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2021年5月27日木曜日

hotspring “YEARS” Release TOUR FINAL @SHELTER

5/27(木)下北沢SHELTER
「hotspring“YEARS”Release TOUR FINAL」
ONE MAN LIVE
OP18:00 ST18:30
ADV¥2800 DOOR¥3300 (1D別途)





このブログ調べによると、2020年2月19日以来でした。
そのときの記事はこちら
1年半もたってなかったじゃん。
嘘つぶやいちゃったよ。

緊急事態宣言により20時がタイムリミットというわけで、
めちゃくちゃ時間を気にしながら、MCもだらだらせず、
タイトな進行がパンクなテイストに溢れててよかった。
ギュギュっと美味しいとこだけが詰まってた。

イノクチくんのMC。
 ベストアルバムを出すキャリアになってしまった。
 本当は「グレイテスト・ヒッツ」というタイトルにしたかったけど、
 ノー・ヒッツだから「YEARS」というタイトルにした。
 これからも、ヒッツ目指して続けていくんでよろしく。


開演時刻が変更になったり、場所によってはライブできなくて
延期になったりと、大変な状況をの中でも、
それを淡々と受け入れ、それでも進んでいくという
ポジティブさが嬉しかった。

ただ、イノクチくん→INO、ゴエさん→GOE に改名して
それぞれタトゥーを入れよう、というMCは唯一のムダであったな。
(褒めてますよ!)





2021年5月23日日曜日

メンタリスト シーズン1 ep10~ep14

今は主要な動画配信サービスなら、どれでも
「メンタリスト」が見られんじゃないかと思います。
人気コンテンツですからね。
私はNetflixで見ています。
ネトフリのいいところは、視聴中に
字幕や音声の言語を切り替えられるところです。
これって凄く便利なんですよね。
聞き取れなかった英語の台詞を英語字幕で確認したり、
吹き替えではなんて言ってるのか?なんていうのも
すぐに確かめられたりするので助かります。



<EPISODE 10>
赤レンガの虚栄 Red Brick and Ivy
著名な科学研究者が毒殺される。第一容疑者が研究者の妻だということ、そして彼女がかつて、ジェーンの担当精神科医だったということを知り、ジェーンは、この事件に対して個人的な興味を抱く。

ジェーンの暗黒時代に担当医だったソフィー・ミラー博士が
殺人の容疑者として登場。
ジェーンとはなんとも怪しい関係を匂わせています。
リズボンも思わず「どういう関係なの?」と訊ねますが
"You don't wanna know." と思わせぶりな台詞で躱されます。
しかし、ジェーンの肩入れっぷりが目に余るので、
リズボンがキレ気味に "I think I deserve the truth" と迫り、
ついに本当のことを話すジェーン。
「隠していてゴメン」と素直に謝るのが可愛い。
言外に「信頼している君には話しておくべきだった」という
ニュアンスを感じました。
リズボンも、言いにくいことを正直に話してくれてありがとう、と。
見つめ合う二人。
ほんの一瞬ですが、二人の心が通い合ったいいシーンでした。
(偶然入ってきたヴァンペルトがバツが悪そうでした)

ジェーンの入院時のフラッシュバック映像を見てると
(フィジカルではなくメンタル面において)主治医と
患者という以上の関係だったと思われます。
もちろん、ジェーンの主観が多分に表れているので、
ソフィーがどこまでそういう気持ちを持っていたのかは不明ですが、
精神的な拠り所だったみたいですね。

そして、この再会によって二人の立場がキレイな対称を描くように
逆転します。
かつて、ジェーンを励まし、その回復を助けたソフィーを
今度はジェーンが助けることになります。
最後の別れのシーンでジェーンが発した言葉
"Good bye, Sophie. Be well." というのは、
ジェーンが退院するときにソフィーが言った台詞とまるで同じです。
(Good bye, Patrick. Be well.)

