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2018年1月31日水曜日

「生誕71年 エンケン祭り ~追悼・遠藤賢司~」@渋谷クラブクアトロ

「生誕71年 エンケン祭り ~追悼・遠藤賢司~」
2018.01.31(水) 渋谷 クラブクアトロ
18:00 開場 / 19:00 開演
前売 5,000円 +Drink 500円(特製手拭い付) 【SLOD OUT】
【出演】細野晴臣 / 鈴木茂 / 鈴木慶一 / あがた森魚 / PANTA / 石塚俊明 /
   湯川トーベン / 遠藤ミチロウ / 大友良英 / 山本恭司 / 佐野史郎 /
   原マスミ / 大槻ケンヂ / 曽我部恵一 / フラワーカンパニーズ /
   湯川潮音 / 森信行 / 他














































2017年6月29日木曜日

遠藤賢司ソロライブ“猫と僕と君”@渋谷クラブクアトロ

2017年 6月29日(木)  渋谷クラブクアトロ
「遠藤賢司ソロライブ“猫と僕と君”」 
友情出演:石塚俊明 / 湯川トーベン
開場 18:00 / 開演 19:00
指定席: 5,500円 / 立見席:4,500円 (ドリンク別500円)



と、ケチ臭く憤慨しつつも、期待と緊張で胸を膨らませて開演待ち。

今回は前方の指定席。
かなり端の方ではあるものの、良い席であった。

弾き語りのライブ・・・といっても、エンケンの場合には
ゆったりだとか、まったりだとかいった雰囲気は皆無。
よい意味で、ピリピリしているのだ。

友情出演のトーベンさんとトシさんが登場すると、
張りつめた空気が少し和む。
お二人に対するエンケンの絶大な信頼感のせいだろうな。
MCもたっぷり目で、親の形見の話をしていたっけ。
しかし、しかし。
和やかなのは演奏が始まるまでのこと。
演奏中はバトルモードだもの。

トシさんがコンガを叩いた『ブンブンブン』は凄かった。
“エモい”なんて薄っぺらな言葉じゃ形容しきれない熱さは、
発火点寸前。
いや、私の体内では、もうメラメラと炎が上がってたな。


次のアルバムはハードパンクなものになるとか。
この振り幅こそがエンケン。



01.嘆きのウクレレ
02.ねえ ちょいとそこ行くお嬢さん
03.いつの間にか雨が
04.歓喜の歌
05.歯のないうさぎの口
06.Hello Goodby
07.猫と僕と君
08.プンプンプン
09.小さな日傘と大きな日傘
10.世界で一番君が好き
11.初恋のワルツ
12.猫のケンカ
13.棄てないで
14.満足できるかな
15.カレーライス
16.夜汽車のブルース
ENC1.夢よ叫べ
ENC2.GOD SAVE THE BAKATIN(新曲)

01…エンケン[UKE]
02…エンケン[UKE] , トシ[マラカス] , トーベン[AG]
07…エンケン[AG] , トーベン[AB]
08…エンケン[AG] , トシ[コンガ]
09-13…エンケン[PF]
ENC2…エンケン[EG]
その他…エンケン[AG]






2017年1月13日金曜日

「祝!生誕70年 エンケン祭り」@渋谷Club QUATTRO

「祝!生誕70年 エンケン祭り」
2017年 1月13日(金)  渋谷 クラブクアトロ
【出演】遠藤賢司 / エンケンバンド(遠藤賢司,湯川トーベン,石塚俊明) /
   フラワーカンパニーズ / 鈴木慶一 / PANTA / 遠藤ミチロウ /
   大友良英 / 大槻ケンヂ / 曽我部恵一 /湯川潮音 他
【時間】開場 18:00 / 開演 19:00
【料金】前売 5,000円 / 当日 5,500円 (税込・整理番号付・ドリンク別)



運よく、柱の前にするっと入れたので、視界良好だったのだ。

エンケンの衣装はいつも凝っていて素敵。
あれを着こなせるのは、スタイルの良さがあってこそ。
今回も鳥の羽をあしらって、異界の王子さまのようだった。






この他にも、とにかく見どころ満載。
潮音ちゃんとオーケンのデュエットだとか。
PANTAさんも慶一さんも歌声がパワフルでカッコよかったし、
当然ながら、ミチロウさんも迫力満点だったし。
これまた当然ながら、エンケンバンドは最強だし。

で、アンコールにシークレットゲストとして登場した山本恭司さん。
このギターが凄かった。
たしか5年前のクアトロのライブでも観たなぁ、と思いつつ、
内臓を貫くようなギターソロにやられたわ、今回もまた。


素晴らしい夜だった。




※セットリスト等は、↓↓コチラ。
公式ブログ 2017.01.13「祝!生誕70年エンケン祭り」



2016年9月21日水曜日

遠藤賢司 with サニーデイ・サービス『満足できるかな』@渋谷クラブクアトロ

遠藤賢司 with サニーデイ・サービス『満足できるかな』
2016年9月21日(水) 開場18:30/開演19:30
会場:渋谷クラブクアトロ
料金:5,000円(税込) 入場時ドリンク代別途



ドキドキしていた。
あの病気を公表してから始めてのライブ。
どんな顔して観ればいいんだろう、なんて考えて、わからなくなって、
平常心とはほど遠い気持ちで、開演前のステージを見つめていた。
たぶん、同じように思ってた人が大勢いたんじゃないかな。
開演待ちのフロアの熱気の中に、不安げな落ち着かなさみたいなものが
混じっていたような気がしたんだよね。

ステージに出てきたエンケンは、
上下真っ白な衣装に身を包み、白?シルバー?に染め上げられた髪は
スーパーサイヤ人みたいに後方に向かって逆立てられていた。
そのシルエットは、一瞬息を飲んでしまうほど痩せて細くなっていたけれど、
顔色はよくお元気そうだった。

・・・お元気そう?
そんな並みの表現では済むはずがない。
だって、エンケンだもの。
普通の人間の10倍くらいの生命力を撒き散らしながらの
ライブパフォーマンスは、圧巻であった。


アルバム「満足できるかな」の再現ライブということだったので、
本編ではそれ以外の曲は演らないのだろうと思っていた。
体力的に考えても、それくらいのボリュームが丁度いいのかな、と。
ところが、一曲目、曽我部さんと一緒に『猫が眠ってる』を
歌い始めたので、少し驚いた。

2曲目のサニーデイ・サービスと演った『夜汽車のブルース』で、
早くもK.O.された。
バンドで演奏されたこの曲を聴くのは初めてだと思う。
エンケンの弾き語りでも、ライブのたびに表情が変わる曲。
サニーデイとの共演では、力強く、かつスピード感があって・・・
なんて、私の貧弱な語彙をいくら並べても伝えられる気がしない。
いつも通りのエネルギッシュなエンケンが、
新鮮なバンドサウンドにのって、古くて新しい衝撃を与えてくれる。
ゾワゾワっと鳥肌が立ち、涙があふれてきた。

とにかく素晴らしい。

この後、アルバムの再現ライブに入っていったので、
バンドメンバーは出たり入ったり。

「好きな音楽だけをやって生きてきたから、
いつくたばっても悔いはない」だなんてこと言われたら、
ただ頷くしかできない。
そうですね、なんて肯定できるわけないんだけど、
覚悟をもって語られた言葉を受け入れないなんてできないもの。

それでも「今日は、歌えてよかったー」と、安堵するような言葉は、
エンケンの心の底から発せられたんだろう。
今日ここに到るまでには、不安や葛藤、あらゆるネガティブなものを
乗り越えなければならなかっただろうことに、思いを馳せていた。


アンコールの『不滅の男』では、
胸がカーッと熱くなってしまって、無意識のうちに、
拳を振り上げていた。
この時も私だけじゃなく、フロア全体が熱く震えていたのだ。
不滅の男エンケンをみんなが求めていたんだよ。

サニーデイの演奏もすごかった。
何かに取り憑かれたような衝動的な轟音の洪水。
みんなすごい形相だったよ。



01.猫が眠ってる
<スライドショー>
02.夜汽車のブルース
<アルバム『満足できるかな』再現ライブ>
03.満足できるかな
04.カレーライス
05.おやすみ
06.待ちすぎた僕はとても疲れてしまった
07.外は暑いのに
08.今日はいい日みたい
09.寝図美よこれが太平洋だ
10.ミルク・ティー
11.早く帰ろう
12.雪見酒
13.君はまだ帰ってこない
<スライド>
ENC1.不滅の男
ENC2.夢よ叫べ









2016年1月1日金曜日

遠藤賢司「2016年!開運厄払い!純音楽歌い初め!」@南青山MANDALA

2016年 1月 1日(元日) 南青山マンダラ
「2016年!開運厄払い!純音楽歌い初め!」
第1部:遠藤賢司
第2部:エンケン“猫舞”バンド(遠藤賢司・湯川トーベン・石塚俊明)
開場 16:00 / 開演 17:00
前売 4,700円 / 当日 5,000円(ドリンク付)
★お屠蘇、ミニ雑煮(柚子風味)付



あけました!2016年!(ってかとっくに明けきってた・・・)

毎年恒例となったエンケンバンドの元旦ライブで、
たいへん縁起のいい一年のスタートでございます。
早いもので、もう4年目。
月日の流れの早さに愕然となりながらも、
今年もお屠蘇とお雑煮をサービスしていただき、正月気分を満喫。
めでたいねぇ。

まずは、エンケンの弾き語りソロ・・・のはずなんだけど、
トシさんが早くもドラム前にスタンバっている。
1曲目の『猫が眠ってる』はエンケン&トシさんというバージョン。
もともと日本的な妖しい雰囲気の曲なのだが、
トシさんのドラムが入るとますます際立って、周りの空気がとろんと
とろみを帯びるような濃密さ。
まるで劇判みたいな演奏だったな~。

トシさんはさがって、今度はトーベンさんが登場。
エンケンと並んで座り、二人ともウクレレを持つ。
トーベンさんのは、フライングVの形のウクレレ。
見た目には面白いのだが、あの形は抱えにくそうだよなぁ。
これで何を演るのかと思ったら、なんと『不滅の男』ではないか。
びっくり!
なんかPOPで可愛いぞ!
で、2番はトーベンさんがメインで歌ったりして。
このウクレレデュオ、とってもいいわ。so cute!

