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2014年7月6日日曜日

フラカン結成25周年ワンマンツアー「4人で100才」@LIQUIDROOM ~2日目~

フラワーカンパニーズ
フラカン結成25周年ワンマンツアー「4人で100才」
7月5日(金) 恵比寿 LIQUIDROOM
OPEN 18:00 / START 19:00
前売 3,600円(D別途)



恵比寿2daysの二日目、ついにツアーファイナル。
・・・と言っても、年中ライブしてるから、
ちょっと一区切りという程度に過ぎないのだが。
でも、熱かったわ~。

昨日は昨日で、いいライブだったな~と思ったけれど、
今日のライブは別格の熱さだったというしかない。

とにかくセトリが凄かったね。
「ほぼ被りなし」という宣言どおり、被ったのは
『深夜高速』と『真冬の盆踊り』の2曲だけ。

いつもより後ろの方に居たのと、前の人が竹安ファンだったのとで、
ギターがよく見えなかったんだけれど、
たぶん、ほとんどの曲はオンボロのメインSGを使って、
『ロスタイム』から『エンドロール』までは、トレモロSGを
使ってたと思う。

昨日に引続き、本日もスーツ姿の4人。
洗濯するヒマなんてないので、思いっきりファブリーズをしたらしい。
そしたら「昨日よりいい匂いがする」と嬉しそうな圭介。
マイクもスタッフの方が掃除してくれてたらしく、
ぜんぜん臭わなかったらしい。
へぇ~、マイクって掃除するもんなのか・・・知らなかった。

圭介のシャツは真っ白、H&Mで買ったものらしい。
(圭介は「H&Mズ」と言ってて、Gに「チョコレートか!」とツッコまれた)
安かったせいなのか、生地が薄く、かなり透け透けで、
ジャケットを脱ぐとビーチクが・・・と気にしていた。
が!終盤で、マイクをビーチクにこすり付けるようにして、
却ってアピールするような仕草をしてたのを私は見逃さなかったぞ。
(間違っても、セックスアピールではないと思うけど・・・)


孤高の英雄
煮込んでロック
BELLBOTTOM JACK
深夜高速
人生GOES ON
スマイル
はぐれ者讃歌
世田谷午前三時六分
紅色の雲
ロスタイム
ビューティフルドリーマー
君のこと
246
エンドロール
馬鹿の最高
ラララで続け!
俺たちハタチ族
チェスト

東京タワー
白眼充血絶叫楽団
最高の夏

真冬の盆踊り
サヨナラBABY



圭介のハープが鳴り響き『孤高の英雄』からスタート。
みんなが「がんばれ!圭介!」と言った後、自分を指差しながら
嬉しそうな顔しとったよね。
いい表情だったわ。

『BELLBOTTOM JACK』の8ビートのカッティングが、
銃弾のように聴こえて、鳥肌が立った。
なんという破壊的な音なんだ。
竹安の腕の振り方は、狂気じみて見えるもんなぁ。
もちろん、そういうところが好きなのだ。
私の好きなギタリストの中で、この人が一番、
狂気を抱えているように思うのは気のせいだろうか?

圭介のノドは少し調子悪そう。
痰が絡むのか、まだノドが温まってないのか、
なかなか、すんなりと声が前に出ていかない様子。
いつもなら心配が先に立ってしまって、
せっかくの演奏が耳に入らなくなったりするのだが、今日は違った。
圭介の気迫が凄くて、しゃがれた声が却って凄味を増してた。
とくに『深夜高速』のとき。
ここ最近の中では一番、圭介の歌が胸に響く『深夜高速』だったな。

『世田谷~』からの『紅色の雲』(!!!)
心臓の音がドキンっと跳ね上がるくらいにビックリした。
えっ?ライブで聴いたことあったけ???
いやー、ないんじゃないか?
21世紀になってから3、4回しか演ってないってGも言ってたし。
CDでも「キ〇ガイのふりしてさ~♪」のところは、エフェクトかけて、
はっきり聴こえないように処理してあったして、
もうライブじゃ演らない曲なんだと、思い込んでいたのだよ。
このグルーヴ、今のフラカンだからこそのグルーヴがたまらん。

