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2015年5月5日火曜日

THE PRIVATS ゴールデンウィーク ワンマンショー@紅布

THE PRIVATES
ゴールデンウィーク ワンマンショー
2015年5月4日(火・祝) 新宿 紅布
Open 18:30 / Start 19:00
前売3000円 / 当日3500円 (D別)



GWの後半、ちょっとスケジュールがタイトになってしまうので、
当初は行かないつもりだったのだ。
ところが、めったに東京ではお会いできない方が
遠方より来られるという連絡を下さったので、そりゃ行きますとも、
ホイホイ・・・と出かけていったのである。

なにしろキャリア30年のバンド、新参者のファンとしては、
ワンマンって少々敷居が高いのも事実。
だから、ちょうど良いきっかけをもらったような感じだったかも。

つい10日ほど前に1時間強のステージを観て、あぁ満足、なんて
思っていたのに、ワンマンともなると3時間近く、
お腹いっぱいを通り越して、
もうダメー!お腹はちきれるーー!ってくらいの満腹度。
たまに帰省した実家で「あれも食え、これも食え」と、
ご馳走責めにあったときのような、まるであんな感覚よ。
まぁ、結局は全部キレイに平らげてしまうんだけどさ。

プライベーツは歴史が長すぎて、とてもじゃないけど
今さら過去のディスコグラフィーは追いかけきれない。
ライブで知らない曲があったところで、困りはしないし。
昔の曲でも、今のプライベーツが演れば、今の音がして、
何の違和感もなく、ただただカッコいい。

ある意味クラシカルなロックンロールサウンドに、
どこか80年代的なセンチメンタルリズムがちらほら見え隠れするような
延原さんの歌がのっかってる、そのバランスが絶妙だな、と。
私がもっと若かったら、ちょっとスウィート過ぎる・・・と、
くすぐったく感じてしまうかもしれないけれど、
今の私には、そのくらいの甘い匙加減が、ちょうど心地よかったりする。
40代も半ばになって、やっと甘いラブソングにときめく気持ちが
理解できるようになったのかもな。

ギターを弾きなながらマイクに向かってるときの延原さんは、
とてもシャープな雰囲気を纏っていて、その視線の鋭さにに
胸をズキューンと射抜かれてしまうこともしばしばなのだが、
MCではやんちゃ坊主みたいになってしまう。
喋ってる内容は、不飽和脂肪酸(=マーガリン)の脅威だとか、
わりと社会的な政治批判の要素があるはずなんだけれど、
友達に笑い話をきかせるような軽い口調で話すものだから、
こういう話に付き物のイデオロギー臭が、まったくしない。
これって、めちゃくちゃ凄いこと。

アンコールで、ベンチャーズの『パイプライン』
私が今までの人生で聴いた『パイプライン』の中で、一番カッコよかった。
プライベーツらしく、グルーヴィンなテケテケ。
いやー、こんな腰にくる『パイプライン』は、そうそうないよ。

ダブルアンコールの『Dance』では、ギターを持たない丸腰の延原さん。
いつも楽器を持ってる人が、その楽器を持たずにステージに立つときの
手持ち無沙汰感がありありと。
しかし、踊っちゃうのである。『Dance』だもん。
これがまた、落ち着きのない小学生っぽくて、可愛いのであるよ。
(注:ほめてるんですよーー!!!)
キュンキュンしたわー。



エレベーター NO.9
あいつはさかさま
運のない男
DOGGIN’ AROUND
I'M HOG FOR YOU,BABY
CLEAN UP DIRTY
YOU DON'T LOVE ME
SUNSET DRIVE
キッスを、もう一度
リメンバー
どこかにときめき
I'M READY
GAKKO SHUFFLE
気まぐれロメオ
一人ぼっちのバラード
誘惑のVELVET KNIGHT
MEMPHIS TRAIN
I WANNA BOOGIE
WASTIN' TIME
TRANSIENT DREAM
CATFISH
BOOGIE GO GO
ONE MORE TIME
DRIVE ALL NIGHT
SPIKE DRIVER BLUES
I NEED YOUR LOVE

Sweet soul step
iLL attack
Pipe Line

Dance



終演後のBARタイムに、近くにいらした方と
「バンドのフロントマンは、客をキュンキュンさせてナンボ!」と
意気投合して盛り上がったのである。
面白かったわー。



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