・・・と、エンケンのソロコーナーにも関わらず、
トシさん、トーベンさんと、それぞれのハーモニーを奏でるという
ちょっとレアなセットで楽しませていただいた。



第二部は、エンケンバンド。
エンケンのエレキギターは、黒のROCK JET。
少し前まで、一彦さんがメインギターとして使っていたものと同じ(だと思う)。
一緒に観てた方が後で「一彦さんが子供に思える」という意味のことを
おっしゃっていたが、そりゃまぁ、年季が違うから。
還暦オーバーの貫禄だよね。
貫禄といっても、偉そうにふんぞり返っちゃうのではなく、
全力投球でステージに挑む姿の中に、慢心のない弛まぬ努力があることに
凄味を感じてしまうわけだんだけれど。

『東京ワッショイ』で、お馴染みのお酌タイム。
それぞれがソロパートを回して、その間に、メンバーが
フロアに下りて、お客さんにお酒を注いでまわる。
私もエンケンに注いでいただいた。
ありがたや~。

ウクレレバージョンで演っちゃったから、今日はもう演らないかと思った
『不滅の男』でラストを飾った。
あぁ、沁みる。
というか、奮い立つなぁ。
名曲だわ。



01.猫が眠ってる
02.ウクレレ版 不滅の男
03.歯のないうさぎの口
04.心の奥まで抱きしめて
05.満足できるかな
06.歓喜の歌
07.雪見酒
08.44年目のカレーライス
09.小さな日傘と大きな日傘
10.夜汽車のブルース

<休憩>

11.フォロパジャクエンNo.1
12.東京ワッショイ
13.不滅の男

ENC.夢よ叫べ






終演後、もう少し飲みたかったのだけれど、
さすがに元日の夜に営業してる飲食店はほとんどない。
飲み足りなかったのが残念。





2015年8月3日月曜日

「不滅の遠藤兄弟」@STAR PINE'S CAFE

「不滅の遠藤兄弟」
8月 1日(土) 吉祥寺 スターパインズカフェ
【出演】遠藤賢司 / 遠藤ミチロウ
【時間】開場 18:00 / 開演 19:00
【料金】前売 4,000円 / 当日 4,500円 (税込) +Drink Order



遠藤兄弟!!!
もう、字面からも熱さが伝わってくるんじゃないか!?
なんていうか、二大スーパースターの競演なわけで、
始まる前からドキドキソワソワするのも仕方ないでしょ。

とにかく今日は、何が何でもミチロウさんの新アルバム
『FUKUSHIMA』を買って帰ろう!と心に決めていたので、
入場後良席をゲットしてすぐに、物販コーナーへ。
CDを手渡されるのと同時に「こちらもどうぞ」と、
今日のライブ告知のフライヤーを渡されたので、よく意味がわからなくて
怪訝な表情してると「二人のサインが入ってます」って・・・!!!!
お、おおっ!
よく見ると、確かにそれぞれのイラストの横にサインが
入っているではないか!
わーーーい!家宝にいたします。


ライブは、ミチロウさんから。
以前は立って歌っていたのだけれど、病後復帰してからは、
座って歌うようになったみたい。
その復帰後初めて観るライブだったのだけれど、
入院される前に観たときと比べても、お元気そうであった。
少し顔がふっくらしてたような気もしたし、何より、あのコワいメイクの下の
表情がイキイキしてたのがわかって、本当に嬉しかった。

これは私の想像なのだけれど、
遠藤兄弟の頼れるお兄ちゃんであるエンケンとの競演を
ノビノビと楽しんでる弟のような気分だったのではないだろうか。
そんな風に思ったのだよ、ミチロウさんの明るい表情を見ていて。

けど、歌うときの気迫は変わってなかった。
魂の咆哮のような声が突き刺さったなぁ。

映画も楽しみにしておりますよ!!!


そして、エンケン。
ちょっと珍しいセットリストだったのではないだろうか?
すごく私好みの選曲だったなぁ。

中でも『ラーメンライスで乾杯』が聴けて嬉しかったなぁ。
こういう設定の細かいストーリー仕立ての歌詞というは苦手なんだけれど、
この曲は大好き。
なぜだろう?
エンケンと等身大の主人公が、チャーミングなんだよね。
大らかで清々しくて、幸せな気持ちになれるのだ。

本編中に『夢よ叫べ』というのは珍しい。
基本的にはアンコールで演る曲だからね。
ということは、つまり、アンコールでは違ったことを演るということ。
ということは、ふふふふ・・・。


と、期待したとおり、アンコールでお二人が登場。
あぁ、このステージの眺めだけで、感動できるわ。
エンケンとミチロウさん・・・。

『不滅の男』の最後には、お二人一緒に四股ふみ。
ヨイショー!
痺れたなぁ。



オデッセイ2015SEX福島
原発ブルース
NAMIE
負け犬音頭
冬場のシャボン玉
お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました!
天国の扉

天使の歌
君にふにゃふにゃ
44年目のカレーライス
ラーメンライスで乾杯
小さな日傘と大きな日傘
夢よ叫べ
史上最長寿のロックンローラー
夜汽車のブルース

★アンコール
午前0時
不滅の男




↑ これがお宝。





2015年1月3日土曜日

エンケンバンド「2015年!開運厄払い!純音楽歌い初め!」@南青山MANDALA

「2015年!開運厄払い!純音楽歌い初め!」
2015年 1月 1日(元日)  南青山MANDALA
エンケン“猫舞”バンド(遠藤賢司[Vo,G]・湯川トーベン[Ba]・石塚俊明[Dr])
開場 16:00 / 開演 17:00
前売・当日 4,500円(お年玉価格!)
◎お屠蘇が付きます。(新年を祝い厄を祓う薬酒)
◎からみ餅 or あんころ餅が付きます。
◎おみくじが付きます。
◎ドリンクも付きます。


3年目を迎えた、エンケンバンドの元旦ライブ。
一年の計は元旦にあり。
気持ちのいいスタートを切らせていただいて、幸せでございます。
だいたい、お餅とお屠蘇とドリンク付きで4,500円とは、
本当に太っ腹だわ~。

そして、今年のおみくじは「大吉」であった。
目出度い。



まずは、エンケンの弾き語り。
『夜汽車のブルース』で始まったので、おおっ、となった。
ライブの終盤、最高潮に盛り上がったところで
かかる曲というイメージだったから。
でも、考えてみれば、エンケンはステージに登場した瞬間から
いつもMAXのテンションで臨んでいるのだから、
それほど驚くことでもないか。

で、弾き語りはこの後の『44年目のカレーライス』と
2曲だけで終わってしまった。

早々とトシさんとトーベンさんが登場。
エンケンのギターは、オレンジ色のグレッチ(ロックジェット?)
というのは、ちょっと珍しいような気がするなぁ。

『史上最長寿のロックンローラー』だなんて、
正月らしくて縁起がいいなぁ。
途中でトーベンさんとトシさんが、一端ステージから捌けて
エンケンのワンマンショー。
ギターを抱えたままドラムの前に座り、一心不乱に轟音を
紡いでいく。
その魂を滾らせている様は気高く、美しく、宗教儀式のようでもあり、
前衛舞踊のようでもある。
この時のエンケンの表情はまるで無垢な赤ん坊のよう。
ただただ生命の歓喜に打ち震えているような、あの顔が忘れられない。

恒例の“猫舞い”も見られた。
ステージ上のおじさんたち、全員60オーバーなのよ。
なのに、なんでこんなに可愛いんだろう?
たまらんなぁ。

『荒野の狼』の咆哮にやられた。
狼少女ジェーンと格闘していた頃の北島マヤに見せてあげたら、
何かを掴めたんじゃないだろうか?(←「ガラスの仮面」)
なんて、ワケのわからんことを考えてしまうくらい
凄味があったのだよ。

『東京ワッショイ』半ばで、エンケンが一升瓶を持って、
フロアに下りてきて、お客さんにお酒を注いでまわる。
その間、ステージに残ったリズム隊お二人の演奏が
素晴らしかったんだよねぇ。
エンケンがステージに戻ってくると、次はトーベンさん、
その次はトシさんと、順番にステージを下りて、
フロアのお客さんにお酒を注いでいく。
で、トシさんがステージを離れている間、トーベンさんが
ドラムを叩くという、たいへん珍しい光景が見られた。

ちょうど、ステージ上手のドラム近くの席だったので、
ちょっと苦しそうな顔で、エイトビートを叩いてる
トーベンさんが、すっごくカッコよくて、見惚れてしまったわ。
(最近、自分にっとっての“カッコいい”が、
世間の一般的な“カッコいい”とは、かなり乖離しているのではないか
という疑念を抱いているのだが、それはまた別の機会に・・・)

『不滅の男』で、キレイな四股踏みを披露して、本編終了。



夜汽車のブルース
44年目のカレーライス
史上最長寿のロックンローラー
踊ろよベイビー(招き猫踊り)
満足できるかな
荒野の狼
裸の大宇宙
東京ワッショイ(振る舞い酒)
不滅の男

純音楽の道
夢よ叫べ
美しい女(ピアノ)



お正月の恒例行事として、ずっと続けて欲しいですわ。



2014年11月19日水曜日

デビュー45周年記念 遠藤賢司リサイタル@草月ホール

デビュー45周年記念 遠藤賢司リサイタル
~44年目のカレーライス~
11月16日(日)  赤坂 草月ホール
開場 15:30 / 開演 16:00
前売 5,800円 / 当日 6,300円 (全席指定) ※特製手拭い付



初めてやってきた、草月ホール。
ホール内部は、八角形なのかな?
天井は高いのだけれど、小ぢんまりしてるせいか、
なんだか温かみを感じる、落ち着いた雰囲気。
さすが草月流・・・というところか?

