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2014年11月4日火曜日

フラカン結成25周年~ほぼ対バンtour~ 『シリーズ・人間の爆発スペシャル』@LIVE rise SHUNANN 

<25周年ツアー第三弾>
フラカン結成25周年 ~ほぼ対バンtour~
『シリーズ・人間の爆発スペシャル』 ※ワンマン 
11月1日(土)山口@LIVE rise SHUNANN 
open17:30/start18:00
前売¥3600 / 当日¥4100 (ドリンク代別)



溜めたマイルを使っての遠征。
“ほぼ対バンツアー”のうちの対バンじゃない日を狙い撃ち。
本当は、翌々日の松山も行ければよかったんだけど、
遠征で3泊は、ちょっとしんどいのよねぇ。

小雨が降ったりやんだりする、フラカンらしい天候(フラカン日和?)
の中、ライブハウスへGO!

いい感じにギュっとした小さいハコで、ステージも低め。
千葉LOOKとか、久慈UNITYみたいな雰囲気で、
これはグレート社長の好みに合いそうだなぁ、と思っていたのだが、
どうやらその通り、気に入ったみたいだった。


3列目あたりで観てたから、圭介は見えたり見えなかったり。
グレートも見えたり見えなかったり。
なのに、竹安までの視界はすこーんと拓けていたのだ。
もう、びっくりするくらい綺麗に。

一曲目の『チェスト』の歌い出しの第一声で、
圭介の声が掠れてるのに気付いたときは、少し血の気の引く思いがした。
連チャンの二日目とかなら仕方ないと思えるけど、
前日はライブしてないのに・・・。
広島キャンペーンで喋り過ぎたのか?

結局のところ、終盤に向けて少しずつ声の出が良くなっていって、
最後には、心配してたことすら忘れてしまってたけど。
ガラスの喉を持つボーカリストだけに、こちらの反応も
過敏になってしまうのだよ。
つまりは、愛だ。愛!

『夜空~』の間奏でマイクを落とす圭介。
拾った後、歌い始めるまでの間、じっと見つめていた。
マイクが凹んでないか、確認してたみたい。
そこんとこナーバスになってるのかもしれない。

『SO LIFE』のときに、すんごい怖い顔で圭介を凝視しながら
ビートを刻むグレートからは目が離せなかった。
真剣なのはわかるんだけど、ちょっと怖すぎですよ、社長。

新曲の『地下室』は、ヌードポエムっぽい語るような歌ののせ方。
はっきりと聞き取れなかったけど、サビでは
「大事なもの」が自分の中(頭の中?)には「ない」ということが
わりと執拗に繰り返される。
じゃあ、どこにあるのか?・・・という答えが、歌の中にはない。
最後の最後に『元少年~』みたいなオチがあるんじゃないかと
みんなの期待を引っぱっといて、挙句にオチなし!斬新!
問題提起しといて、あとは各自で考えなさいってことなんかねぇ。
或いは、平成の卑屈王的に解釈すれば、
「自分のような卑小な存在の中に、大事なものなんてあるわけないだろ?」
という自虐なのかもしれない。
曲調は、タイトルから連想するほど重たいわけではないので、
それも又よし、という雰囲気だったが。

竹安が、コードをジャララ~ンと鳴らして『吐きたく~』へ。
今回のツアーでは、セトリのレギュラーになってるようで。
今日みたいに喉が絶好調ではない圭介が歌うと、
いつもより鬼気迫るものがあって、脳天まで痺れてしまう。
毎回思うことなのだが「全部さらわれていけ、バイバイ♪」って、
どこに向かってのバイバイなのだ?
私には、正気の淵から飛び立とうとする瞬間のバイバイに聴こえて、
行かないで!と、手を伸ばして圭介をつかまえたくなる。

メンバー紹介で、竹安が話してる間、無意識なんだろうけど、
ずっとSGをいじってたのが印象的だった。
いつもそうだったっけ?
ギターを少し立て、ボディーを右ひざに乗せるようにしながら、
左手はコードを押さえて運指したり、右手でアームを揺らしたり。
膝の上の猫を無意識に撫でてるような、そんな感じで、
知らず知らずに、いとしい愛器を撫でているのだろう。

山口で初ワンマンということで、山口トーク。
九州へ移動するときに高速を走っているときの、山口県の長いこと。
走っても走っても、まだ山口県といった感じらしい。
しかもトンネルが多く、運転手の目の為に車内灯は点けないことに
なってるらしいフラカン号の中では本が読めなくて、
圭介はすごく手持ち無沙汰なんだとか。
だから、山口県に対する印象は良くなかった。
でも、それが、一気に挽回。
今まで「ワースト1」だった山口県が
「ヤフーランキングの1位になった!」だそうですよ。
・・・ちょっとおかしな日本語で力説してた。

グレートが「この中で山口県の人は?」とフロアに挙手を求めると
20人程度が手を上げる。意外に少ない。
(実際は手を上げなかった人もいるだろうから、
もう少しは多くいたんじゃないかと思うけど)
「じゃあ、隣の広島とか九州の人は?」
今度はかなり多めに手が上がった。
その様子を見つめるGは、念入りにマーケティングする
経営者としての顔だったな~。


「4人そろって、フラワーカンパニーズ!!!」
からの『煮込んでロック』
私が気付かないうちに、竹安はギターを本妻に持ち替えてたらしい。
ついさっきまで、あんなに愛しげに二号さんを愛撫してたくせにっ!

『ヌードコア~』→『イエス~』という本編ラストは、
完全燃焼して終われるところがいい。
気持ちいいっ!


アンコールはダブルで終わりかと思った。
もうSE流してたし。
なので、前線から離脱して、フロア後方の物販コーナーへ。
その間も、大勢の人が「アンコール!」を要求して手を叩いていた。
どーするかなー?と、後ろから見守ってると、
ステージライトが点き、歓声が上がる。
メンバーが出てきた。

さっき「また来るから!」と言って、ステージを捌けていったけど、
まさか、こんなに早く戻ってくるとは思わなかった・・・と。
フロアの粘りで勝ち取ったトリプルだとは思うけど、
メンバーが、このハコとお客さんの雰囲気を気に入ってくれて、
気を良くしてるからこそなんだろうね。

オマケで聴けた『~ハタチ族』は、まさにプライスレス。
良い〆めだったなー。



チェスト
夜空の太陽
SO LIFE
モンキー
切符
はぐれ者讃歌
地下室
孤高の英雄
ロスタイム
ビューティフルドリーマー
吐きたくなるほど愛されたい
感情七号線
エンドロール
煮込んでロック
恋をしましょう
NODE CORE ROCK'N'ROLL
YES,FUTURE

深夜高速
ロックンロール
終わらないツアー

真冬の盆踊り

俺たちハタチ族



終演後の物販で、徳山駅には新幹線の駅があるという、
マーケティング上、かなり重要な事項を社長に伝えられてよかった。
きっと、フラカンはまた山口へ来るだろう。



2 件のコメント:

  1. 待ちに待ったレポートありがとうございます。
    ほぼ同時に仕上がりましたね。
    nemuriさんの目線でもうひと楽しみできました。
    実にフラカンらしいハコで、またあそこでやってほしいです。山口県体感5時間のGに、福岡から小一時間で行けることが伝わってよかったです。
    ではまた、どこかでフロアのセッションをしましょう。

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  2. >tokageさん
    書こうと思ってて抜け落ちてしまったことが沢山あります。
    tokageさんが熱く濃く書いてくれてよかったです。アルシンドの件とか諸々・・・。
    きっとまた、何処かのフロアで良いセッションを!

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