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2015年2月21日土曜日

斎藤誠のPUT YOUR HANDS TOGETHER!@STAR PINE'S CAFE

「ライブ 斎藤誠のPUT YOUR HANDS TOGETHER!」
メンバー:片山敦夫(key)、柳沢二三男(g)
ゲスト:Tiger(vo)
2月19日(木) 吉祥寺 STAR PINE'S CAFE
18:00開場 / 19:00開演
前売4,800円 / 当日5,300円(税込)D別 整理番号付全自由



今回リリースされた音源を聴いて、改めて、
誠さんはハッピー・メイカーだなぁ、ということを思い知らされた。
洋楽カヴァーの選曲を見ると、ハッピー・チューンで占められていて、
10数年前の「Waltz In Blue」とは趣が異なっている。
セルフカヴァーの方も、20年以上前の曲がほとんどで、
聴き比べるまでもなく、今回のヴァージョンの方が
突き抜けて明るく歌われているのがわかる。
それが、とくに意図されているというよりも、
誠さんの人柄や信念みたいなものがにじみ出ちゃって、
明るいトーンにならざらるを得ないといった感じなのだ。



ハコチケを買ったら、予想以上の良番だったので、
そそくさと最前列の端っこへIN。
真ん前だったので、柳沢ギターをたっぷり堪能させていただいた。
ふぁ~、カッコいいな~。

レコ発ライブということで、ほぼ今回のアルバムの収録曲で
構成されたセットリスト。
で、セルフカバーの方については、選曲について
ファンからリクエストを募ったりしたのだけれど、
そのリクエストで上位にランキングしたにもかかわらず、
選に漏れた曲を今回のライブでは取り上げてくれた。
それが『ララル』『今僕を泣かせて』『Oh!キャティー』の3曲。
はいはい、納得の上位ですな。

『ララル』のイントロを弾き始めてすぐ、演奏を止める誠さん。
指がつってしまったらしい。
「ちょっと待ってね」と、指のストレッチから始めて、
なぜかアキレス腱伸ばしたり、全身のストレッチへ。
その間を繋ぐために、片山さんと柳沢さんに
「じゃあ、Gのブルースで」とお題を出して、即興演奏させたりして。
結局、ちょっと不安の残る回復具合のまま演奏されたのだが、
その誠さんの不調をカバーするようなプレイを
柳沢さんがしてくれたことに、誠さんが感激してたよ。
(残念ながら、私にはどの辺のことだったのかわからなかった)

『アイ・ラブ・ハー・シー・ラブズ・ミー』の
オリジナルを演奏しているNRBQについてのMC。
彼らはアメリカのツアーバンドで、ヒット曲はないけれど、
大物ミュージシャンがファンを公言するような、
所謂ミュージシャンズ・ミュージシャンらしい。
その来日公演を観にいったときのことを、
それはそれは楽しそうに誠さんが話してくれるものだから、
私も観たくなってしまったよ。
また来日してくれないかな~。

ゲストのTiger嬢が入って、さらにハッピー・チューンは加速。
彼女の笑顔は、本当にすごいね。
あっ、もちろん歌声も。

最後は、遊びに来てた成田さんが飛び入りゲスト。
ボンゴが入った『SOMEDAY SOMEWHERE』は、
異国の風に吹かれてる感じがして、素晴らしかった。



アンコール。
誠さんが一人で出てきて、「メンバーにも、スタッフにも
言ってない曲を演ります」という。
さて、何を歌ってくれるのだろうと、じっと耳を傾けていると、
思いがけない歌が聴こえた。
 あなたのこと思うと すごく胸が熱くなるの~
あ・・・。
まさか、まさか、誠さんが「ユー・メイ・ドリーム」を演るなんて。
あまりにも不意打ちだったものだから、
涙が止まらなくなってしまったよ。

その後のMCでも、決して湿っぽくなることなく、シーナさんや
鮎川さんとの思い出話を面白く語ってくれた。
そういう切り口が、誠さんらしくて嬉しかったな~。



ある愚か者の場合
君への想い
ラブリー・デイ
或るグレイな恋
幸せのノック
キッス・オン・マイ・リスト
ララル
今僕を泣かせて
Oh! キャティー
Call Me Daddy
アイ・ラブ・ハー・シー・ラブズ・ミー
To My Old Friends
アイム・フリー
ハッピー
恋に生きよう
テイク・ミー・トゥー・ザ・リヴァー
He is a DEMOTAPE SONGWRITER
愛してるって言って
SOMEDAY SOMEWHERE

ユー・メイ・ドリーム
Paradise Soul
幸せの準備
思い出の宝物
世界は愛を求めている



デビュー当時から「山羊座のA型、優柔不断で気が小さい」と
自らのことを語っていた誠さん。
あれから数十年経って、誠さんの笑顔はより優しくなり、
それと同時に、とても頼もしくなったのを感じた。
そんなライブだった。





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