はりきって、最速先行でチケットを取ったおかげで、
かなりステージに近い席。
最近、老眼がすすんできたとはいえ、明るいライトに照らされた
ステージ上は、よーく見える。
そこにはアコースティック・ギターが、ずらりと8本も並んでいた。



ライトが落とされたままの暗い中、エンケンが
ピアノの前に腰を下ろす。
ステージ下手にあるピアノは、客席に背を向けて弾くように
セッティングされていたので、私はずっと
エンケンの背中を見つめていた。

その背中は雄弁だった。
上半身の筋肉を総動員して、まるで舞踊家のような動きで、
ときに繊細に、ときに激しく鍵盤を叩く姿に、観客は釘付けになる。
もしも、この瞬間、世界から音が消え去ったとしても、
その後ろ姿の躍動を見つめているだけで、
私の頭の中では音が鳴り続けていたんじゃないかと思う。

今日の衣装は、上下とも白。
デビュー45周年の節目にして、再びまっさら気持ちで
スタートを切るという決意の表われなのかもしれない。
実際、MCでは「毎回初めてやるような気持ちでやっている」
という意味の発言をされてたし。

それでも、45年という歳月はながい。
なんてったって、私がこの世に生まれ出てから今日までの年月と
等しい長さなのだから。
二部構成の前半では、その長い歴史を振り返るような
セットリストであった。

中でも『寝図美よこれが太平洋だ』が、嬉しかったな~。
エンケンのウクレレとファルセットが、可愛いらしくて素敵。
で、この歌詞、実話なのだとか。
寝図美(という名の猫)を連れて、電車で海に出かけたんだとか。
「猫にとっては、迷惑な話だっただろうねぇ・・・」と。
たしかに・・・。

そして第一部のクライマックス。
『踊ろよベイビー』『満足できるかな』『東京ワッショイ』
を続けざまに。
それぞれ一曲ずつでも、相当エネルギー消費量が高い、
力のこもった熱いパフォーマンスを披露してくれてて、
最後に燃え尽きて、爆発してしまうんじゃないかと思ったよ。
その前に、私の方が息するのを忘れて倒れそうだったけど。


第二部もまた、ピアノ曲から。
あっ、シャツを着替えてる(エンケンの衣装は
いつも古着テイストで素敵なのだが、今回も、
真っ白だけどあちらこちら継ぎはぎしてあって、
気高くボロを纏う乞食王子のような風情があり、
とてもエンケンらしかったのである)なんてことを考えながら、
儚く美しい旋律をかみ締めていた。

二部は、新しい曲をメインにした構成。
『恋の歌』長い曲だけど、素晴らしかったなぁ。
ウソのない、まっすぐな歌が心に染入る。

本編最後は『夜汽車のブルース』
ド迫力で、エンケンの乗った汽車が駆け抜けていったのである。


アンコール。
『不滅の男』でステージを下りて、客席を練り歩く。
お客さんと、グータッチならぬ猫タッチしながら。
胸につけたピンマイクで音を拾っていたようだが、
ずっと「にゃー、にゃー」という可愛らしい鳴き声を発しながら
猫タッチしておられましたよ。
お茶目ですわ。

最後に超オトコマエな大見得をきって、大歓声を背に、
去っていく後ろ姿もまた、カッコいい。

もちろん、拍手は鳴り止まず、三たびエンケン登場。
・・・と、ここでサプライズ。
『恋の歌』のジャケットに日傘をさして写っている
お二人(園子温監督の奥様と子役の女の子)が花束を持って、
ステージ上で、エンケンを待ち受けていたの。
そんなことを知らずに出てきエンケンは、二人を見た瞬間、
フッと素に戻ってしまったようで、急に目をうるませたんだけど、
ギュッと歯を食いしばって涙をこらえて、最後の大見得。

その姿に、私の方がホロホロと涙をこぼしてしまった。
実は、最初にエンケンがピアノの前に座った瞬間から、
泣き出したいような気持ちだったのを、ずっと我慢してたのだよ。

人間というものは、美しいものに触れた瞬間、
泣きたくなるようにできているんだよね。
だから、エンケンの魂のカタチの美しさに触れる度、
涙があふれてくる。
これはもう、どうしようもないことなのだ。



※セトリは公式ブログのコピペです。

[一部]
01.今日はとってもいい日みたい(ピアノ)
02.僕の歌を聞いてくれるあなたに
03.ほんとだよ
04.猫が眠ってる
05.待ちすぎた僕はとても疲れてしまった
06.いつのまにか雨が
07.カレーライス
08.寝図美よこれが太平洋だ(ウクレレ)
09.遠い汽笛
10.ハローグッバイ
11.またいつか会いましょう
12.踊ろよベイビー↓
13.満足できるかな↓
14.東京ワッショイ

[二部]
15.小さな日傘と大きな日傘(ピアノ)
16.歓喜の歌
17.やっぱりあなたの歌じゃなきゃ
18.フォロパジャクエンNO1
19.天使の歌
20.44年目のカレーライス
21.恋の歌
22.夜汽車のブルース

<アンコール>
23.不滅の男
24.夢よ叫べ

*01.15.は、ピアノ弾き語り
*08.は、ウクレレ弾き語り
*他、全て生ギター弾き語り





余談というか、蛇足。
休憩のとき、席を立ってロビーへ出ようとしてたら、
ふっと何か気になるものが視界の隅に映った。
ん?と、そちらへ顔を向けて見ると、トーベンさんだった!!!
目が合った!!!
ドキドキして倒れるかと思ったけど、涼しい顔して
「こんにちは~」と(虫の息ほどの小声だったけど)
ご挨拶しておきました。
あぁぁ、緊張したーーー!






素敵な手ぬぐい。


2014年4月8日火曜日

遠藤賢司/夜のストレンジャーズ@レッドクロス

「TOP GEAR SHOW!!」
遠藤賢司 / 夜のストレンジャーズ
2014年4月6日(日) 新宿 レッドクロス
開場 18:30 / 開演 19:00
前売 3,000円 / 当日 3,500円 (税込) +Drink Order 500円



まったく、私得の2マン企画。
レッドクロスのブッキング担当さん、本当にありがとう!

と、ウキウキと店に入り、エビスを頼んだら、
あの可愛いメガネ男子が注いでくれたので、さらに上がった。
前日には仙台で歌ってたはずなのだが・・・働き者だねぇ。



まずは夜ストから。
さすがに、エンケンさんと一緒ということで、
ミウラさんのメラメラ、ギラギラ度も三割増といったところか。
おまけに、この日は秋田から、お母さんと叔母さんが来られてたそうで、
「なんだかワケのわからない気持ち」になってたらしい。

披露された新曲はブギー。
『BOOGIE WALK』
やっぱり、夜ストのブギーはいいね。
ドヤ顔でブギーを弾くミウラさんは、めちゃくちゃオトコマエ。
ギラギラしてて、カッコいい。痺れる~。

あと2曲、の前にMC。
ファンにとってはお馴染みの、ウィルコ・ジョンソンの話。
いい話なので、何度でも聞きたくなる。
何度聞いても、じんとする。
この前置きのMCがなくても、
『BACK TO THE ROCK'n'ROLL WORLD』を聴けば、
その想いは、じゅうぶんに伝わってくるのだけれど、
ウィルコの話をするミウラさんを見ると、こっちまで嬉しくなるの。

ロックンロール・ワールドに帰ってくるまでの約2年間、
ミウラさんが苦しんでいた姿は、ライブのたびに見て、感じていたから。
帰ってきてくれたことが、本当に嬉しいのだよ。

最後は「I Love Rock'n' Roll!」というコールを
バシッときめて、気持ちのよい終り方。



WET FINGERS
ソウルフリーター
Rollin' Stone
プライベートな話をしよう
ホームタウンボーイ
そばにいて
BOOGIE WALK
愛する貴方の夢
テレサ
遠い帰り道
ブギ大臣
ヤング&ヒッピー
サムクックで踊ろう
BACK TO THE ROCK'n'ROLL WORLD
I LOVE ROCK'N'ROLL



エンケンは橙色のグレッチで登場。
アンプの前で、フロアに背を向けて立ち、延々とギターを弾くさまが
艶かしくて、カッコよかった。

その後は最後まで、全曲アコギで。

『君にふにゃふにゃ』は、弾き語りを聴いたのは久々だったかな。
バンドではよく聴いてる気がするけど。
この可愛らしい曲を、凄まじいエネルギーを放ちながら歌うエンケンに
ただただ圧倒されてしまう。

いつもそうだ。
毎回、毎回、こちらの期待値を超えてくるのだ。
おそるべし、エンケン。

しかし、最後の音が消えた瞬間に、すっと優しい顔になる。
秋田からミウラさんのお母さんが来られてるということで、
「これは、秋田へ向かう汽車の中でできた曲なんだよね」
というお話をされていた。
『夜汽車のブルース』は、いつもにも増して、
爆走感にあふれていたような気がするな~。



男のブルース
君にふにゃふにゃ
踊ろよベイビー
カレーライス
ぼくは涙がこぼれて落ちた
心の奥まで抱きしめて
夜汽車のブルース

夢よ叫べ


2046年(だっけ?)に、白寿を迎えるエンケン。
そのときは「白寿カレー」(だっけ?)をみんなで食べよう、というMCがあった。
うわー!それは素敵!
と思ってはみたものの、私の方が生きてるかどうか・・・。


2014年1月14日火曜日

遠藤賢司「2014年!開運厄払い!純音楽歌い初め!」@南青山マンダラ

「2014年!開運厄払い!純音楽歌い初め!」
2014年 1月 1日(祝)
東京:南青山マンダラ
第1部:遠藤賢司
第2部:遠賢“猫舞”バンド
(エンケン・湯川トーベン[Ba]・石塚俊明[Dr])
開場 16:00 / 開演 17:00
前売・当日 4,500円(お年玉価格!お屠蘇、お雑煮、おみくじ付)



めでたい、めでたい。
今年も元旦から、エンケンのライブで、
私のライブLIFEのスタートが切れるなんて、まことにめでたい!