患者がドクターに特別な感情を抱いてしまうのはよくあることです。
精神科医ですから、それに気付かないわけがない。
知っていたからこそ、そのジェーンの気持ちにつけ込むようにして
捜査の依頼をしたんでしょうね。
そう思うと、ソフィー・ミラー博士ってイヤなヤツだな~。
ジェーン、こんな女にひっかかっちゃダメだよ~。
(もちろんひっかかりません)

ジェーンのお別れのキス(ほっぺにチュっ)を見ていたリズボンが
子供のように囃し立てたのは、男の子が好きな娘のことを
からかうのと同じ性質のものでしょうか。
ジェーンとしては、ダメになっていたときの
淡い恋心のようなものにきっぱりと決別した瞬間だったのでしょう。


そんなジェーンとミラー博士の対峙が、
このエピソードの主軸なのですが、
私が一番好きなシーンは、ラディカルな動物愛護団体の本拠地に
SWATが突入するところだったりします。
突入部隊と、その先にいる猫たちのまったり感の対比が
たまらんのだニャー。



<EPISODE 11>
レッド・ジョンの友人 Red John's Friends

有罪判決を受けたある殺人犯が、自分の無実を証明してくれたら、レッド・ジョンに関する情報を提供すると言う。ジェーンは、その情報を得たいがために、単独捜査に乗り出した上、CBIをやめようとするが…。

忘れた頃にやってくるレッド・ジョンネタ。
事件そのものはレッド・ジョンとは関係ありませんが、
レッド・ジョンの情報を持っているという男が、
冤罪を晴らしてくれたら、その情報を提供しようと
ジェーンに持ちかけてきます。

すでに結審している事件だけに、組織としては動けません。
当然ミネリさん、再捜査には猛反対。
だけど根はいい人なのです。
自分が休暇とってる間にきっちり片付けておくように、
報告もいっさいしてくるなよ、とチームの捜査を黙認。
いい上司です。

リズボンのみならず、チームのみんなが
ジェーンを助けようと動いてくれて、私は嬉しいよ・・・。
あんなひとクセもふたクセもあるあるジェーンが、
いつの間にか仲間として慕われるようになっていたなんて・・・。
本当に・・・(感涙)

捜査の途中から、レッド・ジョンの影が忍び寄ってきます。
それとわかるように、捜査が進展するような情報を与えてきたり、
あきらかにこちらを挑発しています。
自分に関する情報を持っているジャレッドを釈放させて、
出てきたところで消そうという魂胆ですね。
もちろん、CBIも保護体制を万全に整えていたのでしょうが、
結局は出し抜かれてしまいます・・・。

「自分のせいだ」と自責の念にかられているチョウに
「チョウのせいじゃない。全部自分のせいだ」と慰めるジェーン。
いつもより優しいじゃない・・・。

レッド・ジョンについては、
・CBIのデータベースにアクセスできるほどのITスキルがある
ということが新たにわかりましたね。
そして、わざわざ電話をかけてきて高笑いを聞かせるくらい
自信過剰のサイコ野郎だということも。
(いや、知ってたけども)



<EPISODE 12>
レッド・ラム~殺人 Red Rum

高校フットボールのスター選手が殺害される。そして、以前飼っている猫を彼に殺されたという近所の“自称 魔女”に殺人の容疑がかかる。だが、ジェーンは犯人が他にいると考え、ある罠を仕掛けて真相を探ろうとする。。

前回の失敗を少しは引きずって、落ち込んでるかと思いきや、
まったくそんな様子もなく、みなさんお元気です。

殺人の容疑者でもある“魔女”に魔術を実演してもらう為、
チョウがその生贄となります。
(もちろん、ジェーンのせい)
この設定はシリーズ後半だとちょっとあり得ないですが、
チョウが魔術をかけられたことを気に病んでしまいます。
この先どんどん鋼鉄の男となっていって、
ちょっとやそっとじゃ動じなくなっていくチョウですが、
まだまだカワイイですね。
ジェーンの取り調べを見てたときも、最後にニコっと笑ってたし、
覚醒前のチョウという感じですね。
こんなチョウが見られるのも、このシーズンくらいでしょうか。

リグスビーとヴァンペルトもいい雰囲気。
二人っきりになっても、ヘンな緊張感がなく
リラックスした楽し気にお喋りしております。
リグスビーは若干はしゃぎすぎな気もしますが。

そして、ジェーンさんの青磁色のティーカップが初登場。
このカップとソファが、この先ずーっと
ジェーンのCBI内でのお供となっていくのですよ。
最後まで忘れずに覚えておきましょうね。(←意味深)

肝心の事件の方はわりとあっさり解決しますが、
遺族の前を素通りできず、引き返していくジェーン・・・。
悲しんでいる人、傷ついてる人は放っておけず、
気にかかってしまうんですよねぇ。

