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2011年12月30日金曜日

COUNTDOWN JAPAN 11/12@幕張メッセ(12/29)

COUNTDOWN JAPAN 11/12
2011年12月29日(木)
幕張メッセ国際展示場1~8ホール、イベントホール
前売10,000円/当日11,000円(1日券)



というわけで、行っちゃったよ、幕張!
ええ、馬鹿ですわ。
自分でも呆れるほどの、フラカン馬鹿ですわ。

それにしても、ゲンナマの威力は絶大。
自分の予想より多く戻ってきた還付金を手にすると、
途端に気が大きくなる。
これって、お金持ちになれない人の典型だろうな?

「定時までに仕事が全部済んだら、CDJへ行く!」
と周りの人達に宣言してからは、早かったな~。
いつものような無駄口を一切きかず、黙々と入力→出力→照合。
なんだ、私ってば、やれば出来る子だったんだ!
定時の20分前までにデスクの上もキレイに片付けて、
他フロアのお偉い方々に年末のご挨拶をしにいき、
定時ピッタリに退社。

ニンジンの代りにフラカンを目の前にぶら下げられたときの
自分のモチベーションの高さはなんなのだろう。
フラカン愛なのか。

そんなことを考えながら、とにかく幕張へGO!

あれ?私、幕張メッセって来たことあったっけ?
あー、仕事関連の展示会で一度だけ来たことあるわ。
あの時は車に乗せてもらったんだよなぁ。
そうか、駅から歩いて幕張メッセに行くのは初めてか。
なんか人がほとんど歩いてなくて、不安。
どうやら少し遠回りしたらしいけど、なんとか入場できた。

今日、ライブに行くなんて、朝出かけるときには
まったく考えてなかったから、何も準備できてなかったので、
まずは、物販でTシャツを買って着替えなくては。
だって、ババシャツの上にハイネックのヒートテック、
その上にセーターという、底冷え対策バッチリの重装備だったんだよ。
セーターは脱げても、ババシャツ&ヒートテックで
ライブ参戦なんて無理!

脇目もふらず、フラカンのブースへ直行してTシャツを買い、
トイレで着替え、ロッカーに荷物を全部ぶち込んで、
EARTH STAGEへ急ぐ。

ありゃりゃ~。
ステージ前スカスカ、人が少ない。
そのおかげで、あっさりサフィレットさんと合流できた。
竹安側の端の最前列を確保していてくれた。
ありがとうございます。
サフィレットさんは、クロマニヨンズから参戦してたので、
『コロッケ定食』をやったよ~、とか、
小ヒロトが出たよ~とか、いろいろ教えてもらった。
そして、クロマニヨンズのときも案外人少なかったよ、と。

サウンドチェック。
竹安、またもや厚着。
圭介の厚着は、いつものことなので気にならないんだけど、
バックステージは寒いのだろうか?
ちょっと心配になるなぁ。

スタート時間が迫り、少しずつ人が集まってきた。
なんとか圭介の心が折れない程度には、埋まったんじゃないかな。

ステージに出てきた4人は、
少し照れたような、嬉しそうな笑みを浮かべていた。
もちろん、目は燃えている。

まるで、今の私の気持ちを察したかのような一曲目。
『馬鹿の最高』
あー、やっぱり来て良かった。
馬鹿の最高でいいじゃないか、と言われれる気がした。

圭介がブログで書いてたけど、
2曲目までは喉がまだあったまってなかったとか。
確かに、ちょっと圭介の声が聴こえにくかった。
PAの関係かな~とも思ってたのだが。
あと、圭介だけじゃなくて、全体的にちょっと硬かったかな。
ちょっと気負いが大きすぎたのかもしれない。

『ラララ~』が終わって、MC。

知ってると思いますが、本日、代打でーす!
この忙しい時期に、急に言われてさ~。
本当は今頃「お笑いダイナマイト」を録りながら
「いきなり黄金伝説」を見てるはずだったんだけど。
両方とも録画してきたよ!

でも、体調崩した人とかいたら、いつでも声かけて。
フラワーカンパニーズは3時間前までOKです!

と、自虐ネタで沸かせる。
圭介、テンションが上がりすぎてんのか、喋ってる言葉が
たまに意味不明。
勢いだけで発声してる感じ。
異常に興奮してしまった幼児みたいで、カワイイけど。

そうそう、今日の4人の衣装。
CDJの公式レポに写真が載ってるけど、
圭介は白シャツにネクタイ。
冠婚葬祭以外でネクタイ締める機会がほとんど無くて
勿体ないから、これからはライブのときに着用するとか。
竹安もシャツ。
柄は細かいチェックなのかな~?
グレートとミスコニは、お約束どおりで。

このMCから後、最初の硬さがとれたのか、ぐっと良くなった。

『切符』の竹安ギター、冴えていた。
もちろん、他の曲でも随所に竹安渾身のギターが炸裂してた。

あー、『深夜高速』のギターソロも凄かった。
吠えまくってたし、私もゾクゾクしたわ。
大サビのところで、圭介以外の3人が向き合って演奏してる姿が
感動的なまでにカッコよかった。
ステージ前方で真っ赤な顔して歌ってる圭介を
3人が支えてる感じがね、ステキだなぁって。

その後に『東京タワー』だもん、ずるいわ。
竹安の弾くイントロを聴いただけで、泣きそうになる。
この幕張の大きなステージの上に立つ圭介の姿が
東京タワーみたいに堂々としていて、
やけに逞しく、キュンとなる。

『チェスト』からの終盤では、
グレートも私達の前まで飛んできてくれたので、
今日も来たよー!とアピールしといた。
絶対、出席取られてるに違いないから。(妄想?)

そんで『盆踊り』は長かった~。
広いフロアで大勢のオーディエンスがヨサホってて
ステージから見る光景は壮観だったろうなぁ。
ヨッサホイ→ヨッサホホイホーイ→飛べーっ!
となる流れが、上手くいかなくて、
再び、ヨッサホイに戻ってやり直したから、
余計に長くなったんだよな~。



馬鹿の最高
ラララで続け!
切符
深夜高速
東京タワー
チェスト
恋をしましょう
真冬の盆踊り




というわけで、すでにライブ納め終わったはずだったんだけど、
急遽、本当のライブ納めとなりました。
あー、フラカンで納められて、幸せ。
これで、心置きなく年が越せる。


みなさま、よいお年を!


