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2015年1月29日木曜日

ROCK'N'ROLL SHOWCASE@FEVER


DONUT presents「ROCK'N'ROLL SHOWCASE」
2015年1月27日(火)新代田FEVER
THE BOYS&GIRLS/最終少女ひかさ/hotspring
/テクマクマヤーンズ
OPEN_18:30/START_19:00
前売_¥2000 当日_¥2500 (1 DRINK ORDER)
*DONUT福袋付き



出会いの衝撃が覚めやらぬままに、先月はホトスプを追いまくった。
いい歳して、ホントお馬鹿さんですわ。
そんなわけで、前のライブからひと月も空いてしまったものだから、
飢えておったのだよ。
あの若者たちのキラキラを浴びなきゃ、
しわくちゃの干からびたおばあちゃんになってしまいそうだ。


今回のイベントは、音楽雑誌「DONUT」の企画で、
将来有望な若手のロックバンドを集めたらしい。
ライブの前に、編集長の秋元さんから挨拶があったのだけれど、
この秋元さんが凄く可愛らしい女性で、びっくりした。
編集長なんて肩書きをきくと、男勝りのパキパキとした
(或いはギスギスとした)人を思い浮かべてしまうから。

hotspring以外は、辛うじて名前は知ってる、という程度。
(最終少女ひかさは、前の対バンで観たけれど)
最近は、出演バンド(それもよく知らないバンド)が多いイベントだと
気が重くなるのだけれど、今回に限っていえば、
かなり楽しみにしていたのだ。
「DONUT」の読者ではないけれど、発信される言葉から、
その活動姿勢や、ロックに対する真摯な眼差しは、
なんとなく信頼できそうな人たちだと感じていたから、
その人たちが選んだバンドなら、きっと面白いだろう、と。



テクマクマヤーンズは70年代風のルックス。
ボーカルの亮太くんは甘いマスクで、ロッド・スチュワートみたい。
シンプルでわかりやすいロックンロールは、私の大好物。
そして、若さがステージの上で咲き乱れている。
かわいい・・・。
とくにドラムの子、変顔してたり、妙ちくりんなポーズきめたり、
目が離せないくらいに、かわいい・・・。
たぶん、彼らがステージに上がって5分後くらいには、
もう私は涙目になっておったのだ。

この前、ホトスプさんとの2マンで観た、最終少女ひかさ。
タテノリ系のダンサブルなナンバーは苦手なのだが、
ミディアムテンポの曲は、但野くんの歌う言葉が
まっすぐに入ってきて胸に響いた。
あいかわらず、熱い男だった。
紅一点の鍵盤女子のキーボード担いでステージの前に出て行くという
パフォーマンスには、心の中で「奥野さんかっ!?」と
突っ込んでしまった。

hotspringは3番手で登場。
少しずつ微妙にデザインが違ってるものの、全員お揃いの
ミリタリーシャツを着てて、なんか新鮮だった。
(後でゴエさんに、BIG BLACK MARIAというブランドだと
教えてもらいました)

今回は下手、伊藤くん側の端っこで。
本来の私なら、図々しく、どんどんステージに寄っていくところだが、
ホトスプのライブでは無理。
目の前におばさんがいることでテンション下がっちゃったら
申し訳ないなぁ、なんてことを思ってしまうのよ。
まぁ、自意識過剰なんだろうけど。

ライブは『いかすぜ今夜』でスタート。
出だしはローギア。
しっかりとグリップをきかせて、オーディエンスを惹きつけたところで、
どんっとギアを上げてアクセルを踏み込む。
イノクチくんが、その手に「この瞬間」を掴みとろうとする。
決して逃がさないよう、大きく見開いた目でそれを確かめている。
その横顔が好きだ。
獲物に跳びかかる寸前のネコ科の動物のような目、
あんな強い視線を正面から受け止めるなんて、私にはできない。
すくんでしまう。
だから、横からしっかりと眺めるのだ。あのキレイな目を。

九州ツアー中に空き巣に入られてしまったゴエさん。
部屋にあったCDをごっそり全部持って行かれたらしい。
なので、今ゴエさんの家にあるCDは『田舎のカーボーイ』だけ。
『田舎のカーボーイ』だけが1000枚くらいあるって。
だから買って帰って、減らしてくれ!と、セールストーク。

『ギャグのセンス』のサビの「BABY」と繰り返すところ、
3回目の語尾が上がる「BABY」にキューンとなるねぇ、なんて思ってたら、
いつの間にか伊藤くんと三浦くんが入れ替わってた。
三浦くんがこっちに来たーーー!
右肩をグッと前に入れて弾くフォームは、アビさんっぽいのだけれど、
ふわっふわのパーマヘアを揺らしてて、妖しく美しいシルエットだな。
色っぽいな~。
次の『BABY KILL LOVE』は丸々一曲、このフォーメーションで、
ふわっふわ三浦ギターを堪能。

・・・ごめんなさい。伊藤くん前にずっと居ながら描写なくて。
背の高いお客さんが前にいたので、あんまりよく見えたかったのよ。
なぜかステージ後方の照明が、ずっと客席に向かって当てられてて、
眩しかったので、そのお客さんの影に入るようにしてたのよ。
・・・次はちゃんと伊藤くん見るぞ!


いかすぜ今夜
ゴールド
田舎のカーボーイ
シュガーK
ギャグのセンス
BABY KILL LOVE
夜の魚
45回転


残すは、THE BOYS & GIRLS。
その前のセットチェンジ中のBGMで、フラカンの『雨』がかかって、
びっくりした。
今回、それぞれのバンドが影響を受けた音楽を選曲してきて、
それを転換中に流していたのだ。
これで、ボイガル株が急上昇したのは言うまでもない。
なんという渋いチョイスだ!

ボーカルさん以外は、男くさい、やや暑苦しいルックスの4人組。
とっ散らかり気味のMCは、なんだか微笑ましく、
それでも、ロックンロール愛だけは確かに熱かったな~。
その引き合いに出してくるバンドが、怒髪天、ピロウズ、
イースタンユース、と、どれもこれも北海道出身で、
強烈な郷土愛を感じたわ。



音楽なので、好みに合う合わないがあるのは当然だけれど、
そういうのを超えて、この4バンドの競演は感動的だった。
それぞれが、それぞれ自身の方法で、ひたむきにロックンロールを
鳴らしていたのですよ。
若さを武器に、がむしゃらに熱をステージから放っていて、
すごいエネルギーの量なんだけど、めちゃくちゃ効率が悪い。
その不器用さが愛しくて、可愛くて、泣けてくるのよ。

秋元さん、キラキラした時間をありがとう!



2 件のコメント:

  1. 三浦くんのふわっふわは、モモのものなんだからっ!

    …あ、コメントできた??

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    1. >tokageさん
      おー、今回は投稿成功したようですね!
      出来の悪いコメント欄がいつもご迷惑おかけしてるようで、ごめんなさい。

      大丈夫、三浦くんのふわっふわには手を出してませんからね。
      これからも、モモちゃんのために、三浦くんのふわっふわがふわっふわであるように、見守っていきますよ。

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