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2013年4月17日水曜日

夜のストレンジャーズ/ザ・ビートモーターズ/ヘンリーヘンリーズ@紅布

TOP GEAR SHOW!!
2013/4/7(日)新宿レッドクロス
OPEN 18:00 / START 18:30
夜のストレンジャーズ/ザ・ビートモーターズ/ヘンリーヘンリーズ
OA : Hammy & The Playboys
前売り2000円 / 当日2500円 (税込・ドリンク別)



スタート時間をすっかり間違えていて、遅刻。
オープニング・アクトには間に合わなかったのは残念だけれど、
お目当ての方を見逃さずにすんで良かった。



ヘンリーヘンリーズ
まぁ、出順は順当に、若者から順番てことですよね。

ヘンリーヘンリーズのライブを観るのは初めて。
しかし、最初にどこかで流れてた曲を聴いてビックリしたのを
今でも覚えている。
「私の知らない曲を圭介が歌ってる!!」と思ったんだもの。
圭介と声とか歌い方が似てるのよ、ヴォーカルのみなとくん。

で、そのみなとくん、デビュー前から顔は知っていた。
たまに、フラカンのライブで、ローディーのお手伝いをしていた。
小さい子が、ギターのセッティングしてたので、
これも驚きながら見ていた記憶がある。

小さい体で、ベビー・フェイスのみなとくんのパフォーマンスは、
やっぱり影響受けてるんだろう、小さい圭介を見てるみたいだった。
(本家もじゅうぶん小さいけど)
カワイイなぁ・・・と思う。
たぶん、この年頃の男の子だと、カワイイなんて言われるの
嫌だろうと思うけれど、カワイイんだもん、仕方ないよ。
あと20年くらいして、オッサンになったとき、
「昔は“カワイイ”ってよく言われたなぁ」と懐かしく思い出して、
それを面白おかしく、ライブのMCで話す日がくるよ、きっと。

それにしても、ビートモーターズをオッサン扱いしてたのは、
ちょっと気の毒だったわ。
まだ、30才そこそこだというのに。
十分、若いと思うんだけど、19才から見れば、そうなるのか。

バンドとしては、まだまだ“青い”んだけど、
ひたむきさに好感が持てる。
4ピースのメンバー構成もあるけど、
タイプとしては、フラカンに近い雰囲気を感じる。
職人的なギタリストとか、弄られるドラマーとか。

まだまだ19才、これからメキメキと伸びるだろうな。
楽しみだな。



ザ・ビートモーターズ
彼らのライブを観るのは、2年ぶりか。

ヘンリーヘンリーズの後に見たせいか、
とても大人びて見えた。
いや、年齢的に大人なのは当り前なんだかれど、
前回観たときと比べると、すごく落ち着いた印象になっていた。

がむしゃらに力で押し切っていくような熱さではなく、
もっと胆の据わった、どっしりとした迫力だった。

揺るぎない自信に裏打ちされたプレイ、パフォーマンスには
安定感があって、グルーヴがとても気持ちいい。

バンドというのは生き物だなぁ、とつくづく思う。



夜のストレンジャーズ
ライブ直前のミウラさんのTweetから、
“漲ってる感”がひしひしと伝わってきたので
「これは行かねばなるまい」ということで、
急遽、予定を入れたのだ。

結果、来てよかった。
本当によかった。


ミウラさんは開口一番「みんな帰らなくてよかった」と。
若手との対バンで、夜ストの常連さんをあまり見かけなかったし、
ミウラさんも心配していたのかな。
確かに、ビートモのファンの方がごっそりと後ろに下がって、
私はその空きスペースへ、ずんずんと上がっていったわけだが。
でも、帰っちゃった人は少なかったのでは?
みんな後方で楽しんでいたみたいよ。たぶん。

とにかく、今日のミウラさんは絶好調で、
いつもよりテンションが高かったんじゃないかな。
MCが多かったもん。
ヘンリーヘンリーズのメンバーのお母さんと友達だと言ってた。
そういう年代だよね~。

で、ウィルコ・ジョンソンの話。
京都の磔磔まで追いかけて、ライブを見に行ったという話。
末期がんのウィルコが、最後に大好きな日本でライブをして、
その収益金はソウル・フラワー基金へ全額寄付された。
本当に優しい人だ。
「ステージじゃ、人殺しみたいな顔でギター弾いてるのに」と。
うん、そこが凄いところなんだよね。
その京都から帰りの新幹線の中で作ったという曲が
『BACK TO THE ROCK'N'ROLL WORLD』

ウィルコのステージを観て、ミウラさんは思い出したようだ。
ロックンロールがどれほど素敵なものかということを。

誰もがそうだと思うが、あの3.11以来、心の平穏が奪われ、
それまでの価値観がひっくり返され、信ずるべきものを失い、
それでも平気な顔して暮らしていかなきゃならなくて、
心が荒んでしまった。
当り前のように手にしていたもの、身近にあったものを
ふるいにかけるように、一から吟味して
捉えなおさなくてはいけなかった。
その作業の中で、大切なものを見失ってしまうこともある。

でも、ミウラさんはそれを取り戻したのだ。
何の役にも立たないロックンロールを。
ただ、キラキラと輝くだけのロックンロールを。
「やっと帰ってこれたよ」って。

嬉しかった。
ミウラさんの歌声を聴きながら、泣けて仕方なかった。
ロックンロール・ワールドへお帰りなさい。
そして、帰ってきてくれて本当にありがとう。
「お帰り」と「ありがとう」を何度も何度も、
心の中で呟いていた。


Boogaloo Joe
プライベートな話をしよう
トラブルボーイズ
そばにいて
I LOVE ROCK'N'ROLL
テレサ
あなたとシャララ
遠い帰り道
ホームタウンボーイ
BACK TO THE ROCK'N'ROLL WORLD
サムクックで踊ろう
ヤング&ヒッピー

Big Fat Saturday Night


つい、ミウラさんのことばかり書いてしまったけれど、
マキ子さんとテツオさんのリズム隊は、
私がライブへ行くたびに、繰り出すグルーヴが
どんどん気持ち良くなっていってるのだ。
バンド内でのマキ子さんの存在感が、
どんどん大きくなってるのを感じるわ。

えーと、最後に、くだらんことを一言だけ言わせて。
「マキ子さんには、黒髪の方がお似合いですよ!」

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