昨年も、お餅とお屠蘇が付いていたのだけれど、
今年はお雑煮だ。美味しかった。
私は関西なので、白味噌の丸餅というお雑煮で育ったのだが、
すまし汁の関東風も結構イケるね。

エンケンの手描きイラスト入りのおみくじは、
大吉だったのだが、周囲の人たちを見てると、
「大大吉」や「大大大吉」なんていうのが出ていて、
実は「大吉」が末等だったみたい。
いえいえ、欲張りません。大吉で十分ですよ。



いつものことだけれど、ピンと張りつめた空気が心地よい。
エンケンがギターを弾き始めると、
もう誰も、目が離せなくなってしまう。
ワクワクするような緊張感に会場が満たされる。

曲の終わり、聴衆は、最後の音の余韻が途切れた瞬間、
エンケンの表情が、フッと柔らかく崩れるタイミングを見計らって、
拍手喝采をおくる。
この緊張と弛緩の繰り返しを、
またもや、至近距離で味合わせていただいた。
その席に座れたことが、私にとっては「大大大吉」みたいなもの。

トーベンさんとトシさんが入って、エンケンバンド。

トシさんのドラムの有機的なリズムに打ちのめされそうになる。
まさに「生きてる」という音、生の躍動が聴こえる。
そうだ。これがエンケンバンドの骨格であり、動脈なんだな。
そこに、トーベンさんのペースが脈打って、血が通うのだ。

ギターアンプの調子が悪く、スタッフさんが苦労されていたが、
エンケンの“動じなさ”がカッコよかったなぁ。

『踊ろよベイビー』のときだったか、トーベンさんのハープが出た!
トーベンさんのハープ、大好きだ。
カッコいい。

今年も、メンバーそれぞれ「お酌タイム」があり、酒瓶を持って、
客席をまわってくれた。
まぁ、私の席は前過ぎて、圏外だったのだけれど。
しかし!
もっといい物をいただいてしまった。
落としたピックを曲の合間に拾い上げたエンケンが、
ふっと、それを私の目の前に差し出してくれたのよ!!!
へっ!?と呆けた顔をした私に、優しい表情で頷いてくれて・・・。
感激っ!!
家宝にいたします!!!



アンコールの最後は、新曲。
優しい優しいピアノ曲。
エンケンのピアノは、びっくりするくらい繊細な音色。



<第一部>ソロ
01.猫が眠ってる
02.カレーライス
03.歓喜の歌
04.心の奥まで抱きしめて
05.フォロパジャクエンNo.1
06.夜汽車のブルース

<第二部>エンケンバンド
07.満足できるかな
08.踊ろよベイビー
09.史上最長寿のロックンローラー
10.ちゃんとやれ!えんけん!
11.東京ワッショイ
EN1.不滅の男
EN2.夢よ叫べ
EN3.日傘の女・雲雀

01-06,EN2…エンケン[AG]
07-11,EN1…エンケンバンド(エンケン[EG])
10…エンケン[EG][Dr]
EN3…エンケン[Pf] ※初披露、タイトル(仮)





2013年6月19日水曜日

『エンケンロックベスト盤 1996~2012』発売記念ライブ@新宿ロフト

『エンケンロックベスト盤 1996~2012』発売記念ライブ!
出演:エンケンバンド(遠藤賢司 / 湯川トーベン / 石塚俊明)
ゲスト:鈴木茂
6月12日(水)  新宿ロフト
開場 18:00 / 開演 19:00
前売 3,800円 / 当日 4,300円 (税込) +Drink Order
学割:当日 2,500円(要入場時に学生証提示)+Drink Order



今回もはりきってチケット取ったので、
はりきってカブリツキで拝見、拝聴。

実は、ライブの前に映画館で「中学生円山」を観てきて、
映画そのものはともかく、エンケンの圧倒的な格好良さが
堪能できる映像だったので大満足。
今日は一日、エンケン三昧なのだーー!



フロアに入ると、ポータブルのテープレコーダーが、
ステージ上、エンケンの座る椅子の上に置かれていて、
そこから、1970年代の歌謡曲が流れていた。
私にわかったのは、ピンク・レディーとか、
岩崎宏美、石野真子あたり。
もっと古いのは、よくわからなかったけどね~。
あの選曲は、エンケンなのかなぁ?


「ロックベスト盤」のレコ発記念ライブということで、
収録曲は、ピアノ曲を除く全曲をやるらしい。
つまりは、かなり熱いライブになるということだ。
名曲揃いだもんな。

エンケンは唐草模様のシャツで登場。
いつ見ても、背筋がピッと伸びているなぁ。

アコースティックの弾き語りで4曲。
サッカー日本代表のための曲『頑張れ日本』は、
レコードでは、ブラスやストリングスが入ってるんじゃなかったっけ?
それをギター一本の弾き語りとは、凄いな。
自分でも「この曲、難しいんだよ」と言ってたので、
激しくコードチェンジする左手を凝視してしまったわ。
弾き語りで演る前提では作ってないだろうから、
そりゃもう、忙しそうでしたよ。

エンケンの弾き語り4曲の後、トーベンさんが呼び込まれる。
「中学生円山」でも使われた『おでこにキッス』
こういうスローナンバーでの、
トーベンさんのベースが秀逸なのである。
エンケンの囁くような歌に寄り添い、
そっと愛撫するかのような繊細さで音を紡いでいく。
その優しい低音に促される、エンケンの歌の優しいこと。
これは“愛”であるな。

次の曲『Who do you love!』は、
トーベンさんもベースをアコギに持ち替える。
二人のアコースティック・デュオが、カッコよかった。
それほど激しくストロークしてるわけじゃないのに、
音に迫力があったのだ。
気迫かな。

トーベンさんと入れ替わりで、鈴木茂さんが登場。
『ラーメンライスに乾杯』ライブで聴いたの初めてかもしれない。
とにかく、茂さんのギターの音色の艶っぽさに驚いた。
エンケンが弾くアコギの音の間隙を埋めるような、
合いの手を入れるような弾き方なのだが、音の存在感が凄かった。

『やっぱりあなたの歌でなきゃ』を
茂さんとトーベンさんの3人で演奏した後、
次の曲は『君にふにゃふにゃ』で・・・とMCを始めたエンケン。
下手ではトーベンさんが、ニヤニヤしている。
じゃあ、やります。と、エンケンがスタンバイに入ったところで、
私も気付いた。
ん?ドラムは入らないの?トシさんは・・・?
トーベンさんがニヤニヤしながら、エンケンの顔を覗き込むも、
気付いてもらえず、袖からスタッフさんが出てきて
エンケンに耳打ち。すると・・・。
あっ!ふふふ・・・と、笑ってトシさんを呼び込んだ。
忘れられちゃったのね、トシさん。

確かに、今日の構成は、メンバー入れ替わりが多く、
進行を覚えるのは難しかっただろうと思う。
そういえば、エンケンのハープも、10種類くらい用意されてて、
それも段取りが複雑そうでしたわ。

やっぱり、エンケンはロックやな~。
なんて、ご本人に言ったら「純音楽だ!」と叱られてしまうかな。
音楽のジャンル分けという意味ではなく、
ファッション、カルチャーという意味をも超えた、
生き様として、他者と対峙する姿勢がロックだと思うのだ。
凄まじくカッコいい!

『史上最長寿のロックンローラー』が大好きだっ!
これをライブで聴きたくて、聴きたくて。
尺が長いせいか、ライブではあまり演っていないんじゃないかな。
このリズムは、血がたぎるわ~。
口上のような歌も、かっこいいし。
アンプに向かってフィードバックをかけてるエンケンの後ろ姿が、
すごくカッコよくて、絵になるなぁ、と思った。
長い足を大きく開いて、少し腰を落として。
安定感のあるキレイなシルエットなのだ。
さすが、四股踏んで鍛錬してらっしゃるだけのことはある。

ここから『東京ワッショイ』までの流れは、強烈だった。
バンドのエネルギーが迸って、前で見てた私は火傷しそうだったよ。
そんな中、猫踊りが出てくるのがエンケンの可愛らしいところ。
しかも、エンケンの猫の形態模写は
池野めだか並みに本物っぽいのであるよ。(←関西人にしか伝わらん)

最後に『ド素人~』で、エンケンのワンマンショー。
これはいつ観ても圧巻。
たぶん、体内を流れる血のように、音楽が流れていて、
それを高い純度で取り出すような作業を
行っているんじゃないかと思うのだ。
だから、その音を聴いていると、エンケンのインナーワールドに
取り込まれてしまったような感覚になる。
トリップしてしまうのだ。

そして、トーベンさん、トシさんのソロへ。
まだ、さっきのトリップ状態のまま、
そのフィールドの主が切り替わる。
トーベンさんも、トシさんも、己の中から湧き出すグルーヴに
真摯に向き合っているのが伝わってくる。
そんなに容易いことではないはずで、だからこそ、痺れるのだ。
再び三人の音が重なると、それぞれの個は個の輝きを放ちつつ、
大きなひと塊りになる。
威力絶大!失神しそうだぜ。


アンコールは、エンケンバンド+茂さんの4人で、
『俺は勝つ』
平均年齢63才だそうだが、なんて豪華な面子なんだ!と
改めて溜息が出る。
こんなの見せられたら、四十代なんて
まだまだ“あまちゃん”だわー、と思わざるを得ない。



01.純音楽の道
02.口笛ふいて
03.頑張れ日本
04.心の奥まで抱きしめて
05.おでこにキッス
06.Who do you love!
07.ラーメンライスで乾杯
08.やっぱりあなたの歌じゃなきゃ
09.君にふにゃふにゃ
10.惚れた!惚れた!
11.嘘の数だけ命を燃やせ
12.フォロパジャクエンNo.1
13.史上最長寿のロックンローラー
14.踊ろよベイビー
15.東京ワッショイ
16. ~ド・素人はスッコンデロォ!
~東京ワッショイ
enc01.俺は勝つ
enc02.夢よ叫べ
enc03.夜汽車のブルース



終演後、CD購入者のサイン会に並んだ。
気の利いたことは言えないけれど、
一応、準備してきたとおりのことは言えた。
エンケンの目は、本当に優しいんだよね。

今日は、握手の代わりに“猫タッチ”!
なんだかすごく幸せな気分!
これだと掌の汗ばみも気にならないし、流行るといいのにな。

2013年1月11日金曜日

遠藤 賢司「2013年!開運厄払い!純音楽歌い初め!」@南青山MANDALA

「2013年!開運厄払い!純音楽歌い初め!」
2013.01.01(祝) 南青山MANDALA
第1部 遠藤 賢司(Vo,G)
第2部 エンケン‘猫舞’バンド
[遠藤 賢司(Vo,G) 湯川トーベン(B) 石塚 俊明(Dr)]
開場16:00 開演17:00 
¥4,500(1ドリンク+お屠蘇+「磯辺焼餅」or「安倍川餅」付)



下北沢でフラカンとカウントダウンをした16時間後、
私は南青山にいたのである。
なんで正月から、こんなハードなスケジュールになってるのか
・・・そこは、深く追及するのはよそう。
自分のお馬鹿加減が浮き彫りになるだけで、虚しくなる。

開場待ちで並んでいると、リハの音が少しだけ漏れ聴こえてきた。
ちょっと押してるみたいだな、こりゃ。
・・・と、ぼけーっとしていると、トーベンさんとトシさんが
みんなに「おめでとうございます!」と挨拶をしながら通っていった。
しばらくすると、エンケンも出てきて、
「遅れちゃってすいません」と謝っていた。


今回のライブは、ドリンクの他にお屠蘇とお餅が付いていて、
まさに、お正月らしい企画が嬉しい。

ちなみに、このお屠蘇でいただいた日本酒が、
おかわりしたいくらいに美味しかったんだよね~。
日本酒飲むのは久しぶりだったから、
お猪口に一杯だけだったけれど、顔が火照ってきて、
いい塩梅の心地よさで、エンケンの登場を待つ。

そこそこ良番だったので、フロアの前の方の席に座ったのだが、
MANDALAでこんなにいい席に座れたの初めてだわ。
見晴らしいい!


