる。
でも、5DAYSのうちの今日1日だけだから、許して。

当然ながら、曲は半分もわからないから、
セットリストはなし。
というか、セットリストわかる方、教えて下さい!

そして、チャボのライブだというのに、私はトーベンさんを観てたのだ。
いや、チャボの方を観たい気持ちもあるし、
カッコいいギターの音がしたら、思わずそっちを向いてしまうけど、
それでも、7割くらいはトーベンさんを観てしまうの。
これは、もう、惚れとるからしょーがない。

トーベンさんの今日のいでたちは、赤のTシャツにデニム。
帽子は黒い中折れのフェルト帽。
今日は、赤のプレベをメインに使っていた。
毎度毎度思うことだけど、ベースを持って立ってるだけで、
カッコいいんだよなぁ。

チャボは、しつこいくらいに何度も「My Old Friend !」と
トーベンさんを紹介してくれて、なんだか嬉しかった。
なんてったって、27(?)年ぶりって言ってたっけ?
イージーズというバンドでライブをしてたらしい。
メンバーが、湯川トーベンvo,b/仲井戸麗市vo,g/小川銀次g/
サントリー坂本vo,key/嶋田吉隆dr という驚愕の豪華さ。
ちなみに、そのライブを見たという方が客席におられた。
「よし、ここからはお前を中心に演る!」とチャボに言われてたけど、
羨ましいわ~。

ちなみにカースケさんは、“ぴかぴか”というバンドで
そのイージーズの前座を演ったことがあるらしい。
“ぴかぴか”って、どこかのコンテストで優勝したバンドなんだよね。
誠さんのバンド(スーパーセーラー服だったっけ?)は
予選で落ちてしまったと言ってたなぁ。
あー、これは余談でしたね。

チャボが「じゃあ、トーベンに1曲歌ってもらうから」と。
そのイージーズで演ってたという『ロコモーション』を。
うぉーーー!
歌う前、トーベンさんはとても恐縮して「すいません!」と
謝っていたけど、その気持ちわかるわ~。
私も、周りのチャボファンの方々に、心の中で、
「ほんと、すいません。私だけ喜んじゃって」と思ったもの。
あっ、でもチャボのファンは温かく受けとめてくれてたみたい。
トーベンさんに対しても声援が贈られてたし。

途中、アコースティックセットがあって、
トーベンさんのアコベ、初めて見ちゃった。
アコベってすっごく大きいんだけど、トーベンさん似合うなぁ。
そんなに背が大きいわけじゃないのに、不思議。

カースケさんもアコギを持って、バスドラを踏みながら弾いてた。
キョンさんは・・・あれ?ミニギターみたいなの弾いてたっけ?
ステージ上手ばっかり見てたから、キョンさんの記憶が曖昧。
ギターとかアコーディオンを持ったときに、弾きながら、
ステージの前の方へ出てきてたのは、なんとなく覚えてる。
素敵なマルチプレイヤーっぷりを発揮されてたんだけど、
私の視線が上手に集中してたので、印象が薄い。
ごめんなさい。

あ、肝心のチャボのこと、書かなくちゃ。
いやー、若い!
明日61才になるんですと?
そんなの信じられないくらいに若々しいというか、
いい意味で軽くて、まるで少年のよう。
ギターはテレキャスと、厚みのないエレアコっぽいヤツだけかな。
テレキャスがいい音してたなぁ。
そして歌がブルースだ。
沁みる、沁みる。

たいてい1曲ごとにMCが入る感じの進行。

「こういうのやろうぜ、ってキヨシローと作った曲」
というように曲の説明をしたりして、なんかあったかいんだよ。
最後の方では、スタッフ一人一人の名前を挙げながら、
「今日はありがとう、あと2日よろしく!」と
お礼を言う姿にグッときた。

本編の最後は
『早く帰りたい』だったっけ?
カッコ良かったな~。

いつものチャボのライブを観てないから、どうにも比較のしようがないけど、
トーベンさんのベースはロックなんだよね。
しかもロックでありながらポップというか、歌っているの。
トーベンさん自身が歌うたいで、歌を大切にしてる人だからなのかな。
今日のライブでは、それを強烈に感じたな。

アンコールで、最初にチャボが出てきて、
弾き語りで1曲歌った後、バンドメンバーを一人ずつ呼び込んでいく。
カースケさんには「すごく売れっ子になっちゃったけど、
離さないからな」と言っていた。
信頼されてるんだなぁ。
トーベンさんのときは、子供ばんども復活して・・・という話から、
娘さんがシンガーの湯川潮音ちゃんだよ、ということまで、
ギュッと詰まった紹介。
そして「My Old Friend 湯川トーベン!」と。
チャボの気遣いがとてもよく伝わってきて、またもやグッときていたので、
キョンさんのとき何て言ってたのか、忘れた・・・。

