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2021年5月23日日曜日

メンタリスト シーズン1 ep10~ep14

今は主要な動画配信サービスなら、どれでも
「メンタリスト」が見られんじゃないかと思います。
人気コンテンツですからね。
私はNetflixで見ています。
ネトフリのいいところは、視聴中に
字幕や音声の言語を切り替えられるところです。
これって凄く便利なんですよね。
聞き取れなかった英語の台詞を英語字幕で確認したり、
吹き替えではなんて言ってるのか?なんていうのも
すぐに確かめられたりするので助かります。



<EPISODE 10>
赤レンガの虚栄 Red Brick and Ivy
著名な科学研究者が毒殺される。第一容疑者が研究者の妻だということ、そして彼女がかつて、ジェーンの担当精神科医だったということを知り、ジェーンは、この事件に対して個人的な興味を抱く。

ジェーンの暗黒時代に担当医だったソフィー・ミラー博士が
殺人の容疑者として登場。
ジェーンとはなんとも怪しい関係を匂わせています。
リズボンも思わず「どういう関係なの?」と訊ねますが
"You don't wanna know." と思わせぶりな台詞で躱されます。
しかし、ジェーンの肩入れっぷりが目に余るので、
リズボンがキレ気味に "I think I deserve the truth" と迫り、
ついに本当のことを話すジェーン。
「隠していてゴメン」と素直に謝るのが可愛い。
言外に「信頼している君には話しておくべきだった」という
ニュアンスを感じました。
リズボンも、言いにくいことを正直に話してくれてありがとう、と。
見つめ合う二人。
ほんの一瞬ですが、二人の心が通い合ったいいシーンでした。
(偶然入ってきたヴァンペルトがバツが悪そうでした)

ジェーンの入院時のフラッシュバック映像を見てると
(フィジカルではなくメンタル面において)主治医と
患者という以上の関係だったと思われます。
もちろん、ジェーンの主観が多分に表れているので、
ソフィーがどこまでそういう気持ちを持っていたのかは不明ですが、
精神的な拠り所だったみたいですね。

そして、この再会によって二人の立場がキレイな対称を描くように
逆転します。
かつて、ジェーンを励まし、その回復を助けたソフィーを
今度はジェーンが助けることになります。
最後の別れのシーンでジェーンが発した言葉
"Good bye, Sophie. Be well." というのは、
ジェーンが退院するときにソフィーが言った台詞とまるで同じです。
(Good bye, Patrick. Be well.)

患者がドクターに特別な感情を抱いてしまうのはよくあることです。
精神科医ですから、それに気付かないわけがない。
知っていたからこそ、そのジェーンの気持ちにつけ込むようにして
捜査の依頼をしたんでしょうね。
そう思うと、ソフィー・ミラー博士ってイヤなヤツだな~。
ジェーン、こんな女にひっかかっちゃダメだよ~。
(もちろんひっかかりません)

ジェーンのお別れのキス(ほっぺにチュっ)を見ていたリズボンが
子供のように囃し立てたのは、男の子が好きな娘のことを
からかうのと同じ性質のものでしょうか。
ジェーンとしては、ダメになっていたときの
淡い恋心のようなものにきっぱりと決別した瞬間だったのでしょう。


そんなジェーンとミラー博士の対峙が、
このエピソードの主軸なのですが、
私が一番好きなシーンは、ラディカルな動物愛護団体の本拠地に
SWATが突入するところだったりします。
突入部隊と、その先にいる猫たちのまったり感の対比が
たまらんのだニャー。



<EPISODE 11>
レッド・ジョンの友人 Red John's Friends

有罪判決を受けたある殺人犯が、自分の無実を証明してくれたら、レッド・ジョンに関する情報を提供すると言う。ジェーンは、その情報を得たいがために、単独捜査に乗り出した上、CBIをやめようとするが…。

忘れた頃にやってくるレッド・ジョンネタ。
事件そのものはレッド・ジョンとは関係ありませんが、
レッド・ジョンの情報を持っているという男が、
冤罪を晴らしてくれたら、その情報を提供しようと
ジェーンに持ちかけてきます。

すでに結審している事件だけに、組織としては動けません。
当然ミネリさん、再捜査には猛反対。
だけど根はいい人なのです。
自分が休暇とってる間にきっちり片付けておくように、
報告もいっさいしてくるなよ、とチームの捜査を黙認。
いい上司です。

