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2014年7月22日火曜日

斎藤誠独唱独演 ~品川教会ネブラスカ2014~@品川キリスト教会

MARTIN CLUB JAPAN Presents
『斎藤誠独唱独演
~品川教会ネブラスカ2014~』
7月18日(金)キリスト品川教会 グローリア・チャペル
OPEN 18:30/START 19:00
前売 5,000円(全席指定)
ゲスト:Tiger、佐藤嘉風
飛び入りゲスト:片山敦夫


2005年、2006年にもここでライブをしたらしい。
その頃、私は人生最大の暗黒時代を過ごしてて、
ぜんぜんライブに行けなかった時期なのであるよ。
だから今回が初めてだったのだ。
教会のチャペルで弾き語りって・・・どんな感じなのー?
と、ドキドキしていた。

ドキドキする理由がもう一つあって・・・。
公式HPの先行抽選で取った席が、なんと「1列1番」!!!
パッと見で、めっちゃ良番!と喜びそうになったけど、
何のことはない。一番端っこですわ。
私の指定席運には、端っこの神様が鎮座しておられるらしい。
それでも、1列目には違いないので、観やすければいいな~と
祈っていたのだが、これが席に着いてみるといい感じ。
真正面の方が、却って譜面台が視覚に入って邪魔だったかもね。

登場のSEは、事前に録音されたアカペラ音源。
これがチャペルの雰囲気と合っていて、期待がぐっと高まる。

えっとー、最初の2曲は立って歌ってたんでしたっけ?
うーん・・・記憶が・・・。
とにかく、ここで一旦ブレイクが入ってご挨拶。
そのときに客席まで下りてきて、最前列を端から端まで
握手してってくれたのよ~!
一番端っこの私のところまで来てくれるのかなぁ、と
ドキドキしながら待ってたのだけど、ちゃんと来てくれた。
きゃーーーっ!
誠さんの手は冷たかった。
すらりと伸びた指に、余分な肉のついてない掌は、
とても繊細そうで、誠さんのイメージどおりの感触だったわ。
このときほど、イープラスに感謝したことはないな。

そうやって誠さんが練り歩いてる間に、ステージ上に、
今日使うギターさん達が、ズラリと並んでいた。
アコースティックギターが6本。
なんか、見てるだけで幸せになる光景だなぁ。

滅多に使わないという12弦ギターで『夢で笑って』
たしかに、誠さんが12弦弾いてるのを見た記憶がないなー。
歌詞の中に「教会」という言葉が出てくるので、
ここに来ると、必ず歌いたくなるというキュートな曲。
誠さんには、なぜかこういうキュートな曲がよく似合う。
渋めの声質なんだけどね、人柄、かな?

指フェチでお馴染みの私ですが、
誠さんの場合は、左手の運指に見蕩れてしまうことが多い。
セーハの人差し指が美しい。
細長く硬質な印象の人差し指が真っ直ぐに伸びている隣で、
小指を3F先までギューンと伸ばしてたりすると、
愛しさのあまり胸をかきむしりたくなる。
この感覚・・・ヘンタイですね。

このチャペル、天井が高く、周囲の壁面がコンクリートや
ガラスブロックになっていて、とても音の響きがいい。
最高のナチュラル・リバーヴ。
今日はPA機材のリバーヴは必要ありませんって。

『思い出の宝物』は、1928年製(だったかな?)のオールド・マーティンで。
そう言われて聴いてみると、確かに深みのあるいい音。

チャペルの厳かな雰囲気をものともせず、
後半に入って、どんどんヒートアップしていくのはいつものこと。

最新の配信でリリースされたカヴァー曲『Take Me To The River』が
硬派なブルーズのアレンジになってて、カッコいかったなぁ。

昭和生まれの私にとって、配信とか、DLとか、
できないわけじゃないけど、ちょっと手を出しにくい。
できれば目に見えるブツを手に取りたいという欲求があって。
・・・古いヤツだとお思いでしょうが・・・。
けど、やっぱり買おうと思ったよ、これを聴いて。

『愛してるって言って』では「黄色い声を聞かせて!」という
無茶なオーダーが飛び出したよ。
そこそこ頑張ってはみるけれど、“黄色く”はないな~。
客席の8割はオーバー40なんだから、
そいつは無理ってもんですよ、誠さん。

『Don't Give It Up!』では、曲の途中であちこち寄り道。
しかも、これがかなりの長旅。
『JUMP』(VAN HALEN)→『雨を見たかい』→『STAND BY ME』
→『恋するフォーチュンクッキー』と、お見事でした。


いつも思うことだけど、誠さんの歌は、
私にとってビタミン剤のようなもの。
摂取すると、心が潤うのですよ。


moonshine
幸福の準備
天気雨
ゆるして
或るグレイな恋の場合
YOUR TIME
夢で笑って
夕陽の交差点
RAIN
思い出の宝物
CALL ME DADDY
Waltz In Blue
Dance!
I NEED YOU ~永遠のブギー~
きみとぼくのエンジェル
Take Me To The River
愛してるって言って
Don't Give It Up!
(JUMP、雨を見たかい、STAND BY ME、恋するフォーチュンクッキー)

飛ばせドライバー
バースデー
あなたに逢いたい

風を抱いて走れ



アンコール。
「友達を呼んじゃいました」とTigerさんと佐藤嘉風さん登場。
さらに、買ったばかりというピアニカを手にした片山さんも!

Tigerさんと佐藤嘉風さん、コーラスがお上手なのは当り前だけど、
何気なくステップ踏んだり、ハンドクラップしたり、
マイクの前での佇まいが絵になるね~。
感動的にヴィジュアルがカッコいいお二人でした。



ダブル・アンコールが『風を抱いて走れ』というのが
すごく意外な感じがした。
そっと幕を下ろすような静かな終わり方を
敢えて避けたのはナゼなんだろう?という答えのない問いが
あれからずっと、心の中で渦巻いている。




<追記>
うっかりして、大事なこと書き忘れてしまった。
誠さん、この夏から早くもレコーディングに入るそうですよ!




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