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2012年4月28日土曜日

フラワーカンパニーズ~春チェスト初夏チェスト2012(仮)~@千葉LOOK

フラワーカンパニーズ全国ワンマンツアー 
~春チェスト初夏チェスト2012(仮)~
2012年4月23日(月) 千葉LOOK
開場18:30/開演19:00
前売¥3,300/当日¥3,800 ※drink別



あかんっ!
煮込み過ぎて、煮詰った。
みなさんが読みたいようなレポではないと思うよ、これ。
そして、無駄に長い!



2ヶ月ぶりの“実家”への里帰り。
場所は、約2年前の「被りなし2days」以来の千葉LOOK。
あのときもフロアが熱かったんだよなぁー。
今回もやっぱり、オーディエンスが熱くて、圧がすごい!
都内のライブと客層が違うんだろうか?

ちょい押しでメンバー登場。
竹安は今日もパリッとしたシャツ。
今後はこの路線でいくのか?
もうデレーっと首周りの伸びたTシャツは着ないのだろうか?
だとしたら、ちょっと寂しい。
あのトビウオTシャツとか、もう一度見てみたいなぁ。
ミスコニは黒のツナギ、圭介はフレッドペリーのチェックのシャツ。
グレートの裸オーバーオール姿に春を感じたぜ。

さーて、今日はどんな曲から挑んでくるのか。
かかって来い!と身構えて待つ数秒間。
圭介がタイトルを言ったのだが、よく聞き取れない。
んん?聞き覚えのあるイントロ。
『フェイク~』だ!
おやまぁ、珍しいとこから攻めてくるなぁ。
この後、切符→チェスト(ここは鉄板)からの『スマイル』。

んん?スマイル~!?
そうか。
今日はフラカン結成の日。
つまり、フラカンの23歳のお誕生日ってぇことで、
古い曲もじゃんじゃんセトリに入れてきてるのか。

私のの位置取りは、ほぼセンター2列目あたり。
圭介が柵に足をかけて身を乗り出すと、手の届く距離。
あまりの近さに、圭介以外を見るなんて絶対無理。
ひょいっと顔を斜め上に向けると、
目の前30センチの所に圭介の顔があるんだもの。
手を上げたときに当らないように気を遣ったよ~。
よそ見したら、圭介の顔にパンチ入っちゃいそうだから。
竹安のギターがなかなか見られない、ううぅ・・・なんて思ったのは束の間。
飽きることなく、圭介を堪能しましたよ。
歯の検診かっ、てくらいに奥歯の詰め物までキレイに見えたし。
というわけで、今日は指フェチ封印か。

4曲1セットが終わって、MC。
グレート曰く「ルックは音がいい。全国でも3本の指に入るくらい。」
ただステージが低いので、圭介が・・・。
天井も低いので、
「布袋さんだったら、頭ぶつかるんじゃない!?」
「ずっと、こうやって(と頭を斜めに傾げる)歌うんじゃない」
と、ルックに来たら必ず布袋ネタになってしまう圭介&グレート。
「一回、本当に来てもらおうよ!」

で、2セット目。
脳内→ヌードコア→センチメンタルエンジン(!!!)
なにーーー、この流れ!
やばい。
こりゃ壊れるしかない。
かなりの圧がかかる中、それでも目一杯飛び上がる。
だって、圭介と一緒に飛びたいんだもん。

今日は、Gのベースの音がよく聴こえるな~。
これって、ベースアンプの音が直に聴こえてるんじゃないのか?
グレートの「ルックは音がいい」発言に納得しつつ、
とびっきりグルーヴの効いたベースラインに踊らされた。

再びMC。
『センチメンタルエンジン』の入っているアルバム「怒りのBONGO」と
「Prunes & Custard」は、迷ってる頃に作った。
「どっちに行くのかわかんなくなってた頃だね~」
「でも、今聴いてみるとカッコいいんだよ。」
「なんか色気があるよね。オレ(圭介)のヴォーカルが(!)」

今日が、ちょうど結成23年の記念日ということで、
「ありがとう!」と竹安やミスコニに向かって感謝する圭介。
いやー、こんなの普段は言えないからさ~。
ず~っと言えなかった言葉がある~♪・・・と、歌うたいのバラッド。

そういえば『人にやさしく』のサビもちらりと歌ってたな。

フラワーカンパニーズの結成23年の記念日ということで、
今までの全てのアルバムの中から最低1曲は選んでいる。
と、圭介が喋ると、
G「えっ!?もう、言っちゃうのー?早いよ!」
どうやら、打ち合わせでは、終盤でネタを明かすはずだったらしい。
G「鈴木は、すぐに喋っちゃうから」と、
一昨年の400万ボルトのときの「松本さん事件」を持ち出していた。
(※こちらの詳細は、当ブログのアーカイブでどうぞ!)

