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2015年6月10日水曜日

Rama Amoeba/THE GROOVERS@ROCK JOINT GB

ROCK JOINT GB 7th ANNIVERSARY "69 Paradice"
6月7日(日)吉祥寺 ROCK JOINT GB
【出演】Rama Amoeba/THE GROOVERS
【時間】18:30 開場/19:00 開演
【料金】前売 3500円/当日 4000円(ドリンク別途600円)



個人的に3ヶ月続く、月1グルーヴァーズの第二回目。
私は行けなかったけど、4月も対バンのライブがあったのよね。
グルーヴァーズほどのキャリアのバンドにも関わらず、
なぜか先輩とばかり対バンしてるのが、なんだか凄い。
日本の中堅(ベテラン?)ロックバンドの層の厚さを感じるわ~。
というわけで、本日も先攻。

ワンマンでもお世話になってるGBは、
グルーヴァーズのホームと言ってもいいだろう。
ステージの高さ(80cm)がちょうどいいのだよ。
観ていても落ち着く。しっくりくる。
久しぶりに一彦さん前にすべり込めて、いい眺めだったし、
最高だったなぁ。

『Groovaholic』『境界線のエンジェル』という序盤で、
一気に上昇し、沸き上がる。
一彦さんのシキチクーン(16カッティング)が鳴らされるたびに、
心臓のあたりが、ムギューっとなるんよ。
つまり、これが“胸のトキメキ”ってやつなんだろうけど、
ヘタしたら心筋梗塞でぶっ倒れるんじゃないかってくらい強烈に、
ムギュギュ~っと締め付けられるので、つい顔が歪んでしまう。
すいません・・・最前列でヘンな顔を晒して。

あれっ?なんだっけ、このカッコいいイントロは・・・?
と、すぐに答えが出てこなかったのは『フリージア』
この曲、スタジオ録音のバージョンとライブバージョンが全然違うのだ。
でもって、ライブバージョンのイントロのリフがめっちゃカッコいいのだ。
ギューンとアガる、アガる。

『SPEED QUEEN』とか『放浪の運命』とか、
セカンドラインが得意な(好きな?)バンドなのだなぁと思う。
所謂ファンク色は薄めなんだけれど、サビのところで、
重ためのロックなビートにスパッと切り替わる瞬間の爽快感が、
このバンドの真骨頂なんだよなぁ、なんて偉そうなことを思ってしまった。
とにかく、ボブさんとヤスチカさんのリズム隊が
イキイキと弾んでて、気持ちいいのよ。
ヤスチカさんがまた、表情豊かで、顔で叩いてるって感じで
見てると楽しくなってしまう。

『奇跡のバラッド』で、一彦さんがグレッチに持ち替えた。
(ここまでは、いつものTRUTH製ジャズマスター)
キャーーー!!!と、心の中で叫ぶ。
私、このグレッチくん(黒のROCK JET)のファンなのだよ。
なんといってもルックスがいいんだよなー。(と、ミーハー発言)
このグレッチくんを持つと、一彦さんの男っぷりも上がって見える。
いや、普段から充分カッコいいんだけど、10%増量中って感じで。

そのカッコよい佇まいで必殺『奇跡のバラッド』を繰り出されたら、
そりゃ堪らんよね。

そうそう。このイントロを弾き始めたとき、
ギターのケーブルがアンプ前に立ててあるマイクに引っかかって
動いてしまったのである。
音を拾うのに支障がでてしまうほど大きくズレてしまったので、
演奏を止めてやり直すかなぁ?それとも、ローディーさんが
機敏に動いて位置を直しにくるかなぁ?と見つめていたら、
一彦さんが足でコーンと蹴って、マイクの位置を元に戻した。
もちろんギターを弾きながら。キック一発で、ほぼストライク。
華麗なるファインプレーに、うっとりと見蕩れてしまったぜ。
時間にすると、ほんの4,5秒のことなんだけれど、
ここが今夜のハイライトだったかもしれない。

私が勝手に思っているグルーヴァーズの三大バラードが
『Lonesome in a crowd』『遥かなる』そして『奇跡のバラッド』
中でも、私は『奇跡のバラッド』のサビの部分の歌詞に痺れるのだ。

奇跡的なおまえの瞳を見つめると、
  どうしようもないこの世界でさえも 正気を取り戻すかもしれないぜ
と、厭世観に満ちたアイロニカルな言葉で賞賛の意を表していたのが、
最後の最後に、
  絶望の淵で眠る友でさえも 今夜は夢を見るかもしれないぜ
と、苦しんでいる友に想いを馳せ、大袈裟ではない小さな優しさを覗かせる。
気障で皮肉屋な男(と思われるような言葉が前段に並んでいるので)が、
最後にポロリとこぼした本音のようで、
何もかもがこの一行に収斂されていくような存在感を放っている。
そして、奇跡的な瞳をもつ“おまえ”が何者なのかなんてことは
どうでもよくなってしまうという結末。
いや、本当はどうでもよくないんだろうだけれど、この曲を最後まで聴くと、
必ずここで思考停止してしまうのだ。
奇跡的な瞳をもつ魅力的な人物である“おまえ”よりも、
絶望の淵にいて、苦しみを抱えた弱っている友の方に
心が吸い寄せてしまうのだ、どうしても。

ラスト・ナンバーは『狂おしきこの世界』
(あぁ、これまた“どうしようもないこの世界”を歌っている!)
と、ここでローディーさんが、再びギターチェンジのセッティングをして
待機していたのだが、一彦さんはそのままグレッチを弾き始めた。
あらら?良かったのかな?
私はニヤニヤしてしまったけどね。



Groovaholic
境界線のエンジェル
SAVANNA
放浪の運命
存在理由
無条件シンパシー
フリージア
SPEED QUEEN
ミスター・デザイア
奇跡のバラッド
狂おしきこの世界


長くなってしまったので、Rama Amoebaさんについては割愛。
楽しませてもらったけどね~。
あっ、ベースが元FURSの方でしたわ。
なんか見たことあると思った。



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