最後の曲は『Song for you』
初めて聴いたのだが、チャボの言葉に射抜かれたように、
涙が溢れてきた。
例えば、古くからのファンで、この曲に思い入れがあるとか、
RCのファンで、チャボを見るとキヨシローを思い出さずにいられないとか、
そういうのじゃなく、
今聴いてるこの歌に、歌っているチャボに、演奏しているバンドに、
感動したんだよ。

この曲が終わって、バンドのメンバーが楽器を置いて、
ステージ中央へ。
このとき、トーベンさん、ちょっと涙目になってたはず。
一番後ろの席からだけど、視力1.5の私には見えたのよ。
少し鼻が赤くなってたし、それを隠すように後ろ向いてたし。
そのときのトーベンさんの想いは、どういうものだったのか。
チャボの歌が感動的だったのか、
天にいるあの人を思い出していたのか、
このバンドでの演奏が泣けるほど気持ち良かったのか、
私にはわからない。
なのに、私まで泣けてきてしまった。
なんていうか・・・解散ライブを見たあとの気持ちに近いかも。
これでもう、このバンドは観られないんだなぁ、
という寂寥感がドーンと押し寄せてくる。

もちろん、チャボの歌が、ギターが素敵だったんだけど、
このバンドとしての佇まいが素晴らしかった。
あー、勿体ない、これっきりなんて。
ぜひ、また演ってほしい。

「また機会があれば、このメンバーで演るぞ!」
と言ってたチャボの言葉を信じたい。

2011年10月9日日曜日

ザ・クロマニヨンズ@下北沢GARDEN

下北沢GARDEN Re-Boot!! Anniversary event 
ザ・クロマニヨンズ オン ステージ
10月7日(金)open 18:15 / start 19:00
Adv. ¥4,800 / Door ¥5,100 ※ドリンク代別途



まったくクジ運のない私だけれど、
人の縁てぇやつで、このプレミアLIVEに行くことができたのだ。
本当にありがとうございます。

まぁ、相変わらずのカツジ・ウォッチャーなので、
普通にヒロトやマーシーのレポが読みたい方には、
最初に謝っておきます。
たぶん、ご期待にそえるようなことは、ほとんど書いてないです。
ごめんなさい。



今回、GARDENのリニューアルオープンの初日。
結局、改装前には一度も来ることがなかった。
縁がなかったんだね。
HPによると、以前よりステージが10センチくらい高くなったらしく、
そのお陰か、なんとかカツジの姿を見られた。

位置取りは、おなじみのコビー前。
3、4列目あたり。

『クロマニヨン・ストンプ』から始まって、3曲目までは
この前の恵比寿のときと同じ。
ストンプ→キラービーっていう流れ、オープンニングとしては
最高だと思うけど、次に『グレート』がきたときは、
正直、ちょっと、ウーン・・・となってしまったなぁ。
そこへ『伝書鳩』がきたので、おっ!という感じで、
気持ちがぐーんと上向いた。
さすがにワンマンなので、曲数増やすよねぇ。

恵比寿ではやらなかった『流線型』
噂のマーシーのちゃんちゃんこ・・・じゃなかった
ボ・ジャケットが登場。
本当に、この1曲だけのために着こむんだね。
視界不良なので、なかなかその全貌を見るのは難しかったけど、
必死に背伸びして、ちらっと拝見。
あ・・・、本当にちゃんちゃんこだ・・・。
そのままコタツに入ってミカン食べたら似合いそうな・・・。

「この暑いのに、わざわざもう一枚着る人もいるんだね~」
とヒロト。
あのジャケット何?というオーディエンスの気持ちを察したのか
「今、気がついたけど、あれは、ボ・ディドリーだ!」
と説明してくれた。
大丈夫、
マーシーのボ・ディドリーに対する敬意は伝わったから。
(ほとんど、見えてなかったけどね)

スピーカーの位置の関係なのか、
今日は、やたらと、カツジのコーラスがよく聴こえた。
いつもに増して、シャウトしてたな。
激しめの曲で、フロアも激しく揉みあってて、
体力的に、く、く、苦しい、うぅ・・・となってるタイミングでの
カツジのシャウトで気合入れなおして踏ん張る、みたいな。

『草原~』のときのリズム隊が素敵だったなぁ。
ヒロトのハープとマーシーのギターが掛け合いのソロやってるとき、
コビーとカツジが笑い合いながら、
きっちりとバンドの土台を支えてるんだよね~。
カツジがツーバスでドカドカドカと、頑張ったフレーズ踏むと、
コビーが、おぉやるねぇ的な笑顔を向けてた。
うん、今日の『草原~』はカツジのドラムが冴えとったよ。

ちなみに、コビーのベースは『ボニー』のときがカッコよかった。
後半は、もう、ちょっと記憶が曖昧なので、よくわかんない。
とにかく、ほんの少し肩を前に入れるようにして、
重心の低いところで弾く造形が美しいんだよね~。
はい、今日も完璧でした。

『ギリガン』では、カツジと同じとこで手を振り上げた。
ちゃんと見てるよ、というのが伝わるといいなぁと思って。
そうですよ、
みんなとズレた変なタイミングで拳を上げてるのが私だよ。
あー、でも、カツジ正面しか向いてないから、見てないだろうなぁ。
ま、いーけど、自己満足だから。

