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2012年9月2日日曜日

KAMINARI GUITAR presents “C'mon Everybody” Vol.4@Club Lizard

KAMINARI GUITAR presents “C'mon Everybody” Vol.4
出演:湯川トーベン / 仰木亮彦 / 齊藤ジョニー
8月30日(木) Club Lizard YOKOHAMA
開場 18:30 / 開演 19:00 
前売 2800円 / 当日 3300円(Drink代別)



前日のライブの疲れが残っていて、
正直、横浜まで移動するのが億劫でしょうがなかった。
仕事帰りのライブ2連チャンは、疲れるよな~。

リザードは初めて来るハコ。
案の定、迷って、開演時間ギリギリに到着。
ちょっと焦った。




齊藤ジョニー
よくお見かけするお名前で、楽しみにしていたのだ。
だって、名前がいいじゃない。
長年、誠さんのファンでいるおかげで、
サイトウという字面に敏感に反応する体質になっているのよ。
そうやって、せっちゃんとも出会ったりしてるんだよ。

ジョニーくんの他、ウッドベースとフィドルという3人編成。
ジョニーくんはバスドラを踏みながら、ギターを弾く。

曲は、カントリー・ブルース的な感じかな。
とにかく、何もかもが若い!
真っ直ぐで、瑞々しくて、衒いがない。
もう、母親目線でしか見られない、可愛すぎて。

途中、ギターからバンジョーに持ち替えて何曲か。
おおー!生バンジョーは、生まれて初めてだ。
うーん、軽快だね~。
座ってるのが辛い、踊りたくなったわ。




仰木亮彦
在日ファンクをちゃんと聴いたことないのだけれど、
その名の通り、ファンクな音楽をやってらっしゃるんだろう。

ところが、ドラムとコントラバスがサポートに入って、
ガットギターを爪弾いて歌うスタイルは、
ファンキーではなく、ゆるーいフォーク調。
星野源くんと似ているかな。
歌声が妙に懐かしく響いて、似ている声を知ってる気がするのだが、
思い出せない。

MCもまったりとほのぼのしてた。
とても気持ちのよい、優しい時間が流れていたな。

コントラバスの可愛らしい女性、さーやさんの歌も披露。
ベースの弾き語りなんて、エスペランサ・スポルディングみたい。
カッコいー!
そしてエロい!
ちょっぴりファンになっちゃいましたよ。
機会があれば、また観てみたい。




湯川トーベン
「みんな一人で演るのかと思ってたのに裏切られた」と。
私も、みなさん一人で弾き語りのスタイルなのかと思ってた。
「みんなフルバンドで、ズルいなー」
なんて言いながら、心の中は燃えていたのではないかな?

ここ最近、トーベンさんにとってホームのライブしか観ていない。
久しぶりに、ちょっとアウェイな雰囲気(といっても、
いつもの顔ぶれを沢山お見かけしましたけどね)だった。
だから、忘れてた。
トーベンさん、めっちゃアウェイに強いのだった。

初見のお客さんをグイグイと惹きつけていくさまは圧巻だ。

セトリも王道で、変化球なし。
「まるごと湯川トーベン」で、勝負に出てる感じがする。

『珈琲』のブルースハープで痺れさせて、
『食パン~』でお客さんを巻き込んで、コーラスさせて、
『ハワイ~』で、クスクスと笑わせて、
『しょーもない僕~』仕上げにギターで酔わせる。
そして、最後に『天国行きのバス』で、しっとりと歌を聴かせる。
なんという完璧なセトリ!

とにかく『しょーもない僕~』は、本当にカッコよかった。
これでもか、これでもか、と捻じ伏せるような、畳み掛けるような
ギターの音色に涙が出そうになった。
すごい熱量を発していたんだよ。
観ていて息が止まりそうなほどの迫力。

私の隣に座っていたお嬢さん(たぶんジョニーくんのファン)が、
「かっこいい・・・」と感嘆の声を漏らしていて、
そうでしょ、そうでしょ、となんだか誇らしい気持ちになった。
いや、私が誇ることではないんだけどね。


僕はカラス
珈琲
パナヌファ
食パンとミルク
ハワイへ行くなら
明日晴れるよ
しょーもない僕 しょーもない君
天国行きのバス



アンコール。
トーベンさんが、「ハイ、全員集合!」と号令をかけたんだけれど、
なかなか誰も出てこない。
「若いやつは、行動が遅いな!」なんて言ってたら、
なんとサプライズで、バースデーケーキが登場。
ちょっと早いけれど、9月4日がお誕生日のトーベンさんに。
このケーキ、ライブ後お客さんにも振舞われたようだ。
(私はダッシュで退散したので、いただけなかったけれど)


全員が出てくると、ステージだと狭いので、フロアに降りて演奏。
『サマータイムブルース』アコースティックVer.で。
こうなってくると、トーベンさんの“仕切り力”が光るわ。
ちゃんと、ソロもそれぞれに振って、ヴォーカルも振って、
一番若手のジョニーくんを前に押し出して、というのを
さらりとやってしまうんだよね~。

で、最後に『バンドマンブルース』を
ジョニーくんのバンジョーからのカントリーVer.で・・・と思ったら、
歌い出しがわからなくなってしまったトーベンさん。
「あれ?あれ?・・・どんなだっけ?」って、ちょっと焦ってた。
そんなこともあるんだね~。
百戦錬磨のバンドマンなのにね~。
そんな姿も、なんだか可愛かった!(完全にイカれてますから!)

でもって、なんでそうなったのか、『バンドマンブルース』歌いながら、
マーチングバンドのように、全員がフロアを練り歩き。
面白すぎる!楽しすぎる!



もちろん、それぞれのソロのライブも良かったのだが、
結局最後は、トーベンさんが持っていったというか、
イベント全体が、トーベンさんのカラーになっちゃったといった感じ。
あの会場にいた人達、みんながあったかい気持ちになったはず。

そして、また惚れ直してしまいました。

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