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2013年1月6日日曜日

魂列車 vol.2@紅布

魂列車 vol.2
12/29(土) 新宿 レッドクロス
出演:夜のストレンジャーズ / T字路s
OPEN 18:30 / START 19:00
前売り2500円 / 当日2800円(税込・ドリンク別)



すごーく、楽しみにしていたのだよ、この2マン。
というのも、T字路sのタエコさんの声が好きで、
ライブで聴きたいなぁ、とずっと思っていたのだけれど、
音源を持っているわけでもないのに、ワンマンだとか、
馴染みのない対バンだと、なかなか行く気になれなくて。
だから、大好きな夜ストと対バンしてくれるといいな、と。
その願いが叶った今回のライブ。



T字路s
T字路sは、ギター&ボーカルのタエコさんと、
ベースの篠田さんの二人組。

このタエコさんの声が唯一無二のハスキーボイス。
ブルースだ。
決して、耳触りのいい声ではない。
トゲトゲしてて、引っ掻いて爪痕を残しながら、
胸の奥へとグサリと飛び込んでくる。
そのヒリヒリが、ブルースなんだなぁ。

フルアコのギターの音は、飾り気がなく素っ気なく
リズムを刻み、篠田さんのバイオリン・ベースが、
メロディアスに艶っぽく絡んでいく。
ギターとベースの役割を入れ替えてるようで、面白い。

『What a Wonderful World』のカバーが、
迫力あって良かったなぁ。



夜のストレンジャーズ
ライブは『Boogaloo Joe』からスタート。
久しぶりに聴けた、この曲。

3.11をきっかけに、肉食をやめたらしいミウラさんは、
「一番でっかい肉をいただくぜ」という歌詞が引っかかって、
ずっと歌えないでいたらしいが、
“肉”を“豆”に置き換えて、歌うことにしたらしい。
・・・ということを、Twitterで知っていたので、
本当に聴けて嬉しかったなぁ。

新曲を3曲も!
ミニアルバムを作成するという噂もあるようですが、
これは楽しみですよ。

その新曲の中でも、今回が初披露だという『遠い帰り道』が
最高にイカしてた。
今までの夜ストにはなかった曲調じゃないかなぁ。
ファンキーなソウルで、ノリがいいのにキュンとなる。

『ホームタウンボーイ』→『新しい町』の流れに
まだまだだ、と思う。
まだまだ、過去の出来事にはならないし、しちゃいけない。
「逃げ出したいけど ここが俺のホームタウン」という歌詞に
心が震えてしまうのは、私も同じだからだ。
この日本から逃げられないのは、みんな一緒なのだ。
ここで生きていくしかないのだ、どんな酷い国になっても。

珍しく、ミウラさんが私の間近までやってきてくれた。
弦を爪弾く右手の指が、よく見えた。
弦との摩擦で削れてしまうのだろう、爪が短く、
丸い形になっている。
その丸っこい形が可愛らしくて、ときめいてしまうのは、
私の指フェチのせいなんだろうなぁ。

『夜汽車のシャララ』なんていう懐かしいナンバーも。
この曲も、アガるわ~。


アンコール。
最後の『Big Fat Saturday Night』で、
T字路sの二人もステージへ。
と、ここで、マキコさんのベースにトラブル発生。
1、2弦がペシャン、ペシャンと、
まったく低音のカットされた変な音になっていたのだ。
あんなの初めて聴いた。
ピックアップの故障なのかな~?

というわけで、
篠田さんが自分のバイオリン・ベースを持って来て、
ワンコーラスは篠田さんが弾き、その後、
マキコさんにベースをバトン・タッチ。
ストラップが長くて、かなり弾きにくそうだったけど。

なぜか、タエコさんは、何度もでんぐり返ししてた。


Boogaloo Joe
ソウルバーニングラブ
砂浜
ロックンロール(新曲)
テレサ
そばにいて
プライベートな話をしよう
遠い帰り道(新曲)
I Woke Up Crying
あなたとシャララ
夜汽車のシャララ
ホームタウンボーイ
新しい町
ブギ大臣
レッツツイストアゲイン
サムクックで踊ろう

アクション(新曲)
ヤング&ヒッピー
Big Fat Saturday Night



魂列車に揺られて、辿り着いたところは、
ろくでもない世界で、もがき続ける仲間が大勢いる場所だった。

ミウラさんが何度も何度も、
「来年はちょっとずつでも、いい年にしていきましょう」
と言っていたんだよ。

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