フロアから「かっちゃーん!」という声援がとんで、
「かっちゃんと呼ばれるのを初めて聞いたよ。
今度、からかう時に使わせてもらおう。食べ過ぎてるときとか。」
と、ヒロトが“かっちゃん”に反応してた。



本編終わりで、私は前線を撤退して後ろへ下がった。
体力的にはまだまだ大丈夫だったんだけど、
アンコールの待ちの時間がちょっと耐えられなかった。
他人の汗まみれの自分が気持ち悪くて。

適度に人口密度が下がった快適空間で待機。

アンコール1曲目は『アングラ番長』きたっ。
下がらずに前で頑張れば良かったかなぁと、かなり後悔。
この曲めっちゃ好き。
これ、絶対ライブで盛り上がるのわかってたもの。
チカチカ言いたーい、ワン!って言いたーい。
で、ちゃんと言えたわけだけど、
フロアの前と後ろじゃ、熱量の差があって、
このバカバカしさに興じるには狂おしいほどの熱さがないとさ、
ダメなんだよな~。
あー、熱が足りんかったぁ。



クロマニヨン・ストンプ
キラービー
グレート
伝書鳩
ひらきっぱなし
流線型
飛び乗れ!!ボニー!!
グリセリン・クイーン
やわらかい
ナンバーワン野郎!
渋滞
土星にやさしく
草原の輝き
底なしブルー
あさくらさんしょ
歩くチブ
ギリギリガガンガン
タリホー

アングラ番長
紙飛行機
エイトビート



クロマニヨンズはライブバンドだよな、やっぱり。

2011年10月5日水曜日

フラワーカンパニーズ/THEイナズマ戦隊@CLUB Que

CLUB Que ANNIVERSARY "SEVENTEEN GRAFFITI !!"
フラワーカンパニーズ / THEイナズマ戦隊
2011/10/03 下北沢CLUB Que
開場18:30 / 開演19:00
前売り ¥3,300 ドリンク代別途




なんとか、風邪の野郎をねじ伏せて復活。
だって、ライブだもの。
負けてなんかいられないわ。



イナ戦は初見。
とくに予習もせず、本当に真っサラな気持ちで初対面。

いやー、楽しかった!
曲のノリがファンキーなところがいい。
誰にも共感してもらえないかもしれないけど、
ザックリいうと、ウルフルズ+怒髪天 といった印象だ。
こういう、誰々みたいな~という例えって失礼だよね。
ごめんなさい・・・でも言っちゃった。
大阪+北海道なわけだから、間違ってはないよね。

そんでもって、ギターのタケオくんがっ・・・超・超・超カワイイ!
もう、私の好み、どストライクじゃないか。
最後の曲以外はレスポール弾いてましたよ。
終始ゴキゲンな感じで、ニコニコ笑顔。
左手がなんだかキュートでね、あのFの形の手が!

そういえば、
セーハの指が堪らん!とか、
Aのハイコードを弾くところが好きっ!とか、
マニアックなフェティッシュの台詞をどこかできいたことがあるなぁ。
うん、その気持ち、よーくわかる。
あの指の形には、
女心をそそる秘密の何かが隠されているに違いない、と確信。

このタケオくんが、ビミョー過ぎて解りにくい竹安のモノマネをして、
ヴォーカルのジョーヤくんが「めっちゃ似てるんですよ!」と褒める。
なんか、カワイイ。

さらに竹安ネタで、
小学校2年生のときに、家にかかってきた電話に出たら、
「あ、ご主人さまですか?」とお父さんだと思われたとか。
あの低音ヴォイスは、小学校2年で完成しとったんやね、って。

よく喋るヴォーカルに
可愛い(←これは私の主観)ギタリスト、
・・・ええバランス、ええバンド。




フラカン。
今日のセトリ、ちょっと凄いわ。
まだまだチェストツアーの最中ではあるけれど、
脱チェスト的な感じだね。

ハープマイクのケーブルなのかコネクタなのか、
どこか接触が悪いらしく、ハープの音が途切れ途切れ。
(前も同じようにトラブってたような・・・)
そのせいで『丑三つのライダー』とか、
何の曲かわかるまでに、かなりの時間を要したよ。
気付いた途端、うわーっ!てなったな。

そして『人間の爆発』
このときの圭介の大きく見開いた、ちょっとイッてる目が好きだ。
ゾクゾクするほどカッコいい。

で、気が付いたら圭介が私の方に倒れてきた。
えっ?えっ!?
ダメだよ、落っこちゃうよ!
と、必死に持ち上げようと頑張ってしまった。
後で、みんながキャーって触りにいってる中で
一人だけ押し戻してたよ、と指摘された。
だってぇ・・・、とっさに「助けなきゃ」って思ったんだもん。
だけど、その後でこっそり、
自分の手についた圭介の汗の匂いをかいでみたことは内緒。
もちろん、どんな匂いがしたのかも内緒。
変態で悪かったね。

予想はしていたが、
圭介の富良野病は相当重症。
MCは、延々とその話ばっかり。
マエさんも、ずっと苦笑しっぱなしだったもんな。

ライブとか関係なくさぁ、みんなで一緒に富良野に行こうよ!
イナ戦とかフラカンとか聴いてるようなヤツはマイノリティ。
クラスに一人しかいない。
ロックのライブに来るようなヤツはどこか病んでる。
そういう病んでるマイノリティが、ライブ以外に行けるのは
富良野なんだよ!