エピローグ。
チョウの魔術を解く為の秘術を使うジェーン。
(インチキとか言いっこなし!)
チョウの顔に笑顔が戻ってよかったです。
これで万事解決。




<EPISODE 13>
血塗られた絵画 Paint It Red

5000万ドルの絵画が盗まれる。そして、絵画があった場所では、その絵画の所有者である石油王の義理の息子にあたる男が遺体で発見される。ジェーンが事件を捜査していくにつれて、その絵画にまつわる不可解な事実が次々と明らかになる。

エロチックなシーンから始まってドキドキですが、
アメリカのTVドラマの放送コードは厳格なので
お子様と一緒でも安心して見てられます。
(家に子供はいませんが・・・)
絶対に“ビーチク”は映りませんからね。

メンタリストマニアとしては、わりと見どころの多い回です。

まず、ジェーンが好物の「卵料理」について初めての言及。
オリジナルの台詞では、ただ "Eggs" となってますけど、
オムレツやスクランブルエッグのことを指してると
解釈していいんでしょうか?

被害者の手を見て、前職がギタリストであったことから
奥さんとの馴れ初めまで言い当ててしまうジェーン。
びっくりして「どうして、それを?」と問う奥さんにリズボンが
「観察眼の自慢です」"He's just showing off."
とピシャリと斬って捨てました。
やるなぁ、リズボン。
(今回のリズボンは、なかなか辛口です)

とある調査の為に州北部の田舎町に行くのですが、
ヴァンペルトと潜入捜査に行ってくると言い出すジェーンに
「(潜入しなくても)捜査官として行けば?」と怪訝そうに
リズボンが返すと、I was a "consultant". と、
両手でVサインをつくって指をクイックイッと曲げるポーズ。
これ「エアクオート(AIR QUOTES)」というサインだそうです。
文章の中で使われる "〇〇" ダブルクォーテーションを
会話の中で表現してるそうです。
他の人はほとんど使いませんが、ジェーンが使う場面では、
皮肉や揶揄のようなニュアンスを感じますね。

ヴァンペルトとジェーンの「年の差カップル」!!!
このロールプレイング(ヴァンペルトは断固拒否してますが)
めっちゃ面白いです。
教え子を口説いちゃった教授を演じるジェーンさん、
ノリノリで楽しんでましたね。
(オリジナルでは "seduce" と言っていて「口説く」というより
「そそのかす」という意味合いが強いようですから、
居合わせた子供連れの奥さんの顔も引きつるわけです。)

男性陣が本部にいない(嘘の)理由
 ジェーン:体調不良
 リグスビー:デート(HOT DATE)
 チョウ:キングスの試合
 ※キングスはサクラメントのバスケチーム
これを聞いてすぐに「だしぬかれた」と気付くリズボン。
(思わず Son of a b*** なんていう下品な言葉が・・・)
何も気付いていないヴァンペルトに
「ジェーンは元気だし、リグスビーはあなたが好きだし
今日はキングスの試合はない」と。
リグスビーはあなたが好きだし」にヴァンペルト「!!」
ヴ「なんで知ってるんですか!?」
リ「みんな知ってるわよ。検事総長だって知ってるわ」
ヴ「恥ずかしいぃぃぃ!!!
というわけで、
今回はヴァンペルト嬢の羞恥プレイを楽しむ回でしたね。(違!)



<EPISODE 14>
深紅の情熱 Crimson Casanova

CBI捜査官のチョウが、ナンパの名人であり偽メンタリストでもある殺人犯を捕まえようとする。チョウは、甘い言葉を女性にささやく色男に見事になりすまし、ジェーンの助けも借りて、おとり捜査に乗り出すのだが…。

↑このリード文、かなり的外れなんですけど大丈夫ですか?
ワーナーさん・・・。
偽メンタリストなんて、どこにも出てこないけど???

