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2012年6月21日木曜日

世にも奇妙な物語

十代の頃、好きな人ができると、
その人がどれほど素敵か、とか、彼のこういうところが好き、とか、
誰かれかまわず「ちょっと聞いてくれる~?」と、喋りたくなったものだ。
そうしても、まだ飽き足らず、日記につらつらと書き込んだりしたね。

あれから数十年経った今も、まだ同じようなことやってるわけだ。
こうやって、ネット上でね。



前の記事に書いたとおり、自分へのプレゼントとして買ったCDを
少しずつ聴き込むつもりでいたのだが、早々に躓いてしまった。
こればっかりリピートしてしまって、先へ進めなくなってしまったのだ。
原因はコレ ↓


LIVE GOLDEN TIME/奇妙礼太郎

どうやらまた落ちてしまったようだよ。
カンタンな女だと自分でも呆れてしまうさ、まったく。


まず一曲目の『天王寺ガール』で、早くも打ちのめされてしまう。
ソロの弾き語り音源で、ギターと歌だけというサウンドは
素っ気ないほどのシンプルさ。
そのシンプルさ故に、ガツーンと響くのだ、ヴォーカルが。
そのせつなさに、思わず涙腺が緩む。
なんと力強くせつない歌声なのだろう。

『サン・トワ・マミー』は、そのハマりっぷりが素晴らしい。
聴き手に語りかけるような歌い方は、シャンソンの本質そのもの。
彼が歌うのに相応しいこと、この上ない。

ライブ音源ならではの特典で、MCも聴くことができて、
これがまたいい。
ごくごく普通の大阪のにいちゃんなのである。
ああ、懐かしいなぁ。大阪弁。


私は、いわゆる“上手い”ヴォーカルというやつが苦手だ。
自分の歌の上手さに酔っているのがイヤというか、
上手く歌い上げることに気を取られているのが伝わってくると、
途端に興醒めしてしまうのだ。
そういうんじゃないんだよ、私が求めてる歌は。

じゃ、何を求めているのかと言われると困ってしまうのだが。

礼太郎くんの歌を聴いていると「これか」という気がしてくる。
「これが私の求める歌じゃないか」と。
とにかく自由なのだ。
メロディーもハーモニーも軽々と飛び越えていくような
そんな自由さが、彼の歌にはある。
楽しくて仕方ない、それを皆と共有したい、そんな思いが聴こえてくる。
まったく稀有なヴォーカリストだなー。


・・・と会社の行き帰りの電車で聴きながら、
そんなことを取り留めもなく真剣に考えていた。
つまり、まぁ、惚れたってことなんだろうな~。



で、家に帰り着いて、テレビをぼーっと眺めていたら、
このCMが、ふと目にとまった。
明治製菓ファルマ 企業CM 『家族はチーム』篇
正しくは、耳にとまった、かな。

ララララ~♪とスキャットで流れるメロディは「聖者の行進」か。
しかし、この声、聴いたことあるような・・・。
でもクレジットが出ないので確認できず。
いやー、でも、この歌い方は礼太郎くんだよなー。
それとも、なんでもかんでも好きな人に結び付けて考えてしまうという
“恋する乙女”現象が起こっているのか?
企業のHPにも、BGMの音楽についての説明は一切ないし、
確かめようがないんだよなぁ。
どなたか、ご存知の方いらっしゃるでしょうか?
情報求む!
(・・・とか書いてたら、翌日、公式にインフォメーションが出た模様)




↓ オマケ



小芝居をするパンダ師匠が楽しそう!

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