ページ

2011年10月29日土曜日

Golden Circle vol.16@日本武道館

Golden Circle vol.16
ジュンスカ×ユニコーン
2011年10月26日(水) 日本武道館
JUN SKY WALKER(S)/UNICORN
Guest:子供ばんど
Opening Act:OKAMOTO'S
開場17:30 / 開演18:30
指定席¥7,800 サイド・バックスタンド指定席¥7,300




えーっと、まず最初に言っときますが、
私、ジュンスカもユンコーンもまったく通ってないのですよ。
世代的には、バンドブームの申し子でもおかしくない筈なのに、
私のバンドブームはブルーハーツとパーソンズの2ndアルバムくらいで
ブッツリと終焉しとるんだなぁ。

そんなわけで、このゴールデン・サークルのお目当てはもちろん、
子供ばんど!
次いで、OAのオカモトくん達。
そして一人参戦。
つまり、どう考えても客席で浮きまくるであろうこと必至!
・・・と、そんなこと考えてたら、行くのが億劫になってきて、
足取りも重く、武道館へと向かったのである。

席は、2階東スタンドの後ろの方。
席についたら、まずロケーションを確認。
ステージをほぼ真横から見下ろす、超俯瞰。
そして・・・アンプちっちぇー!ドラムセットちっちぇー!
アリーナの人達が豆粒・・・よりはちょっと大きいかどうか。
この距離でトーベンさんを見ることになるとは・・・。
なんか、せつないなぁ。



最初に主催者の呼人が出てきて、
ゴールデン・サークルの趣旨を説明。
ベテランと中堅と若手、各世代を繋ぐ催しにしたいということらしい。
なかなかいいと思う。
過去のラインナップを見ても、チャボやら友部さんという
ステキな名前があがってて、センスいいな~と思った。



OKAMOTO'S
超俯瞰なので、ドラムのレイジがよく見えて(豆粒だけど)嬉しいな。
予想どおりではあるが、アウェイだよね~。
少なくとも、私の周りで私以上に盛り上がって踊ってる人はいなかった。
このアウェイ感が、私に火を点けるのだ。
始まるまで、あんなに気が重かったのがウソみたいに吹っ切れて、
浮きまくろうがなんだろうが、周りなんか気にせずに、
好き勝手に楽しんでやるわい、と開き直ってしまった。

彼らは若いわりにアウェイ慣れしてるっぽいし、
たぶん、いつもと変わらず熱いパフォーマンスを見せたと思う。

あまりにステージが遠くて、全体をボーっと眺めてると、
何がなんだかわからなくなる。
見たいところに気持ちを集中させて、じぃーっと見つめないとダメなのよ。
というわけで、フロントのショウにはなかなか目がいかない。
ま、いつものことなんだけど。

レイジは白目むいたり(ステージ上の大型ビジョンで確認)
足上げたりしながら、バカスカと暴れ太鼓を叩き、
ハマくんは不動で、とびっきりのグルーヴを弾き出している。
このリズム隊のバランスがいいんだよな~。
ここから生まれるグルーヴは、本当に気持ちいい。

武道館の端っこ、というと音響的にはかなり厳しいはずなんだけど、
思ったほど酷くはなかった。
若干ギターの音が低かったような気はするが。


笑って笑って
恋をしようよ
欲望を叫べ!!!


セットリストは3曲!
OAだから、仕方ないとはいえ、あっちゅう間でしたわ。



JUN SKY WALKER(S)
本当に申し訳ないくらいに、ジュンスカって興味がなくて、
曲もまったく知らないのだよ。

初めて観たジュンスカは・・・いかにも、な、バンドブームのサウンド。
ビート・パンクっていうの?
なんていうか・・・苦手なタイプだ。
PAのせいなのかもしれないけど、音も薄く感じた。
でも、過去のヒット曲(私は知らないけど)を並べたセットリストの中、
ただ1曲だけ演った新曲が、一番輝いていたなぁ。
『シンフォニー』だったっけ?
昔のジュンスカには、全然惹かれなかったけど、
完全復活を宣言して、未来に向かって踏み出した彼らには心を動かされた。
そういうことなんだろう。

