魂列車 vol.2
12/29(土) 新宿 レッドクロス
出演:夜のストレンジャーズ / T字路s
OPEN 18:30 / START 19:00
前売り2500円 / 当日2800円(税込・ドリンク別)
すごーく、楽しみにしていたのだよ、この2マン。
というのも、T字路sのタエコさんの声が好きで、
ライブで聴きたいなぁ、とずっと思っていたのだけれど、
音源を持っているわけでもないのに、ワンマンだとか、
馴染みのない対バンだと、なかなか行く気になれなくて。
だから、大好きな夜ストと対バンしてくれるといいな、と。
その願いが叶った今回のライブ。
T字路s
T字路sは、ギター&ボーカルのタエコさんと、
ベースの篠田さんの二人組。
このタエコさんの声が唯一無二のハスキーボイス。
ブルースだ。
決して、耳触りのいい声ではない。
トゲトゲしてて、引っ掻いて爪痕を残しながら、
胸の奥へとグサリと飛び込んでくる。
そのヒリヒリが、ブルースなんだなぁ。
フルアコのギターの音は、飾り気がなく素っ気なく
リズムを刻み、篠田さんのバイオリン・ベースが、
メロディアスに艶っぽく絡んでいく。
ギターとベースの役割を入れ替えてるようで、面白い。
『What a Wonderful World』のカバーが、
迫力あって良かったなぁ。
夜のストレンジャーズ
ライブは『Boogaloo Joe』からスタート。
久しぶりに聴けた、この曲。
3.11をきっかけに、肉食をやめたらしいミウラさんは、
「一番でっかい肉をいただくぜ」という歌詞が引っかかって、
ずっと歌えないでいたらしいが、
“肉”を“豆”に置き換えて、歌うことにしたらしい。
・・・ということを、Twitterで知っていたので、
本当に聴けて嬉しかったなぁ。
新曲を3曲も!
ミニアルバムを作成するという噂もあるようですが、
これは楽しみですよ。
その新曲の中でも、今回が初披露だという『遠い帰り道』が
最高にイカしてた。
今までの夜ストにはなかった曲調じゃないかなぁ。
ファンキーなソウルで、ノリがいいのにキュンとなる。
『ホームタウンボーイ』→『新しい町』の流れに
まだまだだ、と思う。
まだまだ、過去の出来事にはならないし、しちゃいけない。
「逃げ出したいけど ここが俺のホームタウン」という歌詞に
心が震えてしまうのは、私も同じだからだ。
この日本から逃げられないのは、みんな一緒なのだ。
ここで生きていくしかないのだ、どんな酷い国になっても。
珍しく、ミウラさんが私の間近までやってきてくれた。
弦を爪弾く右手の指が、よく見えた。
弦との摩擦で削れてしまうのだろう、爪が短く、
丸い形になっている。
その丸っこい形が可愛らしくて、ときめいてしまうのは、
私の指フェチのせいなんだろうなぁ。
『夜汽車のシャララ』なんていう懐かしいナンバーも。
この曲も、アガるわ~。
アンコール。
最後の『Big Fat Saturday Night』で、
T字路sの二人もステージへ。
と、ここで、マキコさんのベースにトラブル発生。
1、2弦がペシャン、ペシャンと、
まったく低音のカットされた変な音になっていたのだ。
あんなの初めて聴いた。
ピックアップの故障なのかな~?
というわけで、
篠田さんが自分のバイオリン・ベースを持って来て、
ワンコーラスは篠田さんが弾き、その後、
マキコさんにベースをバトン・タッチ。
ストラップが長くて、かなり弾きにくそうだったけど。
なぜか、タエコさんは、何度もでんぐり返ししてた。
Boogaloo Joe
ソウルバーニングラブ
砂浜
ロックンロール(新曲)
テレサ
そばにいて
プライベートな話をしよう
遠い帰り道(新曲)
I Woke Up Crying
あなたとシャララ
夜汽車のシャララ
ホームタウンボーイ
新しい町
ブギ大臣
レッツツイストアゲイン
サムクックで踊ろう
アクション(新曲)
ヤング&ヒッピー
Big Fat Saturday Night
魂列車に揺られて、辿り着いたところは、
ろくでもない世界で、もがき続ける仲間が大勢いる場所だった。
ミウラさんが何度も何度も、
「来年はちょっとずつでも、いい年にしていきましょう」
と言っていたんだよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