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2011年6月4日土曜日

湯川トーベン@錦糸町PAPPY'S

湯川トーベン・ライブ
6/2(木)錦糸町 LIVE HOUSE PAPPY'S
Open18:30/Start19:00
adv.2500円/day.2800円(+1dr500円)
O.A.家藤昌也




バスで行ったせいでもある。
雨ふってると、時間が読めなくてね。
しかし、それよりも主に、長年の習性というか、
「開場時間までにライブハウスへ着かなくてはいけない」
という刷込みがあって、オープン早々に到着。
もちろん一番のり。
かなりなハリキリっぷりで、ちょっと恥ずかしくなる。

トーベンさんのソロは初なので、
その集客ぶりとか、謎だったんだけど、
まぁ、予想どおりか。

もう恥ずかしくなりついでで、
厚かましく、一番前の席に颯爽と陣取った。
自分の席からマイク位置までの距離を確認しただけで、
緊張してあっぷあっぷしてしまう近さ。
そして、客入り悪し。
いーの?こんなもんで、いーの?

こちらも想像どおりだけど、
来ているお客さんは、みなさんご常連さんで、
お馴染みさんのご様子。
新参者の私、一人で少々居たたまれない気持ちになる。
まぁ、こういう気分には慣れているけれど、
やはり、ちょいと淋しいでやんす。




開始時間の7時を10分くらい過ぎて、
オープニングアクトの家藤くんが登場。
といっても、フロアの後方からすたすたと歩いてきたんだけどね。
爽やかな好青年でしたわ。
ギブソンの高そうなアコギで弾き語り。
透明感のある綺麗な声でね。
フィンガーピッキングで奏でるしっとりした曲がメイン。
ストロークでジャカジャカっていうのは、少しだけね。
全部で、5曲くらいやったのかな?



トーベンさん登場。
やっぱり、ステージの脇からではなく、
フロアの後ろからすたすたとやってきて、
シールド繫いだり、機材チェックしたり。

もちろん、全て私の目の前で繰り広げられてるわけで、
見放題な状況なんだけど、やっぱ無理。
見たいけど、見られない。
だって、どう考えても目が合っちゃいそうなんだもん。
見たいけど、見られない。
で、どこ見ればいいんだ??
このときの私の目、泳いでただろうな~。
どこ見ていいかわからなくて、宙を見つめてた気がするなぁ。

セッティング終わって、
「じゃ、始めます」というご本人の合図で、照明が落ちる。

やっと、ステージのトーベンさんを見られるわ。
ステキな赤いTシャツは、フランクザッパ?
おっ、コンバースも赤、しかも光沢アリ。
帽子はいつものキャスケット。
カッコいいわ~。
顔がニヤけるのを抑えるのに苦労したよ。
もう、どうしようもなくて、手で頬をギュウっと押さえていた。
変なヤツだと思われてたかもしれないが、
気持ちワリィ奴だと思われるよりはマシ、という究極の選択。



トーベンさん、声デカイです。
声はるとこなんて、ほとんどオフマイク状態。
迫力の生声でございましたよ。

ギターの音も力強かったなぁ。
そうそう、私の指フェチが発動したのであるよ。
手元8割、顔2割くらいの比率で拝見いたしました。

私の見慣れてるギタリストの指よりも逞しかったな。
ベーシストだから?
うーん・・・、グレートの指ってどんなだっけ?
思い出せないな。

2、3曲やったところで、ステージドリンクがなかったので、
「お水を下さい~♪私にお水を~♪」と、歌ってた。
「早く持って来てくれないと~♪曲ができちゃう~♪」だって。

トーベン・ビギナーなので、知らない曲もチラホラあったけど、
そんなことは関係なく、楽しかったなぁ。
ギター抱えて全国を旅するバンドマンだもんなぁ、
貫禄だよなぁ。

とにかく、ギターのストロークが力強くリズム出してて、
グルーヴ感がすごかった。
そう、腰にきく感じね。

途中で“電化”して、深い抹茶色のホロウボディのエレキ。
「また、タダで貰っちゃった」んだとか。
もちろんアンプはマーシャルで、これもイカす音してたわ。

MCでは、あれこれと裏話を聞かせてもらったな。
『マンモスの歌』のプロデュースが奥田民生氏だとか、
まぁ、黙って見てただけだったけど、とか。
ちなみに、あの歌詞は、野尻はっちさんだそうですよ。

中野督夫さんのオーダーにより再プレスした
フォークロックスのCDが、ぜんぜん売れなくて困ってるとか。
神無月のアルバムは結構売れてるらしい、とか。
あっ、私まだ、どちらも買ってませんけど・・・。
というか、今日、トーベンさんから手売りしてもらおうと
意気込んで来てるんだよ。
ほら、サインしてもらったり、握手してもらったり、
そういうの色々と期待して来てるんだよ。

なのに、
「まぁ、ここの人はみんな、もう買ってるよね」的な発言。
そんなことないのにぃ・・・。
う、う、売って下さい・・・。
という私の心の声は届かなかったのであった。



アンコールは、家藤くんと一緒に。
「じゃあ、レッドツェッペリンの『天国への階段』を」
という無茶ブリして、家藤くんを困らせてたけど、
本当は『ひょっこりひょうたん島』でした。
「苦しいこともあるだろさ~♪」と
家藤くんが歌ったところで、トーベンさんのダメだし。
「ちっとも苦しそうじゃない!」
と何度も歌わせてたみたりして、イジメてたね。
いやイジメではなく、先輩としての指導か。
そのお手本を歌うトーベンさんの苦しげな声が、
なんともセクシーでしたわ。




そして、終演後、トーベンさん出てくるのを待たず、
そそくさと帰りましたとさ。

2 件のコメント:

  1. 青い「ソラ」の下「ハナ」揺れる梅雨の晴れ間の休日、思っていたよりも(失礼!)澄んだトーベンさんの歌声に酔いしれました。
    なんだか懐かしいメロディーライン。シュガーベイブっぽいかな?でもところどころにきっちりとロックのテイストを入れて来るあたりはさすがベテラン。

    錦糸町の夜は何事もなく更けていったんですね・・・。
    あんな事とかこんな事とか、色々やっちゃえば良かったのに!
    ど~んと肩を押してあげたかったです。

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  2. >りーさん
    はい、本当にダメな私です。
    昔っから、好きな男子に声をかけられないヘタレだったのです。
    好きでもない男子とは、ガンガン喋ってるくせにね。

    でも、間近で見られただけで幸せです。
    本当に素敵だったんですよ~。
    とーべん祭り、楽しみにしてて下さいね。

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