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2011年2月20日日曜日

【読書メモ】センセイの鞄/神の子どもたちはみな踊る


しばらくライブの予定がない。
当然、ブログに書くネタもない。
私の日常なんて、本当に空虚なものなのよ。

あっ、大阪野音は、前向きに検討中。
たぶん弾丸ツアーになると思うけど。
出不精の私だが、フラカンのためとなるとフットワークが軽い。
恐るべき、フラカン・マジック。




「センセイの鞄」 川上弘美


流行とかサブカルに疎いんでけど、
この本って、数年前に流行ったんだって?
あとがきで知ったんだけど、
中高年のオジサマ方がこぞって読んでたとか。
年をとっても、まだまだ捨てたもんじゃないぞ、
と、ラブロマンスに憧れる気持ちがあるということか。

なんなんでしょ、この心地良さ。
センセイとツキコさんとの間にある温もりが、ただただ気持ち良く、
反対に、センセイのいない場所、
実家や同級生に連れて行かれたバーで、ツキコさんが感じる
居心地の悪さが手に取るようにわかってしまう。

最後に残された鞄の、なんとも言えない虚ろさが
悲しくて仕方ない。





「神の子どもたちはみな踊る」 村上春樹


けっこう前に読んでしまったので、記憶がすでに曖昧。

阪神大震災に絡んだ六編の話。
最後の二つが好きだな、村上ワールドで。

「かえるくん、東京を救う」は、もろ村上ワールド。
かえるくんの生真面目なキャラがコミカルでいい感じ。
だけど、その最期には、涙。

「蜂蜜パイ」は、ラブ・ストーリーだ。
主人公は不器用な男。
はっきりいって、こういう不器用な男が好きな女は多い。
もちろん、私もダメンズ好きだからね。

クマの話が出てくるところは、アーヴィングの影響なのかな?
そして私は、こうしてクマの出てくる話にも弱い。

このクマさんの話、可愛らしくていいお話。
蜂蜜パイを焼くクマって、なんてキュート!

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