なんだかよくわからん話だけど、マイノリティだということは
痛いほどよくわかっているさ。

初披露の新曲『246』は、国道246号のことではなく、
2時46分ということらしい・・・。
サウンド的には、なんとなく70年代っぽいような。
一発で入ってくるタイプの曲ではなく、ちょっと印象が薄い。
もう一回ちゃんと聴ききたいなぁ。


今日は、なんだか竹安ネタが多かったなぁ。

イナ戦が、
小学校2年で竹安の低音が完成されてたと言ってたけど、
それは、間違い。
本当は、幼稚園のとき既に完成してたらしい。

圭介のMCがダラダラと続いてる間、
黙々とギターを練習してる竹安に
「あれ?もうギターソロ弾いちゃったの?早いね~」
と圭介が絡んでいくと、
「は や く や ら せ ろ」と、竹安が喋った。
しかも、わざわざオンマイクで!
これには、おおぉーー、と会場もどよめいた。
「クララが立った!」的な、驚き。
おおぉーー。

アンコールで『ラララ~』をやって、メンバーが引っ込んでも、
全然鳴り止まないアンコールの拍手。
みんな知ってるんだよ。
フラカンは、そういうファンの期待を裏切らないってことをね。

ダブルアンコールは『サヨナラBABY』
いつも同じことを思うけど、
これを歌ってるときの圭介の楽しそうな顔が大好きだ。
ホント、いい顔してるんだよね。




 馬鹿の最高
 パンクはうまく踊れない
 切符
 はぐれ者賛歌
 丑三つのライダー
 人間の爆発
 心の氷
 246
 日々のあぶく
 チェスト
 終わらないツアー
 YES,FUTURE

 ラララで続け!

 サヨナラBABY



あー。
やっぱり実家はいいね~。

2011年10月4日火曜日

とても言えないこんな夢

弱ってるなぁ~なんて思っていたら、
案の定、発熱して寝込んでしまった。
なんて脆弱なこの肉体。
しっかりしてくれよー、と他人事のように言ってみたくなる。

この前は薬で、無理やり抑えこんでしまったのだが、
結局それが良くなかったんじゃないかという気がして、
今回は、薬はなしで、熱の上がるままに放置。
私の体の中で、私の細胞たちが頑張って戦ってくれてるのなら、
こちらはそれを信じて、ただ祈るのみ。
ひたすら安静にしているしかない。

いやぁ、しんどかった。
子供の頃は、熱出ても元気だったのになぁ。
オバサンの肉体は、重くって起き上がれないんだなぁ。

食欲もないので、水分だけ摂ってひたすら寝る、寝る、寝る。

そしたら、すっごくいい夢を見た。
トキメキMAX、胸キュン120%。
いえいえ、残念ながらエロは無しの、超プラトニックなヤツね。
恥ずかしいし、勿体無いから、詳しくは書かないが、
いやー、トキメいたわ~。
あの方がとてもジェントリーでねぇ、ステキだったんよねぇ・・・。

・・・と、自分の胸のトキメキのドキドキで、ガバッと目が覚めた。
ドキドキドキドキ。

あっ、熱下がった。

2011年9月29日木曜日

たまらないZOO

風邪をひいて寝込んでからかなぁ。
なんだか、やたらと感傷的になってしまってる。
体が弱ると、心も弱るんだよねぇ。
とくに、バンバンの福島さんの歌声で泣けてくる。
幸福の匂いがすると、泣けてくるのだ。
やっぱり、弱ってるのか。



そんな中、圭介のブログには、ほっこりさせてもらった。
富良野シリーズも、動物園シリーズも。
興奮し過ぎやで、42才。
可愛いったらありゃしない。
おまけに、4人揃ってフラワーカンパニーズ!
仲良過ぎ!
もー、もー、もー。
なんか、幸せ過ぎて、泣けてくるやないか。

・・・やっぱり、まだ弱ってるかも。

2011年9月28日水曜日

ザ・クロマニヨンズ/NICO Touches the Walls@LIQUIDROOM

LIQUIDROOM 7th ANNIVERSARY
ザ・クロマニヨンズ / NICO Touches the Walls
OPENING ACT:mynameis...
2011年9月26日(月) 恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN18:30 / O.Aスタート19:00 / 本編スタート19:30
ADV / DOOR¥4,200(税込・ドリンクチャージ別)



