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2013年1月22日火曜日

THE GROOVERS "TOSHIAKE BLUES SHOW 2013"@ROCK JOINT GB

THE GROOVERS
"TOSHIAKE BLUES SHOW 2013"
2013年1月20日(日)吉祥寺 ROCK JOINT GB
OPEN:18:30 / START:19:00
前売 3,500円 / 当日 4,000円(ドリンク別)



意気揚々と吉祥寺へとGO・・・のはずが、
途中で電車が止まってしまい、開場にはなんとか間に合ったものの、
やや精神的に疲弊した状態でGBに到着。
こういうことにならないように、余裕を持って家を出たはずなのに。
JRの人身事故の多さには閉口である。


さ、気を取り直して、ライブ、ライブ。

本日も、ボブさんサイドへIN。
一彦さんサイドは、なんていうか、壁が高くて、層が厚いから、
ついつい、ボブさん前へ行ってしまうのだよ~。
ただ、ヤスチカさんの顔は、シンバルに隠れてしまって
あんまりよく見えなかったんだよなぁ。
残念。

毎年、年の暮れの12月に恒例となっているワンマンなのだけれど、
今回は諸事情により、年明けの1月になってしまったので、
すっごく待たされたー、という飢餓感がハンパない。
フロアからも「待ってたよー!」という声があがっていた。

ヤスチカさんのカッコいいフィルインから
『狂おしきこの世界』・・・!!!
初っ端から!!!
嬉し過ぎて、なんだかフワフワした気分になってしまった。
まるで現実の世界を離れて、夢の中へ入った気分。
きっと、ひどくだらしない
ニヘラニヘラと締まりのない顔をしてたんだろうなぁ。

だって、グルーヴァーズの音に飢えていたのだよ~。
仕方ないよね~。

『車輪の上』も嬉しかった。
グルーヴァーズらしい、あのクイのリズムが気持ち良くて、
どこまでも進んで行きたくなる、旅に出たくなる。
転がり続けるような疾走感が堪らない、名曲だ。

ステージの上は、照明のせいか、相当暑そう。
珍しく序盤から、一彦さんが顔を紅潮させていて、
それがまた、なんともセクシーでしたわ。

現在の3人体制での最初のアルバム「TOP OF THE PARADE」が
発売されたのが1983年なので、今年で20周年。
何か楽しいことが、企画されてるようなことをMCで言ってた。
「アルバムの方も、着々と制作してます」とも言っていたから、
NEWアルバム以外の企画のようだ。
バンドの企画といったら、音源かライブしか思い付かない。
豪華な対バンライブでもあるのでしょうか?
楽しみにしていよう。

一彦さんがギターをテレキャスに持ち替えた。
たしか2曲演ったはずなんだけど、『BEAUTIFUL MOMENT』と、
あと1曲。
なんだったっけなぁ?

とにかく、テレキャスを持つ一彦さんの姿が新鮮なこと!
私の中では、“藤井一彦=グレッチ”と刷り込まれているので、
なんだか絵面的に落ち着かないなぁ、なんて見ていたら、
ネックをフロアに向けて、一彦さんがマシンガン・ギターを撃った。
あぁ、これは・・・。
今まで、こんなアクションを見たことないよなぁ・・・。

これは想像だけれど、きっと、あの人へのオマージュに違いない。
あの人・・・、今度が最後になるだろうといわれる来日を果たした、
指弾きでマシンガンギターをぶっ放す、親日家のあの人。
東京でのライブの日、リハスタに入っているとTweetしてたし、
観に行けなくて、残念だったんだろうなぁ。
だから、こうやって、テレキャスでマシンガンを撃って、
彼への想いと、そして祈りを込めたんじゃないだろうか。
・・・なんてこと考えて、ちょっとウルッとしてしまったのだけれど、
考えすぎだろうか?