この後のMCで「キ〇ガイが『キ〇ガイ』って歌ってるんだから~」
という社長の言葉に圭介が、
「!!!・・・まーちゃん、俺のことキ〇ガイだと思ってたのか!?」
と、激しく反応。

人生の半分以上フラカンをやっているので、
これからは履歴書(本当は賃貸契約などの契約書のこと)の職業欄に
「フラワーカンパニーズ」と書くよ、と圭介。
譜面も読めないのに、音楽家とかミュージシャンとは書きにくいし、
バンドマンという言い方も好きだけど、フラカンしかバンドやってないから。
・・・ということらしい。

で、この日、私が一番舞い上がったのは『君のこと』
アコースティックでは聴いたことあったけど、ちゃんとしたバンドで
聴いたのは初めてだわ~・・・と思ってたんだけど、違うかも。
マンフラの再発記念ライブで聴いたような気がしてきた・・・。
いや、でも、いいの。
大好きな曲だってことには変わりないから、いいの。

カントリーテイストの明るい曲調に、初々しい恋の歌詞がのって、
キュンキュンしまくるわ。
この曲の間中、気持ち悪いくらいにずーっとニヤニヤしてたよ。
誰も見てないからいいけどさ。
なんて、可愛らしい曲なんだろう・・・。

という、超ハッピーな気分からの『246』→『エンドロール』は
・・・いつもにも増して、重たかったなぁ。
この前、久慈で聴いたときに、聴く側としての覚悟はできた、はず。
けど、やっぱり真正面から圭介の歌を受け止められずに
ギターの音ばかりを追ってしまう自分がいる。
ごめんね、圭介。

メンバー紹介。
昨日のGのMCを、寝る前に思い出して笑ったという竹安。
ギターを弾いてないときの竹安のオフビート感、いいよね。
ツアー最終日にも関わらず、初めて演る曲もあって、
最後までいい緊張感を持ってやれてます・・・的な優等生な発言も、
いつものように張り付いたような笑顔でね。

ミスコニは・・・すいません、覚えてないです。

グレートからは昨日告知した、日本中年館の話。
YO-KINGは、無類のミスコニ好きだから、きっと何かコラボあるはず、と。
桜井さんと圭介とミスコニでキャンディーズ歌うとか・・・。
圭介が「俺もやるの?」と、少し嫌そうに言うと、
じゃあ、桜井さんとミスコニ、二人でウィンクとか?
・・・とまあ、なんかお楽しみ企画がありそうな気配だったので、
ミスター小西マニアの人(←)は、お見逃しなく!

怒濤の終盤戦。
『ラララ~』なんて、忘れっぽい私は忘れかけてたよ。
なんだ、なんだ?めっちゃ楽しいじゃないか。

続く『~ハタチ族』で、ドドドドドーっと押し上げられた。
自発的に行ったわけではなく、流れに身を任せただけなのよ。
気付けば、前から3列目くらいにおりましたわ。
竹安サイドに居たはずが、かなりグレートに近付いてたよ。
はじき出された人には申し訳ないが、これがライブ。
唐突に起こったモッシュの中で、
熱狂の渦中に飲み込まれることの心地よさを実感する。

アンコールで、今季初の『最高の夏』
あっ、もう夏だったんだ!?って、NANANA~♪と手を振りながら、
今日から夏だーーーっ!て痛烈に悟った。

大ラス、圭介がアコギを構え、Cのコードをポロ~ン♪
そうね、アレよね。
『サヨナラBABY』
初っ端の歌入りでトチったりするのもご愛嬌だね、圭介。
“サヨナラ”なのに、なぜか幸せの薫りを運んでくれる名曲を聴きながら、
今日一日のライブを振り返る。
たった数時間ほどの間に、どれほど心が揺れ動いたことか・・・。
こんな気持ちにさせてくれるのは、フラカンだけだから!
楽しいだけじゃなく、複雑な想いもすべて引っくるめた大きい括りで
やっぱり「楽しかった~!」としみじみ思った。
そしたら、なんだか胸に熱いものがこみ上げてきて、涙が流れた。
本当は、もっと大きい声で「ラーララー♪」と歌いたかったのに、
歌おうとすると、そのまま号泣しそうでできなかったよ。

最高の2daysをありがとう、フラカン!



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