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2013年9月3日火曜日

月刊爆弾ジョニー@紅布

「red cloth presents 月刊爆弾ジョニー」
日時:8月27日(火) 新宿 red cloth
open18:30 start19:00
出演:爆弾ジョニー/フラワーカンパニーズ
前売 2,000円 / 当日 2,500円 (D代別)



爆弾ジョニー
メンバーは全員二十歳なんですと。
若いっ!
そりゃ親目線よね。
とにかく可愛くってしょうがない。

メンバーの衣装が、それぞれ個性的なんだけれど、
ばっらばらで統一感はなし。
まぁ、それは、次のバンドも同じようなもんか・・・。

中でもギターのキョウスケくんが、'70年代風の長髪で
めっちゃかわいい。
後で圭介も言っていたが、顔ちっちゃ!
ギターソロのクリーンなトーンも心地よいのだけれど、
バッキングになると、キーボードの音に押されてしまうのか、
ちょっと存在感が薄れる感じがして、勿体なかったなぁ。
(これは、飽くまでもギターフェチとしての感想ですよ)

音は、まぁ、ごった煮。
オーソドックスなロックンロールから、レゲエ、ヒップホップ、
ハードロック。何でもありといった様相。
音楽のジャンルの垣根なんて関係なく、
好きなもの、カッコいいものは、何でも取り込んでしまうのだろう。
ウワバミみたいなもんだな。
とりあえず、丸呑みしてしまってから、
じっくりと時間をかけて消化していくのだ。
若さ故のまだ未消化なところすらも、魅力的な青臭さに感じられる。

その溢れんばかりの若さをエネルギッシュに
爆発させたようなステージは刺激的で、惹きこまれるなぁ。
ただ、曲間のつなぎとかMCがグダグダ気味で、
「今日は、なんかオカシイ。緊張してるってワケじゃないんだけど」
とヴォーカルのりょーめーくんが言っていた。
「昨日はカッチリしたライブしたのに、どうしたんだろう」って。
それ、きっと、意識してないつもりでも、緊張してるせいで
おかしなテンションになってるんじゃない?とオバサンは思ったよ。

いやー、キラキラしてて眩しかったわー。




フラワーカンパニーズ
この夏初めて聴く『最高の夏』でスタート。
やっと、NaNaNa~♪歌えたよー。
やっと夏がきたよー。もう8月も終わりだけど。

ジョニーくん達があまりにもキラキラと若さを輝かせてたものだから、
次に出てくるオッサン達が、どれ程くすんで見えることか・・・。
と、心配だったのだけれど、まったく余計な心配だった。
圭介も、負けず劣らずキラキラしてた。
いつもこんなだったっけ?なんて思いながらも、
テンション上げて圭介の動きを見つめていたら、
あれっ???
マイクがとれた!
マイクスタンドにセットしたはずのマイクが、スタンドから離れている。
よく見ると、マイクにはホルダー部分が装着されたまま。
つまり、パキっとホルダー部分が折れちゃったのだ。
いきなり一曲目に、なんというアクシデント!
MCに入る区切りのところまでには、Q太郎さんがガムテで補修してくれて、
後はなんとか、これで凌いだ。

しかし、まぁ・・・骨が折れるよりは、よっぽどいいわね。

若い子との対バンで燃えちゃったんだろうか、
とにかく、攻めのセトリ。
曲が始まると「うぉーー!」とどよめくことも、たびたび。

ということで、そのセトリがこちら↓↓


最高の夏
夜空の太陽
捨て鉢野郎のお通りだ
ロックンロール・スターダスト
切符
アンテな
また明日
真赤な太陽
くるったバナナ
どしゃぶり地獄
チェスト

真冬の盆踊り


どう?痺れるでしょ?

でもって、この“攻め”の中に新しい2曲がピタリと収まってて、
そのハマリ具合に感動する。
これは、ちょっと凄いことだよ。

フラカンのシングル曲やアルバムのリードトラックって、
いつも「よそ行き」の印象だったんだよね。
普段とはちょっと違う、すまし顔の雰囲気を感じることが多かった。
それはそれで、悪いことじゃないのはわかる。
誰だって、初対面の人にいい印象を持ってもらいたいし、
それが大切な場面であれば、普段よりもドレスアップして、
立ち居振る舞いにも気を遣うだろう。
でも「よそ行き」は、きちんとした印象を与えると同時に、
よそよそしさも感じさせてしまったりする。
それまでのファンにしてみれば、なんだか他人行儀で水臭いわね~、
といった感じ。
これが、今までのシングル曲に対する私の感触。

今回のシングル『夜空の太陽』の凄いところは、
「よそ行き」の衣装を纏ってるのは間違いないのだが、
それをドレスダウンして着こなしているということ。
オシャレな服を着させられるんじゃなくて、
自分らしく着こなせるようになっているのだ。
おお、いつの間にかオシャレ上級者じゃないか!
つまり、バンドのスケールが
ひと回り大きくなったってことなんだろうと思うのだ。

きちんと着こなされた新曲は、ライブにもよく馴染む。

圭介がモズライトを持って、『また明日』
この曲の違和感(いい意味で!)が際立つ。
ここまでの流れを断ち切るような違和感(いい意味で!)だ。
まるで転調みたいな曲だなぁ、と思った。

そこからの『真赤な太陽』という流れは、絶妙、絶品。
これまでの経験上、ここは『エンドロール』でくると思った。
圭介はギター持ったままだったし。
軽くジャランとコードを鳴らしてキーを取り、
「まっかなたいよ~♪」と圭介が歌い出した瞬間、
思わず「うぅ~ん」と唸るような声が漏れてしまった。
そして、この“うぅ~ん”が、私の心の中で漏れ続ける。
“うぅ~ん”が止まらない。
なんだよ、これ。
自分でも理解不能の感動モードに突入してしまったらしく、
“うぅ~ん”と一緒に涙が止まらない。
なんだよ、これ。

・・・ちくしょー!やられたー!!
なんか、ヤツらの術中にはめられたような気がして悔しいなぁ。
(ひねくれ者で、ごめんなさい)
なんて、キィィー!ってなってたら、今度は
『くるったバナナ』ときたもんだから、まいった。
アガるーーーっ!
いったい何年ぶりに聴いただろう?
深いリバーヴのかかった圭介のシャウトが、懐かしく響いた。

MCでは、年とると老眼、難聴、腰痛・・・体がボロボロという話から、
竹安とミスコニの難聴がひどいという話になり、
「人の話は、ほとんど聴こえてない」
「想像で会話してる」と、言われとった。
そんなこと言われてても、ニヤニヤと笑ってる竹安。
ちゃんと聴こえてたんだろうか?



アンコールの盆踊りで、ジョニーくん達もヨサホイ。
やっぱりオッサンと並ぶと、ピチピチのキラキラやね~。

圭介がキョウスケくんのアゴを掴んで「顔、小さっ!」て言うと、
Gが圭介に「鈴木、オマエは背が、小さっ!」って。
というわけで、キョウスケくんの肩を抱き、
自分だけモニタースピカーに乗って底上げしつつ、ヨサホイ。

これがやりたくて、フラカンが後攻だったんじゃないかな、
なんて思ったりしたんだが、どうなんだろうね?



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