新曲『煮込んでロック』は、かなりカッコいいロックチューン。
途中、ベースオンリーになるところがあって、
そこからギター→ドラム、さらには圭介のハープと、
それぞれに聴かせどころが繋がってたように思ったけど。
早く、もう一度聴いてみたい。

新作のTシャツも「STEW ROCK」
しばらくは「煮込んでロック」というがキャッチフレーズになるらしい。
「フラカンってどんな感じ?」と訊かれたら
「んー、煮込んでるみたいよ」と答えるとか。
圭介が「23年間、火を絶やしてません!」とドヤ顔をキメる。
にもかかわらず、次のアルバムに入るかどうかはわからないとか。
それくらい、いい曲が量産されているということなのか。


『ロックンロール』は聴くの2回目かな。
こちらは、感動的なナンバー。
心臓の音を模して、ドラムのキックだけが響くところとか、
ベタと言われりゃそうなんだけど、かなりグッとくる。
人生のバックグラウンドにいつもロックンロールが流れている、
というような歌詞なんだけど、本当にそうだな~って。
最後に「ロックンロール!ロックンロール!・・・」と
コーラス(というか、オーディエンスに歌わせる感じ)が入って、
そもそもロックンロールって何ぞや?となる。

音楽のジャンルだとか、ファッションだとか、
そういうことではなく、“ロックンロール”という言葉の響きから、
私が感じるのは「今を生きている」ということ。
生きていることを実感すること、確かめ合うこと。
だから、音楽だけに限らず、
力強く今を生きる人を見ると「ロックやなぁ」と思ったりする。

話が逸れたけど、
フラカンの新曲『ロックンロール』を聴いて、
そういうことを想起させられたわけだ。
で、目の前で真っ直ぐな目をして歌ってる圭介を見て、
「ロックやなぁ」と思って、ちょびっと涙が出たりなんかして。

圭介がモズライトをセッティングして、
「年をとるってことは~♪」とフロアの奥を見ながら、
「後ろの壁に寄っかかること~♪」
そして、右の壁、左の壁、と続けた後、
「柵に肘をついてつまらなそうにしてること~♪」と言うべきところ、
“ヒジ”を“ヒザ”と言い間違えてしまった。
そこですかさず、グレートが「年をとるってことは~♪」
「ヒジとヒザを間違えること~♪」とうまいこと拾った。

地味曲マニアな私は『年をとるってこと』が大好き。
何がいいかって、ギターの音がたまらなくいい。
このギターソロが歌ってるのよね~。
さすがにここは、頑張って竹安の方をのぞきこんで見てしまったよ。

『深夜高速』については前から言ってるけど、
私はこの曲が、みんなが言うほどの名曲だとは思っていなくて、
こればっかりが取り上げられたりすることに違和感を感じているのよ。
だって、他にもいい曲いっぱいあるじゃん!って。
それでも、この曲の注目度が高くて、
フラカンの代表曲であることには間違いないのだろう。
メンバーの気持ちが入っているのはもちろんのこと、
見せ場というか、聴かせどころを心得た素晴らしい演奏で、
ライブを重ねて大切に育ててきたんだな~、というのがわかって、
そこのところに感動させられてしまうんだよなぁ。

メンバー紹介。

竹安は、23才で大学を辞めた。(一浪)
けど、バンド界も学歴社会だよ~、と圭介に言われてた。
早稲田卒業した人がバンドやるなんてあり得ない、とも言ってたけど。

ミスコニ「23年もバンドで楽しくやれてて、幸せです」
いいよなー小西は。
俺なんて曲作ってるし、こっち(G)は金数えてるし、大変なんだよ。
小西なんて、骨折ってるだけじゃない。
G「いや、小西も大変だよ。折ったの治さなきゃいけないから」

