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2012年10月2日火曜日

きいやま商店 ドゥマンギテTOUR 2012@duo MUSIC EXCHANGE

ドゥマンギテTOUR 2012~全国をドゥミンガセ!~
9月25日(火) duo MUSIC EXCHANGE(渋谷) 
18:30開場/19:00開演
一般:前売¥3,000 当日¥4,000
(1ドリンク別・全席自由・整理番号付)



福岡のtokegeさんイチオシの、きいやま商店のライブへ行ってきた。
tokageさんときいやま商店については、
こちらを読むと、よくご理解いただけるでしょう。
(ツアーのセトリもありますよ)
面白い!

直前に、ライブへ行くことをtokegeさんに告げると、
まるで母親のように「あのコ達をヨロシクm(_ _)m」的な
メールをいただきましたわ。
そのファン心理は、よくわかる。
でも、実際に私が助けてあげられることなんて、何もないのよね。
せいぜい、いつもの二割増しくらいで拍手をするくらいかな。




・・・とここから、いつものように超主観的ライブレポを書こうとしたのだが、
どうしても上手くまとめられなくて困ってしまった。
(上手くまとめられたことなんて、一度もないくせに・・・とか言わないでね)
で、その理由を考えてみた。

純粋に音楽を味わい、且つ、ミーハー的にライブを堪能するというのが、
いつもの私の自然体での見方。これが一つ。

tokageさんに「よろしくね」なんて言われてしまったものだから、
初見のくせに、保護者目線というか上から目線で、
演奏や進行に問題がないか、お客さんは盛り上がってるか、
なんてことを考えながらの、ディレクション的な退いたところからの見方。
これが二つめ。

ライブの間中、この二つの視点を行ったり来たりしてたものだから、
ひとつの文章にまとめようとすると、上手くいかないのだ。
統一感がなく、バラバラと散らばってしまうのだ。
そんなわけで、まるで多重人格者が書いたように思えても
気にしないでいただきたい。
ただ、わかりにいし、話がいったりきたりになってるから
読みづらいだろうなぁ。
ごめんなさい。




一応、旧譜の音源はお借りして聴いていたけれど、
彼女のレポをさらーっと読んではいたけれど、
初めてのライブというは、いつでも少し緊張する。
どういうファン層かわからないから、どういうノリなのかも不明。
人の顔色を窺うつもりはないが、浮いちゃうような根性ないから。

duoには目障りな柱が2本、フロアの中にある。
かなり末番の整理番号で入場したんだけれど、
なるべく前で、しかも柱の陰にならない所を探して、確保。
どうやら、マストさん前らしい。
(メンバーの立ち位置は、
親切な方が事前にレクチャーして下さったので、把握済み)



一曲目は、ホーン・セクションも入ったバンドの演奏に合わせて、
きいやま商店の3人はダンス!
楽器を持っていないぞ。
なんだ、なんだ?
韓流アイドルか?ジャ◯ーズか?

白の半袖シャツに黒タイ、半ズボン、ハットというスタイルで
ステージで踊っている彼らは、決してイケメンではないけれど、
なんだか愛嬌があって、可愛らしい。
いや、しかし。
私が観に来たのは、
3人組のジャグ・バンド(←私の個人的な認識)だったはずだ。
と、ちょっと怪訝に思う気持ちもなくはなかったのだが、
楽しむことが第一だから、そんなことは脇へ置いておこう。

レコ発ツアーだから、当然、ニューアルバムからの曲が中心。
でも、私はその新しいのをまだ聴いていない。
半分くらいは、知らない曲だったかなぁ。
もちろん、そんなことと音楽の楽しさは関係ないのだ。

やっぱり、沖縄、南国の血なんだろうか。
とにかく陽気な気分にさせてくれる。
座って観ていても、腰が疼くような、グルーヴ。
前の方に座っていたお客さんたちが、立ち上がってくれると
後ろの人たちも立ちやすくなるのだ。
「見えないもん、しょーがない」という言い訳が成り立つからね。

私の正面。上手に立つのがマストさん。
一番年下の弟キャラで、なんだか天然な感じ。
彼のギターさばきが素晴らしい。
フラメンコギター風なストロークとか、魅入ってしまった。
基本的にカッティングの切れ味がいいんだよね。
コーラスは一番高音。
急性蓄膿症だそうで、かなり鼻声で辛そうなところもあったけど、
伸びやかな声は、綺麗に響いていた。
そうそう、ハープもステキだった。

真ん中が、大ちゃん。
センターなので、当然、メインボーカル。
パンチの効いた歌声・・・のはずなんだけれど、
ちょっと物足りなかったのは、PAのバランスの問題なのか、
私のポジションが良くなかったのか。
もっと後方は、ちゃんと聴こえてたのかなぁ?
少し残念だけれど、ライブじゃよくあること、仕方ない。

そういえば、大ちゃんがサンレレを弾いてたけれど、
サンレレについての説明が何もなかったのは、
ファンの皆さんなら、当然、ご存知ですよね、ってこと?
これも、バンドの音に埋もれてしまってたのが残念。

