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2013年7月25日木曜日

おおはた雄一の 3days in 下北沢@440

おおはた雄一の 3days in 下北沢
2013 / 7 / 18(thu)下北沢・440
出演:おおはた雄一、芳垣安洋(ds)、伊賀航(B)
opening act: 酒井杏
開場19:00/開演19:30
前売 3500円+1drink 500円 【Sold Out!】



おおはたくんのライブ、すごく久しぶり。
なんで、足が遠のいてしまったのか、考えてみた。

ちょっと大きめのハコ(といってもduoだけれど)での
ライブを何度が続けて観ていたんだが、
どうにも、もどかしい感じがしてしょうがなかったのだ。
単純に、客席とステージとの距離が遠いということだけじゃなく、
そこで生まれているはずの熱量が、私のところまで
うまく伝播してきていないといった種類のもどかしさ。
たぶん、そういうおおはたくんしか知らなければ、
それはそれで、満足できるクオリティのライブだったけれど、
それ以上、もっと心を掻き乱されるような
瞬発力のあるプレイを私は体感したことがあったから。
だから、もどかしかった。

次は、もっと小さいBARのようなところ、
音も、熱も、何もかもがドカンとダイレクトに伝わる距離で観たい。
そう思いながら、ずるずるずるずる・・・と、今日まで。

と、長い前置きは終わり。
今回は440での3days、その最終日に行ってきた。
芳垣さんと伊賀さんとの
ガッツリとしたバンドサウンドを楽しみにやってきた。



おおはたくんのギターはギブソンのフルアコ。
エレキだ~!

一曲目『Don't Think Twice It's All Right』
おおはたくんの喋るような、囁くような歌い方が心地いい。
ちゃんと訳詞をつけてるところがいいんだよな。
まるで、自分の歌のように歌うからね。
ライブ会場限定で販売されている
「おおはた雄一、ボブ・ディランを訳して歌う」のCDを
やっと買うことができて、ホッとした。
きっと、完売したら再プレスはしないだろうからね。

とにかく、おおはたくんの自由っぷりから目が離せない。
セットリストなんてものは用意されてないみたいだし、
かなり即興に近い感じでの進行。
おおはたくんが適当なコードとストロークで
ギターを弾き始めると、リズム隊がそれについてくる。
しかも、このときまだ、何の曲を演るのか決めてなくて、
思いついて歌い始めたものの「やっぱり、コレじゃないな」
と、違う曲を歌いだすという・・・。

この、おおはたくんのやりたい放題を支える
芳垣さんと伊賀さんのリズムが、とにかくグルーヴィー。
何をやり出すかわからないおおはたくんを挟んで、
アイコンタクトが頻繁に交わされていた。

芳垣さんのドラムは、ロック・ドラマーとは
一線を画するテイスト、スウィンギンな感じ・・・なのかな?

伊賀さんのベースはプレベ。
エロいですわ。
目を瞑って聴いてても、エロい音なんだけれど、
伊賀さんのベースを弾くときの腰つきが、本当に艶かしい。
ルックスも、以前見たときよりもワイルドになってたのは、
不精髭のせいでしょうか?
とにかく、エロいオーラ出しまくってて、
ついつい見惚れてしまう。

そんな伊賀さんを弄って楽しむおおはたくん。
歌の中で、ベーシストは地味で目立たないフリして、
実は一番モテる・・・というような内容を歌ったりしてたけど、
あれは、即興なのだろうか?

フリーセッションの合間に、歌ってるといった感じで、
どこまでが一曲なのかわからないくらい、
長々と続いていったり・・・。
音頭的な手拍子をオーディエンスに強要し(!)
わけのわからん馬鹿馬鹿しい、コール&レスポンスを要求したり、
ホント自由だ、おおはたくん。
その自由奔放な中にある、音を愉しむということに対する
貪欲さ、熱さで、オーディエンスを魅了していく。

一人きりの弾き語りのときも、思いついた曲を歌ってみたり、
延々とギターを引き倒したりして、
かなり自由度の高いライブをしているおおはたくん曰く、
「弾き語りしてるのと同じように、
バンドでライブがしたいと思っていたけれど、
このバンドは、一人でやってるときよりも自由!」
なんだとか。

アンコールでは、
「(楽しいから)朝まででも演れる!」と言っていた。
ライブが終わってしまうことを一番惜しんでいたのは、
彼自身なんだろうなぁ。

というわけで、最後は大盛り上がり。
ステージの上の人みんなでジャンプ。
なんと、ドラムの芳垣さんまで!



私がわかった曲だけですが、セトリっぽいもの↓


Don't Think Twice It's All Right
決別の旗
親指ボムの最後の夢
ゴロワーズを吸ったことがあるかい
ストレンジ・フルーツ
やっかいぶし
我們是朋友
時がたてば
密漁
おだやかな暮らし


『密漁』がやたらとカッコよかったなぁ・・・。


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