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2013年6月6日木曜日

湯川トーベン@lete (2013/06/01)

湯川トーベン ソロLIVE
6月1日(土)下北沢 lete
Open 19:00 / Start 20:00
Charge 予約 ¥2,500 + drink / 当日 ¥2,800 + drink



本日も超満員のlete。
ここのギュッと濃密な雰囲気はいいなぁ、といつも思うのだが、
ひとつだけ注文をつけたいところがる。
椅子!
座面の硬い木の椅子に座り続けてると、お尻が痛いのよ。
次回からは座布団持参で行こうかなぁ?
けれど、あらぬ病を患っていると疑われそうだしな・・・。

leteでのトーベンさんのライブの聴きどころは
生音の歌とギター。
アコギなんて、あのサウンドホールから響いてくる音を
直接聴くのが、一番いい音に決まってるもんね。

トーベンさんのギターは、12弦とJ-50。
おや?いつもの12弦とは違うなぁ、おニューかな?
と思って見ていたのだけれど、実はいただき物だそうです。
持ち主の方が奥様から、邪魔だから家に置けないと言われたものを
トーベンさんに託されたらしい。
この12弦ギターが、まぁ、よく鳴ってましたわ。

九州のロング・ツアーから戻ってきたばかりのトーベンさんは、
連日のライブで、かなり喉を酷使されたようで、
喉を気遣いながら、ソフトに歌ってるみたいだったね。
特に前半は。

で、この12弦ギターの鳴りがいいものだから、
ストロークの方も、かなりなソフトタッチで音量を押さえてた。

ピーター・ゴールウェイのカヴァーでは、
珍しく英詞を歌うトーベンさんが見られた。
それに、六八コンビの『夢であいましょう』なんていうのも
珍しい選曲ではないかな。
トーンをぐっと押さえて、優しく囁くように歌うトーベンさんが
すっごく素敵だったなぁ。
ドキドキしましたよ。

休憩を挟んで後半は、
ニュー・アルバムをその通りの曲順で演っていくという、
アルバム・コンプリート・ライブでしたわ。
「11曲も入れちゃったから、順番ちゃんと覚えてないんだよね」
と、前の方のお客さんにコソっと確認しつつ。

ご本人は照れもあるのか「ヘンなアルバム」とおっしゃってるが、
とんでもなく名盤なのである。
トーベンさんらしさが、ギュッと詰まってる。
優しいのに尖ってて、あたたかいのにせつなくて、
オマケにクスッと笑ってしまうような茶目っ気がたっぷりと
振りかけられていて。

アルバムでは鍵盤のバッキングになってる『アルマジロ』は
個人的には、ギターバージョンの方が好きだなぁ。
だって、ギターのカッティングが、めちゃくちゃ格好いいんだもん。
腹筋がムギューっとなる~。

『歩いてる』の録音は、まず、エレキギターの弾き語りを録って、
その後に、ドラム、ベースを重ねたんだとか。
ドンカマやクリックなんて無しで!
なもんで、リズムがもたってる箇所がいくつかある。
「テープがビヨーンと伸びちゃったみたいに、もたってる」
「全然、気にしてないけどね」だって。
そう、そう。
気持ち良ければいいんですよ。

それにしても、「あまちゃん」大人気だね。
とくにミュージシャンのみなさん、ご覧になってますなぁ。
トーベンさんも「あれ、面白いよね~」って。
VAN HALENの『JUMP』が流れたところを、
いたく気に入っておられましたわ。
というわけで、そのクドカン監督の『中学生円山』も
まだ見てないけど、期待を膨らませたり。
エンケンが凄いパフォーマンスを見せてるらしいからね~。
必見ですな。

最後の曲『ひねもす』
弾き始める前に、ちょっとばかり時間をかけて、
曲を思い出していた。
「似たような曲が何曲かあるから、間違いそうなんだよ」って。
あの曲のことかな?

アンコールは一回。
『ステップワゴンの歌』でした。

ダブル・アンコールを求める拍手が起こりそうになったけど、
「もう、無理。無理!」と、早々にBGMの音量を上げてもらってた。
やはり、ツアーのお疲れがあったのでしょうね。


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