2011年12月29日木曜日

納まらないZE

本日、仕事納め。
って、本当に納まるのか?大丈夫か?
えーい、なんとか納めてやるさ!
・・・と、気合を入れて、かなり空いてる通勤電車で会社に到着したものの。

気になる。
今日のCDJ。
あー、気になる、気になる!

竹安のブログを読んで、その闘志にグッときた。
あぁ、竹安のメラメラ燃えてるギターが聴きたい。
どうしよう・・・定時で上がって、幕張へ飛んでいくか?
フラカンだけの為に!
当日券(11000円)あるらしいし。

こんな無謀な私の気持ちを後押しするのは、
フトコロの現金。

うちの会社、年末調整の還付金を最終日の今日、
現金で支給するのだよ。
だから、お小遣いというか、餅代を貰ったような錯覚に陥る。
自分の払った税金の過払い分が戻ってきてるだけなのに。

あー、揺れる~!
っていうか、まず仕事か。
納まらなきゃ話にならないもんなぁ。




どちらにしても、クロマニヨンズのファンの皆さん!
フラカンを、フラワーカンパニーズを盛り立ててやって下さい!
お願いいたします~!!!

2011年12月26日月曜日

ちょっと遅いけど、めりくり

クリスマスの連休。
久しぶりに夫の実家へ行き“嫁”をしてきた。
何にもしない、できない、出来損ないの嫁。
孫を連れて帰るわけでもないのに、いつも歓迎される。
年老いた義父と義母二人の暮らしが味気なく、寂しいのだろう。
ということもあるのだが、
こんなダメ嫁の私が優しく扱われるのには、もう一つ理由がある。

結婚して15年以上になるが、
まぁ、それなりに色々、紆余曲折があったわけだ。
調子のいいときも悪いときも、人間だからあるよねぇ。
で、夫が調子の悪かったとき、私が支えた・・・と、
そういう評価になってるいるらしい。
ここ10年くらいは私の方が管理されちゃってるんだけど、
未だに「nemuriさんがしっかりやっててくれるから」
うまくいってる、と思われているらしい。

普段の生活ぶりを見られるくらい近くに住んでたら、
お説教の一つや二つ頂戴しても仕方のない、
出来の悪い嫁だとすぐにバレてしまうところなのだが、
遠くに住んでるから、いつまでも幻想が壊れないんだよね。
・・・本当に申し訳ありません。
来年こそは、立派な嫁に・・・というのは無理なので、
ゆるゆると精進したいと思います。

夫婦そろって元気でいることが、一番の親孝行ですよね?


2011年12月20日火曜日

うつみようこ&YOKOLOCO BAND /片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ@CLUB Que

<121Q大安売り出し中!>
12月19日(月)下北沢CLUB Que
うつみようこ&YOKOLOCO BAND
/片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ
open18:30/start19:00
adv.2,500yen/door.3,000yen(drink別)



さあ。
ついに今年最後のライブとなってしまった。
ライブジャンキーとしては、
いろんなライブを堪能できた幸せな1年だった。
現実世界では、酷いことばかりが今も続いているが、
決して目を逸らさないで生きていくしかないと思っている。
これは、また別の機会に。



いつもいつも、私に良番チケットを提供して下さる
りーさんに感謝。
本当にありがとうございます。
今回も見晴らしよくライブに臨めましたよ。
来年もよろしくお願い致します。



先月も対バンで観たばかりの片山ブレイカーズ(以下省略)。

ヨコロコと対バンしたのは2年前?3年前?
Queでやったとき、観たなぁ。
あれ以来、ヨコロコが磔磔でライブするときは
ビールを差し入れしているとか。
今日の対バンもすごく楽しみにしていたみたい。
「今年の最高のライブにしたい!」と
意気込んでいたものね。

今日はパーカッションのサポートもあり、という布陣。
そんでもって、ちょうど正面だったもので、
パーカッションの山崎さんばっかり見ちゃった。
もちろん、ルックスが私の好みだからというのもあるが、
演奏してるときの彼の表情がステキだったのだ。
ニッコニコの笑顔で、楽しそうに叩いてるの。
そして、いろんな種類の小さな鳴り物を
次々、取っ替えひっ替え出してくるのも面白かったんだ。
ドラムとの掛け合いもカッコ良かったし。
打楽器が派手だとアガるよな~。

いやー、楽しかった。
いかしたファンキーグルーヴで、踊らされたわ~。
予習のおかげで、例のダンスも一緒に合わせて踊れたしね。



転換中、セッティングで出てきた竹安が、なぜか厚着。
外から戻ってきたばかりなのかな?
そういう頓着なさが、らしくて可笑しい。



YOKOLOCO BAND、今日の男性陣はボルドーのシャツ。
あぁ、キュウちゃんはオシャレだなぁ。
開けた胸元のシルバーのペンダントがカッコイイ。
ようこさんは、相変わらずのステキな古着風ワンピ。
眼鏡が個性的なデザインだった。
もちろんステージ用なのだろうけど、
あんなのようこさんじゃなきゃ似合わないわ。

『Shoot Ready』から始まったことだけは確か。
あとのセトリは、いい加減なのでシクヨロ。

いつものように竹安側だったので、
ギターの音ばっかり聴いていた。
たまには、バランスのとれた音でライブを楽しみたい
と思うんだけど、間近で見たい気持ちの方が勝ってしまう。
根がミーハーなんだろうな。

『Rockin'』は、3月の緊急ナイト以来か。
ようこさんが歌う日本語は沁みるなぁ。
さらりさらりと・・・本当に、そう願いたいです、何もかも。

「久しぶりにやります」と『待つわ』byあみん
初めて聴いたけど・・・ナンジャコリャ!?ってくらい、
めちゃめちゃROCK!
カッコいいったらありゃしない。
うわー、鳥肌たつわー。
歌い終わったようこさんが一言「すごい歌詞やな!」って。

今日のようこさんの名言は「絶倫!」
40才を過ぎてラクになったという話から、
50代になったら、もっとええんちゃうか。
えっ、どのくらいええの?
「もう、絶倫や!」
・・・オモロ過ぎ。

結成10周年のヨコロコ。
みんな、髪型が変わったよね~。
あれ?竹安は変わってないんじゃ・・・?
「昔は天使の輪があったよね」と奥野さんが指摘。
そうだねぇ、最近、パサついてるもんねぇ。
まあ、あるだけいいけど。