たぶん、クロマニヨンズは後だろうと予想して、
真ん中のバーのあたりで待機。
でも、ちょっとドキドキしちゃった。
あの原人さんたちは、早く帰りたがるから、
先にやらしてよー、なんて言っちゃう可能性あるからね。
しかも、機材セッティングのとき、幕を閉められてしまって、
サウンドチェックのギターの音色に耳を済ませて、
うーん、これは・・・マーシーのギターとは違う気がする~
とか言いながら待ってたのだ。

と、その予想どおり、NICOが先攻。

いやー、みんな若くてオトコマエ。
そりゃ、若い女の子に人気出るわなぁ、と納得。
演奏も上手くて、ライブでののせ方もその若さのわりに上手。
とくに、ベース君が、線の細い優男風のルックスに似合わず、
なかなか骨太なグルーヴ感のある音を鳴らしていて、
カッコ良かったなぁ。

ただ、ほとんどの曲のサビの部分が、四つ打ちの縦ノリで、
勿体ない感じなんだなぁ。
今どきの若い子らは、ああいう縦ノリが好きだよねぇ。
オバサンはちょっと苦手なんだ、あれ。
こりゃもう、個人的嗜好の問題なのでしょうがないけどね。



そういえば転換時のSEは、ずっとエアロスミスだったなぁ。
誰のチョイスなんだろうか。


そして後攻、クロマニヨンズ。

NICOファンが抜けると、けっこう前に行けた。
後ろから押されたというよりも、前が詰まって空間ができた感じ。
もちろん今日もコビー側。

リキッドは見やすいな、ステージ高くて。
カツジもなんとか見えるぜ。
マーシーだけは、中央にいる男子勢の頭がジャマで見えないけど。

『クロマニヨン・ストンプ』で幕開け。
赤いホリンゾント照明が、野性を呼び覚ます。
わぁーい、これはアガリますな。
でもでも、2曲目のイントロを聴いたときの興奮度ときたら、
こんなもんじゃねぇ!
だって・・・
ブンブンブブン、ブンブンブブン~♪
ぎゃーーーー!
こ、れ、は、『キラービー』!!!
ここで私のスイッチがパチンと入ったわ。
なんなら、ちょっと下がった方が全体が見えていいかもね、
なんて思ってた自分がウソみたいに弾けとんで消えた。

坊主頭のヒロトはとても楽しそうで、ニッコニコ。
「楽しいなぁ」と何度も言っていた。
他には、
「今日は、NICO Touches the Wallsのファンの人に向けてやってます」
(前列の方を見ながら)「ついでに楽しんでいって」
とか、
(シャツを脱いで)
「イエローキャブの中では一番胸が小さいんだよ」
「でも、チン◯は一番でっかいぞ」
みたいな感じのMC。
もちろんカツジの笑い声は、ヘッドセットのマイクに拾われて響いとったよ。

コビーは、相変わらずのパーフェクトなフォルムで、超オトコマエ。
手元が見えないのはとても残念だったけど。
今日はいつもにも増して、吼えてたような。

カツジは、ずっと見てても飽きないわ。
私は、あのカツジの叩きっぷりが大好きだ。
転がっていくようなタム回しがたまらなく気持ち良い。
あれを聴くと、うなじの辺りからシューっと魂の一部が抜けていく感じがする。

ヒロトの何回目かの「楽しいなぁ」という台詞の後に始まったイントロ。
『チブ』きたーー!
もう、何がなんだか、わかんなくなる。
あれって、いったい何本能?
とにかく原始的な何かに火がつくのだ、あの音で。
私は全部チブなんだーー!
わー!!

マーシーの「またねー」で本編終了。
ありゃ、おなじみのシングル曲とか、ほとんどやってないなぁ。

ってことで、アンコールは『ギリガン』『紙飛行機』『エイトビート』
とまとめて、ドン!てな感じかな。

カツジフリークとしては、『ギリガン』と『紙飛行機』は
やっぱり欠かせないでしょー!
『ギリガン』は、あの手を振り上げるアクションがカッチョいいし、
『紙飛行機』は、大好物のタム回し連発だし。
ううぅー、腹筋がギュウっとなる。
たまらん。


セットリストは曖昧の順不同。



クロマニヨンストンプ
キラービー
グレート
ひらきっぱなし
土星にやさしく
ナンバーワン野郎!
渋滞
底なしブルー
草原の輝き
歩くチブ
あさくらさんしょ
タリホー

ギリギリガガンガン
紙飛行機
エイトビート




ライブ前、相変わらずウジウジといろんなことを思い悩んでいたのだが、
少しスッキリしたみたい。

今日、ハッキリ思ったのは、
カツジとコビーがいるからクロマニヨンズが好きなんだということ。
というか。
この二人がいるから、クロマニヨンズなんだよな。

2011年9月26日月曜日

Rock&Rollハリケーン

連休も終わってしまった。
私はというと、風邪ひいてしまったので、
とにかく寝まくった、寝たおした。
おかげで、すっかり快調、快調。

なんで風邪をひいてしまったかというと、例の台風のせいなのだ。

あの日、うちの会社でも、早めに退社するようにと、
指示が出たので、手を付けていた仕事だけを急いで片付けて、
退社したのだが、駅に着いたら、間一髪でアウト。
家に向かう電車はすでにストップ。

