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2012年6月13日水曜日

フラワーカンパニーズ~春チェスト初夏チェスト2012(仮)~@HEAVEN'S ROCK VJ-2

フラワーカンパニーズ全国ワンマンツアー 
~春チェスト初夏チェスト2012(仮)~
2012年6月9日(月) HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
開場17:30/開演18:00
前売¥3,300/当日¥3,800 ※drink別



6月9日ロックの日。1年ぶりの宇都宮。
あの忌まわしき「チケット忘れ事件」から、もう1年ですわ。
未だ自分の粗忽は改善されてる気配もないけれど、
チケットだけは2度と忘れないぞ~!(あれから既に1回やらかしてるけど)
というわけで、今回はリベンジ!
前回食べ損ねたから、今回は絶対、餃子たべるぞー!と、
はりきって3時間の鈍行列車の旅へ出たのだった。
チケット、確認、よしっ!



久しぶりのG前、4列目あたりにスタンバイ。
売れっ子ローディーのQ太郎はいなかったな。

下手からメンバー登場。
だいたい、まあ、皆さんいつものいでたちですわ。
が、竹安。
ウワサの五分袖シャツ、色はライトグレー?
ダメだ・・・その微妙なボケた色合いは似合わないんだよ!
顔色悪いんだから、もっときれいでハッキリした色じゃなきゃ!
袖も・・・なんだか気持ち悪い長さだし。

本人曰く、衣替えまでは、五分袖で通すらしい。
五分袖キャラ(!?)ってことでしょうか?

あっ、圭介はまた一段と引き締まったのか、やつれたのか、
顔がシュッと、ほっそりしていて、目が二重のキラキラだったな。



一発目から『恋をしましょう』で、ぶち上げる。
グレート前にいるおかげで、ベース音が気持ちよく響いてくる。
こんなにがっつりとグレートを見たのは久しぶりなんだけど、
本当によく動くし、よく歌っている。
少し下がってオフマイクで歌っているときの陶酔した表情がツボ。
グレート・・・面白い。

さて、指弾きなのに色っぽくないGの謎ですが、
やっぱり、ストラップの長さが第一かな~。
ファンク系のベースの人のように位置が高いと萌え度は低いよねぇ。
左手にズームして見ていると、指輪がセクシーさを醸していなくもないのだが、
どうしても視野に入ってくるオーバーオールと素肌。
オマケにびーちくがチラ見えだったりするけど、
それ、セクシーとは真逆の方向へ行ってるから!
あと、自由すぎ!
なんていうか、ストイックな香りがしなさ過ぎなのだなぁ。

なんて、さんざんなこと書いているけど、貶してるわけじゃないのよ。
Gのベース、大好きだもの。
世界で2番目に好きなベーシストですから!


本日「春チェスト!初夏チェスト!」ツアーのセミ・ファイナル!
と言ったものの、やっぱりちゃんと言えてない圭介。
わざわざ“セミ・ファイナル”を“ファイナル・イブ”と言い直して、
一日前の方が盛り上がるもんなんだよ。
みんな、クリスマスとクリスマス・イブ、どっちが好きなんだ?
と、あまり説得力のない理論を披露していた。

MCは総選挙ネタ。
誰を応援しているのか。
圭介は「本当に誰もいない」
グレートは、一応、名古屋だからSKEのダブル松井。
竹安は、大分に住んでたことがあるから指原・・・と思ったけど、
ぜんぜん好みじゃなかった。
ミスコニは「シノハラ」・・・誰?
「ほら、マリコ様だよ」「それ、シノダだよ!」
本気で間違えてて、照れるミスコニ。
圭介が「あの娘たちが、全員裸になって目の前に居ても〇〇〇〇から!」
と、中学生レベルの下ネタを口にすると、Gに
「おまえ、その言葉を言いたかっただけだろ!」と厳重注意されていた。

この日のチケットはソールドアウトだったらしい。
メンバー全員、とても気を良くしていた。
なにしろ、1年前の宇都宮はびっくりするくらいの熱気で、
G的には去年のベストライブだったらしい。
宇都宮と相性がいいのかも。

しかし、ソールドアウトのわりには全然押しがなくて、
もう少しギュッとなってもいいかな、と思ってしまうくらい。
男子率が高くて、最前の圭介前にズラーっと男性が並んでいて、
「男子が多いのは嬉しいんだけど、俺の前だけはやめて」
「オンナにモテるためにバンドやってるんだから」だそうです。

ヌードコア、今日もきた。
あれ?今日はグレートは跳ばないのね。
ま、いいや、替わりに私が跳んだから。
そうなの、ぜんぜん押しがなく、全くのストレスフリー。
完璧に好き勝手に踊らせてもらった。
そこから続けて、丑三つ~ベルボトム、という
暗黒時代セットに狂喜!