グレートはウィレム・デフォー似。(ほうれい線が)

そして、怒涛の終盤戦。
押されながらも、圭介の顔を見上げながら頑張った。
やりきった。



アンコール。
勘のいい人なら気付いてると思うけど、
まだ一曲も演ってないアルバムがあります、と言われても、
えーっと何だろう?勘が悪いし、疲れてきてるので、思いつかない。
デビューシングルです!と、圭介がハープを鳴らし始めた。
『孤高の英雄』
精一杯の大きい声で「がんばれー!けいすけー!」と叫ぶと、
なんかスーッと爽快な気分になれるんだなぁ。



本日のヨサホイコールは、なんとミスコニも担当。
さすがに竹安はやらなかったけど。
一番のヒットは、グレートの
「俺LOOK、鈴木LOOK、竹安LOOK、小西LOOK」かな。
オーディンエンスも、なかなか頑張ってついていってたね。



2回目のアンコールの後も、
アンコールを求める拍手は鳴り止まず、トリプルアンコールで
『サヨナラBABY』
大団円に相応しい、ピースフルなナンバー。
ラーララーというオーディエンスのコーラスに乗せて、圭介が叫ぶ。
「これから先、20年、30年、40年、ずっと続けていく!」
「俺たちは死なないから、死ぬなよー!」
「長生きしよー、お互いに!」
やっぱりそうだ。
生きることがロックンロールなんだよね?
真上を見上げるようにして、圭介の顔を見つめながら、泣いていた。
この瞬間が私のロックンロールだ。




フェイクでいこう
切符
チェスト
スマイル
脳内百景
NODE CORE ROCK'N'ROLL
センチメンタルエンジン
煮込んでロック
ロックンロール
この胸の中だけ
涙よりはやく走れ
年をとるってこと
はじまりのシーン
深夜高速
YES,FUTURE
捨鉢野郎のお通りだ
ラララで続け!
終わらないツアー

孤高の英雄
恋をしましょう

はぐれ者賛歌
真冬の盆踊り

サヨナラBABY



・・・とセトリを書いてて気付いてしまった。
全部のアルバムから選曲してると公言していたけれど、
「俺たちハタチ族」から一曲も演ってないじゃないか!
おーい!社長!
こりゃ、重大なミスじゃないのか?

4 件のコメント:

  1. 待っていました、ありがとうございました。
    nemuriさんのレポを読んでいて、またあの夜の興奮が蘇り、一人で悶絶しております。

    笑ったり泣いたり、踊ったり歌ったり、ハラハラドキドキしたりと、フラカンのライブシチューはいつも「具」が多めですね。

    それにしても圧巻のセトリ。
    あ~、堪能しました。

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    1. >りーさん
      たいへんお待たせしてしまって申し訳ありませんでした。
      あいかわらず、後半がグダグダで端折り気味になっておりますが、お許し下さい。
      年のせいか、集中力が続かなくて。

      今回、私の方が後で入ったのに、りーさんよりも前に出てしまって申し訳なかったです。
      あんなに圭介を堪能できたのは、りーさんのおかげですね。
      ありがとうございました。

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  2. なんだこれー楽しそう-!
    猛烈に熊本への期待が高まる!
    フェイク始まりとは妖しいですね。
    ハタチ族のおまけがいっぱい付いてる方に、
    フェイクが入っているようです。
    もしかして、フェイクが2枚兼ねていたとか!?

    深夜高速は同感です。
    でも、これを聴きに来ている新しいお客さんもいらしゃるから、
    すべきなんでしょうね。
    そしてどんどんフラカンの深みにはまればいいさ…フフフ。

    さて!モンキーの日ですよ!

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  3. >tokageさん
    モンキーの日、おめでとうございます!

    きっと、熊本も盛り上がると思いますよ~。
    ずっとレコーディング漬けだったせいなのか、
    メンバーがライブを楽しんでるような感じもしました。
    まぁ、いつも楽しそうではあるんですけど、今回はとくに!
    いっぱい期待してて下さい。

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