ページ

2011年10月25日火曜日

SA/フラワーカンパニーズ@SHELTER

下北沢SHELTER 20th ANNIVERSARY
~SA VS フラワーカンパニーズ~
2011/10/24 下北沢SHELTER
開場19:00/開演19:30
前売り ¥3,000 《SOLD OUT》



またまた下北沢ですわ。
いったい、今月何回、下北へ来たことやら。
もう、下北に住んだ方がいいんじゃない?ってくらいだね。
しかし、未だにライブハウス以外の店には、
ほとんど入ったことなかったりするのだ。



実は、SAってよく知らなくて、
うっすらと「パンクっぽいような・・・」
なんて考えながらシェルターに着いたら、
「ああ、やっぱりパンクだよね」といういでたちの方々がいて、納得。



予想どおり、フラカンが先攻。
大好きな『チェスト』からスタートで、あがるわ~。

2曲目のイントロ、竹安(今日は黒のVネックシャツ)のギターが
ジャカジャカと鳴って・・・。
あれー?この曲、なんだっけ??
・・・うわーっ!『捨て鉢』じゃないか!
超・超・超久しぶり~ってことで、さらにあがる。

そしたら、次に『トラッシュ』だって。
どうなってんだ?今日のセトリ。
なんか意表を突かれまくって、翻弄されてる気がする。
いや、それがいいんだけどさ。
そして圭介の目。
うーー、いい目しとる、キレキレの目だぜ。
あーダメだ、その目を見ちゃったら、もう虜だもの。
というわけで、今日は(いつもだろう、とか言わないで)
圭介に釘付けだったのである。

MCでは、初めて行ったパンクのライブでの、
“SA兄さん”との出会いのエピソードが語られた。
圭介、本当に好きなんだろうなぁ、話がムダに長いよ。
ちょっと久しぶりのライブ(といっても、3週間ぶりか?)
ということもあって、どうも、ライブ勘を失ってるようでもある。
Gも苦笑い。

この後のセトリも『恋しま』『切符』『はぐれ者』と、
定番なんだけど、この流れがたまらんなぁ。
歪んだSGの音が、
妙に懐かしく、愛しく聴こえたのはなんでだろ?
「歌えーー!」と何度も何度も叫んだ後の一瞬の静寂。
竹安とミスコニが目を合わせた瞬間、この曲だな、とわかった。

『深夜高速』
個人的には、それほど好きな曲ではなかったりする。
けど、この曲に入っていく瞬間のステージ上の緊張感には、
いつも息をのんでしまう。
独特の張りつめた感じ、空気がピリっと引き締まる感じがいい。

新曲『246』では圭介のモズライトが登場。
なぜか、最近、圭介の手をよく見てしまう。
繊細で柔らかそうで、全然、成人男性の手らしくない。
ブログに「間違えまくった」と書いていたけれど、
そういえば、何度か、「あっ!」というような表情をしてたっけ。
圭介の歌は、前に聴いたときより、断然、心に入ってきた。
竹安のギターも。

ラストスパートに突入して、
またまた意表を突かれて『くるったバナナ』
これは、たまらん。
この曲、元の音源より、ライブで聴く方が数倍カッコいいのだ。
緩急のつけ方がポイントなのだな。
うまーく、のせられてしまうわ。

これは、最後に『YES,FUTURE』なパターンだろう・・・と、
構えてたら、アレっ!?
と、ここでも裏切られて(いい意味で!)
『TEENAGE DREAM』ときたぜ。
オッサン!を連呼すると、なかなかスカッとするね。

うーん、やっぱりSAが対バンだから、気合が入ってたのか。
圭介に動きにキレがあったし、目がイってたのがよかった。
おかげで、他のメンバーほとんど見てない。
ごめんよー。
とにかく、セトリが見事。
まいりました。


チェスト
捨て鉢野郎のお通りだ
トラッシュ
恋をしましょう
切符
はぐれ者賛歌
深夜高速
246
ラララで続け!
終わらないツアー
くるったバナナ
TEENAGE DREAM



転換中にドリンク交換に行き、
端っこのトイレ前あたり、安全な場所へ移動。
よくわかんないけど、ファンのお兄さん方を見ると、
絶対にモッシュ、ダイブ、あるよな~という雰囲気だったからね。
体力のないオバサンは避難しとかないと、迷惑かけちゃうからさ。


