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2012年5月13日日曜日

パンチ de デート SPECIAL チャンネル440 ~湯川家とパンチ~@440

5/8 (火) 下北沢440
下北沢440&パンチの効いたブルース W 10th Anniversary
『パンチ de デート SPECIAL チャンネル440』
~湯川家とパンチ~
パンチの効いたブルース
〔マダムギター長見順(vo,g),GRACE(vo,ds),かわいしのぶ(vo,b)〕
GUEST:湯川家〔湯川潮音(vo,g),湯川トーベン(vo,g,b)〕
OPEN18:30/START19:30 
前売¥3,000/当日¥3,500(1order別)



440とパンチの効いたブルースが共に10周年ということで、
ゲストを招いてのジョイントライブを毎週行うという企画。
今回は、その第2回目。



パンチの効いたブルース
パンチの主催だから、湯川家が先だと思って待ち構えていたんだけど
予想はハズレで、パンチから。

で、パンチの効いたブルース・・・ちょっとふざけた名前だよね。
私も最近知って、とても気になっていたのだ。
メンバーのみなさんのお名前くらいは知っていたのだが。

ドラムのグレースさんは、ジュリーのバンドでお馴染み、
純也のバンドOHIO101で叩いてたこともあったよね。
かわいしのぶさんは、元スーパージャンキーモンキー。
そして、マダムギター長見順さん。
最近は、のりをさんとマダムギターパンダやってますよね。

というメンバーなので、かなり楽しみだったのだ。

最初の曲は、スーパーのレジでバーコードが読み取れなくて、とか
そんな歌だったっけ?
その曲の間ずっと、泣きだす一瞬前のような感覚を感じていた。
どうやら、思いがけず強烈なパンチを浴びてしまったらしい。
だって、そんな泣くような曲じゃない。
陽気なリズムは、ちょっとラテン調だし。

パワフルで華のあるグレースさんのドラムの上に、
しのぶさんのピョンピョン弾むようなベースがのり、
マダムギターの痺れるようなブルースギターと、歌。
この歌がまた、凄い。
いわゆるトーキング・ブルースに近いのかも。
喋っているようで歌っている。
とにかく圧倒的存在感で、私の目は、もう順さんに釘付け。
そう、リズム隊のお二人も凄いんだけど、
初めて観るマダムギターのインパクトは鮮烈だったのだ。

マダムのギターは335っぽい形のフルアコかセミアコか。
これを親指一本で弾いている。
このフォームを見て、驚いた。
あ、私と同じような弾き方してる・・・と、ちょっと嬉しくなった。
ふふふ。

すっごいクオリティの高い演奏とは対照的に、
MCは、ぽやーんとしたオフビートな展開で、笑ってしまう。
なんか面白い。




湯川家
「湯川家の長女です」と潮音ちゃんが一人でギターの弾き語り。
小ぶりのガットギターを爪弾く手が、ちいさくて可愛らしい。
潮音ちゃんは小柄で、体のすべてのパーツが繊細で華奢。
目のくりっとしたお人形さんのようなルックス。かわいい。
こんな娘がいたら、そりゃ~、目に入れても痛くないな。
素晴らしいエンジェル・ボイスを堪能した。

「湯川家の大黒柱、湯川トーベン!」と紹介されて登場。
おおー、親子2ショットだー。
それにしても、似てない!

トーベンさんが持ったのは、ギブソンのアコギ。
この後、アコベと持ち替えながら、潮音ちゃんのボーカルをサポート。
合間に、実に親子らしい素っ気ない会話がかわされていた。
「今、間違えたでしょ?」とか、
「ちょっと、コレ(潮音ちゃんギター)持ってて」とか、
ちょっとぞんざいに扱われているお父さんを見ると、
実際に湯川家にお邪魔してる気分を味わえた。(得意の妄想力発揮!)

グレースさんを交えて一曲のあと、
今度は順さんを呼び込む。
3人は「ドサ回りトリオ」らしい。
順さんがツアーで紋別に行ったとき、寂しくて辛くて、
思わずトーベンさんにメールしてしまったことがあるらしい。
「だって、誰も聴いてくれないんだもーん!」と言う順さんに
「あー、わかる、わかる」とトーベンさん。
やっぱり、ドサ回りって過酷なんだな~。

曲は『食パンとミルク』
途中、トーベンさんが潮音ちゃんに「歌えよ~」と
父親の威厳があるんだか、ないんだか。

トーベンさんとしのぶさんのツインベースで『珈琲』
この、ツインベースのコーナーがめちゃくちゃカッコよかった。
しのぶさんはプレベでブリブリ鳴らすし、
トーベンさんのベースはEG(SG型のベース)で、
私は初めて見たな~。
もう一曲、しのぶさんの不思議なオリジナル曲も
たいへん面白かった。




アンコール。
パンチ+潮音ちゃんで、潮音ちゃんの曲と
パンチの曲(順さんの曲?)を演ったんだけど、
どっちもタイトルはわかりません。
潮音ちゃんが、語りから入ってメロディーにのせていくという、
マダムギターらしい歌に挑戦していた。
これは、新境地ですね。
渋かったよ~。

この曲のアウトロ部分で、潮音ちゃんは手持ち無沙汰だったのか、
さっきステージ上でプレゼントされたパンチのタオルを
引っぱりだして、頭上でクルクル回したり、
タオルアピール(クロマニヨンズ的なやつ)したり。
最後はフロアに投げちゃいましたよ。
潮音ちゃん、オモシロすぎる~。

トーベンさんも登場して、全員がステージ上へ。
ここで、なんと、潮音嬢が父のベースを持った。
おそらくリハとかもなく、そのときのノリで持ち出したみたい。
お父様に「これ、どうやって音出すの?」と訊ねていたから。

このベースをもった潮音嬢が、コケティッシュでね~。
ロバート・パーマーの後ろでギターを持ってるお姉さん達を
思い出していた。
って、私と同世代の人なら、きっとわかってくれるよね。

『舟唄』がカッコいい~。
グレースさんが、あの「We Will Rock You」的ドラムを叩くと、
本当にお腹に響くんだよね~。
順さんのツヤのある歌も味わい深い。
あー、カッコい~わ~。

それでも、今日いちばんROCKだったのは、
湯川潮音嬢だったな~。

ちなみに、彼女の好きな食べ物は、とびっこです。

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