下手は亮作さん。
オベーションンと三線を弾いていた。
三線の音、大好き。
島の出身でなくても、あの音色には郷愁を感じる人は多いだろう。
民族楽器の音というのは、人間の原始的な記憶を呼び覚ますのかも。
陽気な旋律を奏でていても、どこか物悲しいのは、
決して戻れない遠い過去へと、心が運ばれていくからなのか。

実際には、そんな感傷的なことをグダグダ考える余裕はなくて、
ただ耳を傾けて聴いていただけなのだよ。

そう、で、亮作さん・・・ステキ!
3人の中では、亮作さんが一番冷静に全体を見ているのを感じた。
お兄ちゃんだからなのかな。

ふとした瞬間に、あれ?緊張してるのかな?と
思わせるようなところがあったのだ。とくに序盤。
演奏してるときじゃなく、MCのときね。
母親目線で見てしまってるので、こっちまでドキドキしてしまう。
そんなときでも、亮作さんは落ち着いていた。
彼がいれば大丈夫、そんな安定感のある人。

私が好きな曲『土曜日のそば』が聴けて嬉しかった。
おばあちゃん子には、たまらんナンバーやね。

初めて聴いた『ドゥマンギテ』のラテンな感じ、いいね。
ウワサの“紅白カスタネット”も拝見いたしましたよ。
もうちょっと近ければハッキリ見えたんだろうけど、
あの距離だと、辛うじて紅白だということがわかるくらい。

『スミオおじぃ』とか『じんがねーらん』は無条件に盛り上がる。
楽しいわ~。
『ゆーしったい』も大好きな曲なのだが、
これは、亮作さんの見せ場でもあるのか。
ゾウリキャッチは見事に決まっていたよ。
私の「ゆーしったい」のフリは、まだまだ若葉マーク。
ちょっとぎこちないよなぁ。

ところで、あのコントは定番なのですか?

亮作さんとマストさんが、自分のマイクスタンドを
ステージの中央、大ちゃんのそばに移動させて、
「手を挙げろ!」と、古典的なシチュエーションコントが
展開されていく。
わりと、ダラダラと続く。
面白くないわけじゃないけど、不慣れな私は少々戸惑う。
今、ライブ中だよね?

勝手に偉そうなこと言わせていただくと、
あそこまで、ガッツリとコントを繰り広げる必要があるのか、
少々、疑問を感じる。
MCで面白いことを喋るのはいいし、
それがダラダラと長いのもよくあること。
でも、コントとなると、そういうのとは一線を画している。
ドリフ的なものを目指していると、受け止めていいのだろうか?
だとしたら、もっと切れ味がないとな~。

・・・まったく大きなお世話だよね。
音楽もやるけど、人を笑わせるのも好きなんだよ。
と、そういうことなのでしょう。
たしかに、いっぱい笑わせてもらったのだから、文句はいえない。
いや、これは文句ではないんだよ。
ただ、彼らの目指す方向性がわからなくて。

『沖縄ロックンロール』では、タオルを持ってないことが
すごく残念だった。
もう、フロアの9割(それ以上かも)の人が、
楽しそうにタオルを振り回しているんだもん。
仕方なく、私はエアータオルで参加したものの、
ちょっと疎外感。ちぇっ!

アンコール。
『さよならの夏』を歌いながら、フロアに下りて、
後方の階段から2階へ上がり、1Fを見下ろして手を振りながら、
捌けていくという、退場の仕方に痺れた。
ザッツ・エンタテインメント!

なんだかんだと、ほざいておりますが、
結局のところ、めちゃくちゃ楽しかったのである。
いいライブだった。
でも、満足はしていない。
サポートのバンドさん無しで、
3人だけのきいやま商店のライブが見たくなった。
じゃないと「きいやま商店を観た!」とは言えない気がしている。




こんなに、とっ散らかった駄文を
辛抱強く、最後まで読んでくれる人がいるのだろうか?

2 件のコメント:

  1. 前情報多すぎましたね(^_^;
    純粋に音楽を楽しむことを奪ってしまったようで申し訳ないです。
    バンドはバンドでいいですが、
    あくまでも3人組あってのバンドですので、
    是非!3人のライブも楽しんでください。
    きいやま商店が本当の恐ろしさをみせるのは、
    一番は小さいハコでしょうね、そして、沖縄料理屋のようなPUBです。
    ゾーッとしますよ。
    っていつもよりコメント長ーい。
    愛の深さよ,゚.:。+゚

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  2. >tokageさん
    tokageさんの「きいやま愛」が海より深いことは、じゅうぶん承知してますよ。
    あれこれと書いてますけど、実際はめちゃくちゃ楽しんできましたので、ご安心を。
    フルバンドはサウンドに厚みが出て、豪華で美味な味付けなんですけど、
    新鮮な素材は、お刺身でいただくのが一番の贅沢ですよね。
    次は、泡盛の飲める小さなお店でライブが観たいです。

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