第一容疑者の自称“ナンパ師(PICK UP ARTIST)”が
ぜんぜんイケメンじゃないし、モテそうな要素がないのですが、
そこが警戒感を抱かせないポイントなのでしょうか。
私にはまったくわかりません。
絶対にジェーンの方がモテるはず・・・。
ナンパ師のポールが言う“落とす”為のキーワードは
軽視(CONTEMPT)、支配(CONTROL)、刺激(EXCITEMENT)の三つ。
これについて「ゆきずりのセックスをカジュアルに楽しむ為の
テクニックにすぎない」とジェーンが言っています。
以前ジェーンが言ってた「愛(LOVE)」と「優しさ(AFFECTION)」
の真逆の言葉ですもんね。
それなのに、ヴァンペルトの気を惹きたいリグスビーは、
これを試そうと冷たい態度をとって彼女を怒らせてしまいます。
リグスビーの必死さ(と単純さ)が伝わってきますね。
どんな手を使ってもヴァンペルトを振り向かせたいんだなぁ、と。
きっと報われるときがくるよ。(と、神の目線で教えてあげたくなる)

知事とも懇意という被害者の夫がまぁ、いけ好かないヤツ。
そもそも被害者である奥さんが寂しくて浮気に走ったのも、
この夫のせいなんですよね。
体裁ばかり気にして悲しむ素振りも見せないないし・・・。
ジェーンはこういう思いやりのない、傲慢な権力者が大嫌いですね。

チョウの潜入捜査はまず、着替えるところから。
うん、シーズン1のチョウはまだ少し線が細いし、
ストライプ柄のシャツもチープで、オシャレ感ゼロですからね。
(後々もっとマッチョ体形になって、白のワイシャツが似合う
クールガイになっていくのですが・・・)

イヤモニでジェーンの指示どおりに女性をナンパするのですが、
チョウらしく率直な物言いが好感度をあげていきます。
リグスビーはそれが気に入らないみたいでしたが、
ジェーンも「悪くない手だ」と認めています。
そう、どんなトリックよりも誠実さが人の心を動かすもの。

ジェーンがポールに「いい加減に目を覚ませ。
今も君を愛してる人がそこにいるだろう」と言う台詞。
これ、この台詞、シーズン6くらいのジェーン自身に
言ってやりたくなりますが、それはまだ先のお話です。





2021年5月8日土曜日

まえべん@BAR CCO

5/8(土)下北沢 BAR CCO
まえべん(グレートマエカワ&湯川トーベン)
OPEN 17:30 / START 18:00
CHARGE ¥2,500(+2DRINK ¥1,200)



当ブログ調べによると2016年12月以来らしい。
そのときの記事はコチラ
(残念なことに、内容についてはほとんど書いてなかった)


それぞれにアコギを持ち、真ん中にベース。
この一本のベース(社長のクリーム色のプレべ)をバトンのように
一曲ずつ受け渡すカタチで進行。
(基本的にメインボーカルの人がギター)

前半は昭和のアイドル系ポップス(?)を中心にしたセトリ。
あっ、オープニングは「まえべんのテーマ曲」があったんだった。
セトリには入れてないけど。
前回のテーマ曲と同じものなのかは、記憶の彼方すぎて不明。

ちなみにトーベンさんの時代には、アイドルという
言葉すらなかったとのこと。

曲前に社長が「俺にとってのナンバー1アイドルソング」
「トーベンさんは知らんかもしれんけど・・・」と話してたので、
えっ?ひょっとして『ゆれて湘南』?(石川秀美ファンだから)
と予想してたのだが見事にハズレた。
正解は『乙女座宮』でした。
私も大好き~。
(百恵ちゃんの曲はたいてい好きなのだ)



社長の語る、トーベンさんのドSな武勇伝が好き。
もっと聞かせて~、とねだりたいくらいに、好き。
今はずいぶん丸くなっておられるが、昔は・・・ね。
(うすうす知ってたけど)
自分に厳しい人だから、他人にもそれを求めちゃうのよね。
わかります。



『深夜高速』のとき、トーベンさんがギターソロを弾きだしたのだが、
チューニングが狂っていた。
しかし、上手くソロ弾き続けながら、チューニング合わせていって
見事に完奏。
「なんかアクロバティックなことしとったよね~」とマエさん。
なんなん?そのカッコよさ!
惚れるわ!



渚のシンドバッド
ロコモーション
乙女座宮
可愛いベイビー
君は天然色
はないちもんめ
冷やそうよ

まあちゃん
Fire
Ooh La La
ルイジアンナ
涙のテディー・ボーイ
深夜高速
天国行きのバス
サマータイムブルース

不滅の男



またの開催を楽しみしておりますよ!




2021年5月2日日曜日

メンタリスト シーズン1 ep5~ep9

海外ドラマ、吹き替えで見るべきか、字幕で見るべきか問題。
メンタリストはDlifeチャンネルのオンエアから見始めたので、
吹き替えから入ってるんです。
配信で見るようになってからは、字幕オンリーですが。
何故なら、好きな人の声を聴きたいからですよ。
サイモン・ベイカー本人の声を聴きたいじゃないですか!

