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2012年4月17日火曜日

夜のストレンジャーズ@Red Cloth

夜のストレンジャーズ ワンマンショー!!
4/14(土)新宿 紅布
OPEN 18:30 / START 19:00
前売り ¥2,500 / 当日 ¥2,800 (税込・1ドリンク別)



雨の土曜日。
桜ももう終わりだというのに、ちょっと寒い。
しかし、昨日のライブの興奮で、体の芯はまだ熱を持っている。
はりきってパンダTを着ていくのだ。



お客さんの入りは、キャパの6~7割といったところか。
もっと入ればいいのにな~、とは思うけれど、
ギュウギュウで動きがとれないほどになるのは嫌だ。
そうなったら、つまらないだろうな~。
ごめんなさい、利己的発言ですね。
まあ、今日のところは、自由に踊れるスペースがあって、いい感じ。

下手よりに立っていたせいか、ベースの音がよく聴こえた。
マキ子さんは、スナップをきかせてピッキングをするんだな。
まるで、ギターのストロークプレイのようだ。
それが、スラップベースのように響くときがあって、
面白いなぁ、と思ってみていた。


最初の3、4曲目くらいで、なぜだか不意に
「夜ストを好きで良かったなぁ」と、
泣きたいような感傷的な感情が溢れてきた。
理由なんかないのかもしれないけれど、
自分なりにその理由を探ってみると、
テツオさんとマキ子さんのリズム隊の息が、
素晴らしく合っていたことに、感動してしまったような気がする。

マキ子さんが加入して、最初のステージが半年ほど前か。
その時も、息が合ってない、なんて思わなかかったし、
演奏に違和感を感じることもなかった。
でも、今日のプレイを観ていると
「仕上げてきたな~」と感じずにはいられない。
レコーディングをしたということも大きいのかもしれないな。
とにかく、密に、細かいところまでピタリとはまっていて
とても気持ち良かったのだ。

こうやって書くと、ライブ中にひどく頭を使っていたように
思われるかもしれないけれど、すべて後付けで考えたこと。
実際、その場ではむき出しの感情に支配されてる獣だから。
体で感じたことを、後から無理矢理、言葉にしてるだけ。

ただ、この時の「好きで良かったなぁ」という感情は本物。
理屈抜きの本物だ。


『おまえを離さない』はブルースだなぁ。
好きだなぁ。
こういう渋~い曲、もっともっとやって欲しいなぁ。
ミウラさんの声によく合うんだよ。

その他の新しい曲も、ラブソングばかりで、
「このご時世じゃ、ラブソング以外作れませんよ」
というミウラさんの言葉には頷くしかなかったな。


途中でギターアンプのトラブル。
一瞬、音が出て、直ったか・・・と思われたのだが、やっぱり駄目で、
結局、お店のアンプを使うことになった。
「こっちの方がいい音だね!」と言ってたけど、
翌日のライブはどうするか、気にしていた。
ミウラさんは、心配性だから。
山羊座のA型(あー、聴き馴染んだ響き!)だから。
そういうギタリスト、他にもいらっしゃいますよ。

小声でテツオさんに「明日どうしようか?」と相談したら、
「後にして」と言われたとか。
そりゃそうだ。


「カポ使ってラクしようかなぁ」とミウラさん。
珍しい!と思ったら、
「マキ子が歌います」って!!
おおぉーー!マキ子さんがメインヴォーカル!
そうか、ミウラさんが作った曲を、
マキ子さんのキーに合わせるためのカポね。
で、新曲の『あなたとシャララ』
マキ子さんは、歌うときキラキラしてるなー。
寡黙にベースを弾いてるときとは、表情が全然違うのよ。

「あなたと似かよった夢をみる」というような歌詞があったのだが、
この「似かよった」というところ、
「同じ」ではないところに、グっときた。

二人の人間がまったく同じ夢をみることは難しい。
というか、厳密に言えばあり得ない。
同じものを見ているつもりでもいても、それは幻想であって、
結局のところ、似かよった別々のものを見ているのに過ぎない。
それをわかっていても、自分以外の他者と、
似かよった夢を共有したいという願望を抱くのが人間の性なのだ。
だから、恋なんてものは、どれもせつないのだ。

あ、これも後付けの感想。
実際は、ただ、キラキラしながら歌うマキ子さんに見惚れてただけ。


ファクトリーガール→ホームタウンボーイ→新しい町
この流れ、完璧に私を泣かしにかかってるよね。
そうとしか思えん。
ええ、もちろん、見事に泣かされましたよ。

『新しい町』は泣きながらも一緒に歌って、
希望の光は、そう簡単に見えてこないけど、
その先を曲がったところにそれはあるのかもしれない、
という気配を感じた。
だから、それが嬉しくて、涙が出るんだよ。


そんな涙を乾かしながらの『泥の川』
テツオさんのドラムが力強い。
そうだな、私たちは泥の川へ漕ぎ出してしまったんだな。
先へ進むしかないのだ。

・・・なんてことも、後付けだな。
ここから先は、もう、思考停止。頭は空っぽ。
音に身をまかせていただけだ。
踊ったり弾んだりしながら、ときどき獣の咆哮のように声を上げ、
今この瞬間、汗臭く生きてることを楽しむだけ。
みんな好き勝手に踊って、ぶつかり合ったりしながらも笑顔。
楽しくてしょうがないって感じ。
周りのすべてが愛しく思える、この感じ。
夜ストのライブに何度も足を運んでしまうのは、
この瞬間のためなんだ。



アンコールの最後『俺が便所に~』は、
「俺が便所に行ってる間に 再稼動したのはどいつだ!」
と歌詞を替えて歌っていたよね。
そういうの、じゃんじゃん言っていいと思うよ。



Down On The Road
トラブルボーイズ
(I Set My)Soul On Fire
お前を離さない
ソウルバーニングラブ
砂浜
テレサ
そばにいて
Woke Up Crying
Rollin' Stone
ブギ大臣
Gimme Gimme
Still Crazy
OH!Rain
小さな恋人
あなたとシャララ
ブギウギカントリーボーイ
グッドラックと言おう
最終バス
ファクトリーガール
ホームタウンボーイ
新しい町
泥の川
Let's Twist Again
サムクックで踊ろう
ソウルフリーター

ヤング&ヒッピー
Big Fat Saturday Night
俺が便所に行ってる間に俺のビール飲んだのどいつだ


セットリストは、ツイッターに写真を上げてくれた人がいたので、
写させてもらいました。
ありがとうございます。




魂列車Tシャツを購入。
さっそく翌日から「NO! NUKES」を胸に掲げて町を歩いている。

ついでに、物販に置いてあった募金箱(高円寺ニャンダラーズ宛)に
少しばかりで申し訳なかたったけれど、チャリーンと入れてきた。
本当はチャリーン、じゃなくて、ふぁっさ~、と入れたいところなんだが。

2 件のコメント:

  1. 迫力のセトリ!マキ子さんをみてみたい!歌うのね!!
    そうそう、福岡ライブ!おお!ハリケーンさんがタイバン!指弾き対決が見られる!!!…て…あの…nemuriさん、
    …ライブ被りです。
    うわぁーん(ノД`)

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  2. >tokageさん
    あっちにも、こっちにも、コメントいただきまして、ありがとうございます。

    ありゃー、ライブ被っちゃいましたか?
    東京での被りはしょうがないとしても、地方のツアーでの被りはツライですね~。
    ニューアルバムが夏頃に出るそうなので、
    とりあえず、そちらをお楽しみ下さい。

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