ただ、宮田さんのMCはムダに長い。
そのせいで初日はかなり押したらしく、今日は短めに、なんて言ってたけど、
それでも充分、長かったな。
案の定15分押したらしい。



UNICORN
去年、フェスで何度か観てるし、
そのときに気合入れて、少しばかり予習なんてしちゃったものだから、
ジュンスカよりも知ってるのだ。ははは。

ユニコーンは、好き嫌いは置いといて、変態エンタメ・バンドなので面白い。
何が変態かっていうと、フォーメーションがコロコロ変わるところ。
それが、このバンドの魅力なんだろう。
いつの間にか川西さんがステージの前に出てきて
ラップのマイクパフォーマンスをやってのけてて、
あれ?ドラムは?と見ると、OTが叩いてた。
そーいや、余分にドラムセット組んであったっけ。

ユニコーンはみなさん芸達者。
とにかく、盛り上げ上手。
途中、ジュンスカメンバーも出てきて、
「スカイのMC、長くな~い?」で大盛り上がり。
私には上手く説明できないので、詳しくはナタリーあたりのレポをどうぞ。

この日の武道館でも、一番ユニファンが多かったと思われる。
びっくりしたのは、手旗。
あれはユニコーンのツアー・グッズなのか?
会場中の人があれを持ち出して振り初めたので、WAO!でしたわ。

あっ、川西さんのドラムは凄かった!



子供ばんど
呼人と純太の「We Love 子供ばんど!」という呼び込みで、
ゆうさん、タニヘイさん、トーベンさんがステージへ。
あああっ!い、い、衣装がっ!!

前日のツイートとか見て、上下赤のパターンだと知って、
じゃあ、今日は白Tバージョンかなぁ・・・と予想してたのに。
みなさん、オサレ(!?)でカラフルな30年前の子供ばんどファッション!?
トーベンさん、帽子にピンクの花(?)つけてる。きゃーーー!
そして、右の肩辺りにに黄色いフサフサした羽みたいなの付けてる?
きゃーーー!!!
す、す、す、素敵すぎる。
だけど、遠すぎてよく見えない。
誰かっ、私に双眼鏡、プリーズ!もっと近くで見せて~!(心の叫び)

ひとり興奮しまくりで、隣のお兄さん(たぶんユニファン)、
ちょっと引いてたと思うわ。

そうこうしてるうちに、JICKがアリーナ席の後方から、
ヘルメット・アンプをかぶって駆けてきた。
まったく、やってくれるぜ。
着ているのは赤白ボーダーT。
JICKほど、このボーダーが似合うヤツはいないだろうなぁ。
センスがどう、とか、そんなのカンケーなく、それがJICKだもん。

そうか。
中止になってしまった11月3日のライブの為に
用意されてた衣装だったのかもしれないなぁ。

ミニギター&ヘルメット・アンプのパフォーマンスをひとしきりやって、
さぁ、1曲目は・・・とはじまったのは『I'M SO HAPPY』
なんか意外。


I'M SO HAPPY
頑張れ子供ばんど
マンモスの唄
ロックンロール・トゥナイト
踊ろじゃないか


おわかりかと思いますが、
“nemuri EYE”はトーベンさんにロックオンなので、
JICKがあっちへこっちへ動いてるのはわかってたけど、
ちゃんと見てなかったりする。
すいません。
だってね、こんなに遠目で、豆粒くらいの大きさにしか見えなくても、
ベースを弾くトーベンさんの姿は、めちゃくちゃカッコイイのよ。
ネックの方に顔を向けて胸をぐっと反らす、あの立ち姿。
あー、もー、惚れ惚れする~。
そういえば「トーベン!!」という声援(すべて野郎の声)が、
あちこちから上がってたわ。