「短いから、しっかり聴いておいて」というコメント付きで
(たぶん)初披露の新曲を。
うん、グルーヴァーズらしく、ガツンとカッコいい曲だ。
タイトルは、あいかわらず「募集中です」とのこと。

『ロザリー』のリフで、キャーーー!とアガる。
指フェチの私は、どうしても手元にクローズアップして
見てしまうことが多いのだけれど、
少し退いて、一彦さんの全体像を見てみたら、
何もかもが完璧だった。
ギターを持つ位置も、そのときの足のスタンスの取り方も、
ピックを持つ手の形も、ストロークする腕の振りも、
非の打ちどころがないカッコよさで、思わず見惚れてしまう。

アレンジが変わって、最初何の曲かわからなかったけど、
『フリージア』なんて、ライブで聴くの初めてかもしれない。
こういうの嬉しいよなぁ。

『ミスター・デザイヤ』は、超ハイテンポで、
ボブさんとか笑っちゃってたけど、高揚したライブの終盤では、
あれくらいで、気持ちいいんだよね。

ヤスチカさんのドラムは、手数が多くて、
その若干こぼれ気味になるギリギリのところで、
せめぎ合ってるようなグルーヴが、グルーヴァーズの肝なのだ。
今日のライブは、このギリギリ感のスリリングさと
バンドの熱量とのバランスが素晴らしかった。

舞台の袖でローディーさんが、
2カポのグレッチをセッティングしてるのを見て、
今夜の宴も、そろそろ幕引きの時間なのだと知る。
ラストはやっぱり『最後の煙草~』だ。

バンドという奇跡が生み出す、儚く美しい一瞬の輝きを
見つけたくて、私はライブハウスに通っているけれど、
純粋に、その輝きを見つけるのは、本当に稀なことなのだ。
しかし、間違いなく、この日のステージで私は見た。
キラキラとしたバンドの奇跡を。

だから、ボブさんがモニター・スピーカーに乗っかったときに
バランスを崩して、モニターを引っくり返してしまったことも
ご愛嬌なのである。
私はその目の前にいたので、一瞬、かなり焦ったけどね。
咄嗟に「助けなきゃ」と思って手を伸ばしていたよ。


アンコールでは、
「せっかくのワンマンなんで、あんまり演らない曲を」と、
『プリテンダー』
レア曲が聴けて嬉しい。

『ONE FOR THE ROAD』の合唱も、感動的だった。
フロアを嬉しそうに眺める一彦さんの顔が、とても幸せそうだ。
ステージの上から見る光景は、どんななんだろう?
できることなら、もっと感動的な光景を見せてあげたいなぁ。



狂おしきこの世界
BOOGIE STAR
車輪の上
Savanna
BEAUTIFUL MOMENT
暗闇の中で
(新曲)
存在理由
今を行け
ロザリー
放浪の運命
BLOODSHOT!
フリージア
惜別の空
RIDE ON,BABE!
ミスター・デザイア
奇跡のバラッド
最後の煙草に火を点ける

プリテンダー
(What's so funny 'bout) PEACE,LOVE AND UNDERSTNDING

ONE FOR THE ROAD


全然自信のないセトリ。
どうしても思い出せないのだけれど、あと1、2曲演ったはず。
アー・・・、脳の老化が、想像以上に早く進んでいる気がする。

2 件のコメント:

  1. 出来るならば、時間を止めていつまでもあのグルーヴに包まれていたかった!

    一彦さんはもちろん、ヤスチカさんもボブさんもいつも以上にカッコよかったですね。
    会場から飛んだ「好きだ!」の声は
    あの夜あの場にいた全員の声を代弁していたように思います。

    グルーヴァーズという「狂おしき世界」に招き入れられた事に
    深く感謝しています。

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    1. >りーさん
      この日のグルーヴァーズは、本当に奇跡のようにカッコよかった。
      あんなライブを見せられたら、日常という檻の中に帰っていくのが辛くてしょうがないですよね。
      それでも、もう一度あの輝きを見たいから、耐えます。
      20周年のスペシャルな企画もありそうですし、耐えて生き抜きます。

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