そんな髪にツヤがなくなってしまった竹安だけれど、
ギターの方はツヤがありますよ、エエ感じ。
「新曲やります」と言って始まった曲。
竹安が、いつもの肘からブンブンと振るストロークで
スカのリズムを刻む。
もちろん、ようこさんに向かって!
これもエエ感じやったな。
うまく言えないけど、この“肘からブンブン”を見ると、
あぁ竹安やなぁ、とほのぼのした気持ちになるのだ。

『Boy&Girl』は久しぶりに聴いた気がする。
ううー、ベースが、カッコいい、痺れるわ~。
逆サイドにいるにもかかわらず、グレートとは目が合うなぁ。
たぶん、気のせいとか妄想ではなく、
お客の顔を一人一人、ちゃんと見てるんだろうな。
そこでライブの手応えをはかってるのかな。
とにかく、うきゃあああ、となってる私の能天気な面を
見られまくりで、ちょっと恥ずかしくなる。

終盤、奥野さんはキーボードを持ち上げ、担いで弾こうとして、
落っことして・・・てんやわんやの大騒ぎ。
Q太郎さんも慌てて飛び出してきたもんね。
結局、ステージ床に置いて、奥野さんがフロアに下りて弾いてた。
壊れてはいないようなので良かった。

今日の奥野さんのMC、結構おもしろかったのに、忘れたなぁ。
あー。
片山くんが、幼稚園(小学校だっけ?)のとき好きやった
マユミちゃんという女の子と似てるって言うてたなー。
片山くん、カワイイ顔してるもんなー、納得。

そんなこんなで、終盤はアゲアゲのセットリストで、
腹筋がギュウ、ギュウ、ギュウ。
腰が砕けるかと思うほど、踊りまくり。
やっぱり、ヨコロコはハズレなしだ。

そういえば、
誰かさんが好きだと言ってたキュウちゃんの叩きグセって、
アレのこと?
あの、スネアをスタタタタ・・・と連打するとき、
タメをつくって入る、アレのことかな?
なんか、わかったよ。
気持ち良かったもの。
・・・とか言って、全然違ってたりして。



Shoot Ready
I DON'T KNOW
アダルトノイズ
Fun!
TODAY
La イライラ
(新曲)
Boy&Girl
待つわ
My Art
Rockin'
Punk'n Roll
Ooh Baby
Happi
Shotgun
Bareakaway
Revolt

2011年12月18日日曜日

TOSHINOSE BLUES SHOW 2011@ROCK JOINT GB

THE GROOVERS
ワンマン@吉祥寺 "TOSHINOSE BLUES SHOW 2011"
12月17日(土)吉祥寺 ROCK JOINT GB
18:30開場/19:00開演
前売り3,500円/当日4,000円(ドリンク別)



うちの会社では毎年、この時期の土曜日に大掃除を行う。
あー、かったるい!
たいしてキレイになってる気がしないが、
とりあえず、一年分の要らなくなった資料やら書類やらの紙類を
バッサバッサと捨てていくのだけは、ちょっと爽快かな。
普段のデスクワークに比べれば重労働なので、
午後になると異常な眠気に襲われるのも、毎年恒例だ。

そんなわけで、電車で爆睡しながら吉祥寺へ。

こちらも毎年恒例となっているグルーヴァーズの年の瀬ワンマン。
といっても、去年はせっちゃんのZEPPが先に決まってて、
泣く泣く諦めたので、初めての“年の瀬ブルースショー”なのだ。
わくわく。



『狂おしきこの世界』でスタートで、テンション上がりまくり。
で、『欠けた月~』『無敵の日々』と次々と
私の大好きな曲が・・・!
イントロが始まるたびに、
きゃあー、私の好きな曲だぁぁぁ!と、
心を震わせていたのだが、よくよく考えてみると、
グルーヴァーズの曲、ほとんど好きなんだわ、私。

グルーヴァーズの曲は全部、イントロがいいのだ。
カッコいいギターリフからドラムのフィルイン。
だから、どの曲でもイントロが始まった途端に、
もう心を鷲掴みにされてるんだよな~。

その中でも、一彦さんの16分のカッティングが冴えてる
『無敵の日々』と『ロザリー』はとくに好き。
あの音を聴くと、キュンキュンしちゃうのだよ。
萌え~。

『12月だけのクリスチャン』は、
オリジナルアルバムに入っていないので、初めて聴いた。
一彦さん独特の世界観の歌詞で、深く重たい。
「カッコいい」と言ってしまうには重たすぎる。
いい曲だし、この重たさを人々が浮き足立ってる12月に
敢えて、ぶつけることには意味があるんだろう。
今年はとくに。

新曲は3曲。
『無条件シンパシー』というタイトルが付けられた曲は
初めて聴いたけれど、キレのあるカッコいい曲だった。
とくに、ギターソロが素晴らしかった。
切れ味の良い刃物のような鋭さで、
ギュワーンと斬り込んでいて、痺れたなぁ。

『独断』は、最初にガツーンとやられた曲なので、
ちょっと思い入れが強いかも。
とにかく、めちゃくちゃカッコいいもの。
こんなグルーヴを聴き流すなんて出来るわけがない。

そういえば、MCで、
一彦さんがヤスチカさんの家に入り浸っていた
高校生の頃のことを話していたのだが、
このとき、ヤスチカさんもちょいちょい説明を挟んだりして、
なんか、仲良さげな姿にキュンとしたね~。
男の友情にオンナは弱いのだよ。


今日は、ギターチェンジしないのかなぁ、と思っていた終盤、
ストラトにチェンジ。
これが、福岡まで飛行機で飛んで行ったんだね。
曲は『遙かなる』
憂いを帯びたギターソロの旋律が
ストラトらしい甘やかさを含んでいて、グッとくる。


『狂おしきこの世界』で始まって
『最後の煙草に火を点ける』で本編終了という、
個人的に思うライブのキラーチューン2曲が最初と最後。
つまり、このセトリ、圧巻でしたわ。
1曲1曲のクオリティの高さを見せつけられた。



1回目のアンコール。
『ONE FOR THE ROAD』のときの
一彦さんのパフォーマンスがカッコよかったな~。
なんか、スーパーギタリストのオーラを纏っていたよ。