エンケンは、いつものように派手な和柄のシャツで
とてもオシャレでお似合いだ。
色合いはお正月っぽくも見えるような・・・。

フィンガーピックを装着して(ギターは三郎くんだったかな?)
弾き始めた一曲目は『猫は眠ってる』
本当に、よく鳴るギターだなぁ。
ストロークが弱いと指摘を受けている私でも、
あのギターを弾いたら、すっごい音が出そうな気がするよ。

エンケンのライブは半年ぶり。
当然といば、当然のことだけれど、
毎回、唯一無二のライブを見せてくれる。

『満足できるかな』の歌詞の詰め込み具合が、
今までに聴いたことない感じだったなぁ。
まるで、歌舞伎の口上のようだった。

MCでは、クドカン監督の「中学生円山」に出演した話。
中村トオル氏の立つ姿がカッコ良くて、さすが役者だな、
と感心したらしいが、
「僕もギターを持ってたら負けないんですけど」とも。
たしかに、エンケンのギターを抱えた立ち姿は、
凄まじくカッコいいと思うよ。

一回休憩を入れるものだと思っていたけれど、
インターバルなしで、トーベンさんとトシさんを呼び込んだ。
エンケンのセッティングも椅子が下げられて、
美しいギター、ホワイトファルコンに持ち替える。

そうなのだ。
このホワイトファルコンを持って立つ姿が、凄まじくカッコいい。
スッと伸びた背筋で、グッと魂を込めた目線を正面に向けて、
背後に青白い炎が燃え盛っているのが見えそうなほど、力強い。
うん、毘沙門天に似ている。

3人揃ったところで『不滅の男』
この曲、大好きなのだ。
無条件でテンションが上がる~!

次の『プンプンプン』だったかな。
エンケンのオレンジのグレッチを久しぶりに見たなぁ。
この曲はとにかく、バンドのグルーヴが気持ちよくて、痺れるわ。

終盤では、曲中に、エンケンがフロアのお客さんに
お酒を注いで回るという大サービスをする場面も。
残念ながら私は、あと一歩のところで届かなかったんだけれど。
後ろの方のお客さんは嬉しかっただろうなぁ。
あの辺の席は、本当に視界が悪くて、涙が出そうになるからねぇ。
続いて、トーベンさんとトシさんも、エンケンに促されて
両サイドのお客さんにお酌のサービス。
いーなー、いーなー、と指をくわえて見てましたよ。

もちろん、ちゃんと、ベースソロ、ドラムソロのパートもあったよ。
トーベンさんのスラップ風なフレーズに、おおっ!となった。
ほんのちょっとだったけどね。
ギターを持ったエンケンが、凄まじくカッコいいように、
プレベを持ったトーベンさんも、凄まじくカッコいい。
彼らに抱かれてる楽器は、幸せだよなぁ。
あー、私も楽器になりたいわ・・・と妄想し始めたところ、
とんでもなく卑猥なことになりそうだったので、慌てて止めた。

珍しくセンターゾーンに座ってたせいもあるけれど、
この日は、トシさんのドラムが凄かった~。
躍動感が漲っていた・・・という言い方だと、とても健全な印象だけど、
そうじゃなくって、もっと妖しい感じ。
くねくねと蛇が這っていくような、不穏な空気を孕みながら、
自由自在に生を謳歌するビート。
ゾクゾクしたな~。
そうかー、巳年だからかー。
いや、かんけーないかー。

『ちゃんとやれ!えんけん!』で、
エンケン渾身のギター&ドラム!
毎回のことだが、この光景には魂が震える。
汗を流して、必死で音と向き合ってるエンケンを見ると、
怠け者の自分が、とても恥ずかしくなる。
ゴメンナサイ、と誰かに謝りたい気持ちにさせられる。



猫が眠ってる
カレーライス
雪見酒
満足できるかな
~君にふにゃふにゃ
~満足できるかな

不滅の男
プンプンプン
男のブルース
外は雨だよ
荒野の狼
歯のないうさぎの口
踊ろよベイビー
東京ワッショイ
~ちゃんとやれ!えんけん!
~東京ワッショイ

夢よ叫べ
美しい女



アンコールの『美しい女』は、本当に繊細で美しかった。
エンケンのピアノ音、私にはすすり泣きのように聴こえる。

2012年6月6日水曜日

遠藤賢司「不滅の男」第3弾!@ROCK JOINT GB

「遠藤賢司『不滅の男』第3弾!」
6月 3日(日) 吉祥寺 ROCK JOINT GB
出演:遠藤賢司バンド(遠藤賢司 Vo.G、湯川トーベン B、石塚俊明 Dr)
開場 18:00 / 開演 19:00
一般前売 3,700円 / 一般当日 4,200円 / 大学生・専門学校生 2,000円
+Drink Order


あれやこれやと所用を片付けていたら、
またもや辿り着いたのは開場時間をギリギリ過ぎた頃。
しかし、幸いなことにリハが押していたのか、
なんとか駆け込みセーフ!
あー、もうちょっと時間に余裕をみて行動しなきゃなぁ。
いい大人なんだからね~・・・反省。

というわけで、ベストポジションをゲット。
今回はステージ前の柵が設置されていなかったなぁ。
モッシュがおきたり、ギューっと前に圧がかかったりしないから、
ぜんぜん問題はないんだけれど、開演を待ってる間、
あれがあると寄っかかれて楽チンなんだよねぇ。
こんなこと言うと、圭介の「年をとるってことは~♪」という声が
聞こえてきそうだな。



エンケンが最初に持ったギターは二郎くん。
ちゃんと“じろう”と書かれているのが見える距離だからね。
最初の曲『ちゃんとやれ!えんけん!』で、いつものように
激しくギターを掻き鳴らしていたら、弦が切れた。
ハープでつなぎながら、曲途中にギターを交換。
代打は三郎くん。(もちろん“さぶろう”と書いてあるのですよ)

こんな序盤に『夜汽車のブルース』持ってくるのかぁ。
見るたびに進化しているように思える曲。
ライブだから、同じものが二度と見られないのは当然で、
エンケンの演奏も毎回違うし、印象が変わるんだよね~。
今日のは、疾走する汽車そのものじゃなく、
汽車に乗っている旅人の心象風景が浮かんでくるような音だった。

ギターのヘッドに鈴を引っかけて、フィンガーピックを装着。
このセッティングは、きっとアレだな・・・と予想。
これが大当たりで『猫が眠ってる』
ふふふ、なんだか、すっかりエンケン通になったみたいで嬉しいな。
フィンガーピックでジャラーンと弾くと、
まるで琵琶のようで、少しオドロオドロしい音がするのだ。
妖怪とか物の怪が出てきそうな。

そういえば、MCでは「象形文字で歌います」と高らかに宣言していた。
「英語でなんか歌いたくない!」と。

エンケンがブログに書いていた、新しく買ったホワイトファルコン、
“白鷹深雪”が登場。
音符の柄が入ったストラップを付けているのだけれど、
黒い音符を赤く塗り替えていて、キュートになってましたわ。
エンケンは血の色をイメージしているらしく、
「これは“吸血譜”です」とのこと。

そのホワイトファルコンで『ごめんね』
これまでとはうって変わって、繊細に音を紡ぎ出す。
空調の音がゴォォと耳障りに感じるほどに、フロアは静まりかえって
エンケンの生み出す微細なノイズにまで耳を傾けていた。
観客とエンケンの対決は、こういう静かな曲のときにその深度を増す。
そのピーンとはり詰めた空気を切り裂くように、ハープがむせび泣く。
曲が終わって、大きく息を吐いて呼吸を整える。
息することを忘れるくらいに集中して観ていたのだよ。

『ド・素人~』では、いつもながら圧巻のドラムパフォーマンス。
エンケンが一心不乱にドラムを叩く姿は、本当に神々しい。



ここで、トシさんとトーベンさんが登場。

前回、エンケンが神無月のことを褒めまくったおかげで、
その日の物販で飛ぶようにCDが売れたらしく、
引き続き今回もベタ褒め。
「ピンクフロイドとはっぴいえんどを足したような」と形容していて
「それじゃ、余計にわかりにくよ」とトーベンさんが突っ込んでいた。
なんていうか、照れ隠しだね。
エンケンがあまりにも盛大に褒めてくれるので恥ずかしかったのだろう。

3人揃って最初の曲が『不滅の男』
このイントロ聴いただけで、無条件にアガる。
しかも、今日はやけにベースの音がデカイぞ。
ベース音の輪郭がくっきりはっきりで、ドシーンとくる。
お腹にズンズンと響いてくる音で満腹になりそうなほどだ。

トーベンさんが、いつものプレベを弾いてる姿が
そりゃーもーカッコ良いのだが、近すぎるが故に直視できず、
ちらちらと盗み見る感じになってしまう自分が情けない。
「指弾きが色っぽい」説などを論じた手前、せめて手元くらいは
しっかり見なくては、とチラ見を繰り返しながら鑑賞。
あぁ、今思い返してもため息が出ちゃうほどカッコいい。
押弦する左手が美しかった。
やっぱり、シイタケでも構わないわ・・・。(※前記事参照のこと)

このあと最新アルバムから2曲が続く。
今日はなぜか、トシさんのドラムが気になってしょうがない。
エンケンバンドのグルーヴは、エンケンその人から発せられるものを
トシさんが掬い上げて、トーベンさんが輪郭を持たせる。
と、そんな風に感じているのだが、そのトシさんの掬い上げ方が
神懸かってるように思えたのだ。
絶妙というか、神業というか。