リズボンのみならず、チームのみんなが
ジェーンを助けようと動いてくれて、私は嬉しいよ・・・。
あんなひとクセもふたクセもあるあるジェーンが、
いつの間にか仲間として慕われるようになっていたなんて・・・。
本当に・・・(感涙)

捜査の途中から、レッド・ジョンの影が忍び寄ってきます。
それとわかるように、捜査が進展するような情報を与えてきたり、
あきらかにこちらを挑発しています。
自分に関する情報を持っているジャレッドを釈放させて、
出てきたところで消そうという魂胆ですね。
もちろん、CBIも保護体制を万全に整えていたのでしょうが、
結局は出し抜かれてしまいます・・・。

「自分のせいだ」と自責の念にかられているチョウに
「チョウのせいじゃない。全部自分のせいだ」と慰めるジェーン。
いつもより優しいじゃない・・・。

レッド・ジョンについては、
・CBIのデータベースにアクセスできるほどのITスキルがある
ということが新たにわかりましたね。
そして、わざわざ電話をかけてきて高笑いを聞かせるくらい
自信過剰のサイコ野郎だということも。
(いや、知ってたけども)



<EPISODE 12>
レッド・ラム~殺人 Red Rum

高校フットボールのスター選手が殺害される。そして、以前飼っている猫を彼に殺されたという近所の“自称 魔女”に殺人の容疑がかかる。だが、ジェーンは犯人が他にいると考え、ある罠を仕掛けて真相を探ろうとする。。

前回の失敗を少しは引きずって、落ち込んでるかと思いきや、
まったくそんな様子もなく、みなさんお元気です。

殺人の容疑者でもある“魔女”に魔術を実演してもらう為、
チョウがその生贄となります。
(もちろん、ジェーンのせい)
この設定はシリーズ後半だとちょっとあり得ないですが、
チョウが魔術をかけられたことを気に病んでしまいます。
この先どんどん鋼鉄の男となっていって、
ちょっとやそっとじゃ動じなくなっていくチョウですが、
まだまだカワイイですね。
ジェーンの取り調べを見てたときも、最後にニコっと笑ってたし、
覚醒前のチョウという感じですね。
こんなチョウが見られるのも、このシーズンくらいでしょうか。

リグスビーとヴァンペルトもいい雰囲気。
二人っきりになっても、ヘンな緊張感がなく
リラックスした楽し気にお喋りしております。
リグスビーは若干はしゃぎすぎな気もしますが。

そして、ジェーンさんの青磁色のティーカップが初登場。
このカップとソファが、この先ずーっと
ジェーンのCBI内でのお供となっていくのですよ。
最後まで忘れずに覚えておきましょうね。(←意味深)

肝心の事件の方はわりとあっさり解決しますが、
遺族の前を素通りできず、引き返していくジェーン・・・。
悲しんでいる人、傷ついてる人は放っておけず、
気にかかってしまうんですよねぇ。

エピローグ。
チョウの魔術を解く為の秘術を使うジェーン。
(インチキとか言いっこなし!)
チョウの顔に笑顔が戻ってよかったです。
これで万事解決。




<EPISODE 13>
血塗られた絵画 Paint It Red

5000万ドルの絵画が盗まれる。そして、絵画があった場所では、その絵画の所有者である石油王の義理の息子にあたる男が遺体で発見される。ジェーンが事件を捜査していくにつれて、その絵画にまつわる不可解な事実が次々と明らかになる。

エロチックなシーンから始まってドキドキですが、
アメリカのTVドラマの放送コードは厳格なので
お子様と一緒でも安心して見てられます。
(家に子供はいませんが・・・)
絶対に“ビーチク”は映りませんからね。

メンタリストマニアとしては、わりと見どころの多い回です。

まず、ジェーンが好物の「卵料理」について初めての言及。
オリジナルの台詞では、ただ "Eggs" となってますけど、
オムレツやスクランブルエッグのことを指してると
解釈していいんでしょうか?