そういえば、一彦さんのダメージジーンズが
めちゃくちゃカッコ良くて、とても似合っていたなぁ。
腰を落としてグレッチを弾いてるときに、
ちょうどカッタウェイの部分のRが脚の丸みに沿って
ピタリとはまっていて、そのジーンズとグレッチが
とても絵になっていたのだよ。
こういう偶然の美しい瞬間を見つけると、
なんだか得した気分になるなぁ。


2度目のアンコール。
1曲目の終わりに、
ステージ上で一彦さんが二人に耳打ちしてたから、
もともとは演る予定ではなかったのかもしれない。
『SWEETHEART OF MY SOUL』
最後の最後に上げてくれるな~。


今年の締めくくりにふさわしい、見事なワンマンショー。
あー、いいもん見たなぁ~。



狂おしきこの世界
欠けた月が出ていた
無敵の日々
BOOGIE STAR
惜別の空
12月だけのクリスチャン
ロザリー
ロゼッタの石
無条件シンパシー(新曲)
(新曲)
(新曲)
コスモス
ミスター・デザイア
放浪の運命
独断
RIDE ON,BABE
遙かなる
最後の煙草に火を点ける

鉄の旗
ONE FOR THE ROAD

(What's so funny 'bout) PEACE,LOVE AND UNDERSTANDING
SWEETHEART OF MY SOUL




さて、終演後、ドリンクの引き換えするのに並んでいると、
なんか見覚えのあるメガネ男子を発見。
あっ、キュウちゃん!

フラカンのライブ終わりでは結構な確率で見かけるのだが、
まさか、グルーヴァーズのライブで会うとは。

せっかくなので「ヨコロコ行きます!楽しみにしてます!」
と声をかけさせていただいた。
いやー、りーさんが居てくれたおかげ。
私ひとりだったら、遠巻きに眺めてることしか出来ないわ。

ドリンク飲みながら、物販をのぞいたりフラフラしていると、
一彦さんがフロアに出てきてるではないか!
ファンの人がサインを貰ったり、握手してもらったりしてたので、
りーさんに「私たちも行こうよ」と言うと、
いつもイケイケ発言で頼りになるネエさんが、
「無理、無理、無理!」と腰が引けてる。
なんか可愛いなー、もー。

今度は私が頑張るべきところだな、と思ったので、
りーさんを引っぱって行き、
「一彦さん、握手してもらえますか?」と声をかけた。
すげー!私!
普段なら、自分からアーティストに声かけるなんて
そんな畏れ多いこと、ビビってできやしないのに。
少女のように照れて怖じけづいてるりーさん見てたら、
可愛くて、一肌脱がなきゃって気になってしまったのよ。
ほんと自分でもビックリ!すげー!

と、もちろん一彦さんは、快く握手に応じてくれて、
ステキでしたよ。
これで、ギターが少しは上手くなると嬉しいのだが。

2011年12月15日木曜日

師走ってなんだっけ?

あー、年末だぁ。
また、1年が終わっちゃうぞ~。
何していいんだかわかんないけど、やたらと気忙しいぞ~。




CDJ!!!
Cocco の代打でフラカン!
メインステージ、大丈夫なのか?埋まるのか?
すごく心配だし、
クロマニヨンズ→フラカンという流れ、味わってみたいけど、
29日はまだ働いてますからっ!
しかも、チケット、いちまんえんって・・・。
どう足掻いても夜しか行けないのに、いちまんえんって・・・。
やっぱりムリだ!

そうなると、来年の2月までフラカンに会えないのかー。
さびしいなぁ。




そう、トーベンさんも、フォークロックスまで会えない。
さびしい。
・・・と、動画漁りなどしていたら、見つけた。



これいいわ。
なんの打ち合わせもなく
地元ミュージシャンの方々を呼び込んでのライブ。
いかにもトーベンさんらしい。
こうやって、各地を回ってるんだなぁ。
いいなぁ。

いつか、地方のツアーについて回りたいな。
と、思っているのだが、面割れだから恥ずかしくてイヤだな~。
ハリー・ポッター君に、あの透明マントを借りようかな。

2011年12月13日火曜日

リクオ&ピアノ~完全弾き語りソロ・ライブ~@B.Y.G.

「リクオ&ピアノ~完全弾き語りソロ・ライブ~」
2011年12月11日(日) 渋谷 BYG
開場18:00 開演19:00
前売¥3500 当日¥4000(ドリンク別)



西の方から勧められて行ってきた、リクオさんのライブ。
同じく西の方にお借りしたライブ音源が素晴らしくて、
そうなると、やっぱりライブ行かなきゃねって。

お借りしたライブ盤は、
ドラムに坂田学さん、ベースにTOKIEさんという編成で、
リクオさんは、もちろん素晴らしいのだが、
TOKIEさんのベースが激エロで、スーパーかっちょいい。
そういう音源だったので、
今回の、完全弾語りライブはどんな感じなのか、
少々心配だったりもしたのだが、ぜんぜん楽しめたのだ。
(日本語がオカシイ?)



BYGって、ちょっとイカガワシイ界隈にあるので、
お年頃のお嬢さんなんかだと行きにくいかもね。
外観も中も、すごく歴史を感じる、雰囲気のある造り。
中に入ると、一階は普通に飲食できるスペースで、
地下がライブスペースになっている。
ステージには段差がなく、演奏スペースを取り囲むように
テーブルが置かれていて、さらに中二階のようになったところに
バーカウンターとテーブル席があって、
ライブ演奏を見下ろすように眺めることができる。
私達はこの中二階のテーブルについて、観ることにした。
なかなか面白いアングルである。



リクオさんは飄々とした佇まいで、
茶目っ気たっぷりの瞳を輝かせた、ステキなピアノマン。
(マレー熊にも似ているが・・・)
今日は歌いたい歌がたくさんあるんで、あんまり喋らずにやります。
と、序盤はどんどん曲が演奏される。

他人の曲をまるで自分の曲のように歌います。
と言って、ユーミンの『やさしさに包まれたなら』をカヴァー。
本当に自分の曲みたいに歌うんだよな〜。

この他にも曽我部さんの『BABY BLUE』や、
私は知らなかったけどりーさんが好きだという
下田逸郎さんの『セクシィ』という曲もカヴァーしたのだが、
どれもこれも見事にリクオ節になっていたし、
その選曲のセンスも素晴らしい。
初めて聴いた『セクシィ』の色っぽさにはまいった。

自分の曲も、どんどんカヴァーしてもらいたい。
というリクオさん。
『雨上がり』を関ジャニに歌って欲しいとか。
あー、それアリ!
関ジャニなら、なかなか合うんじゃない?
関係者の方、どうでしょうか?