吹き替えの声優さんが嫌いなワケじゃないんですよ。
とくに男性陣は、俳優本人の声と似ていて、いい感じです。
チョウのあの低音ボイスなんて、本当にそっくりです。
ただ、ヴァンペルトの「チョウ先輩」という呼びかけだけは
なんだか違和感あるんですよね。




<EPISODE 5>
アカスギの森 Redwood

殺人事件の現場付近に、被害者の親友が現れる。彼女は血だらけであるばかりか、凶器を持っているため、明らかな容疑者と見なされるが、記憶を失っている。彼女が無罪であると判断したジェーンは、ある危険な策を講じるのだが…。

タイトルのとおりレッドウッドの森で事件が起こります。
カリフォルニア北部の国立公園辺りの小さな町が舞台のようで、
今回もチーム全員で出張です。

保安官たちは記憶を無くして発見されたニコールを
犯人と決めてかかりますが、ジェーンは違いました。
彼女を無実だと思う根拠を尋ねられて、
ためらいがちに「彼女の目だ(It's in her eyes)」
と答えています。
ある意味、サイキックらしい回答ですよね。

病院内のピアノで誰かが弾く“エリーゼのために”が聴こえてきて、
ジェーンの頭には、幸せだった頃の光景がフラッシュバックします。
そこで、音楽が記憶を呼び覚ますトリガーになると
思い付くんですが、このときのジェーンの昏い表情に
胸がギュッと締め付けられます。

取り調べはチョウが担当することが多いのですが、
今回はヴァンペルト。
いかにも女性の敵と思われる容疑者に対して、
射抜くような厳しい視線を向けますが、
その嫌悪感を露わにした顔が美しいです。
美人の怒った顔というは、迫力があっていいですよね。
そういえば、容疑者確保の現場(男子トイレ)でも、
股間に蹴り一発で倒してて、大活躍の回です。

リグスビーの食いしん坊ネタは今回が初出でしょうか?
(今回はチョウの影が薄かったなぁ・・・)

それにしれも、ジェーンの横顔が美しかったなぁ・・・。
(怯えながらも記憶を取り戻しつつあるニコールをはげますシーン)




<EPISODE 6>
冷血 Red-Handed

カジノのオーナーが殺される。捜査のため、そのカジノに乗り込んでいくジェーン。彼は、真相を突き止めるために、得意の読心術を使って犯人を罠に掛けようとする。そして、トランプの賭けで大儲けするという幸運にも恵まれるのだが…。

ネバダとの州境にあるカジノのオーナーが殺害され、
CBIが捜査を担当することに。
カリフォルニア州の法律によると、カジノに対する
規制(スロットやルーレットは禁止らしい)が多い為、
カジノは敷地内のネバダ側に設けられているとのこと。
(こうやって役に立ちそうにない知識が増えていく・・・)

ジェーンがカードゲームの強さを見せつけます。
全員揃って食事のシーンで、その秘訣について説明しています。
イカサマはなし。ただカードを全部覚えているだけ(!)と。
お馴染みの「記憶の神殿(MEMORY PALACE)」という言葉が
ここで初めて登場します。
ついでに、ジェーンがサーカスで育ったことが明かされました。

カジノで稼いだお金で、女性陣にはネックレス&イヤリング、
男性陣には腕時計(けっこう悪趣味なヤツ)をプレゼントするも、
リズボンに「これは受け取れない」と返されてしまいます。
そのときのジェーンの台詞がこちら。
「瞳の色とよく合ってるのに(look lovely with your eyes)」
何?この女性を扱いなれてる感は?
みんながいる場面なので、ロマンチックな雰囲気にはならなかったけど、
女心を揺さぶる台詞ですよね。
この色男め!
ドキドキしちゃったじゃないか!(私が!)

