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2012年5月29日火曜日

THE GROOVERS/うつみようこGROUP@紅布

"共振~風雲ライオット"
5月26日(土)新宿レッドクロス
出演:THE GROOVERS、うつみようこGROUP
開場18:30/開演19:00
前売り3000円/当日3500円(共にd別)




この対バンは、とぉっっっても楽しみにしていたのである。
ホント、ブッキング担当者さん、グッジョブ!


なのに、レッドクロスに向かって颯爽と駆けている時に
(ええ、時間ギリギリで行動するのがモットーですからね)
急にお腹が痛くなり、途中でコンビニのトイレに駆け込み、
せっかくの良番チケットが、水の泡・・・。
ああぁ、時間に余裕を持って行動しないから、
こういうことになってしまうんだなぁ・・・反省。

しかし、私の心強い味方のおかげで、
スルッと最前列に滑りこむことができたのだ。
いつもお世話になりっぱなしで申し訳ないですね。

と、さっき腹痛で泣いたことなんてケロッと忘れて、
エビスをクイーっと、美味しくいただいたのでした。
んー、体調がいいってのは最高の気分だね~。




うつみようこGROUP
今年のようこちゃん祭りには行けなかったから、
もう1年以上ぶりってことか。

ようこさんはダボッとしたデニムにアジアンちっくなシャツ。
ヨコロコでのフェミニンな衣装と違ってラフな着こなしなんだけど、
すごく可愛らしい。
ワカメちゃんのようなショートボブもステキ。
私は、すごくようこさんのセンスが好きなんだよな~。
見習いたい着こなし・・・なんだけど、
おばちゃんには、ちと難易度が高いかしら。

いつ見てもグループは、硬派なギターロックで、
グイグイと力強いグルーヴで押し寄せてくる感じが気持ちいい。

純也のギターが渋かった。
中高音が伸びやかでブルージーな音色。
もちろん指を見ていたわけだが、
純也は左利きなので、なんかいつもと勝手が違うんだよね。
見ていると、不思議な気持ちになってしまう。

純也はグルーヴァーズが好きで、
今日の対バンに緊張しているらしい。
ようこさんは、同年代だから楽屋も楽しい、と言ってるのに、
純也は楽屋でも緊張していたらしい。
でも「今は解放されてる」って。
本番のステージで、緊張が解けるって・・・。
「でも、この出番が終わって楽屋に引っ込んだら、
また緊張が始まるんやろ?」・・・ということは?
・・・ふーん、そういうことね。
最後のお楽しみってやつを期待してていいのね?

「女子がこんなこと言ってはいけないと思うけど・・・」という
ようこさんの前フリで、ルースターズの『恋をしようよ』
OKAMOTO'Sバリの高速バージョンで。
セットリストは知らない曲が多いので勘弁してもらうとして、
終盤に向けて、ぐわーっと上げていく構成が素晴らしかった。

で、調さん。
好きなんだよね~、ルックスが。
ブンブン頭を振りながらベースを弾いてるのが格好いいし、色っぽい。
とくに指で弾いてるときは、一段と艶かしい。
その調さんのベースが、ちょうど指が当りそうなボディーの部分が、
えぐれてるというか、削れていたのだけれど、
あれは自然にそうなってしまったのか、敢えて削ったのか、
どっちなんだろう?

最後の曲だったかな。
音をジャーーーンと伸ばしているときに、
調さんが天を仰いで、腕を高く突き上げていた。
その姿が、やたらと感動的で目を奪われてしまう。
あー、ノドボトケのシルエットまでが美しく見えたのだ。

などと、ミーハーなことばっか書いてしまったけれど、
グループの極上のグルーヴ(なんかダジャレみたいな響きだな)は、
もっくんの魂が火を吹くようなパワフルなドラムと
調さんの唸るベースで生み出しているんだよね。
チョー気持ちいい!