ピアノとリクオさんの声だけで完成されている世界。
シンプルだけど、これ以上は何も要らないと思えるほどの完成度。
ピアノがブレイクして、歌だけになったときでさえ
鳴らないリズムが感じられる。
すごいな~、と聴き惚れていると、
その完璧な歌とピアノのアンサンブルにすき間をこじ開けて、
フロアを巻き込み、Singin' & Clapin'。
客席もボーッとしちゃいられないのだ。

『ソウル』のイントロで、たまらず目を閉じた。
うっかりすると、崩れ落ちてしまう気がしたから。
本当に優しい歌だ。
孤独や哀しみの闇の中に立つ者にそっと寄り添い、
暗闇の中でしか捉えることができない微かな光を指し示す。
そう、闇の中にあるから光なのだと。
そんな歌。


『同じ月を見ている』
リクオさんの話す関西弁がステキだ。
私が関西出身で、関西弁には慣れ親しんでいるせいか
リクオさんの京都訛りのイントネーションでのリーディング。
その温もりにジーンと胸が熱くなる。
青白くキリリと輝く月が心の中に浮かんでいた。

後半になって、だんだんとお喋りが増えてきて、
ステージドリンクもお水からビールに変わり、
「ナイス、プリン!」とプリン体を賞賛。
はい、プリン体は美味しいですよね。

ピアノだけでロックンロールバンドの音を鳴らす
『ミラクルマン』
すっごいロールしてるもんなぁ。
腰がうずうずするわ。
やっぱりピアノは打楽器だよね。

アンコールで、ケーヤンとの共作『夢じゃない』
これも、バンドの音が聴こえるようだった。
リクオさんも、やりきった感じだったし、
これで終わりかなと思ったら、何やらまだ歌い足りない様子で、
歌詞のファイルを繰っていて、
「しまった・・・これで終わりにしとけば良かった」
とつぶやいておられた。
というわけで、長い長いアンコールとなった。



リクオさんは自由を求めさすらう旅人だ。
旅人-Rambling Man-であるが故に、
孤独というものをよく知っている人なのだろう。
凍える夜の月のように光り輝く美しい孤独を恐れず、
なだめすかして、少しずつ手なづけるために歌っているのだ。
そして、ピアノの音色が旅の伴奏者なのだな。


自由で孤独な魂を今夜も月明かりが照らしている。
そんな光景が目に浮かぶようなライブだった。

2011年12月8日木曜日

タワレコ特典とか歌謡祭とか

迷っていたんだけれど、
いろいろ逡巡した挙句、特典に惹かれて買ってしまったよ。

「表現者」石橋凌

タワレコの特典で、特別ライブへの応募ハガキがもらえると知り、
1月のキネマのチケットを取り損ねてしまったので、
こりゃ、応募するしかないわなぁ、と。



買って帰って、早速聴きたかったのだが、
夫が風呂に入るまでは一緒に居間で過ごす、という
あまり納得のいかない我が家の不文律にしたがって、
「FNS歌謡祭」を見ながら、iTunesへ取り込んだり、
iPodを同期させたり、ギターを爪弾いたり。
どういう焦らしプレイなのだ?

こういう音楽番組を見てても、夫と趣味がまったく合わないので、
喰いつく場面が違いすぎて、オカシイ。

夫は音楽には興味なく、
若いオンナノコが踊っているのが好きらしい。
えーけーびー、とか、から、とか。
まぁ、若くてカワイイ娘はいいよね、私も嫌いじゃない。
なんか一生懸命だしね。
ただ、その娘らの後ろで、利権に群がってるオトナが
透けて見えてしまって、不憫に感じてしまうんだよなぁ。

吉川晃司×大沢誉志幸、とか
和田アキコ×押尾コーターロー、とか
松崎しげる×布施明、とか、
私が、おおっ!と思って見ようとすると、
話しかけてきて、ちゃんと見せてもらえないし。
私ら夫婦間のチャンネル権は、完全に私の隷属状態なのだ。
・・・ていうか、私の喰いつきが「昭和」すぎる?

この、吉川晃司×大沢誉志幸なんて、
みんな、うひょーーーってなるでしょ?そんなことない?
きっと、Ⅰちゃん(高校の同級生)は、テレビ見ながら
涙してることだろう。
両方のファンだったからね~。
おかげで、私も大沢誉志幸はけっこう聴かされましたわ。
Ⅰちゃんの好きな音楽には、相当影響を受けたからねぇ。
PINKとか、CDで買いなおして、いまだによく聴いてるもん。



やっと、夫が寝た後。
こそこそとiPodを取り出して、聴いてみた。

そして、心の準備ができていなかったことに気付く。
またやっちまった。

無意識にARBの音を求めていたのだ。
いかん!
そんな聴き方しちゃったら、絶対幸せになれない。
あー、あー、あー・・・。
と、狼狽しながら・・・寝オチ。
半分も聴けてないし。

気持ちを切り替えて、朝の通勤中に再チャレンジしてみた。
そんな器用なことできるのか、自分でも心配だったけれど、
わりと上手くいったんじゃないだろうか?
一彦さんの署名入りのようなリフに、思わずニヤリとしてしまう。
遼さんのソロ名義ではあるけれど、
バンド(魂署?)の匂いがプンプンしていて良いね。

まだまだ“ちゃんと”聴けていないのだが。
とりあえず、ライブの応募ハガキは出さなきゃな。

2011年12月5日月曜日

Martin Club Rebirth Tour 2011@恵比寿ガーデンホール

Martin Club Japan Presents
Rebirth Tour 2011 東京公演
2011/12/4(sun)恵比寿ガーデンホール
16:30 開場  17:30 開演
斎藤誠 / 渡辺香津美 / おおはた雄一 / BanBanBazar /
吉川忠英 / 中川イサト / 小倉博和 / 藤原ヒロシ
前売り:マーティンクラブ会員ジャパン¥2,800 
一般¥3,800 全席指定


毎回、バラエティに富んだラインナップで、
新鮮な感動を与えてくれるこのイベント。
私は今回が6回目くらい?かな?
今回はまた、特別に豪華な顔ぶれだったんだけど、
誠さん、たいへんだっただろうなぁ。
何度もステージに出たり、引っ込んだりして、
それぞれのアーティストとセッションして、仕切って。
いやー、本当に。
A型で気配り屋さんの誠さんじゃなきゃ、なかなかできないよね~。