そして、次の曲『外は雨だよ』のときに、バンドならではの
美しい光景を見ることができた。

聞き覚えのあるイントロをエンケンが弾き始めたのだが、
すぐに弦(たぶん1弦)が切れてしまった。
お馴染み、アクシデントフェチの私は意地悪くもワクワクしながら
その様子をじっと見ていた。

エンケンは弦が切れたことを袖にいるスタッフにアピールしながらも、
音を途切れさせることなく刻み続ける。
本来、ここは、ギターだけで歌に入っていくところなのだが、
気付いたトシさん、トーベンさんが、スルッと曲に入ってくる。
そして、ギター交換の間を繋ぐ。あくまでも、さりげなーく。
・・・この絶妙に息の合ったサポートにやられた。
もう、キュン死するかと思うほど、ときめいてしまったわ。
なに?このさりげなさは?
カッコ良すぎーーー!
やっぱり、バンドはいい。美しい。

『荒野の狼』は初めて聴いたけど、凄まじくカッコいい。
狼の遠吠えが聴こえてきたね。

そんな荒涼とした風景から一転、
ポッポー!と、底抜けに楽しい掛け声で始まったのは
『幾つになっても甘かあネェ!』
大好きな曲なんだけど、たぶん、ライブで聴くのは初めてだな。

『プンプンプン』では、トーベンさんがベースをチェンジ。
通称「赤べえ」くんは、フラット弦を張ってるそうだが、
ド素人の私には、その違いはよくわかんない。
見た目に弦がツルッとしているのは、なんとなくわかるんだけれど。

前のライブの感想にも書いたかもしれない。
エンケンバンドの持ち味であるところの、うねり。
3人の音が一つに重なり合って生まれる、うねり。
(グルーヴなんて言っちゃうと、エンケンに怒られそうだもの)
大きな音のうねりが、大蛇となってステージ上を
ぬらりぬらりと移ろっている様が、目の前に浮かんでくるのだ。

ワッショイ、ワッショイとヒートアップした後は『踊ろよベイビー』
佳境に突入すると飛び出すエンケンの猫踊り。
そこへトシさんが「ワン!」
エンケンと猫vs犬の対決が繰り広げられる。
すると今度は、トーベンさんが「ブヒー!」なんと、豚だよ。
というわけで、猫vs犬vs豚の三つ巴の争いが勃発。
馬鹿馬鹿しくも可愛らしいステージ上のアラカン男たちに
萌え~。
さっきまでの鬼気迫る表情とのギャップがたまらない。
最後は三人が円陣組んで肩を抱き合うはしゃぎっぷり。
おーい、演奏はどうなったー?



アンコール。
再登場してアコギを持ったエンケンが、
まっすぐに私に向かって近づいて来るではないか。
何?何?私に何かサービスでもしてくれるの?
と、キョトンとしてバカ面で見つめ返していたのだけれど、
はっと気付いた。
エンケンはフロアへ下りようとしているのだ。
つまり、私に「場所を空けて」と目で訴えていたのだよ。
サッと体を横にずらし、ステージから下りて
フロアの中央へ向かって歩いていくエンケンの背中を見送った。

『夢よ叫べ』をマイクなしのギター一本、
観客と同じ高さに立って歌うエンケンの背中は、
65才とは思えないほど生気に溢れていたのだけれど、
なんだか寂しげに見えて、せつなくなった。


歌い終わってステージに戻ったエンケンが
「トシ!トーベン!」と呼び込むと、
袖から二人が登場。
トシさんは着替え途中に慌てて飛び出してきたのか、
上半身裸の無防備な格好で、恥ずかしそうにしてて可笑しかった。
あっ、トーベンさんはちゃんとしてましたよ。
ちょっと残念(!?)




01.ちゃんとやれ!えんけん!
02.夜汽車のブルース
03.心の奥まで抱きしめて
04.猫が眠ってる
05.ごめんね
06.満足できるかな
07.ド・素人はスッコンデロォ!
08.不滅の男
09.ブルースに哭く
10.俺が死んだ時
11.外は雨だよ
12.荒野の狼
13.幾つになっても甘かあネェ!
14.俺は勝つ
15.プンプンプン
16.東京ワッショイ
17.踊ろよベイビー
-アンコール-
E1.夢よ叫べ



エンケンバンドは、永久に不滅です。

2012年1月15日日曜日

祝!生誕65周年“遠藤賢司 第三回純音楽祭り”@渋谷クラブクアトロ

祝!生誕65周年“遠藤賢司 第三回純音楽祭り”
【出演】遠藤賢司 / 満園兄弟(英二[Dr] , 庄太郎[B])
Ⅰ部ゲスト:大槻ケンヂ / 戸川純(+ライオン・メリィ[Pf])
Ⅱ部ゲスト:山本恭司[EG]
2012年1月13日(金)渋谷クラブクアトロ 
開場 18:00 / 開演 19:00
前売 4,000円 / 当日 4,500円 (税込) +Drink Order




ちゃんと聴けた・・・かどうか、自信のないまま渋谷へ。

リハが押しているとのことで、開場前に到着。
クアトロ名物の柱の前あたりに陣取る。
開演までの間、りーさんがCDJでのフラカンの様子をもっと教えて、
というので、あんなことこんなこと(たいした内容ではない)を
止めどなくお喋りする。
いやー、よう喋るなぁ、私ら。
普段の生活でマイノリティに属しているものだから、
話しのできる相手に会うと、つい止まらなくなってしまうのだ。

そうこうしてるうちに時間になり、客電が落ちる。



真っ暗なステージにエンケンが登場。
ギターはホワイト・ファルコンか?
客席に背中を向け、照明に照らされてシルエットが浮かび上がる。
そして、背を向けたまま『為に、音よ言葉よ俺の心に突き刺され』を
1曲歌い切る。

後ろ姿にも隙がなく、エンケンの気迫が会場を満たしていく。
やっぱり美しい人だなぁ、と歌うエンケンの後ろ姿に惚れ惚れする。

『ちゃんとやれ!えんけん!』では、
エンケンの豪快パフォーマンスが炸裂。
ギター弾きながらタイコたたいちゃうの。
あれ、初めて見る人は度肝を抜かれるよね~。
オーケンが「あんな65才ないよね」と言っていたけど、
ホントに、あのエネルギーは凄まじいものがある。
私もお腹にグイッと力を込めて、食い入るように見つめる。
エンケンに勝負を挑まれてる気がして、
それならば、受けて立たねば、と。

『夜汽車のブルース』が、今日はまた一段と凄かった。
暴走?爆走?・・・というと言葉が悪いが、
物凄い迫力で走り抜けていく汽車が、何度も目に浮かんだ。



為に、音よ言葉よ俺の心に突き刺され
ちゃんとやれ!えんけん!
もうちょっとだけ頑張ってみようかな …2011年3月14日月曜晴れ…
満足できるかな
夜汽車のブルース



エンケンがステージを去って、オーケン登場。

アコギを持っている。
あれ?確か、オーケンって、楽器が何もできないんじゃなかった?
そしたら、一昨年くらいからギターを練習し始めたんだって。
「今日はギターの練習を見てもらいに来ました」って。
「早く、ゆずが弾けるようになりたい」って。

なんだかんだギコチなくなるところもありながら、
見事に2曲を弾き語っている姿に共感&親近感。
なんか、勇気づけられた。
40過ぎでギター始めても、大丈夫だよね~。
すごく、ちゃんとやっていたよ。


オーケンはそのままステージに残り、
エンケンと戸川純ちゃんが登場。

戸川純ちゃん・・・
怪我して運動できなくて、25キロも太ってしまったとか。
今は足を怪我してて、スタッフさんに肩を借りて歩いていた。
おまけに今日は、喉の調子が最悪ということで、
まさに満身創痍といったところ。
ご本人もいたく申し訳なさそうだった。

そんな3人で『カレーライス』

エンケンは“歌わない”練習をしたんだとか。
どうしても、ギター弾き始めると歌ってしまうらしく、
歌わないでいるのが難しかったらしい。

純ちゃん、やっぱり声が出てなくて、辛そうだった。


そんな純ちゃんのソロのステージ。
ピアノのライオン・メリィさんは、なぜか女装。

すごく痛々しくて、勝手に心配して見ていたんだけれど、
声が出にくいながらも、PAさんに「リバーブ多めに」と
注文つけつつ、ちゃんと歌い上げていた。
見事に戸川純の世界観に惹きこまれたもの。感動。
純ちゃんも、ちゃんとやってた。


ここで、第一部終了。
転換中、カレーのいい匂いがして、そそられた。
けど、お腹いっぱいでのライブは厳しいのでガマン。



第二部は、バンド形式。
初めて見る満園兄弟のルックスにびっくり。
なんじゃ、このオトコマエは!!!!
カ、カ、カ、カッコいいいいいいーー!
たぶん、私、あんぐりと口を開けていたに違いない。

そして、恭司さんも出てきて
ニューアルバムの1曲目のインスト曲『エンケンがやってくる!』
こりゃ、まるっきりハードロックですわ。
そりゃそうだ、恭司さんと満園兄弟の3人はWILD FLAGだもんね。

この曲だけで、恭司さんは引っ込み、
エンケン+満園兄弟のスリーピースで
ニューアルバムの曲を立て続けにやっていく。

確か、このバンド編成でのライブは初めてのはず。
エンケンのMCの終わるタイミングなんかが掴めず、
曲入りのタイミングを見失わないように
エンケンの横顔を凝視している満園弟の真剣な眼差しが
ちょっと微笑ましかったなぁ。

すっごい新鮮なグルーヴ。
なんていうか、「若い!」「活きがいい!」といった印象。
やっぱり、バンドが変わると曲の雰囲気が全然違ってくるね。
『踊ろよベイビー』が、弾むようでダンサブルでしたわ。
もちろん、エンケンの猫踊りも出たよ。
うーん、キュート!