被害者の手を見て、前職がギタリストであったことから
奥さんとの馴れ初めまで言い当ててしまうジェーン。
びっくりして「どうして、それを?」と問う奥さんにリズボンが
「観察眼の自慢です」"He's just showing off."
とピシャリと斬って捨てました。
やるなぁ、リズボン。
(今回のリズボンは、なかなか辛口です)

とある調査の為に州北部の田舎町に行くのですが、
ヴァンペルトと潜入捜査に行ってくると言い出すジェーンに
「(潜入しなくても)捜査官として行けば?」と怪訝そうに
リズボンが返すと、I was a "consultant". と、
両手でVサインをつくって指をクイックイッと曲げるポーズ。
これ「エアクオート(AIR QUOTES)」というサインだそうです。
文章の中で使われる "〇〇" ダブルクォーテーションを
会話の中で表現してるそうです。
他の人はほとんど使いませんが、ジェーンが使う場面では、
皮肉や揶揄のようなニュアンスを感じますね。

ヴァンペルトとジェーンの「年の差カップル」!!!
このロールプレイング(ヴァンペルトは断固拒否してますが)
めっちゃ面白いです。
教え子を口説いちゃった教授を演じるジェーンさん、
ノリノリで楽しんでましたね。
(オリジナルでは "seduce" と言っていて「口説く」というより
「そそのかす」という意味合いが強いようですから、
居合わせた子供連れの奥さんの顔も引きつるわけです。)

男性陣が本部にいない(嘘の)理由
 ジェーン:体調不良
 リグスビー:デート(HOT DATE)
 チョウ:キングスの試合
 ※キングスはサクラメントのバスケチーム
これを聞いてすぐに「だしぬかれた」と気付くリズボン。
(思わず Son of a b*** なんていう下品な言葉が・・・)
何も気付いていないヴァンペルトに
「ジェーンは元気だし、リグスビーはあなたが好きだし
今日はキングスの試合はない」と。
リグスビーはあなたが好きだし」にヴァンペルト「!!」
ヴ「なんで知ってるんですか!?」
リ「みんな知ってるわよ。検事総長だって知ってるわ」
ヴ「恥ずかしいぃぃぃ!!!
というわけで、
今回はヴァンペルト嬢の羞恥プレイを楽しむ回でしたね。(違!)



<EPISODE 14>
深紅の情熱 Crimson Casanova

CBI捜査官のチョウが、ナンパの名人であり偽メンタリストでもある殺人犯を捕まえようとする。チョウは、甘い言葉を女性にささやく色男に見事になりすまし、ジェーンの助けも借りて、おとり捜査に乗り出すのだが…。

↑このリード文、かなり的外れなんですけど大丈夫ですか?
ワーナーさん・・・。
偽メンタリストなんて、どこにも出てこないけど???

第一容疑者の自称“ナンパ師(PICK UP ARTIST)”が
ぜんぜんイケメンじゃないし、モテそうな要素がないのですが、
そこが警戒感を抱かせないポイントなのでしょうか。
私にはまったくわかりません。
絶対にジェーンの方がモテるはず・・・。
ナンパ師のポールが言う“落とす”為のキーワードは
軽視(CONTEMPT)、支配(CONTROL)、刺激(EXCITEMENT)の三つ。
これについて「ゆきずりのセックスをカジュアルに楽しむ為の
テクニックにすぎない」とジェーンが言っています。
以前ジェーンが言ってた「愛(LOVE)」と「優しさ(AFFECTION)」
の真逆の言葉ですもんね。
それなのに、ヴァンペルトの気を惹きたいリグスビーは、
これを試そうと冷たい態度をとって彼女を怒らせてしまいます。
リグスビーの必死さ(と単純さ)が伝わってきますね。
どんな手を使ってもヴァンペルトを振り向かせたいんだなぁ、と。
きっと報われるときがくるよ。(と、神の目線で教えてあげたくなる)

知事とも懇意という被害者の夫がまぁ、いけ好かないヤツ。
そもそも被害者である奥さんが寂しくて浮気に走ったのも、
この夫のせいなんですよね。
体裁ばかり気にして悲しむ素振りも見せないないし・・・。
ジェーンはこういう思いやりのない、傲慢な権力者が大嫌いですね。

チョウの潜入捜査はまず、着替えるところから。
うん、シーズン1のチョウはまだ少し線が細いし、
ストライプ柄のシャツもチープで、オシャレ感ゼロですからね。
(後々もっとマッチョ体形になって、白のワイシャツが似合う
クールガイになっていくのですが・・・)

イヤモニでジェーンの指示どおりに女性をナンパするのですが、
チョウらしく率直な物言いが好感度をあげていきます。
リグスビーはそれが気に入らないみたいでしたが、
ジェーンも「悪くない手だ」と認めています。
そう、どんなトリックよりも誠実さが人の心を動かすもの。

ジェーンがポールに「いい加減に目を覚ませ。
今も君を愛してる人がそこにいるだろう」と言う台詞。
これ、この台詞、シーズン6くらいのジェーン自身に
言ってやりたくなりますが、それはまだ先のお話です。





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