とにかくインプットした情報が多すぎて
頭の中がパンク状態になってるのだが、とりあえず
サラサラっと軽く書き留めときます。


おおはたくんは、いつもの感じ。
どんな舞台でもブレない、媚ない。
そういうところが、彼の魅力なんだよなぁ。
『Don't Think Twice It's All Right』のときの
流れるようなフィンガーピッキングが好きだ。
軽やかでリズミカルに動く指先の動きを見ているだけで、
気持ちよくなってしまう。

『波間にて』の曲途中で、どこかのお子様が
「痛い~!」と泣く声が・・・。
おおはたくんは、苦笑しながらも「泣かないで~」と
歌詞を変えて歌ったよ。
こういう拾い方をサラッとできるなんて、
ライブ巧者の強みだよな~。

誠さんとのセッションは『ゴロワーズ~』
カッコいいのはいつものことなんだけど、
おおはたくんが楽しそうに、少年のような無邪気さで
ギターを弾いていたのが印象的。
誠さん一緒にギターを鳴らすのが、とても嬉しそう。


小倉さんは、マーティンのトラベル用のギター
“バックパッカー”を抱えて登場。
しゃもじみたいな形をしてて、音色も独特。
単純に容積が小さいと、サスティーンが減るのかな。

コンピュータを使って、カッコいいサウンドでしたね。
誠さんとのセッションはクラプトンのインストで
『Reptile』
仲良しのお二人のなので、息はピッタリ。


藤原ヒロシさんは、いまだに何者なのか、
私には理解できていない。
いったい何屋さんなんですかね~?
それにしても、髪型がワンレンのボブになっててビックリ。
見た目の雰囲気がガラリと変わっていた。

誠さんと二人で『Daydream Believer』
清志郎バージョンでしたね。
そのあと、おおはたくんも加わってもう一曲。
なんの曲だったか忘れてしまったけど、
おおはたくんのスライドが見られたので満足。


そして、大御所お二人、吉川忠英さんと中川イサトさん。
ええ、お名前だけは知っていましたよ。
それぞれ、1曲ずつ演ったあと、
二人で『500マイル』を、それぞれの訳詞で。
ギターの音色も歌も、まったくカラーの違うお二人だけど、
ゆーったりとした合わせるのが難しそうなテンポを
合わせているのが凄かったね。
誠さんも「一緒に演らなくてよかった、合わせられない」
と言ってたもんな。

ところで、イサトさんのあのベンドするギターは
どうなっとるんですか?
チョーキングもスライドもせず、音がベンドしてたから、
頭の中を「?」だらけにしながら、身を乗り出して見てた。

どうやら、ネックをぐいっと下へ引き下げる動作をして、
ベンドさせているみたいだ。
で、調べてみて、
ストリングベンダーなるものの存在を初めて知った。
へえー。
私には上手く説明できないので、
興味のある方は、自分で調べてみて下さいね。
いやー、ギターって奥が深いな~。


J-MELOの公録以来の香津美さん。
ギター上手いよな~。
と、馬鹿みたいに当たり前のことを言ってしまいますよ。
もう、ため息しか出ないわ。
うっとりと、流麗な左手の運指を拝見。
ギターとか楽器にに限らず、何かを極めてる人は美しいな。

誠さんとは、ベンチャーズのメドレーをセッション。
『CARABAN』とか。
今度は、誠さんが楽しそうにはしゃぐように弾いてたな。


バンバンバザール。
この面子でトリを仰せつかってしまったことに大恐縮の福島さん。
クラプトンと骨格が似ているとかで、
声が似てるとよく言われるらしい。
というわけで、クラプトンの『Layla』を。
最初に、デレク&ザ・ドミノスのヴァージョンと、
アンプラグドのヴァージョンをそれぞれさわりの部分だけ演って、
確かに、福島さんの声はクラプトンに似ているな~。
で、バンバンは、これをカントリーヴァージョンで!
邦題でいうと『いとしのレイラ』というより『愉快なレイラ』
といった感じだ。
いいなぁ、楽しいなぁ。

その後の誠さんとのセッションは『君といつまでも』
あの有名な台詞は、全員で!

ちなみに、福島さんは、
誠さんの教則ビデオでギター入門したんだって言ってたよ。


最後に、誠さん一人で。
クラプトン大好きだからね~、来日記念!ということで、
いっぱいクラプトンの曲をメドレーで。
あ、『Don't Give It Up!』の間奏部分の話ですよ。
喉の調子があまり良くなかったようで、
高音の裏声になるところが、出にくそうだったな。
ギターの方はたっぷりと堪能させてもらったけど。

新曲の『明日の空に』も披露。
心に響く優しい曲。
やっぱり声がしんどそうだったけど、
私の心にはしっかりと届きましたからね。


アンコールはもちろん、全員で大セッション。
藤原さんだけは、お仕事のため残念そうに帰っていかれたとか。
ステージいっぱいにズラリとギタリストが並んでて、
みながマーティンギターを抱えてて、
なんだかまぁ、豪華な構図ですわ。

誠さんは、気を遣って、それぞれに一言ずつ話をふってて、
素晴らしい仕切りっぷりだったね。
ちゃんと、立てるとこは立ててたし。

1曲目は『Lay Down Sally』
もう、今日はクラプトン祭りだわ。
これだけ盛り上げてるんだから、本人も来い!と思ったね。
噂によると、舞浜方面に行ってるとかいう話だったけど。

本日最後の曲は『明日があるさ』
大団円に相応しい名曲ね。


あー、お腹いっぱい!

