<25周年ツアー第三弾>
フラカン結成25周年 ~ほぼ対バンtour~
『シリーズ・人間の爆発スペシャル』 ※ワンマン
11月1日(土)山口@LIVE rise SHUNANN
open17:30/start18:00
前売¥3600 / 当日¥4100 (ドリンク代別)
溜めたマイルを使っての遠征。
“ほぼ対バンツアー”のうちの対バンじゃない日を狙い撃ち。
本当は、翌々日の松山も行ければよかったんだけど、
遠征で3泊は、ちょっとしんどいのよねぇ。
小雨が降ったりやんだりする、フラカンらしい天候(フラカン日和?)
の中、ライブハウスへGO!
いい感じにギュっとした小さいハコで、ステージも低め。
千葉LOOKとか、久慈UNITYみたいな雰囲気で、
これはグレート社長の好みに合いそうだなぁ、と思っていたのだが、
どうやらその通り、気に入ったみたいだった。
3列目あたりで観てたから、圭介は見えたり見えなかったり。
グレートも見えたり見えなかったり。
なのに、竹安までの視界はすこーんと拓けていたのだ。
もう、びっくりするくらい綺麗に。
一曲目の『チェスト』の歌い出しの第一声で、
圭介の声が掠れてるのに気付いたときは、少し血の気の引く思いがした。
連チャンの二日目とかなら仕方ないと思えるけど、
前日はライブしてないのに・・・。
広島キャンペーンで喋り過ぎたのか?
結局のところ、終盤に向けて少しずつ声の出が良くなっていって、
最後には、心配してたことすら忘れてしまってたけど。
ガラスの喉を持つボーカリストだけに、こちらの反応も
過敏になってしまうのだよ。
つまりは、愛だ。愛!
『夜空~』の間奏でマイクを落とす圭介。
拾った後、歌い始めるまでの間、じっと見つめていた。
マイクが凹んでないか、確認してたみたい。
そこんとこナーバスになってるのかもしれない。
『SO LIFE』のときに、すんごい怖い顔で圭介を凝視しながら
ビートを刻むグレートからは目が離せなかった。
真剣なのはわかるんだけど、ちょっと怖すぎですよ、社長。
新曲の『地下室』は、ヌードポエムっぽい語るような歌ののせ方。
はっきりと聞き取れなかったけど、サビでは
「大事なもの」が自分の中(頭の中?)には「ない」ということが
わりと執拗に繰り返される。
じゃあ、どこにあるのか?・・・という答えが、歌の中にはない。
最後の最後に『元少年~』みたいなオチがあるんじゃないかと
みんなの期待を引っぱっといて、挙句にオチなし!斬新!
問題提起しといて、あとは各自で考えなさいってことなんかねぇ。
或いは、平成の卑屈王的に解釈すれば、
「自分のような卑小な存在の中に、大事なものなんてあるわけないだろ?」
という自虐なのかもしれない。
曲調は、タイトルから連想するほど重たいわけではないので、
それも又よし、という雰囲気だったが。
竹安が、コードをジャララ~ンと鳴らして『吐きたく~』へ。
今回のツアーでは、セトリのレギュラーになってるようで。
今日みたいに喉が絶好調ではない圭介が歌うと、
いつもより鬼気迫るものがあって、脳天まで痺れてしまう。
毎回思うことなのだが「全部さらわれていけ、バイバイ♪」って、
どこに向かってのバイバイなのだ?
私には、正気の淵から飛び立とうとする瞬間のバイバイに聴こえて、
行かないで!と、手を伸ばして圭介をつかまえたくなる。
メンバー紹介で、竹安が話してる間、無意識なんだろうけど、
ずっとSGをいじってたのが印象的だった。
いつもそうだったっけ?
ギターを少し立て、ボディーを右ひざに乗せるようにしながら、
左手はコードを押さえて運指したり、右手でアームを揺らしたり。
膝の上の猫を無意識に撫でてるような、そんな感じで、
知らず知らずに、いとしい愛器を撫でているのだろう。
山口で初ワンマンということで、山口トーク。
九州へ移動するときに高速を走っているときの、山口県の長いこと。
走っても走っても、まだ山口県といった感じらしい。
しかもトンネルが多く、運転手の目の為に車内灯は点けないことに
なってるらしいフラカン号の中では本が読めなくて、
圭介はすごく手持ち無沙汰なんだとか。
だから、山口県に対する印象は良くなかった。
でも、それが、一気に挽回。
今まで「ワースト1」だった山口県が
「ヤフーランキングの1位になった!」だそうですよ。
・・・ちょっとおかしな日本語で力説してた。
グレートが「この中で山口県の人は?」とフロアに挙手を求めると
20人程度が手を上げる。意外に少ない。
(実際は手を上げなかった人もいるだろうから、
もう少しは多くいたんじゃないかと思うけど)
「じゃあ、隣の広島とか九州の人は?」
今度はかなり多めに手が上がった。
その様子を見つめるGは、念入りにマーケティングする
経営者としての顔だったな~。
「4人そろって、フラワーカンパニーズ!!!」
からの『煮込んでロック』
私が気付かないうちに、竹安はギターを本妻に持ち替えてたらしい。
ついさっきまで、あんなに愛しげに二号さんを愛撫してたくせにっ!
『ヌードコア~』→『イエス~』という本編ラストは、
完全燃焼して終われるところがいい。
気持ちいいっ!
アンコールはダブルで終わりかと思った。
もうSE流してたし。
なので、前線から離脱して、フロア後方の物販コーナーへ。
その間も、大勢の人が「アンコール!」を要求して手を叩いていた。
どーするかなー?と、後ろから見守ってると、
ステージライトが点き、歓声が上がる。
メンバーが出てきた。
さっき「また来るから!」と言って、ステージを捌けていったけど、
まさか、こんなに早く戻ってくるとは思わなかった・・・と。
フロアの粘りで勝ち取ったトリプルだとは思うけど、
メンバーが、このハコとお客さんの雰囲気を気に入ってくれて、
気を良くしてるからこそなんだろうね。
オマケで聴けた『~ハタチ族』は、まさにプライスレス。
良い〆めだったなー。
チェスト
夜空の太陽
SO LIFE
モンキー
切符
はぐれ者讃歌
地下室
孤高の英雄
ロスタイム
ビューティフルドリーマー
吐きたくなるほど愛されたい
感情七号線
エンドロール
煮込んでロック
恋をしましょう
NODE CORE ROCK'N'ROLL
YES,FUTURE
深夜高速
ロックンロール
終わらないツアー
真冬の盆踊り
俺たちハタチ族
終演後の物販で、徳山駅には新幹線の駅があるという、
マーケティング上、かなり重要な事項を社長に伝えられてよかった。
きっと、フラカンはまた山口へ来るだろう。
待ちに待ったレポートありがとうございます。
返信削除ほぼ同時に仕上がりましたね。
nemuriさんの目線でもうひと楽しみできました。
実にフラカンらしいハコで、またあそこでやってほしいです。山口県体感5時間のGに、福岡から小一時間で行けることが伝わってよかったです。
ではまた、どこかでフロアのセッションをしましょう。
>tokageさん
返信削除書こうと思ってて抜け落ちてしまったことが沢山あります。
tokageさんが熱く濃く書いてくれてよかったです。アルシンドの件とか諸々・・・。
きっとまた、何処かのフロアで良いセッションを!