しょうがないので、迂回ルートをとることにして、
途中からバスに乗らなくちゃならないのだが、
もうバス停は大混雑&暴風雨でひどい状態。
どうやら道路も渋滞しているらしく、待てども待てども
バスが来ない。
一応、レインコート着て、長靴履いてという
重装備だったにもかかわらず、台風の威力がものすごくて、
いろんな隙間から雨が入り込んできて、びしょ濡れになる。
どう考えても、この一番暴風雨の厳しい時間帯に
外に立ってるなんてオカシイよ。

バス待ちで並んでるのが、すごくバカバカしくなってきて、
たまたまやって来たバスに飛び乗ってしまった。
私の家とは違う方面へ行くバスだったんだけどね。

そんなわけで、隣の駅のドトールで3時間ほど過ごした後、
どうやら台風も通り過ぎていったらしいので、徒歩で帰宅した。

まぁ、濡れたままの格好でいたから、風邪もひくわな。
っていうか、無理して帰らないで、会社にいればよかったような・・・。
そしたら、雨に濡れたりしなかったんじゃ・・・。
あーあ。




ところで。
子供ばんどの全アルバムBOXセットが出るんですって?
11月ですって?
欲しいけど・・・いくらくらいなんでしょうか?
どう考えても、その頃そんなお金無いんだけど。
あー、ボーナス払いか・・・。

2011年9月21日水曜日

HOT ROD ADDICT

もう5ヶ月も前になるのか、早いなぁ。

NHKに観覧に行った回の J-MELO のオンエアを見た。
Charと渡辺香津美のセッション。
いやー、痺れるなぁ。
実際に生で観てたときは、
その前に子供ばんどやOKAMOTO'Sのライブの後だったし、
かなり高揚した状態のふわーっとした気分で、眺めていたんだな。
それでも、充分に感動したんだけれど、
冷静にオンエアを見ると、改めてその凄さを実感。
なんか、見てて涙が出てきた。
自分でも意味がわからんのだが、感動したことに間違いない。
いやー、すげぇー。

そーいえば、観客を映した画の中に、見覚えのある人が映ってた。
楽しそうで、いい顔してましたよ。
よかった、私は映ってなくて。




さて、久しぶりに私のギターのこと書きますよ。
といっても、ぜんぜん進歩してないの。
真面目に時間を割いて、ちゃんと練習してるんだけど、
亀の歩みなのだなぁ。
なので、演奏のことではなくて、ギターのハード面のことを少々。
覚え書きとして。

私がYAMAHAちゃんを入手してから、手を入れたところは2点。

まず、ストラップピンを付けた。
ボディのエンド側には最初から付いているのだが、
ネック側にはついていなかったのだ。
アコギだと付いてないものが多いらしい。
ピンを付けなくてもヘッドの部分に紐を通して
ストラップを付けることはできるのだけれど、
見た目の問題として、それはあまりカッコ良くないんだよな。
ギターなんて、見た目のカッコ良さが大事だと思うのよ。
人がどう思うかではなく、自分の美意識として、ね。

ピンは100円程度で買える。
問題は取り付けの位置。
いろいろな方法があるみたいなのだが、
ド素人がギターのボディに穴を明けるのは、かなり勇気が要る。
そこで、一番リスクの無さそうなネックの根元の部分、
ボディ裏面と面一になってる三角形のところにブスッと。
取り付けましたよ・・・と言っても、私は指示しただけで、
実際にドリルで穴明けたのは、我が家の工務店(夫)なんだけどね。
さすが、私がやるより、10倍早くて正確。
はい、ストラップピン、完了!
(なのに、未だにストラップを買っていない!)

それから、もう一つ。
弦高を下げるために、サドルを1mm程度削ってみた。
お気付きかもしれませんが、これも、私は工務店に発注したのみ。
いやー、電動工具使うと仕事が速いねー。
私が手でヤスリがけしてたら1日仕事になっちゃうもんなぁ。
さすが、工務店!
助かるわ~。

そんなわけで、いい感じに弦高が下がって格段に弾きやすくなった。
とくに、セーハが楽。
Fがキレイに響くわ~。
あとは、ちゃんとコードチェンジできるように練習だな・・・。

2011年9月19日月曜日

THE GROOVERS premium ONEMAN LIVE "20years × 20years"@下北沢SHELTER

-SHELTER 20th Anniversary-
THE GROOVERS premium ONEMAN LIVE
"20years × 20years"
9月16日(金)下北沢 SHELTER
19:00開場/19:30開演
前売り3,500円/当日4,000円(ドリンク別)



ひっさしぶりのシェルター。
こんなに狭かったっけ?

