ページ

2013年1月11日金曜日

遠藤 賢司「2013年!開運厄払い!純音楽歌い初め!」@南青山MANDALA

「2013年!開運厄払い!純音楽歌い初め!」
2013.01.01(祝) 南青山MANDALA
第1部 遠藤 賢司(Vo,G)
第2部 エンケン‘猫舞’バンド
[遠藤 賢司(Vo,G) 湯川トーベン(B) 石塚 俊明(Dr)]
開場16:00 開演17:00 
¥4,500(1ドリンク+お屠蘇+「磯辺焼餅」or「安倍川餅」付)



下北沢でフラカンとカウントダウンをした16時間後、
私は南青山にいたのである。
なんで正月から、こんなハードなスケジュールになってるのか
・・・そこは、深く追及するのはよそう。
自分のお馬鹿加減が浮き彫りになるだけで、虚しくなる。

開場待ちで並んでいると、リハの音が少しだけ漏れ聴こえてきた。
ちょっと押してるみたいだな、こりゃ。
・・・と、ぼけーっとしていると、トーベンさんとトシさんが
みんなに「おめでとうございます!」と挨拶をしながら通っていった。
しばらくすると、エンケンも出てきて、
「遅れちゃってすいません」と謝っていた。


今回のライブは、ドリンクの他にお屠蘇とお餅が付いていて、
まさに、お正月らしい企画が嬉しい。

ちなみに、このお屠蘇でいただいた日本酒が、
おかわりしたいくらいに美味しかったんだよね~。
日本酒飲むのは久しぶりだったから、
お猪口に一杯だけだったけれど、顔が火照ってきて、
いい塩梅の心地よさで、エンケンの登場を待つ。

そこそこ良番だったので、フロアの前の方の席に座ったのだが、
MANDALAでこんなにいい席に座れたの初めてだわ。
見晴らしいい!


エンケンは、いつものように派手な和柄のシャツで
とてもオシャレでお似合いだ。
色合いはお正月っぽくも見えるような・・・。

フィンガーピックを装着して(ギターは三郎くんだったかな?)
弾き始めた一曲目は『猫は眠ってる』
本当に、よく鳴るギターだなぁ。
ストロークが弱いと指摘を受けている私でも、
あのギターを弾いたら、すっごい音が出そうな気がするよ。

エンケンのライブは半年ぶり。
当然といば、当然のことだけれど、
毎回、唯一無二のライブを見せてくれる。

『満足できるかな』の歌詞の詰め込み具合が、
今までに聴いたことない感じだったなぁ。
まるで、歌舞伎の口上のようだった。

MCでは、クドカン監督の「中学生円山」に出演した話。
中村トオル氏の立つ姿がカッコ良くて、さすが役者だな、
と感心したらしいが、
「僕もギターを持ってたら負けないんですけど」とも。
たしかに、エンケンのギターを抱えた立ち姿は、
凄まじくカッコいいと思うよ。

一回休憩を入れるものだと思っていたけれど、
インターバルなしで、トーベンさんとトシさんを呼び込んだ。
エンケンのセッティングも椅子が下げられて、
美しいギター、ホワイトファルコンに持ち替える。

そうなのだ。
このホワイトファルコンを持って立つ姿が、凄まじくカッコいい。
スッと伸びた背筋で、グッと魂を込めた目線を正面に向けて、
背後に青白い炎が燃え盛っているのが見えそうなほど、力強い。
うん、毘沙門天に似ている。

3人揃ったところで『不滅の男』
この曲、大好きなのだ。
無条件でテンションが上がる~!

次の『プンプンプン』だったかな。
エンケンのオレンジのグレッチを久しぶりに見たなぁ。
この曲はとにかく、バンドのグルーヴが気持ちよくて、痺れるわ。

終盤では、曲中に、エンケンがフロアのお客さんに
お酒を注いで回るという大サービスをする場面も。
残念ながら私は、あと一歩のところで届かなかったんだけれど。
後ろの方のお客さんは嬉しかっただろうなぁ。
あの辺の席は、本当に視界が悪くて、涙が出そうになるからねぇ。
続いて、トーベンさんとトシさんも、エンケンに促されて
両サイドのお客さんにお酌のサービス。
いーなー、いーなー、と指をくわえて見てましたよ。

もちろん、ちゃんと、ベースソロ、ドラムソロのパートもあったよ。
トーベンさんのスラップ風なフレーズに、おおっ!となった。
ほんのちょっとだったけどね。
ギターを持ったエンケンが、凄まじくカッコいいように、
プレベを持ったトーベンさんも、凄まじくカッコいい。
彼らに抱かれてる楽器は、幸せだよなぁ。
あー、私も楽器になりたいわ・・・と妄想し始めたところ、
とんでもなく卑猥なことになりそうだったので、慌てて止めた。

珍しくセンターゾーンに座ってたせいもあるけれど、
この日は、トシさんのドラムが凄かった~。
躍動感が漲っていた・・・という言い方だと、とても健全な印象だけど、
そうじゃなくって、もっと妖しい感じ。
くねくねと蛇が這っていくような、不穏な空気を孕みながら、
自由自在に生を謳歌するビート。
ゾクゾクしたな~。
そうかー、巳年だからかー。
いや、かんけーないかー。

『ちゃんとやれ!えんけん!』で、
エンケン渾身のギター&ドラム!
毎回のことだが、この光景には魂が震える。
汗を流して、必死で音と向き合ってるエンケンを見ると、
怠け者の自分が、とても恥ずかしくなる。
ゴメンナサイ、と誰かに謝りたい気持ちにさせられる。



猫が眠ってる
カレーライス
雪見酒
満足できるかな
~君にふにゃふにゃ
~満足できるかな

不滅の男
プンプンプン
男のブルース
外は雨だよ
荒野の狼
歯のないうさぎの口
踊ろよベイビー
東京ワッショイ
~ちゃんとやれ!えんけん!
~東京ワッショイ

夢よ叫べ
美しい女



アンコールの『美しい女』は、本当に繊細で美しかった。
エンケンのピアノ音、私にはすすり泣きのように聴こえる。

0 件のコメント:

コメントを投稿