今日の出演者全員揃って『不滅の男』
なんと!
あんなに痛々しかった純ちゃんが立ち上がって、
2番を熱唱した。
「冗談じゃないよ 馬鹿野郎!」と、啖呵切るところが、
すんごいカッコよかった~。痺れた。
「エンケンさんのパワーで、クララが立った、みたいな~」
と自分で言っていたけど、みんなと一緒に四股まで踏んでたな。
あぁ、無理しないで!と、こっちが心配になる。

『不滅の男』を大声で歌うと、パワーが漲る感じがする。
ついでに感動して涙も出てしまうのだが。



アンコールは恭司さんと二人で『夢よ叫べ』
恭司さんが、徐に「ハッピーバースデートゥーユー♪」と
ギターを弾き始めて、会場も大合唱になる。
エンケンは
「それだけは、やって欲しくなかった」と言ってた。
英語なのが気に入らないらしい。
「日本語のを作ってよ。でも、ありがとう」と。

昨年、エンケンのお母さんが他界されたそうで、
紅白出演を見せて上げられなかったのが残念そうだったけれど、
これからは、恭司さんのご両親を思ってやっていくと。
恭司さんのお父さんは『夢よ叫べ』が大好きなんですって。

このギターソロは、CDで聴いても凄いのだが、
生で聴くともっと凄かった。
魂に突き刺さるような“哭き”の音色。
アームとトーンコントロールのツマミを駆使した
繊細な表現が素晴らしい。
エンケンの歌は、いつ聴いても突き刺さるし。
これは、本当に紅白で日本中の人に見て欲しいな。

最後にピアノのインストで『美しい女』
エンケンのピアノ曲はいつも繊細で優しく美しい。


いつものように見得をきって、エンケンがステージから去っていった。
今日も、フル充電させてもらったわ。


エンケンがやってくる!
俺が死んだとき
ブルースに哭く
ア!ウ!
心の奥まで抱きしめて
踊ろよベイビー
東京ワッショイ
不滅の男

夢よ叫べ
美しい女





余韻に浸りながら、ドリンク飲んでまったりとしていたら、
物販でCDが売り切れるという事態に!
あー、りーさん、ごめんなさい。
今日は新譜のCDを持ってる人だけ限定のサイン会だというのに。
私はタワレコですでに購入済だったので、
とりあえず、りーさんも一緒に並んでもらった。
せめて、握手だけでもしてもらおうということで。

あいかわらず、気の利いた言葉が出てこない。
後から思うと「ちゃんとやります!」と言えばよかったのだが、
握手してもらってテンパッてて思わず「頑張ってください」だって。
はっ。
エンケンに、
こんなにちゃんとやってる人に「かんばって」だなんて、
失礼なこと言ってしまった・・・激しく後悔。
幸い消え入りそうな小声だったので聴こえていないことを願う。

エンケンの握手は力強くて、温かかったな。

2011年11月1日火曜日

遠藤賢司「不滅の男」第2弾!@ROCK JOINT GB

遠藤賢司「不滅の男」第2弾!
エンケンバンド
(遠藤賢司Vo.G/湯川トーベンB/石塚俊明Ds)
10月30日(日) 吉祥寺 Rock Joint GB
開場18:30 / 開演19:00  ¥3700 / ¥4200 +1D
大学生・専門学校生¥3000 高校生¥2000



このブログを読んでいただければおわかりでしょうが、
私は、年がら年中、アホみたいにライブばっかり行っとります。
それでも、ライブの前になるとソワソワドキドキして、
仕事が手に付かなくなることも、しょっちゅう。
なかなか慣れるもんじゃないんだな。
しかし、今回はそんなもんじゃなく、ソワソワドキドキの最上級、
それプラス「ひゃあ」とか「あぁああぁ」とか、意味不明の声を発しては、
上がっていく心拍数を抑えるために深呼吸したり。
とにかく、めちゃくちゃ楽しみにしてたのだ。
待ち遠しすぎて、時間の流れがもどかしく感じるほどに。



5時頃吉祥寺に着いて、前売チケットを買うため、GBへ向かう。
そう、12月にグルーヴァーズのワンマンがここであるのだよ。
そしてGBの前まで来て・・・あっ!!!
トーベンさん!
スタッフの方なのかな?座り込んでお話されてる横を
知らん顔して無言で通るわけにもいかず(面割れだから)、
・・・ こ ん に ち は 」と、消え入りそうな声をかけさせていただきましたよ。
聞こえてないかもしれないけど。
とにかく急ぎ足で。
もう、酸欠寸前だもの。
ハァハァハァ・・・。



今回は、エンケンを初めて観るという、りーさん、ニアさんとご一緒。
お二人は初対面だったけれど、すぐに打ち解けたもよう。
よかった。
そして、私がガッツで良番チケットをもぎ取っていたので、
特等席を確保できたぜ。
あー、いい眺めだ。
楽器のセッティングしてあるステージを見ているだけで、ときめく。

エンケンのヤマハのアコギは、古い順から、
一郎、二郎、三郎、と名付けられ、ヘッドのところに番号がふられている。
ステージに並んでその出番を待っていたのは、二郎君と三郎君。
サウンドホールの周りが削れるほどに使い込まれているのが素敵。
飼い主を待つ犬のように、エンケンに掻き鳴らされるのを待っているみたい。
そう、愛猫家のエンケンのギターなのに、犬のような佇まいだった。

世代の違う三人で、好きな音楽の話をキャッキャとしていると、
照明が落とされ、ついにエンケンが登場。

最初に手にしたのは三郎君だったかな?
そのギターをかき鳴らす、ジャラーンという音が響いた瞬間、
場内の空気が一変する。
みんなが、ステージの真ん中に座っているエンケンに意識を集中させて、
どんな小さな音も聴き逃すまいとしている。
たった一振りのストロークで、グイッと聴く者を惹きこんでしまう。
いったいどんな魔法を使ったんだろうか、と考えていると、
それが魔法みたいな薄っぺらなものじゃないことがわかる。
鍛錬され、研ぎ澄まされたエンケンの気迫が波動となって、
観客の心を震わせるのだ。

アコギの弾き語りは4曲くらいだったかな?
『満足できるかな』で始まって、新曲『心の奥まで抱きしめて』
『夜汽車のブルース』など。

この前も思ったけど『夜汽車のブルース』のギターは、
本当に汽車の音に聴こえる。
ただ、走り過ぎて行く汽車を見送る感じではなく、
汽車に乗ってるか、もしくは汽車と同じスピードで並走してるか、
とにかく、一緒に疾走してるような気分になる。
うっかりすると、振り落とされてしまいそうだが。

一曲一曲、尋常ではない熱量を発しながら、
ギターを弾き、ハープを吹き、歌をうたうエンケン。
聴き手も気を抜くとふっ飛ばされてしまうから、
必死になってエンケンに喰らいついていく。

そんな真剣勝負の合間のMCでは、
人が変わったように優しい表情で、生真面目に話すエンケン。
「エンケーン!」と、女性からの声がかかると、
ニッコリ笑って「ハイ」と嬉しそうな表情をする。
すごくチャーミング!

伊豆のレコーディングスタジオの猫“カブキ”の話。
ただ可愛がるだけじゃなく、真剣に猫の気持ちを理解しようとする
エンケンのその心の在り方が、途轍もなく美しかった。




トシさんとトーベンさんを呼び込み、
エンケンは立ち上がって、ギターをグレッチに持ち替えた。
甘ったれるなよ!というエンケンの声で始まる。
『東京ワッショイ』
大好きな曲。
気が遠くなるほど待ち焦がれたエンケンバンド。

すごいすごいすごいすごい・・・・・。

ドラムソロ~ベースソロ、それぞれ10分近くやったんじゃないかな。
このへん、時間の感覚が狂ってるから、はっきりしないな。

トシさんのドラムは、湿度が高いな。
ドロっとした妖しさとプリミティブな力強さが混じり合って
ぬるっと蛇行するように体の中にねじ込んでくるリズム。

トーベンさんが、こんなベースを弾くのを初めて見た。
本気度がハンパないわ。
いつもと目の色が違う。
少し苦しげに、体から何かを吐き出すようにしながら音を紡いでいく。
吐き出し続けて、トーベンさんが空っぽになってしまいそうで恐かった。

それぞれのソロの間、舞台の真ん中で仁王立ちのエンケン。
照明もほとんど当たってなくて、濃い陰の中から、
真正面を睨みつけるように見つめて、じっと立っている。
まるで不動明王のようだった。

再び三人の音が重なると、
何もかもを呑み込んで巨大化していく大蛇のように、
私を、観客を、この空間すべてを呑み込み尽くしていった。
なんという至福、なんという恍惚。

すごいすごいすごいすごい・・・・・。

「ちょっと休まないと、トシとトーベンが倒れちゃうんで」と、
エンケンのMC。
「神無月のCDが・・・」と、突然はじまったので、
ちょっと慌てるトーベンさん。
さっきまで、異形の形相で鬼気迫る演奏をしていた人達が、
仲良さそうにニコニコしながら話してて、不思議な感じ。
いや、こっちの方が素なんだけどね。
エンケンが神無月のことを絶賛してくれるのが、恥ずかしくて
照れ照れのトーベンさん、もういつもの優しい顔に戻ってた。
このエンケンの宣伝のおかげか、この日の物販では
神無月のCDが売り切れていた。
(その最後の一枚をゲットしたのは、りーさんでした。)

来年1月に出る新しいアルバムの中から2曲。
『俺が死んだ時』に、「あいつ頑張ってたよな」と言ってもらえるように、
とか、そういうことをエンケンが言ってたんだけど。
ダメだよ、死んでからじゃ遅い。
早く、日本中の人に気づいて欲しい。
ここに、美しく、気高く生きている日本の宝がいることを。
死んでからじゃ、ダメだよ。

『踊ろよベイビー』のときだったかな。
エンケンが、曲の途中で時々猫招きの手でポーズを決めていた。
これ、エンケンがやると不思議とカッコよく見えるんだよね。
トーベンさんも興に乗ってきたらしく、
同じく猫手で踊りながら、エンケンに絡んでいく。
トーベンさんは犬派だからなのか、
その猫手がちょっと様になってなかったりするのだが、
いつの間にか、二人で向き合って、ニャオニャオダンス(?)してる。
なんだ、コレ?
64歳と58歳が、可愛すぎでしょ?
さっきまでの殺気立った演奏とは、なんたるギャップ。
息が止まるかと思ったわ、愛しすぎて。

それから、二人で一緒にシコ踏んでた。
さすがエンケン、足がきれいに上がってて美しいシコを踏む。
トーベンさんも、よく頑張ってついていってたよ。

『不滅の男』は、まさにエンケンのテーマ曲。
私も一緒に声を出して歌った。
「頑張れよなんて言うんじゃないよ 俺はいつでも最高なのさ!」
そうだ、そうだ、そのとおり。
エンケンは、いつでも最高。
いつでも手加減ナシで、観客に真剣勝負を挑んでくる不滅の男。
最高だ!




