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2021年5月2日日曜日

メンタリスト シーズン1 ep5~ep9

海外ドラマ、吹き替えで見るべきか、字幕で見るべきか問題。
メンタリストはDlifeチャンネルのオンエアから見始めたので、
吹き替えから入ってるんです。
配信で見るようになってからは、字幕オンリーですが。
何故なら、好きな人の声を聴きたいからですよ。
サイモン・ベイカー本人の声を聴きたいじゃないですか!

吹き替えの声優さんが嫌いなワケじゃないんですよ。
とくに男性陣は、俳優本人の声と似ていて、いい感じです。
チョウのあの低音ボイスなんて、本当にそっくりです。
ただ、ヴァンペルトの「チョウ先輩」という呼びかけだけは
なんだか違和感あるんですよね。




<EPISODE 5>
アカスギの森 Redwood

殺人事件の現場付近に、被害者の親友が現れる。彼女は血だらけであるばかりか、凶器を持っているため、明らかな容疑者と見なされるが、記憶を失っている。彼女が無罪であると判断したジェーンは、ある危険な策を講じるのだが…。

タイトルのとおりレッドウッドの森で事件が起こります。
カリフォルニア北部の国立公園辺りの小さな町が舞台のようで、
今回もチーム全員で出張です。

保安官たちは記憶を無くして発見されたニコールを
犯人と決めてかかりますが、ジェーンは違いました。
彼女を無実だと思う根拠を尋ねられて、
ためらいがちに「彼女の目だ(It's in her eyes)」
と答えています。
ある意味、サイキックらしい回答ですよね。

病院内のピアノで誰かが弾く“エリーゼのために”が聴こえてきて、
ジェーンの頭には、幸せだった頃の光景がフラッシュバックします。
そこで、音楽が記憶を呼び覚ますトリガーになると
思い付くんですが、このときのジェーンの昏い表情に
胸がギュッと締め付けられます。

取り調べはチョウが担当することが多いのですが、
今回はヴァンペルト。
いかにも女性の敵と思われる容疑者に対して、
射抜くような厳しい視線を向けますが、
その嫌悪感を露わにした顔が美しいです。
美人の怒った顔というは、迫力があっていいですよね。
そういえば、容疑者確保の現場(男子トイレ)でも、
股間に蹴り一発で倒してて、大活躍の回です。

リグスビーの食いしん坊ネタは今回が初出でしょうか?
(今回はチョウの影が薄かったなぁ・・・)

それにしれも、ジェーンの横顔が美しかったなぁ・・・。
(怯えながらも記憶を取り戻しつつあるニコールをはげますシーン)




<EPISODE 6>
冷血 Red-Handed

カジノのオーナーが殺される。捜査のため、そのカジノに乗り込んでいくジェーン。彼は、真相を突き止めるために、得意の読心術を使って犯人を罠に掛けようとする。そして、トランプの賭けで大儲けするという幸運にも恵まれるのだが…。

ネバダとの州境にあるカジノのオーナーが殺害され、
CBIが捜査を担当することに。
カリフォルニア州の法律によると、カジノに対する
規制(スロットやルーレットは禁止らしい)が多い為、
カジノは敷地内のネバダ側に設けられているとのこと。
(こうやって役に立ちそうにない知識が増えていく・・・)

ジェーンがカードゲームの強さを見せつけます。
全員揃って食事のシーンで、その秘訣について説明しています。
イカサマはなし。ただカードを全部覚えているだけ(!)と。
お馴染みの「記憶の神殿(MEMORY PALACE)」という言葉が
ここで初めて登場します。
ついでに、ジェーンがサーカスで育ったことが明かされました。

カジノで稼いだお金で、女性陣にはネックレス&イヤリング、
男性陣には腕時計(けっこう悪趣味なヤツ)をプレゼントするも、
リズボンに「これは受け取れない」と返されてしまいます。
そのときのジェーンの台詞がこちら。
「瞳の色とよく合ってるのに(look lovely with your eyes)」
何?この女性を扱いなれてる感は?
みんながいる場面なので、ロマンチックな雰囲気にはならなかったけど、
女心を揺さぶる台詞ですよね。
この色男め!
ドキドキしちゃったじゃないか!(私が!)