後攻のSAは4ピース。
由緒正しいパンクバンドの佇まいがステキ。
奏でる音も正統派のパンクロック。
もちろん、フロアも熱いモッシュの波がうねり、ダイバーがとぶ。
うん、そうそう、正しきパンクスの集い、間違いない。
なのに、不思議と殺伐とした感じがまったくないんだよね。

圭介がMCで言ってたとおり、
ボーカルのタイセイさんは、あったかい人なんだな。
優しい目でフロアにいる一人一人を正面から見つめて、
よし、よし、というように頷いていた。
口は悪いけどね。
「かかってこいやーーー!」と煽る台詞に愛が溢れすぎてて、
胸がキュー-ンとなるくらい。

タイセイさんだけじゃなく、ギターの方もベースの方も、
フロアにいるファンを、本当に愛おしげに見つめていて、
もう、グッときまくり。
なんて、ナイスガイなんだ。

もちろん、曲は知らないけれど、
小難しいことなんて何もないパンクロックだもん。
拳を振り上げて弾むだけさ。
あと20才若かったら、あのモッシュのど真ん中へ
飛びこんでいっただろうなぁ。

「隣のヤツと肩を組めーー!」なんて煽られて、思わず、
ぜんっぜん知らない可愛いお嬢さんの肩に手をかけてしまった。
そしたらニッコリ微笑んで肩組んでくれて、一緒に跳ねてた。
そのくらいピースフルな空間ができてたんだよ。
あーーー、楽しー!
SA、最高!

と、予想外にSAで盛り上がってしまったのだった。
だから、対バンのライブっていいんだよなぁ。



そして、いまだにタイセイさんの「かかってこいやーー!」を
思い出しては、なんだかホッコリしてしまうのだ。
いやー、本当にステキだったわー。

6 件のコメント:

  1. 今回は私も圭介ばかり見ていました。
    お兄さんバンドと対バンする時の、微妙な緊張感が好きです。
    竹たんなのに、殆ど見てないし・・・。

    フラカン、ものすごく良いステージだったのに、なんだか思い出すのはタイセイさんの優しい目とギターの方のひまわりのようなルックスです。
    本当に「得したっ!」て感じの対バンでしたね。

    返信削除
  2. >りーさん
    ホントに、お得な対バンでした。
    あんなにトンガったルックスなのに、みんな目が優しいんだもんなぁ。
    もう、タイセイさんに惚れそうでしたよ。

    初見のインパクトと後攻のアドバンテージで、
    どうしてもSAの印象の方が強いんですよね。
    フラカン、良かったんですけどねぇ・・・。
    来月の2daysに期待しましょう!

    返信削除
  3. ギャー!なんだこのセトリ!
    いいなあいいなあいいなあ。
    やはりガチのタイバンって大事ですね。
    ギラギラした対抗意識ってミュージシャンに必要なのだと思います。
    最近そう思うことがありました。

    返信削除
  4. >tokageさん
    そーなんですよ、セトリすごいでしょ?
    たぶん、オールリクエスト・ライブの前の小手調べ的な意味もあったんじゃないでしょうか。

    対バンは、ファンにとっても刺激がありますよね。
    そこで思わぬ出会いがあったりもするし。
    ギラギラするようなライブしてくれると、嬉しいなぁ。
    どんどんギラギラして欲しいものです。

    返信削除
  5. 語り始めたら朝になっちまう・・・そんな深い愛をぶつけられた対バンを見ました。
    受けて轟かすロックンロールには微塵のブレもなく、何だか“男のロマン”を感じてしまいました。
    セトリにも気合いが入る対バンって素敵ですね~。これからも、化学反応が起こるライブが見たいです!

    返信削除
  6. >サフィレットさん
    そうそう、愛とリスペクトのある対バンは、素晴らしいですよね。
    そういうライブ、私もつい最近体験しました。
    詳しくは、近日中に公開の予定。

    いや、しかし、ワンマンだって気合いの入ったステージは見られますよ。
    ・・・というわけで、被りなし2daysをお楽しみに!

    返信削除