2011年12月3日土曜日

とくべん@パピーズ

『とくべん ライブ』
オーニング・アクト:相模の風THEめをと
12月2日(金) Live House PAPPY`S
開場18:30 開演19:00
予約3000円(当日3500円)+1ドリンク500円



前にトーベンさんのソロライブでこのパピーズに初めて来た。
そのとき、オープンと同時に店に入ると、誰もいなくて
すっごい寂しく、いたたまれない気持ちになったので、
もうちょっと遅く行こう、と開演の15分くらい前に入店。
なのに、やっぱり誰も居なかった。
ショックだ。

平日だからなのかな~。

というわけで、どこでも席は選び放題。
ちょっと迷ったんだけど、一番前の端の席に座った。
あんまり目立ちたくないから、壁に際にはり付く感じで。


O.Aは、相模の風THEめをと
名前の通り、ご夫婦のギターデュオ。
今回は、斉藤哲夫さんのサポートでピアノを弾いてる
さがみ湘さんが、ベースで参加。

最初の曲は斉藤哲夫さんのカバーで『甘いワイン』
トーベンさんが歌ったのを聴いたことがあるな。
あれは、10月のleteのライブだったかな。
いい曲だよね~。

1曲終わるたびに、向い合って一礼する姿が、
たいへん微笑ましい。

奥さんのギターの弾きっぷりが、オトコマエで
カッコ良かったな~。
私も同世代として、励みになりますわ。
あー、もっと頑張って練習しなきゃ。


さて、とくべん。

揃えたわけではないのに、二人とも赤いTシャツ。
トーベンさんはジミヘンの。
トクオさんはハーレーダビッドソンの。

あっ、とくべんについて説明しといた方がいいのかな。
トーベンさんとセンチメンタル・シティ・ロマンスの
中野督夫さんの二人のユニットなのです。
お二人は、フォークロックスのメンバーでもあります。

O.Aの相模の風THEめをとの
“ザ”が気に入ったらしいトクオさんが、
「ザ・とくべんです!」と勝手に“ザ”付けて
とくべんのテーマにのせて、自己紹介。
二人合わせて115ですと。

で、トクオさんが、天然キャラっていうのか、
とりとめなくお喋りになるのですわ。
それが、ほんとオカシくて仕方ないの。
歌うと、いい声してて渋い感じなのにねぇ。

トクオさんの曲、トーベンさんの曲、
フォークロックスの曲、センチの曲、
とくべんのオリジナル曲もある。
そんな感じのセットリスト。

トーベンさんは、アコギとベースを持ち替えながら。
ベースは、プレベの形の青味がかったグリーンのヤツ。
フェンダー製ではなかった。
初めて見ました。

私はもちろん、トーベンさん側の端っこに座ってたんだけど、
(つまり、トーベンさんのほぼ真正面ってこと)
MCの時、トーベンさんの方を向いて話すトクオさんと
目が合ってしまうのよ。
ちょうど、視界に入るところなんだろうね。
そして、ついにイジられてしまうのである。
「あっ、湯川組なの?そうなの?」と訊かれ、
「だって、彼女、一番に来とったよ~」と暴露され、
もう、穴があったら入りたい・・・。
た す け て く れ。

せっかく目立たないように、端っこにへばりついてたのに、
ぜんぜん意味ないじゃん。

この後も、何かの折りにつけ、私に話を振ってくるし。
トクオさん、勘弁して下さい!
というわけで、MCのときは極力そちらを見ないようにして、
目が合わないように気を付けたよ。
けど、面白いこと言うから、見ちゃうんだよな~。

トクオさんが書いたセンチの曲で、
歌詞がボツになったという曲を演った。
結局、増田俊郎さんが詞をつけたそうで、
なかなか暗い感じに仕上がっていたのだが、
そのボツになったバージョンのタイトルが
『笑顔のマジシャン』だったとか。
なんか、ちょっとシュール?
だけど、そんなご陽気なメロディーじゃなかったよな~。
トーベンさんも『笑顔のマジシャン』ていうのを気に入って、
「じゃ、とくべんでやるときはそっちのバージョンで演ろうよ」
と言ってた。
まだ、途中までしか出来てないらしいけど。

あいかわらず、真正面に座ってしまったので、
ついつい手元ばっか見てしまうことになって、
トーベンさんの爪の形がいいなーって。
そんな部位に対して、自分に好き嫌いがあるだなんて
考えたこともなかったのに、トーベンさんの爪を見たら、
あー、これ、私の好きな形だわ~、と思ったのだよ。

なんなんだ?
私、パーツフェチなのか?
いや、そうじゃない。
自分の好ましい部分ばかりが目に入ってきて
気に入らない部分は脳が勝手にスルーしてしまう。
名付けて「恋は盲目現象」というやつだな。

と、そんなくだらないことばかり覚えていて、
肝心の演奏のこと、曲のこと、ぼんやりとしか
思い出せない。

『夕暮れのうた』
好きな曲なので、聴けて嬉しかったなぁ。

2回目のアンコールは予定してなかったようだけど、
『バンドマン・ブルース』で〆。

とにかく、楽しかったことはだけは確か。


そして終演後、本日の一大ミッションをクリアすべく、
トーベンさんが出てくるのを待つ。
そのミッションとは、
フォークロックスのチケットとCDを購入すること。

いや、もうたいへん。
緊張しちゃって、右手と右足が一緒に出る勢い。
そこはオトナですから冷静を装ってはみたけれど、
気の利いた言葉ひとつ出てくることもなく、
CDにサインをしてくれているトーベンさんを
アホ面さげて、見つめることしかできなかったわ。
あー、情けない。

でも、トーベンさんは優しくて素敵だった。
サイン、ありがとうございました。

2011年12月1日木曜日

藤井一彦×八熊慎一@440

「晩秋 HIKIGATARI BUDDY 2011」
藤井一彦(THE GROOVERS) × 八熊慎一(SPARKS GO GO)
11月29日(火)下北沢 440
19:00開場/19:30開演
3,300円(+1drink 500円) 《SOLD OUT》



ついに、一彦さんのソロを初めて観た。
基本的にグルーヴァーズというバンドが大好きなので、
一彦さんのソロ活動には、ちょいと微妙な思いもあったりして、
今まで観ることがなかったのだ。
でも、西の方にお住まいのあの方が、
一彦ソロを絶賛されてたので、私の重い腰が上がったわけだ。
この前の251でのライブが震えるほど良くて、
その勢いでチケットを買ってしまったというのもあるが。

で、チケットを手に入れてしまったら、
そりゃもう、楽しみで仕方なかったわけですよ。
ソロ音源聴きながら「ここの所はどんな風に弾いてるんだろう」
と、その姿を想像しながら、ニヤニヤしてたわけですよ。

そして当日、440の前で一彦ラヴァーのりーさんと合流。
すでに大勢の人で店の前はごった返していたけれど、
うーん・・・。
どうやら、スパゴーファンが大部分だなぁ。
どこが違うのか上手く言えないけれど、
グルーヴァーズのファンとは雰囲気が違いますな~。
まぁ、私もスパゴーファンだと思われてたかも、だけど。
アウェイな予感、プンプン。


