THE TON-UP MOTORS VS フラワーカンパニーズ
7月15日(水) 下北沢CLUB Que
OPEN 18:30 / START 19:00
前売¥3,300 /
いろいろと理不尽な出来事が世の中にはある。
大抵のことは「仕方ないなぁ」と諦めてしまう
根性のない私であっても、これは認められないぞ、というくらいに
酷いことが、この国の中枢で行われている。
そんなニュースのせいで、どうにもやりきれない思いを抱えたまま、
ライブハウスにやってきたのである。
トンアップの演奏陣3人がスタンバって、
「ダイナマイッ!ダイナマイッ!」と、上杉くん呼び込みの
コールを始めたところで、早くも涙目になっていた。
なんて、キラキラしてるんだ!
くすんでた私の心中と対照的な鮮やかさで、彼らのファンキーソウルが
目から、耳から飛び込んできて、嫌なことを全部蹴散らしてくれた。
この世界がどんどんダークサイドへ傾いていったとしても、
彼らみたいなバンドが音を鳴らしてる間は、きっと大丈夫だ。
そう思えた。
巷で流行ってる薄っぺらい応援ソングなんかより、
よっぽど人を勇気づける力を持っているよなぁ。
ほんっと、楽しくて、熱くて、カッコいいライブであった。
おまけに、フラカンの武道館の宣伝もさりげなくしてくれて、
いい後輩くん達なのである。
そして、フラカン。
『星に見離された男』からスタートという
ちょっと変則的だけれど、ワクワクさせられてしまう始まり方。
新曲『消えぞこない』が初披露された。
9月発売のバンド・ヒストリー本と同タイトルの曲。
シンプルで明るい曲調にのせて「きーえーぞーこーない♪」と
歌う圭介の表情も明るかった。
なかなかキャッチーで覚えやすいわ。
本編最後にやった新曲『三十三年寝太郎BOP』(聴くのは2度目)も
パンキッシュな曲だったし、この新曲2曲を聴く限り、
今度のミニアルバムは若返ったようなイキの良いものに
仕上がってるんじゃないだろうか?という気がしている。
だから、すごーーーく、楽しみなのだよ。
中盤、圭介のモズライトが登場。
『大人の子守唄』のイントロから圭介が歌おうとしたところで、ストップ。
「いや、ちょっと…」と、どうもチューニングが狂ってたみたい。
慌ててQ太郎が出てきて、チューニング。
まぁ、そういうこともある。
その『大人の子守唄』~『エンドロール』という流れがねぇ、
重たかった。
たぶん、いろんな意味のこもった選曲だったんだろう。
その思いが伝わってきて、重たかったのだよ。
これは非難とか批判とか、ネガティブな意味ではないからね。
ただ、重い現実を突きつけられたというそれだけのこと。
そういう力のある楽曲なのだということ。
アンコールで、今季初の『最高の夏』
なーなーなななななな~♪と手を振ると、
狭いハコの中なのに、ほんのりと夏フェスの薫りが漂ってきて、
照りつける日差しの中でステージを見てるような錯覚をする瞬間があった。
いよいよ夏本番だなぁ~。
星に見離された男
チェスト
この世は好物だらけだぜ
消えぞこない
夜空の太陽
感じてくれ
ロスタイム
大人の子守唄
エンドロール
煮込んでロック
マイ・スウィート・ソウル
三十三年寝太郎BOP
最高の夏
終わらないツアー
そういえば、Queはビルの耐震工事によりリニューアルオープンしたばかり。
まぁ、中はほとんど変わってないようだったけど・・・。
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