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2011年8月12日金曜日

勝手にEXNE~MUSIC FOR TOHOKU Vol.2@渋谷クラブクアトロ

勝手にイースト・バイ・ノースイースト
~MUSIC FOR TOHOKU Vol.2
2011年 8月11日(木)渋谷クラブクアトロ
19:00開場/19:30開演
入場無料 (入場時に¥500-/1DRINK)
出演:友部正人 / 湯川トーベン / 今野英明 /
イノトモ / 小野一穂/ サカモトトシユキ/
ピアニカ前田/ ALOHA
ホスト:バンバンバザール




というわけで、順序が前後するけれど、
EXNEのチャリティーライブでクアトロへ行ってきた話から。


前回のVol.1のときは、東京が大停電になるという噂で、
そりゃもう、帰宅するのに四苦八苦してたような頃でしたな。
そんな状況だったので、もちろん私は行けなかったよ。
後日、Ustの配信は見たけどね。

そんなわけで、電力不足のため照明も最低限にして、
音響機器も使わない生音のみのライブが
敢行されたというのが、前回。
今回は、節電・・・って本当に必要なの?という疑問もあるけれど、
たまには、生音で聴く音楽もいいでしょ?
ということで、電力うんぬんは置いといての全編生音ライブ。

機材がなくても、音がちゃんと聴こえるように
ミュージシャンはステージじゃなくて、
フロアに立って演奏するので、とても近かった。



小野一穂
お名前聞くのも初めて。
ギター弾いて足踏みしながら歌ってた。
間奏でハープを吹こうとしたら、Keyが合わなくて
「あれ?」という表情したから、ハープのKeyを間違っちゃったのね、
と思ったんだけど、なんとカポの位置を間違ってたらしい。
「よく声が出たなぁ」と自分で感心してたよ。
まっすぐな瞳で、まっすぐに歌う可愛らしいお兄さんでしたね。



ALOHA
まだ福岡から出てきたばかりという男性デュオ。
ハーモニカホルダーをセットしようとしたら、
金具が硬くて動かなかったらしく、
バンバン福島さんが手伝ってたら・・・折れた!
なんていうアクシデントもありあました。
軽快で陽気な歌とギターが格好よかったね。



イノトモ
ミス・ピアニッシモでしたわ。
体の線も細いし、声も繊細。
観客はみんな、全身を耳にして聴いてたんじゃないかな。
最後の曲にゲストで登場したヴァイオリンの玉城亜弥さん、
この人がスゴイ。
打ち合わせ一切なしで、大きく目を見開いて
アドリブで合わせていく様がとても素敵。
そして、この後もたびたび呼び込まれて大活躍の玉城さん。



サカモトトシユキ
いわきで農業をされてるらしい。
震災でたいへん苦労されてるようです。
今日も常磐道を車でとばしてきたとか。
バンバン福島さんに「今日も快調にどもってるねぇ」と、
つっこまれていたけれど、
うまい言葉が見つからず、もどかしげに一言一言を発する姿は、
飾り気がなく純朴で、まぶしかったなぁ。
彼の歌が、また土臭くて素晴らしかったんだな。
しかし、その歌を凌駕するほどだったのが、
ムラシゲさん(この方もいわきから来られたみたいです)のギター。
見てくれは、そこら辺の一杯飲み屋で明るいうちから
呑んだくれてそうなオッサンという風情。(失礼!)
なんだけど、ギターがスゴかった。
ブルースを歌ってるのよ、ギターが。
カッコよかったな~、ムラシゲさん。



ピアニカ前田
女性の方と二人でツイン・ピアニカ。
ちょっとびっくりしたんだけど、
ピアニカって、ブルースハープみたいにベンドできるの?
確かに、ベンドしてるように聴こえたんだよな~。
ジブリの曲を中心に。
トトロの『さんぽ』という曲を「みなさんで歌って!」
と言われたのだが、私、この歌知らない・・・。
歌えなくてゴメンなさい。



湯川トーベン
いよいよトーベンさん登場。
今日のギターは、ギブソンJ-50。
(そーいえば、昨日もJ-50の音を聴いたんだよなぁ)
『僕はカラス』を淡々と歌い上げ、
「老人施設へ行ったときに歌えなかった曲をやります」
と、『天国行きのバス』
「私のテーマソングをやります」と『バンドマン・ブルース』
ここで、ヴァイオリンの玉城さんを呼び込む。
堂々としたパフォーマンスを見せてくれました、玉城さん。
本当にスゴイ人だ。
最後は『ひょっこりひょうたん島』で、
暇な(!)バンドマン達がずらりと登場で、盛り上がる。
こういう、人の使い方がうまいんだよなぁ。
あっ、もちろん今日もセクシィでしたよ、トーベンさん。



今野英明
ここでトイレタイム。ごめんなさい。
最後の方だけ観た。
今野さんは夏らしく(?)浴衣で、ウクレレ。
サポートはピアニカ前田さんでしたね。
最後に『デイドリーム・ビリーバー』
またもや、暇な(!)バンドマンがゾロゾロと登場。
なぜか、ずらっと並んでステージに腰掛けて演奏。
すごくアットホームな雰囲気で、楽しかった。



友部正人
憧れの友部さん、生で観ることができて感動。
やっぱり、この方は詩人でした。
メロディーにのせて歌っているのに、
まるで詩の朗読を聴いているような気がしてくる。
あの独特の歌い方のせいなのか、
言葉が私の胸に飛び込んでくるようだった。
震災のことを歌った『日本に地震があったのに』という曲、
インパクトの強い言葉が使われていて、ドキッとしてしまうが、
その世界観は、絵本のように幻想的で美しい。
まっすぐに前を向いて歌う友部さんの瞳は、
どこか遠い世界を見つめていた。



バンバンバザール
もはや説明不要の最強ジャグバンド。
バンバンの奏でる音は、ハッピー以外の何ものでもない。
モニタースピーカーがないので、互いの音を聴くために、
3人がギュッと真ん中に集まって演奏する姿が
すごく絵になってて、グッときた。

アンコールもあったんだけど、
すでに11時をまわってたので、泣く泣く退散。




このEXNEのチャリティーライブは、
これからも定期的にやっていくそうです。
クアトロの閑散期である2月、8月あたりだとか。

ドリンク代500円で、こんなライブが楽しめるなんて。
バンバンバザールはじめミュージシャンの方々と
クアトロの皆さんに感謝して、
僅かばかりですが、募金させてもらいました。
募金も続けていくことが大事。

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