サッカーの本田圭佑の話題になり、
誰かが話す「けいすけ」という言葉に、つい反応してしまう鈴木圭介。
ちなみに、Gにとっての4大ケイスケは
「本田圭佑・鈴木圭介・桑田佳祐・鳳啓助」だって。
並びは若い順。

「グレート」なんて、他にはいないからいいよね~、と圭介。
しかし以前、対バンの物販スタッフが商品チェックをしていて、
「えーっと、黒と、グレイと・・・」というフレーズに
ビクッと反応してしまったことがあるらしい。



『ロックンロール』
ずっと流れていた「ロックンロールがある時止まった」というのは、
人生の一場面として誰にもある挫折のことを指しているのだと思っていた。
しかし「暖かな春を待たずに」止まったということは、
3.11のことではないのか。

確かにあの日を境にして、何もかもが変わってしまって、
生きていく上での価値観がひっくり返ってしまった。
実際にテレビやラジオからロックンロールが消えた日々があった。
圭介はあの日のことを歌っていたのだ。

ロックンロールの止まった日、灯りの消えた世界の中で、
きっと考えたのだろう。
この世界に自分の歌は必要とされているのか。
音楽は役に立つのか。ロックンロールって何なのか。
そのとき出た答えの一つが、この曲なのかもしれない。
そう考えると、この歌がグッと近付いて聴こえてきて、
さらに心の奥の深いところへ突き刺さるような気がした。

続けざまに『吐きたく~』という曲順にはまいった。
泣けと言われてるようなもんだ。
不器用な天才ソングライター鈴木圭介の真骨頂ソング。

まったくのフィクションなど書けるわけもなく、
自分自身の弱さやくだらなさを赤裸々に綴りながらも、
誰もが抱えている普遍的な想いへと昇華させていく。
聴き手に寄り添うのではなく、自分の方へと引き摺りこんでいって、
鈴木圭介という生き方を擬似体験させられてしまうのだ。

だから、フラカンのファンはみんな“鈴木圭介”化しているんだよ。
まだ気が付いてない人、気を付けてね。(←何に?)


圭介がアコギをセッティングして、
「夏の歌ではないんだけど」と『夏の空』
たしかに、イメージとしては冬っぽい。
白い息を吐きながら、夏の青い空に思いを馳せている感じだね。
竹安のボトルネックが胸を締め付けるような音色を奏でる。
チェスト!×3のアルバムに入ってる地味曲たちは、
このツアーが終わったら、めったに聴けないんだろうな~。
地味曲マニアとしては寂しいな。


メンバー紹介。
竹安「えー、梅雨入りに入りました・・・」と、すかさず噛み付く圭介。
「梅雨入りしました」か「梅雨に入りました」が正しい。
まぁ、その通りなんだけど、ねちねちと指摘されてめんどくさくなったのか
「ごめんなさい」と素直に謝っちゃった。
G「竹安、昔は『ゴメリ』て言ってたよな」
圭介は竹安に「ゴメリ」と言われたら、何でも許せちゃうらしく、
4時間押さえたリハスタに、残り1時間のところで現れた竹安が
「ゴメリ」と言って謝ったときも、許せたそうだ。

ミスコニ・・・いつものことだけど、まったく覚えてません。
ゴメリ!

G「今回ソールドアウトしたから、次はここで2DAYSをやろうかと思ってる」
相当、宇都宮を気に入っているらしい。
ただ、関東でも、ずっと行けてない場所があって、
物販でもよく「高崎にも来てください」とか言われるんよ。
・・・ん?どっかで聞いた台詞だな。
私の隣の隣にいる群馬県人のSさんが、去年のベリテンの物販ブースで
グレート社長に直訴したよね?
今のGの台詞は、絶対、こっちに向けて言ったな。
恐るべきGの記憶力に脱帽。
予想はしてたけど、本当にお客の顔をしっかり認識してるんだな~。

「4人揃ってフラワーカンパニーズ!」からのベースのイントロ。
『脳内百景』キャーー!!
ラスト・スパートいくぜ!BABY~踊ろう~♪
ここから定番のフリが多いセトリが続く。
さあ、老体にムチ打っていくZE!

『チェスト』大好き。
私の中では『ヌードコア』と並ぶ、フラカン・パンクの名曲。
両曲とも尺の短さがパンキッシュで素敵なのよ。
最初からぶっ飛ばして呆気ないくらいにバッサリ終わるところが、
パンク魂に火を点けてくれるんだよね~。
と、ぜんぜんパンク小僧ではない私が言うのもなんだけど。

『終わらないツアー』で終わるというのは、フラカンらしいな~。
明日のいわきでチェストツアーは終わるけど、来週もまたライブはある。
ツアータイトルが変わるだけで、ずっとライブを続けるフラカン。
旅する実家だな。
あぁ、愛しくて抱きしめたくなる。

目をキラキラと輝かせて、サビでマイクをフロアに向ける圭介に、
この先も、ずーっと、ずーっと、ネバーエンディング・ツアーでお願い!
という思いを込めながら、大声で歌った。


アンコールは2回。
『真冬の盆踊り』は、ついに定番化してきた“カッコいいVer.”だった。
Gが「どうだ、カッコいいだろ?」と言いたげなドヤ顔しながら弾いていた。
しばらくは、このバージョンが続きそうだな。