ようこさんの周りに、カッコいいバンドマンが集まるのは、
それだけの魅力があるからだということは理解しているが、
それにしても羨ましい限りだわ。




THE GROOVERS
そして、待ちわびたグルーヴァーズ。
えーっと2月に観たのが最後だったかな?
長かったよ。グルーヴァーズの音が恋しかったよ。
と、胸をときめかせて、音を受け止めようと待ち構えていたのだが。
・・・ここから、どう書けばいいのか、悩んでしまう。
うーん、困った。

当たり障りなく、
「グルーヴァーズ、今日も最高でした!」
とサラリと書いてしまえば済んでしまうし、
誰もイヤな気持ちにならないだろうけど、
やっぱり、自分の気持ちを正直に書き残しておきたい。
だって、ここはネット上に存在する私の砦でもあるのだから。

ええ、そうなの。
グッとこなかったのよ。
こんな悲しいことがあるだろうか?
目の前で大好きなバンドが、大好きな曲を演奏し歌っているのに、
ぜんぜん入り込めないのだよ。

いや、ぜんぜん、ていうことはないか。
何度もその入り口を通って、奥の方が覗けるくらいのところまでは
到達するのだが、そこでつまづいてしまって、
何かの罠にかかったように、気付くと入り口に逆戻りしているという、
まるで性質の悪い夢を見ているような感覚だった。

私はただのドシロートだから、何がどう、と的確に言えないのだが、
何かが噛み合っていないような、バランスを欠いているような
そんな居心地の悪さを感じてしまったのだ。

要所要所では、一彦さんのキレキレカッティングを味わい、
グルーヴの波にさらわれる高揚感もあったんだけれど。
何かが足りなくて、その足りない何かを見つけようと
右往左往してるうちに終わってしまったといった印象。

そんなわけで、セットリストはまったく自信がない。
こんなに曲、少なかったっけ?



Groovaholic
Savanna
放浪の運命
ロザリー
迷うくらいなら
存在理由
BUDDY
グッド・モーニング・シャングリラ
SPEED QUEEN
Lonesome in a crowd
最後の煙草に火を点ける



アンコールは、「ドナルド・ダック・ダンに捧げます!」と、
Booker T. & the M.G.'sの『Green Onions』を演奏。
この瞬間に、次はあの曲を演るんだろうなー、と予想できた。
一彦さんのギターはTruthのテレキャス。

「鈴木純也!」と呼び込まれて、緊張顔の純也が出てきた。
ギターのセッティングに時間がかかってる間、
一彦さんは「純也待ちブルース!」とか言いながら、
3人でブルースをセッションしてて、これがカッコよかった。
力の抜けたいい塩梅のルーズさが、心地いい。

純也のセッティングがOKになったところで、ようこさんも
呼び込まれて、予想通りのあの曲。
The Bandの『The Weight』だ。
ようこさんの歌が素晴らしい。
英詞を歌うようこさんは、本当にかっこいいね~。
発音がネイティブだから・・・という次元を超えて
英語の発音に情感を持たせるのが上手いのだと思う。

そして、ヤスチカさん→一彦さんとボーカル回し。
こちらは日本語の訳詞バージョンで。

まだ緊張していたのかどうか、その表情からはわからないけれど、
純也は後ろに下がらずに、前に出てギターソロ弾いていた。
よく頑張った!(すごい上から目線!)



グルーヴァーズに関しては、本編よりもこのアンコールの方が
気持ちよく聴けたなぁ。



ちょっぴりせつないけれど、
次回、7月のワンマンに期待するぜ!

2 件のコメント:

  1. ・・・やっぱり少ない。
    魚料理(グループ)とデザート(セッション)は素晴らしかったのに、肉料理(・・・)が残念でお腹がいっぱいにならなかったような、そんな感じでした。
    こんな事もあるんですね。
    7月のワンマンが色々な意味で待ち遠しいです。

    新曲の題名、間違って覚えていました!
    弱くなった脳みそに刷り込まれ済みなので、覚えな直すのが大変です。
    たった漢字4文字なのに。

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  2. >りーさん
    私の記憶もいい加減なので、そんなに信頼しないでくださいね。

    セトリを書き出してみて、物足りないのも仕方ないなぁ、と改めて思いました。
    少ないし、意外性がない。
    なんだか定番曲ばっかりで、無難にまとめてしまってるのが残念です。
    とにかく、ワンマンに期待ですね。

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