その食事の後、ジェーンはホテルに泊まってますね。
毎日のこととはいえ、あの家に帰るのは気が進まないでしょうから、
お金もあるし、で泊まっちゃったのかなと想像。
パジャマ(!)を着てましたが、あれはカジノ内のお店で
購入したんでしょうか?
朝まで寝付けずにもんもんとしたあと、儲けたお金を全部
寄付ボックスに入れてしまって、晴れ晴れした顔してましたね。
いいことをすると気分が良くなると、味をしめたのか、
最後にもイキな計らいしてましたよね。

ジェーンは見た目が優男なので、マッチョタイプの人に
舐められたり、馬鹿にされたりすることがよくありますが、
今回もポーカーの会場で「金髪坊や(Goldilocks)」と
呼ばれてましたね。
こういうスラングが好きなので、見つけたらピックアップしていきます。
Goldilocksは、もともと童話の主人公の名前のようです。
これが転じて金髪の美女をさすようになったみたいですが、
男性に対して「金髪のお嬢さん」と呼びかけるなんて、
かなり失礼な野郎ですわ。

事件解決後に女性にハグされるジェーン。
たしか前回もニコールにハグされてましたよね。
女性の扱いには長けてるはずなのに、なんだかぎこちないのは
人に感謝されることに罪悪感があるのかもしれません。
サイキックを騙ってた当時は、当然のように堂々と
人から感謝の気持ち(+金銭)を受け入れていましたから。




<EPISODE 7>
朱をそそぐ Seeing Red

ジェーンは、自称“霊能者”に、殺人の疑いをかけている。彼は、その霊能者が詐欺師であり殺人犯でもあることを証明するために降霊会を開き、正面からぶつかり合う。だが果たしてジェーンの推測は当たっているのだろうか?

霊能者クリスティーナ・フライ登場です。
殺人事件の謎解きよりも、クリスティーナとジェーンの
出会い、対峙、関係性が見どころとなります。

クリスティーナの霊視が悉く当たるのが気に入らず、
ジェーンは少し苛立っていて、彼女の霊能力を
信じるヴァンペルトと言い合いになってしまいます。
ヒートアップしたヴァンペルトはジェーンに
「あなたが霊や死後の世界を信じてないせいで、
奥さんや子供の声が届かないとしたら?」と言ってしまいました。
そこで冷静になったジェーンが「悲しいね」とポツリ。
それは言うたらあかんやつや・・・ヴァンペルト。

行方不明になっているトラヴィスを
留守番電話を使って暗示にかけ、うまくおびき出したジェーンに
チョウが一言「これからは疑ったりしないよ」
(I'll never doubt you again)
やっぱり今までは疑ってたのですね~。(そりゃそうだ)
あれこれと頼りになる男チョウを味方につければ、
心強いですよね。

クララの供述の中に出てきた台詞
「親は子供を守るものでしょ?」
Parents are supposed to protect their kids
これにジェーンがなんだか悲し気な表情を見せます。
きっと、娘シャーロットを守れなかった自分のことを
責められてる気分だったのでしょう。

事件解決後にクリスティーナが訪ねてきてきて、
ジェーンに亡くなった奥さんの言葉を伝えます。
「娘は死ぬ前に苦しむことはなかった」と。
ラストのジェーンの泣き顔(というより、泣き出す直前に
崩れ落ちそうになってる表情)がせつなすぎた。

もちろん、クリスティーナとの因縁は
これからも続いていきそう・・・。


<追記>
ジェーンの愛車シトロエンDS21が初めて登場してます。
お金や物に執着心のない彼が、古くて
手のかかりそうな車に乗ってるのは意外な気もしますが、
パトリック・ジェーンに似合う車であることは間違いないです。


<追記2>
Netflixで「ハンドレッド」を見てたら、ジェレミー役の
俳優さん(JR Bourneさん)が出てきましたよ。
シーズン6のラッセルです。



<EPISODE 8>
赤信号 The Thin Red Line
重要証人として法廷に招集されていたあるドラッグ・ディーラーと彼のガールフレンドが殺害される。ジェーンは、この事件の容疑者と動機について、警察とは違う見解を持っているが、真相を追求していくにつれて、驚くべき事実が明らかになっていく…。

デイビス市(サクラメントからは十数㎞の距離)での殺人事件。
お約束のように、地元市警ともめてすったもんだがあります。

取調室にサンドイッチ齧りながら登場するジェーンさん。
(この取調べに飲食物を持ち込むパターン、今回が初かな?)
容疑のかかった市警の刑事に、腕をとって脈拍を確かめながら、
きわどい質問をしていきます。
胡散臭くて「なんやコイツ?」となるのも当然ですな。
(これも頻出の芸当ですね)

