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2011年3月15日火曜日

日常とか非日常とか

本日から出社。

昨日、一昨日と家でずっとテレビを見て過ごしたら、
あまりに想像を絶する場面を繰り返し、繰り返し見たせいで、
精神的にまいってしまった。
昨日までの当たり前の日常がとても遠いものに思えて、
見たこともない残酷な異世界に投げ出されたような気がした。
止めどなく流れてくる涙が、自分のものなのか?
私は何のために泣いているのか?
ここで泣いてるのは誰?
大袈裟かもしれないが、発狂してるんじゃないかと思った。
そういう人、けっこう大勢いると思う。
これは、すべての日本人に共通の心的外傷になることだろう。

そんな非日常から、日常へとシフトする日。
上手く気持ちが切り替えられるか心配だった。

でも。
うちのマンションが断続的に断水になってたり、
計画停電の情報に振り回されたり、
と、まったく元通りの日常はやって来なかった。
精神的には、それですごく助かったかな。
ちょうど、非日常と日常の間みたいなところだったから
なんだか落ち着いて、受け入れられた。

「幸せはいつも転がってる くだない日々に転がってる」
あー、まったくその通り。





それにしても、心配なことが。

こんなときに不謹慎かもしれないけれど、
私は、好きなアーティストたちのことを考えずにはいられないのだ。

続々とライブやイベントの中止がニュースが入ってくる。
まだ、余震の心配のあるうちは、いたしかたないと思う。
でもね。
節電のため、となると、この電力不足はいつまで続くかわからない。
ライブハウスと、そこで演奏するアーティストたちはどうなるのか?
それを生業としている人たちのことが心配なのである。

そりゃ、ライブなんて、電力を著しく消費するし、
被災地のことを考えると、
浮ついたことして不謹慎にみられるかもしれない。
でも、そういう娯楽も人間には必要なのだから、
自粛ムード一色になってしまったら、嫌だ。

ライブハウスがちゃんと営業を続けられることを願います。
音楽を生業としている人たちの立つべき舞台が
奪われないことを願います。

すべての人に“くだらない日々”がやってくることを願います。

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