それにしても、私の向かい側の西スタンドが羨ましかったな。
ずっと西向きにアピールしてたもんなぁ。いいなぁ。
・・・はっ!!
ひょっとして、東向きは、タニヘイさん担当?
ひょっとして、私、タニヘイさんのアピールに気付かなかった?
ひょっとして、無視してしまった?
・・・だとしたら、本当にごめんなさい。(反省)

『マンモスの唄』
いやー、トーベンさん、よく声出てましたわ。

純太と民生も入って『ロックンロール・トゥナイト』
子供ばんど大好き!な二人が、すっごく楽しそうにギター弾いてた。
ええ、視界の端っこだったけど、わかるくらいにね。

『踊ろじゃないか』は、ジュンスカ&ユニコーンはほぼ全員と
ショウが出てきて、若干グダグダ気味に盛り上がる。
途中、JICKがギター弾きながら、
「できた後輩を持ったおかげで、武道館のステージに戻ってこれた」
と、感謝の気持ちを語った。
なんか、いいなぁ。



アンコールは、
この日の為に呼人が書いた曲『R&R TRAIN』
ゆうさん、川西さん、小林さんのトリプル・ドラムに、
ベースはトーベンさんと呼人、ギターは・・・大勢で。
いい曲だったなぁ。
子供ばんどに対するリスペクトの気持ちとか、
ロックンロールに対する思いがこもってて、グッときた。

JICKがピカピカ照明付きのフライングVを持って出てきて、
『サマータイム・ブルース』
ショウや宮田さんまでギターを持ってて(繋がってないけど)、
おや、川西さんまで?
気付いたら、レイジと交代してた。
ベースはトーベンさん、EBIくん、ハマくんというフォーメーション。
そのベース軍団(ってJICKが言ってた)の中で、
トーベンさん楽しそうだったなぁ。
たぶん、ハマくんのこととか可愛くって仕方ないんだと思う。

ギターソロを全員で回していって、
ついにベース軍団のところにも順番が回ってきたんだけど、
EBIくんのベースは繋がってなかったので、
JICKのヘルメットアンプに繋いで、
みんながマイクを差し出して音を拾いつつ、ソロ。
次は、なぜか、ちゃんと繋がってたはずのハマくんのベースも
そのヘルメットアンプに繋ぎ変えて、ベースソロ。
もう、なんだかわけがわからん。

最後には、ドラム以外の全員がステージ前にずらりと並んで、
かなり壮観なことになった。
しかも、みんな笑顔、笑顔、笑顔。
楽しそうだわ~、いや、こっちも楽しいのだが、
それでも、ステージ上の人達には敵わないわ。

テンション低く足を運んだ武道館だったけど、
なんだかんだと、結局、始めから最後まで通して楽しんでしまった。
全く、主催者の思惑通り、見事にはめられたので、
締めの挨拶の後、深く頭を下げた呼人には、心からの拍手を送った。

2 件のコメント:

  1. 愛とリスペクトとのある対バンのレポ、楽しみにしていました!

    呼人さんには、女王様もおもてなしをして頂きましたよ♪ZEPPのライブDVDを見ましたが、ゆず×呼人に囲まれて楽しそうに歌う女王様・・・ハンパない歓待ぶりに、正隆氏では引き出せない姿を見た気がしました。呼人、やるなぁ~☆

    OAのオカモト君達が、アンコールに登場っていうのも心憎い!とてもアットホームで、本当に武道館なの??と思っています。

    返信削除
  2. >サフィレットさん
    そうなんですよ。
    呼人、凄い人なのかも。
    ルックスも音楽も好きなタイプではないんですけどね。
    アラバキでチャボと共演したときといい、今回といい、
    なぜか、感動させられてしまうんですよ。
    呼人の思うツボに嵌ってて、なんかシャクなんですけど。

    返信削除