ハコチケだったので、そこそこ前に行けたけれど、
男子率が高いし、なぜか女性も小柄な人が少ないせいで、
視界はビミョー。
フラカンのときとはエラい違いだ。

そして今日は、グルーヴァーズ・デビューのりーさんとご一緒。
予習用にと私がセレクトしたCDからの選曲が多くて、
「私って、天才?」と、自画自賛してしまった。

しかし、まぁ、それにはちゃんと裏付けがあって。
今回のライブは、シェルターの20周年と、
グルーヴァーズが3ピースで再スタートしてから20周年という
二つの20周年記念ライブ(一彦さん曰く「合同誕生日」)なので、
その頃の曲を演るんじゃないかなぁ・・・と思ったわけ。

しかし、まさかここまでやるとは!

『Groovaholic』『THE MOONSHINER』と、
ある意味、通常どおりでスタートを切ったんだけど、
「ここからは、1曲を除いてその頃の曲ばかり演ります!」
と宣言しちゃったよ。
ちなみに「その頃」というのは、1998年以前という感じかな。
アルバムで言うと『CHARGED!』あたりまで?
中でも、一番古い『Top Of The Parade』の中からの選曲が
一番多かった。

私は後追いで聴いてるので、
古い曲に思い入れがあるわけじゃないのだが、
このレアなセトリは、とても嬉しかったな。
普段のライブじゃ聴けない曲が聴けるというのは、
ファンにとってはたいへんありがたいことですからね。
しかも、この『Top Of The Parade』は、大好きなアルバム。
3人で再出発をする、という意気込みが溢れていて、
なかなかトンガッた音作りで、超クールなんだよなぁ。

というわけで、かなりスペシャル感満載のライブだったのだ。

セトリは順不同。
おおよそ、こんな感じ。



 Groovaholic
 THE MOONSHINER
 現在地
 HARMLESS MADMAN
 この世の風穴
 The Longest Night
 (新曲)
 夢の中でしか
 新しいブルーズ、新しいブギー
 想像病患者の夢
 フリージア
 閃光
 スマイル
 行列の先頭
 鉄の旗
 日が暮れていく
 メロディ
 俺に落ち度
 Like A Rolling Stone
 SWEETHEART OF MY SOUL



ライブでは初めて聴いたという曲も多かった。
『想像病患者の夢』も、そうだね。
ここが前半の山場だったんじゃないかなぁ。

「こんなに暑いとは、予想外だった」そうで、
「衣装の選択を間違えた」と悔やんでいた一彦さんの衣装は、
本人曰く「シックなジミヘン」を目指したという
黒のサテン地でフリルをあしらったシャツ。
通気性なさそう。
ボブさんも珍しくTシャツじゃなくて、黒っぽい柄物シャツで、
汗かいて、ペッタリしてて、暑そうでしたわ。

『スマイル』がカッコいい!
3人の創り出すグルーヴが、本当に気持ちよいのだ。
とくに、ここはヤスチカさんのドラムが冴えとるなぁ、
というのがわかり易いところ。

一彦さんがピョンピョン飛び上がったときとか、
ギターを頭上に高く掲げたときに、
シェルターの低い天井にぶつかりそうで、
見てて、冷や冷やすることが何度もあった。
っていうか、本当にギターのヘッドが当たってたよね。

気が付けば、フロアに入り切れないお客さんが階段のところまで
ギッシリと入っていて、満員御礼。
それを見て、「20年前のワンマンのときを思い出した」と一彦さん。

20年前、3人で再スタートを切った初ワンマン・ライブは、
すべて新曲だけのライブ。
しかも、そのことを告知してたかどうかも怪しいとか。
「詐欺同然!」だったそうですわ。
「その時のライブに来た人いる?」と訊いたところ、
手が上がってましたね。
凄いっ!
羨ましいっ!

ちなみに、その頃と比べて変わったのは、
「高橋BOBの髪型と、藤井ヤスチカの体型」だそうですよ。

2回目のアンコールは『SWEETHEART OF MY SOUL』で
どどーんと盛り上がる。
渋い曲もいいが、こういうストレートにアッパーなのもいい。
そこがグルーヴァーズの懐の深さだよなぁ。
と、毎度のことながら、惚れ惚れしてしまう。
いい内容のライブだった。



家に帰ってから、もらってきたRooftopを見たら、
一彦さんのインタビュー記事が載っていた。
20年前の思いなんかを語っていて、短いけれど、
読みごたえあった。

そして、ここまでの20年は、
ほとんど知らずにきてしまったけど、
ここからの20年は、がっつりとついて行きたいと
改めてそう思ったのである。

2011年9月14日水曜日

ベリテンライブ2011 Special@井頭公園 ~その2~

ストレイテナー終わりで、
頑張って前進して、そこそこ前まで行く。
それにしても、さっきのフラカンのときと比べると、
さらに人口密度がアップしてて、かなりのギュウギュウ。
おまけに西日が容赦なく照りつけてきて、めちゃくちゃ暑い。
曇りがちだった昼の時間帯よりも暑いよ~。(→圭介)




斉藤和義

今回は、せっちゃん本人はもちろんだけど、バンドのメンバーが
かなり楽しみだったんだよね。
ひょっとしたら、達也さん来るかも!?と期待してたドラマーは
豊夢さんだった。
ちょっと残念。
いや、別に、豊夢さんがイヤなわけじゃないんだよ。