その食事の後、ジェーンはホテルに泊まってますね。
毎日のこととはいえ、あの家に帰るのは気が進まないでしょうから、
お金もあるし、で泊まっちゃったのかなと想像。
パジャマ(!)を着てましたが、あれはカジノ内のお店で
購入したんでしょうか?
朝まで寝付けずにもんもんとしたあと、儲けたお金を全部
寄付ボックスに入れてしまって、晴れ晴れした顔してましたね。
いいことをすると気分が良くなると、味をしめたのか、
最後にもイキな計らいしてましたよね。

ジェーンは見た目が優男なので、マッチョタイプの人に
舐められたり、馬鹿にされたりすることがよくありますが、
今回もポーカーの会場で「金髪坊や(Goldilocks)」と
呼ばれてましたね。
こういうスラングが好きなので、見つけたらピックアップしていきます。
Goldilocksは、もともと童話の主人公の名前のようです。
これが転じて金髪の美女をさすようになったみたいですが、
男性に対して「金髪のお嬢さん」と呼びかけるなんて、
かなり失礼な野郎ですわ。

事件解決後に女性にハグされるジェーン。
たしか前回もニコールにハグされてましたよね。
女性の扱いには長けてるはずなのに、なんだかぎこちないのは
人に感謝されることに罪悪感があるのかもしれません。
サイキックを騙ってた当時は、当然のように堂々と
人から感謝の気持ち(+金銭)を受け入れていましたから。




<EPISODE 7>
朱をそそぐ Seeing Red

ジェーンは、自称“霊能者”に、殺人の疑いをかけている。彼は、その霊能者が詐欺師であり殺人犯でもあることを証明するために降霊会を開き、正面からぶつかり合う。だが果たしてジェーンの推測は当たっているのだろうか?

霊能者クリスティーナ・フライ登場です。
殺人事件の謎解きよりも、クリスティーナとジェーンの
出会い、対峙、関係性が見どころとなります。

クリスティーナの霊視が悉く当たるのが気に入らず、
ジェーンは少し苛立っていて、彼女の霊能力を
信じるヴァンペルトと言い合いになってしまいます。
ヒートアップしたヴァンペルトはジェーンに
「あなたが霊や死後の世界を信じてないせいで、
奥さんや子供の声が届かないとしたら?」と言ってしまいました。
そこで冷静になったジェーンが「悲しいね」とポツリ。
それは言うたらあかんやつや・・・ヴァンペルト。

行方不明になっているトラヴィスを
留守番電話を使って暗示にかけ、うまくおびき出したジェーンに
チョウが一言「これからは疑ったりしないよ」
(I'll never doubt you again)
やっぱり今までは疑ってたのですね~。(そりゃそうだ)
あれこれと頼りになる男チョウを味方につければ、
心強いですよね。

クララの供述の中に出てきた台詞
「親は子供を守るものでしょ?」
Parents are supposed to protect their kids
これにジェーンがなんだか悲し気な表情を見せます。
きっと、娘シャーロットを守れなかった自分のことを
責められてる気分だったのでしょう。

事件解決後にクリスティーナが訪ねてきてきて、
ジェーンに亡くなった奥さんの言葉を伝えます。
「娘は死ぬ前に苦しむことはなかった」と。
ラストのジェーンの泣き顔(というより、泣き出す直前に
崩れ落ちそうになってる表情)がせつなすぎた。

もちろん、クリスティーナとの因縁は
これからも続いていきそう・・・。


<追記>
ジェーンの愛車シトロエンDS21が初めて登場してます。
お金や物に執着心のない彼が、古くて
手のかかりそうな車に乗ってるのは意外な気もしますが、
パトリック・ジェーンに似合う車であることは間違いないです。


<追記2>
Netflixで「ハンドレッド」を見てたら、ジェレミー役の
俳優さん(JR Bourneさん)が出てきましたよ。
シーズン6のラッセルです。



<EPISODE 8>
赤信号 The Thin Red Line
重要証人として法廷に招集されていたあるドラッグ・ディーラーと彼のガールフレンドが殺害される。ジェーンは、この事件の容疑者と動機について、警察とは違う見解を持っているが、真相を追求していくにつれて、驚くべき事実が明らかになっていく…。

デイビス市(サクラメントからは十数㎞の距離)での殺人事件。
お約束のように、地元市警ともめてすったもんだがあります。

取調室にサンドイッチ齧りながら登場するジェーンさん。
(この取調べに飲食物を持ち込むパターン、今回が初かな?)
容疑のかかった市警の刑事に、腕をとって脈拍を確かめながら、
きわどい質問をしていきます。
胡散臭くて「なんやコイツ?」となるのも当然ですな。
(これも頻出の芸当ですね)

そして顔面を殴られるジェーンは通算2度目ですかね?
カウントしていこうかな?
(何気に殴られるジェーンが好きだったりする)