最初に出てきたのは、ヤックさん。
年功序列の法則により、一彦さんが先だと思ったんだけど、
ハズレたなぁ。

あっ、私、もちろんスパゴー的知識は皆無。
曲もまったく知りません。(キリッ)
ヤックさんのお顔も、ちゃんと認識したのは初めてなくらいで。
ヤックさんは、ベースボーカルらしい。
ギターの弾き語りでライブやるのは、2回目らしい。
へえ~。

そんなわけで、弾き語りでは後輩になるので、
先に演ることにしたんですと。

初めて聴くヤックさんの歌声は・・・というか、
MCの雰囲気も含めて、なんだかOTと似ているなぁ。
その場で曲を選んで、弾き始めてから「やめたっ!」
と違う曲始めちゃったりする感じとかが。

席は、5,6列目くらいの中央だったのだが、
どうしても、前の人の頭が被るんだよね~。
座ってるヤックさんの姿はほとんど見えなかった。
必死になって覗き込む気もないから、
音声だけで楽しませていただきましたよ。

で、この日のジョイントについて、
私は、それぞれのソロをたっぷり演って、
最後に3曲くらい二人でセッションして終了~、
という流れかと思っていたんだけど、違った。
二人で一緒にやるのがメインだった。
なので、
ヤックさんソロ→ヤック&一彦(ユニット名は「藤熊一一」)→
一彦さんソロ→ヤック&一彦(「藤熊一一」の読みは
「ふじくまーあー」)
という進行。

一彦さん登場で、藤熊一一の第一部。
「こんばんは、橘あつやです!」と、とり合えず掴みにかかる。
こうやって先輩(といっても1歳違いだっけ?)と
対峙してる一彦さんって始めて見るなぁ。
その敬語ちっくな感じが新鮮だ。
一彦さんはスタンディングだったし、
なぜか、私の視界は一彦さん前がすこーんと開けていて
手元までよく見えたのだ。
嬉しいなっ。

初っ端は、直球勝負な選曲で
ディランの『風に吹かれて』とルースターズの『ガールフレンド』
あと、スパゴーの曲とグルーヴァーズ曲は『美しき人よ』
ヤックさん、グダグダした感じながらも、
グルーヴァーズの曲を褒めてくれたので、好感度アップだわ。

一彦さんのソロは、
『LAZY FELLOW』『確信犯的ストレイシープ』
あと、まだ音源になっていない新曲。
そのうちの1曲が『ジェミニ』というタイトルで、
りーさんが「私たちのための歌だね(妄想)」とのたまわった。
そう、私たち双子座コンビですものね。

それにしても『確信犯的ストレイシープ』は、痺れるわ~。
あのカッコよさは、反則!
カッティング、っつうか完全ミュートしてるからブラッシングか、
あの、ザキザキザキザキという音。
そんなもん、ミュートしてて音程なんてないのに、
いい音なんだよな~。
お腹がギュウっとなるんだよ。

一彦さんのアコギは、マーチンのカッタウェイのエレアコ仕様。
・・・だったと思う。
なんか、マーチンのイメージってさぁ、
繊細に爪弾くのが似合う感じだと思ってたんだよね。
まさか、こんなにガンガン、
ストロークプレイで鳴らしちゃうなんて、うひょーーって感じ。
そういうのってギブソンのイメージだからね~。

想像以上にロックだな~。
アコギを激しく掻き鳴らしてる姿がセクシーダイナマイト!
あー、そのギターが羨ましい!
私がギターになりたいわ。
そして、そんな風に激しく鳴らして欲しいわ。
キャーーー!!
・・・と、やや温度低めのスパゴーファンを置き去りに、
エキサイトしまくりの我々。
実は、隣にいる人のことなんて目に入ってないのだけれど、
りーさんが盛り上がってないわけがないからね!

えぇ、まぁ、予想どおり、どアウェイでしたよ。
しかし、一彦さんは、そんなのお構いなしだね。
むしろ、却って燃えたのかもしれない。


再びヤックさんと二人で。
二つのバンドには共通点が多い、という話。

もともと4ピースだったのがヴォーカルが抜けて
3ピースになった。
二人とも“仕方なく”歌ってるそうで、
いまだに、いいヴォーカルを探してるんだって。

3人のうち2人の姓が同じ。
・・・って、スパゴーの方は兄弟じゃないか!
ギターとドラムだから「倶知安のヴァンヘイレン」
と呼ばれてたとか(???)
で、「藤井くんは、兄弟じゃないんだよね?」と今更の確認。
ヤックさん、なんとウィキペディアで調べたらしい。
一彦さんの話によると、
広島県福山市には「藤井」という姓が多いのだとか。
同じクラスに4人も「藤井」が居たことがあったって。
へえぇ~。
ちょっとした豆知識ですな。

この辺りから、記憶が曖昧で、
アンコールまで含めて、記憶がごった煮状態。

ヤックさんはベースを弾いたり、ギターを弾いたり。
全然聴いたことないのは、全部スパゴーの曲と思うのだが。
グルーヴァーズの曲は『奇跡のバラッド』と『BUDDY』
『BUDDY』はスパゴーも演っているらしい。
というより、スパゴーの為に一彦さんが書いたのだな。
あと、CCRの『HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN』
(りーさん、思い出してくれてありがとう!)
最後は、BO GUNBOSの『トンネルぬけて』を
ヤックさんが楽器を持たず、情感たっぷりに、というか、
ちょっと抜けたいい感じで、歌い上げた。

ここで、ちょっと話は戻って『奇跡のバラッド』ね。
選曲のとき、ヤックさんが
「絶対にコレ!」と強く推してくれたみたい。
いんやー、いい曲だわ。
今更だけど。
んー、グルーヴァーズのライブでは聴いたことないかも。
なにげに一彦さんの書く歌詞、好きなんだよな。
ニヒルぶってるくせにセンチメンタルで、
男の青臭いロマンが垣間見えて、キュンとなる。

音がシンプルになると、歌の力、言葉の力が
ストレートに響いてきて、
ヴォーカリストとしての一彦さんを再認識させられたわ。
ぶっきらぼうでブルージーな歌声がいいんだよなぁ。
やっぱり、バンドとは別物の良さがある。


また来年も、この「藤熊一一」でやりたい、と言ってけど、
私は一彦さんのワンマンでガッツリ見たいなぁ。
と、やや不完全燃焼気味な気分で思ったのである。