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2015年1月16日金曜日

フラカン25周年記念トリビュートparty@赤坂BLITZ

フラカン25周年記念トリビュートparty『WE♥FC MORE THAN EVER』
出演:フラワーカンパニーズ、奥野真哉、うつみようこ、増子直純(怒髪天)、
真心ブラザーズ、山田将司(THE BACK HORN)、コヤマシュウ(SCOOBIE DO)、
新山詩織、牧達弥(go!go!vanillas)、ハルカトミユキ、田我流、
柴田隆浩(忘れらんねえよ)、トモフスキー、大木温之(Theピーズ)
2015年01月15日(木) 赤坂BLITZ
開場 18:00 / 開演 19:00
前売¥4800(税込/1Fスタンド/ドリンク代別途必要)



実は、あんまり期待してなかったのよ。
こういう出演者が多い、お祭り的なイベントだと、
本人たちの通常のライブ演奏が少なくて、物足りなく感じるだろうと、
そう思っていたいたわけ。
ところが、予想以上に楽しかったのだ。

よくよく考えてみたら、ゲストはボーカリストばっかりで、
楽器の演奏は全曲、フラカン(+奥野、うつみ)がやるわけだ。
だから、転換で間延びすることもなく、さくさくとテンポよく進行した。
時間を押しちゃいけないと、圭介が相当“巻き”で進めてて、
みんなに「焦りすぎ」と言われてたけど、そのおかげで、
本編最後に、4人だけの『ロックンロール』が聴けたんだよね。


まずは、本日のメニューから。


日々のあぶく
ビューティフルドリーマー
ホップステップヤング(w/柴田隆浩)
脳内百景(w/牧達弥)
恋をしましょう(w/コヤマシュウ)
発熱の男(w/田我流)
感情七号線(w/ハルカトミユキ)
深夜高速(w/新山詩織)
short hopes
真赤な太陽(w/うつみようこ)
元少年の歌(w/真心ブラザーズ)
煮込んでロック(w/大木兄弟)
はぐれ者讃歌(w/山田将司)
終わらないツアー(w/増子直純)
ロックンロール

真冬の盆踊り



メンバーはスーツ!
本日の標準セッティングは、フラカン4人+キーボード奥野さん
+コーラスようこさん、という布陣。
最初の2曲は、それぞれ、ピアノとバックボーカルが映える曲
という理由での選曲だったようだ。

ゲストのトップバッターは柴田くん。
つい先日物議をかもした圭介とのディープキス事件についてトーク。
ステージ上で男同士が抱き合おうが、キスしようが、
ノリでやってることだし、私個人としては、たいしたことじゃない
と思うのだが、ドン引きしちゃった人も多かったらしい。
なので、「今日はキスは封印!」って。あえて宣言。
最後の転調もしっかり歌いきって、お疲れさまでした。

続いても若手、バニラズの牧くん。
きれいな顔してたな~。
フラカンのライブを見て、バンドを始めたというような
嬉しい発言で、ファンのハートをくすぐってくれる。
しかし、大分というと、どうしてもあのバンドを思ってしまい、
いつかフラカンとも対バンして欲しいな~なんていう妄想が
頭の中を駆け巡っていたのよ。

スクービー、シュウくんは、前の若手2人に比べると
圧倒的な存在感を示してした。さすが。
圭介とのハープ合戦が楽しかったな。
曲のアレンジも、前の2曲は原曲に近いものだったので、
特に違和感もなく、サラッと聴いてしまったけれど、
『恋をしましょう』は、スクービーがカヴァーしたバージョンを、
更にフラカンがカヴァーするという・・・なんかややこしいぞ。
でもって、メンバーたいへんだぞ!
ということが、やっと理解できた次第。

シュウくん独特の言い回しで、みんなの「タイム&マネー&ソウル」で、
ここに集まってくれてありがとう!というのがあるのだけれど、
それを気に入った圭介が真似して「タイム&マネー!」と、
何度も大事なとこを抜かして言うものだから、その都度、
「ソウルが抜けてる!」と突っ込まれまくっていた。
けど、この辺り、一番圭介が気にして“巻いて”いた時間帯で
シュウくんとのお喋りは少なめだったかな~。

ヒップホップの田我流さん。
はっきり言って、私にはさっぱりわからん音楽ジャンルだし、
今回の音源を聴いても、まったくピンとこなかった。
それでも、生演奏のチカラというのは凄いもので、
あの無機質なトラックが、体温を持ち、ぐっと近付いてきた気がした。
圭介もよく頑張って歌ってたけど、かなり勝手が違うから
やりにくかっただろうなぁ。

曲が終わり、話の流れで、ラップのフリースタイルに
挑戦することになった圭介。
しかし、ぜんっぜん出来ずに、「ヘイ!」とか「ワオ!」しか
言えてなかったよ。

今度は女性二人のデュオ、ハルカトミユキ。
ミユキさんは、ニコニコしてムードメイカーな感じ。
ハルカさんは、スラッとしててギターを持つ姿が絵になるな~。
そのハルカさんが歌う『感情七号線』は、透明感があるのだけれど、
ウェットですな~。
歌い出しから、泣いてるみたいに聴こえるんだもん。
歌の表現力がすごいわ。

