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2015年7月7日火曜日

THE GROOVERS "EARLY SUMMER BLUES SHOW 2015"@ROCK JOINT GB

THE GROOVERS
"EARLY SUMMER BLUES SHOW 2015"
7月4日(土)吉祥寺 ROCK JOINT GB
18:15開場/19:00開演
前売 3800円/当日4300円(ドリンク別)※SOLD OUT!!!
※NEW ALBUMの先行販売あり!!!



まず最初に言ってしまうと、この日のライブは最高だった。
ここは「最高」というその字義どおりに受け取っていただきたい。
今まで観たグルーヴァーズのライブの中で(というと、
一体どのくらいライブを観たのかが気になるところだが、
数えてみると30回を超えていた)一番、熱かった。
客観的に「熱かった」というよりも、私自身の主観として
「熱くさせられた」というのが正しい表現かもしれないけど。


6年も待ったニューアルバム発売直前のライブ。
前売チケットはソールドアウト。
これだけでもう、感極まる要素が揃っているではないか。

つまり、3人がステージに出てきて、ドンっと最初の音を
鳴らした瞬間から、涙腺の蛇口は緩みっぱなしだったのだ。

で、『車輪の上』だ。
まだまだ序盤だというのに、敢え無くK.O.された。
なんだろう、この多幸感は。
旅への衝動に駆られる、エイトビートのこの歌が大好きだ。
一彦さんらしからぬ(?)ポジティブで瑞々しいリリックが、
ストレートで若々しいビートにピッタリはまって
先へ先へと転がっていくのが、途轍もなく爽快で。
最初のAメロ
  あなたの神と私の神は
  この空の上 同じ人だろう
のところで、もう決壊。
ライブハウスの天井を見上げて神様を探しながら、
ぼろぼろと涙を流していた。
どこのどの神様か知らないけど、この最高の夜をくれた神様に
感謝したかった。

個人的ナンバー1キラーチューン『ピラニア』も
聴けて嬉しかった。
しかも、ギターはグレッチに持ち替えて!
そりゃ、アガらんワケがない!

中盤、ニューアルバムの曲を立て続けに5曲。
(一彦さん曰く「このように、カッコいい曲が沢山入ってますので
是非お買い求め下さい!」と、実演販売の如く)
既にライブで聴いたことある曲もあったし、
まるっきり初めての、まっさらの新曲もあった。
そのタイトルもわからない、まっさらの新曲で2度目の決壊。

この新曲がまたシンプルなエイトビートなのだが、
その中にグルーヴァーズらしさがじわっと滲んでいるのが
堪らんかったわけだ。
あぁ、最新のグルーヴァーズをリアルタイムで体験してる。
その最新のナンバーを、こんなにもカッコいいと思える私って、
なんて幸せ者なんだろう。
そんな思いが込み上げてきたのだよ。
(ちなみに、この新曲は『空白』でした)

終盤に向けて、ロックンロール!
『殺伐』なんていうレアな曲もあり、
メンバー紹介のテーマソング(?)『スイートハート~』あり、
ギャンギャンに盛り上げておいて、バラード投入。
今夜はやはりニューアルバムから『UNDER THE FOGGY MOON』

イントロ、一彦さんが指で爪弾くところが好きでたまらない。
あの繊細な音色にキュンとする。
  後悔のひとつもしたこのない奴に
  一体何がわかる
失敗だらけの人生をおくっている人間には
とびきり突き刺さる言葉。
私が抱えてる数々の後悔を、たとえ一瞬だけでも肯定し、
昇華してくれる。
解き放たれた思いが、目から溢れてポタポタとこぼれ落ちた。

その後は、またグレッチが2カポで出てきて、キュンとなる。
『最後の煙草~』はラスト・ナンバーと決まっているから。


狂おしきこの世界
SWEET SWEET MELTDOWN
車輪の上
ロザリー
想像病患者の夢
何者
ピラニア
無条件シンパシー
空白
シャクニサワル
PERFECT DAY
EL DIABLO
乱気流ガール
スマイル
殺伐
無敵の日々
SWEETHEART OF MY SOUL
UNDER THE FOGGY MOON
最後の煙草に火を点ける

グッド・モーニング・シャングリラ
ONE FOR THE ROAD

現在地


自分がこれほどグルーヴァーズというバンドを
愛しているということを、この夜、初めて知ったような気がする。
そんなライブだったのだ。

ライブ中、何度も「こんなに大勢、来てくれてありがとう!」と
フロアに向かって感謝を述べてた一彦さん。
すごくいい顔してた。
もちろん、ボブさんも、ヤスチカさんも、
とても満足げにギッシリと埋まったフロアを見ていたし。
そんな彼らの表情が見られただけでも、幸せだなぁと思うのだ。

素敵な夜をありがとうございました。





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