アンコールは、エンケンバンドでアコースティック演奏。
トーベンさんのアコベ、今日は間近で見られた。
エンケンの繊細な歌声に合わせて、
優しく弦を弾いて、深く深く沁み込んでいくような音色を奏でる。
この世のものと思えないほど、低く澄んだ音が体内に響いた。


最後は、エンケン一人で『夢よ叫べ』
ギターの旋律が哀しく美しい名曲。
一人でステージに立つエンケンの姿が美しいのは、
足が長いとか、姿勢がいいとか、そういうことだけじゃなく、
その痩せた体に内包している魂の形が透けて見えるからなんじゃないか?
美しい魂がステージの照明に照らし出されて、
私はただただ見とれてしまうのだ。

いつものように、格好よく見得をきってステージを去るエンケン。
しばし呆然とした後、涙が溢れるのを止められなくなる。

あぁ、エンケンと出会えた私は幸せだな~。



満足できるかな
心の奥まで抱きしめて
ハローグッバイ
夜汽車のブルース
ちゃんとやれ!えんけん! 
東京ワッショイ
男のブルース
外は雨だよ
ブルースに哭く
俺が死んだ時
君にふにゃふにゃ
踊ろよベイビー
不滅の男

猫と僕と君
夢よ叫べ



セットリストは、公式ブログよりいただきました。

2011年8月30日火曜日

遠藤賢司の生銀座!!生ライブ!!@ヤマハ銀座スタジオ

「生!生!生!」生エンケン!!生ギター!!生ピアノ!!
遠藤賢司の生銀座!!生ライブ!!!!!!!!!!
8月26日(金) ヤマハ銀座スタジオ(ヤマハ銀座ビルB2)
開場 18:30 / 開演 19:00
前売 / 当日 ¥4,000-(税込) 




突然ひらめいて、銀座へ行くことにした。

かなりの豪雨だったんだが、客足は良かったようで、
席を増設したらしい。
私は最後の最後、開演間際に滑り込んだので、
その増設された最後列の席へ。
通路際だったので、かなり見易かった。


この場所は、
あの子供ばんどが復活ライブを行ったところでもある。
あの時とは雰囲気が違って、
小さなコンサートホールといった趣き。
フロアに椅子が並んでるだけで、こんなに雰囲気が変わるのね。
まぁ、こちらの方が本来の姿なんだろうな。
本来、スタンディングの爆音ライブを
演るようなところではないんだよね。


さて、お待ちかねのエンケンが登場。
客席の空気がピリリとする。
みんなが息を詰めるようにエンケンに意識を集中させている。
気持ちのいい緊張感だ。

そしてエンケンがギターを弾き始める。
『猫が眠ってる』だ。
あー、やっぱり凄い。
情念の塊のようなギターが鳴り響いて、
エンケンが歌い始めると鳥肌が立った。

音源を聴いているときも、そうなのだけれど、
エンケンを聴くときは、生半可な気持ちじゃ聴けないというか。
全身全霊をこめた迫力で、聴き手に挑んでくるものだから、
ちゃんと受け止めるには、こちらも襟を正さなきゃならなくなる。

それが、ライブだとなおのこと。
最後の音が鳴り止むまで、一切手抜きなし。
だから、観客も固唾をのんでエンケンを見つめる。
音楽のコンサートというより、
前衛的な演劇を見ているような感覚に近いかもしれない。
ピアノを弾く時が、とくにエキセントリックで、すごかった。
鍵盤を叩きつけるようにして、不協和音を轟かせたかと思うと、
美しいメロディーを奏で始めたりとか。
予測不能で、何一つ見逃すまいと、こちらも必死になる。

そんな憑かれたような演奏をしておきながら、
曲が終わると、一転して優しい表情でMCをするエンケン。
とてもチャーミングであった。

昔は、ここのヤマハでしか輸入盤のレコードが買えなくて、
試聴もできたので、よく来ていたという話とか、
初めてのレコーディングのときの話とか、
とにかく登場人物が豪華で楽しかった。

そして、8月15日に福島で歌ったことについて。
エンケンは「僕はプロだからタダでは歌わない」
というのを信条としているらしい。
だから、最初にミチロウさんからオファーがあったときには
少し悩んだらしい。
でも、遠藤兄弟であるミチロウさんの頼みだったので
引き受けることにしたそうだ。
いいよねぇ、遠藤兄弟の絆、カッコイイ。
そのライブでは、大雨が降って、ずぶ濡れになって歌ったり、
それはそれで面白かったみたいだけれど。
アコギのサウンドホールから雨が入って、
中に水が溜まってしまうほどだったとか。
凄まじい土砂降りだったんだなぁ。
ずぶ濡れになったギターも健在で、ちゃんと鳴っていた。

1月13日、エンケンの誕生日にニューアルバムを発売。
ただいま、絶賛レコーディング中とのこと。
そして、この発売日にクアトロでライブがあるそうです。
エンケンバンド、アイラブユー、恭二さんとのユニットも
出演予定だとか。
豪華!スペシャル!!見逃せませんよ。
しかし、カレーライスは出ないのかな・・・。
フラカンは忙しいからなぁ。



『君にふにゃふにゃ』→『踊ろよベイビー』→
『満足できるかな』と、流れを切らさず一気に駆け抜けた。
もう圧巻だわ。

最後は『夜汽車のブルース』
ギター弾きはみんな、
その音色で汽車を表現したくなるものなのか。
たしかに、ギターと汽車はよく似合う、いい取り合わせだ。
遠くへ連れて行ってくれる音がするもんね。

熱心なファンではない私でも、
ほとんど知ってる曲だったという、素晴らしいセトリ。
もちろん、間違ってます。
新曲のタイトルも、いい加減ですが、こんな感じ。




猫が眠ってる
ほんとだよ
外は雨だよ
カレーライス
雨あがりのビル街
僕は涙がこぼれ落ちた
チャントヤレ エンケン
歓喜の歌
君にふにゃふにゃ
踊ろよベイビー
満足できるかな
ダダダンダダダン(?)
もうちょっと頑張ろう
君は僕の人魚姫
美しい人
心の奥まで抱きしめて
夜汽車のブルース

夢よ叫べ





アンコールは『夢よ叫べ』をスタンディングで演奏。

今回のステージ、照明がとても良かったのだが、
このアンコールでの照明も素晴らしかった。
背景に大きく月が映し出されて、
それがエンケンの歌にすごくよく合っていたのだ。

エンケンが、歌舞伎役者よろしく見栄をきり、
客席を駆け抜けてフロア後ろの扉から退場した後も、
拍手は鳴り止まず、再度ステージに姿を見せる。
ピアノをポロロンと弾き、囁くように「ありがとう」と、
『地下鉄の駅へと急ぐ夏』の最後の部分だったのかな。

そしてまた、客席を駆け抜けて去っていった。




エンケンがそこに立っているだけで、
私は泣きそうなくらいに感動する。
人間として、なんてピュアでシンプルなことか。
もう天然記念物として保護してもらいたいくらいに、
美しい生き物だと思う。

2010年1月10日日曜日

ロックンロールお年玉2010@CLUB CITTA'

ロックンロールお年玉2010
2010/01/09 川崎CLUB CITTA'
開場:16:0 開演:16:30
前売3000円/当日3500円(ドリンク代別)
【出演】
遠藤賢司&カレーライス(竹安堅一、グレートマエカワ、森信行)
/Theピーズ/フラワーカンパニーズ/騒音寺/ザ50回転ズ
/JAPAN-狂撃-SPECIAL/キノコホテル
DJ:キングジョー(SOFT HELL!)、サミー前田(ボルテイジレコード)


今年で3回目だそうですが、私は2回目の参加。
まったくもって、お年玉価格!
なんとも豪華なイベント。

今回はステージ中央から花道のように伸びたせり出しがあって、
なかなか面白かったよ。

そして、なぜか今回のイベント、オカッパ率が高し。

では、手短に感想などを。


キノコホテル
まず、最初のオカッパさん達。
去年のお年玉で見て以来。
今回はボーカルのマリアンヌ嬢が着物姿で登場。
1年前よりステージングが上手くなってた。


JAPAN-狂撃-SPECIAL
怒髪天の25周年ライブで見て以来で、
ちゃんとしたライブを観るのは初めて。
やんちゃな格好してるけど、
やってる音楽はすごくストレートで好感が持てるわ。


遠藤賢司&カレーライス
これ、このイベントでは必見!
エンケンさん、かっこいい。
迫力が違う。
あのエネルギーは何処から湧いてくるんだろう。


騒音寺
でかいナベさんには、チッタのステージがよく似合う。
で、岡さん、オカッパ。
これが、なんともチャーミング。
盛り上がること間違いなしのセットリスト。
Drug store boogieでは「酒井法子になりまっせ~」と歌ってた。


Theピーズ
この前は2人ピーズだったけど、今回ちゃんと揃ったピーズで。
やっぱり、ハルさんのベースはいい。
大好きな「生きのばし」で始まったので嬉しかった。


フラワーカンパニーズ
今年最初のお仕事。
マエさんにも「楽しそうだよね」と言われてしまうほど、
ノリノリの圭介(こちらもオカッパ)。
とくに、せり出しが気に入ったようで、ほとんど前に出て歌ってた。
おかげで私は、真横くらいの位置から圭介を見るという
貴重な体験ができて良かったけど。
「東京タワー」が良かった。
ちょっぴり泣けた。
なんか、去年の野音以来、この曲が神懸かってきた気がする。
「真冬の盆踊り」では、ピーズともっくんが乱入。
で、グレート・アビコ!
みんな酔払いだぁ。

俺たちハタチ族
脳内百景
ロックンロール・スターダスト
あの日見た青い空
はぐれ者賛歌
東京タワー
アイム・オールライト
真冬の盆踊り




ザ50回転ズ
ずっと見たかったんだけど、今回、お初です。
オカッパ・トリオですなぁ。
楽しぃぃ。
みんな、可愛い。
また、観たいわぁ。

アンコールは50回転ズにナベさん、竹安、圭介で
「雨あがりの夜空に」

今年も濃かったわぁ。