そして顔面を殴られるジェーンは通算2度目ですかね?
カウントしていこうかな?
(何気に殴られるジェーンが好きだったりする)

今回一番のみどころは、赤ちゃんを抱きあげたときの
ジェーンさんの満面の笑みでしょう。
なんて可愛いいんだ!!!
また、抱いてる姿が絵になるんですよ。たまらん。
そんな視聴者の思いを制作側が察知したのか、
最後にもう一度、赤ん坊を抱いてるジェーンさんが見られます。
そのファンサショットを抜きにしても、良い結末ではありますが。

リズボンの私生活についての言及。
「私もよく嘘をつくけど気付いてないでしょ?」
というリズボンに対するジェーンの応えが↓こちら。

Sorry to burst your bubble, but you're translucet, my dear.
I always know when you're lying.
Sometimes I let you think you fooled me.
Just you don't feel bad.

さらっと「my dear」なんて呼びかけちゃってますけど、
これ、恋人とか、相当親しい間柄でないと使わないのでは?
英語得意じゃないので、このへんのニュアンスが
なかなか理解できなくて悲しい・・・。
日本語字幕ではとくに取り上げてないみたいなので、
たいした意味はないという解釈でしょうか・・・。

本題に戻ります。
感謝祭の休暇には弟たちのところに帰省すると嘘をつき、
本当は家にいて一人で映画をみて過ごしていたことが、
実はジェーンにはバレていたのです。
一応、気付かないフリして黙っていたあげただけでも
ジェーンにとっては、かなりの気遣いようです。
他の嘘も見抜かれてるのか気になって問いただそうをするも、
ジェーンの「本当に言っちゃっていいの?」というような
視線に負けて話を逸らすリズボン。
んー、それは知らない方がいいよ、きっと。

その他、レギュラーメンバーのトピックスとしては、
チョウはパイナップルが嫌いで、ヴァンペルトは
メキシカン料理が苦手なんていう小ネタも出てきましたね。




<EPISODE 9>
真っ赤な炎 Flame Red
小さな農業の町で、放火による殺人事件が起きる。そして、ジェーンとCBIのメンバーの調査によって、過去の放火事件にも共通点がいくつかあることが明らかになっていく。ジェーンたちは、そこで小さな町の人間関係を知っていくのだった…。


オープニングはリズボンとジェーンがテレパシーごっこ。
全編通しても二人の仲良しシーンが多くてほっこりします。
ラストも雨の中を車まで濡れながら駆けていくとか、
ちょっと青春ドラマっぽいじゃないですか。
こんな爽やかな演出は珍しいですよ。

さて、事件はカリフォルニア州マルケサ(?)での放火殺人。
というわけで、今回はリグスビー大活躍の回。
実は放火捜査のエキスパートだったのですね。
そして、燃え盛る炎の中に飛び込んで被害者を救出するという
ヒーローのような活躍を見せるのですが、火傷を負い、
強い鎮静剤を飲まされたために頭がまわらない状態で
ヴァンペルトに告白するという失態を犯します。
(たぶん本人は記憶ない。ヴァンペルト可哀そう・・・)

被害者は州兵の退役軍人。
「戦争から戻ってきて人が変わってしまった」そうなので
アフガニスタンかイラクへ出兵していたのでしょう。
“州兵”という響きから、州内の治安維持に特化しているのかと
思いきや、海外派兵もあるんですねぇ。
知りませんでしたわ。
この軍人さんのPTSD問題というのが
アメリカでどれほど大きな社会問題になっているのか、
ドラマや映画に登場する頻度の多さによって伺い知ることができます。

で、今回の真のテーマは“復讐(Revenge)と正義(Justice)”かな?

とあるジェーンの作戦について、リズボンは
"That's not justice. It's vengeance."と指摘しますが、
ジェーンは悪びれもせずに"What's the difference?"と返します。
自身もレッドジョンへの復讐を誓っているだけに、
殺人犯に対しては無慈悲な態度になるのも当然といえば当然です。

結局、犯人の犯行動機も復讐だったわけですが、
彼は言います。 It was justice.
その復讐を果たしている瞬間については、
It was beautiful. It was redemptive.
You wouldn't understand.
ジェーンの復讐心を煽るように満足気な表情で語っています。

しかし「復讐してやる!」と興奮する被害者の娘マディに対しては、
Revenge is a poison.
Revenge is for fools and for madmen.
と本心とは裏腹に正論で宥めるジェーン。

復讐という目的だけが生きる糧になっている今のジェーンには
そんな正論は無意味なんでしょうね。



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