『YES~』のイントロで、突如として荒れ狂うフロア。
凪の海でのんびり航海してたのに、いきなりハリケーンに遭遇したみたいな。
でも、イヤじゃないよ、こういうの。
体はギュウっと押されて窮屈になるのと反比例するように
心がふわーっと自由になるような解放感。
ピースサインを高く掲げながら、きっと、この上なく幸せそうな顔してる私。
ふと気付くと、目の前にG。
あー、今日も無防備なアホ面をチェックされてしまったな。

この一曲だけで汗だくになり、すっかり燃え尽きた。
いつもならトリプル・アンコールを期待して粘るところなんだけれど、
今日はこれでいいや、と思えたので早々にドリンクバーの列に並んだ。
もう十分、お腹いっぱい。



店を出て時間を確認すると、まだ20時20分。
ということは、ライブは2時間強というところか。
フラカンにしては短かったんだ、とちょっとビックリ。
だって、物足りなさなんて感じなかったのに。
こんなに密度の濃いライブをやるなんて!
フラカン、また腕を上げたのかな。



恋をしましょう
ラララで続け!
切符
馬鹿の最高
NODE CORE ROCK'N'ROLL
丑三つのライダー
BELLEBOTTOM JACK
煮込んでロック
ロックンロール
吐きたくなるほど愛されたい
深夜高速
夏の空
この胸の中だけ
感情七号線
脳内百景
あの日見た青い空
チェスト
終わらないツアー

元少年の歌
はぐれ者讃歌

真冬の盆踊り
YES,FUTURE



というわけで、今回は珍しく“featuringグレートマエカワ”でお届けしました。

6 件のコメント:

  1. やっぱりストラップの長さでしたね。
    それと、あのフットワークの良さもね~。
    でも、グレートにセクシーさは求めていないので、(nemuriさんもでしょ!?)楽しくて、気持ちの良い音を響かせてくれれば、それでOKです。

    去年に続いて、今年もハジけた宇都宮の夜。
    次回の2daysのホテルのロケハンもしっかりして来ましたので、ご安心あれ。

    HEAVEN'S ROCKは良いハコですが、来年までにはエアコンフィルター問題をなんとかして頂きたいものです。
    ハクション!

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    1. >りーさん
      グレート、というか4人ともですが、彼らに足りないのは色気ですね。
      本人たちも言ってますからね。
      まあ、実家なんですから、ドキドキして緊張してしまうほど色っぽいと困っちゃうなぁ。
      リラックスして寛げるくらいの親近感であって欲しいです。

      さぁ、宇都宮2daysはいつ頃かな~。

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  2. ウフフフ、ニヤニヤして読みましたよ~。
    記憶が新しいので目に浮かぶ~。
    本当は筋トレしているけいすけがギュッと引き締まったみたいに、
    ライブがギュッと濃厚になった気がするんですよ。
    MCは相変わらずダラダラだけど。

    竹安、一時の気の迷いではなく、
    本当に五分袖を愛しているのですね。
    丈も色も間違ってるけど。
    グレーっぽいの、薄紫の広島PARCO五分袖専門店(←と本人が思い込んでいる)購入品かもしれません。
    普通ならセクシーになるはずの行為(肩紐落ち、びーちくチラ見え)が、
    グレートにおいては反作用を起こすことについて、
    激しく同意いたします。

    そして、
    人生で一番今、
    けいすけが好きになってしまいました。
    この気持ちをどうしたらいいでしょう?

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    1. >tokageさん
      竹安の五分袖、薄紫だったかも!
      きっと広島で買ったシャツですよ。
      衣替えまでは、ずっと五分袖で通しそうな気配でしたけど、何着くらい用意してるんでしょうね。
      気になる~。他の五分袖も見てみたい~。

      MCが極端に減ったとも思えないんですけど、全体的には濃厚になりましたよね。
      どこまでも進化し続けるフラカンにちょっぴり感動させられてます。
      圭介には「好き」とはっきり言ってあげて下さい。
      褒めて褒めて、もっと伸ばしてやって~。

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  3. ライブが始まってすぐに、G先生がじっと私を見ていました。何やら、いつもの出席確認とは違う…。その答えが分かったのは、あのMC!お互いに、記憶の糸を手繰り寄せるのが難しいお年頃。思い出すまでに、ちょっと時間を要したのだと思っています。

    G先生の演奏をじっくり堪能したのは初めてです。いやぁ~、本当に面白い!!上下左右共に、尺取虫的な動きだなぁーと眺めてました。良く言えばキュートでもありますが、あの演奏をかき消すくらいコミカル(笑)ときめかないまでも、愛すべきベーシストであることが判明しました。

    フラカンの歌に真摯に向き合うnemuriさんの感想に、いつもながら胸を打たれております。そうしてまた、フラカンを聴きたくなるのです。

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    1. >サフィレットさん
      あれは明らかに、サフィレットさんに向けたメッセージでしたもんね。
      高崎に行く気がないわけじゃないんだよ、という。
      気長に待ちましょうね。

      ベーシストもいろんな種族がおりますよね。
      エロい人もいれば、コミカルな(?)人もいる。
      肌の露出度はそんなに変わらないのに、不思議なもんです。

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