今回一番のみどころは、赤ちゃんを抱きあげたときの
ジェーンさんの満面の笑みでしょう。
なんて可愛いいんだ!!!
また、抱いてる姿が絵になるんですよ。たまらん。
そんな視聴者の思いを制作側が察知したのか、
最後にもう一度、赤ん坊を抱いてるジェーンさんが見られます。
そのファンサショットを抜きにしても、良い結末ではありますが。

リズボンの私生活についての言及。
「私もよく嘘をつくけど気付いてないでしょ?」
というリズボンに対するジェーンの応えが↓こちら。

Sorry to burst your bubble, but you're translucet, my dear.
I always know when you're lying.
Sometimes I let you think you fooled me.
Just you don't feel bad.

さらっと「my dear」なんて呼びかけちゃってますけど、
これ、恋人とか、相当親しい間柄でないと使わないのでは?
英語得意じゃないので、このへんのニュアンスが
なかなか理解できなくて悲しい・・・。
日本語字幕ではとくに取り上げてないみたいなので、
たいした意味はないという解釈でしょうか・・・。

本題に戻ります。
感謝祭の休暇には弟たちのところに帰省すると嘘をつき、
本当は家にいて一人で映画をみて過ごしていたことが、
実はジェーンにはバレていたのです。
一応、気付かないフリして黙っていたあげただけでも
ジェーンにとっては、かなりの気遣いようです。
他の嘘も見抜かれてるのか気になって問いただそうをするも、
ジェーンの「本当に言っちゃっていいの?」というような
視線に負けて話を逸らすリズボン。
んー、それは知らない方がいいよ、きっと。

その他、レギュラーメンバーのトピックスとしては、
チョウはパイナップルが嫌いで、ヴァンペルトは
メキシカン料理が苦手なんていう小ネタも出てきましたね。




<EPISODE 9>
真っ赤な炎 Flame Red
小さな農業の町で、放火による殺人事件が起きる。そして、ジェーンとCBIのメンバーの調査によって、過去の放火事件にも共通点がいくつかあることが明らかになっていく。ジェーンたちは、そこで小さな町の人間関係を知っていくのだった…。


オープニングはリズボンとジェーンがテレパシーごっこ。
全編通しても二人の仲良しシーンが多くてほっこりします。
ラストも雨の中を車まで濡れながら駆けていくとか、
ちょっと青春ドラマっぽいじゃないですか。
こんな爽やかな演出は珍しいですよ。

さて、事件はカリフォルニア州マルケサ(?)での放火殺人。
というわけで、今回はリグスビー大活躍の回。
実は放火捜査のエキスパートだったのですね。
そして、燃え盛る炎の中に飛び込んで被害者を救出するという
ヒーローのような活躍を見せるのですが、火傷を負い、
強い鎮静剤を飲まされたために頭がまわらない状態で
ヴァンペルトに告白するという失態を犯します。
(たぶん本人は記憶ない。ヴァンペルト可哀そう・・・)

被害者は州兵の退役軍人。
「戦争から戻ってきて人が変わってしまった」そうなので
アフガニスタンかイラクへ出兵していたのでしょう。
“州兵”という響きから、州内の治安維持に特化しているのかと
思いきや、海外派兵もあるんですねぇ。
知りませんでしたわ。
この軍人さんのPTSD問題というのが
アメリカでどれほど大きな社会問題になっているのか、
ドラマや映画に登場する頻度の多さによって伺い知ることができます。

で、今回の真のテーマは“復讐(Revenge)と正義(Justice)”かな?

とあるジェーンの作戦について、リズボンは
"That's not justice. It's vengeance."と指摘しますが、
ジェーンは悪びれもせずに"What's the difference?"と返します。
自身もレッドジョンへの復讐を誓っているだけに、
殺人犯に対しては無慈悲な態度になるのも当然といえば当然です。

結局、犯人の犯行動機も復讐だったわけですが、
彼は言います。 It was justice.
その復讐を果たしている瞬間については、
It was beautiful. It was redemptive.
You wouldn't understand.
ジェーンの復讐心を煽るように満足気な表情で語っています。

しかし「復讐してやる!」と興奮する被害者の娘マディに対しては、
Revenge is a poison.
Revenge is for fools and for madmen.
と本心とは裏腹に正論で宥めるジェーン。

復讐という目的だけが生きる糧になっている今のジェーンには
そんな正論は無意味なんでしょうね。