新山詩織ちゃん(18歳!)は、前ほどではないけど、
緊張しているのが遠目にも伝わってくる。
「緊張と楽しみが一緒になった不思議な気持ちです」
という詩織ちゃんの言葉を受けて、「オレも緊張してます!」と圭介。
グレートが「オレも緊張してる!」・・・すると突然、
ずっと会話に入ってなかった竹安が、ピッと手を挙げて「オレも!」と、
満面の笑みを浮かべて、嬉しそう。
どんだけ、詩織ちゃんのこと好きなんでしょうか、おじさん達・・・。
肝心の『深夜高速』は、ドラデラで演ったときよりも
よくなってたと思いますよ。

ここで一息入れて、ゲストを交えず、新曲の『short hopes』を演った後、
上手にいたようこさんが、ステージ中央へ。
圭介のボイトレの先生でもあるようこさんが歌う『真赤な太陽』は、
力強くて包容力がある。
それに釣られてなのか、圭介も丁寧に歌っていた気がする。
コータローさんの弾いたソロをなぞって弾く竹安が、
やたらと嬉しそうに見えたのだが・・・。

そうそう、圭介のネクタイちょんぎり事件が発生。
ネクタイを結ぶと、必ず後ろの方が長くなってしまうという圭介。
何度やってもそうなるらしい。
ステージ上で一度外したネクタイを再び締めると、
やはり、後ろが長い・・・。
「ハサミ持ってきて~」と、Q太郎さんに持ってきてもらい、
そのはみ出したネクタイの先をチョキンと切ってしまった。
まったく躊躇いがなかっただけに、なかなかの衝撃映像だったな。

「話が長いよ~」と、痺れを切らして出てきたのが、
真心ブラザーズのお二人。
YO-KINGによると、楽屋でモニターを見ながら、
増子さんの副音声で盛り上がってたそうだ。
出番まで長いから、時間を持て余してるらしい。
相当うるさそうだ。

真心さんは、以前『深夜高速』のカヴァー・アルバムに
参加してくれてるのだけど、今回は『元少年の歌』を。
誰が選んだのか知らないけど、いい選曲だったね。

で、本物のブラザーズ登場。
ハルさんとトモフの大木兄弟。
ホント、落ち着きのない双子だな~、可愛いけど。
『煮込んでロック』ってことで、トモフがずっと片手鍋を手に持ってて、
間奏の間も「ぐつぐつぐつ・・・」と言いながら煮込んでた。
最後のサビで、その鍋の中身をフロアに向かって放るようにすると、
鍋の底に仕込んであった紙テープが何本も飛び出した。
あれはトモフの手作りだね~。
こういう心遣いが憎いね~。

そして、Gの“なりたい顔”№1だという、バクホン山田氏。
たしかにキリリと硬派なオトコマエ。
バクホンのライブではMC担当じゃないし、あんまり喋らない
気難しい人なのかと思ってたけど、意外にも(?)礼儀正しい
好青年だったわ。
ようこさんのレッスンも受けてるみたいで、「うつみ先生!」と
綺麗なお辞儀で挨拶してた。
しかし、バクホンのアレンジした『はぐれ者~』は、カッコよすぎで、
幼馴染みの女の子がお化粧したら別人のように綺麗になっちゃって寂しい
・・・みたいな、複雑な気持ちになるんだな~。

最後のゲストは増子さん。
かなり待ちくたびれた様子だったけど、トーク力はあいかわらずで
めちゃくちゃ笑わせてもらった。
圭介のフリが“昭和”だと指摘しながらも、
ジュリーを見て育ったからそうなるのは仕方ない、と。
老眼だからカンペがあっても見えない。
そういうときは、コレの加藤さん方式で、
さりげなく腰を沈めるような動きをしながら、カンペを見る(らしい)。

これも『終わらないツアー』という選曲がよかったね。
怒髪天だってフラカンと同じ、ツアーバンドだからね。

と、本来ならここで本編終了の予定だったのだが、
先に増子さんを送り出した後、メンバーが引っ込む空気じゃなくなって、
どうしよう・・・という雰囲気になった。
このときのグレートの決断が素早かった。
その判断力の的確さに惚れ惚れとしたわ。
この人あってのフラワーカンパニーズだねぇ、と。



アンコールで、ビッグサプライズ!
舞台の両サイドから、ドラムセットが!!!
なんか前にも一度見たことある景色が、ステージの上に展開される。
上手にサンコン、下手にキュウちゃん。
4年前のミスコニ復活ライブのときと同じフォーメーションだ。
もちろん、他の出演者も全員出てきてヨサホっている。

ん・・・?
出演してなかった人(シンちゃんとモビー)もいたわ。
シンちゃんは泥酔状態で、ステージから落っこちるんじゃないかと
ハラハラしてしまった。
最後は、ようこさんが腰に手を回して介護してくれてましたわ。

んー。
今回のイベント、ようこさんの存在感が際立っていたな~。




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