ギターは、フジケン(藤井弟)。
サウンドチェックで出てきたのを見て(もちろん、初めて)、
わー、男前!カッコE!と思った。
ギターは、ジャズマスターですかね?
どんなオットコマエなギターを聴かせてくれるのかとワクワクする。



オープニング。
せっちゃんは黒のアコギ(ギブソンかな?)を持ち、
痺れるカッティングのフレーズから入る。
『I Love Me』のイントロのリフは、本当にカッコ良くて、
オーディエンスの気持ちをガッツリともっていくなぁ。

『猿の惑星』はバンドヴァージョンは初めて聴いたけど、
こちらもなかなか良かった。
どちらにしても、ドラムがポイントになってる曲だな。
豊夢さんのドラムが光っていたわ。

新曲の『ウサギとカメ』は初めて聴いたが、
これまた、社会批判的な内容だった。
ってことは、次のアルバムの収録曲は、全編こんな感じなのか。
今日は演らなかったけど『オオカミ中年』なんて、
凄い歌詞だったと思ったけど・・・。
これをメジャーからリリースするなんて、凄いことだよな~。

「イェーイ」と、いつものふにゃーって感じで、脱力MC。
「地元で、こういうイベントが続いてるのは嬉しいですね」と、
地元をアピール。
『ずっと好きだった』のPVは、宇都宮で撮影したらしい。
ちょうど曇りの日で、なんとなくロンドンっぽくなったとか。

あっ、エロトークは無しでしたな。

『ずっと好きだった』が終わったかと思ったら、
もう一度同じイントロから『ずっとウソだった』へ。
観客からは歓声が上がる。
オリジナルの方よりも盛り上がっているのを見て、
ちょっと複雑な気持ちになる。

みんなわかってるんだろうか?
こういった、所謂“反原発ソング”と評されるであろう歌を
公の場で歌うことの意味を。

相当な覚悟が必要なわけだ。
いろいろ批判を受けたり、叩かれたりするだろうしね。
大人の事情とやらに巻き込まれたりもするかもしれない。
とにかく、そういった一切合切をを引き受ける覚悟がなきゃ、
こんなステージで歌ったりできないと思うよ。

あの、ふにゃーっとしたキャラクターの中に、
骨太な男らしさを隠し持った歌うたいなのですよ、せっちゃん。
私は、そういう覚悟を持って歌われた歌が
聴いてる人の心にちゃんと届いて欲しいと願わずにいられない。
みんなしっかりと受け取ってくれただろうか。

汗でびっしょりになりながら『歩いて帰ろう』
途中でギターのストラップが外れてしまい、
ハンドマイクで歌うせっちゃん、
という、たいへん貴重なもんが見られた。
最後は、マイクを振り回してキャッチするという、
高度なパフォーマンスにも挑戦していたよ。
ビシっとは決まらなかったけどね。

バンドのメンバーはここで退場。
結局、フジケンはあまり見られなかったわ。
地味に脇役に徹していたような気がする。

ステージに一人っきりで立つせっちゃんが歌う
『歌うたいのバラッド』に、胸が熱くなった。
「歌うことは難しいことじゃない」と。
そして「本当のことは歌の中にある」と。
その歌は、遥か遠くに向かっているようにも、
深く内部へと潜りこんでいくようにも思える。
ずーっと目を閉じたまま歌うせっちゃんの姿は、気高く美しかった。
せっちゃんは、いつの間にこんな凄まじい歌うたいになったんだろう。

せっちゃんがステージを去り、
心が解放されたのか、わけのわからない涙が溢れてきた。

 I Love Me
 猿の惑星
 ウサギとカメ
 ずっと好きだった
 ずっとウソだった
 歩いて帰ろう
 歌うたいのバラッド





ボウディーズは少しさがって観ることに。

正直なところ、せっちゃんに心を持っていかれたままで、
最初の方は、ゴキゲンなロックンロールも
あまりピンとこなかったんだけど、後半は、少し取り戻し、
けっこう楽しめた。

このバンドでのお気に入りはJIMくん。
自由奔放に動きまわり、すっごく楽しそうにギターを弾くのよ。
いいなぁ、かわいいなぁ。

ROYくんの品行方正な、デスマス調MCに、りーさんがウケてた。
いやー、ホントに、彼らは品行方正な好青年だね~。
私に娘がいて、「ボウディーズのライブに行きたい」と言われたら、
反対できないわ。

でも、この毒の無さが、オバサンにはちょっと物足りないのだな。
さわやかすぎる!

20年後、オジサンになっても、このままの芸風でやってたら、
それはそれで、凄いけどね。
さわやかオジサン・バンド。
そうねだねぇ、
そのくらい続けてくれると、それが却っていい味になってるよ。
きっと。




明日は月曜日だし、少し早めに帰りましょうということで、
みんなの意見が一致したので、トリのHYはパス。
荷物をまとめて、バス乗り場へ。



そして、夏が終わった。